Monthly Music Reports 8月リリースされる注目のアルバムをピックアップ!!

 


今月から、その月のおすすめのアルバムを特集していきます。取り上げるものからぜひ良盤を探す手がかりとしてみて下さい。洋楽のインディーズレーベルの作品を中心にピックアップします。 

 


8/5 リリース予定の注目作

 

 

Calvin Harris 『Funk Wav Bounces Vol. 2 』(Columbia Records)


 

先週の最大の注目のリリースはスコットランドのエレクトロプロデューサーのカルビン・ハリスでした。リアルサウンドでは前作超えとの高い評価。現在最も勢いが感じられるアーティストで、彼の生み出す爽やかなエレクトロポップスは国内にとどまらず、世界的な注目を集めている。




 

8/12 リリース予定の注目作

 

 

Boris 『Heavy Rocks 』(Relapse)


ジャパニーズヘヴィーロック界の重鎮、ボリス。1992年に結成され、ノイズコアのバンドとして世界的な知名度を擁する、ある一定のジャンルに留まることなく、ストーナー、サイケ、ノイズときわめて多彩なアプローチをこれまでの作品で図って来ている。国内よりもアメリカを中心に海外で評価が高い。2002年と2011年にリリースされたBorisの他の2枚のアルバムと同名です。しかし、この作品は全く新しいものです。リード・シングル "She Is Burning" をリリースされています。

 


Kiwi Jr. 『Chopper』 (Sub Pop)


 

 

Kiwi Jr.は近年のサブ・ポップらしい雰囲気を持つバンドに挙げられるでしょうか。既に先行シングル「Unsparkable Things」「Night Vision」「The Extra Sees The Film」がリリースされています。これらの先行シングルでは、1990年代のUSインディーロックと、モダンなシンセポップを融合させたサウンドが展開されています。サブ・ポップ好きは聴き逃がせないリリースとなります。


 

Pale Waves 「Unwanted』 (Dirty Hit)


 

The 1975、Rina Sawayama等と契約するダーティー・ヒットの注目のインディーロックバンドです。

 

ペール・ウェイヴズは、今年、来日公演を控えています。ゴシック調のアーティスト写真の印象とは裏腹に、シンガロング性の高いキャッチーかつ爽快なアリーナロックが特徴です。現在は、バンドの佇まいから醸し出されるのは高いスター性については言うまでもないでしょう。今後、スターダムに上り詰める気配もあるバンドなので、ぜひチェックしておきたい新作アルバムです。



Sylvan Esso『No Rules Sandy』 (Loma Vista)


シルヴァン・エッソは、ノースカロライナ、ダーラムを拠点とするエレクトロデュオです。歌手のアメリアミースとプロデューサーのニックサンボーンで構成されています。アルバムの先行シングルとして「Your Reality」「Sun Burn」「Don’t Care」がリリースされています。モダンエレクトロ、テクノを歌もののポピュラー・ミュージックと融合させた作風で、これまでの米国のポピュラー・ミュージックとは異なる音楽性を追求する。アルバムの到着が楽しみです。

 

 

 8/19 リリース予定の注目作


Madonna  Finally Enough Love   (Warner)
 

 

6月に16曲入りの『Finally Enough Love』のティーザー映像が公開されたが、今月は待望のフルパッケージが登場します。マドンナが2020年に「Girl Gone Wild」で達成したビルボード・ダンスクラブのナンバーワンヒット50曲を記念したこのコンピレーションには、Honey Dijon、Felix Da Housecat、Bob Sinclairなどのアーティストによるリミックス、未発表の楽曲が収録されています。

 


 

Hot Chip 『Chopper』 (Sub Pop)


近年、サブ・ポップは以前に比べると、多彩なジャンルを要するアーティストとの契約を結ぶように鳴ってきており、その代表格とも称せるのがこのイギリスのロックバンド、Hot Chipです。

 

ドイツのクラフトワークを下地にした摩訶不思議でスペーシーなテクノポップサウンドに軽快なヴォーカルが舞う。そのほかにも、イギリスのFoalsのような軽妙なダンスロックも演奏しており、彼らの楽曲はライブで凄まじいパワーを発揮することでしょう。今後、アリーナ級のバンドに上り詰める可能性も秘めている。既にアルバムのテースターとして「Down」「Eleanor」「Eleanor-Edit」「Freakout/Release」が先行シングルとしてリリースされています。

 

 

Why Bonnie 「90 In November 」(Keeled Scales)


 

 

テキサス州オースティンのWhy Bonnieは、米国の90年代のインディーロックがお好きなリスナーはチェックして貰いたいインディー・ロックバンドです。良質なメロディーセンス、Pavement、Guide By Voicesをはじめとする90年代のUSオルタナティヴ/ローファイを継承し、それらを女性ボーカルに象徴されるスタイリッシュで軽妙な雰囲気で彩っています。楽曲に漂うエモ・スロウコアの内省的で落ち着いた大人びた雰囲気は、他のバンドにはなかなか見出しづらいものです。新作アルバムの先行シングルとして、「Galveston」「90 In November」「Hot Car」「Sailor Mouth」「Nowhere LA」がリリースされています。

 

 

Cass McCombs   Heartmind (Anti-)


インディーロック/フォークアーティストとして米国内で注目されつつあるのが、 キャス・マックームス。フォーク・カントリーを下地にした郷愁を誘う温和なサウンド、70年代のクラシックポップスからの影響も感じさせ、昔の洋楽ポップスを彷彿とさせるような良質な男性ソングライターです。先行シングルとして「Unproud Warrior」「Karaoke」がリリースされています。



 8/26 リリース予定の注目作

 

 

Julia  Jacklin 『Pre Pleasure』(Transgressive Records)

 


 オーストラリア・シドニーを拠点とするジュリア・ジャックリンは、インディーポップ、インディーフォーク、オルタナ・カントリーを楽曲の特徴とし、2013年からSSWとして活動しています。米国のインディーフォークに近いアプローチを感じさせる楽曲に加えて、キュートなキャラクター性を持っている。既に先行シングルとして発表されている「Lydia Wears A Cross」「I Was Neon」「Love Try Not To Go」をみる限りでは佳作以上の出来映えとなるでしょうか。

 

 

Laufey 『Everything I Know About Love』(AWAL)

 


 

Laufey(レイヴェイ)は、スコットランドのフォーク/ケルトの正当な継承者ともいえる十代の天才的なシンガーソングライター。良質なインディーフォークを書くシンガーソングライターで、映画のようにドラマティックな展開力を持つ。ラーフェイの美しい旋律の運びはまるでハープの音色のように滑らかで、さらに、歌声も温かく、心に響くものがあり。伸びやかな歌声と牧歌的な雰囲気のフォークミュージックに加え、初期のビョークを彷彿とさせる繊細なストリングスアレンジを込めた映画のような壮大な物語性を感じさせる楽曲、さらに、その楽曲の良さを存分に引き出すロマンティックなヴォーカルスタイルを擁する。アルバム発売に先駆けて発表されたシングル、「Everything I Know About Love」、「Fragile」、このサイトでもご紹介している「Dear Soulmate」では、このシンガーソングライターの底知れぬ才能が引き出されています。

 

 

Stella Donelly  Flood (Secretly Canadian)

 


 

 

ステラ・ドネリーもジュリア・ジャクリンと同様、オーストラリア国内の注目のアーティストのひとり。2018年にシークレットカナディアンと契約を結び、デビュー・アルバムをリリースした後、着々と知名度を獲得、ファン層を増やしている。ステラ・ドネリーは強いインディーロックの要素に加え、軽妙なベッドルームポップの雰囲気を兼ね備える。次作「Flood」はパンデミックのロックダウンを題材に取り、それらの孤独感と個人的にどのように向き合うかが表現されているとか。新作の先行シングルとして「Lungs」「Flood」「How was Your Day?」 がリリースされています。ジャック・ジョックリンと共に世界的な知名度を獲得する可能性もある。


・さらにエモ・メロディック・パンク好きの方への情報としては、8月26日、Piano Become The Teethの新譜『Drift』がEpitaphから発売されます。こちらもパンクファンとしてはチェックすべし!!

 

 

・この企画は現時点では試験運用です。多分、余裕あるときしかやりませんので、ご了承下さい。

 


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