MJ Lenderman、ライブアルバム『And the Wind (Live and Loose!)』を発表 ANTI-から11月17日にリリース

MJ・レンダーマンは、11月17日にANTI-からリリースされるニュー・ライヴ・アルバム『And the Wind (Live and Loose!)』を発表しました。


このアルバムには、2023年夏にシカゴのリンカーン・ホールとロサンゼルスのロッジ・ルームで行われたライヴの模様が収録。ギタリストのジョン・サミュエルズ、ドラマーのコリン・ミラー、そして水曜日のバンド仲間のザンディ・チェルミスとイーサン・ベヒトールドがそれぞれペダル・スティールとベースで参加している。以下、「You Have Bought Yourself a Boat」の演奏ビデオをご紹介します。


    


MJ・レンダーマンはノースカロライナ州アッシュヴィルで生まれ育ったソングライターだ。歪んだペダル・スティールとギター、聖歌隊員の孤独な高音域を彷彿とさせる声、玄関前の哲学者の鋭い観察眼と考察。曲はローファイなホーム・レコーディングから、アッシュヴィルのドロップ・オブ・サン・スタジオで長年の友人たちと一緒に作った艶やかなものまで、蛇行しながら進んでいくが、レコーディングの環境はあまり重要ではないようだ。

これらは、高級肉屋の前で崩壊する関係から、地元のハリス・ティータでフットボールのスター、ダン・マリーノを目撃したことまで、空港のTシャツ売店を中心に作られたラブソングから、雨の中で錆びついたグリルの倦怠感まで、あらゆる物語を歌っている。そしてそれらは、彼の3枚のソロ・アルバムに見られるようなものに過ぎない。

『MJ Lenderman』(2019年)、『Ghost of Your Guitar Solo』(2021年)、そしてスタジオ・デビュー作『Boat Songs』(2022年)だ。レンダーマンのソングライティングはシンプルで真実味があり、ストーリーは、肩をすくめ、オフザカフのギター・リフが曖昧になり、ペダル・スティールとロックンロールのディストーションが絡み合い、アルト・カントリーの不協和音で最高潮に達するという、のんびりとした気楽な雰囲気で届けられる。MJレンダーマンの曲は、ぼんやりとした記憶の絵葉書のようにも感じられる。金物屋の垂木から聞こえてくる鳥のさえずりや、ボブ・ディランのカヴァーなど、予測不可能な断片やディテールが、結局はひとつの物語を作り上げているのだ。-Anti


今年初め、レンダーマンは「Rudolph」と「Knockin」を発表した。両シングルのライブ演奏は『And the Wind (Live and Loose!)』に収録されている。



M J Lenderman And The Wind「And the Wind (Live and Loose!)」



Label: ANTI-

Release: 2023/11/17


Tracklist:


1. Hangover Game

2. Knockin

3. You Have Bought Yourself a Boat

4. TLC Cagematch

5. Rudolph

6. Toontown

7. Dan Marino

8. Under Control

9. SUV

10. Catholic Priest

11. Gentleman’s Jack

12. Someone Get the Grill Out of the Rain

13. You Are Every Girl to Me

14. Tastes Just Like It Costs

15. Long Black Veil [feat. Styrofoam Winos]