Austra、ニューアルバム『Chin Up Buttecup』を11月14日にリリース

ケイティ・ステルマニス(別名Austra)が、2020年の『HiRUDiN』以来となる初のアルバムを発表した。カナダのエレクトロポップバンドの注目作品。

 

タイトルは『Chin Up Buttercup』で、11月14日にドミノ・レコードよりリリース予定。ステルマニスはキーラン・アダムスと共同プロデュースを手掛け、マドンナの『Ray of Light』に代表されるユーロダンスサウンドからインスピレーションを得ており、その影響は先行シングル「Math Equation」にも響き渡っている。

 

クラシック音楽の訓練を受けた音楽家であり、オペラ愛好家でもあるステルマニスは、これまでに4枚のアルバムを発表し、カナダ・スクリーン賞も受賞している。彼女は長年、悲劇を題材にしたドラマティックなアリアを歌い続けてきた。彼女は、その壊滅的な痛みがどんなものか本当に知らなかった。2020年初頭、長年連れ添ったパートナーが衝撃的な告白をした時、初めて舞台の外でその痛みを経験した。「全く予期せぬことでした…。愛する人がある日突然、幸せじゃないと言って別れを告げ、その後ほぼ二度と会うことはありませんでした」とステルマニスは語る。世界と完全に隔絶した感覚に陥り、何もかもが意味をなさなかったと彼女は打ち明ける。


アルバムのタイトルは、笑顔を貼り付けて前へ進めという社会の圧力への言及だ。ステルマニスと共同プロデューサーのキーラン・アダムスは、ウィリアム・オービットがプロデュースしたマドンナの1998年の画期的なアルバム『Ray of Light』のユーロダンスサウンドからインスピレーションを得て、催眠的なダンスフロアアンセムと、傷ついた心を癒す優雅なメロディを融合させた。

 

ステルマニスは別れの痛みをカタルシス的なGoogleドキュメントに詩的な断片として吐露し、それがアルバムの力強い歌詞の原点となった。その一例が、アルバムの最初の魅力的なシングル「Math Equation」に鮮烈に刻まれている:「君は俺に友達が必要だって言った/だから俺はその友達を見つけた/そしたら君はその友達とヤったんだ」 全曲に貫かれる紛れもないサフィックな混沌。そして「Math Equation」は、キャッチーな反撃と再会への切ない嘆願が等分に混ざり合った楽曲だ。本日公開のミュージックビデオはトレバー・ブラムが監督を務めた。


 

 

「Math Equation」



Austra 『Chin Up Buttercup』

 

Label: Domino 

Release :2025年11月14日

 

 Tracklist:


1. Amnesia

2. Math Equation

3. Siren Song

4. Chin Up Buttercup

5. Fallen Cloud

6. Blindsided

7. Think Twice

8. Look Me in the Eye

9. The Hopefulness of Dawn

10. Good Riddance

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