ニューヨークのシンガーソングライター、Hannah Jadagu  ニューアルバム『Describe』を発表 10月24日にリリース

Photo: Abbie Gobeli

 

ニューヨークのシンガーソングライター、Hannah Jadagu(ハンナ・ジャダグ)がニューアルバム『Describe』をサブポップから10月24日にリリースする。

 

全12曲収録の本作には先行シングル「My Love」に加え、ハイライトとなる「Gimme Time」「Normal Today」「Tell Me That!!!!」、タイトル曲、そして本日新たに公開された軽快なポップソング「Doing Now」が収録されている。

 

『Describe』でハンナ・ジャダグは、距離とは相対的なものだと苦い経験から学ぶ。2023年のデビューアルバム『Aperture』がニューヨーク・タイムズやNPRなどから絶賛を浴びた後、彼女の有望なキャリアはニューヨークで育まれていた恋愛関係から遠ざけてしまった。「愛と感謝を感じつつも、仕事のために離れていることへの罪悪感もあった」と彼女は振り返る。 

 

「ミュージシャンであることは時間を犠牲にすることを意味する——そして私の特徴の一つは、質の高い時間を大切にする人間だということ」。彼女の広がりを見せるセカンドアルバムでは、その分離と向き合い、物理的な距離を超えた繋がりを見出し、その過程で自身の声を強固にしていく姿が描かれている。

 

『Describe』は、繋がりを求めつつも空間を渇望するという緊張感に満ちている。デビュー作同様、その歌詞は生きた経験からしか引き出せない感情的な特異性で胸を締めつける。

 

しかし、その距離感が、ジャダグに新たな音の世界を探求させるきっかけにもなった。「アナログとモダンを融合できるアーティストにすごく惹かれるの」と彼女は語る。夏にカリフォルニアへ移ったことで、新たなコラボレーターと出会い、アナログシンセサイザーやドラムマシンを実験する機会を得た。

 

前作『Aperture』では温かなギターの響きが主軸だったが、その楽器への記憶が自分を縛っていると感じ始めた。 「シンセの前に座り、一つの音をドローンさせながらボーカルを探求できるのは解放感があった」と彼女は語る。 

 

「ギターを弾くよりも、むしろ自由を感じたんです」。共同プロデューサーのソラとアルタデナのスタジオで、またパリ在住のアパーチャー共同プロデューサー兼コラボレーターであるマックス・ベイビーとはリモートで数曲を制作しながら、ジャダグは『Describe』において、デビュー作の歪んだギターメロディからは完全に脱却しつつも、彼女独自のサウンドを確立した

 

コラージュのようなサウンドスケープで、一見シンプルに見えるギターメロディと、曲のキャッチーで自覚的なリフレイン(「Timid, I get so」)を繰り返し歌う彼女の催眠的なボーカルが融合した「Doing Now」は、ハンナのソングライティングにおけるこの刺激的な新たな方向性を示している。 

 

ユーモアあふれる公式ミュージックビデオはサム・ウィルバート監督作品。ハンナが「ル・ハン」役で地元のバスケットボールリーグ試合に登場し、彼女のチームが「ビッグゲーム」で勝利を収める様子が描かれている。

 

 

「Doing Now」


Hannah Jadagu  『Describe』





Label: Sub Pop

Release:  2025年10月24日

 

Tracklist:

1. Describe

2. Gimme Time

3. More

4. D.I.A.A.

5. Perfect

6. My Love

7. Couldn’t Call

8. Tell Me That!!!!

9. Normal Today

10. Doing Now

11. Miracles

12. Bergamont

 

Pre-save: https://music.subpop.com/hannahjadagu_describe 

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