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カナダの双子デュオ、ソフトカルトがニューシングル「Shortest Fuse」を発表した。前作「Heaven」「Haunt You Still」に続く新曲。


昨年、デュオは来日公演を行い、サポートアクトにオークランドのエモシューゲイズバンド、Presentを迎えた。今年に入り、ソフトカルトはソングライティングの側面で劇的な成長を遂げている。そのことは年明けに発表された「 Heaven」を聴けば一目瞭然である。前回のシングルに続く「Shortest Fuse」でも二人は好調を維持している。


「Shortest Fuse」は資本主義社会とそれが低所得世帯に与える影響について批判的な視点を提供している。


ソフトカルトの声明によれば、この曲は資本主義に内在するシステム的な問題を掘り下げ、経済モデルが恵まれぬ人々の負債と貧困の絶え間ないサイクルを永続させていると主張している。双子は、労働市場そのものが過小評価され、一部の人間の手に不釣り合いな富が蓄積されることにつながっていると主張する。利潤の追求に根ざし、しばしば労働者の努力の真価に見合わぬ賃金を支払うことで労働者を搾取していると非難される資本主義は、ソフトカルトによって、特にその支配下にある人々の権利を奪うシステムとして描かれている。これは資本主義が成長する過程では問題にならなかったが、資本主義が極限まで発展した時、システムが持つ利点が失われるということである。それはシステムの崩壊、つまり資本主義の凋落を意味している。


ソフトカルトは、資本主義に内在する利益の不平等な分配について懸念を表明し、このモデルの設計が、人口のごく一部が実質的な報酬を得る、というシナリオを永続させていると主張する。(富の集中の構造はケインズの経済学を参照)彼らは、人口の特定の層を経済的に不利な状態に永久に保つように設計されたシステムの中で、自己満足に陥らないよう強く求めている。


 


「Shortest Fuse」




カナダ/オンタリオのメルセデスとフェニックスのデュオ、Softcult(ソフトカルト)は、スペーシーでドリーミーなインディー・ロックを制作することで知られ、プレスリリースのコメントも箴言に近い内容で注目を集めている。

 

デュオは最新シングル「Heaven」をリリースした。フェニックス・アーン=ホーンがこの曲をプロデュースし、メルセデスがミュージック・ビデオを監督した。プレスリリースでバンドは次のように語っている。

 

「この曲は、誰もがありのままの自分を受け入れられ、経歴やアイデンティティによって社会からの受け止め方が左右されることのない世界、特権や長所が認められ、より強固なコミュニティを築くために共有される世界、多様性、違い、他者性を長所として称賛する社会を描いている」

 

現在、トロントは、モントリオールの華やかなジャズ・シーンとは別に、特異なウェイブが形成されつつあり、Softcult、Living Hour、Bodywash、See Oleenaというように、ドリーム・ポップの一大拠点となりつつある。

 

カナダのアンダーグラウンド・シーンの一角を担うSoftcultは、シューゲイズ、グランジを融合させた個性的なサウンドを作り上げる。デュオはこのところ、立て続けにニューシングルを発表しているが、現時点ではEPやフルレングスの発表には至っていない。今後の動向に注目したい。


 

「Heaven」




カナダ/オンタリオのバンド、 Softcultがニューシングル「Haunt You Still」を発表した。3月にイージー・ライフ・レコードからリリースされた6曲入りEP「See You in the Dark」に続く作品。

 

「これは防衛機制なのかもしれないけれど、私たちは、かつて身近にいた人がいなくなると、その人を悪者にする傾向がありますよね。それは自分を守るための反応的な方法でもあるんだ」

 

「曲は、2人の間で物事が上手くいかない時、悪いのは必ずしも一方ではないことを表している。過去を振り返ってみると、私たちは自分が演じてきた部分や、意図せずに残したかもしれないダメージについて反省しなければ…。その人々が私たちのことを思い出す時、好意的に振り返ってくれるのか、それとも、私たちが登場した人生の一章が辛い思い出になってしまっているのか…」



 

©︎Pearl Cook


カナダのドリーム・ポップ・デュオ、Softcultは、3月24日にEasy Life RecordsからリリースされるニューEP 'See You In The Dark'に先駆け、最新シングル「Dress」を公開しました。

 

「この曲は同意について歌ったもので、"ノー "と言っておきながら、その通りになってしまうということなんだ」

 

「夜、一人で歩いているときに後をつけられたり、友達と夜遊びしようとしているときにバーで追い詰められたりすることについての曲よ。このような体験があった後も、恐怖やトラウマがずっと残るのです。このような経験がいかに無力感を与え、自分自身の見方を変えてしまうかということなんだ」とデュオは語っている。


ニーチェの有名な言葉にインスパイアされた、次のEPについてさらにデュオは次のように語っている。

 

「そして、もし、あなたが深淵を見つめるなら、深淵もまたあなたを見つめるでしょう。夜中に目が覚めて、心が騒ぐような弱い瞬間に、心の奥底に潜む恐怖に直面することを表しているのです。それは、自分の闇と他人の闇を認めるようなもので、「ヘイ、アイ・シー・ユー」という感じです。自分の闇を認めることは重要なんですが、それに甘んじてはいけませんよね。より良い人間になるためにたゆまぬ努力を重ね、ポジティブな変化を遺産として残さなければなりません。たとえ不可能に思えることでも、世界にポジティブな影響を与えるために、できる限りのことをすることが大切だと思います。少なくとも、私たちが努力しなければ、誰がするのでしょう?」



*下記のMVには、センシティブな表現が含まれています。ご視聴の際は十分にご注意下さい。



 



Softcultは、MercedesとPhoenix Arn-Hornの双子の兄弟によるプロジェクト。シューゲイザー、ドリームポップ、パンクなどのグランジテイストを持ち、90年代のオルタナティブな美学への愛とDIY精神を絶やすことがない。


ニューシングルで、Phoenixはプロダクションとエンジニアリングを担当し、Mercedesは、若さ、女性らしさ、世界が崩壊していく中で成長していくことを反映したハードなリリックを提供している。


バンドは今年初めに最新EP『Year of the Snake』を発表し、最新作の「Drain」を含む一連のシングルを発表している。そして本日、新曲「Someone2Me」と、ミュージックビデオを初公開した。


リバーブのかかったギター、夢のようなハーモニー、歪みのあるサウンドに包まれたこの曲は、バンドのレイヤーで刺激的なスタイルを表している。

 

2人は90年代のシューゲイザー全盛期を丹念に再現し、軽やかな絹のようなメロディーと暗く砕けたノイズのレイヤーを混ぜ合わせる。この組み合わせは、バンドにとって常に成功をもたらすもので、特に、より内省的なコア・サウンドと組み合わせたときに、その効果が発揮される。


バンドはこの曲について、次のように説明している。

 

「女性として、私たちはしばしば有害な行動を我慢して、ただそれを払いのけたり、無視したりするように教えられてきたわ。でも、私は無視することに嫌気がさしたんです。ハラスメントは決して許されるものではないし、暴力の脅威があるほど深刻に受け止めるべきものでもない。


この曲は私たちの経験についてだけではありません。怒りとフラストレーションの対処法としてインセルのイデオロギーを取り入れた男性からのハラスメントや虐待に対処しなければならない無数の女性についての歌なんだ」



曲とビデオは以下からチェック。Softcultの新作EP『see you in the dark』はEasy Life Recordsより3月24日発売予定。


 

©Pearl Cook


3月24日にEasy Life RecordsよりニューEP『See You In The Dark』をリリースするカナダ/オンタリオの双子ドリーム・ポップのデュオ、Softcultは、ニューシングル「Drain」を発表しました。


この曲についてリードシンガー、Mercedes Arn Hornは世界全体の支配構造の腐敗について一石を投じており、”権力者たちにとって、持続可能な環境よりも利益を上げることが優先されるのはとても嫌なこと”と語っている。

 

「世界のリーダーや何百万ドルもする企業が、実際の解決策を示すことなく、中身のないパフォーマンス的な「行動」に終始するのを見ると、私のフラストレーションは高まるばかりです」


さらに、「世の中には、10億円を10%減らすのと引き換えに、今すぐ世界の飢餓を終わらせることができる人たちがいるんです」と彼女は続けた。

 

「この死にゆく地球を救うため、気候変動を逆転させ、未来の世代に恐ろしい存在を与えないようにする法案も作られている」

 

「しかし、この肥大化した支配者は、世界を救うため、ほんの僅かな資金を出すくらいなら、一生かかっても使い切れないほどの富を蓄えて死すことを選択するだろう。このビリオネアが、私たちや、私たちの生活の質のことを本当に心配してくれていると思うのは、ただの甘えでしかない。だから、1パーセントの貪欲さのため、彼らの遺産は最終的に我々の絶滅に直結するだろう」


さらに、Mercedes Arn Hornは、ニーチェの有名な言葉にインスパイアされた次のEPについても話している。「もしあなたが深淵を見つめるなら、深淵もまたあなたを見つめる」という箴言について。

 

「夜中に目が覚めて、心が騒ぐような弱い瞬間に、心の奥底に潜む恐怖に直面することを表しているのです。

 

「自分の闇、そして、他人の闇を”Hey, I See You.(ああ、分かってるよ)”と認めているようなものです。自分の闇を認めることは重要ですが、それだけに甘んじてはいけません。より良い人間になるために努力し、ポジティブな変化を遺産として残さなければなりません」

 

「たとえ、不可能に思えることでも、世界にポジティブな影響を与えるために、できる限りのことをすることが大切と思います。少なくとも、私たちが努力しなければ、他の誰がするのでしょう?」

 

Sofcult
 

カナダのSoftcult(Mercedes/ Phoenix)がニューシングル「One Of A Million」で戻ってきました。


「元々、私はフラストレーションの観点から書いていて、自分たちは例外だと考え、その過程で誰を傷つけても自分勝手な行動を繰り返す社会の人々に対する私の気持ちを表現していました」とMercedesは説明している。


「しかし、この曲について考え、書けば書くほど、私たちが人間としていかに似ているかを受け入れることは、重要なことではないにしても、慰めになる感情であることに気づいた。

 

私たちが互いに関わり合い、共通点を認めれば認めるほど、互いへの共感と思いやりが生まれる。私たちが分断されればされるほど、これらの問題は解決されるどころか、長引くことになる。私たちの多様性と独自性を祝うだけでなく、非常に基本的なレベルでは、私たちは皆、異なるよりも同じであることを思い出すことが重要なのです」



「One Of A Million」