ギリシャ・アテネの作曲家 「炎のランナー」の作曲を手掛けたことで知られるVangelis 79歳で死去

 

Vangelis

アメリカの名アクション映画「炎のランナー」「ブレイドランナー」のサウンドトラックの作曲者として知られるギリシャの作曲家、ヴァンゲリスが昨日に亡くなりました。

 

代理のスポークスマンは、ヴァンゲリスが近年、難病の治療を受けていたことを明らかにし、 さらに、フランスの病院で79歳で死去したことをザ・ガーディアンに対して知らせました。


ギリシャの海岸沿いの町、アグリアで生まれたヴァンゲリスはアテネで育ち、4歳で音楽の学習を始めました。両親は、彼の才能にいち早く気がついた後、彼にレッスンを習わせはじめましたが、彼は早い時代にレッスンを拒絶しています。ヴァンゲリスは学問的な音楽プログラムは創造性を阻害すると信じていました。


1963年、二十歳で彼はロックバンドForminxを結成、彼の最初の映画「My Borther,The Traffic Policeman」の音楽を手掛けています。その後、ヴァンゲリスは、1960年代を通じてギリシャ映画の音楽を数多く担当するようになります。その後、ギリシャ国内の軍事クーデターから逃れるために母国を離れ、1968年にパリに移住。他のギリシャ人の駐在員と共に”アフロディテ・チャイルド”と呼ばれる新たなバンドを率いました。

 

彼らはすぐに「Rain And Tears」で成功を収め、1961年に「666」なるプロジェクトに取り組んでいる間、解散するまでに旧約聖書の黙示録にインスパイアされた二枚組アルバムを残しています。

 

アフロディテ・チャイルドの解散後、ヴァルゲリスはソロアルバムのリリースを開始、同時に映画のスコアリングを続け、伝説的なプログレッシブ・ロックバンドのYESのキーボードプレイヤーとしてリック・ウェイクマンの代役として加入以来を受けるものの、この要請を拒否しました。

 

1974年にフランス・パリからイギリス・ロンドンに移住し、彼は独自のスタジオを設立し、RCAと署名を交わし、ソロアーティストとして一連の伝説的な電子音楽を発表しています。その間も、映画音楽のスコアリングを続行し、イエスのボーカリストであるジョン・アンダーソンとともにジョン・アンド・ヴァンゲリスという名でパートナーシップを結んでいます。彼の音楽は、1980年にカールセーガンの影響力のあるTVシリーズ「Cosmos:A Personal Voyage」で使用されている。同年、ヴァンゲリスは、自分に関係する「謙虚な人々」に感謝をし、敬意を表するというアイディアを好み、低予算の「Chariots Of Fire」を獲得することに同意をしました。

 

ヴァルゲリスの代表作である「炎のランナー」のスコアは、ピアノを積極的にサウンドトラックに取り入れ、この映画に良い効果をもたらしました。オスカーを受賞したことでも知られるこのヒットシングルは、1984年のオリンピックで使用されました。


その後、ヴェンゲリスは、リドリー・スコットと協力し、1982年のもうひとつの代表作「ブレードランナー」のスコアを作成しています。これは「炎のランナー」よりもシンセサイザーを積極的に取り入れたSFアクション映画を象徴するような楽曲でした。


ヴェンゲリスは生前、「映画音楽の工場」のような役割を果たすことは拒絶していたものの、積極的にレコードを生み出し、演劇やスポーツイベントのために多くの作曲を手掛け、世界の音楽シーン全体に新鮮な息吹を与え、大きな貢献を果たしています。他の主要なヴァンゲリスの音楽作品には、「Missing」「Antarctica」「The Bounty」「Consequence Paradise」等が挙げられます。