The Antlers、ニューアルバム『Blight』を発表   Transgressiveから10月10日にリリース

ピーター・シルバーマンのレコーディング・プロジェクトであり最愛のバンドであるThe Antlersが、待望のニューアルバム『Blight』を10月10日(金)にTransgressive Recordsよりリリースすることを発表した。 


ザ・アントラーズの4年以上ぶりとなるスタジオ・ニューアルバム『Blight』から最初のリードシングル「Carnage」が初公開された。


依然としてIDMのエレクトロニカの要素は多分に感じさせるが、2009年の代表作 『Hospice』のようなロック的な音楽性から距離を置き、よりソングライター色を押し出した渋いテイストのバラードソングだ。


シンガーソングライター兼ギタリスト兼プロデューサーのピーター・シルバーマンの轟音テレキャスターが、長年のコラボレーターであるマイケル・ラーナーの不協和音のようなドラミングに群がり、バンドが長い間ライヴで生み出してきたエネルギーをテープに収めることはなかった。 


「”Carnage”は、私たちがめったに認めないような暴力について歌った曲だ。何の罪もない生き物が、彼らの世界と私たちの世界が衝突するとき、破壊の道に巻き込まれる」 


2021年の素朴でフォーク調の『Green to Gold』に続く『Blight』は、簡単な答えを提示することなく、多くの問いを投げかけている。 


アントラーズの創設者であり、主要なソングライターであるシルバーマンは、9曲の新曲の中で、私たちの受動的な破壊傾向(無頓着な汚染、無自覚な浪費、自然界のうっかりした荒廃)を見つめ直している。 


しかし、その重いテーマにもかかわらず、『Blight』は決して退屈な作品ではない。 冒険的なアレンジと持続的な勢いにより、このアルバムはむしろ玉虫色のオデッセイのように演奏される。  


アルバムは数年かけてレコーディングされ、その大部分はニューヨーク州北部にあるシルバーマンの自宅スタジオで制作された。 「このアルバムの大部分は、この広大な畑を歩きながら構想された。廃墟の惑星をさまよっているような気分だった」


そしてある意味、『Blight』はSFのようでもあり、近未来から届けられたかのようでもある。 このアルバムは、綿密な世界構築の作品であり、耳の保養と驚くようなスタイルの変化で溢れている。 


指弾きのギター、催眠術のようなオルガンのスタブ、軽快なピアノのメロディーなど、多くの曲がまばらな要素から始まるが、その土台に縛られ続けることはほとんどない。 曲の途中で穏やかなバラードからドキドキするようなエレクトロニカへと変化し、最後にはまったく別の地点に着地する。   

 


「Carnage」   

 

 

 

The Antlers 『Blight』 

Label:Transgressive

Release: 2025年10月10日

 

Tracklist:

 

1.Consider the Source 

2.Pour 

3.Carnage 

4.Blight 

5.Something in the Air 

6.Deactivate 

7.Calamity 

8.A Great Flood 

9.They Lost All of Us 

 

Pre-save: https://transgressive.lnk.to/blight 

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