J-POP Trends : 7月にリリースされた邦楽の新作をピックアップ  蓮沼執太、カジヒデキ、鈴木真海子、U-Zhaanの新作が発売




レーベル提供のリリース情報を基にして7月の邦楽の作品を以下にピックアップし、ご紹介致します。先月は、''NHKワークス''の一貫として発売された蓮沼執太の芸術と音楽の融合作品「Ⅰ (Neo-Japonism Immersive Theater Original Sound Track)」を筆頭に注目すべき音源が複数リリースされました。夏らしいテーマを選んだカジヒデキの四曲入りのEP「Start A Summer」も発売。他にも豪華ゲストが参加したU-Zhaanの新作アルバムも発売。下記よりお好みの音楽をお探し下さい。

 


蓮沼執太 「Ⅰ (Neo-Japonism Immersive Theater Original Sound Track)」



 
NHKが放送100年を機に立ち上げた「新ジャポニズム」プロジェクトと東京国立博物館のスペシャルプロジェクトとして、2025年3月25日より8月3日まで東京国立博物館で開催されている「イマーシブシアター 新ジャポニズム~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」のために、蓮沼執太が制作したサウンドトラックがリリース。全8曲で構成されるこのサウンドトラックでは、蓮沼執太が得意とするミニマルテクノを中心とし、展示空間のような音響体験をすることが可能。


イマーシブシアターは、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の蔦屋重三郎役である横浜流星ナビゲーターをつとめ、はるか1万年以上前から、日本の風土の中で、独自の美意識が受け継がれてきた。縄文土器、はにわ、絵巻、鎧兜、浮世絵、世界で人気のアニメまで、NHKの高精細映像と技術で結集した、没入体験型展覧会。


東京国立博物館が所蔵する国宝や重要文化財を中心に織りなす日本文化のタイムトラベルを大迫力の映像と立体音響で展開している。(詳細はSPACE SHOWER公式サイトを参照)
 
 
 
「NIJIT Opening」
 
 
 
▪ストリーミング: https://ssm.lnk.to/I_neojaponism



阿部海太郎 「Music Portrait of Takashi Minamoto(グレースの履歴)」- Soundtrack




劇伴音楽を中心に活躍する作曲家/阿部海太郎。前作のシングルではグレゴリオ聖歌や教会旋法を取り入れたコラールをリリースしたが、このシリーズ曲は今後9ヶ月に及び連続する予定。第二弾シングル「グレースの履歴」は、2023年に放映されたドラマのための劇伴音楽集となっている。


「グレースの履歴」は亡くなった妻の愛車「グレース」のカーナビにのこされていた彼女の旅の履歴をたどる男と、各地で出会う人々それぞれの再生を描くロードムービー。エンディング曲『ハートビート』の作詞とヴォーカルは武田カオリ。エレキギターとドラムのセッションによるサウンドが日本の原風景を巡る名車の疾走感を掻き立てる。(出演:滝藤賢一、尾野真千子、広末涼子、伊藤英明、柄本佑、林遣都、丘みつ子、石橋蓮司、宇崎竜童 ほか/2023)   全15曲。

 
 
「Heartbeat」 
 



▪ストリーミング: https://ssm.lnk.to/TracesofGrace




Icchie 「Ask Me Now」



DETERMINATIONS、BUSH OF GHOSTSでの活動を経て、現在は、YOSSY LITTLE NOISE WEAVERとして活動するicchie。 


ニューシングル「Ask Me Now」は、ジャズピアニスト、Thelonious Monk(セロニアス・モンク)作曲のカヴァー。この曲は、のちにジャズシンガー、Jon Hendricks(ジョン・ヘンドリックス)が詩をつけた。YOSSYのコーラスを除くトラック全編をicchieが一人で制作した。ジャマイカ音楽、ダブ、テクノなどからの影響が強かった前2作ともYOSSY LITTLE NOISE WEAVERとも異なるエクスペリメンタルな風合いを持ちながらもどこか温かいユニークな作品となっている。

 
 
 「Ask Me Now」
 
 
 
 
ストリーミング: https://ssm.lnk.to/icchie_askmenow 
 




カジヒデキ 「Start A Summer」 -EP



 
カジヒデキ「START A SUMMER」2025.07.23 リリース 来る2026年はカジヒデキのソロデビュー30周年の記念イヤー。それに向けてのキック・オフ作品として、カジをデビュー時から支えてきたニールとイライザの二人(堀江博久&松田 "chabe "岳二)と『夏』『ヴァカンス』をテーマに作り上げたご機嫌なサマーが完成した。


カジヒデキのソロデビュー30周年の記念イヤーに向けてのキック・オフ作品として、カジをデビュー時から支えてきたNEIL AND IRAIZAの二人(堀江博久&松田“CHABE”岳二)と『夏』『ヴァカンス』をテーマに作り上げたご機嫌なサマーEPが完成。ゲスト・ギタリストとしておとぎ話の牛尾健太、コーラスには前作にも参加したミサトとアマイワナが加わり、彩りを添えた。

 

「Start A Summer」 




ストリーミング: https://ssm.lnk.to/startasummer
 
 
 
鈴木真海子 「雨と」



2014年に女性2人組ラップユニットchelmicoとして活動をスタート。2017年より神奈川県を拠点とする「ご近所録音チーム」ことピスタチオスタジオに所属、アーティストとしても多彩な活動をしている鈴木真海、作編曲家・ryo高橋との共作による新作シングル「雨と」をリリースする。通常盤と初回限定盤で発売。本作は2025年7月から放送されるtvアニメ『雨と君と』opテーマに決定した。


タイトル曲「雨と」、同曲を軽やかなアレンジで再構築したカップリング「雨と(versão de bolso)」の全2曲が収録。会話するように展開するパルチード・アウトのリズムと、詩的な歌詞が織りなす作品が特徴の本作では、古川麦のギターが軽快にリードし、サンバージャズの風合いが漂う中、鈴木真海子の新たな一面を見いだせる。
 
 
「雨と」 



U-Zhaan 『Tabla Dhi, Tabla Dha』-New Album



前作『タブラロックマウンテン』から約11年ぶりに、ニューアルバム『Tabla Dhi, Tabla Dha』を2025年7月23日にリリース。


川越出身の伝説的なタブラ奏者U-Zhaanのニューアルバムは、ラップ、J-POP、民族音楽を交えた作品集。ファンからも好評価です。インドの本格的な伝統音楽ラーガを楽しめるアルバムとなっています。


鎮座DOPENESS、小山圭吾、青葉市子、ハナレグミ、原口沙輔、ベンガル人ラッパー、シジー、そしてインドのタールシール奏者プルバヤン・チャタルジーと一曲ずつコラボレーション。坂本龍一とのコラボ曲「Tibetan Dance(チベット舞踊)」は葛西敏彦による新ミックスで収録。
 
 
 
「Tibetan Dance (feat. 坂本龍一) (Cover)」

0 comments:

コメントを投稿