2015年、ウィドウスピークは、三作目のスタジオ・アルバム「All Yours」をリリースした。このアルバムには「Stoned」というドリームポップのアンセムソングが収録されている。また、その後、四作目のアルバム「Expect The Best」を2017年にリリース。この作品は、モリー・ハミルトンがワシントン州のタコマに戻り、ソングライティングを手掛けた彼らの始まりへの回帰をしめす作品であり、ニューヨーク州ニューヴァルツのMarcata Recordingで録音が行われた。
さて、今週の一枚として紹介させていただくのは、昨日、3月11日に、Captured Trackからリリースされたウィドウスピークの通算6作目のスタジオ・アルバム「The Jacket」です。既に、先行シングルとして、「Everything Is Simple」「While You Wait」 「The Jacket」という三作品が先々月からファンの前にお目見えしていましたが、遂に、昨日、フルアルバムがリリース、ストリーミング配信、CD、及びLP盤の発売も合わせて解禁となりました。
先行シングル「Everything Is Simple」がデジタル配信、MVが公開された時点から、この6作目のウィドウスピークのアルバムがバンドにとって記念碑的な作品、また、最高傑作になることを確信していましたが、いざ、昨日に届いた新作を聴いてみると、期待以上の素晴らしい完成度を持つ作品です。これまで、2010年から十年にわたるキャリアを持つウィドウスピークの、バンド、デュオとしてのキャリアの集大成をなすような作品が生み出されました。さらに、このアルバムは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからのインディーローファイの系譜が引き継がれて、それが現代のバンドとして大きな結実を果たした作品とも言えるでしょう。
スコットランドのインディーロックバンド、ベル・アンド・セバスチャンは、今年の5月6日にMatadorから最新作となるスタジオアルバム「A Bit of Previous」のリリースを控えていますが、今回、早くも二作目の先行シングル「If They're Shooting At You」をミュージックビデオとして公開しました
「If They're Shooting At You」は、ウクライナの人々のために捧げられた楽曲であり、曲の売上の収益はすべて赤十字社に寄付されるようです。また、このシングル曲は、ウクライナのロシアに対する侵略を題材にとったフォトグラファーから提供された写真がMVの中に登場します。
米・イリノイ州シカゴを拠点に活動する三人組のインディー・ロックバンド、ホースガールは、昨年4月にMatadorとの契約に署名し、前年度のピッチフォーク・フェスティバル・シカゴにも出演を果たした最注目のバンドです。今回、ホースガールは、Matador Recordsを通じ、デビュー・アルバム「Version of modern Performance」を6月3日にリリースすると発表致しました。
ホースガールの記念すべきデビュー・アルバム「Version of Modern Performance」は、シカゴの有名なスタジオ、エレクトリックオーディオでジョン・アニエロをエンジニアとして招いてレコーディング制作が行われ、6月3日にMatadorからリリースされる予定です。この発表に伴い、ホースガールは、先行シングル「Anti-glory」を昨日に公開し、同時にMVも公開されています。今回のシングル作のミュージックビデオ制作を手掛けているのはErin Vassi;opoulousです。
「Dropout Boogie」のリリースは、ザ・ブラック・キーズのデビューアルバム「The Big Come Up」の発表から20周年の前日に予定されている。この新作「Dropout Boogie」は彼らの故郷であるオハイオ州の地下室でレコーディングが行われ、余分を削ぎ落としたソリッドでシンプルなブルース・ロックを制作するという彼らのルーツに立ち返ろうと試みた作品である。