現在、東京、渋谷のスクランブル交差点にて、とんでもないイベントが行われていることを御報告しおきたい。何と、驚愕すべきことに、NEO SHIBUYA TVが主催するイベント「Myth」の一貫として、日本のノイズシーンの帝王・Merzbowの秋田昌美の映像が複数のヴィジョンで放映されている。

 

Merzbow 秋田昌美

 

今回のイベントの主旨は、渋谷の街に点在する8つのヴィジョンとミヤシタパーク渋谷横町にある85機のスクリーンにて、国内外の先鋭的なデジタルアート、ストリートカルチャーを放映するプロジェクトである。

 

NEO SHIBUYA TVが企画する「Myth」の映像は冒険心と挑戦心に溢れ、きっと多くの人の目を釘付けにすることだろう。  

 


 

 

 

 

 

 

今回、スクランブル交差点のヴィジョンで、約2週間にわたって放映されるのは、Merzbowの曲が流れる中、秋田昌美が鳥へと姿を変え、そして、更に、無数の鳥となり羽ばたくという内容の映像である。この映像制作を手掛けたのは、KEZZADRIX。イベントは、3月7日から20日まで行われる。

 

また、この放映を記念したMerzbow×NEO SHIBUYA TVコラボTシャツ二種類が抽選で各三名にプレゼント中。フロントがメルツバウのロゴのみのデザインTシャツのバックに刷られたメルツバウのロゴは、蓄光加工がなされ、暗闇で光るタイプとなっている。

 




この抽選キャンペーンの参加方法はいくつかの手順を踏まえる必要がある。NEO SHIBUYA TVのインスタグラムのアカウントをフォローし、Merzbowの投稿をリポスト。もうひとつは、渋谷街頭ビジョンにて放映されているMerzbowの映像を撮影した後、NEO SHIBUYA TVをタグ付けして投稿を行う。

 

このいずれかの中から抽選が行われ、キャンペーンの当選者のみに、DMでお知らせが送付されるとのこと。何ともメルツバウのファンにとってはたまらない企画ですね。

 

 

・NEO SHIBUYA TV


https://www.instagram.com/neoshibuyatv/

 

オーストラリアのサイケデリックロックバンド、King Gizzard&The Lizard Wizardは、彼らの自主レーベル「KGLW」から3月22日にキャリア初となる二枚組アルバム「Omnium Gatherum」をリリースすると発表しています。




 

新作アルバムのタイトル「Omnium Gatherum」は、ラテン語で、雑多な人びとや物のコレクションを意味するという。今回のアルバムのレコーディングは、オーストラリアのメルボルンでロックダウンが敷かれた最中に行われたとのこと。彼らの代名詞とも言えるサイケデリック風味あふれるサウンド、プログレ、スラッシュメタルといった要素が込められた16曲が収録される。

 

フロントマンのスチュ・マッケンジーはプレスリリースにおいて以下のように新作アルバムについて述べています。

 

「今回のレコーディングセッションは、バンドとしてきわめて重要なものであると思いました」と、マッケンジーは続ける。「非常に長い期間、メルボルンでロックダウンが施行された後、六人のバンドメンバーがスタジオに揃ったのは、これが初めてでした。これまでバンドとしてリリースした中で、最長のスタジオレコーディング作品に取り組んだこともあって、私達にとって重要な意義を持つ作品です。

 

また、もうひとつ、この作品がバンドにとって分岐点ともいえる意味を持つ理由は、それは(私が思うに)、私たちの以前までのソングライティングやレコーディングのおける手法が、今回の作品以前と、その以後では全く異なる可能性が高いからです。

 

少なくとも、私たちにとって、二枚組アルバム「Omnium Gatherum」は、バンドとしての分岐点、または、試金石にもなる、と考えてます。つまり、King Gizzard&The Lizard Wizardは、「ジャムをするための期間ーーバンドサウンドを煮詰めるための期間」に入ったと考えても差し支えないかもしれません、しかし、このことは私達にとってかなり快くもありますよ」

 

 

また新作アルバムの先行シングルとなる「The Dripping Tap」が3月9日に公開されています。

 

 

 

 

 

 

・ King Gizzard&The Lizard Wizard  「Omnium Gatherum」 KGLW    Release Date:3/22   2022






 ・「Omnium Gatherum」リリース情報の詳細につきましてはKing Gizzard&The Lizard Wizardを御覧ください。

 

https://kinggizzardandthelizardwizard.com/ 

 

 

 

英・ロンドンを拠点に活動するフローレンス・ウォルチ率いるFlorence+the Machineは、2018年に前作「High As Hope」に続く新作アルバム「Dance Fever」をリリースすると発表しました。

新作アルバムは、ユニヴァーサルミュージック/ポリドール・レコードから今年の5月13日に発売される予定です。





ニュージャージ州のインディーポップ・アクト、ブリーチャーズ(ジャック・アントノフ)、及び、ジャズドラマーのグラス・アニマルズのデイブ・ベイリーがプロデュースを手掛けた異色のコラボレートが行われた作品は、ベルギーの画家ブリューゲルの作品にも描かれている「コレオマニア」に主眼が置かれており、ロックダウン後の生命の解放について表現された作品のようです。

 

フロントマンのフローレンス・ウェルチは、今回の新作アルバムについて、「14曲のお伽噺」と説明しており、従来のようにポップス、フォーク、ソウルを交えてどのような幻想的な物語が描かれるのか楽しみにしたいところです。また、今回、アルバムリリースの発表に合わせて、フローレンス・アンド・ザ・マシーンは、先行シングルとなる「My Love」のMVを公開しています。こちらも注目のシングルとなります。

 

 

 

 

 

 

Florence+the Machine 「Dance Fever」 



LABEL: Universal Music/Polydor  

 

Release Date: 2022年5月13日



Tracklisting


1.KIng
2.Free
3.Choreomania
4.Back In Town
5.Girl Against Boys
6.Dream Girl Evil
7.Prayer Factory
8.Cassandra
9.Heaven Is Here
10.Daffodil
11.My Love
12.Restraint
13.The Bomb
14.Morning Elvis
 


・Amazon LINK
 




Widowspeak

 

ウィドウスピークは、アメリカ合衆国、ニューヨーク市ブルックリンを拠点に活動するインディーロックバンド。これまでのスタジオ・アルバムをすべて同市のインディーズレーベルであるCaptured Tracksからリリースしており、謂わばレーベルの看板アーティストともいうべき存在である。


バンドは、ギタリスト兼ボーカリストのモリー・ハミルトン、そしてギタリストのロバート・アール・トーマスで構成されている。基本的にはデュオとして活動しているが、レコーディング、ライブ時にはサポートとして、ウィリー・ミューズ(ベース)、ジェームス・ジャノ(ドラム)が参加してバンド体制となる。

 

2010年、ウィドウスピークは、ニューヨーク・ブルックリンで、タコマ・ワシントン出身のモリー・ハミルトン、友人のマイケル・スタジアックによって結成された。彼らは、10代の頃から顔見知りだった。その後、二人は、ギタリストのロバート・アール・トーマスと出会い、一緒に練習を始める。


2011年にデビュー作「Widowspeak」をブルックリンに本拠を置くレーベル「Captured Track」からリリースし、インディー・ロックバンドとして高い評価を得た。

 

シングル「Hash Realm」は、TVシリーズ「アメリカンホラーストーリー」のエピソードとして紹介された。2012年、バンドはその後のツアーのため、Pamela Garabano-Coolboughをバンドメンバーとして採用する。

 

 ファースト・アルバムのリリースツアーを行った後、 最初のメンバーであったスタジアック、ガラバノ・クールバーグが脱退する。


2012年の初め、二枚目のフルアルバム「Almanac」の制作を開始する。この作品のレコーディングエンジニアは、プロデューサーのケビン・マクマホンが抜擢されている。また、ウィドウスピークは同年のオア割に、ハドソンリバーバレーの100年前の納屋で録音を行い、2013年1月にこの作品をリリースした。

 

2015年、ウィドウスピークは、三作目のスタジオ・アルバム「All Yours」をリリースした。このアルバムには「Stoned」というドリームポップのアンセムソングが収録されている。また、その後、四作目のアルバム「Expect The Best」を2017年にリリース。この作品は、モリー・ハミルトンがワシントン州のタコマに戻り、ソングライティングを手掛けた彼らの始まりへの回帰をしめす作品であり、ニューヨーク州ニューヴァルツのMarcata Recordingで録音が行われた。

 

その後、ウィドウスピークは2020年に五作目となるスタジオ・アルバム「Plum」を制作した。デビュー当時から一貫してキャプチャードトラックスからのリリースを行っており、派手さこそないものの、秀逸なポップセンスを持った良質なインディーロックバンドとして活動を続けている。

 

 

 

「The Jacket」 Captured Tracks   Release Date: 3/11 2022

  




Tracklisting

 

1.While You Wait

2.Everything Is Simple

3.Salt

4.True Blue

5.The Jacket

6.Unwind

7.The Drive

8.Slow Dance

9.Forget It

10.Sleeper



さて、今週の一枚として紹介させていただくのは、昨日、3月11日に、Captured Trackからリリースされたウィドウスピークの通算6作目のスタジオ・アルバム「The Jacket」です。既に、先行シングルとして、「Everything Is Simple」「While You Wait」 「The Jacket」という三作品が先々月からファンの前にお目見えしていましたが、遂に、昨日、フルアルバムがリリース、ストリーミング配信、CD、及びLP盤の発売も合わせて解禁となりました。

 

先行シングル「Everything Is Simple」がデジタル配信、MVが公開された時点から、この6作目のウィドウスピークのアルバムがバンドにとって記念碑的な作品、また、最高傑作になることを確信していましたが、いざ、昨日に届いた新作を聴いてみると、期待以上の素晴らしい完成度を持つ作品です。これまで、2010年から十年にわたるキャリアを持つウィドウスピークの、バンド、デュオとしてのキャリアの集大成をなすような作品が生み出されました。さらに、このアルバムは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからのインディーローファイの系譜が引き継がれて、それが現代のバンドとして大きな結実を果たした作品とも言えるでしょう。

 

「The Jacket」は、Homer Steinweiss(Sharon Jone&the Dap-Kings,El Michels Affair),Robert Earl Thomasの両者による共同プロデュース作品で、ミキシングはChris Coady(Beach House,Yeah Yeah Yeahs)が担当しています。表面的には、モリー・ハミルトンのアンニュイでキュートなキャラクターが前面に押し出されているものの、アルバム作品の全体的な世界観を巧みにコントロールするのは、ギタリストのロバート・アール・トーマスで、ウェスタンミュージックの影響を感じさせるワイルドな雰囲気が作品全体に妖しげに揺曳しています。

 

この要素が、モリー・ハミルトンのアンニュイなボーカルと絶妙に合わさることにより、ローファイかつ甘美な雰囲気が作品全体にほのかに漂い、聞き手を魅了させもし陶然とした境地へと導くことでしょう。ローファイ感あふれる芳醇な時間の流れは、現実の時間そのものを忘れさせる世界観を持っています。また、おわかりの通り、ウィドウスピークの最新作「The Jacket」は、表向きには音楽という形態を取りつつ、ときに、映画的でもあり、また、ときに、物語然としたコンセプト作にも近いサウンドの印象を併せ持っています。これは確かに、前作の「Plum」までのアルバムには感じられなかった要素で、十年の間、バンドとして熟成されてきた才覚の芽のようなものが、遂に、通算六作目のアルバムにおいて花開いた瞬間と形容出来るでしょう。

 

サウンド面では、The Jacketはバンドが普段どおりベストな状態であると言えます。このアルバムは、深く呼吸しており、開放的で豊かな瞬間、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのようなラフで直接的なアプローチが行われています。レイヤーを重ねたギター、埃っぽいパーカッション、アンブリングなベースラインで構成され、穏やかで漂うようなバラードが、ジャムの間でダイナミックかつシームレスに変化を果たす。


気まぐれなフルート、コーラス・テクスチャー、オルガンも聴くことが出来る。アール・トーマスのギタープレイは、これまでと同様、叙情的で感情的であり、他方、ハミルトンのボーカルは、程よく力が抜けています。さらに、シームレスなダイナミックさは、クリス・コーディーのミックスによって増幅されていきます。バンドは、Yo La Tengo,Neil Young,Cowboy Junkies,Cat Power,Richar&Linda Thompson,など、彼ら二人が長年にわたって影響を受け続けているアーティストを今なお「ジャケット」として華麗に袖に纏っているのです。

 

スロウコア、ドリーム・ポップ、パシフィック・ノースウェスト、インディー・ロック、アウトロー・カントリー、実に多種多様な要素を巧みに取り入れ、60年代と90年代を融合させた美的感覚を生み出しているのが非常に見事。さらに、興味深い事に、独自の言語で多層的な物語をより良く伝えるための道具として、独自の美的なフィードバックループを駆使しています。このアルバムの音楽のノスタルジー性は、古い自己、見いだされた自己、本当の自分を振り返る歌詞に新たな意味をもたらしています。

 

「The Jacket」は、現代的な快適さを持つレコードであり、集団としての一時停止のような奇異な感覚をもたらすバンドとしての心安さが浸透した傑作です。ギター・ロック、ソングライターのレコードでありながら、聴き馴染みのある構成がなされており、何かしら新鮮味を感じさせる良盤です。

 

 

Featured Track  「The Drive」 

 

 

 


 



スコットランドのインディーロックバンド、ベル・アンド・セバスチャンは、今年の5月6日にMatadorから最新作となるスタジオアルバム「A Bit of Previous」のリリースを控えていますが、今回、早くも二作目の先行シングル「If They're Shooting At You」をミュージックビデオとして公開しました

 

「If They're Shooting At You」は、ウクライナの人々のために捧げられた楽曲であり、曲の売上の収益はすべて赤十字社に寄付されるようです。また、このシングル曲は、ウクライナのロシアに対する侵略を題材にとったフォトグラファーから提供された写真がMVの中に登場します。


今回の、ベル・アンド・セバスチャンのシングルのリリースに際しての募金活動は、英国政府が新たに設立した災害緊急委員会との共同アピールの一貫として、Bandcampを通じて来週の3月18日までこのキャンペーンは行われる予定です。

 

 

ストリーミングやデジタル配信、権利のロイヤリティなど、この楽曲の販売におけるアーティストの売上金はすべて赤十字社に寄付されます。

 

フロントマンであるスチュアート・マードックは、 プレスリリースにおいて以下のように述べています。

 

「ウクライナの状況が最初に起こりはじめた時、そしておそらく「私達」も同じになることは決してないことが明らかになりました。バンドは、私達の新しいアルバムのために曲を展開しはじめたばかりです。そして、すべて正直に言うと、少しばかりバカげているとすら思えました。

 

「If They're Shooting At You」という曲について、これは、失われ、壊れ、暴力の脅威にさらされているというニュアンスが込められています。

  

私達はウクライナの人々と連帯し、彼らの痛みと苦しみを出来る限り早く食い止められるように願っています。


私達は、ウクライナの様々な写真家と連絡を取り、彼らの写真を音楽に取り入れることを今回試みました。この楽曲を制作するにあたり、私達は希望に満ちた反抗的な側面を示し、そこにいる人々の窮状に気づきをもたらすことを目指しています。

 

また、私達は、政治的、文化的、実践的、精神的にウクライナのためにバックアップできるあらゆることを考えています。 それは最終的に、力を合わせて取り組む必要があります。私達は共に、ウクライナがこの独裁政治を打ち負かすのを手助けするために必要なことをせねばらならないと考えています。


是非、災害緊急委員会、赤十字、またウクライナ危機に関わる他の人道的な支援団体に寄付を検討してみて下さい」

 

 

今回、「Unnecessary Drama」に続く二作目の先行シングル「If They're Shooting At You」には、

 

Vadim Ghirda

Andrea Alexandru

Mikhail Palinchak

Chest Max,Ugurcan

Ozmen,Olenka Sergienko

Max Vakhtbovych

 

といった写真家たちの作品が取り入れられており、Marisa Privitera Murdochが映像編集を手掛けています。ベル・アンド・セバスチャン、ショーン・エヴェレット、ブライアン・マクニールの共同制作が行われた作品です。





米・イリノイ州シカゴを拠点に活動する三人組のインディー・ロックバンド、ホースガールは、昨年4月にMatadorとの契約に署名し、前年度のピッチフォーク・フェスティバル・シカゴにも出演を果たした最注目のバンドです。今回、ホースガールは、Matador Recordsを通じ、デビュー・アルバム「Version of modern Performance」を6月3日にリリースすると発表致しました。 


ホースガールの記念すべきデビュー・アルバム「Version of Modern Performance」は、シカゴの有名なスタジオ、エレクトリックオーディオでジョン・アニエロをエンジニアとして招いてレコーディング制作が行われ、6月3日にMatadorからリリースされる予定です。この発表に伴い、ホースガールは、先行シングル「Anti-glory」を昨日に公開し、同時にMVも公開されています。今回のシングル作のミュージックビデオ制作を手掛けているのはErin Vassi;opoulousです。 

 

インディー・ロックを象徴するようなサウンドの雰囲気を漂わせ、「Anti-glory」は人を踊らせる要素、そして、ループの要素を多分に併せ持った楽曲です。この先行シングルについてバンドは以下のように述べています。

 

 

「リハーサル中に古い曲をいじりながら、ほとんど偶然に「Anti-glory」を書きました。曲はすぐに決まったので、振り返ってみると、どうやって書いたのかいまいち覚えていません。

 

いつものように、この曲とアルバムは、シカゴ、私達の友人、それから、友人のバンド、ギターを愛するすべての人達、もちろんギターを弾くことができない人たちに捧げた楽曲です」

 

 

 




「Version of Modern Performance」  Matador





Tracklisting

 

01. ELECTROLOCATION 1

02. ANTI-GLORY

03. BEAUTIFUL SONG

04. LIVE AND SKI

05. BOG BOG 1

06. DIRTBAG TRANSFORMATION (STILL DIRTY)

07. THE FALL OF HORSEGIRL

08. OPTION 8

09. WORLD OF POTS AND PANS

10. THE GUITAR IS DEAD 3

11. HOMAGE TO BIRDNOCULARS

12. BILLY

 

 ザ・ブラック・キーズは、現在、新たなスタジオ・アルバムの作品制作に取り組んでいる真っ最中である。 

 

「Dropout Boogie」と題された通算11作目は、2019年の「Let' Rock」以来となるオリジナルアルバム。新作「Dropout Boogie」は、今年の5月13日、Nonesuchから発表される予定。このアルバムの発表後、ザ・ブラック・キーズは、今夏に32日間に及ぶアメリカ国内のリリースツアーに乗り出す。

 

The Black Keys Facebook
 

今回、ブラック・キーズは、長年の協力者であるブライアン・シュラムが監督した最初の先行シングル「Wild Child」をリリースした。また、合わせてMVを公開している。次作のスタジオアルバムの制作は、ビリー・F・ギボンズ、グレッグ・カートライト、アンジェロ・トラリアとのコラボレーションが行われる。

 

「Dropout Boogie」のリリースは、ザ・ブラック・キーズのデビューアルバム「The Big Come Up」の発表から20周年の前日に予定されている。この新作「Dropout Boogie」は彼らの故郷であるオハイオ州の地下室でレコーディングが行われ、余分を削ぎ落としたソリッドでシンプルなブルース・ロックを制作するという彼らのルーツに立ち返ろうと試みた作品である。

 

「私は、パットと美しさそのものを目指しました」と、アウワーバッハはプレスリリースにおいて述べている。 「私達は、実際、セッションを必要以上の時間取り組む必要はありませんでした。集まるときは音楽を作るだけですよね? 実際、何を志すか分かっていなくとも、かっこいい音楽をその場で演奏するだけ。それは、パットと私が持つブラック・キーズとしての音楽哲学のようなものです。これほど長くバンドとして活動を続けていることは、その証しとも言えます。音楽、それはまさしく、我々、ブラック・キーズに与えられた贈り物の一つでもあるんです」

 

この二人がアルバム制作の土台を形作るために集まった後、 アウアーバッハとカーニーは、共同制作者のビリー・F・ギボンズ、グレッグ・カートライト、アンジェロ・ペトラリアを今回のスタジオセッションに招いた。カートライトとペトラリアは、双方とも「Wild Child」のMVに出演している。