これまで、日本のインディーミュージックシーンに強い影響を及ぼしてきた福岡を代表するロックバンドNumber Girlが、今回、札幌にゆかりを持つパンク・ロックバンドEastern Youthを招き、日比谷野外音楽堂でツーマンライブを5月8日に開催すると公式サイトを通じて発表しました。


近年、ファン待望の再結成を果たしたナンバーガールは、以前、引退ライブを札幌で行っており、また、ブルーハープ、イースタン・ユースを始めとする札幌の音楽シーンに深い敬愛を示してきていますが、今回の日比谷で行われるツーマンライブも同じく伝説的なライブイベントとなりそうです。

 

以前から、ナンバーガールの向井修徳さんは、最初期から、札幌のハードコア・パンクシーンを牽引してきたイースタンユースの吉野寿さんと共演イベントを開催するなど、近年において積極的な関わりを持ってきています。


同ジャンルだけではなく幅広いジャンルのアーティストとのコラボレーションを行うイースタン・ユースの名物企画「極東最前線」では、2020年、ナンバーガールはイースタンユースと共演する予定でした。残念ながら、新型コロナウイルスの感染拡大により、この公演は中止となってしまいました。


しかし、今回、ナンバーガールの主催イベント「Fun Club」において、再び、イースタンユースを招き、豪華ツーマンライブを今年五月八日に開催する旨が、ナンバーガールの公式ホームページ「狂う目」において発表されました。

 

今回のライブイベント「Fun Club」については、オンラインチケットサイト「Ticket Frog」にて、4月3日まで先行予約可能ということなので、両バンドのファンは予約を急ぐべし!!!!!!!

 

 

 

・「Fan Club」

 

2022年5月8日(日) 

 

会場 東京都 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)

 

 

・出演

 

Number Girl×Eastern Youth



・ナンバーガール公式サイト「狂う目」

 

https://numbergirl.com/ 

 


 

ヴィンス・ステイプルズ(アメリカ、カルフォルニア州ロングビーチ出身のラッパー、俳優としても活躍)は、昨日のアカデミー賞の授賞式の直後に、最新シングル「Rose Street」をリリース、ミュージックビデオを公開した。

 

また、ステイプルズは、MVと先行シングルの公開に併せて新作アルバム「Ramona Park Broke My Heart」のリリースを発表した。昨年リリースされた「Vince Staples」に続く新作アルバム「Ramona Park Broke My Heart」は、今年の4月8日にドロップされる予定である。

 

ステイプルズは、ソーシャルメディアを通じて、カバーアートを提示すると共にこの新作アルバムについて以下のように語っている。


「私は、しばしば、人生というのは、”あなたが何かを成し遂げるためのものなんだ”という、とんでもない嘘を言われます。10年以上もの間、私の仕事のほとんどは、家の中にあると信じていた概念のアンソロジーに過ぎませんでした。でも、今ではその意味が、その場所を超越しはじめていることに気が付きました」

  

「私は、かねてから、”Home”という意義を探求してきました。その場は、安全、快適、意味、応え、言い訳でもある・・・

 

・・・でも、人間が成長するという本当の意味は、決して、その対象物や人を盲目的に愛することではありません。”ラモナパークは私の心を壊した”というニュアンスは、ネガティヴな印象を与えるかもしれない。けれども、これは、決して、否定的な意味を込めたわけでないんです。むしろ、それと正反対に人間の一連の成長の物語でもある」

 

「また、”ラモナパーク”は、いってみれば、私にとって、”故郷”という概念の象徴にほかなりません」

 

ステイプルズは、今回のアルバムタイトルのネーミングの由来について上記のように語っている。誰よりも言語に対する鋭敏な感覚を持つステイプルズにとってのHomeという概念は、単なる”家”という意味にとどまらず、広義における「故郷」というニュアンスが込められている。もちろん、カルフォルニア・ロングビーチの彼の故郷の近くにある”ラモナパーク”に対してのラッパーの深い敬意が表されているのだ。

 

さらに、ヴィンス・ステイプルズは、今回の作品「Ramona Park Broke My Heart」について、独りよがりではなく、広い範囲で共感を呼ぶ作品に仕上げようと試みたと話している。以前までは、彼にとっての家という概念は、単なる人が住む場所でしかなかった。しかし、今作においてのステイプルズが込めるニュアンスは、それよりも遥かに広範囲に及ぶ。彼は新たな気づきを見出し、家の外側にも、さらにこの広大な地球には様々な人が住んでいるという事実を見出している。それらすべての人々にとって、それぞれのHOMEという概念が存在するのである。

 

ヴィンス・ステイプルズの語る”HOME”という言葉は、普通の人が使う家の意味だけにはとどまらない。彼が明示する「家」なる概念は、きわめて幅広いものであり、ー単なる個人が所有するための家ーを離れていき、ーラモナパークーに及び、さらに、ーロングビーチ全体ー、ひいては、ーカルフォルニア全体ー、そして、ーアメリカという国全体ーに及ぼうとしているのかもしれない。家という概念が地域に暮らす人々全体に広げられつつあるように思えるが、このことについて、ステイプルズの以下の言葉が強い説得力を持っている。


「そして、今日において、多くの人々が”Home”という概念を共有している。それは、私としては、個人的な概念でもありさえする。しかし、それと同時に、誰もが、この”Home"という概念に共感を持つこともできる。そのため、私は、新しいアルバムの制作段階において、今回のことは上手く進行するだろうと確信していました」



・「Rose Street」

 


 

ロンドン出身のシンガーソングライター、アーロ・パークスはカナダのソングライターのケイト・ラナダの楽曲「You're The One」をカバーを公開している。

 

今回のリリースは、4月3日に開催される2022年のグラミー賞のベストニューアーティスト部門を記念した「Sporify Singles」シリーズの特別版となる。この2曲収録のシングルは、最新シングル「Softly」の新しい演出と共に提供された。トラックは2曲とも、アメリカ、ニューヨーク市のElectric Lady Studioで録音が行われた。


「なぜか、わけもなく、エレクトリック・レディ・スタジオで、Spotify Singlesをレコーディングするのが嬉しかった。不思議なことに、まるで伝説の一部であるように感じられました」と、プレスリリースを通じて、アーロ・パークスは述べている。

 

「”You're The One"のシドの声は、いつも私の目には心安いような麗しさを持っていたので、この曲の歌詞の背後にあるロマンスと憧憬を明らかにするため、ケイトの曲をカバーしたかったんです。

 

今回のレコーディングセッションにおいて、私の新曲「Softly」も歌えたことも嬉しかったですし、私のキャリアの中で、新しく美しい物語の章の始まりを強化し、さらに、グラミー賞のベストニューアーティストにノミネートされたことを今回、このような形で祝福することが出来て光栄です!!」

 

 

英・リーズ出身のオルタナティヴ・ポップシンガー、LoisがFear Recordsとの契約し、3月28日にファーストシングル「The Way You Are」でデビューを飾った。 

 


ロイスの音楽は、今夏のオルタナティヴロックシーンに旋風を巻き起こす予感もありそうだ。ソウルフルでエッジの効いたエモーショナルなオルタナポップを生み出す彼女の音楽は、現在、素晴らしい才能を持つ他のアーティストの音楽性に通じるものがあり、Ario Parks,Joy Crookesのようなアーティストと引き合いに出されながらも、完全な独自の路線を突き進んでいる。

 

ロイスのデビューシングル「The Way You Are」ミュートギターとジャズのバックビートの上で甘くなめらかなボーカルが溶け合うことによって、この楽曲のトーンをよりうるわしくしている。彼女がこれまでに多大な影響を受けたという古典的なR&Bとソウルは、彼女自身のアーティストとして歩む物語と一体化し、美しく進歩的な作風が生み出されている。また、ロイスの音楽は、ランカスターでの成長から都市への移住、さらにその過程での人間関係や葛藤など、これまで歩んできた人生を俯瞰的に捉えることによって、誠実で率直な作品に仕上がっている。

 

 


 

・Apple Music Link

 

ジェネシスは、先週、土曜日の夜、ロンドン、O2アリーナで最後のライブを行い、多くのファンとの別れ、再会の機会をうるわしく彩ってみせた。

 


去年の秋から始まったツアー公演の一貫として、今回、ロンドン、O2アリーナでのライブは開催された。ジェネシスのフロントマン、フィル・コリンズは、ライブのMCにおいて感慨深くファンに語りかけている。

 

「今夜は、とても特別な夜です。私達の最後の終着点であり、ジェネシスの最後のショーとなります」

 

さらに、コリンズは土曜日の夜のセットリストの合間に語っている。「今夜以降、私達は皆、実際的な仕事に戻らねばなりません」

 

この夜、行われたO2アリーナでのジェネシスの最終公演の聴衆の中には、1975年、このバンドを脱退した元ジェネシスのメンバー、ピーター・ガブリエルも居合わせていた。ラストライブの合間、フィル・コリンズは、ガブリエルがこのライブに出席し、冗談を飛ばしたという内容のMCを行った。

 

最後のロンドンにおけるライブショーの終盤、ジェネシスのメンバーは、数多くのファンから大いなる祝福を受け、フィル・コリンズ 、トニー・バンクス、マイク・ラザフォードがステージ中央に集い、観客からの鳴り止まぬスタンディングオベーションに応えた。バンドは、1970年代からプログレッシブ・ロックを象徴するロックバンドとして素晴らしい足跡をミュージック・シーンに残し、2010年、ロックの殿堂入りを果たしている。1970年代から始まったジェネシスの長きにわたる活動は、先週、土曜日のロンドン公演で有終の美を飾った。



Yard Actは、既にアメリカに上陸を果たしており、つい先日、テキサス州で約一週間にわたって開催される大規模ミュージックフェスティバル「SXWX(サウスバイサウスウェスト」でライブパフォーマンスを行った。 


その後、リーズのポストパンクバンド、ヤード・アクトは、先日のテキサスでの演奏と熱狂と興奮冷めらやぬうちに、3月24日にアメリカで初めてテレビ番組デビューを飾っている。バンドは、ジミー・ファロン主演の名物音楽番組「The Tonight Show」でライブ・アクトを行い、彼らの代名詞ともいえる楽曲「The Overload」を、初めてアメリカのファンの前でお披露目した。

 

「The Overload」は、2022年1月にリリースされたばかりのヤード・アクトのデビューアルバムである。表題曲「The Overload」に加え、先行シングル「Payday」と「Land Of The Blind」が収録されている。

 

アメリカの番組「The Tonight Show」にテレビデビューを飾ったヤード・アクトのフロントマンのジェームズ・スミスはサービス精神旺盛で、「The Overload」の間奏の途中、カメラ前に寄り、「America,Are You Listening??」と語りかけることで、アメリカのファンの期待に大いに応えてみせた。

 

ロンドン出身のThe Vaccinesは、昨年の最新アルバム「Back In Live City」のフォローアップとなる新作EP「Planet Of The Youth」の制作を発表しました。

 


 

この新作については、4月8日にリリースが予定されております。ディスコサウンド、サーフサウンドを始めとする昔懐かしのジャンルとロックやブリットポップの融合を図ってきたザ・ヴァクシンズではありますが、新作がどういった音楽性になるのかファンとしては楽しみにしたいところでしょう。


新作アルバム「Planet Of The Youth」には、先日リリースされた先行シングル「Thunder Fever」と3月23日に公開された新たなナンバー「Disaster Girl」の二曲が収録される予定です。二曲目の先行シングルについて、

 

「オリジナルの”Disaster Girl”のミームのNFTが50万ドルで売られているのを見て、タイトルを思わず書き留めました」と、ザ・ヴァクシーンズのフロントマンのジャスティン・ヤングは語っています。

 

「この楽曲は、私にとって黙示録のような意味を持ちます。兼ねてから、私が頭の中で着想として構築していた”若者の惑星”のこの奇妙な世の中の法に適っているように思えました。この曲”Disaster Girl”が歌われるのを最初に聴く時、単なるスーパーヒーローにまつわる曲のようにも思えるかもしれません。ところが、実は、それだけでなく、二つの単語の間にコンマが存在することに気がつくと、表面上のニュアンスがすっかり反転してしまうのです。そして、時に・・・」


ジャスティン・ヤングは、さらに、暗示を込めて語っています。


「以上の存在は、私達の最も意味深い時間の関係における最悪の仇敵とも呼べる。けれども、全てが業火の中に放り込まれるまで、私達はその存在の実態を目の当たりにすることは出来ないのです」

 

 

・「Planet Of The Youth」 EP  2022 4/8  Out

 


 


1.Dasaster Girl

2.Hometown Of Jupitar

3.Planet Of Youth

4,Thunder Fever

5,Twenty Four Seven

6.Young Meteors




「Disaster Girl」