坂本龍一 ジュリアナ・バーウィック、ヘリオスらとともに「For Ukraine(Volume 2)」に参加

 

 

本日、4月29日にリリースされたウクライナの人道支援のために寄付が捧げられるコンピレーション・アルバム「For Ukraine(Volume.2)]には、坂本龍一を始め、アメリカのアンビエントアーティスト、ジュリアナ・バーウィック、電子音楽プロジェクトのヘリオスの名を冠して活動するキース・ケニフ、さらには、レイチェル・グリムス、サチ・コバヤシが参加しています。 

 

本日リリースされる運びとなったコンピレーション・アルバム「For Ukraine(Volume.2)」は、Headphone Commuteが主宰する作品で、ウクライナで虐げられる人々への哀歌ともいえるかもしれません。様々な意見や主義主張があることは承知の上、述べさせていただきますが、これは、虐げられる人達や死者に捧げられる秀逸なミュージシャンたちの痛切なレクイエムでもある。

 

「For Ukraine(Volume.2)」は、多種多様なミュージシャンによってキュレートされた一連のコンピレーションアルバムの第二弾、全25曲が収録されます。このリリースでは、キース・ケニフの妻、ホリー・ケニフがキュレーターとしての役割を果たしています。これらのリリースの売上はすべて、ウクライナ侵攻のさなか、重要な物資を持って避難する子供や家族を支援するための捧げられます。これらの売上によるすべての寄付金は国際救助委員会に寄付される予定です。

 

今回のコンピレーションにおける日本の音楽家、坂本龍一氏の仕事の貢献は、「Piece For Illia」でウクライナのバイオリニストのイリア・ボンダレンコ(Illia Bondarenko)とチームを組むことによって齎されています。坂本龍一とイリア・ボンダレンコという二人のアーティストが音源ファイルを共有することで制作が始まりました。ウクライナの演奏家ボンダレンコは、芸術における抵抗を示すため、ウクライナの多くのミュージシャンと弛まず綿密な協力を図ってきました。

 

「For Ukraine」シリーズの第一弾に続いて、Headphone Commuteは、シアトルの作曲家でありマルチインストゥルメンタリスト(アメリカのドローン・アンビエントの先駆者のひとり)ラファエル・アントン・イリサーリによって率いられた第三弾のリリースを5月に行うと発表している。