Elijah Knutsen 新作アルバム「Maybe Someday」を8月1日にリリース 先行シングル「Lonely Aomori」を公開



 オレゴン州ポートランドを拠点に活動を行うアンビエント&エクスペリメンタルプロデューサー、Elijah Knutsen(イライジャ・クヌートセン)は、8月1日にニューアルバムのリリースを発表しました。この告知に併せて、クヌートセンは、5月21日に最初の(二曲収録の)シングル「Lonely Aomori」を公開しました。

シングル「Lonely Aomori」は、まばらでメランコリックなコード、不規則なフィールドレコーディング、テクスチャドローンで満たされた2つの長いフォームトラックで構成されています。これは、80年代と90年代の、日本のニューエイジ/アンビエントムーブメントに触発されたアンビエントリリースです。

 

またこのシングルは、フィールドレコーディングと環境ノイズの間でねじれる層状のきらめくコードで構成された、長く曲がりくねったドローン。瞬間的なフィールドレコーディングと無限のドローンを使用し、トラックは、世界で最も雪の多い都市の1つである日本の青森市の昼と夜にリスナーに誘います。 

 

さらに、二曲目に収録される「Seikan Undersea Tunnel」は、キネティックで曇ったテクスチャーとして始まり、逆にされた青々とした音のフィールドと、虹色のシンバルと水の音を組み合わせています。

 

トラックは、すぐにブレイクされ、以前のテクスチャよりもメランコリックな感じを帯びたまばらなコードが導入され、交通の音と誤った旅行が和音と融合し始めます。トラックはすぐさまノイズのクライマックスに達し、トンネルが浸水したかのように、波が押し寄せる音で終わります。(”青函トンネル”は、本州と北海道の島々を結ぶ海底トンネルであり、世界最長の海底トンネルです) 

 

このシングルに収録されている二曲は、ドローンの王道を行く楽曲であるとともに、繊細なフィールドレコーディングが取り入れられ、美しい視覚性を兼ね備えています。日本の穏やかで繊細な風景を目の前に浮かび上がらせるかのようなアンビエントのアプローチが行われています。「青函トンネル」がモチーフとして取り入れられていることもあり、アメリカのアンビエントファンはもちろんのこと、日本のアンビエントファンもチェックしておきたい素晴らしい作品です。

 

後日、Elijah Knutsenさんのインタビュー記事をご紹介しております。ぜひこちらも合わせてお読み下さい。


 

 

Elijah Knutsenのニューアルバム「Maybe Someday」は、2022年8月1日にリリースされる予定です。

 

追記:Elijah Knutsenさんへ、日本語でわざわざリリース情報を送っていただきまして、本当にありがとうございました。以上、新作アルバム、及び、先行シングルのリリース情報を掲載致します。また、最初の掲載において、スペルミスをしてしまいましたこと、御本人に深くお詫び申し上げます。