The Smile  「Bending Hectic」をリリース London Contemporary Orchestraのストリングスをフィーチャー


The Smile(トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナー)は、昨年モントルー・ジャズ・フェスティバルでライブデビューした新曲「Bending Hectic」をリリースしました。

 

非の打ち所がないシングルです。イントロからポスト・ロックにも近いギターフレーズの組み立て方をしていますが、トム・ヨークのソングライティングの念頭には、はっきりとモダン・ジャズのスケールが存在している。そして、ザ・ビートルズのアート・ロックのダイナミックな要素を織り交ぜながら、最終的には創造性の高いカオティックなロックの展開へと引き継がれる。彼の巧緻な構想をその背後で強固に支えているのが、ロンドンのジャズシーンで名高いドラマーのトム・スキナー、として盟友とも言えるギタリスト、ジョニー・グリーンウッドです。


ニューシングル「Bending Hectic」は、Sam Petts-Daviesのプロデュースで、青葉市子とのライブ共演でもお馴染みのオーケストラ、London Contemporary Orchestraのストリングスをフィーチャー。曲の途中のストリングスのダイナミックな駆け上がりは、ビートルズの全盛期を支えた伝説的な名プロデューサー、フィル・スペクターの遺産を受け継いでいる。

 

「Bending Hectic」



後日掲載した『Wall of Eyes』のレビューはこちらからお読み下さい。