J-POP TRENDS  10月の邦楽のリリース情報をピックアップ

J-Pop Trends:10月の邦楽のリリース情報をピックアップ

 

10月の邦楽のリリース情報をまとめてご紹介いたします。埼玉のダブテクノ・プロデューサー、Shinichi Atobeのニューシングルががリリースされたほか、Campanellaの叙情的で清涼感のあるヒップホップソングにも注目です。さらに、NHKのシリーズのために録音された蓮沼執太オーケストラの新作の登場しました。そのほか、ポストクラシカルとポップソングをクロスオーバーするYeyeのニューシングルにも注目です。下記より先月の新譜情報をご覧ください。

 

 

Shinichi Atobe 「SynthScale」

 

埼玉のテクノプロデューサー、シンイチ・アトベによる「Synth Scale」。同楽曲は二枚組の12inchの一曲目として収録され発売。ジェントリーなテクノハウスが三曲収録された本作は「1.SynthScale A2.Disappear | AA.Between Thoughts [12INCH] 」は2026年1月9日に発売予定。

 

「SynthScale」は昇降しながら展開するシンセと疾走感のあるリズムが絡み合いプログレッシブ・ロックの片鱗をも感じさせる”エレベーション・シンセ・ダブ・テック”と紹介されている。ゴア・テクノのようなバリッとしたリズムが特徴のトラック。フロアライクなシングルとなっている。

 

CLARKの傑作『Turning Dragon』(Warp)を彷彿とさせるようハードコアなテックハウス。全体的なビートからはUKグライムやガラージなどアンダーグランドなクラブミュージックの参照もあり。エレベーション・ダブ・テックと紹介されている通り、グルーヴを介して独特な高揚感が得られる。

 

 「Synth Scale」

 

 

Listen:https://ssm.lnk.to/synthscale 

 

 Campanella 「moyai」


 

愛知県出身のラッパー、Campanellaが新曲「moyai」を配信リリース。ミュージックビデオを同時に公開した。Campanella(カンパネルラ)が新曲「moyai」を10/10(金)にリリースした。現在、名古屋を拠点とするペルー・リマ出身の音楽家、Free Babyroniaが制作したフローティングで躍動感のあるビートに詩的なラップをのせた風通しの良い楽曲になっている。また、清涼感のあるニュアンスとチルウェイブ風のエレクトロニックの軽快なバックトラックが絶妙に融合している。


同楽曲のミックス、マスタリングはD.O.I.、アートワークは気鋭の写真家、Daiki Miuraが担当した。新島村(東京の伊豆諸島の新島や式根島の区域内にある)で全ての行程を実写撮影したミュージックビデオは、映画監督としても注目を浴びる、小島央大/Director Oが手掛けている。

 

「moyai」 

 

 

Listen: https://campanella.lnk.to/moyai

 

Yeye 「Horse Country」- New Album 


 2011年頃にソングライターとして「朝を開けだして、夜をとじるまで」でデビュー、本作でCDがショップ大賞のニューブラッド賞を翌年に獲得したYeye。フジロック・フェスティバルやスピッツが主催するライブ・ イベント"新木場サンセット”などの大型フェスにも出演。

 

2017年には4thアルバム「MOTTAINAI」をリリース。同作に収録された楽曲「ゆらゆら」のMVが現在までに1,400万回を超える再生回数を記録し、国内はもとより海外からも非常に高い評価を獲得。

 

10月15日にニューアルバム『Horse Country』が発売された。 IM、ハマ・オカモト、Ginger Root、mabanua、小西遼といった多彩なアーティストが参加したアルバム「はみ出て!」以来、実に3年ぶりとなるYeYe待望の新作アルバムが登場した。作詞作曲、演奏は勿論、ミックスも今回は自身で手がけ、マスタリングはFeistやMockyなどを手がけるフランスのEmilie Daelemansが担当。音楽的には、アコースティックピアノの演奏やボーカルを中心とした、どことなく落ち着くポップソングが中心となっている。落ち着いた午後のひとときに相応しい作品。

 

「Horse Country」 

 

 

Listen: https://ssm.lnk.to/horsecounty

 

 

Neibiss 「Uh Wah」

 


Neibissの新曲はヒップホップを通じて、トロピカルな作風を追求している。ラテンの他、クンビアの音楽性が陽気な空気感を作り出している。

 

本作は11月5日(水)にリリース予定の新作EP『Seaside Club』からの先行シングルとなっている。「行ったこともないカリブ海を夢見ながら作った」というラテンミュージックとゲームミュージックに、90’sダンスホールのリズムを加えた奇天烈なトラックに、歌詞は「パーティー! クラブ! ……そしてカリブ海!」をテーマにした楽しい1曲に仕上がっている。プロデュースはratiff、ミックス/マスタリングは得能直也、アートワークはLURKが担当した。

 

前作『Daydream Marker』より1年8ヶ月ぶりの新作となる『Seaside Club』は、クンビア、レゲトン、デンボー、バイレファンキなどのラテン・ダンスミュージックに急接近した。前人未到のトロピカルサイデリックパーティヒップホップ大全集だという。9月にリリースされた第1弾先行シングル“BeTBeT feat. 鎮座DOPENESS, Campanella”も収録予定となっている。

 

 

 「Uh Wah」

 

Listen: https://ssm.lnk.to/uhwah 

 

蓮沼執太フィル Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra「Ⅲ (Yu5Ji Original Sound Track) 


 
蓮沼執太フィル、NHKワークス第三弾「Ⅲ (Yu5Ji Original Sound Track)」、ベストコンサートのライブ音源「MUSIC TODAY REPLAY - LIVE」の2タイトルが10月22日にリリースされた。


蓮沼執太によるNHKワークス第三弾は、2022年から2024年まで2年間放送された、NHKのニュース番組「ニュースLIVE!ゆう5時」のサウンドトラックとして蓮沼執太フィルで制作した楽曲を収録。オーケストラ編成ならではのゴージャスなポップサウンドにご注目ください。

 

 「Ⅲ (Yu5Ji Original Sound Track) 

 

Listen:  https://ssm.lnk.to/yu5ji_ost



柴田聡子  「ときめき探偵 feat. Le Makeup」


 

柴田聡子、昨年11月にWWW & WWW Xのアニバーサリー公演での共演が話題となったElle Teresaを再び迎えた久々の新曲「ときめき探偵 feat. Le Makeup」が10月8日、デジタル配信でリリースされます。この発表と同時にオフィシャルオーディオも公開となりました。


同楽曲は2025年10月06日からテレビ東京などで放映中のドラマプレミア23「シナントロープ」オープニングテーマにも起用されている。ドラマの放映も是非合わせてチェックしていただきたい。

 

 「ときめき探偵 feat. Le Makeup」

 

 

Listen: https://ssm.lnk.to/tokimekitantei 

 

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