Madi Diaz、 Blink 182の「Don't Leave Me」をカバー


米国のシンガー、マディ・ディアスは、最近リリースした7枚目のスタジオアルバム『Fatal Optimist』のレコーディング中に二重の仕事をこなした。自身の楽曲を録音するだけでなく、シンガーソングライターはBlink 182の1999年のブレイク作『Enema of the State』の全曲カバーも収録していた。フォークやインディーロックを得意とするシンガーソングライターであるが、今回は異色のカバーソングである。その背景には並々ならぬ思い入れが込められていた。

 

「これらのレコーディングは、私がBlink182 とアルバム『Enema Of The State』に対して抱いている愛情とファン精神に刺激されて、ひそかな楽しみとして始めたものです」と、ディアスは11月10日(月)に Instagram の投稿で、ニュージャージーのスタジオで「Fatal Optimist」のレコーディングと作曲に没頭しながら、この再録音を行ったことを明かしています。


 「毎朝、プロデューサー兼エンジニアのアンドルー・モーリーがマイクをセットし、4トラックのレコーダーのスイッチを入れてくれました。私はジョギング中にこの一連の曲を(再び)夢中で聴いていたので、これらの曲を流し、ノスタルジーが歌詞の記憶を呼び起こし、パンクなアコースティックアレンジを駆け抜けることができるかどうか試してみたかった」とディアスは付け加えています。


「計画も、考え過ぎも、分析も一切ないように、ただひたすら曲に没頭する。最近までこのプロジェクトをリリースする明確な意図はまったくありませんでしたが、それが純粋な喜びになりました。”Enema Of The State”という名前が、このアルバムにどれほどふさわしいか考え始めました」彼女は、クラシックヒット曲「What's My Age Again?」、「All the Small Things」、「Adam's Song」などを収録した、陽気で若々しいこのアルバムについて記している。


ディアスは言う。かつては馬鹿げた駄洒落だったアルバムのタイトルが、突然笑えないものになったと。「このタイトルがどうにかして現代的で、政治的にも文化的にも社会的に皮肉な意味を帯びていること…2025年にこのレコードをカバーするなんて、システムを一掃し政府全体に健康診断/内臓検査が必要だと感じる今、なんて馬鹿げたことだろう」とディアスは記した。 


「今この瞬間、アメリカ全土で多くのことが起きており、ICE(移民税関捜査局)による強制捜査や勤勉なアメリカ市民や不法移民への不当な非難による苦痛が蔓延している。この『ガーデン・ステート(ニュージャージー州)』のバージョンを使って、アメリカの大地で生き、働き、呼吸し、存在し、留まる権利を守るために防衛と支援を必要とする人々のための意識啓発と資金調達に役立てられるかもしれません」

 

 「この地には愛し、守り、育むべきものが数多く存在する」と語り、企画で集まる「全額」を「隣人を守る基金」に寄付すると約束した。同基金は迅速対応型非営利団体で、トランプ政権による全国的な移民一斉摘発の最中、支援を必要とする家族・成人・子どもが法的代理人や経済的支援を受けられるよう支援を図っている。今後もマイノリティーのために頑張ってもらいたい。


「Don't Leave Me」- Blink 182 Cover

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