Chali XCX、ニューシングル「House」をリリース/ ジョン・ケイルをフィーチャー 映画『嵐が丘』のサウンドトラックに収録

 


Chali XCX(チャーリー・XCX)が、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルをフィーチャーした新曲「House」をリリース。昨年のポップ・ミュージックの話題を独占した彼女であったが、今回は、ニューヨークの音楽界のレジェンドをコラボレーターに選んでいる。ジョン・ケイルの渋い歌声をフィーチャーしたハイパーポップの王道を行くトラックである。

 

同曲はエメラルド・フェネル監督による『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ原作)のサウンドトラックに収録される予定だ。『嵐が丘』は2026年2月11日、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズより公開予定。

 

「数年前、トッド・ヘインズ監督のヴェルヴェット・アンダーグラウンドに関するドキュメンタリーを観ました。ご存知の方も多いと思いますが、私はこのバンドの大ファンで、そのドキュメンタリーに深く感銘を受けました」

 

「特に印象に残ったのは、ジョン・ケイルがヴェルヴェット・アンダーグラウンドの重要な音響的要件について語った言葉です。どの曲も『優雅でありながら残忍でなければならない』というものでした。この言葉に強く惹かれ、メモアプリに書き留めては時々見返しながら、その真意を考えた」とチャーリー・エックス・シー・エックスは語る。


「この映画の音楽制作中も、『優雅で残忍』という言葉が何度も頭に浮かんだ…夏が終わっても、私はまだジョンの言葉を反芻していた。そこで彼に連絡を取り、彼の言葉に深く影響を受けた楽曲への意見を伺うと同時に、共同制作の可能性も探ろうと決めた」


「連絡を取り合い、電話で話した時のあの声…。なんて優雅で、なんて残酷な響きだったんだろう。何曲か送ると、特にハウスについて話し始めた。詩の概念について語り合い、彼が何かを録音して送ってくれた。ジョンにしかできないものだった。そしてそれは…そう、涙が出たんだ。この楽曲でジョンと仕事できたことは本当に幸運だ。皆さんと共有できる日を静かに待ちわびて、胸が高鳴っていた」


来年、早々、チャーリーはA24製作『ザ・モーメント』に出演する。チャーリーのオリジナルアイデアを基に、エイダン・ザミリが監督を務める本作は、彼女が新たに立ち上げたスタジオ365による初の共同製作作品となる。 さらにチャーリーは、ダニエル・ゴールドハーバー監督による1978年カルトホラー『フェイシズ・オブ・デス』のリメイク、グレッグ・アラキ監督によるエロティック・スリラー『アイ・ウォント・ユア・セックス』、キャシー・ヤン監督の新作インディペンデント映画『ザ・ギャラリスト』、ジュリア・ジャックマン監督による時代ファンタジー『100ナイツ・オブ・ヒーロー』、ロマン・ガヴラス監督による風刺アクション『サクリファイス』、ピート・オース監督による親密なドラマ『エリュプツィア』にも出演予定。

 

楽曲のリリースと同時に、ミュージックビデオも公開された。ホラー/ゴシック風の映像で、ミステリアスな雰囲気が味わえる。本映像にはグロテスクな表現が含まれます。ご視聴の際はご注意下さい。

 


「House」- Featuring John Cale

0 comments:

コメントを投稿