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先月、ニューカッスル出身のシンガー、Sam Fender(サム・フェンダー)のアルバム『People Watching』が、英国とアイルランドのアーティストによる年間最優秀作品に贈られる権威あるマーキュリー賞を受賞した。受賞者には2万5000ポンドの小切手が授与されるが、ノース・シールズ出身のシンガーソングライターは、この賞金を英国の小規模のインディペンデントのライブハウスを支援する慈善団体「ミュージック・ヴェニュー・トラスト(MVT)」に寄付すると発表した。
「私が今日やっていることは、キャリアの初期に北東部やその周辺で演奏した数々のライブがなければ実現しなかったでしょう」とフェンダーは声明で述べた[ガーディアン紙]。「これらの会場は伝説的ですが、苦境に立たされています」
フェンダーは以前にも、2024年のアリーナツアー収益から10万ポンド(約184万526カナダドル)をMVTに寄付しており、「大規模会場での公演収益が小規模会場を支えるのは常識だ」と説明していた。 フェンダーの2025年英国ツアー最終公演は、史上初めて全行程を電気トラックのみで完遂した画期的な成果でもあり、推定840kgのCO2削減によりライブ音楽における持続可能性の新たな基準を確立した。
2023年以降、英国全土で150以上のインディペンデント会場が、光熱費の高騰、パンデミックによる負債、消費支出の減少により閉鎖に追い込まれている。 MVTは、収容人数5,000人以上のコンサートチケットに対して、1ポンドの課徴金を追加し、その収益を再び小規模会場の存続支援に補填することを提案している。この提案は、政府の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)や、コールドプレイやケイティ・ペリーといったアーティストからの支持を得ている。





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