Adam Wiltzie (アダム・ウィルツィー) 新作アルバム『Eleven Fugues For Sodium Pentothal』を発表  krankyから4月5日に発売

 


ベルギーのアンビエント・プロデューサー、Adam Wiltzie(アダム・ウィルツィー)が新作アルバム「Eleven Fugues For Sodium Pentothal」を発表しました。アルバムはシカゴのクランキーから4月5日にリリースされる。


アダム・ウイルツィーはStars of  The Lid、A Winged Victory For The Sullenのプロジェクトで知られている他、クリスティーナ・ヴァンゾーとのデュオ、Dead  Texanとしてもクランキーからアンビエントのリリースを行っている。アダム・ウィルツィーの作品はアンビエントの名盤でもご紹介しています。


Stars of  The Lidのもう一人のメンバーであり、傑出したプロデューサー、ブライアン・マクブライドは昨年、53歳の若さでこの世を去り、現在、プロジェクトの続行が困難となっている。今作はアダムの渾身の一作であり、亡き盟友へのレクイエムである。


作曲家(Stars Of The Lidの共同創設者でもある)アダム・ウィルツィーの最新組曲は、ベルギー/ブリュッセルから北へ移動し、フランダースの田園地帯で制作された。


このアルバムは、美と廃墟の間で永遠に解決されぬ悲鳴を上げながら、忘却の魅力をユニークに呼び起こし、現実性を適度に回避している。アダム・ウィルツィーは、タイトルにもなっているバルビツールをミューズであり、神聖な逃避先として挙げている。


「人生という日々の感情的な肉挽き機に正面を向いて座っているとき、私はいつも、ただ自動的に眠りに落ちることができるように、そして、その感覚がもうそこに存在しないかのように、もしくは、もう少しだけそこにあればいいのにと思っていたんだ」


ウィルジーの自宅スタジオで録音され、ブダペストの旧ハンガリー国営ラジオ施設(Magyar Radio)でストリングスを加えたトラックは、親密さと同時に無限の広がりを感じさせ、内的な空間で垣間見える景色を展開している。イギリスのドローン・ロック・アイコン、ループの名工、ロバート・ハンプソンがミックスを担当、音楽に映画に比する広がりと斜に構えたような催眠感を与える。これらは、文字通りのクラシック音楽的なフーガと同じように、不確かな記憶と空間的なズレにまみれたエピファニーが無意識から引き出され、宙に浮いているかのような不可思議な状態を生み出す。





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Adam Wiltzie 「Eleven Fugues For Sodium Pentothal」



Label: kranky
Release: 2024/04/05

 Tracklist:

1.Buried At Westwood Memorial Park, In An Unmarked Grave, To The Left Of Walter Matthau

2.Tissue Of Lies 

3.Pelagic Swell

4.Stock Horror

5.Dim Hopes

6.As Above Perhaps So Below

7.Mexican Helium

8.We Were Vaporised

9.(Don't Go Back To) Boogerville