カナダのシューゲイザーデュオ、Softcultが新作EP『Heaven』の制作を発表 ニューシングル「Spiralling Out」を配信

 


カナダのシューゲイザーデュオ、Softcultが新作EP『Heaven』の詳細を発表した。この発表に伴い、彼らは新曲「Spiralling Out」とビデオを公開した。

 

「この曲は、ある状況を何度も何度も反芻してしまう時のことを書いた。そのスパイラルから抜け出すには、いくらセルフトークをしても無駄だと感じることがある。すべてがコントロール不能で、世界がカーニバルの乗り物のようにぐるぐる回っているように感じる」


ビデオについて、ソフトカルトのメルセデスは「モーションはミュージック・ビデオの大きな要素でした。不安なスパイラルに引き込まれていく感覚を呼び起こしたかった。世界が自分の周りで制御不能に回転している感覚を再現したかった」と説明している。


"スパイラル・アウト "は、資本主義に対する批評である "Shortest Fuse"、デュオが過去の人間関係で受けた影響の余韻を解き明かした "Haunt You Still"、そしてEPのタイトル・トラックである "Heaven "に続く、4曲目のトラックである。


EP全体について、バンドは次のように語っている。「このEPには根底にあるテーマがある。私たちは、私たちの社会の中の矛盾や、理想的な世界がどのようなものなのか、そして私たちがその現実にどれだけ近づいているのか、あるいは遠ざかっているのかについて書きたかったのです。そもそも「天国」とは何なのか?それはおそらく、誰に尋ねるかによる...。天国はご褒美?この惑星で生きている間、カードを正しく使い、決められたルールのリストに従って生きていれば、いずれは行ける場所なのか?そのルールは誰が決めたのか?そのルールは私たちにどのような影響を与えるのか?」


「もしかしたら天国は、気まぐれに入る価値があると判断された人々のためのユートピア的な目的地ではないのかもしれない。もしかしたら、現在この地球上で生きている私たちの人生は、私たちがその存在を知ることのできない死後の世界を保証する、つまらないテスト以上のものなのかもしれない」


「私たちの人生の総和は、私たちが残した遺産であり、生きている間に起こした変化であり、私たちが触れた人々と私たちが起こした影響なのかもしれない。私たちは、自分が死んだ後により良い場所を望むのではなく、生きている間に、自分の住む世界を人類にとってより良い場所にすることにもっと集中すべきなのかもしれない。天国」とは、私たちがまだここにいて体験できる間に、私たちの生活や愛する人たちの生活の中に、地上に存在する場所になり得る。死後の世界で何が待っているかに執着するのではなくて、私たちはこの地上にあるものに注意を払うべきなのかもしれない」


「Spiralling Out」



新作EPからタイトル曲「Haunt You Still」が先行シングルとして公開されています。



Soft Cult 『Heaven』

 

Tracklist:


Haunt You Still

One Of The Pack

Spiralling Out

9 Circles

Shortest Fuse

Heaven