Fountaines D.C  新作アルバム『Romance』を8月23日にリリース  ”AKIRA”にインスピレーション


アイルランドの5人組ロックバンド、フォンテインズD.C.がニューアルバム『Romance』を発表した。『Romance』はXL Recordingsから8月23日にリリースされる予定で、Partisanからの移籍第一作となる。

 

バンドはアルバムのリードシングル「スターバースター」を配信した。「Starburster」のビデオはオーブ・ペリーが監督を務めた。アルバムのトラックリストとジャケットアートワークは以下の通り。


『Romance』はバンドにとって4枚目のアルバムで、2022年の『Skinty Fia』(UKとアイルランドのアルバム・チャートで1位を獲得)、2020年のグラミー賞ノミネート作『A Hero's Death』、2019年のマーキュリー賞ノミネート作『Dogrel』に続く作品となる。本作で彼らは初めてプロデューサーのジェームス・フォードと仕事をすることになる。


バンドはダブリンで結成されたが、現在はロンドンを拠点に活動しており、グリアン・チャッテン(ヴォーカル)、カルロス・オコネル(ギター)、コナー・カーリー(ギター)、コナー・ディーガン(ベース)、トム・コル(ドラム)が参加している。アークティック・モンキーズのメンバーとして、アメリカとメキシコをツアーしている間に、ニュー・アルバムのアイデアが生まれ始めた。その後、メンバーはしばらく別々の道を歩んでいたが、北ロンドンのスタジオで3週間のプリプロダクションを行い、パリ近郊のシャトーで1ヶ月のレコーディングを行った。


プレスリリースの中で、コナー・ディーガンはアルバムタイトルについて次のように語っている。

 

「私たちは常に理想主義とロマンスを抱いてきた。アルバムごとに、ドグレルと同じようにアイルランドというレンズを通して、その観察から遠ざかっていく。セカンド・アルバムはその離隔について、そしてサード・アルバムはディアスポラのなかに取り残されたアイルランドらしさについてだ。今、私たちはロマンチックであるために他に何があるのか、どこに目を向けている」


グリアン・チャッテンは、このアルバムのテーマを1988年の大友克洋監督の名作アニメ映画『AKIRA』と関連付けている。プレスリリースによれば、この映画では、「登場人物の周囲には技術的劣化と政治的腐敗の渦があるにもかかわらず、愛の炎が燃え上がる」のだという。


「"世界の終わりに恋に落ちる "ということに魅了された。このアルバムは、その小さな炎を守ることをテーマにしている。ハルマゲドンが大きく迫れば迫るほど、それはより貴重なものになるはずなんだ」


カルロス・オコネルはこう付け加えた。「このアルバムは、現実の世界と心の中の世界、どちらがファンタジーなのかを決めるためのものだ。どちらがより現実を表しているか。それは僕らにとってほとんどスピリチュアルなことなんだよ」

 

 

 「Starburster」



Fountaines D.C 『Romance』



Label: XL Recordings

Release: 2024/08/23


 Tracklist:


1. Romance

2. Starburster

3. Here’s the Thing

4. Desire

5. In the Modern World

6. Bug

7. Motorcycle Boy

8. Sundowner

9. Horseness is the Whatness

10. Death Kink

11. Favourite