Best New Track: Rocket 「One Million」  今後ブレイク必須ののニューライザーのオルタナティブロックソングの真髄

Best New Track: Rocket 「One Million」
 
©︎Jaxon Wittington


NMEやDorkの表紙を飾ったことで、アメリカのオルタナティブロックバンド、Rocketは世界的に注目のバンドと目されるようになった。 彼らは本日、Transgressive Records / Canvasbackと契約し、デビューEP「Versions of You」を再発してから初のニューシングル「One Million」を公開した。 

 

90年代のPavementを彷彿とさせる大陸的な雰囲気を持つ壮大なアルトロックソングだが、エモやシューゲイズからのさりげない影響も感じさせる。Rocketの代表的なナンバーとなりそうだ。


この新曲は、バンドのイギリスでの公演の決定を受けて発表された。特にその中では、ビリー・コーガン擁するスマッシング・パンプキンズとのツアー帯同が決定している。


泣き叫ぶようなギター・リードで始まり、ハーモニーに満ちたヴァースと高鳴るコーラスに入る「One Million」は彼らのドリーミーで90年代風のアルトロックとシューゲイザーサウンドの探求を深く掘り下げている。


ロケットは、「『One Million』は、誰かに半ば強制的に会って欲しいけど、会ってもらえるかどうかわからないということについて歌っているんだ」と話す。


「できる限りのことをして、誰かのためにそれ以上のことをして、その人が自分にとってどれだけ大切な人なのかに気づいてくれるまで100万年でも待ちたい。 それは、もしかしたら自分も相手にとって同じくらい大切な存在なのかもしれないと期待することだ。 自分が相手をもっと愛しているかもしれないという事実を受け入れることを学ぶんだ」

 


ロケットは、ヴォーカリスト兼ベーシストのアリシア・タトルの将来の夢となった。 彼女は10代の頃、将来有望なダンサーだったが、脊椎損傷によりその運命を絶たれた。 


その代わりに彼女はギタリストのデジー・スカリオーネと組み、そのエネルギーをスマッシング・パンプキンズやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのようなドリーミーで爆発的なギターのテクスチャーと、フガジやヘルメットのような噛み応えを併せ持つ音楽作りに注いだ。


ロケットは、ギタリストのバロン・リンズラーとタトルの幼なじみでドラマーのクーパー・ラドマデが、パンデミック時代にカルテットとして執拗にジャムを重ねたことで完全に実現した。 


ライヴに出ることはできなかったが、その時間は、何年も一緒にツアーを行ってきたバンドのような音楽的テレパシーを彼らに共有させた。 


地元のガレージ・セールで1970年代のヤマハPM-1000ミキサー・コンソールを偶然手に入れたことが、デビューEP「Versions of You」をDIYレコーディングするきっかけとなった。


このEPは、Pitchfork、Rolling Stone、Stereogum、Brooklyn Vegan、Paste、Consequenceから高い評価を得た。 この勢いに乗って、バンドは2024年のほとんどをツアーで回るようになった。


ピクシーズのフランク・ブラック、ライド、サニー・デイ・リアル・エステート、シルバーサン・ピックアップスといった象徴的なバンドや、ジュリー、バー・イタリア、ホットラインTNTといった同業バンドのオープニングを務めた。

 

 また、バンドは、ピッチフォークフェスティバル(ロンドン、パリ)、バンバーシュート、ベスト・フレンズ・フォーエバーなど、世界中の主要なフェスティバルのステージに立った。


今年初め、バンドはConsequenceの「Origins」特集とともに「Take Your Aim」を公開した。 この新曲は、Transgressive Records / Canvasbackから初のヴァイナルとCDでリリースされたEPのトラックリストに追加された。 レーベルのオフィシャル・ショップでは、ブラック・ヴァイナル、イエロー・ヴァイナル、CDのフィジカル盤を販売している。


ロケットの今年の多忙なツアー・スケジュールには、UKヘッドライン・ツアーに続き、スマッシング・パンプキンズとの大規模な野外ツアーが含まれている。 また、エピタフのMannequin Pussyとのヨーロッパ公演も決定している。北米デビュー・ヘッドライン・ツアーも発表されたばかりだ。  



 「One Million」



【大手誌の反応】


“This underground band are making big, open-hearted anthems for a new generation to rally around.” - NME


"このアンダーグラウンドのバンドは、新しいジェネレーションを結集させるための、壮大かつ開放的な趣のあるアンセムを制作している。" - NME


"Rocket make soaring, anthemic alt-rock with a classic feel, picking up a torch from veteran acts like Dinosaur Jr… a band that’s ready to take it to the next level." - Rolling Stone


"ロケットは、ダイナソーJr.のようなベテランアクトから聖火を受け取り、クラシックなフィーリングを持った、心を沸き立たせる、アンセミックなアルトロックを制作する。そしてバンドは、それを次のレベルへと押し進めようとしている" - Rolling Stone




LIVE DATES:

 

MAY

26th - Paris, Trabendo (with Mannequin Pussy)

28th - Nijmegen, Doornroosje (with Mannequin Pussy)

29th - Amsterdam, Tolhuistuin (with Mannequin Pussy)

31st - Berlin, Columbia Theater (with Mannequin Pussy)

 

JUNE

2nd - Rotterdam, V11

4th - Hasselt, Club AFF

5th - Brussels, Botanique

9th - Brighton, Green Door Store

10th - London, The Windmill

11th - Birmingham, Hare and Hounds

12th - Glasgow, McChuills

14th - Manchester, Outbreak Festival

 

AUGUST

8th - Gothenburg, Sweden @ Way Out West Festival

10th - London, Gunnersbury Park (with The Smashing Pumpkins)

12th - Halifax, The Piece Hall (with The Smashing Pumpkins)

13th - Scarborough, Open Air Theatre (with The Smashing Pumpkins)

14th - Colchester, Castle Park (with The Smashing Pumpkins)

16th - Brecon Beacons, Green Man Festival