台湾の室内楽アンサンブル、Cicada ニューアルバム『Gazing the Shades of White』を発表  1月22日にリリース



台湾の室内楽アンサンブルグループ、Cicadaがしばらくの活動休止を経て、待望のニューアルバムで復帰を果たす。『Gazing the Shades of White』は2026年1月22日にリリース予定。


アルバムのタイトル曲のリリックビデオがこの発表と合わせて公開されました。アコースティックピアノの演奏をフィーチャーしたオーガニックな風合いの楽曲です。下記よりご覧ください。


台湾で絶大な人気を集め、中国・ロシア・日本での単独ツアーも盛況と、海外でもその支持が広がっている台湾の室内楽アンサンブルCicada。10年以上にわたり、彼らは台湾の山々や海、風景を音へと織り込んできた。

 

『Gazing the Shades of White』は、島から島へと渡る旅のはじまりであり、氷河の痕跡を追って北半球から南半球へ~アイスランド、グリーンランド、そしてニュージーランドを経て、再び台湾へ~と戻り、太古の氷河が残した記憶をたどる新作である。


Cicadaは山のハイキングなどから着想を得る場合が多いが、今回はヨーロッパに足を伸ばし、北欧の氷河がモチーフとなっているようだ。


今回の制作の舞台となったグリーンランド・イルリサットの峡湾では、巨大な氷塊が漂い、アイスランドの高地トレイルでは氷河が溶岩の跡と出会う。バトナ氷河とヨークルスアゥルロゥン湖のあいだでは、無数の氷片が静かに時のなかへと溶けていく。台湾の雪山には、古い針葉樹のそばに氷河湖が眠り、ニュージーランドのアオラキ山の麓で、旅人は山と呼応するような静寂に出会う。


旅の途中で拾い集めた繊細な音を通して、Cicadaは「永遠」だったはずの風景の消失を、音楽と聴き手のあいだに生まれる親密な対話へと変えていく。

 

 

「Gazing the Shades of White」




■ Cicada - Gazing the Shades of White



タイトル:Gazing the Shades of White

アーティスト:Cicada

フォーマット:CD/LP/DIGITAL 

CD発売日:2026年1月22日

DIGITAL発売日:2025年10月30日


Tracklist:

1 Gazing the Shades of White

2 Journey of Drifting Ice

3 Where the Glacier Once Passed

4 Junipers by the Glacier Lake

5 Awaiting for the Path to Appear

6 Embraced by Aoraki

7 Water Etched Landscape

8 Once Covered in Ice


・リリースの詳細(FLAU):  https://flau.jp/releases/gazing-the-shades-of-white/


Cicada:



作曲とピアノを担当するJesy Chiangを中心に結成された4人編成の台湾の室内楽アンサンブル。2010年にÓlafur Arnaldsのライヴのオープニング・アクトとしてデビュー、ファーストアルバムが台湾で大ヒットを記録し、2015年に「Ocean」でFLAUよりワールドワイド・デビュー。

 

翌年にはグループの初期作をまとめたコンピレーション「Farewell」をリリースし、初来日ツアーも成功を収めた。2回目となる来日ツアーを挟み、2019年に結成10周年を記念したアルバム「Hiking in the Mist」を発表。台湾のグラミー賞ともいわれる金曲獎 Golden Melody AwardsのBEST ALBUM PRODUCER賞にノミネートされる。

 

2022年には妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らが出演した映画「ある男」(監督:石川慶、原作:平野啓一郎)の音楽を務め、日本アカデミー賞優秀音楽賞に選出。久々の来日公演も実現。今年開催された大阪万博ではTECH WORLD館(台湾)の音楽を担当した。

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