オークランドのシンガーソングライター、Madeline Kenny(マデリーン・ケニー)が新譜『Kiss from the Balcony』をCarpark Recordsから7月18日にリリースすると発表した。『A Reality Mind』に続く作品です。マデリーン・ケニーはカーパークレコードが送り出すアートポップシンガーだ。


アルバムのリードシングル「All I Need」は、Carparkのアーティスト、ジミー・ウィスパーズが監督した新しいミュージック・ビデオとともに現在リリースされている。


「私のヒーローが帰ってきた」とマデリーン・ケニーは最新作『Kiss from the Balcony』の2曲目で快活に歌っている。この曲は、友人のベン・スローン、スティーヴン・パトータとオークランドで数回に渡って直接スタジオ・セッションを行い、制作された。マデリンの成長と回復力に関する考察の集大成。生成的で活気あるコラボレーションによって新しい命を吹き込まれた。

 

親しいリスナーは、彼女の作品のさまざまな時代から受け継がれてきた幅広いスタイルとテーマを聴くことができるかもしれない。それらはすべて、まとまりのある時代を超えたレコードにまとめあげられている。


2週間に及ぶ集中的なレコーディングセッションで、3人のコラボレーターは、断片、スケッチ、種からこの9曲を育んでいった。


実験的なパーカッションとサウンド・デザインのバックグラウンドを持つベン・スローンは、ケニーの作曲にエレクトロニック・サウンドをもたらした。他方、スティーヴン・パトータは、独創的なギターのメロディーを全編に提供し、このプロジェクトをアコースティックな要素で支えている。


『キス・フロム・ザ・バルコニー』は当初EPになる予定だったというが、録音のセッションで実りあるアイデアと遊びが生まれ、フルレングス・アルバムに拡張された。


このアルバムは、マデリンのディスコグラフィーの中で、愛についてのアイデアを反芻し、全作品を通して新たなサウンド・モチーフを探求している。本作はまた歌手のテーマ及び音楽的な進歩として位置づけられている。

 

 

「All I Need」

 

 

Madeline Kenney 『Kiss from the Balcony』



Label: Carpark
Release: 2025月7日18日
 

Tracklist:

1. Scoop

2. I Never

3. Breakdown

4. Slap

5. Cue

6. Semitones

7. Paycheck

8. They Go Wild

9. All I Need

 

 

Pre-save: https://found.ee/mk_kftb

 



柴田聡子が2014年にリリースしたセルフ・レコーディングによる、ほぼ全編弾き語りのセカンド・アルバム「いじわる全集」が本日(4/25)よりスペースシャワーから配信開始。さらに、明日、4月26日に2LPとCASETTE TAPEの2バージョンでリリースされる。


本作は柴田聡子の2014年にP-VINEから発売されたアルバムのリイシューとしてダブルで再発される。収録曲「いきすぎた友達」のミュージックビデオもご覧ください。


また、最新アルバムのレコーディングを行った、岡田拓郎、まきやま はる菜、浜公氣、谷口雄によるバンド編成でのツアーが今年7月から開催される。札幌から福岡まで6ヶ所の公演を、7月中旬〜8月上旬にかけて開催し、暑い日本の夏を盛り上げてくれる。


また、若い年代に絶大な人気を誇るソングライター、カネコアヤノを迎えてのライブも、六本木EXシアターで5月3日に開催予定。こちらのツアー日程もご確認ください。



「いきすぎた友達」




・柴田聡子「いじわる全集 [2LP]」





DDJB-91256 | 2025.04.26 Release | 5,200 Yen+Tax





・柴田聡子「いじわる全集 [CASETTE TAPE]」



DDTB-12008 | 2025.04.26 Release | 2,727 Yen+Tax




・柴田聡子「Passing」


Digital | 2025.01.15 Release





「Passing」-最新シングル



・柴田聡子「My Favorite Things [LP]」


DDJB-91252 | 2025.01.29 Release | 4,000 Yen+Tax




・柴田聡子「My Favorite Things」

DDCB-12123 | 2024.10.23 Release | 3,000 Yen+Tax




・柴田聡子「Your Favorite Things」


 DDCB-12121 | 2024.02.28 Release | 3,000Yen+Tax




▪️柴田聡子 presents「ありがとう」vol.2 〜柴田聡子 (BAND SET) × kanekoayano

2025年5月03日(土・祝)

EX THEATER ROPPONGI

OPEN 16:30 / START 17:30



▪️柴田聡子 Tour 2025 "夏" [BAND SET]


柴田聡子(Vo. Eg.), 岡田拓郎 (Eg.), まきやまはる菜 (B.), 浜公氣 (Dr.), 谷口雄 (Key.)


チケット先行予約受付 [ https://l-tike.com/shibatasatoko ]


日程:

2025年7月13日(日)札幌 BESSIE HALL
2025年7月15日(火)京都 磔磔
2025年7月17日(木)福岡 BEAT STATION
2025年7月19日(土)広島 CLUB QUATTRO
2025年8月01日(金)仙台 MACANA
2025年8月05日(火)東京 Zepp Shinjuku

 

©︎Steve Gullick


本日、ニューヨークのシンガーソングライター、Greg Frienan(グレッグ・フリーマン)は2ndアルバム「Burnover」をTransgressive/Canvasback Recordsより8月22日にリリースすることを発表した。  


グレッグ・フリーマンは、無名のシンガーとして活動を始めたが、デビューアルバムの好評により口コミで人気を獲得した。今年に入り、ミュージシャンはトランスグレッシヴと契約を交わした。


この発表と同時に、グレッグはリード・シングル「Point and Shoot」をリリースする。この曲は、生々しくカオティックなギターと、時にペイヴメントを想起させるシュールなリリックが印象的な、広がりのあるライブワイヤー・トラックだ。


また本日、このシングルに付随するビデオも公開された。モノクロで撮影されたこのビデオは、グレッグが「Burnover」を通してインスピレーションを得ている19世紀のアメリカの歴史に言及している。  


このアルバムのタイトルは、19世紀初頭に熱狂的な宗教復興とユートピア・コミュニティの温床となったニューヨーク中央部と西部の地域を表すのに使われた『The Burned-Over District』という言葉から拝借したものだ。


「ビデオ制作はとても楽しかった」とグレッグは振り返る。 「僕と大勢の友人たちは、基本的に6時間ぶっ続けで自宅の地下室で酒を飲んでタバコを吸ったんだ。  僕の中では、この曲は欲望を追い求めたり、不健康な方法で過去を追体験しようとしたりすることに関係している。  でも、いろんなことを歌っているのかもしれない。  曲の中に "君は笑って「ああ、世紀の大犯罪だ」と言った "という一節がある。 スピード違反で車を止められた警官が言った言葉だ。 そして300ドルの切符を切られたんだ」



グレッグが2022年にデビュー・アルバム「I Looked Out」をひっそりとリリースしたとき、PRキャンペーンもレーベルも音楽業界のプロモもなかったが、それでも全米の著名な批評家から賞賛を集めた。


UPROXXのスティーヴン・ハイデンは「2023年に発見した2022年のお気に入りアルバム」と評し、Paste Magazineは「2020年代のベスト・デビュー・アルバム25選」にこのアルバムを選んだ。 このリリースの口コミでの成功により、フリーマンは容赦ないツアースケジュールをこなすようになった。


「Burnover」のオープニング・トラックである「Point and Shoot」は、それに続く9曲と同様、爆発的で、不穏で、否定できない。 エネルギッシュなインディー・ロックに、アンブリングなトワングとアメリカーナの要素を難なく融合させたこの曲は、冒険的かつパーソナルであり、フリーマンを唯一無二の才能として確固たるものにした。

 

 「Point and Shoot」


ニュー・アルバムのリリースに先駆け、フリーマンはハミルトン・ライタウザーのサポートでアメリカを回り、その後イギリスへ向かい、グレート・エスケープ、ドット・トゥ・ドット、エンド・オブ・ザ・ロードのフェスティバルに出演するほか、ヨーロッパでの日程も控えている。

 


Greg Freeman 「Burnover」



Label:Transgressive/Canvasback

Release: 2025年8月22日


Tracklist:


Point and Shoot

Salesman

Rome, New York

Gallic Shrug

Burnover

Gulch

Curtain

Gone (Can Mean A Lot of Things)

Sawmill

Wolf Pine


【GREG FREEMAN ON THE ROAD】

MAY

16th  The Great Escape, BRIGHTON

17th  London Calling, AMSTERDAM

20th  Jaki, COLOGNE

21st  Continental, BRUSSELS

22nd  La Mecanique Ondulatoire, PARIS

24th  Dot to Dot Festival, BRISTOL

25th  Dot to Dot Festival, NOTTINGHAM

 

AUGUST

28th - 31st End of the Road Festival, DORSET

 

SEPTEMBER

1st    The Albert, BRIGHTON

2nd    The Lexington, LONDON

5th    Brudenell Social Club, LEEDS

6th    The Hug and Pint, GLASGOW

7th    The Workmans Club, DUBLIN

9th    YES, MANCHESTER

10th   Clwb Ifor Bach, CARDIFF

11th   Hare and Hounds, BIRMINGHAM

13th   Ekko, UTRECHT

14th   Blue Shell, COLOGNE

15th   Molotow, HAMBURG

17th   Bar Brooklyn, STOCKHOLM

18th   Vega, COPENHAGEN

19th   Lark, BERLIN

 


カナダの5人組、Foxwarren(フォックスウォーレン)は、アンディ・シャウフ、エイブリー&ダリル・キシック、ダラス・ブライソン、コリン・ニーリスの4人組。彼らのニューアルバム『2』が5月30日にANTI-からリリースされる。


『2』は、ジャンルと曲の境界線が常に曖昧な、楽しくて驚くべきアルバムだ。フォックスウォーレンは、表向きはフォーク・ミュージックを演奏しており、温かみのあるトーンと奔放なリズムが、軽薄なヴォーカルの中で実存的な苦悩と格闘する登場人物の歌を支えている。


しかし、ジュノー賞にノミネートされた2018年のセルフタイトル・デビューアルバムをツアーした後、フォックスウォーレンはこれまでとは違うやり方でやっていこうと決心し、最終的にはおなじみのバンド・イン・ルームのルーティンをやめ、代わりにこれらの曲や他のさまざまなサウンドをサンプラーに差し込んで『2』を作っていった。


4つの州にまたがるそれぞれの自宅スタジオで、5人のメンバー全員が曲のアイデアやメロディックなフレーズ、リズムの断片を共有フォルダにアップロードした。


トロントでは、アンディ・シャウフがこれらをサンプラーに接続し、バンドメンバーから提供された断片から曲を構築した。フォックスウォーレンは毎週オンライン・ミーティングを開き、曲がどのように変化するかについて遠距離から提案した。その結果、37分間のコラージュ・アートを通して、ある関係の表裏をなぞるような、魅惑的で不気味なアルバムが完成した。

 

 

「Yvonne」


Foxwarren 『2』


Label: ANTI-

Release: 2025年5月30日

 

Tracklist:


1. Dance
2. Sleeping
3. Say It
4. Listen2me
5. QuiteAlot2
6. Strange
7. Havana
8. Yvonne

9. Deadhead
10. True
11. Round&round
12. Dress
13. Wings
14. Serious
15. Again&

 


ブルックリンのR&B/ネオソウルシンガー、Yaya Bbey(ヤヤ・ベイ)が、Drink Sum Wtrから6月20日にリリースするニューアルバム『Do It Afraid』を発表した。 


このアルバムには、BADBADNOTGOOD、Butcher Brown、Exaktly、Rahrah Gabor、Nigel Hall、Father Philisらとのコラボレーションが収録されている。 今日の発表と同時に、彼女はアルバムの "二面性を体現する "と言われる全く異なる2枚のニュー・シングルを発表した。


ヴィンテージ・ファンクの "Dream Girl "はビデオ付きでリリース。ヤヤいわく、「しばらくの間、パーティに逃避すること」と「自分の欲望を本当に掘り起こすこと-自分の注意を必要とする重たいことが山ほどあることを知りながら、ファンタジーの余地も残しておくこと」を歌っているという。

 

アルバムの冒頭を飾るダウンテンポのヒップホップナンバー「Wake Up B*tch」は、より物思いにふける一面を披露している。 

 

 「Wake Up B*tch」

 



Yaya Bey 『Do It Afraid』


Label: Drink Sum Wtr

Release; 2025年6月20日

 

 

Tracklist

1. wake up b*tch

2. end of the world (feat. Nigel Hall & Butcher Brown)

3. real yearners unite

4. cindy rella

5. Raisins

6. spin cycle

7. dream girl

8. merlot and grigio (feat. Father Philis)

9. breakthrough

10. a surrender

11. in a circle

12. aye noche (feat. Rahrah Gabor & Exaktly)

13. no for real, wtf?

14. blicky

15. ask the questions

16. bella noches pt1

17. a tiny thing that’s mine

18. choice

 

 

Pre-order: https://drinksumwtr.lnk.to/yaya-bey-do-it-afraid

 


シンガポールのオルトロックバンド、Subsocic Eye(サブソニック・アイ)は、6月11日にTopshelfからリリースされる5枚目のアルバム『Singapore Dreaming』を発表した。 

 

サブソニック・アイは、シューゲイズのテイストを漂わせるトレンドのオルタナティヴロックソングが主要な特徴である。

 

ファースト・シングルは「Aku Cemas」と題されたドリーミーでドライヴ感のあるインディーロックソングだ。ヴォーカルのヌール・ワヒダはこの曲について次のように語っている。


この曲についてボーカルのヌル・ワヒダは次のように語っている。 

 

じっとしていられなかったけど、そうしなければならないような気分だった。 1日に20件の求人に応募しては、またノートパソコンで映画を見ていました。 やっと好きなことをする時間ができた。 本を読んだり、編み物をしたり、手芸をしたり、サイクリングをしたり。

 

 雇われていたときのように、自由な時間に好きなことをするのが楽しみだった。 しかし、この破滅感と役立たず感がすべてを曇らせてしまった。 無職であることへの不安が強すぎて、好きなことをする意欲がわかなかった。 私は自由になりたかったのではなく、好きなことがしたかっただけなんだ。

 

 

「Aku Cemas」

 

 

 

Subsonic Eye 『Singapore Dreaming』


Label: Topshelf

Release: 2025年6月11日

 

Tracklist

 

1.Aku Cemas

2.Why Am I Here

3.Sweet

4.My iPhone Screen

5.Overgrown

6.Lost

7.Being Productive

8.Situations

9.Brace

10.Blue Mountains

 

 

Pre-save:https://www.topshelfrecords.com/286

 


ロンドンのドリームポップバンド、Bleach Lab(ブリーチ・ラブ)がEP『Close To The Flame』を発表した。今度のEP『Close To The Flame』について、Bleach Labはこう語っている。


「”Close To The Flame”は、個人的な経験から恋愛の苦難を探っている。 愛と痛みの間で常に引っ張られるような関係から抜け出せないことについて歌っています。 誰かの全てでありたいと思ったり、離れていく誰かを抱きしめたり、罪悪感や不安と闘って前に進むのが難しくなったり......。 

 

このEPは、愛にしがみつこうとする一方で、自責の念や後悔、そしてその過程で自分を失う恐怖に対処する、厄介な現実をとらえている。 つながりを求めて戦いながらも、その重みを感じている」


セルフ・プロデュースによるEP『Close To The Flame』は、Bleach Labの2023年のデビュー・アルバム『Lost In A Rush Of Emptiness』に続く作品。 バンドは2025年11月にロンドンのブッシュ・ホールでのヘッドライン・ライヴを含む7日間のUKツアーを行うことも発表している。

 

「Feel Something」

 

 

Bleach Lab 『Close To The Flame』 EP

 


Tracklist:

Drown
Feel Something
In Your Arms
Close To The Flame
If I Could Be Anything

 

Pre-order: https://ffm.bio/bleachlab


【Best New Track】 August Royals  「Skintight Crazy」 元RCA所属アーティストによるインディペンデントな歩み


 

アルトポップ/アルトロックアーティスト、August Royals(オーガスト・ロイヤルズ)はルックス、スター性、音楽性、どれをとっても素晴らしい。次世代のUSポップシーンを担うべき存在だ。

 

「Skintight Crazy」と名付けられたこのニューシングルは、プロデューサーのジョン・クラス(ミディアム・ビルド、ミシガンダー)とのコラボレーションにより制作。この曲は、恋愛の余韻を表現している。恋愛のハイライト・リールを認識しつつも、それがハイライト・リールに過ぎないことを自覚する曲。悲観的なロマンチストにとっては、常に「もしかしたら」がある。



オーガスト・ロイヤルズはブロックハンプトンのケヴィン・アブストラクト、ライアン・ビーティ、ドミニク・ファイクといったアーティストとも共演している。これからの活躍が楽しみだ。

  

V Magazine、Rollacoaster、Lyrical Lemonadeなどから大きな賞賛を浴びたオーガスト・ロイヤルは、2021年に急速にその名を馳せ始めた。オーガストは、Pigeons & Planes誌の 「Best New Artists 」に選ばれ、「芸術性とアクセシビリティの難しいバランスを図る稀有な才能」と称賛された。その後、RCAレコードと契約し、デビューシングル「Blue Football」をリリースした。



2022年、オーガスト・ロイヤルはデビューEP『Inhaler』をリリース。9曲入りで、彼自身の経験と葛藤を多数のジャンルに反映させた作品だった。

 

その後、アメリカ国内の屈指の大手レーベル、RCAとの契約を終えたオーガストは、活動を一時休止し、"アーティストとして自分がどうありたいか"を模索することに時間を費やした。テキサスの象徴的なボーイズバンド、Brockhampton(ブロックハンプトン)のケヴィン・アブストラクト、さらにライアン・ビーティ、ドミニク・ファイクといった著名なアーティストと仕事をした後、オーガストはアーティストとしての自分のセンスと自己発見を見直す準備を整えていた。


しばらく、オフラインとスタジオで静かに過ごした1年後、オーガスト・ロイヤルは劇的な進化を遂げている。自称「これまでで最高、そして最も本格的」な楽曲を携え、2025年に再登場を果たす。

 

インディペンデントで発表されたデビューシングル「American Spirit」は、新しいリスナーにとってポップな親しみやすさを保ちつつも、ユニークなヴォーカル・パフォーマンスを誇っている。

 

今作「Skintight Crazy」は、今日の愛が明日の混乱と傷になりうるという彼の考えを表現したアップビートな曲。この2枚目のインディペンデント・リリースで、オーガスト・ロイヤルはついに、世界中のリスナーにその名を轟かせる準備に入る。



「Skintight Crazy」

 

 

Alt-pop/alt-rock artists August Royals have the looks, star power, and musicality to match. He is the next generation of the US pop/rock scene.


Garnering praise from V Magazine, Rollacoaster, Lyrical Lemonade, and more, August Royals quickly started making a name for himself in 2021. August was selected as part of Pigeons & Planes’ highly coveted “Best New Artists,” he was heralded as “the rare kind of talent who’s positioned to strike the difficult balance between artistry and accessibility.” 

 

August signed with RCA Records for the release of his debut single “Blue Football” gaining nods and critical acclaim. 



In 2022 August Royals released his debut EP, Inhaler, a nine-track, multi-genre reflection of his own experiences and struggles. Departing from RCA, August decided to pause and spend time developing who he wanted to be as an artist. After working alongside artists such as Kevin Abstract of Brockhampton, Ryan Beatty, and Dominic Fike, August was ready to reevaluate his own taste and self-discovery as an artist.



 After a year quietly spent offline and in the studio, August Royals has returned, coming into 2025 with a handful of songs that are his self-proclaimed “best to date and most authentic” with his first single “American Spirit” boasting a unique vocal performance that still maintains pop accessibility for new listeners. 

 

Now coming in strong with a carefully finessed fresh take on pop, is “Skintight Crazy”, an upbeat track that captures his take on how the love of today can be the confusion and hurt of tomorrow. With this second independent release, it seems like August Royals is finally ready to reach new heights.


▪世界的な評価も高めている東京拠点の孤高のエクスペリメンタル・フォーク・シンガー、SatomimagaeがRVNG Intl.からニューアルバム『Taba』を4月25日にリリース


 

©︎Norio

東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、そして内なる世界と外なる世界を旅するSatomimagaeの2021年の傑作『Hanazono』に続くニューアルバムが四年ぶりに完成した。

 

本作は今週末(4/25)にRVNG(日本ではPlanchaからリリースされる。RVNGは、実験音楽に特化した名物的なレーベルで、アメリカ版のWARPといっても過言ではない。カタログの中には、NYでオノ・ヨーコと交流があったドローン音楽のイノベーター、Tashi Wadaのアルバムが含まれている。

 

サトミ・マガエは、日本国内の大学で研究的な分野に携わった後、ソロシンガーソングライターの道のりを歩んできた。実験的なポピュラー、フォークを日本的な感性と組み合わせ、比類なき音楽の境地を探る。音楽的な原点は、彼女が幼い頃に住んでいたアメリカでの生活にあった。

 

日本の著名なエレクトリック・プロデューサー、畠山地平にその才能を見出された後、White Paddy Mountainに所属したあと、ニューヨークのRVNGからリリースを行うようになった。以降、ソロアルバムの制作、Duennとのコラボレーションアルバムなどに取り組んできた。また、シンガーは、音楽的な活動にとどまらず、アーティストとしての広汎な分野に興味を見出している。

 

待望の四年ぶりとなるフルアルバム『Taba』は、想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つつましい瞬間に静かな余韻を残す。個人と集団、構築的なものと宇宙的なもの、明瞭なものと感じられるものの間を鮮やかにつなぐ。本作は個人的なことと普遍的なこと、目に見えることと見えないことの両方を記録した一連のヴィネットとして展開する。自宅スタジオの外に流れる人生のつかの間のシーンやサウンドを観察し吸収しながら、彼女は自分自身を超え、現在と記憶の奇妙な流動の両方の魂とシステムの軌道の中で歌い、直線的なソングライティングではなく、トーンやテクスチャーが拡大し、広がりのあり 深みのあるストーリーが展開される。 


『Taba』のリード・シングル「Many」は、疎外された時代のフォーク・ミュージックであり、より有機的な曲作りと、Satomiを 取り巻く世界の自然な響きを強調し、取り入れるアレンジへの微妙だが意図的なシフトを示している。

 

気づかれなかった人生や集合的な記憶についての考察に導かれ、個人やグループを結びつけたり解いたりする結合組織を繊細になぞる「Many」は、不明瞭なエコーや漠然とした音のジェスチャーが織り成すエーテルに対して、ループやスパイラルの中でSatomiが考えを巡らせている。 


このアルバムは、「Taba- 束(たば)」(異なるものを束ねたもの、束ねたもの、ひとまとめにしたものを意味する日本語)の論理に従い、緩やかな短編小説集として組み立てられている。詩人のような語り手へと変貌を遂げたSatomiは、疎外されつつある現代を定義するありふれた出来事や、やりとりから形成される不可解な形に作家の目を投げかけている。


前作『Hanazono』 (2021年)が、私的な内面という青々としたフィールドから花開いたのに対して、『Taba』の鳥瞰図は、アーティストをより広く、よりワイルドな世界のどこかに位置づけようとしている。 

 


「グループとしての人間、そしてグループの中の個人をどう見るかについて考えていました」とサトミ・マガエiは言う。

 

グループはどの ようにつながっているのか、また、どのように境界線が存在するのか。

 

私たちは集団(束)の中の一要素に過ぎないのに、一人ひと りの目に見えない経験や記憶がどこかに残っていて、気づかないうちに私たちや社会に影響を与えているという意識……。つまり、私たちは塊の中の小さな点なのだ。


 

『Taba』の最初のざわめきは、Satomiの曲「Dots」で聴くことができる。この曲は、RVNG Intl.からリリースされた2021年のコンピ『Salutations』の星座にマッピングされた多くのきらめく点のひとつ。パンデミック初期、SatomiがiPhoneに録音していた素材の奥から引き出された「Dots」は、彼女を影のようでありながら誘う道を案内する、言葉のない内なるガイドだった。 

 

興味をそそられ、インスピレーションを受けたサトミは、この感覚を大切にし、新しい創造的な環境の中で新しいコード、リズム、テンポを試した。しかし、Tabaの精神を呼び起こしたのは、サウンドアーティスト、duennとのコラボレーションアルバム『Kyokai(境界)』 でのやりとりであった。 


“俳句以上、音楽未満”というテーマを掲げた『Kyokai』は感覚を言葉にし、Satomiが記録している音の断片が単なる未完成のスケッチではなく、強力な造形物であることを明示した。伝統的なフォーク・ソング的アプローチを脇に置き、デモの質感を取り払ったSatomiのソングライティングは、パズルやパッチワークに近い内容に進化し、音楽の礎となるアコースティック・ギターとヴォーカルが『Taba』全体で聴かれるイマジネーション豊かなアレンジへとピースを繋ぐ。

 

 
Satomiの世界観に近い他のアーティストやミュージシャンとのコラボレーションが、アルバムのサウンドに一層彩りを添えている。写真と映像でアルバムのビジュアル・アイデンティティを決定づけた、Norioのシンセサイザーラインは、優しいバラード 「Kodama」を盛り上げている。

 

「Dottsu」は、鈴のようなローズ・ピアノがSatomiのギターの周りで鳴り響き 、2021年の『Colloid EP』のジャケット・アートを手がけたAkhira Sanoが演奏している。

 

「Spells」を完成させるパズルのピースとなったYuya Shitoのクラリネットは、有機的なテクスチャーとエレガントなエッジの擦り切れを聴き取りながらTabaをミックスし、Satomiのこれまで の表現とは明らかに異なるエネルギーを発散させた。 


これらの曲の土台となっている音色とリズムの遊びは、メロディーのジェスチャー、ノイズのような共鳴、Satomiの手元の レコーダーが捉えた尖った瞬間など、カラフルなパレットにも活気を与えている。

 

『Taba』は、これまでのSatomiの音楽を特徴づけてきた生来の親密さにまだ貫かれているが、これらの曲は、彼女の新しく広々とした、探究心旺盛なソングライティング・アプローチに沿ったものである。そしてそのプロセスで珍らかなレイヤーが解明されている。サウンド・デザインの思索的な詩学に包まれた曲もあ れば、ベッドルーム・ポップの窓からのぞく曲もある。 


想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つましい瞬間に静かな余韻を残す『Taba』は音楽的な意義を越え、個人と集団、構築的、宇宙的、明瞭的と感覚的な概念の狭間を鮮やかにつなぎ合わせる。


Satomiの音の物語は、会話の中に存在するという単純な事実によって雄弁な一貫性を獲得し、動き回る人生のもつれた回路がうなるようなパーツのハーモニーを奏でる。 洋楽として聞いても、そして邦楽として聞いても新鮮さがある。サトミマガエの象徴的なアルバムといえそうだ。

 

 

「Many」

 

 

▪️過去のインタビュー:  SATOMIMAGAE(サトミマガエ)   デビューアルバム「AWA」から最新作「境界」までを語る           

 


【新譜情報】 Satomimagae 『Taba』 




トラックリスト:

01. Ishi
02. Many
03. Tonbo
04. Horo Horo
05. Mushi Dance
06. Spells
07. Nami
08. Wakaranai
09. Dottsu
10. Kodama
11. Tent
12. Metallic Gold
13. Omajinai
14. Ghost
15. Kabi (Bonus Track)

 

 

【Satomimagae】

 

東京を中心に活動しているアーティスト。暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。

 

畠山地平が手掛ける''White Paddy Mountain''より2作のアルバムをリリース後、2021年にNYのRVNG Intl.へ移籍。4枚目のアルバム『Hanazono』を幾何学模様のメンバーが主催するGuruguru Brainと共同リリース。 

 

2012年にセルフリリースしていたデビューアルバム『Awa』のリマスター拡張版『Awa (Expanded)』を2023年にRVNG Intl. よりリリースした。


今年のコーチェラ・フェスティバルに出演したWispがニューシングル「Get back to me」をInterscopeからリリースした。

 

昨年、ウィスプはタヌキチャンの新作EP『Circles』にも参加している。次世代のロックアーティストのニューシングルは、彼女の新しい中世的ファンタジーと深い夢の世界を広げている。 生々しい感情と精密に操作されたニューメタルが混ざり合った、ほとんど聖なる曲だ。 


"Get back to me "は、リードシングル "Sword "に続く新曲。残酷なまでに絶妙で、氷のように繊細に、壮大な割合で吹き荒れる内的な大渦を描写している。

 

ウィスプは、すでにコーチェラで1週末プレイしており、ボナルー、キルビー・ブロック・パーティー、そしてシステム・オブ・ア・ダウンの大規模なスタジアム・ツアーに参加し、SOAD、コーン、デフトーンズ、アヴェンジド・セヴンフォールドらとステージを共にする予定だ。


このシングルについてウィスプは、「『Get Back To Me』は、自分を犠牲にしてでも混沌を求める欲を表している。 この曲は、自分にとって良くないと分かっている場所に留まり、絶望、無謀さ、そして淫らな気持ちを描いている」と語っている。



「Get Back To Me」




【Wisp】


ウィスプは、WhirrやSlowdive(2024年に夢の共演を果たした)にインスパイアされ、ロックの可能性を広げようとする個性的で洗練されたサウンドを作り上げた。

 

 Pigeons & Planesは、「ウィスプがGen-Zのエーテルフィックスになるのは時間の問題だ」と的確に予測し、Notionは、「彼女はシューゲイザーを復活させる」と宣言した。  


ウィスプは、Apple MusicのNew Music Dailyの世界的な表紙を飾り、全てのプラットフォームで数億ストリーミングを達成し、NYLON、Pigeons & Planes、Spotify Lorem Artist To Watch、Amazon Breakthrough Artists、Consequence Artist of the Monthの注目すべきアーティストに選出された。

 

また、ニューヨーク・タイムズ紙とLAタイムズ紙で特集され、Alt Pressの最新冬号の表紙を飾ったほか、Rolling Stone、Stereogum、PAPER、Brooklyn Veganなど、ウェブ上でも多数取り上げられている。


デビュー・シングル "Your Face "はビルボード・ホット・ハード・ロック・ソングスで10位を記録。 「Your face」は現在、Spotifyだけで1億1000万回以上のストリーミングを記録し、クロスプラットフォームでの総ストリーム数は2億5000万回を超えている。


2024年5月、彼女はロサンゼルスでデビュー・ライヴを行い、自作のグッズを身につけた熱狂的なファンで2回ソールドアウトした。 

 

そのわずか3ヵ月後には、ロラパルーザ、レビテーション、キャンプ・フログ・ノウ、コロナ・キャピタルで初のメジャー・フェスティバルに出演した。 彼女は、3つの異なる大陸でソールドアウトしたショーのヘッドライナーを務めたこともある: 北米、ヨーロッパ、アジア。


ウィスプは、これまでの経験に謙虚になりながらも、次のステップに進む決意を固めた。 ウィスプのサガは、彼女のデビュー作に向けて続いていく。


アイルランド出身のドリームゲイザー・ミュージシャン、Maria Somerville(マリア・サマーヴィル)は、4ADからのデビュー・プロジェクトであるセカンド・アルバム『Luster』を今週金曜日4月25日にリリースする。最終シングル「Spring」が公開された。この曲はシューゲイズ/ドリームポップだけではなく、オートチューンを含めたダンスミュージックの要素が色濃い。4ADサウンドの新機軸が示されたと言えるだろう。アルバム発売前にチェックしておこう。

 

「Spring」は、歪んだアコースティックの打ち込み、幽霊のようなサイレンの鳴き声、頭を揺らすパーカッション、オートチューンのアウトロで構成された、フルでありながら儚い、渦巻くような雰囲気のドリームゲイザー・トラックだ。


ここ数ヶ月の間に、サマーヴィルは他の3枚のシングルで、ラスターの心を揺さぶる静けさと瑞々しいサウンドの背景をさらに紹介してきた。

 

 "Stonefly"(ダニエル・スワン監督による雰囲気のあるミュージック・ビデオを伴う、スリンキーなアンビエント・ワルツ)、"Garden"(スザンヌ・クラフトことディエゴ・エレーラがプロデュースした、高鳴るフィードバック、風通しの良いパーカッション、ノスタルジックなギター・コードの融合)、"Projections"(ファズアウトしたベースとかき鳴らされたギターによる、切なくロマンチックなシューゲイザー・トラック)。これらのトラックは共に、彼女の生まれ故郷であるアイルランド、コネマラのコリブ河岸での経験を反映し、This Mortal Coilのようなノスタルジックな4ADアーティストが織り成す音のタペストリーにオマージュを捧げている。

 

 

「Spring」

イタリアのフィエスタ・アルバ    ポリリズム、ポスト・マスロック、そして世界中の声を通したグローバルな音の旅


謎めいたイタリアの実験的なロックバンド、Fiesta Alba(フィエスタ・アルバ)は、エレクトロニック、ヒップホップ、アフロビート、プログレ、オートチューンのボーカル、アヴァンキャルド・ジャズマスロックを組み合わせて、独創的な音楽スタイルをヨーロッパのシーンにもたらそうとしている。 Battles、C'mon Tigre、Squidなど、実験的なロックがお好きな方は聴いてみてほしい。


彼らはメキシコのレスリングのルチャ・マスクを特徴とし、異形としての印象が強い。不気味だが、そのサウンドはさらにワイアードだ。覆面のバンドという面ではイギリスのGOATを彷彿とさせる。しかし、そのサウンドはミステリアスでエレクトロニックのキャラクターが強い。今回、バンドのPRエージェンシーから、バンドメンバーによるトラックバイトラックが到着した。


デビュー・フル・アルバム『Pyrotechnic Babel』が2025年3月21日(金)にリリースされた。 ここ数週間、シングル「No Gods No Masters」(feat.カタリーナ・ポクレポヴィッチ)が先行発売されている。 このアルバムは、neontoaster multimedia dept./ Bloody Soundレーベルからデジタル・フォーマットとCD(スタンダード・バージョンと限定デラックス・バージョン)で発売済み。



『Pyrotechnic Babel』は、フィエスタ・アルバによる初の公式アルバムであり、2023年のセルフタイトルEPに続く2枚目のリリース。 40分以上に及ぶこのアルバムは、複雑で多面的な音楽を提供し、彼らの高い評価を得たデビュー作で紹介された言語やテーマを洗練させ、発展させている。


タイトルの『Pyrotechnic Babel』は、音のマニフェストである。数学ロックに根ざしながら、ジャンル、音色、言語を変幻自在にブレンドしている。 アフリカン・ポリリズム、ダブ、20世紀のアメリカ人作曲家の洗練されたミニマリズム、ループトロニカ、プログレッシブ・ロック、現代ブリティッシュ・ジャズ、ドラムンベースが豊かなサウンドスケープに融合している。 その結果、色彩とエネルギーがダイナミックに爆発し、まさに花火のようなバベルとなった。


初リリースでイタリア、アメリカ、アフリカの声を取り入れたフィエスタ・アルバは、その幅をさらに広げた。 


このアルバムでは、日本、中央ヨーロッパ、アフリカ、イタリアのシンガーやラッパーが、ラディカルな思想家、哲学者、現代の語り部たちがフィーチャーされている。 バンドの複雑な音楽的テクスチャーに支えられたこれらの声は、現代世界の矛盾や複雑さを生き生きと表現している。


周縁部出身でありながら、紛れもなく国際的なビジョンを持つフィエスタ・アルバは、音と文化の探求を続けている。 『Pyrotechnic Babel』は、野心的な第二のステップであり、全世界からの声、音、アイデア、闘争に満ちたレコードである。



 

 

【Track  By Track】フィエスタ・アルバによる楽曲解説


1. No Gods No Masters (feat. Katarina Poklepovic)


シンセティックなサウンドのギター、アフロなベースライン、デジタルビートを模倣したドラムの中、カタリーナ・ポクレポヴィッチ(ソー・ビースト)の声が、神も主人も必要ない感覚の帝国を語りかける。

 

2. Technofeudalism (feat. Gianis Varoufakis)


ループするギターとプログレッシブ・ミュージックのエコーが、ディストピア的な現在を宣告された惑星のサウンドトラックとして容赦ないリズムを打ち鳴らす中、現代の預言者が新しい資本主義のアイデンティティを概説する。


3. Je Suis le Wango (feat. Sister LB)


ミニマルなギターと断片的なベースラインが密に織りなす上に、セネガル出身のシスターLBの歌声が音楽的、地理的な境界を超えた架け橋を築く。 彼女は目に見えない障壁を燃え上がらせる花火のようなバベルを歌う。


4. Collective Hypnosis


息もつかせぬエレクトロニクスが、ループするギターとともに縦横無尽に回転する。 アルバム初のインストゥルメンタル・トラックでは、タイトなリズムと万華鏡のようなシンセとギターのレイヤーが、私たち全員が陥ってしまった集団催眠を物語る。


5. Waku Waku (feat. Judicious Brosky)


バトルズとヘラの中間のような、インストゥルメンタル・マス・ロックが織り成す濃密なテクスチャーと非常にタイトなリズムの上で、日本人ラッパーの武骨な歌い回しが際立つ。 高速列車を舞台にした極東の小さなラブストーリー。


6.Post Math


インストゥルメンタルのポリリズムが幾重にも重なり、多面的なハイパーキューブを形成する。 エレクトロニック・ブラス、ベース・ライン、歪んだギター・リフ、ミニマルなシンセ、切迫したドラム・マシーンの中で、奇妙なメトリックス、トニック・シフト、不協和音が見事に調和している。 タイトルが示すように、この曲はほとんどマニフェストだ。


7. Learn to Ride Hurricanes (feat. Alessandra Plini)


ディストピア社会で生きることの葛藤についての生々しい寓話が、宣言的でありながら夢のような声で歌われている。 ストリングスが幽玄なギターに寄り添い、アルバムの中で最もロック色の強いエピソードとなっている。


8. Doromocrasy


ギターとシンセが交差し、追いかけっこをしながら、四角く容赦のないリズムを刻む。 スピードのパワーの神話を物語る、カラフルで花火のようなインストゥルメンタル曲。


9. Safoura (feat. Pape Kanoute)|


アフリカのグリオの賢者が、マスロックのポリリズムとエシェリアのアラベスクの上に座り、世界最古の物語を語る。


10. Mark Fisher Was Right (feat.Mark Fisher)


加速度論者の故マーク・フィッシャーは、オンユー・サウンドの威厳に響くポリリズミックなダブ・トラックに先見の明を感じさせる歌声を乗せ、アルバムを最高の形で締めくくる。


【Biography】


フィエスタ・アルバの音楽は、オルタナティヴ・ロックの進化を通して、提案、影響、実験がダイナミックに混ざり合い、本物のルートを描いている。


 アングロサクソン的な数学ロックの独特な解釈から始まったバンドは、アフリカン・ポリリズム、ループトロニカ、ダブ、ヒップホップ、プログレッシブ、ドラムンベースとの過激なハイブリッドによって、ジャンルの限界を越えようとしている。 インストゥルメンタルに重点を置きながら、フィエスタ・アルバは世界中の声をサウンドに加える。 


各トラックはユニークな個性を持ち、パンク、ラップ、アフロビートの要素で汚染されている。 その結果、ハイパー・キネティックで洗練された万華鏡のようなサウンドが生まれ、観客や批評家を魅了し、彼らのデビューEP(s/t, neontoaster multimedia dept.)が熱狂的に歓迎されたことが証明している。 


この研究は、このファースト・アルバム『Pyrotechnic Babel』において増幅され、バンドは新たな音楽的領域を探求し、慣習に挑戦し続けている。 実験と不適合に満ちた彼らのアプローチは、ジャンルやアルゴリズムに縛られる音楽シーンに対抗するものだ。


バトルズからキング・クリムゾン、アイ・ヘイト・マイ・ヴィレッジ、カエ・テンペスト、エイドリアン・シャーウッド、サンズ・オブ・ケメットを経て、ブライアン・イーノ、スティーヴ・ライヒ、フェラ・クティといった巨人にまで影響を受けたと宣言している。 彼らの音楽の流動的な進化を反映した、モザイクのような影響。