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Why Bonnie


テキサス出身のブレア・ハワートンのプロジェクト、Why Bonnie(ホワイ・ボニー)が8月30日にFire Talkからニューアルバム『Wish On The Bone』をリリースする。そのアルバムからの新曲「Rhyme or Reason」とツアー日程が発表された。新曲とツアー日程は以下の通り。


プレスリリースによると、"Rhyme or Reason "のインスピレーションの源は、「彼女がソングライターとして本領を発揮し始めた頃に起きた、ハワードンの兄を亡くした後の希望感の再生について」だという。それに対処するために、彼女は次から次へと曲を書き、苦しみながらもカタログを作り、そうすることでスピリチュアリティとの新しい関係を築いた。


ハワードンはこう付け加えた。 「『Rhyme or Reason』は、人生の諸行無常と折り合いをつけること、そしてそれがいかに恐ろしくもあり、また本当に美しいかを歌っている」

 

ホワイ・ボニーは2022年、デビュー・アルバム『90 in November』をKeeled Scalesからリリース。2023年、彼女は次作アルバムには収録されていない新曲「Apple Tree」を発表した。以前は、このプロジェクトはバンドとして発表されることが多かったが、現在はソロ活動という意味合いが強いようだ。


「あのアルバムから私は変わったし、これからも変わり続けるだろうと信じている」とハワードンはデビューからの年月について語る。

 

 「Rhyme or Reason」

 

Why Bonnie Tour:


Fri. July 26 - Brooklyn, NY @ Union Pool *

Thu. Aug. 29 - Brooklyn NY @ Union Pool ^

Fri. Sep. 20 - Boston, MA @ Deep Cuts

Sat. Sep. 21 - Montreal, QC @ Cabaret Fouf

Sun. Sep. 22 - Toronto, ON @ Monarch Tavern

Tue. Sep. 24 - Chicago, IL @ Hideout

Wed. Sep. 25 - Cleveland, OH @ Beachland Tavern

Thu. Sep. 26 - Washington, DC @ Comet Ping Pong

Fri. Sep. 27 - Philadelphia, PA @ Milkboy

* w/ poolblood

^ w/ Sex Week

 

©︎Pryce Pul


Peel Dream Magazineは、次作アルバム『Rose Main Reading Room』からの最新シングル「Wish You Well」を発表した。このシングルは、リード曲「Lie in the Gutter」に続く。以下のビデオでチェックしてみよう。


「"Wish You Well "は、私たち誰もが持っている生気と、それがいかに私たちの最悪の部分を引き出すかについて歌ったものだ」とプロジェクトのジョー・スティーヴンスは声明で説明している。


「ローズ・メイン・リーディング・ルームは、文明世界と自然世界の接点を多く扱っている。この曲は、人生の様々な局面で私を振り回した人々の影響から自分を解放するような、声明として書いたんだ」

 

「ミュージック・ビデオでは、オリビアと私は密かに他人を貶めようとする人々を描いている。みんなの行動は、自然の残酷で暴力的なシーンや、DNAや細胞のイメージと重ね合わされ、完全に本質的なものだという考えを確立している。このビデオは、Otiumと名乗る素晴らしい映像作家と一緒に撮影し、ロサンゼルスのダウンタウンにあるサイクロラマの壁の前で、さまざまなパフォーマンス・セットアップで遊ぶことができた。


『Rose Main Reading Room』は9月4日にTopshelf Recordsよりリリースされる。



 

Origami Angel

Gamiの愛称で知られるOrigami Angel(オリガミ・エンジェル)は、ワシントンDCのパンクバンドで、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、来日公演を新宿ACBで行った。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえそうだ。

 

続いて、オリガミ・エンジェルは新作アルバム『Feeling Not Found』のリリースを発表した。9月27日にCounter Intuitive Recordsからリリースされる。アルバムは、00年代初頭のWindowsを思わせるバンドのレトロな新ウェブサイト”feelingnotfound.com”から予約できる。バンドは2曲の先行曲「Dirty Mirror Selfie」「Dirty Mirror Selfie」を一つのビデオクリップにまとめて公開した。


「Dirty Mirror Selfie」は、メタルコアのソリッドなリフで始まるが、それは単なる誘いにすぎない。その後にはオリガミエンジェルのトレードマークである陽気で清涼感のあるエモポップバンガーへと傾れ込む。しかし、最終的にはメタルコアとポップ・パンクの間を変幻自在に行き来する。

 

「Where Blue Light Blooms」は、クリアでマッタリとしたジャジーなフレーズから始まり、エモポップバンガーに変わり、ソリッドな質感を持つクールなギターソロが加わる。曲とミュージックビデオ(パート1はBritain Weyant監督、パート2はKay Dargen監督)は以下をチェックしてみよう。


オリガミ・エンジェルは今後、Arm's Length、Macseal、Forestsのサポートによるヘッドライナー・ツアーも発表している。ツアーは10月にナッシュビルでスタートし、11月24日にニューヨークのウェブスター・ホールで終了する。

 

 

「Dirty Mirror Selfie」/「Dirty Mirror Selfie」



Origami Angel 『Feeling Not Found』



Tracklist:

 

1. Lost Signal

2. Dirty Mirror Selfie

3. Where Blue Light Blooms

4. Viral

5. Underneath My Skin

6. Wretched Trajectory

7. AP Revisionist History

8. Living Proof

9. Fruit Wine

10. Sixth Cents (Get It?)

11. Secondgradefoofight

12. HM07 Waterfall

13. Higher Road

14. Feeling Not Found


ロンドンを拠点とするエクスペリメンタルロックバンド、Man/Woman/Chainsawがファットポッサムと契約

 

ロンドンを拠点とするバンド、Man/Woman/Chainsawが、ファット・ポッサム・レコードとの契約を発表した。ビリー・ワード(ヴォーカル、ギター)、エミー=メイ・エイブリー(ヴォーカル、キー/シンセ)、ヴェラ・レッパネン(ヴォーカル、ベース)、クリオ・スターウッド(ヴァイオリン)、ローラ・チェリー(ドラムス)を擁する実験的な5人組ロックバンド。

 

M/W/Cはノイズやパンクを通過し、ストリングスを含めるオーケストラからの影響を活かしている。シンセやキーボードを使用し、冒険心に富み、静と動を生かした精彩感溢れる音楽のストーリーを描く。


ライブでも人気の「Ode To Clio」は、ペースを変え、予想外のものを生み出す彼らの能力を表現している。ストリングスを活かした静かで美しいミニマルミュージックの立ち上がりから、プログレ的な展開を描き、この曲はパンクやメタル性を活かしながら驚くべき着地点を見出す。

 

「この曲を書くのに1年かかったんだ。その間に出会った人々や人間関係を無意味にコラージュしたもので、穏やかなものから波乱に満ちたものまで、クリオの包括的なヴァイオリンのメロディがすべてを支えているんだ」とバンドは説明する。


16歳でデビューし、3枚のシングルを自主制作して以来、Man/Woman/Chainsawはロンドンで最もエキサイティングで予測不可能な若手アーティストのひとりとして、喜びと混沌を等しく融合させながら、その地位を確立してきた。


昨年の「What Lucy Found There」でブレイクした彼らは、先日100回目のギグを迎え、今年11月8日にデビューEPをリリースする。

 

イーストボーンのエコー・ズー・スタジオでギラ・バンドのダニエル・フォックスと録音したこのEPは、シネマティックなアレンジの中に不協和音が散りばめられている。ビリー・ウォードは、彼らのソングライティングのプロセスについて次のように語っている。「僕たちは、きれいな音と騒々しい音の間の細い線で生きていて、しばしばこの2つの間を飛び越えようと試みる」

 

 

「Ode To Clio」



Man/Woman/Chainsaw 『Eazy Peazy』

Label: Fat Possum

Relase: 2024年11月8日

 

Tracklist:​​​​​​


1. The Boss

2. Sports Day

3. Maegan

4. Ode To Clio

5. Grow A Tongue In Time

6. EZPZ

Roger Eno ©Cecily Eno

 

近年、気候変動をテーマにしたアルバム、Fred Again..とのコラボレーションなど幅広い分野で活躍するブライアン・イーノとともに、音楽家として存在感を示しつつあるのが、彼の弟であるロジャー・イーノである。

 

2023年、ギリシャ・アテネのアクロポリスでのライブをブライアンと一緒に行い、音楽ファンを驚かせた。このライブの模様はコンサート・フィルム『Live At The Acropolis』に収録されている。


最近の幾つかのソロ・アルバムでは、様々なコンセプチュアルな試みが行われている。「Mixiing Colours」においてブライアンと音による対話を行い、続く『The Turning Year』では、個々のシーンを持つ短編小説、そして、写真のコレクションのような意味を持つコンセプト・アルバムに取り組んでいる。いずれの作品も、音楽の中に何らかの意図が込められている。

 

今回、ロジャー・イーノは、ドイツ・グラモフォンから新作アルバムのリリースを発表した。タイトルは「The Skies : Rarities」。2枚目のソロ・アルバム『the skies, they shift』のレコーディング・セッションで録音された未発表曲が収録されている。音と静寂の中で、喚起的で示唆に富んだ道筋をたどる。メランコリックなトーンは、『Rarities』でも聴くことができる。


このアルバムは、集約的な農業と気候変動が環境にもたらす脅威と大いに関係があった。(「単なるエコロジカル・スレノディになりかねなかったこのレコードは、その代わりに、今、ここ、そして、気候変動に対する美しい考察となった」- The Line Of Best Fit


「アルバムとなる作品を録音する際、私はたいていアイデアがあり余っている」とロジャー・イーノは言う。

 

「こうすることで、プロセスの最後に、深く検討した順序で決定的な 「コレクション 」を作ることができるんだ。後者は私にとって非常に重要だ。こうして、私はしばしば、1枚だけでなく2枚分の満足のいく音源を持っているという贅沢な立場にいることに気づく」



ベルリン・スコアリングの楽器奏者はスコアを元に即興演奏をするよう依頼された。一方、ギタリストのジョン・ゴダードは 「Into Silence 」で参加。イーノは 「Into Silence 」について「特別な曲」と呼ぶ。この曲は、イーノ曰く「そうでなければ欠けていた特別な風味」を添えている。

 

アルバムのリードシングルとして公開された「Changing Light」は、リスナーの心をその場に留め、静かな瞑想を促すピアノ曲となっている。Peter Borderickのピアノの小品を彷彿とさせる美しい一曲。

 

 

「Changing Light」



 
Roger Eno  『The Skies : Rarities』


 
Label: Deutsche Grammophon
 
Release: 2024年9月27日
 

Tracklist:  

 
1.Breaking the Surface
2.Patterned Ground
3.Through The Blue (Piano Version)
4.Above and Below (Amazon Original)
5.Now and Then
6.Changing Light
7.Time Will Tell
8.Into Silence
 
 
 

Roger Eno: 

 

ロジャー・イーノは、イギリス・サフォークのマーケットタウンであるウッドブリッジで生を受けた。彼は学校で音楽に没頭し、毎週土曜日に精肉店で稼いだお金でボロボロのアップライトピアノを購入しました。その後、ロジャー・イーノの音楽教育は、コルチェスター・インスティテュート・スクール・オブ・ミュージックへと引き継がれた。ロンドンのプライベートクラブでジャズ・ピアノを弾く短い活動を行った後、彼はイースト・アングリアに戻った。 


1983年、兄のブライアンとダニエル・ラノワと「Apollo」で最初にコラボレーションを行ない、ピーター・ハンミル。オーブ、そして 彼の最初のバンドである、ララージ、ケイト・セント・ジョエル、ビル・ネルソン、日本のチェロ奏者である橘真弓をメンバーに擁するアンビエント・グループのチャンネル・ライト・ベッセルをその後に結成した。
 
 
彼はまた、セッションミュージシャン、バンドメンバーとして、オーブ、ルー・リード、ジェービス・コッカー、ベックをはじめとする著名なミュージシャンとチームを組み、ティム・ロビンスと彼のバンドであるローグギャラリーの音楽監督として活躍した。 
 
 
今日では、演劇、映画の双方の作曲家として知られるロジャーは、ロンドンの国立劇場でのハロルド・ピンターの作品、さらには、スティーヴン・フリアーズ監督のテレビシリーズ「State of The Union」ではエミー賞を獲得し、何年にもわたって多くの映画のサウンドトラックを提供してきた。

©︎Patrick Gunning

UKのロックバンド、Sports Teamがサード・アルバム『Boys These Days』を発表した。アルバムは来年の2月28日に発売される。


アルバムの発表と合わせて、日本車のSUBARUをテーマにした「I'm in Love」がリリースされた。夏の暑さを和らげるような清涼感あふれるナンバー。ソフィスティポップをベースにしたきらびやかなポップナンバーで、心なしかシティポップのようなアーバンでバブリーな空気感がゆらめく。この曲を聴く限りでは、今回のアルバムはやや前作とは異なる音楽性になるに違いない。

 

久しぶりにスポーツ・チームが帰ってくる。音楽のペダルをメタルに踏み込み、サクソフォンを全開にしたマーキュリー賞ノミネートの6人組が、3枚目のスタジオ・アルバム『Boys These Days』を届けてくれる。マーキュリー賞にノミネートされた「Deep Down Happy」(2020年)と「Gulp!」に続く新作アルバムだ。



プレファブ・スプラウトとロキシー・ミュージックを足したようなこのバンドは叙情的な洞察力と、これまでで最もダイナミックな音楽パフォーマンスを併せ持つ。スポーツ・チームはコンテンツのさらなる深淵に分け入ろうとしている。

 

「Boys These Days」は、広告の誇大広告から人間関係の機能不全に至るまで、デジタルの潮流がIRLの岸辺に押し寄せる地点に位置するあらゆるものに焦点を絞っているが、彼らの視点は、スポーツ・チームが我々と一緒にスクロールしているように、その風景に没入することにある。


ニューアルバムは、ブラックメタル発祥の地であるベルゲンでレコーディングされた。2024年初頭のセッションで、スポーツ・チームはこれまでで最も輝かしく魅力的なレコードを作り上げた。


スポーツチームのボーカルのアレックス・ライスはニュー・シングル「I'm In Love(Subaru)」についてこう語っている。

 

「この曲は、どんな欲望も投影できる艶やかな無生物と、その背後に忍び寄るあらゆるものとの間の緊張感をとらえている。この曲は、車や人々の関係の捉え方について語る、とても単純なラブソングであるんだ」

 

 

 「I'm In Love(Subaru)」

 

 

 

Sports Team 『Boys These Days』


Label: Bright Antenna/ Distiller Records

Release: 2025年2月28日