©︎Steve Gullick


ザック・ボウカー(ヴォーカル/ギター)、ユアン・バートン(ベース)、ドラマーのジョエル・スミス、エディ(マスコット)からなるイギリス/クルー(Crewe)の4人組”UNIVERSITY”に注目しよう。デビューアルバム『McCartney, It'll Be OK』を2025年6月20日にTransgressiveよりリリースすることを発表した。本日、彼らはニューシングル「Curwen」(試聴はこちら)も発表した。


 
プロデューサーのKwes Darko(Sampa The Great、Denzel Curryの作品をプロデュース)とロンドンにあるDamon AlbarnのStudio 13でレコーディングされた『McCartney, It'll Be OK』は、UNIVERSITYの2023年のデビューEP『Title Track』の非常にエキサイティングな始まりをさらに発展させたもので、フックはより明るくメロディアスに、ブレイクダウンはよりヘヴィに、歌詞はより洗練されている。

 

バンドは『McCartney, It'll Be OK』を完全ライヴでレコーディングし、これまでの彼らの作品を特徴づけてきた、すべてが今にも崩れ落ちそうなスリリングで狂おしいエネルギーを保持している。


 
このアルバムについて、ジョエル・スミスはこう語っている。

 

「より感情的にバラエティに富んだ作品にするために、意識的に曲を書いたんだ。より幅広い感情を内包している。僕らのバンドをもっと軽やかに見ることができるようになった。EPのサウンドを色づけてくれた。

 

僕らはエモや過激な音楽に影響を受けているから、何か対照的なものがないと、物事は惨めなものにしかならないと気づいたんだ。光を感じてこそ、暗闇を正しく感じることができるように。すべてのジャンプを感じたい...。『ホワイト・アルバム』みたいにね・・・」

 
インスタントコーヒーが燃えかすのようにブラックになり、呟くような隠れ家、古ぼけたベッドルーム、貧血のような通りを通り抜け、あなたを圧倒的な世界へと導く。


「Curwen」




UNIVERSITY 『McCartney, It'll Be OK』

 


Label: 2025年6月20日

Release: Transgressive

 

Tracklisti:


1.Massive Twenty One Pilots Tattoo
2.Curwen
3.Gorilla Panic
4.Hustler’s Metamorphosis
5.GTA Online
6.Diamond Song
7.History Of Iron Maiden Pt. 1
8.History Of Iron Maiden Pt. 0.5



 

 

カナダのロックバンド、Arcade Fire(アーケイド・ファイア)がニューアルバム『Pink Elephant』を発表。同時にファーストシングル「Year Of The Snake」のビデオを公開した。Pink Elephant』は2025年5月9日にコロンビアからリリースされる。

 

2022年にバンドのウィン・バトラーに対して複数の女性から性的不品行疑惑が持ち上がって以来、バンドにとって初のアルバム。『Pink Elephant』はバンドにとって7枚目のスタジオ・アルバムで、2022年の『WE』に続く作品となる。

 

バンドのラインナップは、ウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュ、ジェレミー・ガラ、ティム・キングスバリー、リチャード・リード・パリー。バトラーとシャサーニュは結婚している。共同設立者であるウィル・バトラーは2022年にアーケイド・ファイアを脱退しているが、その数ヵ月後に弟のウィンに対する疑惑が浮上した。


ウィン・バトラーとレジーヌ・シャサーニュは、ダニエル・ラノワとともにピンク・エレファントをプロデュース。この作品は、バトラーとシャサーニュがニューオーリンズに所有するグッド・ニュース・レコーディング・スタジオでレコーディングされた。


このアプリは、"アーケイド・ファイアのニュース、音楽、ビデオ、チケットの早期入手、限定グッズ、Santa Pirata Radioのプレミア・エピソード、バンドがファンに直接語りかけ、アーケイド・ファイアに関する個人的な洞察や舞台裏の情報を提供する "とプレスリリースにある。

 

このアプリには、ニューアルバムには収録されていない限定曲「Cars and Telephones」も含まれている。この曲は未発表の旧曲で、バトラーがシャサーニュのために初めて演奏した曲である。

 


「Year Of The Snake」


Arcade Fire 『Pink Elephant』

Label: Columbia

Release: 2025年5月9日

 

Tracklist:


1. Open Your Heart or Die Trying

2. Pink Elephant

3. Year of the Snake

4. Circle of Trust

5. Alien Nation

6. Beyond Salvation

7. Ride or Die

8. I Love Her Shadow

9. She Cries Diamond Rain

10. Stuck In My Head

 

Pre-save:https://arcade-fire.lnk.to/PinkElephantAY

Black Country, New Road 『Forever Howlong』 



Label: Ninja Tune

Release: 2025年4月4日


Review

 

ファーストアルバム『For The First Time』では気鋭のポストロック・バンドとして、続く『Ants From Up There』では、ライヒやグラスのミニマリズムを取り入れたロックバンドとして発展を遂げてきたロンドンのウィンドミルから登場したBC,NR(ブラック・カントリー、ニューロード)。


マーキュリー賞へのノミネート、それから、UKチャート三位にランクインするなど高評価を獲得し、さらには、フジ・ロック、グリーンマン、プリマヴェーラを始めとする世界的なフェスティバルでライブ・バンドとしての実力を磨いてきた。すでにライブ・パフォーマンスの側面では世界的な実力を持つバンドという前提を踏まえ、以下のレビューをお読みいただければと思います。

 

メンバーチェンジを経て制作された三作目。フジロックでの新曲をテストしたりというように、バンドは作品ごとに音楽性を変化させてきた。ロンドンではポストロック的な若手バンドが多く登場しており、BC,NRは視覚芸術を意図したパフォーミング・アーツのようなアルバムを制作している。また、ブッシュホールでの三日三晩の即興的な演奏の経験にも表れている通り、即興的なアルバムが誕生したと言えるかもしれない。メンバーが話している通り、スタジオ・アルバムにとどまらない、精細感を持つ演劇的な音楽がアルバムの収録曲の随所に登場している。音楽的に見ると、三作目のアルバムではバロックポップ、フォーク、ジャズバンドの性質が強められた。これらが実際のライブパフォーマンスでどのような効果を発揮するのかがとても楽しみ。

 

今回、バンドはミニマリズムを回避し、ジョン・アダムスの言葉を借りれば、ミニマリズムに飽きたミニマリスト、としての表情を伺わせる。しかし、全般的にはクラシック音楽の影響もあり、アルバムの冒頭を飾る「Besties」ではチェンバロの演奏を交え、バロック音楽を入り口として即興的なジャズバンドのような音楽性へと発展していく。ボーカルが入ると、バロックポップの性質が強くなり、いわばメロディアスな楽曲の表情が強まる。一曲目「Besties」は新しい音楽性が上手く花開いた瞬間である。


一方で、ビートルズの中期以降のアートロックを現代のバンドとして受け継いでいくべきかを探求する「The Big Spin」が続く。「ラバーソウル」の時代のサイケ性もあるが、何より、ピアノとサックスがドラムの演奏に溶け込み、バンドアンサンブルとして聞き所が満載である。新しいボーカリスト、メイ・カーショーの歌声は難解なストラクチャーを持つ楽曲の中にほっと息をつかせる癒やしやポピュラー性を付与する。


そういったバンドアンサンブルを巧緻に統率しているのがドラムである。現在のバンドの(隠れた)司令塔はドラムなのではないか、とすら思わせることもある。散漫になりがちな音楽性も、巧みなロール捌きによって楽曲のフレーズにセクションや規律を設けている。上手く休符を駆使すれば最高だったが、音楽性が持続的な印象が強いのは好き嫌いが分かれる点かもしれない。休符が少ないので、音楽そのものが間延びしてしまうことがあるのは少し残念な点だった。

 

そんな中で、これまでのBC,NRとは異なり、ポピュラー性やフォークバンドとしての性質が強まるときがある。そして、従来のバンドにはなかった要素、これこそ彼等の今後の強みとなっていくのでは。「Socks」では60〜70年代のバロックポップの影響をもとにして、心地よいクラシカルなポピュラーを書いている。メロディーの良さという側面がややアトモスフェリックの領域にとどまっているが、この曲はアルバムを聴くリスナーにとってささやかな楽しみとなるに違いない。そしてこの曲の場合、賛美歌、演劇的なセリフを込めた断片的なモノローグといったミュージカルの領域にある音楽も登場する。 これらは新しい「ポップオペラ」の台頭を印象づける。


次いで、クイーンのフレイディ・マーキュリーのボヘミアン的な音楽性を受け継いだ曲が続いている。「Salem Sisters」は「ボヘミアン・ラプソディー」の系譜にあるピアノのイントロで始まり、その後、アートポップやジャズ的なイディオムを交えた前衛的な音楽が続いている。一曲目と同じように、チェンバロの演奏も登場するという点ではジャズとクラシック、そしてポピュラーの中間域に属する。ボーカルは優雅な雰囲気があり素晴らしく、この曲でもドラムの華麗なロールが楽曲に巧みな変化や抑揚の起伏を与えている。いわば、BC,NRの目指す即興的な音楽が上手く昇華された瞬間を捉えられる。そして曲の後半部にかけて、ボーカルはミュージカルに傾倒していく。いわば、このアルバムの中核を担うシアトリカルな音楽の印象が一番強まる瞬間だ。

 

 アルバムの中盤では中性的なアイルランド民謡に根ざしたフォーク/カントリーミュージック「Two Horses」、「Mary」がアルバムの持つ世界観を徐々に拡張させていく。そして同じタイプの曲でも調理方法が異なり、前者では変拍子を交えたプログレッシブな要素、さらに後者では、ジャズやメディエーションのニュアンスが色濃い。また、賛美歌やクワイアのような聴き方も出来るかもしれない。すくなくとも、それぞれ違う聴き方や楽しみ方が出来るはずだ。

 

ブラック・カントリー、ニュー・ロードの掲げる新しい音楽が日の目を見た瞬間が「Happy Birthday」となる。印象論としては、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・クラブ・ハーツ・バンド」のミュージカルの系譜にある音楽を踏襲し、それらをクイーン的にならしめたものである。この曲ではボーカルはもちろん、サックス、ドラム、ピアノの演奏がとても生き生きとして聞こえる。また、チェンバロの導入など遊び心のある演奏もこの曲に個性的な印象を付け加える。しかし、やはり、このバンドの曲が最も輝かしい印象を放つのは、ロック的な性質が強まる瞬間であると言える。無論、調性の転回など、音楽としてハイレベルなピアノの旋律進行もフレーズの合間に導入されることもあり、動きがあって面白く、さらに音楽的にも無限のひらめきに満ちているが、音符の配置が忙しないというか、手狭な印象があるのが唯一の難点に挙げられるかもしれない。その反面、一分後半の箇所のように、ダイナミックスが感じられる瞬間がバンドとして溌剌としたイメージを覚えさせる。 曲の後半では、カーショーの伸びのあるビブラートがこの曲に美麗な印象を添える。音楽的な枠組みに囚われないというのは、バンドの現在の美点であり、今後さらに磨きがかけられていくのではないかと推測される。

 

ロック寄りの印象を持つ瞬間もあるが、終盤では古楽やバロックの要素が強まり、さらにアルバムの序盤でも示されたフォークバンドとしての性質が強められる。「For The Cold Country」では、ヴィヴァルディが使用した古楽のフルートが登場し、スコットランドやアイルランド、ないしは、古楽の要素が強まる。結局のところ、これは、JSバッハやショパン、ハイドンのようなクラシック音楽の大家がイギリスの文化と密接に関わっていたことを思い出させる。特にショパンに関しては、フランス時代の最晩年において結核で死去する直前、スコットランドに滞在し、転地療養を行った。彼の葬式の費用を肩代わりしたのはスコットランドの貴族である。ということで、イギリス圏の国々は意外とクラシック音楽と歴史的に深い関わりを持ってきたのだった。

 

この曲は、スコットランドの古城や牧歌的な風景のサウンドスケープを呼びさます。そして実際に、そういった異国の土地に連れて行くような音楽的な換気力に満ちている。


タイトル曲「Forver Howlong」に関してもケルト民謡の要素が色濃い。これらの中世的な音楽性は、今後のブラック・カントリー、ニューロードの強みとなっていくかもしれない。かなり複雑で入り組んだアルバムであるため、一度聴いただけではその真価はわからないかもしれない。ただ、それゆえに、聴く時のたのしみも増えてくると思う。


今回は''バンド''という言葉を使用させていただいたが、BC, NRは、ひとつの共通概念を共有するグループーーコレクティヴの性質が強い。バンド/コレクティヴとして純粋な音楽性を感じさせたのがアルバムのクローズを飾る「Goodbye」だった。一貫して、ポスト・ブリットポップ的な音楽を避けてきたバンドが珍しくそれに類する音楽を選んでいる。ただ、それはやはり、フォークバンドとしての印象が一際強いと付言しておく必要があるかもしれない。今後どうなるのかが全くわからないのがこのバンドの魅力。潜在的な能力は未知数である。

 

 

 

84/100

 

 

「Goodbye(Don't Tell Me)」


 

謎めいたビデオで予告していたTurnstileが、2021年のNo.1アルバム『Glow On』の待望の続編を発表した。 ビルボードで予告されていた通り、アルバムのタイトルは『Never Enough』で、現在リリースされているファーストシングルの名前でもある。 

 

この曲は、ターンスタイルが『Glow On』で追求したドリーミーでシンセサイザーな音で始まり、『Glow On』のリードシングル/オープニング・トラック "Mystery "と同じようなグランジパンクバンガーに変わる。 一聴すれば、2語のコーラスを口ずさみ、もっと聴きたくなること間違いなし。  

 

Turnstileのヴォーカリスト/キーボーディスト、ブレンダン・イェーツがプロデュースし、ブレンダンはギタリストのパット・マックローリーと新しいミュージックビデオの共同監督も務めている。 『Never Enough』は6月6日にリリースされり。ターンスタイルにとって、共同設立者であるギタリスト、ブレイディ・イバートの脱退後、2023年からツアーを共にしている新ギタリスト、メグ・ミルズ(ビッグ・チーズのギタリストでもある)との初アルバムでもある。


本作はニューヨークのヘヴィロック/メタルの名門”Roadrunner”からのリリース。ターンスタイルは、ニュー・アルバム発売翌日のプリマヴェーラ・サウンドをはじめ、いくつかのフェスティバルへの出演も控えている。 今年の6月6日は近年にない大豊作のウィークとなりそうだ。



「Never Enough」




Turnstile 『Never Enough』

Label: Roadrunner

Release: 2025/6/6

 

 



 

テキサス生まれでオクラホマシティ在住のフィンガースタイル・ギタリスト、Hayden Pedigo(ヘイデン・ペディゴ)が、ジャンルを超えた注目のニューアルバム『I'll Be Waving As You Drive Away』をメキシカン・サマーから6月6日にリリースすると発表した。 

 

ヘイデン・ペディゴは重要なカントリー/フォークの継承者であるが、彼の音楽にはモダンな雰囲気が漂う。渋いといえば渋いし、古典的といえば古典的だが、このSSWの魅力はそれだけにとどまらない。彼の音楽は、南部の壮大な風景、幻想的な雰囲気を思い起こさせることがある。 ヘイデンのカントリーに触れれば、不思議とその魅力に取りつかれたようになってしまう。


アルバムのオープニングを飾る「Long Pond Lily」が最初のシングルとして公開された。 ヘイデン・ペディゴの前作を彷彿とさせると同時に派手な逸脱を感じさせる。

 

彼の華麗なギターのプレイはパット・メセニーの最初期のスタイル、カントリー・ジャズを彷彿とさせる。この曲の場合は、エレクトリック/ギターの両方が演奏に使われるが、ギターだけでこれほど大きなスケールを持つ曲を書ける人は見当たらない。

 

この曲についてヘイデンは次のように述べている。「とても重く、巨大な曲だなん。ローエンドがガラガラと音を立てている。 この曲は最大主義的で、今まで書いたどの曲よりもずっとエネルギッシュなんだ」

 

マット・ミュアによる映画的なミュージック・ビデオが付属し、小さな町のスケート場をオープンすることがアメリカンドリームのように感じられる。

 

「Long Pond Lily」

 

 

Hayden Pedigo 『I'll Be Waving As You Drive Away』


Label: Mexican Summer

Release: 2025/6/6

 

Tracklist

1.Long Pony Lily

2 All The Way Across 

3 Smoked 

4 Houndstooth 

5 Hermes 

6 Small Torch

7 I'll Be Waving As You Drive Away

 

Pre-save:https://haydenpedigo.ffm.to/longpondlily.OYD

 

©Bader Conrad

6月6日、シカゴのLifeguard(ライフガード)がデビューアルバム「Ripped and Torn」をマタドール・レコードからリリースする。 ライフガードは古典的なインディーロック・バンドと言えるが、今後なにかやってくれそうな気配がある。

 

アッシャー・ケース(ベース、バリトン・ギター、ヴォーカル)、アイザック・ローウェンスタイン(ドラムス、シンセ)、カイ・スレイター(ギター、ヴォーカル)の若さ溢れる3人組は、高校生の頃から一緒に音楽を作ってきた。 パンク、ダブ、パワーポップ、実験的なサウンドからインスピレーションを受け、それらを爆発的な不協和音にまとめ上げる。 


本日、ブリスターなDビートを駆使したファースト・シングル "It Will Get Worse" を聴いてみよう。 バンドはまた、6月にスタートする英国、EU、米国のツアー日程も発表した。 


プロデューサーにランディ・ランドール(No Age)を迎え、昨年シカゴでレコーディングされたこのアルバムは、ハウスパーティーやぎゅうぎゅうに詰め込まれた部屋の感覚とエネルギーを呼び起こすような、閉所恐怖症的なスクラップ感を捉えている。

 

バンドのロックソングは新しさとは無縁である。それは彼等のWipersのカバーなどを見れば明らか。リードシングル「It Will Get Worse」はパンクをベースにし、サーフロック、ガレージロックを織り交ぜ、60年代、そして70年代の懐かしきUSロックの音楽を再訪している。 彼等の音楽にはSonicsのようなガレージロックの最初期の音楽性を捉えることも不可能ではない。



「It Will Get Worse」




Lifeguardはシカゴ発のオルタナティヴロックバンドの新星である。FACSのブライアン・ケースの息子アッシャーが所属している。最近、ローリングストーン誌でも特集記事が組まれている。

 

ライフガードの新曲「Under Your Reach」は、バンドの実験的かつポップな衝動を巧みに融合させた、これまでで最もハードな楽曲のひとつだ。 ギタリストのカイレーターとアッシャー・ケースがゆるやかなハーモニーでヴォーカルをとる。 この曲は、シカゴを拠点とするトリオのデビュー・アルバム『Ripped and Torn』(6月6日に発売)に収録されている。


『Ripped and Torn』には苦悩に満ちたインストゥルメンテーションとフィードバックに支配された雰囲気が盛り込まれている。 しかし、バンドはその特質、今年最もタイトでキャッチーなロック・ソングのために使っている。


アッシャー・ケース(ベース、バリトン・ギター、ヴォーカル)、アイザック・ローウェンスタイン(ドラムス、シンセンス)、カイ・スレーター(ギター、ヴォーカル)の3人組は、高校生の頃から一緒に音楽を作ってきた。 パンク、ダブ、パワーポップ、エクスペリメンタルなサウンドからインスピレーションを受け、それらを爆発的なな不協和音にまとめ上げる。

 

 「Under Your Reach」

 


Lifeguard  『Ripped and Torn』




Label: Matador

Release: 2025/6/6 


Tracklist

1. A Tightwire

2. It Will Get Worse

3. Me and My Flashes

4. Under Your Reach

5. How to Say Deisar

6. (I Wanna) Break Out

7. Like You’ll Lose

8. Music for 3 Drums

9. France And

10. Charlie’s Vox

11. Ripped + Torn

12. T.



ニューヨークのインディーズの真髄がセカンドアルバムの知らせを引っ提げてカムバックを果たした。ウィル・アンダーソンが率いるニューヨークを拠点とするバンド、Hotline TNTが、3rdアルバム『Raspberry Moon』を発表し、リード・シングル「Julia's War」を公開した。 


2023年に "絶妙"(ビルボードの評)なブレイクを果たした『Cartwheel』に続く『Raspberry Moon』は、これまでで最も広範で説得力のあるHotline TNTの新作であり、フル・バンドで制作された初のアルバムでもある。 このアルバムには、若さゆえの切なさと大人の成長、そしてチャーミングで時に笑える、世代を超えた偉大なステートメントが詰まっている。 


Pitchfork(8.4/10ベスト・ニュー・ミュージック)、Stereogum(2023年トップ10アルバム-"巨大なフックが詰まった、リベッティングで落ち着きのないシューゲイザー")など、幅広い批評家から絶賛されたブレイクスルー・アルバム「Cartwheel」のリリースに続き、ニューヨークのHotline TNTがベスト・アルバム「Raspberry Moon」を携えて帰ってきた。 このアルバムは、多くの人が「ニュー・アメリカン・シューゲイザーの次の段階」と呼ぶものだ。 


Hotline TNTは、WednesdayやSnail Mailとの全米ツアーを含む絶え間ないツアーを行い、果てしないラインナップの入れ替わりに耐えながら、いくつかのDIYシーンの要となっている。 Cartwheel」は、フロントマンのウィル・アンダーソン(以前はカルト・インディー・グループ、ウィードのメンバーだった)が大部分を手がけたが、「Raspberry Moon」はフル・バンドで制作された。 ティーンエイジ・ファンクラブ、ダイナソー・ジュニア、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのファン向け。

 

 

「Julia's War」

 

 

Hotline TNT  「Raspberry Moon」

Label: Third Man
Release: 2025/6/20


Tracklist:
 

1.Was I Wrong?

2.Transition Lens

3.The Scene

4.Julia's War 03:03

5.Letter To Heaven

6.Break Right

7.If Time Flies

8.Candle

9.Dance The Night Away

10.Lawnmower

11.Where U Been?

 


 Gwenno(グウェノ)は、7月11日にヘブンリー・レコーディングスからリリースされるニューアルバム『Utopia』を発表した。 イギリスの固有言語であるコーニッシュ語を自在に歌いこなす歌手の新作は英語で歌われている。より広い世界に向けた音楽をシンガーソングライターは志したという。

 

2022年にマーキュリー賞にノミネートされた『Tresor』に続くこのアルバムは、長年のコラボレーターであるリース・エドワーズがプロデュースし、ケイト・ル・ボンとH・ホークラインが参加している。 カタルシスとノスタルジアの境界線を曖昧にする魅惑的な「Dancing on Volcanoes」がリード曲が公開された。 アルバムのジャケットとトラックリストは以下を参照のこと。


リード・シングルについて、グウェノはこう語っている。「ジャーヴィス・コッカーがドライアイスに囲まれてステージで一人踊る姿は、小さな会場でのダンスや飲み会の喪失感を、腰を少し振って手を動かすだけで完璧に表現している......カーディフのグランジタウンにあるル・マンデラ・レストランで朝5時まで踊っていた......」

 

 ペット・ショップ・ボーイズの現代生活に対する完璧な観察眼...ギターのジョニー・マーの精神、世代を超えて受け継がれるケルトの海の響き...カタルシスとしてのダンスの必要性...すべてがここにある-『ダンシング・オン・ボルケーノ』。


ウェールズ語とコーニッシュ語で3枚のアルバムをリリースした後、『ユートピア』は主に英語でレコーディングされたグウェノ初のアルバムとなった。 「まるでデビュー・アルバムを書いたような気分だよ。 「一般的な人たちは、まずそのことについて書き、それから自分の人生を歩み始める。 でも、それを消化するのにとても時間がかかった。物事の意味を理解するのに20年必要だったし、私の創造的な人生の出発点はウェールズではなく、実は北米なのだと気づいたんだ」。


「私が英語でなんとか書けるようになったのは、多くの記憶を翻訳できないことを認めるからだと思う。 「その考えを探求することが本当に重要だとわかったの。 もし私がウェールズに留まっていて、他の場所に住んだり、他の文化を経験したりしていなかったら、本当に違ったものになっていたと思う。 ウェールズ語でレコードを作っていたかもしれない。

 

 

「Dancing On Volcanoes」



Gwenno 『Utopia』

Label: Heavenly Recordings

Release: 2025/7/11

 

Tracklist:


1. London 1757

2. Dancing On Volcanoes

3. Utopia

4. Y Gath

5. War

6. 73

8. The Devil

8. Ghost Of You

9. St Ives New School

10. Hireth

 

Pre-save: https://ffm.to/gwenno-utopia

  Momma 『Welcome to My Blue Sky』

 


 

Label: Polyvinyle/ Lucky Number

Release: 2025年4月4日

 

Listen/ Stream

 

Review

 

Mommaは今をときめくインディーロックバンドであるが、同時に個性的なキャラクターを擁する。ワインガルテンとフリードマンのセカンドトップのバンドとして、ベース/プロデューサーのアーロン・コバヤシ・リッチを擁するセルフプロデュースのバンドとしての二つの表情を併せ持つ。コバヤシ・リッチはMommaだけにとどまらず、他のバンドのプロデューサーとしても引っ張りだこである。現在のオルタナティヴロックやパンクを象徴する秀逸なエンジニアである。

 

2022年に発表されたファーストアルバム『Household Name」は好評を得た。Pitchfork、NME、NYLONといったメディアから大きな賞賛を受け、アメリカ国内での気鋭のロックバンドとしての不動の地位を獲得した。その後、四人組はコーチェラ・フェスティバルなどを中心とする、ツアー生活に明け暮れた。その暮らしの中で、人間的にも、バンドとしても成長を遂げてきた。ファーストアルバムでは、ロックスターに憧れるMommaの姿をとらえることができたが、今や彼等は理想的なバンドに近づいている。ベテランのロックバンド、Weezer、Death Cab For CutieとのライブツアーはMommaの音楽に対する意識をプロフェッショナルに変化させたのだった。

 

本拠地のブルックリンのスタジオGとロサンゼルスのワサッチスタジオの二箇所で制作された『Welcome To My Blue Sky』はMommaにとってシンボリックな作品となりそうだ。目を惹くアルバムタイトル『Welcome To Blue Sky』はツアー中に彼等が見たガソリンスタンドの看板に因んでいる。アルバムの収録曲の多くはアコースティックギターで書かれ、ソングライティングは寝室で始まったが、その後、コバヤシ・リッチのところへ音源が持ち込まれ、楽曲に磨きがかけられた。先行シングルとして公開された「I Want You(Fever)」、「Ohio All The Time」、「Rodeo」などのハイライトを聴けば、バンドの音楽性が大きく洗練されたことを痛感するはずだ。

 

ファーストアルバムではベッドルームポップに触発されつつも、グランジやオルトロックを受け継ぐバンドとしての性質が強かった。続いて、セカンドアルバムでは、タイトルからも分かる通り、エモへの傾倒が強くなっている。「I Want You(Fever)」はBreedersを彷彿とさせるサイケ性があるが、オルトロックとしての轟音性を活かしつつも、それほどマニアックにはならず、バンガーの要素が維持されている。これらはアコースティックギターで曲が書かれたというのが大きく、メロディーの良さやファンに歌ってもらうための''キャッチーなボーカル''が首座を占めているのである。仮にテープ・ディレイのような複雑なサウンド加工があろうとも、それほどマニアックにならず、一定のポピュラー性(歌いやすさ)が担保されている。その理由はマニアックなサウンド処理が部分的に示されるに留まること、そして、バンドの役割が明確であること。この二点がバンガー的なロックソングを生み出すための布石となった。ボーカルがメインであり、ギターやシンセ、ドラムなどの演奏はあくまで「補佐的な役割」に留められている。

 

これはワインガルテンとフリードマンが自由奔放な音楽性や表現力を発揮する懐深さを他のメンバーが許容しているから。それが全体的なバンドの自由で溌剌としたイメージを強調付ける。たぶんこれは、ファーストアルバムにはそれほどなかった要素である。がっつりと作り込んでいた前作よりロックソングのクオリティーは上がっているが、同時にバンドをやり始めた頃の自由な熱狂性を発揮することを、バンド全体、コバヤシ・リッチのプロデュースは許容している。 そしてこれがロックソングとしての開けた感覚と自由なイメージを強調するのである。

 

セカンドアルバム『Welcome To My Blue Sky』において、バンドはポピュラーソングとロックソングの中間に重点を置いている。おそらく、Mommaはもっとマニアックで個性的な曲を書くことも出来ると思うが、オルタネイトな要素を極力削ぎ落とし、ロックソングの核心を示そうとする。そして、これは彼らが必ずしもオルタネイトな領域にとどまらず、上記のバンドのようなメインストリームに位置する商業的なロックバンドを志していることの証ともなりえるのである。

 

バンドというのは結局、どの方向を向いているのか、それらの意思疎通がメンバー内で共有出来ているかという点が大切かと思う。彼等が実際にそういったことを話し合ったかどうかは定かではないものの、多忙なツアースケジュールの中で、なんとなく感じ取っていったのかもしれない。その中には、ツアー中に起きた''不貞''が打ち明けられる場合があり、「Rodeo」で聴くことが出来る。音楽からは、メンバー一人ひとりが器楽的な役割を理解していて、そして彼等が持つ個性をどんなふうに発揮すれば理想的な音楽に近づくのか、そういった試行錯誤の形跡が捉えられる。


一般的には、試行錯誤の形跡というのは複雑なサウンドや構成、そして脚色的なミックスなどに現れることが多いが、Mommaの場合は、それらのプラスアルファの要素ではなくて、マイナスーー引き算、簡略化ーーの要素が強調されている。これが最終的に軽妙なサウンドを生み出し、音楽にさほど詳しくないリスナーを取り込むパワーを持つようになる、というわけである。Mommaの音楽は、ミュージシャンズ・ミュージシャンのためにあるわけではなく、それほど音楽に詳しくない、一般的なロックファンが渇望するパッションやエナジーを提供するのである。

 

 

これが本作のタイトルにあるように、Mommaの掲げる独自の世界「ブルースカイ」への招待状となる。その中には先にも述べたように、90年代以降のオルタナティヴロック、エモ、シンセポップなどの音楽が引きも切らず登場するが、全般的に、その音楽のディレクションの意図は明確である。


わかりやすさ、つかみやすさ、ビートやグルーヴの乗りやすさ、この三点であり、かなり体感的なものである。それは以降の複雑なポストロックやポストパンクに対するカウンターの位置取りであり、頭でっかちなロック・バンドとは異なり、ロックそのものの楽しさ、雄大さ、そして、心を躍らせる感じ、さらには、センチメンタルなエモーションがめくるめくさまに展開される。音楽的な方向性が明瞭であるからこそ、幅広く多彩なアプローチが生きてくる、という実例を示す。これらは、数しれないライブツアーの生活からしか汲み出し得なかったロックソングの核心でもあるのだ。

 

 

 

上記の先行シングルのようなバンガーの性質を持つロックソングと鋭いコントラストを描くのが、内省的なエモの領域に属するセンチメンタルなロックソングの数々である。そして、これらがロックアルバムとして聴いた上で、作品全体の奥行きや深さを作り上げている。「How To Breath」、「Bottle Blonde」では、それぞれ異なる音楽性がフィーチャーされ、前者ではThird Eye Blindのような、2000年代以降のオルタナティヴロック、後者では、シンセ・ポップをベースにしたベッドルームポップのキャラクターを強調している。 そしてどちらの曲に関しても、ボーカルのメロディーの良さやドリームポップに近い夢想的な感覚を発露させている。これらに多忙なツアー生活の中の現実性とは対極に位置する幻想性を読み解くことも不可能ではない。

 

 

また、ライブツアーにまつわる音楽性は従来とはカラーの異なる音楽性と結びつけられる場合がある。例えば、「Ohio All The Time」は、Placeboを彷彿とさせる音楽性に縁取られている。ソングライティングの側面で大きく成長を遂げたのが、本作のクローズに収録されている、子供時代の記憶を振り返りながら、自分の姿が今とはどれほど変わったかを探る「My Old Street」である。他の曲と同じく、歌える音楽性を意識しつつ、スケールの大きなロックソングを書きあげている。これらはMommaがいよいよアリーナクラスのロックバンドへのチケットを手にしつつあることを印象付ける。

 

 

85/100

 

 

Best Track-「How To Breath」


 

昨年10月に開催された“世界初演”コンサート<ICHIKO AOBA “Luminescent Creatures” World Premiere>より、東京公演で披露された「Luciférine」のライブ映像をYouTubeにてプレミア公開しました。


総勢10名によるバンド編成で、最新アルバム『Luminescent Creatures』の世界を再現。一般的なライブ・アーカイブとは異なり、まるで映画のように構成され、幻想的な映像作品となりました。



2月末にリリースされた最新作『Luminescent Creatures』は、世界各国のメディアで高い評価を受け、3月12日付の”Billboard World Albums”のチャートで17位に初登場するなど、国内外で大きな反響を呼んでいます。



現在、キャリア史上最大規模となるワールド・ツアー<Luminescent Creatures World Tour>を開催中。先週3/31(月)には約3年ぶりとなるロンドンでの単独公演をヨーロッパ最大級の複合文化施設、バービカン・センター内のBarbican Hall(約2,000席)にて実施しました。

 

バービカン・センターは、BBCシンフォニーオーケストラやロンドン交響楽団の本拠地となっており、コンサートホールはもちろん、図書館などを内蔵するロンドンの象徴的な文化施設です。

 

この特別な一夜では、アルバムの共作者でありプロデューサーの梅林太郎さんに加えて、英国を代表する弦楽オーケストラ<12 Ensemble>と共演しました。10人のサポート・ミュージシャンとともに代表曲の数々を新たなアレンジで披露し、大きな喝采を浴びました。

 




今後は、来週4/17(木)からスタートするハワイ・ホノルルでの公演を皮切りに、北米で20公演を予定。さらに新たなツアー日程も発表されました。5月にはオーストラリア、ニュージーランドで4公演、6月には北欧を含むヨーロッパ各地を再訪。年末の南米ツアーの追加公演も決定しました。

 

そして今夏、東京・横浜・大阪にてバンド編成による国内コンサート<Reflections of Luminescent Creatures>を計5公演開催!

 

ワールド・ツアーを経てさらに深化した『Luminescent Creatures』の世界を、東西を代表する音響に優れたコンサートホールにて再構築します。どうぞお楽しみに!!



■ライブ映像

 
青葉市子「Luciférine」


https://youtu.be/fgKJ63rcbgE



※4/7(月)18:00 YouTubeにてプレミア公開



■リリース情報

 
青葉市子 8thアルバム『Luminescent Creatures』


2025/2/28(金)全世界同時発売(配信/CD/Vinyl)

 

ストリーミング: https://linktr.ee/luminescentcreatures


【収録曲】

01. COLORATURA
02. 24° 3' 27.0" N, 123° 47' 7.5” E
03. mazamun
04. tower
05. aurora
06. FLAG
07. Cochlea
08. Luciférine
09. pirsomnia
10. SONAR
11. 惑星の泪



■MV

 
青葉市子「SONAR」


https://ichiko.lnk.to/SONAR_YT

 

■コンサート情報

 
公演名:Reflections of Luminescent Creatures

日程:2025年8月13日(水)
会場:東京・サントリーホール 大ホール
開場17:30 / 18:30

日程:2025年8月18日(月)
会場:神奈川・横浜みなとみらいホール 大ホール
開場17:30 / 18:30

日程:2025年8月20日(水)
会場:東京・すみだトリフォニーホール 大ホール
開場17:30 / 18:30

日程:2025年8月22日(金)
会場:大阪・NHK大阪ホール
開場17:30 / 18:30

日程:2025年8月23日(土)
会場:大阪・NHK大阪ホール
開場16:00 / 17:00

出演:青葉市子


参加ミュージシャン:梅林太郎,
町田匡(Violin), 荒井優利奈(Violin), 三国レイチェル由依(Viola), 小畠幸法(Cello), 丸地郁海(Contrabass),
朝川朋之(Harp), 丁仁愛(Flute), 角銅真実(Percussion)



■チケット

 
全席指定 ¥8,800
全席指定<学割> ¥6,800
※⼩学⽣以上有料 / 未就学児童⼊場不可
※学割:公演当日、入場口におきまして学生証を確認させていただきます (小、中、高校生、大学生、専門学校生 対象)。

イープラス: https://eplus.jp/ichikoaoba-2025/
ぴあ: https://w.pia.jp/t/ichikoaoba-2025/
ローソン: https://l-tike.com/ichikoaoba/


イープラス(海外居住者向け)https://eplus.tickets/ichikoaoba-2025/

チケット一般発売日:5/10(土)10:00〜



■お問い合わせ

 
東京・横浜公演:ホットスタッフ・プロモーション 050-5211-6077

 http://www.red-hot.ne.jp

 
大阪公演:清水音泉 06-6357-3666 / info@shimizuonsen.com

 http://www.shimizuonsen.com



□海外公演情報

 

■Luminescent Creatures World Tour
 

・Asia

 
Mon. Feb. 24 - Hong Kong, CN @ Xi Qu Centre, Grand Theatre [with Musicians from HK Phil]
Wed. Feb. 26 - Seoul, KR @ Sky Arts Hall
Thu. Feb 27- Seoul, KR @ Sky Arts Hall
Thu. March 6 - Taipei, TW @ Zhongshan Hall



・Europe

 
Mon. March 10 - Barcelona, ES @ Paral.lel 62
Tue. March 11 - Valencia, ES @ Teatro Rambleta
Thu. March 13 - Milan, IT @ Auditorium San Fedele
Sat. March 15 - Zurich, CH @ Mascotte
Tue. March 18 - Hamburg, DE @ Laiszhalle
Wed. March 19 - Berlin, DE @ Urania (Humboldtsaal)
Fri. March 21 - Utrecht, NL @ TivoliVredenburg (Grote Zaal)
Sun. March 23 - Groningen, NL @ Oosterpoort
Tue. March 25 - Antwerp, BE @ De Roma
Thu. March 27 - Paris, FR @ La Trianon (LOW TICKETS)
Mon. March 31 - London, UK @ Barbican [with 12 Ensemble]
Wed. April 2 - Manchester, UK @ Albert Hall
Fri. April 4 - Gateshead, UK @ The Glasshouse
Sat. April 5 - Glasgow, UK @ City Halls


・North America

 
Thu. April 17 - Honolulu, HI @ Hawaii Theatre
Sat. April 19 - Vancouver, BC @ Chan Centre)
Sun. April 20 - Portland, OR @ Revolution Hall
Mon. April 21 - Seattle, WA @ The Moore
Wed. April 23 - Oakland, CA @ Fox Oakland
Sat. April 26 - Los Angeles, CA @ The Wiltern [with Wordless Music Quintet]
Sun. April 27 - Los Angeles, CA @ The Wiltern [with Wordless Music Quintet]
Tue. April 29 - Scottsdale, AZ @ Scottsdale Center
Thu. May 1 - Denver, CO @ Paramount Theatre
Sat. May 3 - St. Paul, MN @ Fitzgerald Theatre
Sun. May 4- St Paul, MN @ Fitzgerald Theatre
Tue. May 6 - Chicago, IL @ Thalia Hall
Wed. May 7 - Chicago, IL @ Thalia Hall
Fri. May 9 - Detroit, MI @ Masonic Cathedral Theatre
Sat. May 10 - Cleveland, OH @ Agora Theatre
Mon. May 12 - Boston, MA @ Berklee Performance Center
Wed. May 14 - New York, NY @ Kings Theatre [with Wordless Music Quintet]
Sat. May 17 - Philadelphia, PA @ Miller Theatre
Sun. May 18 - Washington, DC @ Warner Theatre
Thu. May 22 - Mexico City, MX @ Teatro Metropolitan



・Australia and New Zealand <NEW>

 
Thu. May 29 - Sydney, AU @ Sydney Opera House
Fri. May 30 - Sydney, AU @ Sydney Opera House
Sat. May 31 - Sydney, AU @ Sydney Opera House
Tue. Jun 03 - Auckland, NZ @ Bruce Mason Centre

 

・Europe <NEW>

 
Tue. Jun 24 - Helsinki, FI @ Temppelinaukio Church
Thu. Jun 26 - Oslo, NO @ Cosmopolite
Tue. Jul 01 - Florence, IT @ Teatro Romano Fiesole
Wed. Jul 02 - Rome, IT @ Case Del Jazz
Fri. Jul 04 - ES, Vida Festival
Sun. Jul 06 - NL, Down the Rabbit Hole Festival



・South America

 
Tue. Nov 25 - São Paulo BR @ Teatro Liberdade
Thu. Nov 27 - Buenos Aires, AR @ Teatro El Nacional
Sat. Nov 29 - Santiago, CL @ Teatro Teleton
Tue. Dec 02 - São Paulo BR @ Teatro Bradesco <NEW>



日程の詳細: https://ichikoaoba.com/live-dates/



2026年、数々の伝説的なコンサートが行われてきた英国ロイヤル・アルバート・ホールでの単独公演が決定!!

 

・UK


Tue, March 31, 2026 – London, UK @ ROYAL ALBERT HALL


 

イギリスのパンクの歴史の原点は一つは、マルコム・マクラーレンがもたらした宣伝的な概念である。そしてもう一つは、社会に内在する政治的な側面である。これは源流に当たるニューヨークのパンクグループよりもその性質が強い。特に、ジョン・ライドンやシドの影に隠れがちだが、イギリスの音楽の系譜を見る際には、ジョー・ストラマー、そしてミック・ジョーンズ、ポール・シムノンを素通りすること出来ない。


当初のザ・クラッシュはラモーンズの音楽に触発されたということもあり、4カウントで始まる直情的なパンクロックソングを特色としていた。その後、レゲエ、スカ、ラヴァーズ・ロックなどを融合させ、パンクロックそのものの裾野を広げていった。パンクの可能性というのは、内包されるジャンルの多彩性にある。それはジャズと同じようになんでも出来るという、ある種の無謀な音楽的な挑戦でもあったわけなのだ。

 

しかし、ジョー・ストラマーやジョーンズがなぜ、レゲエやスカといったカリビアンの共同体の音楽を取り入れるようになったのかという点は、当時の1970年代後半のイギリス社会の情勢が如実に反映されている。


例えば、ノッティング・ヒルの1976年のカリブ系移民と白人を巻き込んだライオットにジョー・ストラマーは偶然居合わせ、この事件に触発され、白人が黒人と一緒に共闘すべきであること、そして白人もまたカリブ系移民のように政治に怒ることをステートメントの中に取り入れたのだ。これは1970年代のサッチャリズムの渦中で、資本を搾取される市民に対し、彼らに倣い、権力に従属することなかれという意見をパンクソングの中に織り交ぜたのであった。


パンクロックの初心者は、例えば、デビューアルバムに何らかの共感を示し、そのあと『London Calling』のようなハイブリッドのパンクの魅力に惹かれていく場合が多いと思うが、ザ・クラッシュのメンバーがなぜカリブ系の音楽をパンクの文脈に取り入れるようになったかを知るのはとても大切だろう。デビュー時のパンクロックソングはもちろん、『Sandanista!』のように一般的に亜流と称されるアルバムまで、表向きの印象だけでなく聴き方が変わってくるからだ。

 

1976年、もう一つのパンクの始まりを告げる動きがロンドンで発生しつつあった。この年の7月にニューヨークのパンクバンド、ラモーンズがノースロンドンにあるラウンドハウスでギグを行い、このライブにはイギリスの最初期のパンクバンドが多く参加していた。彼等はロックソングを簡素化したラモーンズのスタイルに共感を示し、それらを同地で再現させるべく試みた。セックス・ピストルズが1975年11月6日にウェストロンドンのセント・マーチング・スクール・オブ・アートで初演を行い、時を同じくして、ザ・クラッシュは1976年7月4日にはシェフィールドのザ・ブラック・スワンでピストルズを支援するライブを行った。


驚くべきは、この最初の流れが発生したあと、ロンドンのパンクの先駆的な動きはわずか数年で終焉を迎える。いわばこの音楽ムーブメントそのものが''衝動的''であったと言わざるを得ない。


当時の音楽ジャーナリスト、キャロライン・クーンは、この最初のパンクバンドの台頭に直面した時、ピストルズについて、「個人的な政治」であるとし、クラッシュについて、「真剣な政治」と報道しているため、政治的な性質が強かったと言わざるを得ない。


ジョー・ストラマーとシモノンは、ロンドン西部にあるノッティングヒルやドブローク・グローブなどのレゲエ・クラブに足を運んで、ジャマイカの音楽に慣れ親しんでいた。これが結局、クラッシュの多彩な音楽性を形成したのにとどまらず、パンクロックの音楽の網羅性や裾野の広さを構築することになった。

 

 

1976年の夏、ザ・クラッシュのメンバーはノースロンドンのカムデン・タウン、そして西ロンドンのラドブローグ・グルーブ、ノッティングヒルの区域に不法に滞在していた。しかも取り壊し予定の古い空き家に陣取っていた。ギタリストのミック・ジョーンズは、ウィルコム・ハウスと呼ばれる議会のタワーの18階に祖母と一緒に住んでいた。この場所は、ロンドンの高速道路であるウェストウェイが見下され、名曲「London’s Burning」の歌詞でも取り上げられている。 

 

 

彼等が重要な音楽の根幹に置いたアフロカリブの音楽、ジャマイカのレゲエ/スカはおそらくノッティングヒルのカーニバルでも演奏される機会が多かったのではないか。現在も開催されているこのフェスティバルは当時それほど大規模ではなかった。このフェスティバル自体も1958年の最初の人種的な暴動の反省を踏まえて、愛に満ちた祝祭として行われるようになった。

 

しかし、当時の社会情勢の影響もあってか、1976年に二十年前と似たような事件が発生する。それが「ノッティングヒルの暴動」と呼ばれる事件である。この年のカーニバルが終了すると、ストリートが独特な緊張に満ち始め、黒人の一部のカリブ系の若者(白人も参加したという説もある)が警察側に対して暴徒化したのだった。

 

1976年のノッティングヒルの暴動に参加したDJ、映画監督のドン・レッツ

 

この暴動に居合わせたストラマーとシモノンは、黒人の暴動に深い共感を示し、彼等の勇気に接して、「同じように自分たちも怒るべきだ」と最初のパンクロックソング「White Riot」にその意見を込めた。この暴動にはシド・ヴィシャスもいて、二人は彼を捕まえるため暴動に戻った。その様子をテラスハウスから見た黒人の年配女性は彼等に言った。「あそこにいくな。少年たち。殺されるわ!!」

 

ところが、彼等は戻らず、この暴動に最後まで居残った400人規模の黒人たちを英雄視し、「ハードコアのハードコア」と呼んだ。そして、これがすでにオリジナルパンクの後の80年代の「ハードコアという概念」が誕生した瞬間であると言えるだろう。もちろん、この曲は白人側に対するステートメントであると言えるが、そこにはカリブ・コミュニティの考えに対する深い共感を見出すことが出来る。拡大解釈をすると、人種を越えて協働すべきという内在的なメッセージも滲んでいる。その証立てとして、彼等はセカンドアルバム『London Calling』ではレゲエ、スカ、そしてフォーク/カントリーと人種を超越した音楽へと接近していったのである。これは単なる音楽の寄せ集めのような意味ではなく、音楽は人種を超えるという提言がある。

 

個人的なことにとどまらず、他者や社会全体のことを考えられるというのはスペシャルな才能ではないか。そして、意外にも激しいイメージを持つジョー・ストラマーがこういった性質を持ち合わせていたのは、以降の「I Fought The Law」のような友愛的な一曲を見れば歴然としている。ザ・クラッシュはこの日の出来事に強い感銘を受け、デビュー曲「White Riot」を書き上げた。

 

「黒人は多くの問題を抱えている。彼等は確かにレンガを投げる方法を知っている。白人は学校に行って、そこで厚くなる(賢くなる)方法を教えられる。彼等の誰もがムショには行きたがらない」


扇動的な内容であるが、権威や権力に対し反抗を企てることも時には必要であると彼らは訴えかけたのだった。

 

この曲は当初、それほど大きな話題を呼ばなかったが、BBCのジョン・ピールが高く評価し、そしてラジオでも積極的にオンエアした。また、以降の時代になると、ミック・ジョーンズは若気の至りのような部分があったということで「White Riot」を演奏することを忌避したという。しかし、市民が権力に従属せぬこと、反対意見を唱えることの重要性を訴えたという点では、粗野で直情的という欠点もあるにせよ、パンクロックの重要な原点を形作ったと言えるか。

 

なお、最近もノッティングヒルのカーニバルは続いており、現在では、フレンドシップに脚光を当てた友愛的なイベントへと変化している。1976年の暴動をドキュメンタリーフィルムとして追った映画「白い暴動(White Riot)」は、日本で2021年に公開された。この映像では経済破綻状態にあった70年代のイギリスの世相が的確に映し出されている。こちらの映像もぜひ。 

 


 


 

フィラデルフィアを拠点に活動するインディーロックバンド、The Indestructible Water Bear(ザ・インデストラクティブル・ウォーター・ベア)のデビューアルバム『Everything Is OK』から「Missing You」のミュージックビデオを公開した。


アルヴェイズ、ホップ・アロング、ザ・サンデーズ、クランベリーズのファンのために、ザ・インデストラクティブル・ウォーター・ベアーは、インディー・ロック、90'sにインスパイアされたオルタナティヴ、ジャングリーなドリームポップにエモを加えた独自のブレンドを創り上げている。 


The Indestructible Water Bearは、フィラデルフィアを拠点に活動するエモ・エッジの効いたオリジナル・インディー・ロック・バンド。 アルヴェイズ、ホップ・アロング、ザ・サンデーズ、クランベリーズといったバンドと比較される90年代のアルト・ロック・サウンドを持つ。


エモーショナルな歌詞とダイナミックな楽器編成で知られる彼らは、リスナーの心に深く響く曲を作る。 彼らの音楽は内省と激しさのバランスを保ち、心に響くメロディーとドライヴするリズムを織り交ぜ、ユニークで忘れがたいサウンドを生み出している。


彼らのデビューアルバム『Everything Is OK』は、「愛の複雑さと力強さ、そして愛が私たちを癒したり傷つけたりするような方法で、私たちの感情の風景をどのように定義づけることができるかを探求する」7曲からなる音楽作品だ。 


このアルバムは、インディー・ロック、90年代にインスパイアされたオルタナティヴ、そしてドリーミーなジャングルがミックスされ、パワフルな歌声が魅力的だ。 さらにファーマーは
「このアルバムの曲は、子育て、友情、ロマンチックな愛、そして自分自身を愛することに伴う感情の激しさと複雑さを映し出すような、ダイナミクスに富んだものにしたかった」と打ち明ける。 


「私たちの願いは、すべてのリスナーが、喜び、憧れ、安心感、恐れ、喜び、痛みといった、他者と深くつながることから生まれるテーマに共感してくれることです。 すべての曲に共通するのは、浮き沈みを受け入れるということ。人生において、自分の気持ちに大きな解決策や解決策はないことが多いからだ。 むしろ、これらの曲で私たちは物事のあり方を探求し、最終的にはそれを受け入れたい」


「Missing You」





The Indestructible Water Bear is a Philadelphia-based original indie rock band with an emo edge, fronted by a powerhouse female vocalist whose voice captivates and commands. They have a ‘90s alt rock sound that has been compared to bands like Alvvays, Hop Along, The Sundays, and The Cranberries.

Known for their emotive lyrics and dynamic instrumentation, they craft songs that resonate deeply with listeners. Their music balances introspection with intensity, weaving heartfelt melodies with driving rhythms that create a unique and unforgettable sound.

Their debut album Everything Is OK is a seven song musical envelopment that "explores the complexities and power of love and how it can define our emotional landscape in ways that both heal and hurt us," shares frontwoman Gail Farmer. The album is a riveting mix of indie rock, 90's inspired alternative and dreamy jangle, with a powerful delivery. 
 
Farmer further confides, "We wanted the songs on this album to be rich with dynamics, mirroring the intensity and complexity of feelings that come with parenthood, friendship, romantic love and loving oneself. Our hope is that every listener will be able to connect with the themes of joy, longing, security, fear, pleasure and pain that stem from allowing yourself to connect deeply with others. 
 
 
A common thread across all the songs is accepting these ups and downs, because in life, there often are no great resolutions or solutions to how we feel. Rather, with these songs we explore, and ultimately accept, the way things are."