ニューアルバム『Heartmind』は、8月19日に”Anti”からデジタルリリースされる。前作『Tip of the Sphere』に続く本作には、McCombsの最新曲「Belong to Heaven」と、Wynonna JuddとCharlie Burnhamをフィーチャーしたニュー・シングル「Unproud Warrior」が収録されています。新曲のミュージックビデオも同時公開されておりますので、下記よりご覧ください。
4月に最新アルバム「watch my moves)をリリースしたアメリカのギタリスト/シンガーソングライター、カート・ヴァイルは、テレビ番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演しています。
その際、ヴァイルは「watch my moves」のシングル曲でとして収録されている、これまで書いた曲の中で最も気に入っていると彼自身が話していた「Mount Airy Hill (Way Gone)」を演奏した。また、ウェブ限定曲としてJohn Prineの曲「How Lucky」もステージで披露してくれました。
Iceland Music は、アイスランド人アーティストの全コンサートリストを自動生成し、ユーザーがアイスランドから新しい音楽を発見できる発見ハブ、Iceland Music LIVE を開始しました。
Iceland Music LIVEは、Iceland Musicのサイト上でホストされ、アイスランド人アーティストのすべてのツアー日程(海外を含む)を自動的に生成するリストを特徴とし、コンテンポラリークラシック、インディー、ポップ、ジャズなどのジャンルをカバーする20のプレイリストを通じて、アイスランドの音楽シーンから新しい才能を発見できるようユーザーを後押しします。
Ólafur ArnaldsはIceland Music LIVEについて、さらに説明しています。「Iceland Musicの機知に富んだ人々が、アイスランド音楽についての言葉を増幅させ広めるために見つけたもう一つの方法であり、ミュージシャンがツアーの実現に苦労している時代にはとても必要でありがたい努力です。またツアーで会いましょう!」
今年の夏、フジロック’22での来日公演を間近に控えている、アメリカのロックシンガー、Jack Whiteが、2022年発表のセカンド・アルバム『Entering Heaven Alive』に収録されるニュー・シングル「If I Die Tomorrow」を公開しました。この曲は、Brantley Gutierrezが監督したビデオと併せて公開されています。
「Entering Heaven Alive」は、今年、ジャック・ホワイトが4月8日に発表した「Fear Of The Dawn」に続くフルアルバムとなり、Third Man Recordsから7月22日にリリースされる予定です。Whiteは、今年二作目のアルバムの先行曲として4月にシングル『Fear of the Dawn』をリリースしています。
JACK WHITE 『ENTERING HEAVEN ALIVE』
レーベル:Third Man Records
発売日: 2022年7月22日
収録曲:
1. A TIP FROM YOU TO ME
2. ALL ALONG THE WAY
3. HELP ME ALONG
4. LOVE IS SELFISH
5. I’VE GOT YOU SURROUNDED (WITH MY LOVE)
6. QUEEN OF THE BEES
7. A TREE ON FIRE FROM WITHIN
8. IF I DIE TOMORROW
9. PLEASE GOD, DON’T TELL ANYONE
10. A MADMAN FROM MANHATTAN 11. TAKING ME BACK (GENTLY)
この「NEU! 50! ボックスセット」には、スタジオアルバム「NEU!」、「NEU! 2!"」、「NEU! 75」に加えて、「NEU! トリビュート・アルバム」には、The National, IDLES, Man Man, Mogwai, Guerilla Toss, Alexis Taylor, Yann Tiersen, They Hate Change、などの楽曲のリワークが収録されるとのことです。
今回、公開されたのは、Stephen Morris (New Order, Joy Division) と Gabe Gurnsey (Factory Floor) による名曲 "Hallogallo" のリミックスで、モーター系のグルーヴをそのままに、モダンなエレクトロニック・タッチを加えています。ジョイ・デイヴィジョン、ニューオーダーのメンバーとしてUKのシーンで活躍してきたステファン・モリスは以下のように説明しています。
1. Im Glück (The National Remix) 2. Weissensee (Fink Version) 3. Super (Mogwai Remix) 4. 4+1=5 - Alexis Taylor 5. Hallogallo (Stephen Morris and Gabe Gurnsey Remix) 6. Lieber Honig (Yann Tiersen Remix) 7. Super (Man Man Remix) 8. Negativland (Idles Negative Space Rework) 9. Zum Herz - Guerilla Toss 10. After Eight (They Hate Change Cover)
2005年に惜しくも解散したスコットランドのインディーズ・レジェンド、The Delgadosが17年ぶりに再結成し、ライブツアーを行うことを発表した。2000年にリリースされた "The Great Eastern "などをはじめとする一連のアルバムは、スコットランドが生んだ最高の作品のひとつであり、バンドは初期の活動で実に特別なバックカタログを作り上げた。
この作品は、2019年にヨーロッパで行われた即興ライヴから生まれた。本日リリースされた約8分に及ぶ長大なシングル「A Ghost Of Noon」は、これらのライブの1つから直接切り出されたものだ。遊び心に満ちた忙しさがなければ、ニューエイジと表現できるような静謐さを備えた、揺らぎ、うねるようなシンセサイザーの旅である。
Sam Prekop&John McEntire 「Sons Of」
Tracklist
1.A Ghost Of Noon
2.Crossing At The Shallow
3.A Yellow Robe
4.Ascending By Night
ピクシーズが、再結成後4作目、2019年の『Beneath The Eyrie』以来となるニュー・アルバム『Doggerel』を正式にアナウンスした。(特集記事はこちらよりお読み下さい)
彼らは、最新作をバーモントのスタジオGuilford Soundでレコーディングし、9月30日にリリースされる予定。今週初め、アルバム制作の舞台裏を紹介するアルバム・トレーラーを公開したが、続いて、今日、リード・シングル "There's A Moon On "を公開した。
1.Nomatterday 2.Vault Of Heaven 3.Dregs Of The Wine 4.Haunted House 5.Get Simulated 6.The Lord Has Come Back Today 7.Thunder And Lightning 8.There’s A Moon On 9.Pagan Man 10.Who’s More Sorry Now 11.You’re Such A Sadducee 12.Doggerel
記念すべきデビュー作の「Versions of Modern Performance」は、マタドールからのリリースであり、いわゆるオルタナサウンドの魅力がふんだんに詰め込まれた傑作である。オルタナティヴというのは、メインストリームの反義語として生み出され、「亜流」の意味が込められている。しかし、近年では、Beach Houseを始め、既に亜流は亜流でなくなりつつある。もちろんそれ以前の1990年代初頭のグランジサウンドがビルボード・チャートの上位を占めるようになった時代から、オルタナティヴ・ロックは「亜流」という本義にはとどまらなくなっている。
アルバムの発売前に発表されていたいくつかの先行シングルは、このバンドの潜在能力が普通のバンドと比べて抜きん出ていることを顕著に表していた。「Dirtbag Transformation」をはじめとする楽曲は、1990年代のPavemant、Dinaosour Jrのローファイ感のあるギターサウンドに加えて、明らかに、ピクシーズの「Bleed」や「River Ehphrates」に代表されるような異質なメロディーラインを引き継いでいるようにおもえる。全般的に、ホースガールのギターサウンドは常に増幅される傾向にあり、強いディストーションにより彩られ、ヴォーカルはシンガロングであり、叙情性と暗鬱感を漂わせながらも爽やかで力強い印象を持つ。スタジオレコーディングではありながら、ライブのようなドライブ感と迫力が録音には宿っている。つまり、それがホースガールのデビュー作全体をUSインディーを通ってこなかったリスナーも惹きつけるパワーが込められているのだ。さらに、このデビューアルバムの中でのハイライトといえる「Worlds of Pots and Pans」や「Billy」に代表されるように、それらのUSインディーロックの基本的な要素に加え、アイルランドのMBVのポピュラーセンス、スコットランドのThe PastelsやThe Vaselinesといったネオ・アコースティック/ギター・ポップからの影響がほのかに垣間見える。
残念ながら、今や殆どのインディー・ロックの多くは、もはや「オルタナティヴー亜流」ですらなくなっている。主流から逸れ、少数派に回ることを何より恐れているのだ。付け加えておきたいのは、人工的に音が荒く作り込まれて、ガシャガシャしていれば、それがそのまま「オルタナティヴ」であるというわけではない。この点が多くのロックバンドが勘違いをしてきた。しかし、ホースガールは、インディーロックの持つ本当の魅力を探求し、それを2020年代に復権させようとする勇敢なバンドである。それらを、作り込んだ偽物の音楽ではなくて、本物のライブサウンドとして提示している点については、本当に素晴らしいというしかない。1980年代後半に登場したケンタッキー、ルイビルのスリントに代表されるように、それ以前のアメリカの西海岸のザ・ソニックスをはじめとするガレージロックシーンの魅力的なバンドのように、10代の若者たちがこういったプリミティヴでありながら、ひときわ完成度の高い音楽を生み出すというのは驚愕である。音楽の方向性として、バンドの意図するところが明快に汲み取れ、さらに芸術的で先鋭的な印象を持つ「Versions of Modern Performance」は、2020年代のアメリカのインディー・ロックの復活を高らかに告げる記念碑としての意味を持つアルバムとなる。素晴らしいオルタナティヴ・ロックバンドの真打ち登場と手放しの称賛を贈りたい。