ロサンゼルスの新進気鋭のシンガーソングライター、Ian Cobiella(イアン・コビエラ)は、クラシックの基本的な訓練とキューバ/ボリビアのルーツが融合した音楽的な背景を持ち、フォーク、オルタナティブ、クラシックのソングライティングの伝統からインスピレーションを得ています。内的な不快感を素通りせず、向き合い、感情の誠実さを導き手とする楽曲制作を追求している。過剰さより親密さを重視したプロダクションは、過ちや試みをありのままに増幅させる。 

 

今週、コビエラがリリースした新曲「Trial By Fire」は驚くほど宣言的で内省的な楽曲であり、完全にコミットする勇気と、結果を悔やまず、受け入れる姿勢を探求しています。アコースティックギター中心のフォーキーなソングライティング、そしてアトモスフェリックなコビエラの歌声が美麗な印象を放つ。本作はまた、ソングライターの寝室をもとにした日常の情景を映し出す映画的な映像と共に公開された。映像には、日本の旅行ガイドブックなども映し出される。


断定的でありながら内省的な最新シングル「Trial By Fire」は流れに身を委ねる勇気と、結果を苦々しさなく受け入れる姿勢を探求する。 プロデューサー兼ミキサーのジャクソン・ヘイルとの思慮深い歌詞と控えめなプロダクションを通じ、イアン・コビエラは努力、脆弱性、真実を根幹に据えた音楽の領域を切り拓く。

 

イアン・コビエラは新曲について、説明している。「最近、ただそれ自体のために過去を見つめ直す時間を過ごした。全てを正直に受け止め、その滑稽さと不変性の中で自分自身を笑うために」 『Trial By Fire』はまさにその感覚を捉えている――全力を尽くし、逆の結果を得ながらも、なぜかそれでいいと思えること。これまで避けてきたテーマと向き合いたかった。宣言も挑戦も愛している。それらは何よりも勇気を宿している。私は全力を注ぎ、最善を尽くしている」


「Trial By Fire」 

 

 

▪EN 

Leaving behind classical piano to pursue songwriting, Ian Cobiella is a Los Angeles singer-songwriter who blends classical training with the influence of his Cuban-Bolivian upbringing. 

 

He draws inspiration from folk, alternative, and classical songwriting traditions, seeking to write songs that sit with discomfort rather than rushing past it, and letting emotional honesty lead the way. His production favors intimacy over excess, magnifying missteps and attempts for what they are. 


His latest single, "Trial By Fire", embodies this approach. Declarative and reflective, the song explores the courage it takes to commit fully, and accept outcomes without bitterness. Through thoughtful lyricism and understated production with his producer and mixer Jackson Haile, Ian Cobiella continues to carve out a space for music rooted in effort, vulnerability, and the truth. 

 

He shares, "I’ve recently spent some time looking at my past just for the sake of it; to be honest about it and to laugh at myself, in all of its ridiculousness and immutability. 

 

"Trial By Fire" captures exactly what that feels like––giving everything I can, getting the opposite outcome, and somehow being fine with it. I wanted to wrangle with some themes I’ve been uncomfortable exploring before. I love declarations, I love attempts; these to me hold more courage than anything. I’m giving it my all and trying my best."




 


Hedigan's、Gliderのギタリスト栗田将治のソロ・プロジェクト、Merchant(マーチャント)。一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに全て生演奏による、敬愛する数々のギターヒーローたちに影響を受けて作った、エレキギター炸裂のアルバム「STARBERRY DAYS」が4月08日にリリース決定。


歪んだノイジーなギターとグッド・メロディ、ハーモニーが共存したヴィンテージ・パワーポップ作。アルバムから「TUESDAY」が本日リリース。


▪︎Merchant「TUESDAY」-New Single


Digital | KYK0005_1 | 2026.02.25 Releases

Released by KEYAKI RECORDS / IDL

[ https://ssm.lnk.to/TUESDAY ]


Guitars, vocal, bass, drums, percussions, piano, synthesizer, blues harp : 栗田将治

All songs written and composed by 栗田祐輔 and 栗田将治

Produced by KEYAKIZOKU

Recorded by 伊藤広起

Mixed by 伊藤広起 and 栗田将治

Mastered by 伊藤広起

Recorded at Studio Dig

Publicist 島田一郎


「STARBERRY DAYS」が4月08日にリリース決定。現在予約(PRE-ADD/PRE-SAVE)受付中。


▪︎Merchant「STARBERRY DAYS」- New Album


Digital | KYK0005 | 2026.04.08 Releases

Released by KEYAKI RECORDS / IDL

[ https://ssm.lnk.to/STARBERRY_DAYS ] PRE-ADD/PRE-SAVE


Hedigan's、Gliderのギタリスト栗田将治のソロ・プロジェクト【Merchant(マーチャント)】。一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに全て生演奏による、「Teenage Fanclub」「Dinosaur Jr.」や、パワーポップ、パンク、ロックンロール、「Alex Chilton」、「Neil Young」、「Flamin' Groovies」など敬愛する数々のギターヒーローたちに影響を受けて作った、エレキギター炸裂のアルバム「STARBERRY DAYS」。


歪んだノイジーなギターとグッド・メロディ、ハーモニーが共存したヴィンテージ・パワーポップ作。



▪︎Merchant「STARBERRY DAYS」リリース記念「March and Destory」

2026.05.22 [Fri] Shimokitazawa THREE(東京)

会場 : 下北沢THREE / 出演 : Merchant (BAND SET) 栗田将治 (Gt, Vo), 井上真也 (Ba), 大塚薫平 (Dr)

Open : 19:00 / Start : 19:30

Adv. : 3,000 Yen / Door : 3,500 Yen ※学生料金 : 2,000 Yen(学生証を提示) ※ドリンク別途

Ticket [ https://livepocket.jp/e/y9phk ] Information [ keyakirecords@gmail.com ]


2026.05.29 [Fri] Kumagaya MORTAR RECORD(埼玉)

会場 : 埼玉熊谷モルタルレコード / 出演 : Merchant (BAND SET) 栗田将治 (Gt, Vo), 井上真也 (Ba), 大塚薫平 (Dr)

Open : 19:00 / Start : 19:30

Adv. 3,000 Yen ※学生料金 : 2,000 Yen(学生証を提示) ※ドリンク別途

Ticket [ keyakirecords@gmail.com ] [ https://mortar-record.com ] ※お名前・公演日・希望枚数・連絡先を明記の上お申し込み下さい。



Merchant:


埼玉県本庄市けや木2丁目にあるStudio Digを拠点に「Todd Rundgren」や「Paul McCartney」などの制作スタイルに感銘を受け、ギター以外の楽器も打ち込み等ではなく生楽器の演奏で、スタジオ・宅録など環境問わず一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに、2023年頃からMerchantとしての活動をスタート。2024年にファースト・アルバム「Dolphin Sane」をリリース。ライブではソロ・弾き語りの他、井上真也、大塚薫平(生活の設計)らを加えたトリオ・バンド編成で活動している。

また、Hedigan's、Gliderのギタリストとして活動しているほか、自身のインディ・レーベルKEYAKI RECORDSを運営している。好きなギタリストは、Les Paul。

▪︎グラミー賞ノミネート歴を持つ3DDYを迎えたニューシングル。ソウル、R&Bを軸に、余白のあるサウンドで親密さを描く一曲 

3DDY&Bnnyhunna

ガーナ出身、オランダを拠点に活動するアーティストBnnyhunna(ベニーハナ)が、ニューシングル「The Heart Pt 2」をリリース。

 

最新シングルはグラミー賞ノミネート歴を持つプロデューサー/アーティスト3DDYをフィーチャーし、恋愛関係のなかで生まれる迷い、不安、そして相手を信じようとする気持ちを、静かな語り口で描いている。曲名はおそらくケンドリック・ラマーの曲にちなだものと思われる。

 

本楽曲は、すべてを自分でコントロールしようとする姿勢を手放し、相手に歩幅を合わせていく瞬間に焦点を当てている。気持ちを言葉にすることへのためらいや、距離が縮まることで生まれる不安を抱えながらも、関係を続けていくために心を開いていく。その過程が、透明感のあるヴォーカルと余白のあるサウンドによって表現されている。


ソウル、ジャズ、R&B、アフロの要素をバックグラウンドに持つBnnyhunnaは、派手な表現を避けながら、感情の動きを具体的な場面として描くソングライティングに定評がある。本作でも、親密な関係がどのように形づくられていくのかを、等身大の視点で描いている。


3DDYは、空間を生かしたプロダクションと繊細な音作りで知られるアーティスト/プロデューサー。本作では、音数を抑えたアレンジによって、Bnnyhunnaのヴォーカルや言葉が自然に前に出る構成を支えている。


「The Heart Pt 2」は、関係を続けるために必要な忍耐や誠実さを、日常の感覚に近いかたちで描いた楽曲として、静かに耳に残る作品となっている。メロウなソウルとトロピカルなビートが融合した非の打ち所のないナンバーが登場。

  



▪Bnnyhunna, 3DDY 「The Heart Pt 2」- New Single



アーティスト:Bnnyhunna, 3DDY

タイトル:The Heart Pt 2

ジャンル:R&B/Soul

発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS 

ストリーミングURL: https://lnk.to/bnnyhunna_THP2

 

 

2026年の2月の邦楽のリリース情報をまとめました。Space Showerが得意とするヒップホップが中心で、Campanellaのフルアルバムが発売されたほか、Kid Fresino、Jumanjiのリリースに注目です。

 

また、今月は、Luby Sparksのゲームのための書き下ろしのサントラ曲もリリースされました。そのほか、くるりのニューアルバム『儚くも美しき12の変奏曲」、曽我部恵一の新曲「エンディング」も発売された。どの楽曲も春の訪れを思わせる素晴らしい作品となっている。

 

 

・Campanella 『Celosia』 - New Album




 Campanellaが2026年2月18日に5年ぶりのフルアルバム『Celosia』をリリースしました。


本作には、全国各地のライブをCampanellaと共に巡っているDJのshobbieconzがプロデュースを手掛けたトラックを中心に、同郷のRamza、Free Babyronia、近年ライブで共演しているSTUTS bandとのセッションから生まれた楽曲などを収録。

 

アルバム『Celosia』には豪華なラッパー、ミュージシャンが多数参加。TAIHEI(Suchmos、賽)のピアノソロに加え、C.O.S.A.、鎮座DOPENESS、仙人掌、Daichi Yamamoto、KID FRESINOという活動を共に歩んできた実力派のラッパーを客演に迎えて制作を行った。

 

日常や困難を振り切るように吐露した言葉を、綿密で力強いトラックが1曲ごとに包み混むように設計され、全体を通して唯一無二の音楽を堪能できる作品に仕上がっている。ミックスはTAKANOME、D.O.I.、STUTS、マスタリングは森﨑雅人、アートワークは画家の伊藤潤が手掛けた。

 

収録曲「De la Waya」のオーディオビデオが公開されている。 IDMをベースにしたヒップホップは現行の洋楽のラップを日本語として解釈したと言える。グリッチサウンドが散りばめられ、そこに跳ねるようなカンパネッラのラップが載せられる。ダンス・ミュージック的なヒップホップとしても楽しめる。

 

 「De la Waya」

 

 

ストリーミングURL:https://campanella.lnk.to/Celosia 

 

 

▪Kid Fresino  「back for me  feat. YONCE」



ラッパー、DJ、トラックメイカーとして2013年のソロデビュー以降、ジャンルレスな独自の世界観でシーンを牽引し続けるKID FRESINO。

 

新曲「back for me  feat. YONCE」が10インチレコードで発売予定。この楽曲は、ラッパーが関わってきたミュージシャンとの共同制作。三浦淳悟(Ba)、佐藤優介(Pf)、斎藤拓郎(Gt)、石若駿(Dr)によるバンド編成でレコーディングを敢行。さらにYONCE(Suchmos / Hedigan's)をフィーチャリングに迎え制作した一曲。ミックスは浦本雅史、マスタリングはColin Leonardが担当。



ニューシングルはピアノの演奏を交えたジャジーなR&B/ヒップホップ。ローファイからの影響も感じられる。心地よいメロウな雰囲気からKid Fresinoによるソフトなラップが叙情的な空気感を放っている。印象的なアートワークの写真は志賀理江子(child's play 2011)、レイアウトは鈴木聖によるもの。10インチレコードにはB面に同楽曲のインストゥルメンタルが収録される。

 

 「back for me  feat. YONCE」

 

 

 

ストリーミングURL:https://kidfresino.lnk.to/backforme 

 

 

▪ JUMANJI「TESORO」


東京/川越を拠点に活動するラップグループJUMANJIが新アルバムからの先行配信シングルとしてDJ SCRATCH NICEのプロデュースによる楽曲を2月18日(水)にリリースした。それほど時代性に左右されないオールドスクールヒップホップであるが、ジャジーなミックスがキラリと光る。彼らのサウンドはDr.Dreのような黄金時代のヒップホップの空気感をうまく吸収している。


スペイン語で宝を意味するタイトルからわかるようにSCRATCH NICEが手掛けたギターリフのサンプリングが特徴的な情熱を感じさせるビートに対して、JUMANJIが価値のあるビートを宝と見立て、自分たちの音楽制作をクライム映画のようなストーリーテリングをラップで表現。メキシコのアンダーグラウンドなジャンルであるトラップコリードから影響を受けたJUMANJIらしいフックがヒップホップを感じさせる楽曲。

 

「TESORO」 

 

ストリーミングURL:https://ssm.lnk.to/TESORO 

 

 

・阿部海太郎 『京都人の密かな愉しみRouge ー継承ー』   サウンドトラック(New Album)
 




2026年1月からNHKのBSP4K/BSで放送中の話題のドラマ『京都人の密かな愉しみRouge ー継承ー』のサウンドトラックが、阿部海太郎の「Musical Portrait of Takashi Minamoto」シリーズ第9弾としてリリース。



『京都人の密かな愉しみ Rouge ー継承ー』は、京都生まれパリ育ちの大学院生が、京都に留学し、生粋の京都人である義母とその母と女三代で暮らしながら、歴史や伝統、しきたり、人間関係を重んじて成り立つ京都の日常を初めて体験する様子を描くドラマ。

 

2015~2017年に放送された『京都人の密かな愉しみ』、2017年~2022年に放送された『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中』に続く第3シリーズである。



第1シリーズ以来の、暮らしの中の気高さや気品、愛嬌をクラシカルな佇まいで表現する空気を受け継ぎながら、微かにパリの雰囲気をまとった新しい楽曲群が誕生した。エンディング曲「Mal Také Ebisu」は、京都に伝わる童謡「丸竹夷」と「寺御幸」をもとにアレンジしたもので、第1シリーズのエンディング曲「京都慕情」が好評を博した武田カオリがボーカルで歌う。 

 

 「Mal Také Ebisu」

 

 

ストリーミングURL:https://ssm.lnk.to/TheSecretLivesofKyoto


 

・くるり(Quruli)   儚くも美しき12の変奏- New Album


京都の代表的なロックバンド、くるりが15作目のアルバム『儚くも美しき12の変奏』を2月11日にリリースした。温かいハートフルなフォークロックソングを中心に日本的な感性を追求してきたくるり。最新アルバムは、変奏をモチーフとして12曲収録のクロスオーバーサウンドのアルバム。

 

フォーキーな楽曲からバンドサウンド、ジャズ的なアプローチ、ヘヴィメタル、R&B、クラシカルなピアノ曲、実験的なコンクレートまで幅のある音楽性を内包しながら、全体として通底する一貫した空気と雰囲気を持つ、万華鏡のように角度を変えれば姿を変えてしまうような、儚くも美しい作品。 


「Regulus」 

 

 

・曽我部恵一 「エンディング」

 



サニーデイ・サービスのフロントマンとして知られる伝説的なフォークミュージシャン、曽我部恵一がニューシングルを2月14日にリリースした。


ひと「エンディング」は、今月末より劇場公開される映画『結局珈琲』の主題歌として書き下ろされた楽曲。 物事の終わりや、別れのあとにやってくる新しいはじまりとその予感を軽やかに描いたアコースティックナンバー。

 

同楽曲は、曽我部恵一らしい適度に力の抜けたフォークソングとなっているが、最初のボーカルの一つのフレーズだけで世界観をがらりと一変させてしまう手腕には脱帽する。

 

(世田谷の)街を舞台に歌う曽我部を思わすジャケットアートワークは、バンド<kumagusu>の井上Yが制作した版画による。終わりからはじまるささやかな物語を紡いだ、曽我部ならではの珠玉の一曲です。

 

「エンディング」

 

 

ストリーミングURL: https://linkco.re/XaP65x1R


ルーツ音楽に根ざしたハートランド・バンド、マット・ジョーンズ・アンド・ザ・ボブス(Matt Jones And The Bobs)の新曲「You Stood Still」とミュージックビデオをリリースした。ミュージシャンはKEXPに出演している。

 

アメリカナとフォークロックが融合したこのアンセムは、心の弱さと時代を超えた物語に根ざした心温まる楽曲です。この曲は「世界が崩壊しそうに感じられる時、私たちを地に足をつけさせてくれる人々への賛歌」です。


「友情と愛、そして決して揺るがないたった一人の存在に見出す平穏について歌っています」とマット・ジョーンズは語る。「人生が混乱しても、正しい人があなたを支えてくれるという、静かな確信を思い出させてくれる曲です」

 

温かみのある重層的なギターとメロディックなリフが紡ぐ爽やかなサウンドスケープに寄り添い、マットのボーカルが誠実さと魂で楽曲をしっかり支えています。 ミュージックビデオでは、港や展望台、公園の木陰など、故郷の心地よい場所で演奏する彼の姿が映し出され、苦闘の只中で静けさを見出すという楽曲のテーマを反映している。


バージニア州南西部の中心地出身のMatt Jones and The Bobsは、故郷の物語の時代を超えた温かさと、日常生活の美しい本質を捉えています。 

 

アヴェット・ブラザーズやオールド・クロウ・メディスン・ショーといったアメリカン・ストーリーテラー、ジョン・プラインやジャクソン・ブラウンのソングライティングの深み、ザ・バンドやトム・ペティといったクラシックなフォークロックのアイコンから影響を受けつつ、バンドは心、気骨、メロディを融合させ、彼らが育った90年代のオルタナティブロックやポップへのオマージュを込めている。 


▪Matt Jones and the Bobs

 

バージニア州南西部の中心地から現れたマット・ジョーンズ&ザ・ボブスは、2011年の結成以来、生々しい感情と時代を超えた物語を織りなしてきた。 

 

バンドはラドフォード大学在学中に結成され、マット・ジョーンズ(ボーカル、ギター)と「ザ・ボブス」の愛称で親しまれるバンドメンバーたちは、アメリカン・ミュージック、ルーツ・ミュージック、クラシック・ロックへの共通の情熱を、聴く者の心に深く響く独自のサウンドへと昇華させた。 

 

大学在学中の2014年にリリースされたデビューアルバム『Brother's Hymn』は、彼らの音楽世界への旅の始まりを告げた。小さな町の生活、愛、喪失、成長に伴う日々の葛藤の本質を捉えた楽曲群は、誠実なソングライティングと力強い演奏で瞬く間に熱心な支持層を獲得した。 


しかし若き日に始まった多くのバンド同様、彼らの道程は平坦ではなかった。音楽への情熱を注いだ数年後、マット・ジョーンズ・アンド・ザ・ボブスのメンバーは2015年に活動を一時休止。各々が個人のキャリア、ビジネス、起業活動へと進んだ。 

 

バンドは活動休止状態に入ったが、長年を通じて共に音楽を作り上げてきた絆は決して壊れることはなかった。10年間、メンバーはそれぞれの世界で成功を収めたが、音楽への引力―ルーツとの繋がり、物語を紡ぐこと、共有した経験―は常に存在し、水面下でくすぶり続けていた。

  

時は2024年。マット・ジョーンズ&ザ・ボブスは再結成を果たし、新たなエネルギーと目的を持って彼らの代名詞とも言えるサウンドを蘇らせた。10年ぶりに音楽の世界に戻ってきたが、アメリカン・ルーツ、フォーク、サザンロックに根ざした彼らの音楽性は、これまでと変わらず力強い。 

 

しかし、この新たな章には新鮮な変化が加わっている——90年代の影響をほのかに感じさせる要素、グランジの荒々しさ、そして確立されたサウンドを補完するより豊かな楽器編成だ。それでも彼らの音楽の核心は揺るぎない。人生、愛、失恋、そして人間らしさを形作る勝利と試練の感情的な本質を捉えようとする姿勢である。

  

バンドの楽曲制作はまさに象徴的であり、物語性と深い脆弱性を融合させている。各楽曲は一つの物語——マット・ジョーンズの極めて個人的な歌詞を通して人間体験を垣間見せるものだ。愛と失恋の物語から、死や苦闘、そして歩み続けるために必要な忍耐への省察にいたるまで、その音楽は聴く者の心に響き続ける。 それは懐かしくも新鮮な響きであり、人生の浮き沈みを巡るノスタルジックな旅路——まるで古くからの友人が耳元で囁くような感覚をもたらす。

  

マット・ジョーンズ&ザ・ボブスの音楽は単なる楽曲の集合体ではない。それは存在の高揚と挫折を再び体験する招待状だ。 

 

この音は、あなたを個人的に重要な瞬間に連れ戻すだろう。そこでは、人生の苦闘と喜びが共感できるだけでなく、成長に不可欠なものとして感じられる。一音一音で、彼らは聴衆に自らの物語を受け入れるよう招き、この旅路に一人ではないという認識の中に慰めを見出させるのだ。

  

キャリアの新たな興奮に満ちた段階へと踏み出すマット・ジョーンズ・アンド・ザ・ボブスは、ルーツを尊重しつつ新たな音の世界を探求し続けている。彼らは成長し、進化したが、バンドの核心——彼らが愛される原点となった魂——は今なお力強い。 

 

マット・ジョーンズ・アンド・ザ・ボブスは単なる復帰ではない——彼らは前進している。かつてないほど力強く、確固たる決意をもって自らの物語を世界に届けようとしている。時代を超えながらも新鮮な音楽で、彼らはリスナーの心に消えない刻印を刻み続ける準備が整っている。その始まりとなるのが、2枚目のスタジオ・フルアルバム『Matt Jones and the Bobs』である。


同時に公開されたミュージックビデオでは、故郷の港や展望台、公園の木陰など安らぎの場所で演奏する彼の姿が映し出され、苦闘の只中で静けさを見出すという楽曲のテーマを反映している。

 

「You Stood Still」 



▪EN

Emerging from the heart of Southwest Virginia, Matt Jones and The Bobs have woven a tapestry of raw emotion and  timeless storytelling since their formation in 2011. The band first came together during their time at Radford University,  where Matt Jones (vocals, guitar) and his bandmates—affectionately known as “the Bobs” —took their shared passion  for Americana, roots, and classic rock, and transformed it into a sound that resonated with listeners on a deeply  personal level. Their debut album, “Brother's Hymn”, released in 2014 while they were still in college, marked the  beginning of their journey into the world of music. With tracks that captured the essence of small-town life, love, loss,  and the everyday struggles that come with growing up, the album quickly gained a loyal following for its honest  songwriting and gritty performances. 


But like many bands that start in their youth, the road ahead was not without its twists and turns. After years of intense  dedication to their music, the members of Matt Jones and The Bobs took a step back in 2015, each pursuing individual  careers, business ventures, and entrepreneurial pursuits. The band entered a hiatus, but the bonds forged through  years of creating music together remained unbreakable. For ten years, the members thrived in their own respective  worlds, but the pull of music—the connection to their roots, their storytelling, and their shared experiences—was  always there, simmering under the surface.

  

Fast forward to 2024, and Matt Jones and The Bobs have reunited, bringing their signature sound back to life with  renewed energy and purpose. Though they’ve stepped back into the world of music after a decade, their roots in  Americana, folk, and southern rock remain as strong as ever. However, this new chapter carries fresh twists—a subtle  infusion of 90s influences, a bit of grunge grit, and more expansive instrumentation that complements their established  sound. The heart of their music remains, however, unwavering: a commitment to capturing the emotional essence of  life, love, heartbreak, and the triumphs and trials that make us human.

  

The band’s songwriting is nothing short of iconic, blending storytelling with profound vulnerability. Each song is a  narrative—a glimpse into the human experience through the lens of Matt Jones' deeply personal lyrics. From tales of  love and heartbreak to reflections on death, struggle, and the perseverance needed to keep going, the music  continues to strike a chord with listeners. It’s a sound that feels both familiar and fresh, a nostalgic journey through the  ups and downs of life that feels like an old friend whispering in your ear.

  

The music of Matt Jones and The Bobs isn't just a collection of songs; it’s an invitation to relive the highs and lows of  existence. It’s a sound that will transport you back to moments of personal significance, where the struggles and joys  of life feel not only relatable, but necessary for growth. With each note, they invite their audience to embrace their own  stories, finding solace in the knowledge that they are not alone in the journey.

  

As they step into this exciting new phase of their career, Matt Jones and The Bobs continue to honor their roots while  exploring new sonic territory. They’ve grown, they’ve evolved, but the heart of the band—the soul of what made them  so beloved in the first place—is as powerful as ever. Matt Jones and The Bobs aren’t just back—they’re  stepping forward, louder, stronger, and more determined than ever to share their stories with the world. And with  music that is as timeless as it is fresh, they are ready to continue leaving an indelible mark on the hearts of their listeners beginning with their second full studio self titled album "Matt Jones and the Bobs".


Their latest single is an Americana-meets–folk rock anthem is a heartfelt track rooted in vulnerability and timeless storytelling. The song is "a tribute to the people who keep us grounded when the world feels like it’s falling apart. It’s about friendship, love, and the calm you find in the one person who never waivers," Matt Jones shares. "It’s a still reminder that even when life spins out, the right person can hold you steady.” Leaning into breezy soundscapes driven by warm, layered guitars and melodic riffs, Matt's vocals anchor the track in honesty and soul. The music video features him performing in comforting places in his hometown like the harbor, lookout point, and under a tree in the park, echoing the song's theme of finding calm in the midst of struggle.



国際的評価を集めるエレクトロニック・ミュージック・アーティスト冥丁が『古風』三部作を追伸し辿り着いた最新作『瑪瑙(めのう)』を4月17日にリリースします。本作は、CD/LP、デジタルで発売。公演を重ねる中で深化し続けた楽曲の構造が再編され、鮮烈な哀愁をもって結実した。

 

アルバムから先行シングル「新花魁」のミュージックビデオが先行公開されています。下記よりご覧ください。



【新譜情報】




発売日 : 2026年4月17日(金)

アーティスト:冥丁(めいてい)

タイトル : 瑪瑙(めのう)

レーベル:KITCHEN. LABEL

流通 : Inpartmaint Inc.


CD : AMIP-0392 / ¥3,520 (税込)

LP : AMIP-0393LP /  ¥5,940(税込)*180g重量盤

デジタル配信


【収録曲】

1. 覇王(未発表新曲)

2. 新花魁(古風 2020年「花魁Ⅰ」再編成)

3. 新貞奴(古風 2020年「貞奴」再編成)

4. 新和蝋燭(古風Ⅲ 2023年「和蝋燭」 再編成)

5. 旧劇(古風Ⅱ 2021年「忍」「黒澤明」再編成)

6. 新花魁Ⅱ(古風 2020年「花魁Ⅱ」再編成)

7. 新江戸川乱歩(古風Ⅲ 2023年「江戸川乱歩」再編成)


◼︎先行シングル「新花魁」ストリーミング配信中!

https://kitchenlabel.lnk.to/52P3moDM


◼︎先行シングル「新花魁」ミュージックビデオ公開中!

https://www.youtube.com/watch?v=HE3cKoq8Q0o 


 


◼︎Inpartmaintホームページ内商品ページ

https://www.inpartmaint.com/site/42473/



【作品紹介】


2020年から2023年にかけて発表された三部作『古風』において、冥丁は“自明でありながらも幽微な存在として漂う日本”の印象を「失日本」と名付け、日本文化から失われつつある感覚や記憶を現代的な感性で再構築してきた。最新作『瑪瑙』は、『古風』を追伸し、進化させた作品である。


長い時間をかけて層を成し、圧力と沈殿を経て形成される鉱物・瑪瑙の生成過程を音楽的思考の比喩とし、粒子が積み重なり、層をなし、やがてひとつの質感となるように、冥丁は過去の作品と向き合い続けてきた。


本作には、『古風』三部作の楽曲を再構築・拡張した作品群に加え、新曲も収録されている。日本・欧州・アジアを巡るツアーで、ライブハウスや文化財、歴史的建造物など多様な空間で演奏を重ねる中で変化してきた楽曲の構造や時間感覚が再編成され、現在の冥丁の視座から再提示されている。環境によって息遣いや佇まいを変え、時間の流れとともに革新してきた音。その堆積が本作に刻まれている。


20代の頃より京都に身を置き、自転車で町を巡りながら夜の路地や寺社仏閣、池に浮かぶ月影、暮らしの奥に潜む気配を見つめ続けてきた冥丁にとって、日本とは単なる固定された様式ではなく、辺りを漂い続ける印象であった。そこで着想を得た音楽を「失日本」と名付け、誰もが感じる言葉にならない繊細な感覚を音として提示してきた。


『古風』三部作は、民俗、怪談、演劇、忘却された都市の記憶といった断片を素材としつつ、単なる歴史の再現ではなく、現在の視点から過去を見つめ直す試みでもあった。

『瑪瑙』では、その視線がさらに内側へ向かう。過去を参照するのではなく、過去を抱えながら今を前進する姿勢が鮮明に表れている。朽ちゆく音の層を漂う声、非伝統的に用いられる古楽器、明確な終止を持たない旋律。そこには、日本的感性を問い続けてきた冥丁の現在地が示されている。


本作のジャケット原画は、京都・西陣の唐紙工房「かみ添」による京唐紙作品を基に制作された。京唐紙とは、版木を用いて和紙に文様を写し取る、京都に古くから伝わる装飾技法である。平安時代より、寺社や町家を彩り、日本の美意識と共に受け継がれてきた。冥丁が「失日本」という視点から日本的感性を再解釈してきたように、「かみ添」もまた伝統技法を現代の感性で再構築している。本作では、その原画をもとにアルバムのアートワークの仕様として印刷再現している。

 

タイトルの書は、冥丁が自ら台北で声をかけたBio Xieによるもの。海外公演の折に台湾で感じた、現代の日本から失われつつある時代を越えて残る記憶の残り香。そのような背景とBio Xieの漢字表現が響き合い、本作への参加が実現した。


ライナー写真は、前作『泉涌』のビジュアルも手がけた写真家・岡本裕志によるもの。冬の海、孤高の断崖、砕ける波。それらは、広島で過ごした十年間の内面的な孤独な葛藤を象徴している。


マスタリングは、Flying Lotus、Madlib、J Dillaらの作品を手がけてきたKelly Hibbertが担当。


『瑪瑙』は、「失日本」という視点を掲げ続けてきた冥丁が、さまざまな経験を重ねた先に見出す現在の姿。それは、時間の堆積の中から立ち上がる、新たな音楽の結晶である。


【公演情報】

冥丁『奉納演奏』⾳⽻⼭ 清⽔寺 本堂舞台


自身の修行の地、京都で見つめ続けた“日本の姿”を音楽として奉納

音羽山 清水寺 本堂舞台にてキャリア集大成となる奉納演奏決定


◼︎日程:2026年4月18日(土)

◼︎開場:19時30分 / 開演:20時30分 ︎

◼︎会場:音羽山 清水寺 本堂舞台 (京都市東山区清水1-294) ︎

 

◼︎チケット料金

本堂舞台 着席席:8,000円

本堂舞台 スタンディング:5,000円 *SOLD OUT

奥の院 着席席:4,000円 *SOLD OUT

 

◼︎チケット販売

[一般チケット]

オンラインチケット: Peatix

https://meitei.peatix.com/


[特別チケット]

「奉納公演鑑賞記念符」(実券):「しばし」店頭 *SOLD OUT


◼︎Key Visual

原画制作:嘉戸 浩(かみ添)


◼︎主催・お問い合わせ : しばし

メール:info@sibasi.jp

電話:080 4189 3396(電話の受付時間:13時~19時)

※音羽山 清水寺へのお問い合わせはご遠慮ください。

 

◼︎協力

音羽山 清水寺「Feel Kiyomizudera」プロジェクトチーム

KITCHEN. LABEL / Inpartmaint Inc. / p*dis


◼︎Total Info : しばし

https://sibasi.jp/2026/01/30/meitei_kiyomizudera/



【冥丁(めいてい)プロフィール 】


冥丁は、“自明でありながらも幽微な存在として漂う日本”(誰もが感じる言葉では言い表せない繊細な日本)の印象を「失日本」と名付け、日本を主題とした独自の音楽表現を展開する、広島 尾道出身・京都在住のアーティストである。現代的なサウンドテクニックと日本古来の印象を融合させた、私的でコンセプチュアルな音楽表現を特徴とする。


『怪談』『小町』『古風(Part I, II, III)』からなる三部作シリーズを発表し、その独自性は国際的に高く評価されている。TheWireやPitchforkなどの海外主要音楽メディアからも注目を集め、冥丁は近年のエレクトロニック・ミュージックにおける特異な存在として確立された。


音楽作品の発表だけにとどまらず、国際的ブランドや文化的プロジェクトのための楽曲制作に加え、国内外における公演活動や音楽フェスティバルへの出演、ヨーロッパやアジアでのツアーを通じて活動の幅を広げてきた。さらに近年は、寺院や文化財、歴史的建造物といった空間での単独公演へと表現の場を拡げ、日本的感性と現代的表現の新時代を見いだし続けている

 

ブルックリンのソングライター、ミラ(Mirah)は90年代後半に隆盛を極めた太平洋岸北西部の音楽シーンから、デビューアルバム『You Think It's Like This But Really It's Like This』のリリースで初めて登場した。フィル・エルヴァラムとの共同プロデュースによる本作は、彼女を一世代を代表するソングライティングの才能として即座に確立させ、フィルとのコラボレーションで最初に火がついたレコーディングとプロデュースへの情熱は、今日まで輝き続けている。   


ファーストアルバムの影響は現在にいたるまで響き渡り、「ベッドルーム・ポップの美学を形成した」(NPR)と評され、2020年にダブル・ダブル・ワミーからリリースされた拡張版再発盤が示すように、二世代にわたるインディー・ミュージシャンの作品群に影響を与えている。


ミラは、インディーロックの様々な変遷の中で、愛され続ける個性的な声であり続けてきた。 現在——6枚のフルレングス・ソロアルバム、数多くのコラボレーション・アルバム、EP、そしてユーモラスなサイドプロジェクトを経てミラは最新作『Dedication』をリリースする。本作は自身のレーベル「アブソリュート・マグニチュード」とダブル・ダブル・ワミーの共同リリース。


ミラ・ヨム・トヴ・ザイトリン(1974年フィラデルフィア生まれ)は、優雅なソングライティングと冒険的なレコーディングによって特徴づけられる、不朽のインディペンデント・ポップ・ミュージックを創造している。Kレコード、キル・ロック・スターズ、および国内外の様々なインディペンデント・レーベルから10作以上のソロおよびコラボレーション作品を発表してきた。


1998年以降、アメリカ、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、ニュージーランドを何度もツアーしている。 ピッチフォーク誌は彼女の「驚異的な歌声——低く官能的なトーンから高く軽やかなファルセットまで、一息で自在に飛び回る多様な囁き」を称賛している。


長年にわたり有名なプロデューサー、フィル・エルヴァラム(The Microphones/Mount Eerie)、メリル・ガーバス(Tune-Yards)、イーライ・クルーズ(The Julie Ruin)、 タッカー・マーティン、ガイ・シグスワース、カルヴィン・ジョンソン、ソングライターや作曲家のタオ・グエン、グレッグ・ソーニエ(Deerhoof)、ロリ・ゴールドストン、スージー・イバラ、ジェレック・ビショフ、タラ・ジェーン・オニール、カエラ・マリチッチ(ザ・ブロウ)、そしてクラウド・アイ・コントロールのアンナ・オキシジェン、ブリッタ・ジョンソン、ジンジャー・ブルックス・タカハシなどのビジュアルアーティストやメディアアーティストなどが挙げられる。


ミラは現在もライブツアーを継続中。ソロ活動に加え、自ら率いるバンドの数々の編成で、北米・日本・ヨーロッパ各地のコンサートホール、クラブ、リビングルーム、パンク・バーの地下室など、あらゆる場所で演奏を続けている。  


Mirah 『Dedication』 Double Double Whammy/Absolute Magnitude

ミラ(Mirah)は七年ぶりのニューアルバムで復帰を果たす。私自身は、このミュージシャンのことを最近まで知らなかったが、NPRによると、ベッドルームポップの最初期のミュージシャンの一人といえるでしょう。その音楽性はフォークソングからミュージカル曲、クラシック風のポップソングまで幅広い。今回のアルバムは、全体的には、アルトフォークに位置づけられるが、ジャンル的な符号はあんまり意味をなさない作品です。音楽的な方向性よりも、どのような歌の形式を選ぶのかにポイントがある。

 

ミラはどちらかと言えば、プライベートの合間を縫って音楽制作を辛抱強く続けてきた人物です。「結局のところ、私は普通の勤務時間内では、仕事らしいことはほとんど出来ないタイプの人間だが、一週間与えられれば、アルバム一枚まるごと書き上げてしまう」というコメントを添えている。 アーティストの才能とは、努力してそうなったのではなく、自然と培われるものである。


最新作『Dedication』は熟練のミュージシャンらしい知恵が詰め込まれており、流行りものとは一定の距離を取っている。だが、それがゆえに、普遍的な音楽の響きが込められている。また、人生を送る中で、内面の吐露として歌わずにはいられなかった内容も含まれているように思えてなりません。

 

本作の音楽は異様なほど密度が濃い。曲数が多くないにもかかわらず、全体を聞いてみると、1.5倍ほどの容量がある。これは音楽的な時間が濃密であるからで、また、その背後に長い時間が流れているからなのか。作曲は一週間なのですが、その制作に取り掛かるため七年の月日を要した。つまり、アルバムは結局、七年ぶんの長〜い時間が流れていることになる。規定された時間に異なる時間の流れが存在するとはどういうことか。これは文章上のレトリックではない。例えば、南米の作家フリオ・コルタサルのジャズマンを題材にした短編小説「追い求める男」に描かれている。一般的な時間軸の中に、異なる密度の時間が偏在することを明らかにしたもの。

 

『Dedication』は音楽的にはそれほど複雑でもなく難解でもないけれど、哲学的なテーマが含まれている。しかし、それは単に答えを導くためというより、普遍的な問いを疑問のままにとどめておく。


本作の冒頭を飾る「The Ballad of the Bridge of Frankenstein」は、アイルランドのThe Poguesの「The Fairytale of New York」へのさりげない返答とも言えるかも知れません。デュエット形式でこそないけれど、ミュージカル風の音楽をベースにし、アトモスフェリックなシンセを背景に、コンセプチュアルな音楽が構築されていく。三拍子のマーチングのドラムの拍動をもとに少しずつ音楽性が高揚していき、魂が舞い上がるような晴れやかな瞬間がひとつの聞き所となるでしょう。

 

静かで控えめなイントロ、ヴァースからシンバルなどを使用して、ドラマティックなサビに飛躍する堂々としたオープナーである。制作者のミラは、この曲を悲劇的かつロマンティックな物語を語る叙事詩として位置づけています。「このバラードでは、フランケンシュタインと花嫁という2つのキャラクターのどちらが歌い手なのかと思うはずだ。2つのキャラは偶然にも混同されることもあり、私はその点で遊んでいる。我々の内なる本質と環境や人間関係によって形成された部分とは? この3つの人物像が交わる点と互いを区別する要素とはなにか?」 

 

こんなふうにして、哲学的ともいうべき疑問が楽曲の背景を形成している。このドラマティックな冒頭曲で、シンガーソングライターは、自分と他者の境界線について探る。その音楽は、確かに古典的なミュージカルの音楽性に根ざした夢のようであるが、作者は次のように聞き手に問いかける。


「これは夢のような世界なのか? それとも登場人物があなたなのか? それとも全員が私なのだろうか?」 


文学作品がそうであるように、音楽における語り手は、必ずしもそのミュージシャン自身であるとは限らない。また、聞き手は、音楽に対して自己を投射しているとは限らない。要するに、音楽を制作するときも、聞き手として体験しているときも、自己を離れる忘我の瞬間があることを示唆する。


「The Ballad of the Bridge of Frankenstein」

 


二曲目の「Stumbling」はイントロからヴァース/コーラスの対比によって成立したシンプルな構成を持つ楽曲である。新旧のニューヨークのフォークシーンに触発された内容で、いくらか古典的でもある。コラージュ的なギターで始まり、ハイハットでカウントをとったあと、シンセの弦楽器やリズムギターを重ねて、ジョン・レノン、ルー・リードのような魅力的なフォークロックへと移行する。ボーカルの歌詞はリードを彷彿とさせ、フレーズのセンテンスを言葉遊びのように用いつつ、旋律的な飛躍を交えて、掴み所のあるサビに繋がっていく。ボーカルの間に入るラフなギターは、カオティックなサイケデリアを作り上げ、重層的な音楽性を形成する。


しかし、全体的には、親しみやすいボーカルと遊び心のあるフレーズが、冒険心のある音楽性を作り上げる。また、ギターラインは、ジョン・レノンのソロ・アルバムを彷彿とさせ、ロックンロールの要素を矢面に押し出している。これまでありそうでなかったフォークロックのスタイルを提示する。


驚きなのは、アウトロの直前でそれまでの封じ手としていたブリッジが唐突に登場し、ボーカルのフレーズを繰り返しながら終わりへと向かう。特に、ジョン・ケールのエレクトリックビオラのような、けたたましいノイズギターが炸裂し、温和な音楽の基底に魔神的な音響を作り上げる。子供向けの曲のように簡潔なのに、そこには、前衛主義が混在している。とても不思議です。

 

『Dedication』には片々にミュージカルの要素が登場し、それこそがニューヨーク的な音の空気感を生み出している。「To Me」はその好例であるが、大きめのホールで聞こえるような大掛かりなミュージカルではない。どちらかと言えば、キャバレーのような音楽が、ジャジーな印象を携えて展開される。音楽には陶酔的な感覚があり、また、甘いメロディーもある。言ってみれば、サラ・ヴォーンのような古典的なジャズ・ボーカルの要素が感じられることがある。  


ただ、この曲の場合はピアノではなく、ギター中心で構成される。フォークミュージックを中心として、最終的には、ジャズやミュージカルの音楽に少しずつ接近していくような感じです。ジャズ風のボーカルの背後に聞こえるのは、古典的なカントリーやフォークを踏襲したギターの演奏であるが、時にはブルースのような古典派の音楽が前衛的な解釈を交えてプレイされる。表向きには商業主義のように見せかけておいて、背後にはアヴァンギャルドな音楽が通底する。二律背反ともいうべき対極主義の音楽を皆さんはどのように聴くことになるでしょうか?

 

「After the Rain」は短調中心のフォーク/カントリーソングである。音楽的には、短調と長調の対比が素晴らしい抒情性を紡ぎ出している。この曲は、ニューヨークへの郷愁が歌われている。正確に言えば、遠くにいた過去の自分への回想がさらりと歌われている。イントロはボブ・ディランを思い起こさせるが、女性的な感性を活かした渋さを活かし、この曲は見事な変遷を辿る。 


その後、アコースティックギターの弾き語りによる曲は、アラニス・モリセット、シェリル・クロウのような音楽的な立体構造を描き、徐々に世界が広がっていく。ここでは、内側の感覚を一つの起点として、音楽的な世界が広がりを増していくような感覚がある。女性シンガーソングライターの渋さを掴むのに最適な一曲といえるのではないでしょうか。


サビでは、バックボーカルが加わり、琴線に触れるセンチメンタルな感覚が増幅される。この曲はロサンゼルスで書かれ、「サンガブリエルの友人宅の滞在していた時、曲が溢れ出てきた」とミラは回想しています。「遠くにそびえる山々、郊外の奇妙な静けさ、慣れ親しんだ異様さーー自分のベッドではないところで眠ること、日常ではない日常が必要だった。そんなときにこそ自分の声に耳を傾けることで、真実を見いだせた。なんて素晴らしい贈り物なのだろう」 

 


「After the Rain」 

 

 

 

アルバムの中盤に収録されている「Begging of Time」では、アンビエントギターを起点として、現代的なフォークソングへと推移していく。イントロでは、インスト曲かと思わせておいて、ボーカル曲であるという二重、三重のミルフィーユ構造となっている。フォークソングの中には、バラード風の哀愁を込めつつ、シンセサイザーのバイオリンのアレンジを交えて、少し人懐っこいような感じのあるミラの温かいボーカルを聴くことができるはずです。


この曲では、中盤に配置されるブリッジの箇所を効果的に使い、メインとなる温和なフォークミュージックを巧みに際立たせている。また、結論やサビを後ろに引き伸ばすようなソングライティングの手法は、現代的な音楽としては異例ともいえる。このあたりにも作曲家としての手腕が光っている。三分後半におけるオルガンは、言葉に尽くせぬ夢想的な空気感を生み出し、そのムードたっぷりの雰囲気が滞ることなく、曲のアウトロまで持続し、繋がっていく。一つの感情の糸を頼りにして、それらを長い線のように繋げていく作曲的な手法は一聴の価値あり。

 

「Catch My Breath」は本作の中では、異色の一曲と言える。おそらく80年代頃のテクノ・ポップが基本で、マイケル・ジャクソンの「ビハインド・ザ・マスク」のような趣がある。そのトリッピーなシンセサイザーの使用法にはYMOに近い感覚も見いだせそうです。しかし、ベースとなる音楽がどこかに存在するとはいえ、シンガーソングライターらしさが満載となっている。 ディスコポップのセンスを随所に散りばめながら、カルチャー・クラブのような軽いサウンドを織り交ぜ、ノスタルジックな雰囲気のポップソングに仕上げている。音楽的な楽しさが感じられるが、このシンガーソングライターの音楽的な遊び心を反映した瞬間でもあるのでしょう。

 

 

「Do You See Me」では、現代的なニューヨークのフォークシーンの音楽に傾倒している。水の流れのように澄明なアコースティックギター、オーガニックな音楽性を体現させる乾いたドラムなど、同レーベルのFloristを彷彿とさせる音楽です。ギターのスムーズなアルペジオを中心として、穏やかな雰囲気のあるボーカルが安らいだ印象を放ってやまない。そしてフレーズを何度か繰り返しながら、印象に残るシークエンスやシンセサイザーの弦楽器を設けて、牧歌的な音楽性を体現させている。ここでも現代的と近代的/古典的という2つの相異なるフォークソングの形を併置させて、懐かしくも新しい親しみ溢れる強固な創造性を持つ音楽的な世界観を構築している。この曲では淡々とした反復的な構成のあとにコーダ(結尾)のような箇所が追加される。

 

『Dedication』の終盤の三曲はいずれも良曲で、それぞれ、ミュージカルやフォークソング、 ジャズボーカルなど、一つの枠組みにとらわれない、ミュージシャンの深甚な音楽的なセンスが発現する。本作の序盤がギターを中心としたソングライティングだったのに対して、終盤はピアノが首座を占める。特に、ベテランミュージシャンゆえの音楽的な展開力の技量が見いだせるでしょう。


「Mama Me」の最初の部分は、ピアノの弾き語りによるバラードソングとなっているが、音楽的な飛躍が込められている。静かな曲の立ち上がりから、''タンタンタン''というドラムのスネアの軽快なクレッシェンドに導かれるようにして、サビではロックミュージカルのような楽しげな曲調へ移り変わっていく。そこには、ロックンロールの言葉遊びを込めながら、人生における見える風景の変化を体現させる。サビでは、オールディーズやコーラスグループのR&Bの音楽性を踏まえ、ビタースイートな音楽を展開させる。そこにはミュージカル的なエンターテイメント性も見え隠れすることも……。音楽家としての蓄積が一つの集大成を迎えた瞬間でしょう。曲の最後では、ロックンロールの「Sha-Na-Na」にあやかったボーカル、ごきげんなホーン、ドラムが混在しながら、素晴らしいアルバムのハイライトともいうべき箇所を作り上げている。

 

「Hummingbird」はピアノ曲のボーカルの弾き語り、イントロは映画「アメリ」を彷彿とさせる一曲です。また、全体的にはニューオリンズジャズに根ざした音楽的なディレクションを敷いている。驚くべきなのは、冒頭ではミュージカルの語りや歌い手であったミラが、中盤ではフォークシンガーになり、その最後では堂々たるジャズボーカリストになるという、劇的な変身を遂げてしまう。このあたりに、必ずしも歌手は同一の人物とは限らず、まるで別人を演じるかのような、名俳優のごとき力量が発揮される瞬間がある。ミュージカル風のこのジャズバラードでは、歌手が昼下がりの庭の木陰を飛び交う鳥になったかのように歌い、そしてハミングしたり、スキャットしたりする。文学的な題材を生かし、人間から見た世界ではなく、鳥から見た大きな世界を丹念に歌い込む。歌詞は存在するが、他方では言葉以上のメッセージを伝えようとする。このあたりに音楽的な深い含蓄や歌手の力量が凝縮されているのは事実でしょう。

 

クローズ曲「New Jersey Turnpike」はうっとりしてしまうくらいの文句なしの名曲。このアルバムのフィナーレに相応しいナンバーです。ゆったりとしたリズムを強調し、息の長いピアノのサステインの伴奏を用いながら、シンセサイザーのアトモスフェリックな音響効果を背景に敷き詰めながら、ミラがひとつの理想とするであろう、夢想的あるいは天上的な音楽を体現させる。


本作はファルセットのような高音域のボーカルを使わず、中音域のハスキーなミドルトーンのボーカルが中心となっているが、むしろその中音域を中心とするボーカルに美学を見出せます。ハッセル(John Hassel)のようなジャズのトランペットの長いサステインに導かれるように登場するサビの冒頭部の”New Jersey Turnpike”は、制作者が心の底から紡ぎ出した本当に素晴らしいフレーズ。それは言い換えれば、音楽が心にじんわりと染みる瞬間でもある。聴けば聴くほどに異なる味わいが出てきそうな秀逸な作品というのが率直な感想です。また、インディーズの領域ではありながら、ミラはノラ・ジョーンズに比肩する素晴らしい歌声で聞き手を魅了します。

 

 

 

90/100

 

 

 

「New Jersey Turnpike」 - Best Track

 

▪Mirah 『Dedication』は本日、Double Double Whammy/Absolute Magnitudeから発売。

 

▪︎雨の中で、呼吸を取り戻す。Nao Yoshioka「In the Rain」 自然と向き合うことで見えてきた、新しい章のはじまり。




2026年、Nao Yoshiokaは新たなフェーズへと歩み出す。その最初のシングルが「In the Rain」。本作は、声を張り上げるタイプの曲ではない。まず伝わってくるのは、音の合間に残る、深い呼吸。


 

~森と雨、そのままの感覚を音に~


 制作はオーストラリア、シドニーから郊外へ。プロデューサー/アーティストのMXXWLLの自宅スタジオで行われた。ナショナルパークに隣接したその場所では、庭に出るだけで森が広がる。制作当日、雨が降った。湿った空気、土と木々の匂い、自然が静かに息づく音。その体験が、そのまま楽曲の核となっている。「In the Rain」というタイトルも、何かを象徴するために付けられたものではない。その日、そこにあった時間を、そのまま受け取った名前に近い。


~回復という、もうひとつの創作~


 Nao Yoshiokaはパニック発作に悩まされてきた。その回復のプロセスで重要だったのが、自然の中に身を置く時間だったという。情報や刺激から距離を取り、自分の感覚を取り戻す。その過程で見えてきたのは、「自分を大切にする」という、あまりにも基本的で、しかし忘れがちな態度だった。本作には、その気づきが、過度な説明を伴わずに滲み込んでいる。


~ソウルという形式、現在形として~


 サウンドは、70年代ソウルの記憶を呼び起こす温度を持ちながら、決して過去に留まらない。装飾を削ぎ落とし、声とグルーヴの関係性にフォーカスしたアプローチは、Nao Yoshiokaがソウルシンガーであることを再確認させると同時に、2026年の現在地を正確に示している。それはノスタルジーではなく、身体感覚としてのソウルだ。


~新しい章は、声を張り上げずに始まる~


「In the Rain」は、強く主張する楽曲ではない。だが、静かに長く残る。

 世界を巡り、多くを経験してきたNao Yoshiokaが、あらためて自分自身と向き合い、自然の中で呼吸を整えた先に鳴らされた音。その最初の記録が、この一曲である。


 

▪︎[本人メッセージ] Nao Yoshioka




私にとって、2026年最初のシングルが「In the Rain」になることを、とても嬉しく思っています。

 

この曲は、日々の中で自分を見失いかけたとき、海や自然に身を委ねることで、少しずつ本来の自分を取り戻していく過程を描いた楽曲です。忙しさの中で聞こえなくなっていた自分の声や、心の奥にしまい込んでいた本当の気持ちが、自然の中で静かにほどけていく。そして、自分自身の内側の声が、また確かに聞こえてくる。そんな感覚を大切にしました。街の中でも、どんな場所でも、ふと自分に戻りたくなったときに、この曲を聴いてもらえたら嬉しいです。

 

[作品情報]




アーティスト:Nao Yoshioka, MXXWLL

タイトル:In the Rain

ジャンル:R&B, Soul, Neo-Soul

配信開始日:2026年2月27日(金)

発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS 

配信URL: https://naoyoshioka.lnk.to/ITR

©︎Max Vm


フランスを代表するシンガーソングライター Yael Naim(ヤエル・ナイム)が ”再生と光” をテーマにしたアルバム『Solaire』を本日リリース。


フォークやアコースティックを基盤としたサウンドから一転、ミニマルかつ有機的なエレクトロニック・サウンドへと大胆に舵を切った意欲作。囁きから歌、語り、ラップまで多彩な表現を通じて、不完全さを受け入れ、自らの光を抱きしめる女性像を描き出した本作。Yael にとってパーソナルで自由、そして輝きに満ちた新章の始まりとなるアルバムがついに全貌を明かす!


2007年にリリースしたシングル「New Soul」がApple MacBook AirのCMに起用、ビルボード・ソング・チャート9位をはじめ、世界的で大ヒットを記録、一躍スターとなったパリ在住のシンガー ヤエル・ナイム。前作『Night Songs』から4年の時を経てリリースする最新アルバム『Solaire』は、単なる音楽的変化ではなくヤエル自身の変容の記録であり、自らを再発明していく物語。


フォーク的なハーモニーと深い情感を宿した楽曲で長く称賛されてきたヤエル。一転、今作は息づくマシン、新たな音の質感、鼓動のように脈打つシンセサイザーに囲まれており、エレクトロニックとシンフォニックが交差するバラードと、歓びに満ちたリズム主導のポップが流れるように展開していく。


透明感あふれるソウルを湛えた「Dream」、ボリウッド的な高揚感に満ちた「Multicolor」、そしてミニマルで官能的なポップ・チューン「La Fille pas cool」…。昨年からリリースされてきた先行シングルがまさにその多面性を鮮明に表している。洗練されたソウルフルなプロダクションに支えられ、電子的な精度で彫刻されながらも有機的な息吹を宿した本作は、James Blake、Sampha、Adeleを思わせる温かな精神性を呼び起こす。


陰と陽、憂鬱と陶酔、親密さと放射的な爆発の間で均衡を保つ本作によって、ヤエルはひとつの章を閉じ、同時に新たな章を開く。囁き、歌い、語り、ときにはラップまでも披露するヤエルの姿こそ、影も光も恐れず、自由と自立を求めて立ち上がる女性の姿。


これまでで最もパーソナルで、解き放たれ、光に満ち、そして多彩なアルバムを堪能して欲しい。


・Comment by Yael Naim


私は新しい世界を創る必要があった。アコースティックな旅路は、もう終わりに来ていると感じたの。

前作からエレクトロニックな色彩へ向かいたい、というまだ壊れやすい欲求はすでに芽生えていたけど、ついに今回完全にその中へ飛び込んだのよ。

『Solaire』は、光と力と和解することについての作品。挑戦すること、創造すること、輝くことに対して、もう謝らなくていい。クールじゃない女の子でいること、不完全だけれど誠実であることを受け入れること…かつての私は、自分の内にある光を恥じていたけど、今はそれを抱きしめているわ。




▪︎Yael Naim 『Solaire(ソレイル)』-New Album Out Now!!




■ アーティスト名:Yael Naim(ヤエル・ナイム)

■ アルバム名:Solaire(ソレイル)

■ レーベル:ASTERI ENTERTAINMENT

■ 形態:ストリーミング&ダウンロード

■ URL:https://asteri.lnk.to/yaelnaim_solaire_jp



■ Track List

1. Dream 

2. Solaire 

3. Wow 

4. La fille pas cool 

5. Rabbit Hole

6. Multicolor 

7. Blame *CD Bounus Track(デジタルリリースタイミング未定)

8. Everything's Gone

9. Inouïe

10. When We Go To Bed

11. The Other Side

12. What’s In Your Soul

13. Free



【プロフィール】Yael Naim

Photo: Max Vm


フランス=イスラエル出身のシンガーソングライター/ディレクター。


2001年にフランスでアルバム・デビュー。2008年に発表した「New Soul」がApple MacBook AirのCMに起用され、全米ビルボードHot 100でトップ10入り。世界各国でチャート1位を獲得し、国際的に注目を浴びる。


本国フランスでは、フランスのグラミー賞とも例えられる権威ある音楽賞 ”ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック” を3度受賞し、フランス芸術文化勲章オフィシエに叙任。ブラッド・メルドーやストロマエら多彩なアーティストと共演している。


また日本国内でもその活躍は広く知られており、2009年「PICNIC」が NISSAN cube のCMソングに起用。2012年にはTVドラマ「最後から二番目の恋」の劇中で「Go to the River」(アルバム『She was a boy』収録)が使用され、大きな話題となった。


音楽だけでなく映像や絵画でも活動し、自身のドキュメンタリー映画『A New Soul』や自伝『Une chambre à moi(私の部屋)』を通じて「女性」「自由」「平和」をテーマに表現を続けている。


その存在は、音楽シーンにおいて25年以上にわたり“光”を放ち続ける、現代を代表するアーティストのひとりである。

▪️南カリフォルニアの海岸線を走る列車の旅  ジャズの余韻と美しく流れていく時間を映し出すインストゥルメンタル 

Braxton Cook&Shane Sato

 

「Surfliner」は、南カリフォルニアの海岸線を縫うように走るアムトラックの名ルートから着想を得た、軽やかでジャズの香りをまとったインストゥルメンタル。Shane SatoとBraxton Cookによる共作で生まれたこの楽曲は、列車の窓越しに広がる海と砂浜、夏の午後の柔らかな光景をそのまま音に写し取ったような一曲となっている。

 

メインテーマからソロまでを担うBraxton Cookの温かく息遣いの感じられるサックスに、表情豊かなピアノが重なり、控えめながらもグルーヴを感じさせるビートと淡いパッドの音色が、ゆるやかな移動のリズムを描き出す。潮の香りを含んだ風、手にしたドリンク、静かに流れていく時間。海岸線をなぞる列車の旅がもたらす、上質でノスタルジックなムードが全編に漂っている。


Shane Satoは、ロサンゼルスを拠点に活動する日系アメリカ人のマルチインストゥルメンタリスト、プロデューサー、ソングライター。南カリフォルニアで育ち、5歳でドラムを始めた後、ギター、ピアノ、トロンボーンへと演奏領域を広げ、ロックバンド、吹奏楽、ジャズグループと幅広い環境で音楽的素地を築いてきた。

 

2017年にLAへ移住後はセッションミュージシャンとしてキャリアを重ねつつ、自身のオリジナル作品の制作にも注力。デビューアルバム『Until We Meet Again』や『Airwaves Deluxe』などを通じて累計250万回を超えるストリーミングを記録し、「Fresh Finds Jazz」や「Morning Rhythm」といったプレイリストにも楽曲が選出されている。


Braxton Cookは、ジャズとR&Bを横断するモダンでソウルフルな表現を軸に活動するヴォーカリスト、マルチインストゥルメンタリスト、コンポーザー。誠実さと成長、そしてアーティストとしての自立をテーマに据えた音楽性で、現代ジャズとR&Bシーンにおいて独自の存在感を放っている。


「Surfliner」は、Shane SatoとBraxton Cookそれぞれの感性が自然に交差した一曲。3月にリリース予定のニューアルバム『Wavelength』へと続く流れの中で、ひときわ穏やかに、美しく流れていく時間を映し出す作品となっている。

 

 


[作品情報]



アーティスト:Shane Sato, Braxton Cook

タイトル:Surfliner

ジャンル:Indie Soul, Indie R&B

配信開始日:2026年2月20日(金)

発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS 

 

▪ストリーミングURL: https://lnk.to/Shane_Sato_Surfliner 

▪共同EP『Aura Gold』国境を越えて生まれた、タイムレスで現在進行形のサウンド



国境を越えたコラボレーションから生まれた本作は、ソウルとR&Bを軸に、70年代ファンク、90年代R&B/ヒップホップ、アフロビーツ、アマピアノ、モダンポップまでを横断しながら、タイムレスでありながら現在進行形のサウンドを描き出す。

 
制作はノースカロライナとフィンランドを行き来しながら進行。離れた場所にいるアーティスト同士がオンラインで楽曲制作を重ね、信頼関係と共通の音楽的ビジョンを育てていく、現代的なコラボレーションの形を体現している。その過程でBeMyFiascoはフィンランドを訪れ、現地ミュージシャンのcocabona(ベース)、Ville-Veikko(ギター)とのセッションを通じて、EPの核となるサウンドが形作られていった。



最初に録音された「Back to Myself」は、本作の方向性を象徴する楽曲であり、自己回復、正直さ、自分らしさをテーマに据えている。Mishaのグルーヴ感あふれるジャンルレスなプロダクションが、自由な空気感をまとったサウンドを描き出し、BeMyFiascoは自身の経験や変化、そして恐れずに輝くことの大切さを、率直な言葉と歌で描き出す。『Aura Gold』は単なる作品集ではなく、自分自身の光を信じ、自分の道を大切にし、人とのつながりに身を預けていく。そんな姿勢が音楽として丁寧に刻まれている。


 

[作品情報]



アーティスト:Misha, BeMyFiasco
タイトル:Aura Gold
ジャンル:R&B, Alternative R&B
発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS 

トラックリスト:
01. Aura Gold (feat. Jussi Halme)
02. Burning Fire (feat. Evil Needle)
03. Back To Myself (feat. cocabona)
04. Love Come Down
05. Kind of Love (feat. cocabona)
06. Can’t Get Enough (feat. Jussi Halme)

 

▪ストリーミングURL: https://lnk.to/Misha_BeMyFiasco_AG
 

 

Misha & BeMyFiasco:





Mishaは、フィンランド出身のプロデューサー/アーティスト。Lalah Hathaway、Talib Kweli、Amber Navran (Moonchild)、Nate Smithといったグラミー受賞・ノミネートアーティストとのコラボレーションで知られ、オルタナティブR&B、ヒップホップ、ニューファンクを自在に行き来するグルーヴ重視のプロダクションを特徴とする。

BeMyFiascoは、グラミーノミネート歴を持つシンガー/ソングライター/ヴォーカルアレンジャー。SZA、Robert Glasper、The Foreign Exchangeなどとの共演を通じて、温かみのある声質と高い表現力で評価を確立してきたアーティスト。感情の機微を丁寧にすくい取るソングライティングが持ち味。

MishaとBeMyFiascoは2023年から共に制作を開始し、これまでの共同楽曲はSpotifyのNew Music Friday(US)、R&B Weekly、R&B Fresh Finds、Lowkey、Apple MusicのR&B Nowなどのプレイリストに選出されている。2025年にはロンドンの名門Jazz Caféで初の共同ライブを実現。


ロサンゼルスのポップシンガー、Zina Zo(ジーナ・ゾー)は2025年のアルバム『Burn Me Into Something Better』 のデラックスバージョンをリリースしました。


全14曲収録のアルバムには、ヒット曲「ダーティ・ハビッツ」「バッド・メン」「マンチャイルド」の特別アコースティック版「Miner Street  Sessions(マイナー・ストリート・セッションズ)」が収録されている。 今回、アルバムのリリースと合わせて、収録曲の新バージョンが公開。


ジーナ・ゾーはポップロックのシンガーソングライターであり、圧倒的な歌唱力で知られる。その恐れを知らない本物の姿と、生々しく感情的なストーリーテリングで称賛されている。フィラデルフィア郊外出身で現在はロサンゼルスを拠点とし、現代ロック・ポップ界で最も魅力的な歌声の一つとして独自の地位を築きつつある。


彼女のシングル「Dirty Habits」(2025年)は、ソロキャリアにおける大胆な新章の幕開けとなった。グラミー賞受賞プロデューサー、ジャスティン・ミラー(ジャズミン・サリヴァン、ザック・ブライアン)とティム・ソンネフェルド(アッシャー)が手掛けたこの楽曲は、時に夢が現実よりもリアルに、そしてより慰めとなるという概念を探求する、心に響くロックポップ・バラードである。 


上記の楽曲は絶賛を浴び、リリース初週で3万回以上のストリーミング再生を記録。LADYGUNN誌は「『ダーティ・ハビッツ』でジーナ・ゾーは、常識に縛られないキャリアの礎を築いた。大胆で混沌とし、深く心に響く——それがまさに本質だ」と評した。


2025年9月下旬、ジーナは待望のデビューアルバム『Burn Me Into Something Better』をリリース。変容、失恋、再生を燃えるような切なさで描いた本作はEARMILKで特集され、9/10の評価と共に「フィルターのかかっていない正直さ」が称賛された。


 「しかし『Burn Me Into Something Better』が際立つのは、その『美化を拒む姿勢』。これらの楽曲は整然とパッケージされたポップスではない。ギザギザで生々しく、誇らしげに混沌としている——それは彼女を形作った現実の変容を映し出している。この作品は、登攀の過程におけるあらゆる躓きを、物語の一部である傷跡を、すべて正当化する一枚だ」


2月18日には特別拡張版アルバム『Burn Me Into Something Better (Deluxe)』がリリース。全14曲収録の本作には、ヒット曲「Dirty Habits」「Bad Men」「Manchild」をアコースティックで親密に演奏した「Miner Street Sessions」バージョンも含まれる。 


ジーナが全国的に注目を集めたのはオーディション番組『The Voice(ザ・ヴォイス)』の出場者として、ブレイク・シェルトン率いるチームに加入した時だった。 しかしグウェン・ステファニーの指導こそが転機となった。ステージ内外で弱さと真実を受け入れるよう促された。


この教訓が彼女の芸術的アイデンティティを形作り、LGBTQIA+コミュニティの代弁者となる原動力となった。2023年のシングル『Faking It』は自身のバイセクシュアリティを大胆に宣言した自己受容のアンセムとして世界中のファンに深く共鳴した。


業界の厳しい現実を早期に経験したジーナは、創造的な独立性を取り戻し、反抗心・自由・魂を体現するロックバンド「Velvet Rouge」を結成。ブライアン・マクトアとエイミー・モリッシー(The War on Drugs,Sharon Van Etten)がプロデュースした2024年のデビューEPは、2000年代初頭のロックの荒削りな質感と揺るぎない感情を融合させた。『Lonely Since The Day We Met』や『I Don’t Know Why』といった傑出した楽曲は、彼女の生々しい歌唱力と物語を紡ぐ力量を際立たせている。


ヴェルヴェット・ルージュは瞬く間に「フィラデルフィア最高のロックバンド(2022年)」として認知され、『フィリー・スタイル・マガジン』で「フィラデルフィアで最も熱いロックバンド」と特集された。XPoNential Fest、MusikFest、Beardfestに出演し、NPRの「National Public Radio Day」やWXPNの「Free At Noon」シリーズでスポットライトを浴びた。


懐中電灯ストロボを使った子供の頃のパフォーマンスから全国放送のテレビ出演、批評家絶賛のレコードまで、ジーナのキャリアは「型にはまらない」姿勢で定義されてきた。ステージでパフォーマンスする時も、ローレン・シューラーの特注ドレスでレッドカーペットを歩く時も、新進アーティストを指導する時も、彼女はあらゆる創造的領域で女性やマイノリティの声を擁護し続けている。


ロサンゼルスを拠点とする彼女は、グラミー賞受賞者ジャスティン・ミラー(ジャズミン・サリヴァン、ザック・ブライアン)やティム・ソンネフェルド(アッシャー)とのコラボレーションで成功を収め、LADYGUNN、Fault、LA Weekly、Sweety High、The Luna Collectiveなどから高評価を得ています。 

 

「Dirty Habits」(Miner Street Sessions)



▪︎EN

Gina Zo is a rock-pop singer-songwriter and powerhouse vocalist celebrated for her fearless authenticity and raw, emotional storytelling. Originally from the suburbs of Philadelphia and now based in Los Angeles, she is carving out a distinct place as one of the most compelling voices in modern rock-pop.


Her single, Dirty Habits (2025), marked the beginning of a bold new chapter in her solo career. Produced by Grammy-winners Justin Miller (Jazmine Sullivan, Zach Bryan) and Tim Sonnefeld (Usher), the track is a haunting rock-pop ballad exploring the idea that sometimes our dreams feel more real—and more comforting—than reality itself. The song garnered rave reviews and surpassed 30,000 streams in its first week. As LADYGUNN wrote, “With Dirty Habits, Gina Zo lays the foundation for a career that doesn’t play by the rules. It’s bold, messy, deeply felt—and that’s the point.”


In late September 2025, Gina released her highly anticipated debut album, Burn Me Into Something Better—a searing, vulnerable exploration of transformation, heartbreak, and rebirth. The record was featured on EARMILK, which awarded it a 9/10 review and praised its unfiltered honesty: “What makes Burn Me Into Something Better stand out, though, is its refusal to sanitize. These songs aren’t neatly packaged pop; they’re jagged, raw, and proudly messy, mirroring the real-life transformations that shaped them. It’s a record that validates every stumble as part of the climb, every scar as part of the story.”


February 18th marks the release of her special extended album Burn Me Into Something Better (Deluxe). The 14 track album includes intimate acoustic "Miner Street Sessions" renditions of her hit songs "Dirty Habits", "Bad Men" and "Manchild". 


Gina first captured national attention as a contestant on The Voice, where she joined Team Blake. It was Gwen Stefani’s mentorship, however, that became transformative—encouraging Gina to embrace vulnerability and authenticity both on and off stage. That lesson shaped her artistic identity and inspired her to become a voice for the LGBTQIA+ community. Her 2023 single Faking It was a bold declaration of her bisexuality and an anthem of self-acceptance that resonated deeply with fans around the world.


After early experiences in the industry that exposed its challenges, Gina reclaimed her creative independence and formed Velvet Rouge—a rock band embodying defiance, freedom, and soul. Their 2024 debut EP, produced by Brian McTear and Amy Morrissey (The War on Drugs, Sharon Van Etten), fused early 2000s rock grit with unflinching emotion. Standout tracks like Lonely Since The Day We Met and I Don’t Know Why highlight her raw vocal power and storytelling prowess.


Velvet Rouge quickly gained recognition as Philly’s Best Rock Band (2022) and was featured in Philly Style Magazine as “Philly’s Hottest Rock Band.” They’ve performed at XPoNential Fest, MusikFest, and Beardfest, and were spotlighted on NPR’s National Public Radio Day and WXPN’s Free At Noon series.


From childhood performances with flashlight strobe lights to national television appearances and critically acclaimed records, Gina’s career has been defined by a refusal to conform. Whether performing on stage, walking a red carpet in a custom Lauren Schuler gown, or mentoring emerging artists, she continues to champion women and underrepresented voices across all creative spaces.


Now based in Los Angeles, Gina finds balance in cooking from scratch, reading murder mysteries, and walking around the Silver Lake Reservoir. With Burn Me Into Something Better ushering in her defining era, Dirty Habits setting the tone, and her holiday songs showcasing her versatility, Gina Zo stands at the forefront of a new generation of rock-pop artists—bold, untamed, and unapologetically real.