©︎Derek Bremner

beabadoobee(ビーバドゥービー)がニューアルバム「Live In London」をリリースした。これは、2022年10月19日にロンドンの象徴的なブリクストン・アカデミーで行われた、彼女のソールドアウトとなった地元でのライヴを完全収録した特別なライヴ・レコーディングだ。ステージ登場時には、観客から鳴り止まぬ「bee!!」のコールが沸き起こった。このことは、Dirty Hit所属のシンガーのイギリスでの不動の人気を象徴付けている。このライブのテースターを下記よりチェックしてみよう。


昨年、シンガーはセカンド・スタジオ・アルバム「Beatopia」をリリースした。それ以来、彼女は単独シングル「Glue」を発表し、4月にはゲスト・ヴォーカルにClairoを迎えた同曲のスペシャル・ヴァージョンをリリースした。さらに最近では「the way things go」を公開している。


 

©Ken Schles

グリーン・デイは『ドゥーキー』30周年を記念して、大規模なボックス・セットをリリース。現在発売中のリイシュー盤には、未発表デモ、アウトテイク、ライヴ音源などが収録されている。オリジナル盤には収録されていない「Sassafras Roots」、「Emenius Sleepus」が公開されている。下記よりチェックしてみよう。


6xLPと4xCDのボックス・セット、そしてデジタルで入手可能な『ドゥーキー』30周年記念デラックス・エディションには、デモ音源1枚とアウトテイク音源1枚が収録されている。さらに、1994年のウッドストック'94とバルセロナでのライブ音源も収録されている。


また、フィジカル・リリースには、ドゥーキーのボタン、芳香剤、ポストカード、バンパー・ステッカー、キスカット大判マグネット・シート、紙飛行機、モノクロの "Coloring Page "ジャケット・リト・インサート、別カバー・アートのポスターなど、コレクターズ・アイテムが多数含まれている。

 

 

 「Sassafras Roots」

 

 「Emenius Sleepus」



ザ・ローリング・ストーンズが、アルバム『Huckney Diamonds』のセカンド・シングル「Sweet Sounds Of Heaven」をリリースした。レディー・ガガとスティーヴィー・ワンダーをフィーチャーしている。

 

この曲は、ロサンゼルスのヘンソン・レコーディング・スタジオ、ロンドンのメトロポリス・スタジオ、バハマのナッソーのサンクチュアリ・スタジオでレコーディングされ、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが作曲した。ロサンゼルスでのセッション中、ザ・ローリング・ストーンズはスティーヴィー・ワンダーとレディー・ガガを『Heaven』の制作に招いた。


レディー・ガガとスティーヴィー・ワンダーは、実は以前にもザ・ローリング・ストーンズと共演したことがある。レディー・ガガは、2012年、50 & Countingツアーの一環としてストーンズのステージに参加した。「Gimme Shelter」のステージパフォーマンスは、最終的にアルバム『GRRR Live』に収録された。スティーヴィー・ワンダーは、1972年のストーンズのアメリカン・ツアーで、「Satisfaction」と「Uptight (Everything's Alright)」のメドレーで定期的に共演していた。


「Sweet Sounds Of Heaven」

 



ペンシルバニア/フィラデルフィアを拠点に活動する四人組のハードコア・クルー、Paint It Blackは、新作EP『Famine』(12 Inch)のリリースを発表した。この新作はRevelationより11月3日にドロップされる。

 

2002年の結成以来、Paint It Blackは新作を発表する毎にハードコア・パンクのルールを塗り替えて来た。 


『Famine』は、能う限り最もインパクトのあるステートメントを作ることを目標に掲げてきたフィラデルフィアのハードコアクルーにとり、何年にもわたる構想、計画、準備の産物である。
 
 
『Famine』を構成する全8曲を通し、Paint It Blackは最も強力なハードコア・パンクのリリースとは何であるかを示唆する。それはまた、ハードコアという表向きの印象とは相異なる脆弱さ、正直さから生まれる音楽であることを証立てている。

 

 


Maria BCは、近日発売予定のアルバム『Spike Field』の最新シングル「Still」を公開した。このシングルは、最近発表された2枚のシングル「Amber」と「Watcher」に続くもの。試聴は以下から。


この曲のピアノ・パートを書いたのは16歳の時で、それからずっと忘れられなかった」とマリアBCは声明で「Still」について説明している。

 

「当時書いたオリジナルの曲はひどかったけど、あれから何年も、このピアノ・リフを何かのために蘇らせて、その上に新しいメロディーを書きたいと思っていた。というのも、私は過去の自分や自分を憐れむことに苦しんでいて、実際、私を知るすべての人の心を消し去り、白紙に戻したいと思うことがよくあるから!

 

できることならそうしたいが、できない。では、どうすれば前に進めるのか?多くの試行錯誤の末、「Still」のメロディを見つけた。そして、この曲を書く過程を表しているかのような歌詞が出てきた。君はまだ私のそばにいるんだ」


「Still」

 

©︎Dan Medhurst

Sofia Kourtesis(ソフィア・クルテシス)は、デビューアルバム『Madres』の最終シングル「How Music Makes You Feel Better」を公開した。「どんな嵐の中でも、どんな浮き沈みの中でも、痛みや悲しみの中でも、音楽はいつもあなたを元気にしてくれる最も美しいものです」


Sofia Kourtesis(ソフィア・クルテシス)の『Madres』はニンジャ・チューンから今週金曜日に発売される。


 


カナダのシンガーソングライター、La Force(ラ・フォース)は、9月29日(金)にリリースされるニューアルバムのタイトル曲「xo skeleton」を発表した。この曲は、「condition of us」「october」「how do you love a man」に続くシングルとなる。アルバム発売前に以下よりチェック。


「XO Skelton」という曲は、このアルバムの包括的なテーマです。それは私が保護として愛するイメージです。グーを内側に閉じ込める甲羅。この保護は、愛、キス、ハグにある。私たちの人生を支えてくれるもの。

 

愛は目に見えない覆いであり、私たちはその覆いで他人を飾り、飾られる。それは、私たちの中に骸骨があることを思い出させてくれる。死の象徴でありながら、生きている間は私たちを動かしていた建築物。この曲は、完全に愛するための動機付けであると同時に、時にはフォースのやる気を削ぐものとしての死の必然性を歌っている。 


「XO Skelton」

 

©Stella Gigliotti


デビー・フライデーが新曲「let u in」を発表した。このシングルは、先日ポラリス音楽賞を受賞した彼女のデビュー・アルバム『GOOD LUCK』に続くものだ。フライデーは、オーストラリアのエレクトロニック・プロデューサーでヴォーカリストのダーシー・ベイリスとこの曲を共同プロデュースした。試聴は以下から。


 

 

『RUSH!』で世界デビューを果たしたばかりのマネスキンが早くも最新アルバムのニュー・エディションのリリースを発表した。

 

『RUSH!』の新バージョンには、最新シングル 「Honey (Are U Coming?)」を含む5曲の新曲が収録。このリリースは全く新しいアルバム・アートワークと共に発表となった。『RUSH! (Are U Coming?) 』は11月10日にオンセールとなる。先行予約は今週金曜日に開始されるという。


バンドは、世界制覇に向けた快進撃を続けている。『RUSH !』のリリースに付随するワールド・ツアーは、先週、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、タイムズ・スクエアでのサプライズ・ポップアップ・パフォーマンスの後に行われた。

 

ワールド・ツアーは、絶賛の嵐を世界各地で巻き起こしている。ワールド・ツアーでは、バンドの派手なライブ・セットと壮大なステージ・プロダクションは、北米、南米、日本、ヨーロッパ、イギリス、アイルランドで好評を博し、アリーナ公演を軒並みソールドアウトさせている。2022年12月の日本公演はソールドアウトとなった模様だ。


マネスキンは2022年度のVMA(MTV Video Music Awards)で、「The Loneliest」のミュージック・ビデオが最優秀ロック賞を受賞、グループ・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされ、「Honey (Are U Coming) 」を披露した。

 


 「Honey (Are U Coming?)」

 

 

 

 


 

アイルランドのロックバンド、The Murder Capitalが、1月にリリースされたセカンド・アルバム『Gigi's Recovery』に続いて、新曲「Heart In The Hole」を引っ提げてカムバックを果たした。

 

「"HeartInTheHole "は、過剰に作られた空白に人間性を注入する。マニアを笑い飛ばし、動機に疑問を投げかけ、そして最も重要なことは、次に何が起こるかを見守ることだ」とバンドは説明している。


2023年はザ・マーダー・キャピタルにとって飛躍の年となった。リリースされた『Gigi's Recovery』は大絶賛を浴び、アイルランドで1位、英国チャートでトップ20入りを果たした。彼らはコーチェラでのパフォーマンスを含む、16日間のアメリカ・ツアーを行い、この夏はグラストンベリー・リーディング/リーズ、プリマヴェーラ、ロック・アン・セーヌなどの大型フェスティバルで決定的なパフォーマンスを行うなど、盛りだくさんのスケジュールをこなした。


マーダー・キャピタルは、ダブリンの3オリンピア・シアターでのヘッドライン・ライヴを頂点に、ロンドンのエレクトリック・ボールルームにも立ち寄る、バンド史上最大規模のUK/EUツアーに出発する。

 

 

「Heart In The Hole」

 


オーストラリアのロックバンド、キング・ギザード&ザ・リザード・ウィザードが、25枚目のスタジオ・アルバム『The Silver Cord』を発表し、そのトラックリストを公開した。アルバムは10月27日に発売される。

 

今年初め、バンドは『PetroDragonic Apocalypse; Or, Dawn Of Eternal Night』をリリースした(レビューはこちら)。2022年に『Butterfly 3001』、『Made In Timeland』、『Omnium Gatherum』を含む6枚のアルバムをリリースしている。これらのうち3枚(『Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and Lava』『Laminated Denim』『Changes』)はすべて昨年の10月に一挙にドロップされた。


『The Silver Cord』には7曲が収録される。インスタグラムの投稿にあるように、全曲のエクステンデッド・バージョンも付属する。


最近のリリースではメタルの世界に回帰したが、『The Silver Cord』のイメージは、次のアルバムがよりエレクトロニック・ミュージックに根ざしたものになることを示唆しているようだ。


 

©︎Marcus Madoxx


ブルックリンを拠点に活動するアンナ・ベッカーマンのプロジェクト、Daneshevskaya(ダネシェフスカヤ)が、デビュー・アルバム『Long Is The Tunnel』の3作目のシングルを公開した。


今週のシングルとして紹介する「Challenger Deep」は、70年代のアナログのフォーク・ミュージックを彷彿とさせる。ギターの演奏に、ベッカーマンの情感溢れるボーカル/コーラスが美麗に溶け込む。薄く重ねられるストリングスのテクスチャーは、ボーカルのムードを引き立てる。ロンドンのシンガー、Dana Gavanskiが好きなリスナーにはストライクのトラックとなりそうだ。


Daneshevslaya(ダネシェフスカヤ)のニューアルバム『Long Is The Tunnel』は、Model/ActrizのRuben Radlauer、Hayden Ticehurst、Artur Szerejkoの共同プロデュースによる。7曲収録。Black Country, New RoadのLewis Evansも参加。11月10日に発売予定。先行シングルとして、「Somewhere in the Middle」「Big Bird」が公開されている。

 

 

Bleach Lab 『Lost In A Lush Of Emptiness』

 

Label: Nettwerk

Release: 2023/9/22

 

 

Review

 

  

ロンドンのBleach Labは、結成当初からデビューEPを2022年に発表するまでの4年間、刻々と変化する日々の中でバンドとしての実験的なビジョンを実現するため、メンバーを少しずつ追加していった。2017年、ベーシストのJosh Longman、ギタリストのFrank Watesによるデュオとして結成。その後、ボーカリストのJenna Kyleを迎え、2021年の初めにドラマーのKieran Westonを迎えた。Bleach Labの音楽はドリーム・ポップの旋律に、感覚に重きを置いたボーカル、抒情的なギターライン、曲の雰囲気を引き立てるシンプルなベース、ドラムが掛け合わされて作り出される。

 

オープナー「All Night」は、バンドの格好のアピールの機会となったEPの音楽性の延長線上に位置する。そして、メロディーの運び方には、Alvvaysのような親しみやすさがある。ただ、パンクの要素は薄く、良質なメロディーに焦点が絞られ、インディーポップに近い音楽として昇華されている。続く「Indigo」は、現行のUSインディー・ロックとも親和性がありそうだ。ボーカルに関してはブリット・ポップの系譜にある。喉をわずかに震わせるようにしてナイーブなビブラートを交えて歌われるジェンナ・カイルのボーカルは、バンドのサウンドの中核を担い、ジョニー・マーに比する繊細なギターと合わさり、叙情的な空気感を生み出す。正直なところ、モダンな歌い方とは言いがたいが、普遍的なボーカルがリスナーに共鳴する瞬間を呼び起こす。Nettwerkと契約したことで、プロダクションの面でも強化された。ストリングスのアレンジがドリーム・ポップの音楽性に気品を添え、曲の叙情性を高めていることは言うまでもない。

 

カナダの大手レーベルと契約したことは、デビューEPのロックバンドとしての素質に加えて、ボーカリストのポピュラー・シンガーとしての隠れた才質をフィーチャーする機会をもたらした。アルバムのタイトル曲代わりである「Counting Emptiness」は、Sinead O'Conner(シネイド・オコナー)のポップ・センスを彷彿とさせるものがある。加えて、ジェンナ・カイルのボーカルがドリーム・ポップの音楽性と鋭く合致し、普遍的な響きを持つポップスが生み出されている。曲の中に見られるロマンティックな雰囲気は、ボーカリストの詩情が歌詞や旋律に転化されたことにより生じ、カイルは、その時々の人生観を丹念かつ丁寧に描写しようとしている。

 

「Counting Emptiness」

 

 

「Saving Your All Kindness」では、ソフトな感覚のインディーポップへと転じている。特にこの曲にも、それほど劇的な展開は見られないが、 ギターラインの作り込みやそれを補うシンプルなベース、ドラムがボーカルの内省的なメロディーを絶妙に引き立てている。この曲では、なぜ、彼らがバンドとして活動しているのか、その要因の一端を捉えることが出来るかもしれない。続く「Everything At Once」に関しては、一見すると、ロンドンのインディーポップバンドとそれほど大きな差異を感じないかもしれないが、実際のところは、カイルのスポークンワードを基調にしたボーカルからポップバンガー的な響きに移行する瞬間、鮮やかな感覚を及ぼす。中盤からは、PVAのようなシュプレヒゲサングの歌い方に転じ、ポスト・パンク的な音楽性へと移行する。一曲の中で絶えずジャンルが移り変わるような形式は清新な印象をもたらす。

 

全般を通して、アートワークに象徴されるペーソスに充ちた感覚は、ジェンナ・カイルのボーカルの主な印象を形成している。「Nothing Left To Lose」では、内省的な感覚が心地よいドリーム・ポップ風のメロディーと結びつく。それらは心の機微を表す糸のように絡まりながら、曲のインディー・ポップの中枢を形成している。展開も簡素であり、Aメロの後すぐに跳躍的なサビのフレーズに移行する。シンプルな対比的な構造は、アンセミックな瞬間を呼び起こす。ベースラインとギターラインの絶妙な和声感覚により、エモーショナルな雰囲気を醸成している。もちろん、こういった曲は、ステージで大きな効果を発揮するポテンシャルを秘めている。


「Nothing Left To Lose」

 

 

以前の段階で、バンドは、Slowdiveにも近い、甘美的なドリーム・ポップの世界を探求していることがわかる。続いて、「Never Coming Back」では、その感覚的な悲しみの度合いを増し、ほとんど内的な痛みを隠しそうともせず、多彩な感情性をそのメロディーやフレーズと綿密に同化させている。こういった曲には、J-Popにも近いエモーションが含まれている。どちらかと言えば、メロディー性を重視した楽曲に近く、表立ったアピールを遠慮する控えめな感覚が曲の全般に散りばめられて、それが切なさとも儚さともつかない、淡い抽象的な印象をもたらすのだ。


続く「Smile For Me」では、アルバムの序盤の収録曲で暗示的に示唆されていた恋愛観を交えつつ、オルタネイティヴなポップセンスを発揮している。分けても、サビの意味合いのあるボーカルの高音部が強調される箇所では、平均的なインディーポップグループ以上の存在感を示し、バンドのアンサンブルで構成されるポップバンガーを生みだしている。ただ、もしソロであったら、こういった曲にはならないかもしれず、最初期からバンドサウンドの素地を入念に作り込んできた、Josh Longman、Frank Watesのベースとギターのセッションの集大成とも取れる。

 

以後も、才気煥発なイメージを保ち続ける。「Leave The Light On」では、ソフトなポップセンスをバンドの主要なドリーム・ポップというアプローチと結びつける。それは「Life Gets Better」でも一貫して、良質で親しみやすいポップスを求めるリスナーの期待に応えようとしている。アルバムのクローズを飾る「(coda)」は、クラシックの形式のコーダが取り入れられているが、こういった試みはそれほどわざとらしくは感じられない。いや、それどころか、アルバムを聴き終えた後、切ないセンチメンタルな感覚が目の前を過ぎ去っていくような気がする。

 

デビュー作『Lost In A Lush Of Emptiness』は、四人組がどうあっても形にならぬものを音楽たらしめた美しき感情の結晶体である。その時々の感覚を大切にしたどこまでも澄んだインディー・ポップという点は貴重で、現在のミュージック・シーンを見るかぎり、鮮烈な印象をもたらす。

 

 

84/100


プエルトリコの大スター、バッド・バニーがニューシングル「Un Preview」をリリースした。TainyとLa Pacienciaとの共同プロデュースにより制作された。Stillzが監督したビデオは以下から。


「Un Preview」は、バッド・バニーが5月にフランク・オーシャン、リル・ウージー・ヴェルト、ドミニク・ファイクらをフィーチャーしたビデオとともにリリースした「Where She Goes」に続くシングルだ。また、「K-POP」ではトラヴィス・スコットとザ・ウィークエンドと共演している。


 

©Alexander Richter


ニューヨークのラッパー、billy woodsとELUCIDのデュオ、Armand Hammer(アーマンド・ハマー)が、Run the JewelsのEl-Pがプロデュースした新曲「The Gods Must Be Crazy」を公開した。

 

この曲は、今週金曜日(9月29日)にリリースされる彼らのアルバム『We Buy Diabetic Test Strips』からの最新シングル。これまでにリリースされたシングル「Woke Up and Asked Siri How I'm Gonna Die」「Trauma Mic」が収録されている。以下よりチェックしてほしい。


「woodsとELUCIDは特別な関係にあり、このジャムで一緒になれたことを嬉しく思っているよ。僕たちはバンガーを作ったと思うな」

 

 

 「The Gods Must Be Crazy」



 

boygeniusは、デビューアルバム『the record』(レビュー)に続く新しいEP『the rest』のリリースを発表した。タイトルにも見える通り、今回のEPは癒やしの溢れるレコードであることが予想される。


フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・デイカス、ジュリアン・ベイカーからなるトリオは、10月13日にインタースコープ・レコードから4曲収録の新作をリリースする。トラックリストは現時点では未定だが、バンドはオープニング・トラックが「Black Hole」になることを明らかにしている。


プロデュースには、boygenius、Tony Berg、Jake Finch、Ethan Gruska、Calvin Lauber、Collin Pastore、Marshall Voreが参加している。公式プレスリリースでは、このEPは "バンドのソングライティングの才能と独特のサウンドを披露し続ける "と説明されている。


スリー・ピースは昨夜(9月25日)、マサチューセッツ州ボストンでのライヴでEPのオープナー「Black Hole」を初披露した。ツアーは28日(木)のニューヘイブンでの公演に続き、フィラデルフィア、ニューヨーク、ロサンゼルスへと続く。


先日、デビューアルバムに収録されている「Cool About It」のアニメーション・ビデオを公開したことは記憶に新しい。ローレン・ツァイが監督したこのビジュアルは、犬とおもちゃの関係を複雑なイラストと美しいアニメーションで描いている。ローレン・ツァイは以下のように述べた。

 

ボーイ・ジーニアスという天才とコラボできるなんて、夢のようです。私は11歳の時にYouTubeでアニメーションビデオを作ったが、過去に戻って自分に言い聞かせることができるとしたら、これほど夢中になれるものはないだろう。彼らの作品が私の人生に多くの影響を与えてくれたことに、私はいつも感謝している。



一方、バンドは今年8月に、デビュー・アルバムに影響を与えた曲を集めた82曲のSpotifyプレイリストを公開している。このプレイリストには、Big Thief、Hop Along、Waxahatchee、HAIM、Mitski、Brian Eno、Nada Surf、Suicide、Cyndi Lauper、その他多数が紹介されている。外れなしの素敵なプレイリスト!!

 





boygenius 『the rest』