現在、スリーフォード・モッズは、アメリカ横断ツアーを行っており、東海岸に滞在しています。彼らは、先日、セス・マイヤーズが司会を務める「Late Show」に出演し、昨年、ラフ・トレードからリリースした最新アルバム「Spare Ribs」収録の楽曲「shortcummings」をライブステージで披露しています。

 

「Shortcummings」は、英国の元ボリス・ジョンソンの右腕であるドミニク・カミングスに因んでいます。

 

自国の政治に対する辛辣な皮肉ーー自虐的なジョークーー彼らの一番の持ち味である「Black Joke」のニュアンスについては、アメリカの一般視聴者には上手く伝わっていないようで、一般的なリスナーにとって、スリーフォード・モッズは、奇異な存在にも見えるらしいです。つまり、この笑うべきなのか、それとも笑うべきではないのか、よくわからない感じこそ「English Joke」の真骨頂であり、「Monty Python」のようなシュールさを取り入れているのが彼らの醍醐味で、つまり、このデュオはどこまでも英国のミュージシャンであると言えるのでしょう。

 

元来、英国からはるばる海を越えて米国にライブを行うために登場したミュージシャンに対して、アメリカの国民は多くの場合、好意的に受け入れるものと思われますが、この晩に行われた「Late Show」のステージでのスリーフォードのライブは、ワイアードなパフォーマンスとして視聴者の目に映ったようです。


それは、なぜかと言うと、彼らが「Flow」でなくて「Spoken Word」というイングリッシュスタイルを音楽性の根幹に置いているから。それは、ヤード・アクトよりも遥かに性格が強いです。一例として挙げるなら、極上のビーフステーキが提供されると考えているアメリカのファンの食卓に届いたのは、なんと、プディングであった・・・。というわけで、一般視聴者は「What??」となり、大分、肩透かしを食らったようです。

 

いずれにせよ、ジェイソン・ウィリアムソンとアンドリュー・ファーンは、セス・マイヤーズのステージで見事な演者となり、英国式のアクの強いスポークンワードを披露しました。もしかすると、彼らはミュージシャンというよりかは、コメディアンのように多くの視聴者の目に映ったかもしれません。しかし、言うまでもなく、彼らはコメディアンでもなければ、パフォーマーでもなく、正真正銘のポスト・パンクロッカーです。

 

今回の「Late Show」でのパフォーマンスについては、本来の英国のライブより過激さを抑えており、落ち着いたパフォーマンスとなっています。一部界隈では、彼らの音楽に対する理解者も一定数いるものの、アメリカで一般的な理解が得られるまでには、それなりの時間を要するかもしれません。

 

Rina Sawayama

 

 ロンドンを拠点に活動する新潟県出身のシンガーソングライター、日本ではエイベックス所属のリナ・サワヤマは世界的なブレイクが予想されるアーティスト。

 

サワヤマは、2020年のデビュー・アルバム「Sawayama」に続くセカンドアルバム「Hold The Girl」を9月2日にDirty Hitからリリースすると発表。今回、アルバムリリース告知に合わせて、リードシングル「This Hell」を公開され、さらに、2日前に、アルバムのトレーラー映像も公開されています。彼女は、上記の新曲「This Hell」の歌詞で「有毒な有名人の文化」に言及しているのに注目です。

 

また、リナ・サワヤマは、以下のようにこのシングルについて説明しています。

 

「This Hell」を書くのは凄く楽しかった。ここ数年、女性カントリー・シンガーをたくさん聴いていたから、多幸感があって皮肉ったカントリー・ポップス・ソングを書きたくて。

 

私にとってカントリーミュージックは、心地よさ、見事なストーリーテリング、それと作家のリアリティを切に表現することを表すものなの。(本曲のプロデューサーである)ポール・エプワースと一緒に仕事をすることをずっと夢見ていたから、この曲を1日で仕上げたときに、運命的なものだと思った。ポップカルチャーを象徴するような瞬間をできるだけたくさん盛り込んだけれど、この曲はそれ以上のものなの。

 

また、リナ・サワヤマは、次のように続けています。

 

伝統的な宗教観という名目でマイノリティから急速に奪われている人権のことを考えると、これは私にとって重要な曲。

 

より具体的には、この曲を書いたとき、LGBTQコミュニティから奪われている権利について考えていた。世界から愛や保護に値しないと言われたら、お互いに愛と保護を与え合うしかない。この地獄(This Hell)はあなたと一緒にいる方がよりベターなの。

 

約2年ぶりとなるニュー・アルバム『ホールド・ザ・ガール(原題:Hold The Girl)』は、過去1年半に渡ってライティングとレコーディングが重ねられ生み出された。ポップシーン全体の影響を受けており、過去との折り合いをつけ、未来へと歩む喜びを表現したリナのパーソナルな成長を大胆かつ赤裸々に綴る作品となっています。

 

 

ニューシングル「This Hell」 

 

 

 

 

 

「Hold The Girl-September 2  2022」   Trailer  

 

 

 





Rina Sawayama「Hold The Girl」

 

 


 


Label: Dirty Hit

Release: 09/02  2022



 The Smile 「A Light For Attracting Attention」



 


Label:  XL Recordings

Release Date: 2022年5月13日

 


Review 


「A Light For Attracting Affection」は、レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨーク、ギタリストのジョニー・グリーンウッド、そして、サンズ・オブ・ケメットのドラマー、トム・スキナーによるスリーピースバンドのデビュー作。結成から約一年を経てリリースされました。先週のケンドリック、フローレンス+ザ・マシーンと並んで先週の大きな話題作であり、新作アルバムは長年のコラボレーター、ナイジェル・ゴールドリッチを迎えて制作が行われています。

 

何か、トム・ヨーク関連のレコードを説明するのに「デビュー作」というのも気分が落ち着かないような気もします。なぜこんな試みをしたのかと言えば、おそらく、トム・ヨークは、最近レディオヘッドとして失いかけていたバンドを立ち上げた際の新鮮な息吹のようなものを、このバンドで再体験したかったのではないでしょうか。そして、彼の思いは、アルバムの中で多種多様な形をとって表れています。およそ、BBCのドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のサウンドトラックとして提供された「Pana-Vision」に象徴されるように、「トム・ヨーク節」とも称せる独特な旋律を擁する幽玄な雰囲気に満ち溢れています。喩えるなら、手元にあるアンティークの世界地図を取り上げ、その架空の場所を隈なく眺めるかのような文学的な描写も見受けられる。 


音楽的には、トム・ヨークの内省的かつ繊細な雰囲気が醸し出されているのは、これまでのソロやバンドから引き継がれた要素でもある。数年前、レディオヘッドとしてジョイ・デイヴィジョンの「Ceremony」をカバーしていることからも分かる通り、バンドやソロ活動とザ・スマイルズが決定的に異なるのは、三曲目の「You Will Never Work In Television Again」や七曲目の「Thin Thing」にあらわれているように、ジョイ・デイヴィジョンのようなポスト・パンク的な少々荒削りなロックのアプローチが垣間見えること。それは、アルバムの全体的な作風を彩るUKエレクトリックやダブ寄りの楽曲が目立つ中、ガツンとしたスパイスのようなものを付け加えています。

 

その他、ソングライターとしての変身ぶりが見られる楽曲として、「Free In The Knowledge」、それから、アルバムの最大のハイライトである「Speech Bubbles」が挙げられるでしょう。特に、後者の楽曲では、最初期のレディオ・ヘッドを彷彿とさせるものがあり、さらに、そこに独特な彼の人生観、省察、人生哲学がありありと滲み出ています。特に、「Speech Bubbles」は、これまでのレディオヘッドの楽曲よりも、オルガンやストリングスやピアノをフーチャーし、オーケストラ・ポップの新鮮でゴージャスな色合いを出すことに成功しており、おそらく、「The Bends」の伝説的な名曲「Fake Plastic Tree」の内省的なアコースティックな楽曲を好む方にとっては、またひとつ、トム・ヨーク関連ののアンセムソングが付け加えられたと言えるでしょう。 さらに、トム・ヨークは、近年、思索的な音楽性を好むようになっているように思え、以前の「Ok Computer」の時代を彷彿とさせる繊細性に加えて、独特な渋みがにじみ出ています。 


さらに、もう一つ面白い点を挙げるなら、「A Light For Attracting Attention」のクライマックスを彩る「Skirting On The Surface」は、木管楽器が取り入れられており、これまでのレディオヘッドとは異なるポスト・ロック、ノルウェーのJaga Jaggistのようなジャズ・ロックに近いアプローチが図られている事に注目です。そして、やはり、トム・ヨークの歌はこれまでと同様、悲哀、内省といった、壊れやすいガラスのようなデリケートな雰囲気に包まれており、トム・ヨークにしか生み出せない旋律やリズムのひねりが加えられている。


振り返ってみれば、1990年代、元々は、Pixies、NEUの系譜を受け継ぐオルタナティヴの申し子としてロックシーンに出現したレディオ・ヘッドという存在がきわめて革新的だったのは、他のバンドが取り入れていないDTMの要素をロックバンドとして先んじて導入したことでした。コンピュータープログラミングを介して、1990年代から2000年代の初頭にかけて、他の追随を許さない独創的な音楽を生み出していたのは、既に多くの方がご存知の通りです。


しかし、2000年代半ば以降、誰もが簡単にラップトップを通じて気楽に作曲を行うようになってからというもの、レコーディングバンドとしての神々しさが徐々に失われていったように思えます。無論、無類の音楽フリークとして知られるトム・ヨークとしてもそのことは理解しており、「OK Computer」、「Kid A」の時代の輝きを取り戻そうと、様々な方法で試行錯誤している真っ最中なのです。つまり、ザ・スマイルの旅は、まだ、このデビュー作で始まったばかり、今後、さらなる改善の余地がありそうなプロジェクトともいえるのです。

 

一作品としては、さすがのナイジェル・ゴールドリッチのプロディースというよりほかなく、アーケイド・ファイアの「WE」のダイナミックさとは全く異なるプリミティヴな内向きのロックの質感が提示されていて、物凄い迫力がこもっている。作品としては、ずば抜けて完成度が高く、上記のような聴き応えのある楽曲も収録されていますので、レディオ・ヘッド/トム・ヨークのファン、及び、彼の音楽を聴いたことがないリスナーとしても、ぜひとも手元に置いておきたい作品です。ただ、ひとつ苦言を呈しておきますと、アルバムを聴く前に期待していたような革新性があるかといえば、そうとは言いがたい。彼は、空前絶後のアーティストであり、期待値も飛び抜けて高いため、その点だけが昔からのファンとしては、少しだけ物足りない気がします。

 

80/100

 

 

 

 


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Soccer Mommyはアルバム『Sometimes, Forever』に続いて、先行シングル「Shotgun」「Unholy Affliction」に続く三作目の先行シングルを公開しました。

 

「Bones」は、もともと彼女がロマンス映画のために書いた曲ですが、あまりに気に入ったので、提出せずにアルバムに残しておいたものです。"Bones "は、恋愛において自分の嫌な部分と格闘している歌なんだ」と、アリソンは説明する。"誰かのためにもっと良くなりたいのに、自分が邪魔をしているような気がする "っていう話です。


「Bones」は、『Her Smell』『Golden Exits』の監督でもあり、以前『Soccer Mommy』でもコラボしたAlex Ross Perryが制作を手掛けています。是非、下記よりご覧下さい。



「Shotgun」

つい先日、「Big Time」のMV公開し、続いて同名のショートフィルムの制作をアナウンサしたAngel Olsenは、新たにシングル「Through The Fire」を発表、併せてミュージックビデオを公開しています。




 

「Through The Fire」は新作アルバムのハイライトとなります、エンジェル・オルセンは説明しています。

 

人生は一時的なものであり、過去は留まり続けるものではなく、たえず流転し、探している人々を探し続け、より軽やかな瞬間に気がつくことが重要です。そういった一刹那を捉えたものです。


新作アルバム「Big Time」の二番目の先行シングル「Through The Fire」は、ストリングスを交えた情熱を帯びた楽曲で、エンディングでその美しさは最高潮に達する。新作アルバムの到着が楽しみになる一曲です。

 

 

 


英国・シェフィールド出身の偉大なロックバンド、アークティック・モンキーズは2020年の初めから次のアルバムの制作に取り掛かっているようですが、前作から2年ほど経つのに公のリリース告知がいまだ出てこない。彼らの新作を待ちわびるファンは考えているはずですが、次のアルバムが『Tranquility Base Hotel & Casino』(2018)の後続作品のようなものになること以外、その詳細が明らかとされていない。 


カルテットのドラマー、マット・ヘルダースは、7枚目のスタジオ・アルバムとなる本作について最も積極的に発言しており、今週は、今回のバンドの音楽の方向性についてちらりと話している。「R U Mine? 」のような、あの、ヘビーなリフには決してならないはずです」と、Drumathon LIVE 2022のチャリティ放送でマット・ヘルダースは説明している。「でも、エレクトリック性はなくても、ちょっと速いリフもあるんですよ、説明しにくいんですけどねえ」と。


いまだ、新作の全容は明らかになっていない。昨年の11月、マット・ヘルダーズは、BBC Radio 5 Liveのインタビューにおいて、レコーディングの方法が「少しバラバラ」だったにもかかわらず、アルバムは「かなり出来上がっている」ことを明かしている。このミュージシャンは、正確なリリース日を明言しませんでしたが、2022年のツアー開始前に届く可能性が高いと目されている。


数週間前、アークティック・モンキーズは南米ツアーの日程を発表している。11月4日のブラジル公演を始め、パラグアイ、チリ、アルゼンチン、ペルーへと飛び回る予定。コロンビアについては、アレックス・ターナー率いるバンドが訪問を確認したが、今のところ具体的な日程は決まっていない。


Metric. Credit: Justin Broadben
 

カナダのロックバンド、Metricは、7月8日に発売される次のアルバム「Formentera」収録のセカンドシングル「Doomscroller」を新しく公開しています。「All Comes Crashing」に続く先行シングルは、ビジュアルアーティストのJustin Broadbentと共同で制作したビデオ付きでリリースされています。


「ジャスティン・ブロードベントは、「Doomscroller」のレコーディングの貴重なスタジオ映像を撮影し、私たちはそれを映像のアンカーのように使って、部屋の外の喚起的な場所がどんどん忍び込んでくるようにしました」と、バンドのボーカリスト、エミリー・ヘインズは声明で語っています。

 

曲の中で現れたり消えたりするこれらの地球上の生命の痕跡は、音楽の移り変わるムードを微妙に映し出している"

 

 

 

 

Metric 「Formentera」

 

 


 

Label: Metric Music International

Release:09/30 2022

Format: CD/Vinyl


Tracklisting


1.Doomscroller 

2.All Comes Crashing 

3.What Feels Like Eternity 

4.Formentera 

5.Enemies Of The Ocean 

6.I Will Never Settle 

7.False Dichotomy 

8.Oh Please 

9 .Paths In The Sky


Unloverd



ジェイド・ヴィンセントを中心とするアメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド、Unlovedは、新しい2枚組のアルバムを発表しました。「The Pink Album」は、9月2日に”Heavenly Recordings"からリリースされます。
 
 
新たに発表された22曲収録のザ・ピンク・アルバムには、ジャービス・コッカー、エティエンヌ・ダホ、レイヴン・バイオレット、ジョン・スペンサーとのコラボレーションが含まれています。ファーストシングル「マザーズ・ビー・バッド・ガール」には、ジュリアン・ハウスのミュージックビデオが公開されています。
 
 

リードボーカルのジェイド・ヴィンセントは、声明のなかで、「私の頭の中で、この新曲は二元性の物語として紡ぎ出され、ここに私なりに何らかの信憑性を求めているんです」と説明しています。
 
 
 
 
 
 
また、リリース元のHeavenly Recordingsは新作アルバムについて以下のように説明しています。
 
 
アンラブドの最新作『THE PINK ALBUM』は、夜明けと夕暮れ、壮大さと親密さを表現している。

 

この22曲入りのダブルアルバムは、ジュリアン・ハウスのアートワークにインスパイアされたタイトル。

 

ピンクアルバムは、時に衝撃的でありながら、優しさ、親密さ、肉欲を意味する、変幻自在の色彩です。また、愛の陰影、ニュアンス、それがいかに美味であり、恐ろしいものであるかを知っている。マーベラスなもの、そして痛々しいもの。ピンクアルバムは、雲の上の銀の裏地となるのではなく、より深く、暗く輝く貴重な鉱石を採掘するのです。

 

 
 


Unloved  「The Pink Album」
 
 
 

 
 
 
Label: Heavenly Recordings
 
Release:2022年9月2日
 
 
 Tracklist
 

1. Rainbrose
2. Waiting for tomorrow
3. Now
4. Girl can’t help it
5. I don’t like you anymore
6. Foolin’
7. Mother’s been a bad girl
8. Boowaah
9. Lucky
10. WTC
11. Sorry, Baby
12. Number in my phone
13. Call me when you have a clue
14. No Substance
15. Love Experiment
16. Turn of the screw
17. To the day I die
18. Walk on, Yeah
19. Accountable
20. There’s no way
21. Ever
22. Thinkin’ about her
 
 
 
 
Hevenly Recordings
 
 

 

Naima Bock


ロンドンを拠点に活動するブラジル・サンパウロ出身のシンガーソングライター、Naima Bockは、ブラジルの民族音楽の旋律、リズムを交えたポピュラー音楽を紡ぎ出す個性的なアーティストで、今後の活躍が楽しみなアーティストです。ナイマ・ボックは、昨年末、サブ・ポップと契約を結び、デビューアルバム「Giant Palm」のリリースを7月1日に控えています。今回、ボックは、「Every Morning」、「Giant Palm」に続く、三曲目の先行トラック「Toll」を公開しました。

 

新曲「Toll」は、フォーク調のソングライティングと独創的なアレンジを融合させたゴージャスなバロック調の作品です。ナイマ・ボックの落ち着いた、全く異なる歌声が靄の中から押し出され、彼女の声はフルートラインによって増強されていき、フルバンドのブレイクダウンに突入していく。

ナイマ・ボックはニューシングル「Toll」について次のように語っています。

 

「Toll」は元々、腐敗と死に手を合わせるような歌として作曲されました。バイオリンと木管楽器のパートをアレンジしたジョエル・バートンと一緒にレコーディングすることで、曲に命が吹き込まれ、曲の中に空間と自由が生まれ、アレックス・マッケンジーのフルートソロがその世界へと私たちを美しく導いてくれました。ドラマー、キャシディ・ハンセンがビデオの脚本と監督を担当し、魔法のようにその輪をつくりあげてくれました。

 

 

 

 

Naima Bock「Giant Palm」

 



Rebel: Sub Pop/Memorials Of Distinction

 

Release: 2022年 7月1日


Tracklisting

 

1.Giant Palm

2.Toll

3.Every Morning

4.Gim Dum

5.Working

6.Natural

7.Campervan

8.Enter The House 

9.Instrumental

10.OMorro



Yard Act

 Yard Actは、これまでの活動キャリアの中で最大のヘッドライン・ショーを発表し、楽曲「100% Endurance」の新ビデオを公開しました。


この曲は、リーズの4人組が1月にリリースしたデビュー・アルバム『The Overload』のラストトラックとして収録されています。「100% Endurance」のビデオは、ブラックプールで撮影され、Yard Actの長年のコラボレーターであるJames Slaterが監督を務め、映像には、俳優のDavid Thewlis(ハリーポッター・シリーズのリーマス・ルーピン役でお馴染み)が出演しています。

 

「100% Endurance」のビデオについて、ヤード・アクトのフロントマン、ジェームス・スミスは話しています。


このビデオの撮影は本当に最高だった。ほとんど何もする必要がなかったし、今回ばかりは顔の付け毛を頭に接着剤で貼り付けることもなかったんだ。デヴィッドが関わっていたなんて、いまだに信じられないよ。NakedからFargoまでの彼の作品のファンでした。James Slaterに一緒に仕事をしたいと彼に伝えたら、とても喜んでいました。


彼は素晴らしい俳優であり、その演技を見るのは本当に楽しい。また、彼はとてもまじめで誠実な人であり、とても面白い人なんです。

 

サブ・ポップと契約を結び、ニューアルバム「When The Wind Forgets Your Name」を9月9日にリリースすることが決定したBulit To Spillは「Understood」と題されたシングルを新たに公開しました。彼らは、以前、アルバムの発表に伴い、先行シングル「Gonna Lose」をリリースしています。

 


ニューシングル「Understood」は、フロントマンのダグ・マーシュの故郷であるアイダホ州ツインフォールズでのイーベル・クニーベルの失敗に終わったキャニオンジャンプに触発されて生み出されたという作品。

 

 

 

 

 

Built To Spill 「When the Wing Forgets Your Name」

 


  

 

Rebel: Sub Pop  

 

Release: 2022 9/9

 

Tracklisting

 

1.Gonna Lose

2.Fool's Gold

3.Understood

4.Elements

5.Rock Steady

6.Spiderweb

7.Never Alright

8.Alright

9.Comes a Day

 

 先週、スマッシング・パンプキンズは、ジェーンズ・アディションを帯同しての国内での共同ツアーを発表しましたが、今回、ビリー・コーガン、ペリー・ファレルの二人は、アメリカのテレビ番組「Howard Stern Show」で見事な共演を果たしています。

 


 

フロントマンのコーガンとフォアレルは、双方のバンドメイトと一緒にステージに呼び集め、ジェーンズ・アディションの代表的な名曲「Jane's Says」をカバー。彼らが演奏を始める直前、二人は互いをからかい、朗らかな冗談を飛ばしあった。活動最初期から良好な関係を築いている1990年代からオルタナシーンの象徴的なグループとして活躍してきた、スマッシング・パンプキンズ、ジェーンズ・アディション。両バンドは、2022年現在も微笑ましいような友好関係に包まれています。


Art Moore Photo:Ulysses Ortega

 

ボーイ・スカウトとして活動するテイラー・ヴィック、エズラ・ファーマンのコラボレーターとして知られるサム・ダークス、トレーバー・ブルックスの新プロジェクトとして立ち上げられたArt Mooreは、デビュー・アルバム「Art Moore」をAntiから8月5日にリリースすることを発表しました。

 

以前、Art Mooreは、先行シングル「Snowy」を発表しておりますが、今回新たなシングルをリリースし、ロッコ・リヴェッティ監督が手掛けたタイトルトラックのミュージックビデオ「Muscle Memory」を公開しました。バンドのフロントパーソンであるテイラー・ヴィックは、以下のようにこのシングルについて説明しています。

 

「Muscle Memory」は、私たちが人生で体験する多くの段階と、私たちが人生を過ごすにつれて必然的に変化する友情が描き出されています。私は、この経験について、中立的な観点から曲を書きたかった。これは良いことでも悪いことでもないけれども、単純に、これらのものが人生で与えられたものだという信念に基づいている。これは私の個人的な経験をより架空性の高いものとして生み出され、バンドがこれまで書いてきた曲の中で、私の心を最も力強く捉えた楽曲です。

 

 

 

 

Art Moore  『Art Moore』


 


Label: Anti

Release: 2022年8月5日

 

Tracklisting

 

1.Msucle Memory

2. Sixish

3. Snowy

4. Bell

5. A Different Life

6. Rewind

7. October

8. Habit

9. Something Holy

10. Inspiration and Fun

 


Horsegirl


 

過去数ヶ月、シカゴのインディーロックトリオであるHorsegirlは、デビューに向けた準備を着々と進めてきました。


「Billy」「Anti-Glory」「World Of Pots And Pans」といったシングルを既にリリースしています。LAでは、The Linda Lindasが台頭していますが、Horsegirlもまた若いトリオで、今年デビューするロックバンドの中で、最も注目を浴びているバンドといえ、音楽性はドリームポップに加え、ダイナソー・Jrのようなギターロックの轟音性、さらに、ソニック・ユースのアート・ロックのキャラクターを擁しています。トリオ編成の若いバンドでありながら才覚の煌めきが秀抜しており、高い潜在能力を感じさせる要注目のロックバンドです。

 

ホースガールのデビュー・アルバムは、数週間後にリリースされる予定ですが、今回、バンドは、4作目のシングル「Dairtbag Transmation(Still Dirty)」を公開、いよいよデビューのためのお膳立てが整いつつあると言えるでしょう。

 

ホースガールの最新作となる「Dirtbag Transmation」のミュージックビデオは、ペネロペ・ローウェンシュタインの小学校で撮影が行われ、グループのシカゴで生まれ育ったことをうなずかせる映像となっています。バンドは、このミュージックビデオについて以下のように述べています。

 

私たち三人は、ペネロペの小学校で一日かけて「Dirtbag Transformation」のビデオを撮影しました。

 

このビデオでは、シカゴの若者のロックシーンを少し紹介しています。ライフガード、振り子、ドワールトルーペ、 ポスト・オフィス・ウィンターなどのバンドのメンバーが、奇妙な仕掛けで奇妙なバンドとしてグループ化されています。私たちは、つながりを感じている空間で、友達と一緒にビデオを作るために最高の時間を過ごしていた。友達全員が、木のスプーン、ボーリングシャツのコレクション、アコーディオンなど、様々な種類の衣装や小道具を持って表れました。私たちにとって非常に重要な意味を持つ、すべての人々、バンドを今回のミュージックビデオの中で紹介したいと思いました。

 

 

 


「Dirtbag Transformation(Still Dirty)」

 

 

 

 

 

 

「Version of Modern Performance」  Matador





Tracklist:

 

01. ELECTROLOCATION 1

02. ANTI-GLORY

03. BEAUTIFUL SONG

04. LIVE AND SKI

05. BOG BOG 1

06. DIRTBAG TRANSFORMATION (STILL DIRTY)

07. THE FALL OF HORSEGIRL

08. OPTION 8

09. WORLD OF POTS AND PANS

10. THE GUITAR IS DEAD 3

11. HOMAGE TO BIRDNOCULARS

12. BILLY 


コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザー、そして、彼女のパートナーであるデーモン・リースの新プロジェクトのSuns's Signatureは、「Underwater」と呼ばれる二作目の先行シングルを発表しました。

 

Sun's Signature Ben Part

 

これは、グループのセルフタイトルEPに収録される予定の最新シングルとなります。デビューEPは、Partisan Recordsから6月18日にフィジカル盤として限定リリースが行われる予定です。


「Underwater」は、Sun's Signaureが「Gold Air」に続くシングルで、フレイザーの13年ぶりの新曲となります。

 

この十年間、エリザベス・フレイザーは、レコードリリース自体からは遠ざかってましたが、アーティストとしての活動を完全に中断していたわけではありません。2012年に、メルトダウンフェスティバルに出演し、「Gold Air」「Make Lovely the Day」の二曲を披露したほか、コラボレーションとして、ワンオートリックスポイントネバー、ヨンシーの作品に参加。また、メザニーン・アニバーサリーツアーのため、マッシヴ・アタックのメンバーに帯同しています。

 

 

「Golden Air」

 

 

 

 

 

 

「Underwater」





「Sun's Signature」 EP

 

 

 Side A


1.Underwater

2.Golden Air 

 

Side B


3.Bluedusk

4.Apples

5. Make Lovely The day




・「Sun's Signature」EPのリリース情報

 

Rough Trade  Official HP

 

https://www.roughtrade.com/us/sun-s-signature/sun-s-signature