ロサンゼルスのRocketがデビューアルバム「R is for Rocket」から3作目のシングル「Another Second Chance」をリリース。同時に象徴的なミュージックビデオを共有しました。Devo、Kiss、The Beatles、Blue Man Groupへのオマージュを込めたメドレーをフィーチャーしています。

 

「Another Second Chance」はロックがベースの曲なのですが、ボーカルがパワーポップの甘酸っぱいテイストを放っています。先行シングルの中で一番聴きやすいキャッチーなポップロックソングです。ボーカル、そしてファジーなギターも最高ですが、クーパー(ドラム)のリズムの安定感が抜群です。まさに多数のライブツアーをこなしてきたロケットにしかなしえないスゴ技の一つ。


ボーカリスト/ベーシストのアリテア・タトルは、このトラックを「決して十分に感じないことへの賛歌」と説明し、夢のような催眠術のようなアウトロを「このレコードを書く上で私のお気に入りの瞬間の1つ」と表現しています。


タトル(ボーカル、ベース)、バロン・リンズラー(ギター)、クーパー・ラドマデ(ドラム)、デシ・スカリオネ(ギター)で構成されるロケットは、忙しい数年間を過ごしました。子供の頃にまでさかのぼる友情を持つロサンゼルスのクルー。2021年に結成され、マークのない小屋に集まり、デビューEPをテープに収めた。彼らの誰かが「バンド」のアイデアに真剣にアプローチしたのは初めてでしたが、彼らは可燃性で気密な曲で完全に形成されたように見えた。


カルテットのデビューアルバムは、素晴らしく騒々しく、アンセム的で、大げさで美しい音の地形を駆け抜ける喜び。新しいサウンドでありながらノスタルジアを呼び起こすという珍しい偉業を達成している。


ロケットのファズアウトサウンドは、ソニックユースやマイブラッディバレンタインのような90年代のギターバンドの前例を継承している。ロケットはそれらの試金石で独自のスタイルにしています。彼らが彼らの世代で最も有望なギターフォワードバンドの1つと広く考えられているのも不思議ではありません。


このアルバムは、絶賛されたVersions of You EPのエネルギーに基づいて構築されていますが、非常に進化しており、アンサンブルの技術を高めています。


2024年初頭にアルバムの作業を開始するまで、彼らはツアースケジュールで、ヒーローのライド、サニーデイリアルエステート、シルバーサンピックアップのオープニングに時間を費やし、ドラマーのクーパー・ラドマデの両親の裏庭にある細やかなスタジオでサウンドを洗練させ、拡張していきました。これらのチャレンジは最初のEPで初めて目に見えるような形になった。


2023年のデビューEPは、ピッチフォーク、ローリングストーン、ステレオガム、ブルックリンビーガン、ペースト、コンシークエンスなどのメディアから賞賛されました。NMEはバンドの最初のカバーストーリーを掲載。最近、ロケットは、Paste Magazineによって「Best of What's Next」として特集されたばかりです。同誌は彼らを「ポップチャートのために曲を書くSonic Youth」と評しています。彼らはまた、2026年のヨーロッパのヘッドラインツアーを発表しました。

 

ロケットは2024年の多くのスケジュールをライブツアーに費やしてきた。The PixiesのFrank Black、Ride、Sunny Day Real Estate、Silversun Pickups、Julie、Bar Italia、Hotline TNTなどのアイコニックバンドのオープニングを開始しました。その後、バンドは、ウェイ・アウト・ウェスト、グリーンマン・フェスティバル、ピッチフォーク・ロンドン&パリ、バンバーシュート、ベスト・フレンズ・フォーエバーなど、世界中のフェスティバル・ステージに出演します。

 

ミュージックビデオにはユーモラスな笑いが込められている。実際に映像を見れば笑ってしまうでしょう。バンドの四人がDEVOやKISSに変装している。変装の実力も世界一!? 『R is for Rocket』は10月3日にトランスグレッシブ・レコード/キャンバスバックからリリースされます。

 

 「Another Second Chance」

 


アメリカのシンガーソングライター、コートニー・マリー・アンドリュースは3年ぶりの新曲「Cons & Clowns」を発表しました。雄大な自然や詩情を感じさせるカントリー/フォーク・ミュージックです。サビでの清涼感のあるコーラスはもちろん、ピアノのささやかなアレンジが含まれています。

 

シングルについてシンガーは次のように説明しています。「Cons & Clownsは、あなたが輝きを見たいすべてのアーティスト、部外者、恥ずかしがり屋の愛する人への賛歌です! かねてから、同一性が増すこの世界で、今の暗い風景の中で、最もワイルドで奇妙な自分になることを恐れている人々に、励ましのラブレターを書きたいと思っていました」さらにアンドリュースは次のように続けています。「青春の邪魔のない遊び心を体現したいという願望を持ち、このトラックでフルートを演奏してみました。子供の頃から演奏したことのなかった楽器でした」


このニューシングルは、2022年のアルバム「Loose Future」以来のリリースとなる。昨今、コートニー・アンドリュースはミュージシャンの活動を越えてマルチな才能を発揮している。 作家活動を開始し、先月、二作目の詩集「Love Is a Dog That Bites When It's Scared」を出版。画家としても活動中。絵画作品は米国でのギャラリーで展示されることがあるようです。


新曲の発売と並びジャック・ジャスティス監督のMVが公開されました。下記よりぜひ御覧ください。このビデオでは海沿いの風光明媚な場所で、歌手が雄大かつ叙情的な歌唱を披露しています。

 

 

「Cons & Clowns」


ロンドンのトリオであるPVAはセカンドアルバム『NO MORE LIKE THIS』を発表しました。

 

最初のプレビューとして「Boyface」が公開されています。デビューアルバム『Blush』では、先進的なテクノ・サウンドを特徴としていたが、これらのサウンドは官能的なポップサウンドへと進化している。従来のPVAらしさを残しつつも、驚くべき変貌ぶりが示されています。


本作のテーマについてはバンドは次のように明かしている。「『ボーイフェイス』は欲望と身体的な官能性についての曲です。ダンスフロアでの一瞬のつながりの美しさ、そしてもろさを描いている」

 

ミュージックビデオでは、撮影監督のSal Redpathと素晴らしいクィアの人々と協力を図っている。映像では、タッチ、インタラクション、感覚的な遊び、テクスチャーを探求しています。撮影は、人々がこれらのテーマを自由に表現し、具現化できるケアと探索の空間になりました。癒し、つながり、可能性の環境など、奇妙で安全な空間を反映した、本当に美しい日でした。


『No More Like This』は、生きていく上での様々な課題に向き合った作品となっている。欲望、遊び、献身、服従、繰り返し、反省のテーマを探求する。これらはすべて、人々と経験が私たちに残す永続的な痕跡である足跡のアイデアに組み立てられています。

 

夜明けに泣き、空に到達し、キャラクターはしばしば抑圧と解放の間に挟まれ、より大きな何かの表面に浮かんでいます。それは私たちを信憑性の拒絶として抑圧に没頭させるでしょう。私たちがどのように間違って記憶し、何が真実か真実かまだ確信が持てないかを振り返っています。


PVAは2022年に『Blush』でデビュー。その後、エラ・ハリス、ジョシュ・バクスター、ルイ・サッチェルで構成されたバンドは、2026年1月23日にIt's All For Fun(Secretly Distribution)によって到着する待望の続編への期待を湧き立てる。最初のプレビューをぜひご視聴ください。

 


「Boyface」





PVA「NO MORE LIKE THIS」
 
 
 
 
 
 
 
 
Label:It's All For Fun Secretly Distribution)
Release:2026年1月23日
 

Tracklist:

1. Rain
2. Enough
3. Mate
4. Send
5. Anger Song
6. Peel
7. Boyface
8. Flood
9. Okay
10. Moon
 


イギリス/ロンドンのロックバンドのブランニュー・アルバム「Some Like It Hot」は1ヶ月後に発売されます。彼らは3作目のシングル「Rooster」を公開しました。これまでのBar Italiaのベストトラックの一つ。バー・イタリアの飽くなきロック精神と探求心が明確に示されています。

 

まるで新人バンドに立ち返ったかのような嬉々とした若いエネルギーがこのロックソングには感じられる。ガレージ・ロックのような荒削りなサウンドが魅力的です。バー・イタリアらしい三者のボーカルも健在で、演奏力の上達が目覚ましい。2023年から翌年にかけて5編成となったバンドは多数のツアーをこなしながら、彼らの音楽性に磨きをかけてきた。この曲には、そういった経験の蓄積の痕跡の跡がある。曲の後半でのジミ・ヘンドリックス風のワウギターがクール。じっくりと作り込んだサウンドは、次のアルバムの重要なコアとなるでしょう。


「Rooster」はストリーミングとして配信中です。同時に、サイモン・マーサーが監督したミュージックビデオが公開されています。緊密なスタジオライブの動画をぜひ下記よりご覧ください。バー・イタリアのニューアルバム『Some Like It Hot』は10月17日にリリースされます。

 

 

「Some Like It Hot」

 

 

日本の音楽家、河原太朗のソロプロジェクト、TENDRE(テンダー)が5枚目となる待望のニューアルバム「TENDRE」が10月01日にリリース。R&Bやジャズを織り交ぜたポップソングを制作します。歌手の他、サックスや鍵盤奏者など、マルチな才能を発揮するミュージシャンです。

 

今回のアルバム「TENDRE」のリリースを記念した全国ツアー「ONE-MAN TOUR 2025 “GRATEFUL DAYS”」も11月26日の名古屋から開始。こちらの詳細についても下記より御覧ください。



Kroi、Ryohuをゲストに迎えた初の対バンツアー”ASSEMBLE!”や、人見記念講堂、LINE CUBE SHIBUYAでのホール・ワンマン・ライブの開催を経て、キューピーのCMナレーションや、J-WAVE “LINKSCAPE”の番組ナビゲーターを担当するなど、ますます
その活動の幅を多岐に広げるTENDRE。3年ぶり5枚目となる待望のニューアルバムが完成しました。先行配信された「HAPPY END」「RUNWAY」を含む、全8曲を収録したセルフタイトルアルバムとなっています。

 



TENDRE「TENDRE」


Digital | DDCR-7123 | 2025.10.01 Release
Released by RALLYE LABEL / SPACE SHOWER MUSIC

 

PRE-ADD/PRE-SAVE[ https://ssm.lnk.to/tendre_tendre

1. GRATEFUL
2. RUNWAY
3. LULLABY
4. WINNER
5. HAPPY END
6. 情けない日々、私
7. AUBE
8. SOUL

 

今回のアルバム「TENDRE」のリリースに伴う、全国ツアー「ONE-MAN TOUR 2025 “GRATEFUL DAYS”」も11月26日の名古屋からスタート。9月27日より、チケットの一般発売が開始となる。



▪3年ぶりとなるニューアルバムの発売を記念したワンマンツアー決定! TENDRE「ONE-MAN TOUR 2025 “GRATEFUL DAYS”」


 


ツアーの詳細(smash-jpn):[ https://smash-jpn.com/live/?id=4538 ]

名古屋
2025.11.26 (Wed)
JAMMIN'
Open 18:00 / Start 19:00
ADV. 7,000 Yen [+1D]

大阪
2025.11.27 (Thu)
UMEDA CLUB QUATTRO
Open 18:00 / Start 19:00
ADV. 7,000 Yen [+1D]

北海道
2025.11.30 (Sun)
小樽 GOLDSTONE
Open 17:00 / Start 18:00
Adv. 7,000 Yen [+1D]

福岡
2025.12.04 (Thu)
FUKUOKA BEAT STATION
Open 18:00 / Start 19:00
Adv. 7,000 Yen [+1D]

東京
2025.12.09 (Tue)
The Garden Hall
Open 18:00 / Start 19:00
Ad. 7,000 Yen [+1D]



TENDRE:


ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロ・プロジェクト。2017年にTENDRE名義での6曲⼊りデビューEP『Red Focus』をリリース。

 

同作はタワーレコード”タワレコメン”、HMV”エイチオシ”、iTunes”NEW ARTIST”、スペースシャワーTVミドルローテーション”it”に選ばれるなど、各⽅⾯より高い評価を獲得。2018年には、tofubeatsによるリミックスも話題となった配信シングル『RIDE』を含む1stフル・アルバム『NOT IN ALMIGHTY』をリリース。

 

2019年4⽉・5⽉と連続して配信シングル『SIGN』『CHOICE』をリリース。前者はオーストリアのスポーツサンダル・ブランドTevaとコラボレーションしたMVも話題を集め、その楽曲はJ-WAVE”TOKIO HOT100”で最高位4位を記録した。また、Hondaが手がける旅とバイクの新プロジェクト「Honda GO」のテーマソングとして新曲『ANYWAY』が起⽤された。


ARABAKI ROCK FES、VIVA LA ROCK、GREENROOM、FUJI ROCK、RISING SUN ROCK FES、SWEET LOVE SHOWER、Local Green Room、sunset live、CDJ(カウント・ダウン・ジャパン)など、国内の主要フェスにも軒並み出演を果たした。

 

その他、同年6⽉に開催された東名阪のワンマン・ツアーは追加公演を含む全公演がソールドアウト。続く『IN SIGHT ‒ EP』のリリース・ツアーも追加公演を含む全公演がソールドアウト。


また、Charaや堀込泰行、Original Love、SIRUP、冨田ラボ、ベニー・シングスといったアーティストへの楽曲提供・プロデュース、コラボレーションなどを行う他、キユーピーのCMナレーション、J-WAVE”LINKSCAPE”の番組ナビゲーターを務めるなど、その活動は多岐に渡る。


2020年9⽉、先行配信されたシングル「LIFE」「HOPE」「JOKE」を含む2枚目となるフル・アルバム『LIFE LESS LONELY』をリリース。

 

「HOPE」は、今年1⽉に放送されたテレビ朝日系列「関ジャム 完全燃SHOW」で年間ベスト10に選出され、サウンドデザインのセンスやメロディーのキャッチーさが高く評価された。

 

2021年にアルバム『IMAGINE』をリリースし、収録曲「AIM」は、ダイハツ「アトレー」TVCMに起⽤。

 

2022年3⽉に配信された池田智⼦ × TENDREが歌うサントリーほろよいCMソング「水星 × 今夜はブギー・バック nice vocal」やNHK「あさイチ」2022年度テーマ曲を担当し、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』で、自身初となる実写ドラマの劇伴を手掛け、話題を呼んだ。同年9月にアルバム『PRISMATICS』発売。

 

そして、2023年4⽉に配信EP『BEGINNING - EP』、9⽉に配信EP『IN WONDER - EP』をリリース、4⽉16日(日) には、自身初となるホール(人見記念講堂)でのワンマン・ライブを開催。



電子音楽家"Shinichi Atobe"のセルフレーベル「Plastic & Sounds」ローンチ公演が開催されることがわかった。共演には日本でのライブセットは初披露となる2組、"Loidis [US]"、"Deadbeat presents Ark Welders Guild [DE]"を招聘。DJに"MOODMAN"を迎える。



ダブテクノのパイオニアで電子音楽家"Shinichi Atobe | 跡部進一"のセルフレーベル「Plastic & Sounds」が2025年7月に突如始動。


先日発売された12インチシングル「Whispers into the Void / Fleeting_637」のリリースと共に新たなフェーズへ突入し、そのローンチを記念したライブ公演を開催します。


2001年、Basic Channel傘下のChain Reactionから鮮烈なデビューを果たし、10年以上の沈黙を経てUK名門レーベル”DDS”より継続的に作品を発表してきたAtobe。2023年に世界初のライブをWWWで開催しました。以降もライブ出演は極めて限定的で今回の公演も貴重な機会となる。



共演には、世界的に活躍する2組のアーティストを招聘。まず、Huerco S./Pendantとしても知られるBrian Leedsが"Loidis"でライブセットを日本初披露。2024年リリースのアルバム『One Day』はResident Advisorの年間ベストにも選出。ミニマルで深遠なサウンドで高く評価されている。



さらに、カナダ出身でベルリンを拠点とするミニマルダブ、ダブテクノのパイオニア的なプロデューサー、Deadbeatが、シンガー/アートキュレーターのLetizia Trussiとのユニット"Deadbeat presents Ark Welders Guild"で出演します。音と映像が織りなすポリリズミックなA/Vサイケデリアは、Waking LifeやMUTEKなどの国際フェスを巡り日本初上陸となります。

 

DJには、Atobeの初ライブにも参加した名手”MOODMAN”がイベント全体を巧みにナビゲートする。ダブテクノを軸に、国内外の先鋭アクトが集結する一夜限りの特別なパーティーです。Shinichi Atobeの新章を目撃する貴重な機会をお見逃しないように。





▪"Plastic & Sounds" label launch party

 

日程| 2025年10月30日(木)
会場| WWW
出演| Shinichi Atobe / Loidis [US] / Deadbeat presents Ark Welders Guild [DE] / DJ:MOODMAN
時間| OPEN / START 18:00 / 19:00
料金| 前売 ¥4,500 / U25 ¥2,500 / 当日 ¥5,000 (税込 / オールスタンディング / ドリンク代別) 

前売チケット| 9/17(水)20:00発売


e+ [ https://eplus.jp/plstcandsnd ]
RA [ https://ja.ra.co/events/2252892 ]
LivePocket [ https://t.livepocket.jp/e/plstcandsnd ]



※U25:公演日に25歳以下の方が対象のチケットになります。当日受付にて年齢の確認出来る写真付きのIDをご提示下さい。ご提示がない場合は通常前売り価格との差額を頂戴いたします。LivePocketのみでの販売。


▪After more than 10 years of silence since his debut in 2001 on Chain Reaction subsidiary of Basic Channel, he has been consistently releasing music since 2014 on DDS label in Manchester, UK, attracting not only the club audience of dub techno / minimal but also the enthudieatic music fans around the world. Electronic musician Shinichi Atobe has established his own private label Plastic & Sounds.


 The first release on Plastic & Sounds includes two tracks: ‘Whispers into the Void’, which gradually and ascetically develops from minimal synths and rhythms with the introduction of a flowing piano refrain, and the floor use ‘Fleeting_637’, which develops immersive minimal dub techno at around 125 BPM. Mastering / record cutting was done by Rashad Becker in Berlin, who has worked on many of Shinichi Atobe's productions.



 Basic Channel傘下のChain Reactionから2001年にデビュー以来、10年以上の沈黙を経て、2014年以降、UK・マンチェスターのレーベルDDSよりコンスタントにリリースを重ね、ダブテクノ/ミニマル等のクラブオーディエンスのみならず、全世界の熱心な音楽ファンを魅了する電子音楽家【Shinichi Atobe】。


 Atobeが自身のプライベート・レーベル【Plastic & Sounds】を設立。第一弾となるリリース「 A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637」が12INCH(45RPM/Limited Press)レコードとデジタルでリリースされる。


 ミニマルなシンセとリズムから、流麗なピアノのリフレインの導入と共に徐々に禁欲的に展開する「Whispers into the Void」。BPM125前後のフロアライクな没入ミニマル・ダブテクノ「Fleeting_637」の2曲。


 マスタリング/レコード・カッティングには、Shinichi Atobeの作品を多数手がけてきたベルリンのRashad Beckerが担当。



Vinyl Release

Shinichi Atobe「A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637」
12INCH (3,500Yen+Tax Incl.) | 2025.07.25 Release | DDJB-91257 (P&S001)
Released by Plastic & Sounds | AWDR/LR2

A.Whispers into the Void
AA.Fleeting_637

Sounds:Shinichi Atobe
Mastering & Cutting:Rashad Becker
Design:Satoshi Suzuki


Digital Releases


Shinichi Atobe「A.Whispers into the Void」
Digital | 2025.07.25 Release | DDJB-91257_1
Released by Plastic & Sounds | AWDR/LR2


[ https://ssm.lnk.to/whispersintothevoid ]

Shinichi Atobe「Fleeting_637」
Digital | 2025.08.29 Release | DDJB-91257_2
Released by Plastic & Sounds | AWDR/LR2


[ https://ssm.lnk.to/fleeting_637 ]


Performance


FFKT 2025 Izu Shirahama
27th – 28th Sep 2025 at Hotel Izukyu
[ https://ffkt.jp/2025-izushirahama ]


AKIRAM EN, Ash Rah, Chanaz, CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN, Fabiano do Nascimento,


Gigi Masin, Greg Foat, Huerco S., 北村蕗, Knopha, Loidis, Milian Mori, NOOLIO, Powder, Shinichi Atobe, Stones Taro


▪Shinichi Atobe

 Electronic artists based in Saitama, Japan. He made his debut with the 12-inch “Ship-Scope” (2001) released on Chain Reaction, a sub label of Basic Channel, a 90s cult label leading to dub techno and then the “minimal” trend of the 00s. A decade later, in early 2010s, he released his first full-length album, “Butterfly Effect” (2014) on DDS label by lobbying of Manchester duo Demdike Stare.


 Since then, he has consistently released “World” (2016), “From The Heart, It's a Start, a Work of Art” (2017), “Heat” (2018), “Yes” (2020), “Love of Plastic” (2022),  “Discipline” and the EP ‘Ongaku 1’ (2024). He has garnered a large number of music listeners as well as club audiences and has received acclaim from various music media.


 Although his debut on the legendary Chain Reaction and his releases on DDS have brought him to the attention of the world, he has remained an enigmatic and rare entity. In 2025, he established his own private label, "Plastic & Sounds" .

Sound Source: [ https://plasticandsounds.bandcamp.com ]



 埼玉を拠点に活動する電子音楽家。ダブ・テクノ、その後の00年代の一大潮流"ミニマル"にまで至る90年代のカルトレーベル、Basic Channel傘下のChain Reactionからリリースされた12インチ「Ship-Scope」(2001年)でデビューを果たした。

 

 その10年後となる2010年代初頭、マンチェスターのデュオDemdike Stareの働きかけによりレーベルDDSから初のフル・アルバム「Butterfly Effect」(2014年)をリリース。それ以来同レーベルからコンスタントに「World」(2016年)、「From The Heart, It's A Start, A Work of Art」(2017年)、「Heat」(2018年)、「Yes」(2020年)、「Love of Plastic」(2022年)、「Discipline」、EP「Ongaku 1」(2024年)をリリース。クラブオーディエンスだけでなく多くの音楽リスナーを獲得、多様な音楽媒体からも定評を受けている。



 伝説化されたChain Reactionからのデビュー、DDSからのリリースをきっかけに世界に知れ渡ることになるものの、謎めいた稀有な存在として注目をされ続けている。
2025年には自身のプライベート・レーベル【Plastic & Sounds】を設立。

音源:[ https://plasticandsounds.bandcamp.com ]

 Kara-Lis Coverdale 『A Series of Actions in a Sphere of Forever』 


 

Label: Smalltown Supersound

Release:2025年9月12日

 

Review

 

カナダ/ケベックを拠点に活動する音楽家、カラ・リス・カバーデールは、2012年頃からソロ・ピアノ作品をリリースしてきた。専門的な音楽教育を学習した演奏者で、後にMITプログラムでも学んでいる。若い時代から、カナダの教会のオルガニストや音楽監督を務めてきた。著名な音楽からの賛辞も絶えない。ブライアン・イーノやアルヴォ・ペルトから称賛されているという。

 

近年、ミニマルミュージックに関しては飽和状態に陥っている様子があるが、その上にどのような音楽性を付け加えるかで、結果が変わってくるかもしれない。

 

最新作『A Series of Actions in a Sphere of Forever』は、アルバムのアートワークと呼応するかのように、深い霧とミステリアスな雰囲気に彩られている。

 

基本的にはミニマリズムがベースとなっている作品だと思うが、一曲の中で同じリズムを用いながらも、作曲家/ピアニストは、多彩な和声感覚や主旋律の変奏力を見せている。無調の和声が入る場合があるが、無調のセリエリズムというより、フォーレ、メシアンの高度な半音階法であったり、現代音楽に根ざしたカウンターポイントを取り入れた作曲。やはり侮れないものがある。

 

すでに一曲目において、作曲家としての敏腕の才覚がほとばしっている。「Kone Vatu」では対位法の形式を受け継いでいるが、その後、この曲はきわめて独創的な展開を見せる。低音部と高音部を明確に対比させ、フォーレ、メシアン以降の無調の和声感覚を取り入れ、主旋律はそれとは対象的にジャズ的な即興演奏の自由な音の連なりが感じられる。


エストニアのアルヴォ・ペルトによる名曲「Fur Alina」のような現代音楽のミニマリズムに依拠したコラールの形式の音階の構成は、賛美歌の教会音楽の作曲形式に根ざしている。その中でペルトを彷彿とさせる、クリスタルのように澄明なハーモニーが形成される。


特にこの曲では、低音部の音響性が強調され、叙情的で迫力のある響きを聴くことが出来る。あるいはドビュッシー以降の色彩的な和音の要素が拡張され、それらがオリヴィエ・メシアンの響きに縁取られていると言える。作曲や和声感覚こそ、古典主義に根ざしているが、その雰囲気は、武満徹のピアノ作品にも近似する。若い頃の武満はメシアンを専門的に研究していた。

 

カバーデールの作曲の主要な特徴は、フレドリック・ショパンの『ノクターン』のように、低音部の音域の通奏低音を強調し、それらを徹底的に持続させ、背景のアンビエンスとして見立てるということである。これは、ドビュッシーが、『映像』に収録されている「ラモーを讃えて」で好んで用いていた作曲技法である。それらが現代的な電子音楽のセンスと融合し、音響的に研ぎ澄まされたピアノ音楽として昇華されている。ドローン的な通奏低音と主旋律の美しい対比は「In Change Of Hour」に見出すことが出来る。


しかし、カバーデールの作曲法については、クラシック音楽ほどかしこまりすぎない印象をおぼえる。ニルス・フラーム、マックス・リヒターのような、洗練されて聴きやすいピアノ音楽として昇華されていることもまた事実であろう。それは何が要因かといえば、主旋律の音の配置にあり、それほど流れるようなパッセージは登場せず、一貫してコラール形式の均一なリズムの和声構造が維持されているのである。

 

現代音楽のメチエが明確に取り入れられた「Vortex」は、20世紀以降追求されたセリエリズムの形式が見出される。メシアンやリゲティを始めとする無調音楽の領域が探求されている。しかし、ピアノの響きは一貫して洗練されている。この曲を聴きやすくしている理由は、ジャズ的な遊び心のあるパッセージがあるからではないか。また、同時に、サウンドエフェクトの面でもこだわりが感じられ、沈黙に根ざしたサイレンスの要素が楽節の間に登場することもある。 


この曲でもまた、通奏低音の残響が徹底的に強調され、主旋律の音楽の雰囲気が変化してもなお、それらが維持され、空間的な雰囲気を作り出す契機となっている。


また、アイスランドや北欧のモダンクラシカルに適応したようなポピュラーなピアノ曲が続く。オーラヴル・アルナルズの音楽性を彷彿とさせる「Circulrism」では、叙情的で親しみやすいピアノ曲を聴くことが出来る。ピアノの弦の音をマイクで拾い、それにディレイやリバーブなどを施したマスタリングの手法は、もはやこのジャンルの基本的な形とも言えるかもしれない。

 

ジョン・ケイジと一柳慧が試みたプリペイドピアノの前衛形式が登場することもある。これは20世紀のニューヨークの現代音楽で、また、ジャズ的な手法とも言える。厳密に言えば、ピアノの弦をミュートさせる方法で、音にフィルターをかけたような音響効果が主に得られる。また、デチューンを施したサウンドとも言える。


「Lowlands」では、この現代音楽の技法が導入されている。現代的な音楽とは異なる音律を強調させ、Goldmungが坂本龍一と行った共同制作アルバムのような従来とは一風変わったピアノの音響を際立たせている。


しかし、このあと、それらの現代音楽は、ブレイクビーツのような手法を用いて、ティム・ヘッカーのような電子音楽の前衛主義と結び付けられる。間違いなく、アルバムでは革新的な気風が反映されている。これはピアノ音楽の革命と言っても過言ではない。


ピアノの音色は、低音部から中音部に移り変わり、オルゴールのような音色に変わる。それらがミニマルミュージックの反復構造やトーンクラスターを形成する。しかし、倍音の効果が強調されていて、ダウンテンポのような響きに縁取られている。電子音楽とミニマル音楽、そしてダンス・ミュージックの要素が合致した前衛音楽である。

 

「Comulative Resolution」はジャズのインプロやクラシックのアンプロンプチュの印象が強い。印象主義や叙情的なピアノ曲の系譜にある。ここでは、和声的な縦の音の構成ではなく、横向きのポリフォニックな音の連続が強調されている。ピアノ音楽の自由な側面が反映されている。徹底的に音を削ぎ落とし、澄明な音響性を得るという点では、エストニアのアルヴォ・ペルトの作風にも近い。これを映画的というのは誇張となるが、描写主義の音楽性も含まれているような印象を覚える。また、それは内的な感覚を表現した新しいロマン主義の音楽とも言える。


こういった中で、アンビエントやドローンのようなアブストラクトな音響とミニマル音楽を結びつけた「Tuning Multitudes」がピアノ曲として傑出している印象を覚える。この曲では、叙情的な感性とコンポジションのメチエにおいて絶妙な均衡が保たれており、現代的なピアノ音楽を象徴付けるような曲が誕生している。また、ミニマル音楽の中にも、独創的なパッセージが登場することがあり、それらは分散和音や音階の華麗な駆け上がりの中に発見することが出来る。特に曲の終盤では、8Va(オクターヴァ)の音階が頻繁に登場し、即興的な演奏の性質が強くなる。ここでもまたジャズのインプロヴァイゼーションの演奏法を取り入れている可能性がある。

 

「Soft Fold 3/4」は、エリック・サティの''家具の音楽''をコンパクトにし、コラールの和声構造に組み替えている。また、この曲は、Hans Otteの「Das Bach Der Klange」のようなクラシックとミニマルミュージックの中間にある曲として楽しめるに違いない。全9曲が収録された『A Series of Actions in a Sphere of Forever』は、ピアノ音楽の卓越的な側面は控えめで、古典から現代にかけての系譜を受け継ぎ、普遍的な音楽性が抽出されている。それはまた、サティが実験していたBGMのような音楽とも言えるかもしれない。アルバムの曲は、音楽的な印象が強められたり、それとは対象的に、弱められたりというように、起伏に富んだグラデーションが配置されている。

 

クローズ曲は一曲目と並んで強固な印象を持つ。「Suspension of Swallowed Earth」は、音楽そのものがときに言語的なメッセージを持ちうるということを示唆している。 再び低音域と中音域を強調させた叙情的なピアノ曲へと回帰し、演奏家は前衛的な和声や旋律を探求する。演奏力が傑出しており、流れるような旋律のパッセージは一聴の価値あり。最後は、マックス・リヒター、ロジャー・イーノ(ブライアン氏の弟)のようなモダンクラシカルの曲。瞑想的な趣がある。

 

 

 

88/100 

 

 

 「Lowlands」 

 


クラシック・モータウン(モータウン・レコードの20世紀作品に特化した部門)が公式サイトをリニューアルした。本サイトはU Discover Musicの協賛による。デトロイト発のノーザンソウルの草分け的なレーベルが刷新したウェブサイトには、特集記事、プレイリスト、動画、モータウンを代表するアーティストたちの詳細な紹介など、豊富な新コンテンツが追加されています。


メインとなるアーティストページでは、テンプテーションズからボーイズ・トゥ・メンまで、数十年にわたるモータウンの伝説的なスターたちの詳細な経歴を紹介しています。


ヒットヴィル・U.S.A.(モータウンの本拠地で、かつては専用の録音スタジオがあった)から数多くの象徴的な歌手やソングライターが音楽をリリースしてきた事実を改めて思い起こさせるだけでも、一見の価値がある。 マイケル・ジャクソン、ザ・スプリームスとソロのダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、メアリー・ウェルズ、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、グロリア・ジョーンズ、アイズリー・ブラザーズ、ザ・スピナーズ、ザ・ミラクルズ——このリストはさらに数十名も続く。クラシック・モータウンのサイトではレジェンドを探すことが可能だ。


現在、公式サイトでは多くの特集ページが組まれており、初心者にわかりやすく所属アーティストを紹介しているのが特徴です。


特集セクションのトップでは、ライオネル・リッチーの「ハロー」のようなヒット曲の背景を探ったり、モータウン・アーティストの政治音楽の歴史を掘り下げたり、または、必須の写真ギャラリーを閲覧することも可能です。そこにある紹介文はモータウンの起源を以下のように要約しています。


「左官職人の息子、ベリー・ゴーディ・ジュニアは、世界でも最も有名な音楽会社の一つをゼロから築き上げた。 同社モータウンはその後、世界がこれまでに見たことのない偉大なスターたちの本拠地となった」


プレイリストタブでは、準備からクリスマスパーティーの開催、日曜の朝のようなゆったりした時間まで、あらゆる場面に相応しいモータウンサウンドを提供している。 「若きアメリカの音」を再発見したい方も、「強さ、勇気、知恵」を感じ取りたい方も、クラシック・モータウンがすべてを提供します。 


「動画」タブでは、レーベルの遺産を凝縮した数々のショートクリップがウェブサーファーを楽しませます。同時にクラシック・モータウンのYouTubeページへ誘導され、時代を超えた音楽と映像の宝庫が広がる。 公式サイトはこちらからご覧下さい。

 

©Steve Gullick

本日、アイルランドを拠点とするロックバンド、Cardinalsがデビューアルバムを発表し、タイトルトラックを公開しました。この曲にはアコーディオンの演奏が終盤でフィーチャーされている。ケルト民謡とロックソングの融合を示した素晴らしい楽曲です。

 

『Masquerade』は2026年2月13日にリリース予定。本日公開のグレッグ・パーセル監督によるミュージックビデオ付き新曲「Masquerade」を収録しています。アコーディオンを効かせたオルタナティブロックの攻撃性には、R.E.M.からザ・ディセンバーリスト、パイングローブに至るまでの響きが感じられる。フロントマンを務めるユーアン・マニングは次のように語ります。 


このアルバムが探求するのは、我々が皆身に着ける「仮面」や表層を剥ぎ取ることだ。幕が引き剥がされ、冷笑主義がその場所を占める――冷笑的になるのは実に簡単だが、希望を持ち誠実であることははるかに難しい。演奏やツアーを通じて我々はこれを学んだ。

 

だが、音楽や映画など、何かを創作する者にとって完全な冷笑主義者でいることは不可能だ。芸術は、その防御層よりも深く掘り下げることを強いる。 剥ぎ取る作業は痛みを伴う。誇れない部分と向き合うことになるが、同時に、その脆弱さを受け入れなければ得られない種の受容にもつながる。アルバムのテーマやアイデアの多くは、この場所から生まれている。

 

『Masquerade』はその探求を最も広く描いた曲だ。間違いなくアルバムで最も内面的な瞬間の一つであり、露わになる脆弱性は居心地の悪いものだ。しかし、このレコードの楽曲を書き上げた時、私たちが目指していたのはまさにその境地だった。

 

「Masquerade」

 

 

広範な文化的潮流において、アイルランド愛好は日常的なものとなった。アイルランドの俳優や作家、さらには飲食文化までもがフェティッシュ化され、不安定化する産業の中で多くのプロデューサーがこの注目を利益につなげようとしている。

 

コーク出身のカーディナルズは絶妙なバランスを保っている。アイルランドのインディペンデント音楽シーンの最先端をいくグループでありながら、故郷である反逆の県への誇りを犠牲にすることなく、独自の芸術的実践とビジョンを堅持している。

 

デビューアルバムの発表とタイトル曲「Masquerade」のリリースにより、カーディナルズはアイルランドのグループとして標準を超越した存在としての地位をさらに確固たるものにした。

 

今後のアルバムへの優しい個人的な序章となる「Masquerade」では、ユーアンとフィン・マニング兄弟の掛け合いが絶妙だ。

 

ユーアンの柔らかく切ない関係修復の呼びかけは、フィンが奏でるアコーディオンの哀愁を帯びた旋律と美しく調和し、歪んだギターと揺れるドラムの上を漂うように響く。英国帝国主義から宗教的信念までを題材に扱う本作において、『Masquerade』で放たれたカーディナルズの最初の音楽的な主題は、内省的な探求である。彼らの驚くべき幅と成熟度を余すところなく示している。

 

 

Cardinals 『Masquerade』


Label: So Young

Release: 2026年2月13日

 

Tracklist: 

1. She Makes Me Real
2. St. Agnes
3. Masquerade
4. I Like You
5. Over At Last
6. Anhedonia
7. Barbed Wire
8. Big Empty Heart
9. The Burning of Cork
10. As I Breathe


Pre-order: https://cardinals.lnk.to/Masquerade


スリーフォード・ モッズが2年ぶりの新曲「Megaton」をリリースしました。収益はすべて、紛争の影響を受けた子供たちを支援するウォー・チャイルドに寄付されます。


バンドのジェイソン・ウィリアムソンとアンドルー・ファーンは、「メガトン、戦争も死もいらない。特権的な社会では、トラウマ、罪悪感、無力感の重みに押しつぶされ、アルゴリズムによって養われた藻でいっぱいの過負荷のペトリ皿のように身もだえしている」

 

「すべてが間違っているにもかかわらず、その反動として、すべてが正しいと主張される。その結果、連帯感を押し殺し、大規模な疎外感の波を引き起こす行動が生まれてしまう。その一方で、世界は静かに崩壊しているのです」と語っている。


「メガトン」のビデオは、ニック・ワップリントンが監督を務め、ロンドンのハイドパークにあるスピーカーズコーナーで撮影されました。ミュージックビデオを以下よりご覧ください。


ジェイソン・ウィリアムソンが共演し、ジェフ・バロウ(ポートイスヘッド / Beak>)が共同執筆・製作を担当したスリラー映画『GAME』の予告編が公開されたばかりだ。これは、映画サウンドトラックを専門とするインヴァダ・レコードの分派である、バロウのインヴァダ・フィルムズによる初のリリースでもある。あらすじは以下の通り。


1993 年の夏の終わり。大金と麻薬を盗んだ後、年老いたレイバー、デイヴィッド(マーク・ベッサント)は、森の奥深くで車を事故に遭う。事故で負傷し、無力なまま、彼は生死の狭間をさまよう。 謎めいた密猟者(ジェイソン・ウィリアムソン)が彼を発見するが、救助は来ず、自然がその仕事を終わらせるつもりらしい、警戒心にあふれた不穏な存在だけがそこにあった。時間が経ち、自然が迫るにつれて、緊張感と閉所恐怖症的な意志と知恵の戦いが繰り広げられる。生き残るためには、荒野と、その端にいる捕食者の両方に打ち勝たなければならない。


『GAME』は、ウィリアムソンと共演するマーク・ベッサント、監督ジョン・ミントン(長編デビュー作)、そして脚本クレジットに名を連ねるグラフィックノベル作家ロブ・G・ウィリアムズが共同執筆した。

 

「Megaton」 

 

蓮沼執太

 蓮沼執太によるNHKワークス第二弾が本日発売されました。2023年より現在までNHKの各種音楽番組やNHK MUSICのYouTubeチャンネル等で親しまれている、NHK MUSIC サウンドロゴ2曲。NHKの開局放送100年を記念し、今年一年かけて放送されている特別番組”NHKスペシャル「新ジャポニズム」”シリーズ用に書き下ろした4曲。計6曲のサウンドトラック集となっています。



 「新ジャポニズム」の楽曲制作では、蓮沼執太フィルが集結して「Dwell」と「Odyssey」の新曲2曲をNHKスタジオでレコーディングを行いました。その他、蓮沼執太がソロで制作したリズムトラック「Naz」、映画のサウンドトラックのようなピアノ主体のアンビエント曲「Surface」を新録しています。楽曲紹介(Track By Track)は以下の通りです。ぜひ曲の視聴と合わせてご覧下さい。



・M01「NHK MUSIC LOGO 2024」は、様々なオーガニックな楽器が重なるオーケストレーション。短い時間の中で印象的なフレーズと音の響きが重なる。

 

・M02「Dwell」では蓮沼執太フィルによる演奏で、ミニマルなマリンバとギターから幕を開ける。ツインドラムによるリズムアンサンブルが力強く楽曲を唸らせ、邦楽器の笙の音色が全体を包むことで、現代の日本的情景を音で作り出している。

 

・M03「NHK MUSIC LOGO 2023」では、M01とは一転して、エレクトロニックなサウンドのみで構成され、M03「Odyssey」はスティールパン、管弦楽による軽快なメロディーが印象的なインストゥルメンタル楽曲。

 

・M05「Naz」は一拍毎に音色が切り替わるような、世界中を旅していくようなコンセプトで作られた楽曲。


・M06「Surface」は深い海を泳ぐようなアンビエント楽曲。静かながらも耳に残るメロディーがモジュラー・シンセサイザーの電子音と邂逅する。



 特別番組のサウンドトラックとして作られた小品ですが、蓮沼執太フィルのアンサンブルとソロの二面的アプローチによって、表情豊かなワークス集となっています。マスタリングはDave Cooley。ジャケットはデザイナーの前田晃伸が担当しました。作品の詳細を下記よりご覧下さい。

 

 また、 2023年に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルにて開催されたライブパフォーマンスの模様の再放送が決定致しました。蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ」東京オペラシティコンサートホール ・2023.04.02」の放送が、10月21日にSSTV(スペースシャワーTV)での再放送されます。こちらの番組の詳細につきましても、下記よりご確認下さい。

 



蓮沼執太、蓮沼執太フィル「Ⅱ (Neo-Japonism Original Sound Track)」


 


ハスヌマ シュウタ、ハスヌマシュウタフィル「ツー ネオジャポニズム オリジナルサウンドトラック」
Shuta Hasunuma, Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra「Ⅱ (Neo-Japonism Original Sound Track)」


Digital | BJLAWD-2 | 2025.09.17 Release | Released by B.J.L. X AWDR/LR2

 

配信リンク:[ https://ssm.lnk.to/II_neojaponismost ]



収録曲:

1. NHK MUSIC LOGO 2024 エヌエイチケー ミュージックロゴ ニーゼロニーヨン(蓮沼執太)

作曲、演奏、録音、ミックス、プロデュース:蓮沼執太



2. Dwell ドウェル (蓮沼執太フィル)

作曲、プロデュース:蓮沼執太  

石塚周太(ギター)

Shuta Ishizuka (g) 

itoken(ドラムス)itoken (ds)   

大谷能生(サックス)Yoshio Ootani (sax) 

音無史哉(笙)Fumiya Otonashi (sho) 

尾嶋優(ドラムス)Yu Ojima (ds) 

K-Ta(マリンバ)K-Ta (marimba) 

小林うてな(スティールパン)Utena Kobayashi (steelpan) 

ゴンドウトモヒコ(ユーフォニアム)Tomohiko Gondo (euphonium) 

斉藤亮輔(ギター)Ryosuke Saito (g) 

千葉広樹(ベース)Hiroki Chiba (b)  

手島絵里子(ヴィオラ)Eriko Teshima (vla) 

宮地夏海(フルート)Natsumi Miyaji (fl) 

三浦千明(フリューゲルホルン)Chiaki Miura (flh)



3. NHK MUSIC LOGO 2023 エヌエイチケー ミュージックロゴ ニーゼロニーサン (蓮沼執太)

作曲、演奏、録音、ミックス、プロデュース:蓮沼執太


4. Odyssey オデッセイ (蓮沼執太フィル)

作曲、プロデュース:蓮沼執太  

蓮沼執太(エレクトロニクス、フェンダーローズ)Shuta Hasunuma (Electronics, Rhodes Piano)

石塚周太(ギター)Shuta Ishizuka (g) 

itoken(ドラムス)itoken (ds) 

大谷能生(サックス)Yoshio Ootani (sax) 

音無史哉(笙)Fumiya Otonashi (sho) 

尾嶋優(ドラムス)Yu Ojima (ds) 

K-Ta(マリンバ)K-Ta (marimba) 

小林うてな(スティールパン)

Utena Kobayashi (steelpan) 

ゴンドウトモヒコ(ユーフォニアム)Tomohiko Gondo (euphonium)  

斉藤亮輔(ギター)Ryosuke Saito (g) 

千葉広樹(ベース)Hiroki Chiba (b) 

手島絵里子(ヴィオラ)Eriko Teshima (vla)  

宮地夏海(フルート)Natsumi Miyaji (fl) 

三浦千明(フリューゲルホルン)Chiaki Miura (flh)


5. Naz ナズ (蓮沼執太)

作曲、演奏、録音、ミックス、プロデュース:蓮沼執太



6. Surface サーフェイス (蓮沼執太)

作曲、演奏、録音、ミックス、プロデュース:蓮沼執太



マスタリング:Dave Cooley



▪蓮沼執太によるNHKワークス第一弾。

 

蓮沼執太「Ⅰ (Neo-Japonism Immersive Theater Original Sound Track)」 ハスヌマ シュウタ「ワン ネオジャポニズム イマーシブ シアター オリジナルサウンドトラック」

Shuta Hasunuma「Ⅰ (Neo-Japonism Immersive Theater Original Sound Track)」
Digital | BJLAWD-1 | 2025.07.18 Release | Released by B.J.L. X AWDR/LR2


[ https://ssm.lnk.to/I_neojaponism ]




 また、蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ・リプレイ BOX [Blu-ray+CD]」が10月22日に発売決定しました。



▪蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ・リプレイ BOX [Blu-ray+CD]」2025.10.22 Release

 

*2024年6月に受注販売のみで販売していた蓮沼執太フィルの豪華ボックスが限定販売中です。



▪蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ・リプレイ BOX [Blu-ray+CD]」 
ハスヌマシュウタフィル「ミュージック トゥデイ リプレイ ボックス ブルーレイ プラス シーディー」


Blu-ray+CD 【ライブ映像 Blu-ray/ライブ音源 CD/蓮沼執太フィルのメンバー、小山田圭吾、渡邉清人、当日来場されたお客さんからのコメントカード/記録写真(撮影:後藤武浩、濵本奏)/テキスト(編集:岡澤浩太郎)】


2025.10.22 Release | Released by windandwindows | 8,000 Yen+Tax

 

収録:

1. Earphone & Headphone in my Head - PLAY0
2. Meeting Place
3. GPS
4. 半分寝てる - 1/2 Sleep
5. BLACKOUT
6. centers #0 - #3 with 渡邉清人
7. Selves with Cornelius
8. 環境と心理 with Cornelius
9. ZERO CONCERTO
10. Eco Echo

 

 

蓮沼執太によるコメント: 



『ミュージック・トゥデイ・リプレイ』BOXについて思った幾つかのこと。蓮沼執太フィルのコンサートはメンバーの人数が多いこともあって、なかなか数が出来るものではありません。これは大袈裟に言っているわけではなくて、いつもライブ前は「今日が最後のライブだ」と思ってのぞんでいます。

 

本当にそういうアンサンブルなんです。僕は芸術活動において「戦略」というものを描くことができないタイプで、蓮沼執太フィルも行先を考えずにここまで歩んでこれました。


今公演の『ミュージック・トゥデイ』というタイトルは、僕がライフワークとして続けているイベント名です。そのイベント名はもちろん武満徹さんが国内外の前衛音楽を紹介する音楽祭から拝借させていただきました。

 

このたび、東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルでコンサートをするにあたって、あえて『ミュージック・トゥデイ』という言葉で、このコンサートホールに、武満さんに、それから今回コンサートに来てくれる皆さんに対して「こんにちは、よろしくお願いします」と、ご挨拶をするような姿勢で制作しました。


また、ゲストには、Corneliusの小山田圭吾さんをお招きしました。メンバーの権藤知彦さんと小山田さんが在籍していたMETAFIVEのために小山田さんが作った楽曲「環境と心理」を蓮沼執太フィルで演奏して(アレンジは権藤さん)、僕と小山田さんが制作した「Selves」という曲を蓮沼執太フィルでの演奏で初披露をしています。

 

この公演が行われる数年間で起こってしまった出来事を、僕らのやり方でひとつひとつチューニングをし直して繋ぎ合わせるような作業をしてきました。演奏するセットリストも熟考を重ねて、初期作から最新作まで詰め込んだベスト的選曲になっています。ある意味で油がのった良い演奏になっているんじゃないでしょうか。


蓮沼執太フィルは、常に形を変えて活動をしてきました。フィルの誕生からライブを重ねて作ったアルバム『時が奏でる』が第一期。続いて、アルバム『アントロポセン』リリースから、蓮沼執太フルフィル誕生で生まれた大合奏アルバム『フルフォニー』が第二期。そして、コロナ禍を通過して作ったアルバム『シンフィル』からこのBOX『ミュージック・トゥデイ・リプレイ』までが第三期に当たります。


これまでの活動がすべて入っているのがこの『ミュージック・トゥデイ・リプレイ BOX(Blu-ray+CD)』です。

 

コンサートで展示をしてくれた五月女哲平さんの作品『Spring color』が封入されている限定エディションは、まさに当時の記憶を蘇らせるアートワークになっています。蓮沼執太フィルのメンバー、公演を一緒に作ったスタッフたち、映像に参加してくれたメンバー、コンサートの会場空間とその会場を支えるスタッフ、来場してくれたオーディエンス全員の記憶や感触がこのBOXに凝縮されています。ぜひ様々な角度から蓮沼執太フィルの活動を感じてください。 -蓮沼執太



出演者


ゲスト:小山田圭吾(Cornelius)、渡邉清人
 

蓮沼執太フィル:蓮沼執太、石塚周太、イトケン、大谷能生、尾嶋優、音無史哉、葛西敏彦、K-Ta、小林うてな、ゴンドウトモヒコ、斉藤亮輔、千葉広樹、手島絵里子、三浦千明、宮地夏海

 



・「蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ」東京オペラシティコンサートホール ・2023.04.02」の放送が10月21日にSSTVで放送。

 

SPACE SHOWER TV 蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ」東京オペラシティコンサートホール ・2023.04.02

 

 2023年に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルにて開催されたライブの模様の再放送が決定。

 

番組の詳細: [ https://tv.spaceshower.jp/p/00087786 ]




蓮沼執太|Shuta Hasunuma プロフィール:



1983年、東京都生まれ。音楽という分野にこだわらず広汎な活動を行っています。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、テレビ、演劇、ダンス、ファッション、広告など様々なメディアでの音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、プロジェクトを制作する。


最新アルバムに『unpeople』(2023)。東京2020パラリンピック開会式にてパラ楽団を率いてパラリンピック讃歌を編曲し、さらに楽曲「いきる」を作詞、作曲、指揮を担当しています。

 

近年の主要なコンサートパフォーマンスは以下の通り。「unpeople 初演」(草月プラザ石庭『天国』/ 2024)、「ミュージック・トゥデイ」(オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアル / 2023)など。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)など。

 

また、ミュージシャンとしての活躍はもちろん、アーティストとしての活動も並んで行っています。近年のプロジェクトやグループ展に「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク/ 2019)、「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京 / 2021)、など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しています。




▪蓮沼執太フィル|Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra:




蓮沼執太が音楽総監督を務める、現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。2010年に結成された。2014年にアルバム『時が奏でる』、2018年に『アントロポセン』をリリースしました。

 

2019年にフジロックフェスティバルへ出演し、また、⽇⽐⾕野外⼤⾳楽堂での単独公演を成功におさめています。

 

2023年にアルバム『シンフィル』をリリースし、オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル公演『ミュージック・トゥデイ』を開催しました。



メンバー構成:


蓮沼執太
石塚周太(ギター)
itoken(シンセサイザー、ドラムス)
大谷能生(サックス)
音無史哉(笙)
尾嶋優(ドラムス)
葛西敏彦(PA)
K-Ta(マリンバ)
小林うてな(スティールパン)
ゴンドウトモヒコ(ユーフォニアム)
斉藤亮輔(ギター)
千葉広樹(ベース)
手島絵里子(ヴィオラ)
宮地夏海(フルート)
三浦千明(ヴォーカル、フリューゲルホルン)



 コーチェラ2026のラインナップが前倒しで発表されました。例年であれば、出演者リストは年末年始になって発表されますが、今回は9月中旬に大規模なサプライズのラインナップの発表を行っています。サブリナ・カーペンター、ジャスティン・ビーバー、カロル・Gが、カリフォルニア州インディオで開催される2週末にわたるフェスティバルのヘッドライナーとして確定しました。


 今年の目玉はポップ界のメガスター。サブリナ・カーペンター、ジャスティン・ビーバー、カロル・Gの3者がヘッドライナーを務め、2026年4月10~12日と17~19日にカリフォルニア州インディオで開催される。


 コーチェラ・フェスティバルは例年通り、4月10日~12日と4月17日~19日の2週末にわたり、インディオのエンパイア・ポロ・クラブで開催される。チケットは9月19日(金)に発売開始されます。


 フェスティバルのラインナップには、ダイジョン、ブラッド・オレンジ、ホット・マリガン、アディソン・レイ、アレックス・G、ランブリーニ・ガールズ、ジェーン・リムーバー、モデル/アクトリズ、サミアなど、魅力的なアーティストが選ばれています。 さらに、ストロークス、ヤング・サグといったサブヘッドライナーも登場します。デイヴィッド・バーンがポップ界の新星SOMBRと共演をします。日本からは藤井風、Creepy Nutsが出演予定です。こちらも楽しみです。


 また「ラジオヘッド・キッド・アムネジアのバンカー・デビュー」と題したアート展も開催される。コーチェラ2026に関する詳細情報は公式サイトにて確認出来ます。フライヤーは下記の通りです。