エモ、スカ、パンクを得意とし、ツアーの中心人物、さらにはテレビ番組のスコア・コンポーザーでもあるJeff Rosenstock(ジェフ・ローゼンストック)が新曲「LIKED U BETTER」を発表しました。Laura Stevensonと作ったニール・ヤングのカバーの2022年のEP『Younger Still』以来の最新作です。
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今年初め、Rosenstockはsupervioletと共にDim Wizardの "Ride the Vibe "に参加しています。
そして今、「LIKED U BETTER」で、キャッチーでシニカルで野心的な曲と同様に、浮遊感とジャングリーな曲で我々の軌道上に戻ってきた。
ツアーと『クレイグ・オブ・ザ・クリーク』の撮影の合間にロサンゼルスで録音されたこの曲は、ローゼンストックがこれまでと同じように良い音を出しています。サビでは、"I liked you better / When you were out my mind "と何度も嘆いてから、フルボディのギターソロに突入する。
"LIKED U BETTER "は単独のリリースですが、ローゼンストックは北米での大規模なツアー日程を発表している。いずれにせよ、彼が戻ってきたことは素晴らしいことです。「LIKED U BETTER」のミュージック・ビデオは下記からご視聴ください。
米国のエモコアバンド、Hot Mulligan(ホット・マリガン)が、新曲「Gans Media Retro Games」とミュージックビデオを公開しました。この曲は、「Shhh!Golf Is On」に続く作品で、5月12日に発売されるバンドのアルバム『Why Would I Watch』からのリード・シングルです。下記よりご覧ください。
ファースト・シングルは、バンドの最初のデモ用にレコーディングされ、後にEverything Falls Apartbonusのトラック、Numero Groupの2017年の『Savage Young Dü』としてもリリースされた「Do You Remember? 」の初期パフォーマンスを収録。またHüsker Düは、ノルウェー語で「覚えているかい?」という意味があるように、バンドにとって意義深い曲なのだ。
初期の代表曲「Do You Remember?」は、スタジオ版よりもさらにガレージ的/70年代風のパンクなサウンドになっています。例えば、コアなパンクマニアなら、当時世界一速いパンクと称されたThe Middle Classの「Out of Vogue』あたりの悶絶必須のキラーチューンを思い出すことだろう。彼らが最もよく知られるようになった音楽とはかけ離れているが、バンドの形成期の魅力的なピークであり、ポップなメロディに対する彼らの才能の初期を垣間見ることができる。
Jimina Pearl、Jonas Stein、Nathan Vasquez、John Eatherlyからなるガレージロックバンドは結成から四年後の2008年に一度解散しているが、2021年になってリユニオンを果たしている。バンドはこれまで、コーチェラ、グラストンベリー、レディング&リーズなど大規模のフェスティバルにも出演し、Arctic Monkeys,Sonic Youth,Kings Of Leonらのサポートを務めている。再結成を機に、さらなる飛躍が期待出来る。今後のバンドの活動に注目していきたいところです。
ニューシングル『Hand Grenade」は、元ホワイト・ストライプス、現在ソロアーティストとして活躍するJack Whiteの主宰するレーベル”Third Man Records”からリリースされた。「Hand Grenade」の試聴は以下より。
この曲は、Jonas Steinが手がけたBe Your Own Petのいつものギターの唸りを聴くことが出来る。また、モダンなプロダクションがこの曲に加わっている。Jemina Pearl Abeggの歌声はエフェクターにかけられ、このシングルのミュージック・ビデオにぴったりな、吹き出すようなサウンドになっています。
その他、全体的に過激なイメージの中にあって、爽やかな印象を持つ曲も数多く収録されている。「Never Again」も聴き逃がせない。ここでトラップを始めとするヒップホップをグライムと織り交ぜ、繊細なフロウを披露する。また、エミネムの時代を彷彿とさせる「Fuck It Puppet」もヒップホップファンにとって痛快な感覚を与えるだろう。
今回の新作アルバム『Our Best Place』は、まさに結成40年目のオルタナティヴロックバンドがわが居場所を見つけたり、と言わんばかりの痛快なロックンロールが満載となっています。アルバムは英語と日本語の両方で歌われ、日本のリスナーだけでなく、海外のロックファンにとっても親しみやすく、そして作品としても全体的にバランスの取れた内容となってます。
アルバムの終盤に差し掛かってもフル・エンジン。ギター・ウルフのようなブギーを主体にしたドライブ感満載のロックンロール・ナンバー「Ocean Sunfish」でさらに気分を盛り上げる。続く「Better」はバズコックスのパワーポップ性を受け継いだ甘く切ないナンバーで、最近のインディー・ロックファンの好みにもマッチする音楽性となっています。さらに英語で歌われたラストナンバー「Just A Smile」は、かなり切ないパワーポップ・ソングで、Monkeesの「Daydream Believer」や、The Replacementsの同曲のライブカバーを彷彿とさせます。
最新作『Our Best Place』で、少年ナイフは、キャリア40年のバンドとしての実力を対外的に示し、さらに新時代のロックンロール・アンセムを多数生み出しています。現代のトレンドからは一定の距離をおいた作風ですが、間違いなく日本の良い時代を思い起こさせるような良質なアルバム。ラモーンズやブルーハーツが好きな方はぜひチェックしてもらいたい。また、リミックス含む3曲のボーナス・トラックが追加収録された日本盤がP-Vineから発売となっています。
大阪のパンク/インディー界の伝説、(カート・コヴァーンも影響の大きさを公言したことのある)少年ナイフがニューアルバム『Our Best Place』を2月15日にP-VINE/Good Charamel Recordsからリリースします。4年ぶりのアルバムとなる本作は、彼らのホームである大阪で制作されたそうです。またP-VINEから発売となる国内盤にはボーナス・トラックが三曲収録されます。
まさに原点回帰なストレンジ・ポップ「バウムクーヘンの話」、とはいえ、やはり外せないハード・ロック・ナンバー「Ocean Sunfish」といった新曲に加え、2003年にロフト・レコードのコンピレーション『Girls L.T.D - Girls Like To Dance』に提供・収録され、ガールズ・バンドのアンセムともなっていた「Girl's Rock」の再録ヴァージョン。
なおこが敬愛するバンド、パイロット(初期ベイ・シティ・ローラーズのメンバー二人によって結成されたスコットランドのバンド)の「Just A Smile」のカヴァーの全10曲! さらに、「Girl's Rock」の新たな英語ヴァージョン、「Nice Day」の60’sミックス、「バウムクーヘンの話」の英語ヴァージョン「The Story Of Baumkuchen」の3曲をCDのみのボーナス・トラックとして収録しています。
「MUJINTO Rock」
少年ナイフ 『Our Best Place』
Label:P-Vine/Good Charamel Records
Release: 2023/2/15
Tracklist:
1. MUJINTO Rock
2. Nice Day
3. The Story of Baumkuchen
4. Vamos Taquitos
5. Spicy Veggie Curry
6. Girl's Rock (2023 Version)
7. Afternoon Tea
8. Ocean Sunfish
9. Better
10. Just a Smile
+
11. Nice Day (60's Mix)* 12. The Story Of Baumkuchen* 13. Girl's Rock (English Version)*
ヴァーレインはそのキャリアにおいて、パティ・スミスのレコーディングにも参加し、ジェフ・バックリィの2枚目のアルバムのオリジナル・プロデューサーを務めたが、1997年、ジェフがアルバム制作中に溺死してしまった。このアルバムは、最終的に翌年「Sketches for My Sweetheart the Drunk」としてリリースされた。
また、昨年の「Acid」に続くニュー・シングル「Delete It」も同時公開された。この曲にはMilitarie Gun(ミリタリー・ガン)のIan Sheltonがゲストボーカルとして参加しており、両者は『All Roads Lead to the Gun』(Deluxe)の「Can't Get None」でコラボレートしている。Sheltonは、エンジニアのTaylor Young (God's Hate, Nails, Full of Hell)と共に、このアルバムの共同プロデュースも行っています。「Delete It」の試聴とPost-Americanの詳細は以下をご参照ください。
NOFXは、1989年にパンクの名門レーベル”Epitaph Records”と契約を交わすまで、騒がしい才能を磨き、重要なスケート・パンクのアルバムを次々とリリースしていった。1990年にリリースされた "Ribbed "は今でもファンの間で人気があり、その後 "White Trash, Two Heebs And A Bean "と "Punk In Drublic "は100万枚以上のセールスを記録、最初のブレイクとなった。この10年間は、NOFXにとって大成功の期間となり、バンドはWarped Tourを普及させ、1990年代のスケート/サーフィン/スノーカルチャーの押しも押されぬトレンド・バンドに上り詰める。その後、2000年代初頭、NOFXはサマー・ソニックで来日公演を果たし、素晴らしい演奏を行った。
NOFXは、活動中期から、米国の政治に対する強いアンチテーゼを楽曲の中に取り入れるようになった。当時、ブッシュ政権に対する反対意見を積極的に共有し、イラク侵攻に反対意見を表明しようとしたため、反体制派とみなされ、キャリアを通じて、主流派のプレスやメディアで宣伝を行なうことを禁じられていた。しかし、ひとたび、その門が開かれると、NOFXと彼らの「ブッシュに反対するロック」運動は、あらゆるところで見られるようになった。ひとつだけここではっきりと伝えておきたいのは、ファット・マイクほどアメリカの国民を愛し、そして、アメリカという国家をこよなく愛するパンク・ロッカーは、これまで存在しえなかったこと。その後、バンドは、Newsweek、Rolling Stone、New York Times、Howard Stern、さらにネットワーク・テレビを通じて宣伝を行うようになった。こうした注目度の高い関心と広告は、2003年のレコード「The War On Errorism」の成功に反映されており、発売当時、全米インディーズ・チャートで1位、ビルボードのインディー・チャートでも上位にランクされた。
本作『Every Loser』は、シングル「Frenzy」と「Strung Out Johnny」が先行リリースされており、ポップの2019年のソロ作品『Free』に続く作品となる。近年の作品の中でも、パンクの性格が最も強い作品で、75歳とは思えないエネルギッシュさに充ちており、ハードコア・パンクやシンセ・ポップに挑戦している曲も収録されています。ポップは、年老いても丸くならず、今もなお尖り続ける。改めて、偉大なロックスターのチャレンジ精神に大きな称賛を送りたい。
Lead Cut -「New Atlantis」
2022年初めに、イギー・ポップは、レナード・コーエンの「You Want It Darker」のカバーを発表し、最近では密かに、かつてAC/DCへの参加を求められたことがあることを明かしている。
彼女は、マクラーレンとともにキングスロード、430番地に、ブティック「Let It Rock」を開業した後、自分たちがデザインした服を販売する店「SEX」をオープンした。SEXは、当初、ジョン・ライドンとシド・ヴィシャスが出入りしていたことで有名で、セックス・ピストルズがウエストウッドとマクラーレンのデザインした服を着ていたことから人気が高まり、ロンドンのパンクシーンの重要な拠点となった。彼女はSMの要素をファンションに取り入れ、パンクの女王と呼ばれるに至る。ウェストウッドは、パンクを「システムにスポークを打ち込むことができるかどうかを見る」方法として捉え、反体制のテーマをそのファッションの製品に込めていた。
Metz、Mission of Burmaは、2016年のRecord Store Dayのスプリット・シングルを初めてデジタル・プラットフォームで共有した。
Metzは、2008年に結成されたカナダ・トロントのハードコア/ノイズロックバンド、2012年の『Metz』が代表作。一方のMission Of Burmaは、ボストンのポストパンクバンド、変拍子を多用したパンクサウンドが特徴、1981年の『Signals,Calls and Marches』が代表作に挙げられる。
この両バンドのスプリット・シングルは、元来、2016年のRecord Store Dayに合わせてリリースされたが、昨日、12月20日、初めてデジタル・プラットフォームでサブ・ポップから再リリースとなった。メッツは、ミッション・オブ・ビルマの「Good, Not Great」をカバー、ミッション・オブ・ビルマは、メッツの「Get Off」をカバーし、互いのバンドへのリスペクトを示しています。パンク・ファンは要チェックのニューシングルです。下記のBandcampから購入可能。
今年、9月、Metzは、イギリスの人気ポスト・パンクバンド、IDLES(アイドルズ)のJoe Talbot(ジョー・タルボット)をフィーチャーした 「Come On Down」と、Cyberpunk 2077(ポーランドのゲーム会社が開発したRPG)のサウンドトラック "Heaven's Gate "をリリースした。10月に、Metzは、セルフタイトルのデビュー・アルバム発売10周年を記念し、デラックス・バージョンをリリースしています。上記のリリースも合わせてチェックしてみて下さい。