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Joe Cupertino/ Lil' Leise But Gold : Press


古今東西、様々な音楽ジャンルを越境する、アメリカ生まれのバイリンガルMC、Joe Cupertiono(ジョー・クペルティーノ)の再生をテーマにした新作「RE:」が6月19日にリリース決定。「RE:」より、Lil' Leise But Goldをfeat.した「Ruby feat. Lil' Leise But Gold」が本日配信。下記よりテースターを確認してみてください。

 

5月15日にリリースにされた「わがまま feat. 鈴木真海子」に続き、Lil' Leise But Goldをfeat.した「Ruby feat. Lil' Leise But Gold」は本日配信。この2曲は新作アルバムに収録される。


「Ruby feat. Lil' Leise But Gold」は、Ryuju Tanoue(w.a.u)をプロデューサーに迎えた楽曲でCDプレーヤーなどで見る「再生」に焦点を当てている。
 

ミックス・マスタリングは、盟友T-Razor。アートワークは、Satoshi Hori。アーティスト写真は、Yohji Uchidaが担当した。


 



・Joe Cupertino「Ruby feat. Lil' Leise But Gold」-Second Single



Digital | JCP-003 | 2024.05.29 Release
Released by AWDR/LR2


Pre−save/ Pre−order(配信リンク);  https://ssm.lnk.to/Ruby 


Lyrics : Joe Cupertino, Lil' Leise But Gold / Music : Ryuju Tanoue
Mixed and Mastered by T-Razor



・Joe Cupertino「わがまま feat. 鈴木真海子」-First Single


Digital | JCP-002 | 2024.05.15 Release
Released by AWDR/LR2
Pre−save/ Pre−order(配信リンク); https://ssm.lnk.to/Wagamama

 
Lyrics : Joe Cupertino, 鈴木真海子(Chelmico) / Music : T-Razor
Mixed and Mastered by T-Razor





・Joe Cupertino「RE:」-New Album



Digital | JCP-005 | 2024.06.19 Release
Released by AWDR/LR2

Pre−save/ Pre−order(配信リンク):   https://ssm.lnk.to/RE_

 

 
Joe Cupertino Biography:



ジョー・クペルテイーノはカリフォルニア州クパチーノ出身の日本人ラッパー/トラックメイカー。
 

2019年より活動を開始し、2021年には自身のファーストアルバム「CUPETOWN」、2022年にはセカンドアルバム「SAD JOE AID Ö」をリリース。


同作品の先行リリース楽曲である「DOOR」は楽曲のクオリティと共にジャケット・デザインを「ひゃくえむ。」、「チ。-地球の運動について-」などで知られる漫画家 魚豊が手掛け話題となる。


音楽番組での活躍を期待される注目ラッパーとして特集されるなど、その勢いは止まらず、2023年四ヶ月連続配信シングルをリリースしている。


幼い頃から音楽に対しての愛が深く、それを還元するために自ら制作を始めた。海外での生活の経験も経て、人一倍いろんな文化に触れている分、様々な観点から日本語と英語を駆使した独特なフロウでラップをする。

 

 Vince Staples  『Dark Times』 


 

 

 

Label : Def Jam/ UMG

Release; 2024/05/24

 


Review    ダーク・タイムズ

 

ニューヨークとならんでヒップホップのもうひとつのメッカであるコンプトンのイメージは、(私のラップの定義が00年頃で止まっているせいもあってか)、NWAやアイスキューブという巨大な存在もあってか、ラディカルでアグレッシヴ、そしてときにはデンジャラスであるとばかり考えていた。それはこの西海岸の地域がニューヨークとならんで、もうひとつのヒップホップの発祥地であるがゆえ、同地のラッパーは東海岸のラップをライバル視してきたという点と、80年代ごろの音楽産業の発展や拡大、それに関連するドラッグやレーベルの問題、サンプリングのライセンス問題など様々な出来事が折り重なり、ギャングスタラップというスタイルが生み出された同地域の由縁にある。『Americas Most Wanted』というアイス・キューブの傑作があるが、それはまだヒップホップがストリートの中にあり、バッド・ボーイという観念に絡め取られていたことを意味していた。

 

それから、およそ四十年近くが経過し、 同じくコンプトンから登場したヴィンス・ステープルズの前作アルバム『Ramona Park Broken Heart』は、(個人的には)そういったコンプトン=バッド・ボーイというイメージを払拭するものがあった。前作においてラッパーが込めたテーマであるホームという考えはなんとなく慈愛的で、そして傷つきやすさや脆さを隠していたNWAやアイス・キューブの時代と比べると、ミュージシャン/リリシストとしての表現性も大分変化したものだと思わずにはいられなかった。ヴィンス・ステープルズのラップは、むしろみずからの脆弱性を隠そうともせず、それらをシンプルに吐露するような印象を個人的には抱いたのである。

 

近年のラップは、オーバーグラウンドの大きな存在もあってか、それほど地域差というのが少なくなってきているように感じられる。そこで、以前のような南部のまったりとした巻き舌のニュアンスは訛りに聞こえるからか、わざと都会的なリリック捌きやフロウ、あるいはニュアンスを展開する音楽家も少なくないのかもしれない。ただ、それは同時に現代のロサンゼルスのラップが西海岸らしさを失ったことの証明にはならない。ヴィンス・ステープルズのラップは、少し巻き舌のまったりとしたニュアンスがあり、これはおそらく同地でメロウなソウルやチルウェイブ、あるいはローファイといった音楽が盛んであるからなのかもしれない。つまりそのニュアンスの中には、ラディカルなイメージとは対象的な落ち着きがある。確かなことは言えないが、ステープルズは、昨年、キラー・マイクがラップの悪漢的なイメージを払拭するために奮闘したように、この音楽の知的な側面や内省的な側面といった旧来のオールドスクールや、その後のギャングスタ・ラップとは対極にある表現性を探求するのである。

 

前作はぼんやりとした音楽のイメージがあったが、最新アルバム「Dark Times」はタイトルも意味深だし、音楽的に言っても、レゲエやチルウェイブ、ソウル、ディープハウスを中心とする多角的なディレクションが織り交ぜられた聴き応え十分のアルバムである。もっといえば、今年最初のアメリカのヒップホップの良作の一つに挙げられるかもしれない。いわば、前作で音楽の暗礁に乗り上げかけていた印象もあるステープルズは、この最新作において、癒やしや安らぎを重視した音楽にシフトチェンジを図ることで、次なるステップへと歩みを進めた。ステップという表現よりも、新しい境地を切り開いたというべきなのだろうか。現代の音楽のトレンドは、刺激性や即効性ではなく、癒やしや空白といったものに変化しつつある。聞き手にとどまらず、たぶん多くの音楽家はラディカルでエクストリームな表現に疲れてしまったのだろうか。

 

そして、ニューヨークやボストン周辺のアブストラクト・ヒップホップとは異なる前衛的な試みも取り入れられている。それは、アルバムの冒頭に収録されている「Close Your Eyes and Swing」での鳥の声のフィールド・レコーディングやモダンクラシックの音楽性を反映させたアーティスティックな表現、つまり旧来のラップのイメージを一新するということにある。しかし、先鋭的な音楽を選んだからといえ、オールドスクールを捨てたというのは極論となるかもしれない。ターンテーブルのスクラッチのチョップやブレイクビーツの技法を巧みに取り入れつつ、旧来のギャングスタやバッドボーイの表現をレゲエのリズムから解釈することによって、音楽そのものにマイルドさをもたらしている。言葉やリリックで表現によって差別的な表現やカルチャーの内奥に踏み入れるのではなくて、音楽やビート、アシッド・ハウスのような濃厚なグルーヴの流れやビートの渦のなかで、彼はシンプルにラップし、ストレートな表現を和らげながら、オーバーグラウンドのラップミュージックとは少し異なるオルタネイトな感覚をもたらしている。これは、言葉やリリックというものが先鋭的になりすぎた現代社会において、音楽性によって過激な印象を和らげるという手法が用いられているのかもしれない。そして「Black & Blue」、「Children's Song」に見いだせるような音楽性は、むしろヴィンス・ステープルズの音楽がサザンソウルのような旧来のR&Bの系譜にあるものなのではないかと思わせるものがある。これらのトラックはカニエ・ウエストほどにはサイケではなく、絶妙な均衡が保たれている。

 

最近のオルタナティヴ・ヒップホップは、そのほとんどが単一のジャンルで成立することは少ないように思える。そのだいたいがジャズ、レゲエ、ハウスといったブラックミュージックの異なる系譜の音楽をラップに取り入れ、ターンテーブルのような手法でボーカルの背景となるトラックやリズムを制作する。言ってみれば、それぞれの歌手の個性を引き出したようなラップを披露するのが一般的なのである。その中には感情性をむき出しにしたものや、一貫して感情の抑制を重視したものまで、その表現方法はラッパーの数だけ異なる。いわば、一つの模範的なアーティストが出てきたからといえ、模倣に終始することはほとんどなく、若干のニュアンスの変化により各々の個性を表現しようと試みる。その例に違わず、ヴィンス・ステープルズのラップは背景となるトラックがラディカルなものになろうとも、それとは対象的に落ち着いたリリックさばきを披露する。これはどちらかと言えば、アトランタのJIDにも近いように思えるが、ステープルズの場合、JIDほどにはまったりしておらず、そのリリックには強い核心のようなものが込められている。ただ、それは刺々しい表現や苛烈な風刺という形で昇華されるわけではなく、深読みを促すような暗示的なフレーズやリリックが暗に仄めかされる。これは解釈しだいでは、ラップが直接的な表現であった時代から、いよいよ現代詩のような暗喩やメタファーに近い、より手の込んだ文学表現に近づいてきたことの証立てともなりえる。

 

ヴィンス・ステープルズの音楽にはチルウェイブに加え、ローファイやサイケからの反映もあり、「Shame on The Devil」や、「Justin」、「Radio」にそれらのフィードバックを捉えることが出来る。「Liars」では、語りのスポークンワードのサンプリングを織り交ぜる現行のヒップホップのトレンドを踏襲している。こういったややマニア向けの音楽性も含まれる中、ステープルズのラップはオーバーグラウンドに近づく場合もある。「Etoufee」は、ドリルをポピュラーなボーカルトラックとして解釈し、ドレイクを思わせるクールなフロウを披露している。特に個人的に最もクールだと思ったのが、「Nothing Matters」である。UKのベースラインのビートを取り入れ、それをエレクトロニックの側面に解釈し、アメリカのヒップホップにインターナショナルな要素をもたらしている。近年の売れ線のラップは、グリッチでハイエンドのリズムを刻むことが多いが、アコースティック風のドラムの演奏を取り入れ、ハイハット、バス、タム、スネアが作り出すドラムンベースやベースラインを吸収したダンスチューンとして昇華される複合的なトラックメイクが、最近の米国のラップのトレンドとは一線を画しているように感じられる。これはどちらかと言えば、英国のSquarepusher、Loraine Jamesがダンスミュージック/エレクトロニックという領域で志向する電子音楽と生楽器の融合を、ラップというフィールドでやってのけている。少なくとも、ラップミュージックに新しい風を呼び込むような素晴らしいトラックだ。

 

さらにアルバムの後半には、よりダンサンブルな印象を持ったラップが収録されているのに注目したい。「Little Homies」はシンプルに言えばディープハウスとラップを融合させ、ビヨンセの次の時代のブラックミュージックのトレンドを探求している。これらはステープルズがクラブミュージックに軸足を置いていることを伺わせる。こういった新しい試みも見受けられる中、「Freeman」では、古典的なブラックミュージックを現代的なラップと結びつける。バスドラムのキックの鳴りが重厚でかっこよく、さらにステープルズは、UKのネオソウルの影響を反映させ、ボーカルディレイを積極的に導入し、Trickyのようなトリップホップの系譜にある音楽を暗示している。彼は、上手くトレンドを踏まえて、現在のロンドンのラッパーと同様、スポークンワードを織り交ぜ、シンセで擬似的なオーケストレーションを導入して、モダンクラシックの要素を付け加えようとしている。



もし、このアルバムが、ロンドンのヒップホップと連動していると仮定するならば、いよいよラップは多数のクロスオーバーを経て、その表現性の裾野をコンテンポラリークラシック/モダンクラシックにまで広げはじめたということになる。もちろん、クロスオーバーのヒントとしては、その他にも、ニュージャズ、オペラ、讃美歌、民族音楽というように、まだまだ一般的に知られていない要素はたくさんあるのだが...。

 



85/100




Best Track- 「Nothing Matters」

 

 

 

*Vince Staples(ヴィンス・ステープルズ)によるアルバム『Dark Times』はDef Jam/ UMGから発売中です。 ストリーミングはこちらから。

 

Aru-2


日本のビートメイカー/プロデューサーのAru-2が最新アルバム『Anida』を6月4日(水)にリリースすることが決定しました。Aru-2の持つ繊細で陶酔感のあるヴォーカル、全編を通してメロウなグルーヴを感じる豊かな作品が完成した。

 

今作『Anida』は、前作『Little Heaven』以降の4年間を凝縮した作者の音楽体験をアーカイブしている。Green Assassin Dollar、Kzyboost、SBK、Asei Muraguchi、STUTSという全国各地のアーティストとセッションして生まれた楽曲や、Daichi Yamamoto、Campanella、JJJ、MUTA、NF Zessho、写楽、ISSUGIという日本の実力派ラッパーが勢ぞろいした楽曲を多数収録しています。


本日、5月29日(水)にアルバムからDaichi Yamamoto(ダイチ・ヤマモト)をコラボレーターに迎えた先行シングル「Ase」の配信がスタートしました。Kzyboostがリードシンセで参加し、Daichi Yamamotoによる巧みなラップスキルと遊び心が詰まった楽曲となっている。


アートワークは写真家のSaeka Shimadaが担当している、さらにミックス&マスタリングはAru-2自身が手掛けている。今年、秋頃には同作品のアナログ盤のリリースも予定しています。


 



・Aru-2『Anida』-New Album





発売日:2024年6月5日(水)

レーベル:Dogear Records / AWDR/LR2

フォーマット:DIGITAL


Tracklist:

01.Cannabis Jazz ft. Green Assassin Dollar

02.Naked Shaker

03.Ase ft. Daichi Yamamoto

04.Kali Tropico ft. MUTA & JJJ

05.Stnd Off ft. SBK

06.Hyper Bound ft. Campanella

07.Hazy Lappa ft. Asei Muraguchi

08.CU

09.Anida ft. NF Zessho & 写楽

10.Summertime Again ft. STUTS & Kzyboost

11.Bye My Bad Mind Pt.2 ft. ISSUGI

12.Easy Step

13.Private Space


All Tracks Produced By Aru-2

Mixed By Aru-2(Tr.02-03&Tr.05-13), Green Assassin Dollar(Tr.01), JJJ(Tr.04)

Mastered By Aru-2

Photography By Saeka Shimada

Special Artwork by UC EAST



・Aru-2『Ase ft. Daichi Yamamoto』-Single



発売日:2024年5月29日(水)

レーベル:Dogear Records / AWDR/LR2

フォーマット:DIGITAL

Pre-save/ Pre-add(配信リンク):https://ssm.lnk.to/Ase

 

Vince Staples

 

LA/コンプトン出身のラッパー、Vince Staples(ヴィンス・ステイプルズ)が待望のニューアルバム『Dark Times』を発表した。2022年の『Ramona Park Broke My Heart』に続くこのアルバムは半ばサプライズのような形で今週金曜日、5月24日にリリースされる。この発表に伴い、ラッパーは新曲「Shame on the Devil」のビデオを公開した。以下よりチェックしてほしい。


前作ではラモナ・パークという土地を舞台にホームという考えをラップしたステイプルズだった。今回はどのようなアルバムとなるのだろうか。

 

リリース情報によると、「過去10年間、彼のカタログに存在した要素を洗練させた、筋肉質で啓示的な作品である」と説明されている。



ステイプルズは先週、キャリアの新章を予告し始めた。「数日、とりわけHiveのヴァースへの愛を目の当たりにし、感謝している」と彼はX(旧ツイッター)に投稿し、最近ネット上で注目を集めたEarly Sweatshirtの2013年リリースへの出演に言及した。そして、僕はまだそれに取り組んでいる」

 

「11年前、若く不確かだった自分に”Def Jam Recordingsとのチャンスが与えられた。その1年後、私は最初のプロジェクト『Shyne Coldchain Vol.2』をリリースした。私は音楽の世界に何を期待すればいいのかわからなかったが、自分が必要としていたもの、周囲の変化と自己の明確な理解に深く気づいた。それから10年、7つのプロジェクトを経て、私はその明確さを見つけた。そして、今、私の最後のDef Jamリリースとなる『Dark Times』を紹介しよう。5.24.24.」

 

最新の音楽プロジェクトの合間を縫って、ステイプルズは『The Vince Staples Show』で映画とテレビの世界に正式に足を踏み入れた。
 

「僕の場合、それはすべて同じこと。音楽とか映画とかテレビとか、特別なものとのつながりはない。ただ、人生の問題を解決し、前進していくだけだ。私は考えやアイデアを持っていて、それをやり遂げようとしている」とステイプルズは今年初めにローリングストーン誌に語った。「音楽を通して、あるいは映画やテレビを通して、その考えを理解することが重要だ」


「というのも、私はすでに必要なものを得ているからなんだ。自分がどこから来たのかを人々が理解できるように、あるいは自分が作ったものから人々が必要なものを得られるように、次回はどうすればいいかということに関してメモを取るだけさ」

 

 

「Shame On Devil」(Best New Tracks)

 

 

 

Vince Stales 『Dark Times』

 

Tracklist:


“Close Your Eyes and Swing”
“Black & Blue”
“Government Cheese”
“Children’s Song”
“Shame On the Devil”
“Étouffée”
“Liars”
“Justin”
“‘Radio’”
“Nothing Matters”
“Little Homies”
“Freeman”
“Why Won’t the Sun Come Out?

Weekly Music Feature



・Wu-Lu(ウー・ルー)



パンクラップシーンのリーダーとして登場したWu-Lu(ウー・ルー)は、再三再四述べている通り、サウスロンドンの文化の多彩性を象徴づけるミュージシャンである。彼は最初ロンドンのミュージックシーンに名乗りを上げた際にはケンドリック・ラマーのような髪型をしていて、実際の音楽性もあってか、''コンプトンの英雄の再来!?''と思ったほどである。およそ2年が経過した今ではステージでの立ち姿のかっこよさの印象も相まってか、ジャマイカのレゲエの神様、ボブ・マーリーのように見えることもある。


少なくとも彼は、アップデートし続ける革新的なサウンドを介して独自の視点を伝える天才性に恵まれている。多様な影響を受けながら、彼の音楽は過小評価されている人々、声を上げられぬ人々、壁を打ち破ろうと奮闘する人々のためのものである。長い不安と激動の時代に次世代を担う声として、彼はUK音楽シーンの最前線にいる理由を示しながら、爽やかにアンダーグラウンドで親しみやすい存在であり続けている。


およそ32歳にして、問題を抱えた子供たちのためのセンターで教育者として働いてきた純粋な人柄が魅力の英国人ミュージシャン、Wu-Luは、ブリクストンで育ち、双子の子供と一緒に過ごすことで、大切なことを学んだ。怒り、恐怖、対人恐怖症、自己肯定感の欠如、パラノイアなどあらゆる苦しみがこの世界には偏在することを……。


「South」(2021)
ウー・ルーは自主レーベルから断続的なリリースを行いながら、ステージではコレクティブのような体制を組み、ギターを弾きながらメンバーとラップをし、そしてニュアンスを超え、歌をうたうという未曾有のスタイルを確立させた。


スケートカルチャーから得たスリリングさとラップの楽しみは「South」によってひとまず集大成を見た。このシングルは、ロンドンのダンスミュージックの名門レーベルであるワープレコードからその才覚を見出される契機ともなった。続いて同レーベルからリリースされたデビューアルバム『Loggerhead』は、2022年の最大の話題作と言っても良く、同地のシーンに鮮やかな印象をもたらした。

 

ロンドンのMachine Operatedが撮影した、ささやかなベッドルームでポーズをとり、3つの自分のヴァージョンを展示しているアーティストの写真という、興味を惹くジャケットから発見されたこのアルバムは『Ginga EP』(2015年にウー・ルー自身のレーベルからリリース)の後継作であり、内的な苦悩を取り巻きながら聴く者を優しく包み込み、突き放すようなアルバムだった。『Loggerhead』では、ラリー・クラークの『KIDS』(1995年)のトラッシーな雰囲気やスケート・パークで感じる開放的な感覚など、奇妙なものを無条件に愛するというウー・ルーが、クリエイティヴな激しさが際立つが、芸術で成功するためには懸命に働き、一部を犠牲にしなければならないと人々が感じている高級住宅地と化した後のロンドンへの旅に私たちを誘った。「私は、人々の過去や日々の出来事を考慮しなければならないという考えを守ろうとしている」と、かつてマイルズ・ロマンス=ホップクラフトは音楽の趣旨についてNumeroに語った。


枠組みや常識、あるいは社会が要請する規範にとらわれず、主体性をもって考えること、そして自分を信じきること、自分の違いを確信することは、ウー・ルーが12曲入りの最初のアルバムを作り上げたときのテーゼとなっただけでなく、彼が自分の人生に適用し、周囲の若者たちに植え付けようとしている原則でもあった。「子供たちと仕事をしていると、とんでもないことを耳にすることがある。ラップをしながら、自分たちが何をやっているのかさえわからないとか、レーベルと契約するためにああいう風に歌おうとしているとか……。私はその度に彼らに説明するんだ、契約したところで何の意味もないよ、銀行で換金できる小切手に過ぎないのだから……」と。このアルバムで、英国の注目の実験音楽家ミカ・リーヴァイとコラボした彼は、音楽の仕事も他の仕事と同じだと確信したに止まらず、アートで成功を収めるための鍵は、「幼少期から多種多様な創造的プロセスを理解することである」と、自分自身にも将来の後継者にも主張している。これは子供の頃の原体験がのちに異なる形で花開くことを意味している。

 

ニューヨークのアルビン・エイリーでダンサーの訓練を受けた母親と、グラストンベリーで公演を見に来たジャズバンドのメンバーだった父親に囲まれたウー・ルーは、頭の中でループする夢想に囚われるべきでないと信じること、人と異なる自分の個性を心から愛すること、自分の目標が実現すると強く信じることを教えられたのだった。



Wu-Lu 『Learning To Swim On Empty」EP - Warp 


"Learning To Swim On Empty"

 

ヒップホップの新基軸に到達

 

サウスロンドンのWu−Luは、デビューアルバム『Loggerhead』を通じて、彼の頭をさまよう取り留めのない言葉を巧みに捉え、それらをリリック/フロウという形で外側に吐き出し、UKドリルやオルタナティヴロック、パンク、ヒップホップ、そして時には、ベースメントのクラブミュージックを融合させた多面体の音楽を築き上げた。

 

ひとつのアルバムの中に、ロンドンの無数の音楽が詰め込まれているような感じ、言い換えればそれはヒップホップや音楽そのものが持つ多面体としての性質を織り込んだような独特な表現形式は、彼の芸術的な天才性を表すとともに、複数の人格の側面を示唆し、破天荒な性質を捉えていたのかもしれない。また、彼のハイライト曲「South」が収録されていることもあってか、デビュー作の作風はミュージシャンのアグレッシヴな性質の側面を反映させたものだった。

 

しかし、続くミニアルバム『Learning To Swim On Empty』では一転して、エレクトロニック・ジャズ、ラップ、レゲエ/ダブ、コンテンポラリー・クラシックと、意外性に富んだ作風へとシフトチェンジした。


発売日を迎えた昨夜、BBC RadioでもオンエアされたEP『Learning To Swim On Empty 』はきわめてコンパクトな構成でありながら、フルアルバムのごときボリュームがある。UKミュージックの卓越した魅力を示すとともに、ポスト・パンクやジャズで飽和しかけたロンドンの音楽を次の世代へと進める役割を持つ。このアルバムでウー・ルーは飽和した音楽業界に革新をもたらそうとしている。

 


「Learning To Swim On Empty 」は、タイトルもシュールだが、実際の音楽はもっとシュール。スマイルの最新作『Wall Of Eyes』に近いタイトな構成を持つ全7曲は、それぞれ音楽の異なる魅力の側面を示唆しており、各々の曲は違うジャンルで構成されているが、そこには一貫性があり、中核となる箇所は普遍的な意義を持つ。たとえ、アウトプットの手段が流動的で分散的であるとしても、彼の音楽は破綻をきたす寸前のところで絶妙なバランスを保ちつづけている。


ミニアルバムの冒頭を飾る「#1 Young Swimmer」は、エレクトリック・ピアノ(ローズ・ピアノ)を用いて、メロウなR&Bのムードを呼び起こす。そしてその後、フランスのヒップホップグループ、Jazz Liberatorzを彷彿とさせるジャズ/ヒップホップのクロスオーバーが続く。この曲のスポークンワードで録音に参加した詩人として世界で活動するRohan Ayindeは、ミック・ジェンキンスのアブストラクトヒップホップの系譜にあるメロウな音楽性と文学性、そして曲そのものから醸し出されるテイストに物憂げな風味を添える。従来のトリップホップのようなメロウさは、Wu-Luの新しいスタイルを表していると言えようか。短いフレーズの反復的な響きの流れの中を漂うフロウのニュアンスには奥行きがあり、ロンドンのLoyle Carner(ロイル・カーナー)からのフィードバックもありそうだ。しかし、それらは、やはりこのアーティストの持つ個性によって縁取られ、表面の音楽性とその裏側にある音楽という二つの側面を生み出す。また、この曲はインタリュードのような形で収録され、音楽のムードを引き立てるのである。

 

音楽、芸術、あるいは文学にも敷衍できるかもしれないが、制作者の実際的な体験がアウトプットされるものに、表からは見えづらい形で反映されることがある。Wu-Luの場合は、サウスロンドンの日常的な暮らしに加え、問題を抱える子供のための施設で働いていた経験が彼の新しい代表曲に分かりやすいかたちに表れている。EPのリリースと合わせて公開された「#2 Daylight Song」は、レゲエとダブをエレクトロニックの観点から解釈したトラックメイクに合わせて、彼は世の中にはびこる苦悩をシンプルなリリックとして紡ぐ。Wu-Luこと、マイルスのボーカルは、フロウとボーカルを掛けあわせた未知の表現へと移行していく。曲の序盤では、物憂げな感覚がフィーチャーされるが、途中からはチェロの演奏が入り、上品な雰囲気を生み出す。ヒップホップとしては、ロンドンのエレクトロニックの影響もありそうだが、より端的にいうと、エミネムのフロウのスタイルを受け継ぎ、ニュアンスの多彩な変化を披露している。

 

 

「Daylight Song」





前曲でレゲエからのフィードバックを暗示させた後に続く「#3 Sinner」では、古典的なイギリスのダブへと回帰している。Mad Profeesor(マッド・プロフェッサー)、Linton Kwesi Johnson(リントン・クウェシ・ジョンソン)、Holger Czukay(ホルガー・シューカイ)といったダブの伝説的なオリジネーターの多重録音のトラックメイクを継承し、その上に繊細なアコースティックギターを重ね、新しいオルタナティヴの形を示している。表向きにはダブの古典的な響きとリズムが際立つが、一方、Nilufer Yanya(ニルファー・ヤーニャ)のように音楽のポピュラリティも重視される。アンニュイな感覚を持って始まるイントロが、サビの部分でレゲエを思わせる開放的なフレーズに変化する時、彼のソングライティングの特性である癒やしが生み出される。また、このEPで新たに導入されたストリングスも本曲のイメージを華やかにしている。

 

EPの中盤に収録されている「#4 Mount Ash」は、驚くべきスケールを持つ楽曲で、彼の新しいチャレンジが示唆されている。Nilufer Yanyaの「Like I Say」と合わせて、オルタナティヴのニュースタンダードが誕生したと言えるのではないか。グランジを思わせる暗鬱なアコースティックギターから、曲の中で、ジャンルそのものが変化していくような奇妙な感覚に縁取られている。それは舞台俳優のようなイメージを活かして登場した、Benjamin Clementine(ベンジャミン・クレメンタイン)のような劇伴音楽の形式、つまり、舞台芸術やバレエ音楽のような役割を通じて、音楽におけるストーリーテリングの要素を巧みに引き出す。そして、そのドラマ性やダイナミックな感覚を引き立てるのが、ピアノ、ストリングベス・ギボンズの音楽性に見受けられるようなクラシックのオペラを意識した、アーティスティックな雰囲気のボーカルである。ストリングの微細なパッセージーースタッカートーーを通じて、曲はにわかに緊張感のある展開へ続き、リバーブの効果を巧みに用いながら、音像が持つ奥行きを徐々に拡大していく。 


 

 「Mount Ash」

 

 

 

しかしながら、それらの大掛かりな音楽のイメージが途絶え、それと入れ替わるようにし、静かなピアノの演奏が出現する。さながら演劇の舞台の演出が最も盛り上がりを見せたところで、とつぜん、上部のライトが暗転し、ピアノを奏でるWu-Luが舞台中央に出現するようなイメージだ。彼はそれらをヒップホップのかたちにつなげる。かと思えば、その後すぐ、緊張感のあるボーカルが再登場し、”オーケストラとヒップホップの融合”という未曾有の音楽形式を作り上げていく。


続いて、ひとつひとつの音符の出力に細心の注意を払いながら、最もアヴァンギャルドな領域へと曲を移行させていく。多少、誇張的な表現となるかもしれないが、音楽そのものが物理的な空間を飛び出して、それとは異なる霊的な領域へ近づく瞬間である。そして見事に、彼は今や数えきれないほど枝分かれした無数の音楽にワンネスをもたらすのである。それは最終的に、ロックやヒップホップを超越し、オペラ風のトリップポップという形でひとまず終わりを迎える。

 

一瞬、EPの音楽は、現代音楽やクラシカルな世界へと聞き手を誘うが、それらのモーメントはつかの間。彼は、再び”WU-LU”というアーティストを生み出すきっかけとなったサウスロンドンのストリートカルチャーの中へと舞い戻る。 これは大型のコンサートホールで緊張感のあるひとときを過ごしたあと、街にふらりと飛び出し、スケートパークに足を踏み入れるときの安らぎを感じさせる。そして彼は、最近のロンドンやその近郊のラップで主流派とも言えるグリッチを用いたUKドリルではなく、古典的なブレイクビーツを用いたヒップホップへと回帰し、自らのスペシャリティを示そうとしている。しかし、確かに、De La Soul(デ・ラ・ソウル)の時代から引き継がれるLPの音飛びのような効果を用いたチョップの技法を多少意識していると仮定したとしても、モダンな印象が前面に押し出されている。それは制作者が”ラップの中のヒップホップ”という考えではなく、”ポピュラーソングの中のヒップホップ”という考えを重視しているからなのかもしれない。少なくとも、この曲はアブストラクトな印象を持つ前曲が少し理解しづらかったというリスナーにとって、かなり親しみやすいものとなるのではないだろうか。

 

アルバムの前半部はエレクトロニックを絡めたR&B,レゲエ、ダブ。そして第二部はヒップホップとオーケストラの融合、そしてストリートカルチャーを反映させたヒップホップという形で続いたあと、EPの第三部は、Ezra Collective(エズラ・コレクティヴ)のアフロジャズやモダンジャズを反映させた驚くべき結末を迎える。

 

第三部の序章となる「#6 Last Night With You」はアーティストにしては珍しく日常的なアバンチュールを想起させるもので、それはホーンセクションとシャッフルのリズムを用いたドラミングという形で、デビューアルバムの頃のアグレッシヴな音楽性を呼び覚ます。そしてジャズとラップの融合というエズラの手法を踏まえ、よりそれらをリズミカルに解釈している。エレクトロニックとジャズ、その上にソウルとレゲエの要素を散りばめ、軽快なナンバーを書いている。


これは多少シリアスに傾きがちなアルバムに親しみやすさをもたらしている。前衛的な性質と古典的な性質を兼ね備えたウー・ルーは、第三部の最後、つまり、EPのクローズ曲で、ジャズのシャッフルのリズムとサンプリングのスポークンワードという要素を通じて、最初のJazz Liberatorzのテープ音楽のような形に回帰する。少なくとも、プロデューサーの繰り出すラフでくつろいだジャズセッションは、ミュージックコンクレートの手法を用いながら、しだいに次なるステップーニュージャズーへ進む。トランペットのレガート、トリルを巧みに用いたサンプリング、イントロから続く語りのサンプリングは、徐々に物語性を増していき、その音楽の核心ーー地殻のコアのような最深部へとしだいに近づいていく。EPの最後でそれらの音像がサイケデリックな印象に彩られる時、未知の世界に繋がる音楽の扉が少しずつ開かれるかのようだ。


 

100/100

 
 
 
「Crow's Nest」

 


ドレイクとケンドリック・ラマーが先日、誰がビック3なのかという不毛な闘争を繰り広げたばかり。すでにラップを通じての場外乱闘に近い様相を呈してきている気がするが、今回、この確執に、カニエ・ウェストとして知られていた”Ye”が飛び込むのは時間の問題だったのである。


Yeezyは、週末、フューチャーとメトロ・ブーミンのNo.1ヒット「Like That」のリミックスを非公式にリリースし、ドレイクに狙いを定めた。ウェストはアフィリエイトのジャスティン・ラボイのポッドキャスト「The Download」に出演している。そのクリップが今月22日(月)に公開された。その中で、ヘイトスピーチで批判にさらされているシカゴのモーグルは、ドレイクがラップに照準を合わせている中、スタジオに立つことに「活気」を感じた理由を説明した。


「フューチャーから電話がかかってきて、スタジオに行ってレコーディングした。コードを追加するクリエイティブなプロセスを経て、ロンドンにいるフーリガンズを呼んでジョイントした」とウェスト。「ドレイクがいなくなったことで、みんなとてもとても元気になっていたよ」


Yeはユニバーサル・ミュージック・グループのCEOであるLucian Grainge(ルシアン・グレンジ)と、ドレイクが2022年に画期的な "レブロン・サイズ "の契約でUMGと再契約した際の巨額契約の話を持ち出した。「ルシアンはどこにいるんだ?ご主人様に仕えるんだ、N-A/ご主人様のために小袋を獲ったんだろ?/一生ものの契約、N-Aはかわいそうだぜ/お前たちは、視界から消えたし、心からも消えた/ドレイクのセリフも思いつかない」とラップしている。


LaBoyのインタビューでは、カニエ・ウェストはルシアン・グレンジをドレイクの "Rich Baby Daddy "と呼んでいる。直訳すると、お金持ちのお付きという、ちょっと揶揄的な意味がある。


「"リッチ・ベイビー・ダディ "って言うのは、ドレイクにルシアンやユニバーサルっていうリッチ・ベイビー・ダディがいるみたいなものさ。"パパが手に入れた。パパがスピンをコントロールしてる。パパがDSPを手に入れた。ドレイクにはルシアンという金持ちのベイビー・ダディがいるわけさ」


ドレイクと "Carnival "ラッパーは長年に渡って確執を続けている。2021年のフリー・ラリー・フーヴァー・ベネフィット・コンサートでの一時的な和解さえも水泡に帰したようだ。「Like That」は、ビルボード・ホット100で3週連続首位を獲得しており、ラップ曲としてはドレイクの「Nice For What」以来のヒット・ソング。カニエの「Like That」のリミックスはストリーミング・サービスにはないが、Yeezyのウェブサイトで購入することができる。


 

Kanye West, Future, Metro Boomin- 「Like That(Remix)」

 


Label: YSM Sound.

Release: 2024/03/29


Listen/Stream


Review:


イギリス/レスターから登場したローカルラップのヒーロー、Sainteのアルバム『Still Local』は今年最初のヒップホップの注目作である。

 

レスターの地域性、そこから生まれたローカルな人間的な仲睦まじいつながり、フレンドシップは、サンテの場合、彼のグループがこよなく愛する、カスタマイズされたスポーツカーのようにスタイリッシュかつクールなヒップホップとしてアウトプットされる。2000年代以降、メインカルチャーに押し上げられたヒップホップは、かつての地域性を失いつつあり、また、人間的なつながりも以前に比べると、遠くになっているような感じもある。そして、グローバルな音楽やアートとして一般的にみなされるようになったヒップホップ。しかし、それらが稀に、宣伝やプロパガンダのようになっていることを気が付くことはないだろうか。確かに以前とは異なり、アメリカの場合は、ニューヨーク出身のラッパーと、そうでない地域のラッパーとの間にあるライバル関係から開放されつつあるようで、これは良い側面かもしれない。しかし、それはある意味では、ヒップホップが一般化され、無個性なものとなりつつあり、その土地や、アーティストの持つ個性やユニークさが削ぎ落とされつつある要因ともなっているようだ。これは、N.W.A、ICE CUBEの時代のラッパーと比べると、かなり顕著であるかもしれない。ヒップホップのワールドワイド化は、ローカル性の消失という弊害も生じさせつつあるのだ。


そんな中、ヒップホップそのものが持つ地域性やローカル性、そして、その土地のコミュニティーを重視しようとしているのが、サンテというラッパーなのである。彼のラップは地方都市から生み出されたがゆえに、ロンドンのような主要都市に対するライバル心や反骨精神のようなものも見え隠れするが、少なくとも、それは単なる嫉妬とは言いがたいものである。サンテの音楽は、レスターの夜の若いグループから生み出される無尽蔵のエナジーを持ち合わせている。しかし、それは一般的なラッパーとは少し異なり、内側から静かに表出されるエナジーなのである。サンテのラップは、UKラップの英雄で、アディダスとのコラボレーションで知られるストームジー(Stormzy)のような、いわばスタイリッシュで洗練された印象を兼ね備えるUKラップの系譜に位置するように感じられる。しかし、メインストリームの存在に対し、サンテの音楽が主張性が乏しいのかと言えば、そうではない。彼は、主要な都市圏の文化に対し、何か言うべきことをいくつか持っているのである。確かに、ロンドンやマンチェスターといった主要都市の音楽に目を向けながらも、そのなかでレスター特有のカルチャーや音楽性を汲み取ろうとしている。その都市にしか存在しえないもの、それはつまり、「土地の空気感」とも称すべきものであるが、今作には、確かに真夜中のレスターの奇妙な落ち着きや静寂がこだましている。それにフットボールチームの試合の勝利の後に訪れる例の充実感のようなものもある。

 

これまでサンテは少なくとも、実際的な地域のフレンドシップを何よりも重視してきたという印象を受けるし、他方ではソーシャルメディア等での繋がりも大切にしてきた。つまり、彼は表向きの功名心や名誉よりも、そういった人間的な関係性に重点を置いてきた。そして彼のアートの感覚には、コラボレーターや彼を支えるグループと足並みを揃えながら、DIYの姿勢でクールな音楽を作り上げようという意図も見いだせる。このアルバムには、ロンドンの国立劇場やバービカン・センターで上演される有名ミュージカルのような大掛かりな仕掛けはない。しかし、彼の音楽やアートは、手作りのような感覚で緻密に構築されていく。これが感動的とはいわないまでも、サンテのフロウが心に響く理由なのである。それは見え透いた偽物の感覚ではなく、ハートフルな感情がアルバム全体に貫流している。そして、ミュージカルを比較対象に置くのは、何も一時の気まぐれによるものではない。オープナー「Too Much」は、ベンジャミン・クレメンタイン(Benjamin Clementine)のような劇伴的なサウンドで始まり、アルバムのインタリュード代わりとなっている。華やかなピアノのイントロに続いて繰り出されるサンテのスポークンワードは、舞台袖から中央に演劇の主人公が登場するようなユニークな印象をもたらす。


年明けにリリースされたアルバムの先行シングル「Tea Over Henny」は、BNTとしてご紹介している。ミュージックビデオも素晴らしかった。スポーツカーの周りに、サンテとそのグループがスポーツカーでドリフトをかけながら、火花を散らす。少なくとも、UKドリルの属するヒップホップは、単なる宣伝材料になるのではなく、リアルな音楽として昇華されている。彼のリリックには精細感があり、内的な落ち着きがある。ヒップホップをモンスターのように捉えるのではなく、身近な表現手段、あるいはリベラルアーツの一貫としてサンテは体現しようと試みる。それをかつてのヴァンダリズムのような手段で、シンプルに、そして誰よりもダイナミックに表現する。この曲のサンテのリリック/フロウには、ニュアンスがあり、節回しも絶妙だ。 

 

 

「Tea Over Henny」


 

メインストリームを踏襲し、それをきわめてシンプルで安らいだ感じを持つリリックに落とし込む力がある。「Route 64」は、同じくロンドンのドリルに属する音楽性が魅力だが、その中に夜のドライブに見出される奇妙な安らぎが表現されている。人が寝静まった夜中、都市の郊外を駆け回るときのあの爽快な感じつながる。そして、もうひとつ、音楽そのものがプリ音楽の効果を持つ。つまり、車のBGMとしての最良の効果を見込んで制作されたような感じがある。

 

アルバムの序盤は明らかにUKドリルの音楽性に重点が置かれているが、続く「Stop Crying」ではどちらかと言えば、アトランタのJIDのようなラップが展開される。都会的なラップではなく米国南部の巻き舌のリリックのようなニュアンスを踏まえ、それをチルウェイブのような音楽として濾過している。そして、JIDの場合は比較的古典的なソウルに踏み込む場合があるが、サンテの場合はUKソウル(ネオソウル)に近いニュアンスが含まれている。これらは最終的に、JIDのようなニュアンスをどこかに残しつつ、洗練されたラップとしてブラッシュアップされる。サンテが必ずしもUKラップだけを意識しているわけではないことが、なんとなく理解出来る。

 

「Currency」でも同じくアトランタサウンドとも言えるトラップの影響下にあるトラックが続く。EDMやグリッチをベースにした心地よいビートを背後にリラックス感のあるリリックを乗せる。そしてユニークなのは、コラボレーターのDraft Dayの助力を得て、トラップの要素にソフト・ロックやAORのようなアダルト・コンテンポラリーの要素を付け加えていることである。トラックの全般的な印象としては紛れもなくトラップの範疇にあるが、そこに新しい何かを付け加えようとしている。Draft Dayとのフロウの掛け合いに関しては一体感が生み出されている。

 

その後はまるで車のラリーやドライブのあとに、クラブフロアに立ち寄るかのようである。同じくEDMを間奏曲として解釈した「Changing Me Interlude」、「Fancy」はアルバムの中盤になだらかな起伏を作る。チルウェイブ/EDMの寛いだトラックはクラブフロア的な心地良さがある。アルバムの序盤のトラックと同様に上記もまたラッパーの日常的な生活が反映されているように感じられる。またそれは自分だけではなく、レスターの若者の日常の代弁する声でもある。この曲の後、再びトラップを基調としたグリッチのヒップホップに舞い戻り、都会的な感覚を表す。この曲もまたストームジーのようなトラックとして楽しめること請け合いである。

 

「Y2K」にはオールドスクールのヒップホップの影響が反映されている。まったりとした寛いだサウンドは、JIDのサイドトラックのニュアンスにも近いが、古典的な音楽の中にアブストラクトヒップホップの影響も曲の後半で垣間見ることが出来る。しかし、サンテの場合は、ニューヨークのラッパーほどには先鋭的にならず、曲のメロウなムードを最重視し、リリックやフロウのクールさにポイントが絞られている。サンテのフロウは、稀にアッパーな表情を見せることもあるが、全体的には、ミドルの感覚やダウナーな感覚をリリックに絶妙に織り交ぜている。

 

当初は地方都市の音楽にも思えたサンテのサウンドは、アルバムの中盤でより都会的で洗練された空気感を漂わせる。これらの肩で風を切るかのような感覚は、その後の収録曲でも受け継がれている。そしてアルバムの中では、歌詞の中で言及されているかは分からないが、アーティスト自身とグループ、そしてレスターの若者たちの日常的な生活が描かれているように思える。それは自分が主役になったかと思えば、彼らが主役にもなりえる。「They'll See」は他者を主役に置き、彼らが何を見たのかを第三者的な視点を通じて見定めようとする。そしてカーライフにまつわるグループとのやりとり、さらに、ドリフトを華麗に決めたときの言いしれない恍惚と快感、また、それに付随する、ちょっと虚脱するような空白の時間を的確にグリッチサウンドを元にしたヒップホップで表現していく。丹念で作り込まれたカスタムカーのようなサウンドにはこのジャンルにそれほど詳しくないリスナーの心を惹きつける力があるように思える。

 

サンテのラップはそれほどUKのメインストリームの音楽とはかけ離れていない。そしてかつてのブリストルサウンドのように、なぜか夜のシーンが音楽そのものから浮かんでくることがある。そして、その後の収録曲では得難いほどに深淵な音楽へと迫る瞬間がある。「Love Is Deep」は、かなりピクチャレスクな瞬間が立ち表れ、サンテのなめらかで流麗なリリック、フロウ捌きの連続......、それはやがて都会的なビル、その合間に走るレスターの曲がりくねった国道、夜の闇にまみれた通りを疾走していくスポーツカーのイメージに変化していく。サンテが表現しようとするもの、それは人間的な情愛に限らず、フレンドシップにまつわる友情に近いものもありそうだ。そして、それを彼はナイーブでディープなラップによって表現している。泣かせるものはないように思える。ところが、そこには奇妙なペーソスがある。リズム的にもドラムンベースの影響を付加し、ローエンドが強く出るエレクトロサウンドを生み出す。メインストリームのラップとは一線を画しており、このあたりに"ローカルラップ"の醍醐味がありそうだ。


サンテのラップは一貫してローカルラップというテーマの元に構築されている。しかし、ロンドンの音楽への親近感が示される瞬間もある。Lil Silvaをフィーチャーした「Safe」はジョーダン・ラケイのようなレゲエ/レゲトンとEDMの中間のあるサウンドを追求している。これらはサンテの音楽が単なるマニア性だけに支えられたものではないことを示している。もちろん、メインストリームに引き上げられる可能性をどこかに秘めていることの証ともなるだろう。続く「Milwaukee」ではUKのドリルを離れ、どちらかと言えばシカゴドリルに近いニュアンスを探る。車を揺らすような分厚いベースライン、そして、広い可動域を持つリズムの上げ下げをシンセのフレーズを通じて装飾的なサウンドを組み上げている。派手さと深さを兼ね備えたドリル、そして、その中に展開される痛快なフロウは、今作の中で最も鮮烈な瞬間を呼び起こす。

 

表向きには大きな仕掛けがないように思える。しかし、聴き応えがある理由は、トラックの入魂の作り込みがあり、アーティスト自身が表現したいものを内側に秘めていることだ。これらの二つの要素は、リスニングに強いインパクトを及ぼし、そして実際、洗練されたラップとしてアウトプットされている。アルバムの最後でも、ドラマティックなトラックが収録されていて聴き逃がせない。クローズ「G's Reign」は、流行りのアルバムの全体的な構造として連関した役割をもたせようという流れに準じている。オープニングと対になっているが、アルバムの最初と最後では、まったく音楽の印象が異なるのが面白い。このクローズは、ダークでありながらクールな印象を最後の余韻として残す。 2024年度の最初のUKラップの収穫と言えるだろう。

 

 


85/100
 
 

 Best Track−「G's Reign」

 

UKで最も人気のあるエレクトリックプロデューサー、Fred Again...(フレッド・アゲイン...)が最新シングル「stayinit」を発表した。

 

今回、フレッド・アゲインは、アトランタのラッパー、Lil Yachty(リル・ヨッティー)と昨年デビュー作を発表したスコットランドのエレクトロニックデュオ、Overmono(オーバーモノ)とタッグを組む。

 

ミュージックビデオは、Lil Yachty(リル・ヨッティー)が初めてサウンドシステムからこの曲を聴いた瞬間をリアルに捉えている。「彼が、この曲を聴く前は、携帯電話を通してしか聴いていなかったかもしれないね(笑) 」とプロデューサーはジョーク交じりに説明文に書いている。「そして、この曲は、明らかにこのようなアナログな空間と音のために作られたものなんだ」


ニューシングル「stayinit」は、12月にカルフォルニアのラッパー、Baby Keem(ベイビー・キーム)がアシストした「leavemealone」、ジョジーとの「ten」、オボンジャヤールをフィーチャーした「adore u」に続く、Fred Again...のコラボレーション・シリーズの最新作。


「stayinit」




アーマンド・ハマーがベンジャミン・ブッカーと組んだ「Doves」は、ラップ・デュオの最新アルバム『We Buy Diabetic Test Strips』のボーナス・トラックとしてリリースされた。ケニー・シーガルのプロデュースによる没入感は、まさにトリップそのものであり、ソングライターのベンジャミン・ブッカーによるゲスト・ヴォーカルは異なるエネルギー感覚を注入する。


今回のアブストラクトヒップホップのトラックはブッカーとケニー・シーガルの共同プロデュースで、丹澤遼介監督のショート・フィルムが付属している。9分間のトラックを以下でチェック。


ショートフィルムの映像監督を努めた丹澤はこのミュージックビデオについて次のように語っている。


「ネイビー・ブルーとして知られるセイジ・エルシーザーが昨年、woodsを紹介してくれて、アーマンド・ハマー(「Tabula Rasa」と「Stone Fruit」は私にとって大切な曲)のビデオを作るのをとても楽しみにしていました」


「私は最初、この曲のスケールの大きさに少し怖気づいてしまい、このプロジェクトに私が監督としてふさわしいかどうか考える時間をくれるようにウッズに頼みました。自分のモノクロ写真のアーカイブを調べ、トラックの歌の部分に重ねてテストし始めたとき、よし、これはいけるぞと感じた」


「それでウッズに電話し、やってみようと伝えた。彼とElucidをどこでどのように撮影するかについては、同じ考えを持っていたことがわかった。結局、僕とプロデューサーのショーンは、スーパー8からiphoneまで様々なカメラを持っていき、1月の雪の降る週に3日間かけてニューヨークで撮影で行いました」



「Doves」

 

 

先日、新作アルバム『Daydream Marker』のリリースを発表した神戸のラップデュオ、Neibiss。

 

本日、彼らはCampanellaをフィーチャーした先行曲「4 Season」を配信リリースした。さらに、アルバムの発売を記念し、東京/大阪でリリースパーティーの開催が決定。先行予約も受付中。先行シングル「4 Season」の情報と合わせて、下記よりイベント情報をチェックしてみよう。



・Neibiss「4 season feat. Campanella」-New Single


2024.01.31 Release | NSP010

Released by SPACE SHOWER MUSIC

 

 

配信リンク:

https://neibiss.lnk.to/DaydreamMarker

 

 

 

Events:



アルバム・リリース・パーティーが東京・大阪で決定。東京は、4月23日にWWW+WWWβにて豪華ゲストを迎えたパーティーとなり、大阪は、5月06日にCONPASSにてNeibiss初のワンマン公演となる。現在チケット発売中。(東京公演は、先着早割で販売中!!)

 



/// Tokyo ///

Neibiss 'Daydream Marker' & hyunis1000 'KUPTYTH' W Release Party

 


 
2024.04.23 (Tue)


Open/Start 18:00


WWW & WWWβ, Shibuya, Tokyo


Neibiss, hyunis1000 and Special Guests

 

 

チケット予約はこちら:

https://t.livepocket.jp/e/neibiss_hyunis1000 

 


[ 早割 / Early Bird ] 3,000 Yen [+1D] *枚数限定(販売期間 2.13 (Tue) 23:59まで/規定枚数に達し次第終了)


[ 前売 / ADV. ] 3,500 Yen [+1D]

 

イベント詳細:


https://www-shibuya.jp/schedule/017478.php

 



/// Osaka ///

Neibies 1st One Man Show

 


2024.05.06 (Mon)

Open 17:00 / Start 17:30

CONPASS, Shinsaibashi, Osaka


ADV. 3,800 Yen [+1D]


チケット予約はこちら:

https://eplus.jp/neibiss   *最速オフィシャル先行(先着)

 




Neibiss「Daydream Marker」



2024.02.14 Release | NSP011
Released by SPACE SHOWER MUSIC

 

Pre-add/Pre-save

https://neibiss.lnk.to/DaydreamMarker



2022年10月にリリースしたEP「Space Cowboy」、2023年5月にリリースしたどんぐりずとの「DOMBIESS」で更に注目を集める二人組Neibiss。


2023年7月SG「SURF'S UP」からスタートし、8月「BOSSA TIME」、12月「FLASH」にリリースした3曲を含む12曲収録のアルバムが完成。


全トラックを手掛けたのは、Neibissのratiff。ミックス・マスタリングは、得能直也。アートワークは、wackwack。ゲストで、Campanellaが参加している。


Neibissでの活動での充実に加え、ratiff、hyunis1000それぞれのソロの活動にも注目が高まっている最中のアルバム・リリースとなり、更なる盛り上がりが期待される。

 


Tracklist(収録曲):


1. Daydream Marker
2. FAMILY RESTAURANT
3. Take It Easy
4. SURF'S UP
5. BUBBLE FACTORY
6. FLASH
7. Soulful World
8. BOSSA TIME (interlude)
9. BOSSA TIME
10. dig up dig down
11. 4 season feat. Campanella
12. Looking 4u

 

 



・hyunis1000「KUPTYTH」

 
Released by EPOCH

 

リリースの詳細:

 https://hyunis1000.base.shop/items/8131178



Tracklist(収録曲):

1. やり直し #妖怪人間 (prod by hyunis1000)
2. 曲がりくねった道 (prod by hyunis1000 )
3. KOBE YOUNG ZOMBIE (RAMZA Remix)
4. TOYOTA COROLLA (prod by RAMZA)
5. EarthGear (prod by E.O.U)
6. 森林に行こう(prod by E.O.U)
7. Big No Bang2023 (prod by E.O.U)
8. TANSAN (prod by caroline)
9. コース外
10. Kubozuka feat.anddy toy store (prod by caroline)
11. going up (prod by DJ HIGHSCHOOL)
12. Be all right
13. in earth (poivre Remix)
14. ONE (prod by D.M.C)




Neibiss:

 

ビートメイカー/DJ/ラッパーのratiff(ラティフ)とラッパーのhyunis1000(ヒョンイズセン)の二人組。共に2000年生まれ、兵庫県神戸市出身。Nerd Space Program。2018年に結成、2020年01月「Heaven」でデビューを果たした。


2022年10月にtofubeats、パソコン音楽クラブ、E.O.Uが参加したEP「Space Cowboy」をリリース。11月には、Campanellaとパソコン音楽クラブを迎え、WWWにてリリース・パーティー「Neibiss Space Cowboy Release Party」を開催した。


2023年5月17日に”どんぐりず”と「DOMBIESS」をリリース。二組が出演するMVも公開され、話題となっている。また、自らの所属するクルー”Nerd Space Program”での活動やソロとしてのリリースも活発に行い、あらゆるカルチャーを巻き込み注目を集める。2024年2月14日アルバム「Daydream Marker」をリリースした。



hyunis1000:

 

2000年生まれ、神戸を中心に活動するラッパー。トラックメイカー/DJ/ラッパー・Ratiffとのユニット・Neibiss、同世代のコレクティブ・Nerd Space Program、どんぐりずとのユニット・DOMBIESSのメンバーとしても活動中。

 

SPACE SHOWER TV『BLACK FILE』でのインタビュー動画の公開やRed Bullが企画するマイクリレー『RASEN』への抜擢され、ロンドンを拠点とするパーティー『Keep Hush』の日本公演に出演するなど躍進を続ける。

 

2022年1月にファーストアルバム『NERD SPACE PROGRAM』、2023年1月にビートメイカー/DJ・carolineとの共作『SNOWDOME』を発表。その持ち前のラップスキルの高さから、全国各地のヘッズや音楽評論家の間で話題となり、一躍注目を集める。2023年11月には神戸のセレクトショップ・EPOCHからセカンドアルバム『KUPTYTH』を発表。全国5都市でのリリースツアーを予定しており、今最も注目すべき若手ラッパーの1人であることは間違いない。



Campanella:


Rapper (MdM)


1987年愛知県生まれ。 音楽と言葉を変幻自在に操るRapper。
 

2011年、RCSLUM RECORDINGSのV.A.『the method』 に参加。その後、C.O.S.A.とのユニットであるコサパネルラ名義の作品、 フリーミックステープ、CAMPANELLA&TOSHI MAMUSHI名義の作品などを立て続けにリリース。


2014年、ファースト・アルバム『vivid』をリリースし脚光を浴びる。2016年、セカンド・アルバム『PEASTA』をリリース。


2017年、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)とのコラボレーション楽曲『PELNOD』、2019年に坂本龍一の楽曲”ZURE”をサンプリングした楽曲『Douglas fir』をシングルカット。2020年、サード・アルバム 『AMULUE』をリリース。


2021年、KID FRESINOを客演に迎えた『Puedo』、2022年には鎮座DOPENESSを客演に迎えた『RAGA』をシングルカット。2023年12月、最新EP『Mi Yama』をリリースし高評価を得た。


今年、チャンス・ザ・ラッパーが復帰を果たし、2ndアルバム『Star Line Gallery』をドロップする可能性が高い。彼はクリスマスの頃にインスタグラム・ライブで新作アルバムについて明かし、このアルバムを「作曲と芸術的ヴィジョンの面で最も誇れるプロジェクト」のひとつと呼んでいる。


チャンスはツイッターで、新曲 「I Will Be Your (Black Star Line Freestyle) 」を「いくつかの小節と、タイムライン用のソウル・サンプルだけ」と説明している。ソウルのサンプルの素材はわからないが、チャンスに2分42秒間ラップする機会を与えた。彼は曲の冒頭で "Death Cab For Cutie "を "Let's grab a smoothie "と韻を踏む。リリックにはハリー・ポッターへの言及もあるという。


 

 

2022年10月にリリースしたEP「Space Cowboy」、翌年5月にリリースしたどんぐりずとの「DOBINESS」で注目を集めるatiffとhyunis1000によるデュオ、Neibiss。神戸が生んだラップ界のニューライザーだ。


デュオは2023年7月のシングル「SURF'S UP」をリリース、8月に、「BOSSA TIME」、12月に、「FLASH」をリリースした。Neibissは、これら3曲を含む12曲収録のアルバムの完成を発表した。全トラックを手掛けたのは、Neibissのratiff。ミックスとマスタリングは、特能直也が担当した。アートワークはwackwack。さらに、Campanellaもゲストで参加している。


アルバムは、「Daydream Maker」と銘打たれたドリーミーなイントロで始まる。2曲目の「FAMILY RESTAURANT」はオープニングにふさわしいアッパーなラップで、ファミレスをテーマにしている。

 

3曲目の「Take It Easy」は、スロウテンポなレゲエ・トラックであり、歌詞は日常をラップしている。4曲目の「SURF'S UP」は、アルバムのリードシングルで、 2023年夏に発表された。MVも制作されており、「いい波が来てる」という予感を感じさせるサイケなサマーチューンだ。


5曲目「BUBBLE FACTORY」は、遊び心満載のフリースタイルで制作された楽曲だ。6曲目の「FLASH」は夜にぴったりなジャングル・トラップ。8曲目は次の9曲目の導入となるインタリュード。「BOSSA TIME」を再構築し、90年代のオールドスクールのブレイクビーツに変化させている。 

 

「BOSSA TIME」は軽快なボサノヴァギターとブラジル音楽を雰囲気を感じさせるユニークなブレイクビーツに、日常を綴ったラップが融合した楽園のようなチューン。10曲目「dig up dig down」はレトロゲームを思わせるトラックに「DIG」をテーマに縁取ったラップソング。11曲目「4 Season」にはCampanellaをフィーチャー、四季をテーマにしている。最後を飾るのは「lookinf 4u」。Neibissの初のラブソングで、アルバムの中でも幅広い層に聴いてほしい。

 

Neibissの活動における充実感は言わずもがな、各々のソロ活動にも注目が高まっている中、リリースされるアルバムだ。リリース後、全国でリリースパーティーも開催予定である。2024年、さらなる盛り上がりが予想される。全国のラップファンは、2月14日のアルバムの到着を期待せよ。



Neibiss  『Daydream Maker』ーNew Album



Neibiss「Daydream Marker」
2024.02.14 Release | NSP011
Released by SPACE SHOWER MUSIC

 

Pre-add/Pre-save:


https://neibiss.lnk.to/DaydreamMarker 

 

Tracklist:



1. Daydream Marker
2. FAMILY RESTAURANT
3. Take It Easy
4. SURF'S UP
5. BUBBLE FACTORY
6. FLASH
7. Soulful World
8. BOSSA TIME (interlude)
9. BOSSA TIME
10. dig up dig down
11. 4 season feat. Campanella
12. Looking 4u



Neibiss「4 season feat. Campanella」-Single

 
2024.01.31 Release | NSP010
Released by SPACE SHOWER MUSIC

 

Pre-add/Pre-save:


https://neibiss.lnk.to/DaydreamMarker

 

 

Neibiss:

ビートメイカー/DJ/ラッパーのratiff(ラティフ)とラッパーのhyunis1000(ヒョンイズセン)の二人組。共に2000年生まれ、兵庫県神戸市出身。Nerd Space Program。
2018年に結成、2020年01月「Heaven」でデビュー。


2022年10月にtofubeats、パソコン音楽クラブ、E.O.Uが参加したEP「Space Cowboy」をリリース。11月には、Campanellaとパソコン音楽クラブを迎え、WWWにてリリース・パーティー「Neibiss Space Cowboy Release Party」を行った。


2023年5月17日にどんぐりずと「DOMBIESS」をリリース。二組が出演するMVも公開され、話題となっている。


また、自らの所属するクルーNerd Space Programでの活動やソロとしてのリリースも活発に行うなどあらゆるカルチャーを巻き込み注目を集めている。2024年2月14日アルバム「Daydream Marker」をリリース。

 

Campanella: Rapper (MdM)


1987年愛知県生まれ。 音楽と言葉を変幻自在に操るRapper。2011年、RCSLUM RECORDINGSのV.A.『the method』 に参加。その後、C.O.S.A.とのユニットであるコサパネルラ名義の作品、 フリーミックステープ、CAMPANELLA&TOSHI MAMUSHI名義の作品などを立て続けにリリース。


2014年、ファースト・アルバム『vivid』をリリースし脚光を浴びる。2016年、セカンド・アルバム『PEASTA』をリリース。


2017年、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)とのコラボ楽曲『PELNOD』、2019年に坂本龍一の楽曲”ZURE”をサンプリングした楽曲『Douglas fir』をシングルカット。2020年、サード・アルバム 『AMULUE』をリリース。


2021年、KID FRESINOを客演に迎えた『Puedo』、2022年には鎮座DOPENESSを客演に迎えた『RAGA』をシングルカット。2023年12月、最新EP『Mi Yama』をリリースし高い評価を得た。 

 



レスターのローカルラップの体現者、Saintéがニューシングル「Tea Over Henny」をミュージックビデオとともに公開した。


グリッチ・サウンドとお馴染みの清涼感のあるフロウが融合を果たし、唯一無二のUKラップが登場した。サンテの曲を紹介するのは「Sade」以来のことだ。ストリーミングはこちらから。


Saintéの音楽は、彼の故郷、レスターを世界の中心のように感じさせてくれる。レスターは、多民族国家であること、レスター・シティ・フットボール・クラブの本拠地でもあり、さらに1967年に開局した英国で初めて独自のローカルラジオ局BBCラジオ・レスターの都市としても有名である。しかし、レスターがサンテのような才能を輩出することは、この街の文化の背景を見てみれば納得出来る。



2019年にデビュー・シングル「Envy Me」をリリースして以来、Saintéの名前はアンダーグランドで話題を呼び、今日、彼はUKラップシーンの超有望アーティストとして見なされているという。年明けに発表したLocal MVPプロジェクトで注目を集めたこのラッパーは、現在も量と質という両側面で高い水準を保持している。
 

ラッパー、サンテは、「Champagne Shots」で自身初のバイラルヒットを記録した。流麗かつ率直な語り口で、Saintéは二面性のある音楽プリズムを構築している。生意気なワンライナーとリリックの間に、サンテの創造的原動力の源泉が求められる。



Saintéの音楽は、UKのドリル、トラップ、同世代のラッパーとは共通点が少なく、Dom KennedyやIsaiah Rashadといったアメリカ国内の曇ったラッパーと類似点が多い。


Dave MeyersとHype Williamsにインスパイアされた "No Love "のビジュアルから、The SourceやXXL Magazineのバックナンバーに掲載されているような未来志向のワード・ローブに至るまで、Saintéは現在のイギリスの音楽シーンで他の誰とも明らかに一線を画しているのが特徴である。


デトロイト出身のラッパー、ダニー・ブラウンが最新作『Quaranta』の収録曲「Y.B.P」のミュージックビデオを公開した。(Reviewを読む)


「YBP」は、ブルーザー・ウルフをコラボレーターとして迎えている。ブラウンの幼少期や家族の一人称のシーンが鮮やかに登場する。アルバムの中では、ファンク色が強いナンバーだ。


ミュージックビデオではダニー・ブラウンがハンドクラフトの人形のようになり、ユニークなラップを披露するという手の込んだ映像となっている。『Quaranta』は昨年、ワープレコードから11月に発売された。このアルバムは当サイトの昨年度のアルバムオプザイヤーとしてもご紹介しています。



アトランタのラッパー、JIDは 「30 Freestyle」と銘打たれたニューシングルで新年のスタートを切った。この曲は、グリセルダ所属のコンダクター・ウィリアムス、クリスト、タネ・ルノがプロデュースした。この曲でJIDは、彼の唯一無二のフリースタイルのフローを披露し、ラップしている。ソウルミュージックのサンプリング/チョップを配したバックトラックに合わせて、JIDが挑発的なフロウを披露する。


アルバムの前にテープを落とすんだ、お前らのほとんどは味覚を失っている/しかし、俺は猟犬のように失われた偉人たちの匂いを嗅ぎまわっているところ/俺が本当に誰なのか、詐欺師なのか、それとも偽物なのかを見極めようとしている/そいつはゲームか神の門のどちらかで道を見つけるだろう。


新曲を宣伝するインスタグラムの投稿で、JIDは今年を通じて新曲をドロップすることを確認した。アトランタを拠点に活動するラッパーは、X/Twitterの別の投稿を介して「練習のためにフリースタイルを始めたんだ。普段はペンでリリックを書くことが多いんだけど、この曲では一行一行書くのをやめて、自分を試すためにあまり時間をかけずに書いたんだ」とコメントしている。


JIDは昨年8月に待望の来日公演を行っている。最新作は2022年の最新アルバム『Forever Story』。さらにコラボレーターとしてミック・ジェンキンスの最新作『Patience』に参加している。本作は2023年のMusic Tribuneのアルバム・オブ・ザ・イヤーに滑り込みで選ばれている。






J.I.D   最新アルバム『The Forever Story





試聴/購入はこちら:


https://umj.lnk.to/JID_TheForeverStory

 

発売元:ユニバーサル ミュージック合同会社 


 

 
アーティストHP  

 

https://www.jidsv.com/#/

 
 

レーベルHP 

 

 https://www.universal-music.co.jp/jid/ 


テキサス/ヒューストンの伝説的なラップ・アーティスト、Scarface(スカーフェイス)によるNPRのタイニー・デスク・コンサートが12月18日(月)に行われ、6曲のメドレーを披露した。


フェイスモブは、彼のバンドと長年のプロデューサーであるマイク・ディーンと共に、「My Block」から「Smile」、ゲトー・ボーイズの「Mind Playing Tricks on Me」まで、6曲の名曲を披露した。彼は、ゲトー・ボーイズの同胞である故ブッシュウィック・ビルの名曲「Mind Playing Tricks Me」にオマージュを捧げた。フェイスの語り口と語り口も同様に痛烈であり、特に彼の代表作 "Mary Jane "など、ほとんどの曲を影響下でレコーディングしたことを口にしていた。  


最近、フェイスはフェンダーとのインタビューで、ギターへの親しみを語った。「僕のおじさんたちはみんな左利きだったけど、ギターをひっくり返して右利きで弾いていたんだ。僕は弾き方を知らなかったから、ギターを逆さまにして弾いたんだ。だから、彼が作っていたコードは彼にとっては正しいんだけど、僕にとっては逆さまだった。何も知らなかったから、簡単だったんだと思う。初めてギターで覚えた曲は、テン・イヤーズ・アフターの「I'd Love to Change the World」だった。それからZZトップの「La Grange」を弾き始めた」


タイニーデスクのプロデューサーであるDJカズンBは、Xでのフェイスのパフォーマンスを絶賛し、「これまで出したタイニーデスクの中で最高のヒップホップ」と評した。



 


ヒップホップ・デュオ、ラン・ザ・ジュエルズの片割れとして知られるキラー・マイクが、ダミアン・マーリーとのコラボレーションをフィーチャーしたトラック "Run "の新バージョンを公開した。

 

「Run」のオリジナル・バージョンはアルバム『Michael』からのリード・シングルとして2022年7月にリリースされた。忍耐への頌歌であるこの曲は、制度的な逆境に直面する黒人の卓越性と、黒人がアメリカの文化と経済を形成してきた本質的な役割にインスパイアされている。


「Run」の新たな姿は、ボブ・マーリーの息子でレゲエ界の王族であるダミアン・マーリーをフィーチャーし、プロデュースしている。付属のミュージックビデオはマイアミで撮影された。


 

 

 

Mckinly Dickson ©City Slang

 

今年6月にCity Slangから『Beloved! Paradise! Jazz!?』をリリースした後、現在、シカゴを拠点に活動するラッパー、McKinly Dickson(マッキンリー・ディクソン)は、ヒット・シングル「Run Run Run」で、同じアメリカ出身のラッパー、ブルーをコラボレーションに招いた。この作品はオリジナル・バージョンと合わせて2曲収録EPとして発売中である。ストリーミングはこちら



マッキンリーとブルーはともに、リリックの深みとパワフルな表現で知られている。このコンビはオリジナル・トラックの陽気でありながら物悲しい衝動と完璧にマッチしている。オリジナル・トラックの楽しげでありながら地味な緊迫感にぴったりであり、ニューシングルの発売についてもマッキンリーが11月2日にイギリスとヨーロッパで公演を行う前の絶好のタイミングとなった。



このコラボレーションシングルについて、マッキンリー・ディクソンは次のように語っている。

 

”Below The Heavens”は私の人生において極めて重要なポイントだったんだ。ラップ・ミュージックが表現方法として使えることを発見した瞬間だった!

 

あれから何年も経って、Bluが僕の曲でハングリーなサウンドを聴かせてくれるなんて光栄だよ。聴かせてくれたことを光栄に思う。



 

Atomosphere

 

ミネアポリスのラップ・デュオ、米国中西部のアンダーグランドヒップホップの担い手であるAtmosphereが新作『Talk Talk』EPを12月1日にリリース。Ant/Slugは、デュオとして長い期間活動し、これまで20作ものアルバムをリリースしている。デュオは今年、『So Many Other Realities Exist Simultaneously』を発表後、リイシュー「Sad Clown,Bad Dub」をリリースした。


最新作『Talk Talk EP』では、ミネアポリスのレジェンドが時空の糸を飛び越え、スラッグとアントが彼らの青春の礎となったエレクトロ・ラップの巨人となった場所を掴んでいる。クラフトワークやエジプシャン・ラヴァーのようなアーティストを呼び起こすことで、アトモスフィアは40年前の未来のヴィジョンを再び新しいものに見せている。


『Talk Talk EP』の始まりは、『So Many Other Realities Exist Simultaneously』に収録された同名の曲のセッションだった。リフター・プラー出身のバット・フラワーとのコラボレーション曲「Talk Talk」は、エレクトロ・クラシックと並んで、不気味の峡谷に存在し、そこはかとなく異質でありながら深く人間的な、ナイトクラブへと直結している。


この曲の仕上がりに魅了されたスラッグとアントが、このサウンドをより長く探求するために再び訪れ、魅惑的な結果をもたらした。脈打つ「Rotary Telephone」では、テレビのアンテナが私たちの世界とは少しずれた世界に向いているようで、スラッグの奔放なヴォーカルと曲の教えられた構成との間の緊張感が、曲の内容と完璧にマッチしている。そして "Hear Hear "では、人間的なつながりを作ろうと奮闘する姿を垣間見れる。


 

 

Atomsphere 『Talk Talk』EP

Tracklist: 

 

1.Wetter
     
2.Attachings
   
3.Rotary Telephone
    
4.Don't Mind Me

5.Where I'm/You're At
   
6.Talk Talk (feat. Bat Flower)
   
7.Hear Hear (feat. Bat Flower)
  
8.Hello Pete (feat. Buck 65 and Kool Keith)
    
9.Make Party Politics

10.Travelling Forever

 


 

Def.foが、フレッシュなトリップポップ・バンガー「Godly」を本日リリースします。(CD/Vinyleの予約等はこちらから)同時公開されたミュージック・ビデオを下記よりチェックしてみて下さい。

 

このニューシングルは、ソリッドなトリップホップ 、ストンプ・グルーヴ、Gファンク・アナログ、そして霞んだヴォーカルにより繰り広げられる、自己認識と宇宙的な繋がりの幽玄の旅である。

 

「Godly」は、人生の旅路を大切にし、自らを受け入れることを思い出させる。私たちを取り巻く環境に対する畏敬を込めたこの曲は、宇宙の中に一体感を見出し、神への深い感覚を得るべくリスナーを誘う。



プロダクションの指揮を執るのは、トム・パウエルとスティーヴ・パウエル(ザ・ストランズ、ジョン・パワー、ザ・ステアーズ)の共同親子チーム。

 

ミックスはロイ・マーチャント(Cold Cut、M.I.A、Kano)が担当。マスタリングは、ヒップホップ・クラシックの数々を手掛けた伝説的人物、ハウィー・ワインバーグ(De La Soul、Beastie Boys、Public Enemy)が担当している。

 

レコーディングでは、トム・パウエルがヴォーカル、ギター/ベースを担当し、ジェイク・ウッドワード(ノヴァ・ツインズ、ピーター・ペレット)のヘヴィなドラム・ビートも加わっている。



「Godly」

 

 

Def.fo is releasing the fresh trip-pop banger "Godly" today. (Click here to pre-order the CD/Vinyle, etc.) Check out the simultaneously released music video below.
 
The new single is an ethereal journey of self-awareness and cosmic connection, a solid trip-hop, stomping groove, G-funk analogs, and hazy vocals.
 
”Godly" reminds us to cherish the journey of life and embrace who we are. Awe-inspiring in its reverence for our surroundings, it invites the listener to find a sense of oneness within the universe and a deeper sense of the divine.

Production is helmed by the father-son team of Tom Powell and Steve Powell (The Strands, John Power, The Stairs).
 
The mix is by Roy Merchant (Cold Cut, M.I.A., and Kano). Mastering was done by the legendary Howie Weinberg (De La Soul, Beastie Boys, The Stairs), who has worked on many hip-hop classics.
 
The recording features vocals and guitar/bass by Tom Powell, with heavy drum beats by Jake Woodward (Nova Twins, Peter Perret).