そして今、彼はシネマティック・ルーツ・ロックのデビュー・シングル「Into the Winds」でソロ・プロジェクトを始動させた。
「 ソロ・アーティストとしての最初のシングルは、自分が影響を受けてきたものを存分に発揮し、希望と宇宙への信頼のメッセージを込めた曲にしたかった。 『You're where you're supposed to be』というセリフは、良くも悪くも、自分が正しい道を歩んでいることを肯定するものなんだ。 人生に辛いことがあるとき、大局を見るのはかなり難しいよね。それでも、その辛いことが教訓やチャンスになることもあるんだ」
「Into the Winds」
Ali J. Hassan's musical career has been as diverse as his clientele. He has spent years as a bass player and rhythm guitar player in Anarchaos, Wildstreet, and Awaken The Shadow, touring/playing at festivals like the Van's Warped Tour, Rockstar Energy Drink Uproar Festival, Rocklahoma, and Bud Light's Rock Fest.
As a recording engineer he's had the privilege of working with producers Eddie Kramer, Neil Dorfsman, Ted Hutt, Shep Goodman, Aaron Accetta, and artists like Alicia Keys, Sebastian Bach, John Legend, The Bouncing Souls, Escape The Fate, SilverTomb, and The Loved Ones. In the more recent years Ali's focus has shifted to live sound, doing FOH/Monitors/Tech for artists like Jon Batiste, Benson Boone, Motionless In White, Gemini Syndrome, Dave Hause, Valerie June, Social Distortion, Jon Bon Jovi, Sting, Elton John, Pharell Williams, Bruno Mars, Paramore, and many more.
Now he launches his solo project with his debut cinematic roots rock single "Into the Winds". He shares, "I wanted my first single as a solo artist to be a song that has my influences on full display, and a message of hope and trust in the universe. The line, 'You're where you're supposed to be' is an affirmation that, for good or bad, you're on the right path. It's hard to see the bigger picture when life is throwing hard times, but those hard times can be lessons and opportunities if you let them."
Levi Robin
Livi Robin(リーヴァイ・ロビン)のニューシングル「When the Walls Fall」を聴いてみよう。このシネマティックなトラックは、ムードたっぷりのサウンドにアンセミックなフックをフィーチャーしている。
彼らは音楽と影響を交換し始め、この新しい音楽をレコーディングするための新しい方法を構想し始めた。 この新しいコラボレーションの結果であり、最初の試みがシングル「Whole As A Broken Heart」である。
「When the Wall Falls」
Levi Robin's journey of exploration and curiosity has taken him down many roads. The soul-baring folk artist’s distinctive musical style combines deeply personal and transformative lyrics with emotive stirring vocals, creating a sound that is filled with meaning and connection.
Growing up in Orange County, California, as a teenager Levi became deeply dissatisfied with what he and many describe as “the conveyor belt trajectory of the school system.” With nothing but a shirt on his back and guitar in hand, he took a chance on a different path - a musical one. Levi confides, “From being a runaway to encountering eastern spirituality, from psychedelia to unearthing my own ancient Judaic roots, songwriting has been a uniquely integrating constant.”
Songwriting became a powerful way to translate his deepest feelings into melody and verse. Taking inspiration from an eclectic array of artists including Bach, Stravinski, Mingus, Hendrix, Dylan, Beck, Gaye, D'Angelo and Radiohead, and more, Levi Robin creates his own mindful and genre-defying musical releases.
The artist first attracted attention in 2014, with the release of his debut self-titled EP as well as his subsequent tour with Matisyahu. Since then, he has shared a series of singles and albums, racking up over a million streams, garnering him a fanbase worldwide. In 2023, Levi experienced a serendipitous moment when he met producer Yoel Kreisler, aka 'FRAYMES', at one of his concerts.
Sparking up an instant and immediate creative connection and friendship, the duo entered the studio. He shares, “We started trading music and influences, and began conceptualizing new ways of approaching recording this new music.” The result and first taste of this new collaboration is the single “Whole As A Broken Heart”.
His single "Healing Is Coming", "is a song of surrender and courage, to face all obstacles, to face the ineffable truth of life, to face the darkness, to bring forth the light of our unique souls and look the serpent in the eyes," shares Levi.
The track "When the Walls Fall" features an anthemic hook over mood-drenched sonics. "The single sings of an uproaring from the voice of conscience. When the walls fall and all seems broken, it's an alarm to wake up from the deep slumber of the soul," proclaims Levi.
Alexandra Savior
パートナーのドリュー・エリクソンとパンデミックの最中に始めた『Beneath the Lily Pad』は、過去半世紀にわたるアレクサンドラ・サヴィアーのありようを通じた幽玄な旅である。それはまた、自分が何者であるかを探る、果てしないアイデンティティの確立への道のりでもあった。
人生は映画や物語のシナリオのように入り組んでいる。果たして、筋書き通りに進む、曲がりくねったり入り組んでいないものが人生と言えるのだろうか。そして、そのメガホンを取るのは、制作者である”自分自身”である。アルバムの奥深くでは、"The Mothership "や "Goodbye Old Friend "といったシングルがアレクサンドラ・サヴィアーの次章のページを埋め尽くしている。また、それは自己紹介以上の人生のシナリオを解き明かすような働きをなすのである。
前者は、彼女がメンタルヘルスと双極性障害の診断と闘う中、パートナーのドリュー・エリクソンとの絆と人間的な優しさを解き明かす。後者は、彼女自身がその終結に果たした役割を見つめ直すことで、人間関係の再構築を迫られた。 「All of the Girls」は、アレクサンドラが "ローズマリーの赤ちゃん "に夢中になっていた時期に生まれ、ソーシャルメディア上で他の女性と比較することが大流行した、きわめて破滅的な出来事から生まれた。 「Let Me Out」には過去のデモへのリンクもある。この曲は、彼女が最初のツアー以来、何らかの形で温めてきた。このアルバムのために再アプローチし、ストリップバックするのがようやく適切だと感じた。
今回は、古典的であると言われるのを恐れず、ポピュラースタンダード、ジャズ、そしてミュージカルの影響を交えて、リバイバル的なポピュラーソングの魅惑的な世界を構築している。しかし、『Beneath The Lilypad』を聞けばわかるとおり、フォロワー的ではない。ダークでアンビバレントな感情が、アレクサンドラ・サヴィアーのこよなく愛する20世紀のシュールレアリストの世界観と見事に結びついた。
サヴィアーのペシミスティックな音楽性は続く「Goodbye, Old Friend」に見出される。ここではマンシーニのような映画音楽や、ロネッツのような最初のガールズグループのR&Bを吸収し、鋭い立ち上がりを見せるスネアのドラムの演奏を中心に、魅惑的なバラードを提供している。弦楽器の組み合わせが芳醇なハーモニーを形成し、過去の友人、そして自らに別れを告げるという内容だ。そこには過去の自己の姿を少し憐れむような視点で見る現在のシンガーの姿が見いだせる。時間的な経過を上手く反映させたコケティッシュな魅力を放つポップソングである。美麗なストリングスのハーモニーは、日本の歌謡曲にも比する独特な音響空間を作り上げる。
フレンチ・ポップやイエイエの系譜に属するヨーロッパ的な音楽が続く。「All Of The Girls」はフランソワーズ・アルディ、シルヴィ・バルタンのようなフランスのポップシンガーの音楽を復刻させる。しかもアメリカ的な方法によってである。
ビートルズの「Strawberry Fields Forever」に見出されるようなバロックポップは、チェンバロのような楽器と組み合わされ、独特な音響効果を形作る。タイトル曲「Beneath The Lilypad」は、明らかにイエイエとチェンバーポップの影響下にあり、同時に、ポピュラーソングのリバイバル運動の一環に属する。この曲では、悲しみと暗さの間を行き来しながら、感情の落とし所を探る、という局面が反映されている。それは制作者の浮き沈みの多い感情を映し出すように、上がったり下がったりを繰り返す。そして素晴らしいのは、音楽全体が感情や心情の流れを形作る機能を果たし、機械的になることはあまりない。機械的なものであれば、AIでも制作出来る。とすれば、人間にしか出来ないことをするのが今後のアーティストの急務ともいうべき点だろう。そしてこの曲の場合は、プロデューサーの遊び心が色濃く反映されていて面白い。
「The Harvest is Thoughtless」は、カントリーとオーケストラ、ジャズの融合を通じて、ニール・ヤングの音楽的な土壌の豊かさを受け継いで、見事に現代的なイディオムに置き換えている。曲の間奏の弦楽器の演奏には、アジアのヨナ抜き音階も登場し、エキゾチズムが表現されることもある。何より、この曲はまだ他の地域の音楽が一般的に知られていなかった時代の未知の期待感に満ちあふれている。 それが壮大なスケールを持つクラシックのオーケストラで真摯に表現されるとあらば、さらっと聞き流すというわけにもいかない。それだけ念入りに音楽が作り込まれているので、心を惹きつけたり、しっかりと集中させる何かが存在するのである。そして、素人ではなしえないことをするのが、プロフェッショナルな人々の仕事なのだ。
「You Make It Easier」は、過去を見ながら未来を見つめるともいうべき、驚くべき希望に満ち溢れた一曲である。この曲では、オーケストラの編成を通じて繰り広げられるポピュラーソングの大まかな歴史の変遷が含まれている。このクローズ曲は、アメリカ音楽の偉大な遺産とその系譜の集大成とも言える。いかなる音楽も、外的な文化干渉なしには完成しえない。つまり、外的な干渉なしに確立された音楽は完全には完成されていない。という側面を見ると、アメリカの音楽が、外国の音楽文化との交流により、どのような結末を迎えつつあるかの道筋である。
NMEやDorkの表紙を飾ったことで、アメリカのオルタナティブロックバンド、Rocketは世界的に注目のバンドと目されるようになった。 彼らは本日、Transgressive Records / Canvasbackと契約し、デビューEP「Versions of You」を再発してから初のニューシングル「One Million」を公開した。
今年初め、バンドはConsequenceの「Origins」特集とともに「Take Your Aim」を公開した。 この新曲は、Transgressive Records / Canvasbackから初のヴァイナルとCDでリリースされたEPのトラックリストに追加された。 レーベルのオフィシャル・ショップでは、ブラック・ヴァイナル、イエロー・ヴァイナル、CDのフィジカル盤を販売している。
"Rocket make soaring, anthemic alt-rock with a classic feel, picking up a torch from veteran acts like Dinosaur Jr… a band that’s ready to take it to the next level." - Rolling Stone
"ロケットは、ダイナソーJr.のようなベテランアクトから聖火を受け取り、クラシックなフィーリングを持った、心を沸き立たせる、アンセミックなアルトロックを制作する。そしてバンドは、それを次のレベルへと押し進めようとしている" - Rolling Stone
アルバムの冒頭を飾る、タイトル曲、「The Year Of The Snake」は、いずれも名曲である。前者は、センチメンタルなギターと壮大なシンセのシーケンスがウィン・バトラーのデヴィッド・ボウイ風のボーカルと劇的に混ざり、スケールの大きなロック世界を構築する。これは、標準的なミュージシャンにはなしえない傑出したソングライティングの手法だ。彼らは、Journeyのような80年代の産業ロックから90年代のオルタナ、そしてダンス・ポップなどをくまなく吸収し、アーティスティックなロックソングを作り上げるが、その真骨頂ともいうべきトラック。他方、後者は、二拍目にクレッシェンドを置くダンサンブルなビートを背景に、繊細なギター、重厚感のあるベースを取り巻くように、バトラー夫妻の息のとれたデュエットが繰り広げられる。ここには信頼を繋げるための力強い歌が存在し、それらがシンセやギター、ボーカルのリサンプリングやループといった曲の全体的な背景の構成をなす要素が重層的に連なり、そしてエモーショナルなアルトロックソングの真髄が貫かれる。このアルバムの中では最も壮大であり、彼らが啓示的な感覚を蘇らせた数少ない瞬間である。
前作はメッセージ色が強かったが、今作は音楽のアグレッシヴな楽しみをエスプリの聴いたポップソングのオブラートで包み込んでいる。つまり、直截的な表現を避け、音楽の向こうに本質を上手く隠したとも言える。また、音楽自体が言語的な意味を帯び、それらは感覚的なものとして掴むことが出来る。そして、ソングライティングの分担の程度はよくわからないが、ウィンとレジーヌ夫妻のソングライティングのどちらかの性質が強まる場合がある。「Circle Of Trust」、「Alien Nation」は、いずれも、デペッシュ・モードを彷彿とさせるメロディアスなダンス・ポップだが、それぞれ若干曲のイメージは異なる。内省的な雰囲気を持つダンス・ポップ、そして外交的でパンキッシュな印象を放つダンスロックというように、同じようなタイプのソングライティングを用いても、表側に出てくる曲の印象はきわめて対照的である。もちろん、繊細な感覚と外向的なエナジーを組み合わせたアーケイド・ファイアの魅力の一端が掴めるのでは。「Alien Nation」ではKASABIAN風のダンスパンクに挑み、しかもかなり上手く行ったという感じだ。少なくとも近年、失われつつあるロックソングの醍醐味を思い出させるような曲である。
「Beyond Salvation」のアトモスフェリックな空気感を受け継いで、続く「Ride or Die」は、オーケストラのティンパニの打音を用いて、それらを玄妙な雰囲気を持つフォークソングに仕上げている。これまでヴェルヴェット・アンダーグラウンドを復刻させようとしたミュージシャンは数知れずだったが、そのフォークサウンドを次の段階に進めようと試みたのは、アーケイド・ファイアぐらいではないだろうか。つまり、アーケイド・ファイアは何らかのヒントとなるサウンドを持っているが、それをオリジナリティの高い音楽にしてしまうのが素晴らしい点である。決して模倣的なサウンドに陥ることがない。これはミュージシャンとしての才能の表れというしかない。
アーケイド・ファイアのアルバムを聴く際の楽しさというのは、最初から聴くことも出来れば、ランダムに曲を選曲することもできる点にあるだろう。要するに、あまり聴き方を選ばないということである。例えば、一つの曲が別の曲の前兆になったり、予兆になったりしながら、作品全体の宇宙がぐるぐる転変していくような不思議な感覚がある。ダンスロック風のサウンドをレトロにアレンジした「I Love Her Shadow」を経た後、終盤のいくつかの収録曲では、シネマティックなサウンドが展開される。聴き方によっては、映画館の暗闇で壮大なシネマを鑑賞するような楽しさを覚えるかもしれない。例えば、「She Cries Diamond Rain」はその代名詞的なサウンドとなるはずだ。
終盤では、U2の名曲を彷彿とさせる「Stuck In My Head」が強固な印象を放っている。正直なところ、U2にはあんまり似ていないけど、フォークとロックの中間にあるアーケイドらしい曲。前作に比べると、ボーカルが心許ない印象もあるかもしれないが、それもまた魅力の一つ。やはり、アーケイド・ファイアは現代のロックバンドの最高峰と言っておく必要がありそうだ。
2022年に開催されたJ-WAVE TOKYO GUITER JAMBOREE 2022「SONAR MUSIC Road to RYOGOKU suported by REALLIVE360」にてグランプリを受賞。
2023年4月26日に初の全国流通盤となるE.P.作品「もしかして世間」をリリースし、収録楽曲はSpotify「Best of Japanese SSW 2023」「Best of Edge! 2023」にも選出された。
2024年5月にEP「カントリーサイドじゃ普通のこと」(6曲収録)をリリース。初となる全国ツアーを全会場ワンマン公演で行いファイナルの東京・新代田FEVERを完売に。7月にはFUJI ROCK FESTIVAL 2024、8月にSWEET LOVE SHOWER 2024にも出演。2025年に5月に1st Full Albumとなる「野原では海の話を」をリリースする。
ニューシングル 「Baby 」とB面 「Friends 2day Enemies 2morrow 」をリリースするに当たって、ニューヨークの謎めいたアンサンブル、Standing On The Cornerは次のように問いかける。 ”Don't you love me no more? (もうこれ以上私を愛してくれないのかい?)”
スタンディング・オン・ザ・コーナーの詩の世界への正式なデビューは、「R u Scared? 」と題された自由詩によるものだ。楽譜なしで録音され、アンサンブルのあまり知られていないフォーリー練習を取り入れたこの作品は、最近ではラット・ミーヴスによる2022年製作の『ザ・ギャットマン』でゴッサム・シティに音の武器を提供した。