LA拠点のミュージシャン、Meg Duffy によるプロジェクトHand Habitsは、近日発売予定のミニアルバム『Sugar the Bruise』のニューシングルを公開しました。前作「Something Wrong」に続く「Private Life」は、Otiumが監督したビデオと一緒に公開されました。以下、チェックしてみてください。
『Sugar the Bruise』は、Hand Habitsの2021年のアルバム『Fun House』に続く作品で、Luke
Templeと共同プロデュースを務めた。『Fun House』のリリースと同年、Hand HabitsはSchool of
Songで1ヶ月間のソングライティング・クラスを担当し、それが次のアルバムの材料となった。
「”Sugar
the Bruise”では、心を無にして、遊び心に傾ける以外には何も考えていなかった」と、Hand HabitsのMeg
Duffyはこのプロジェクトについての声明に書いている。「少し笑うこと、明るくすること、自分自身の経験から少し焦点をずらすことを目的としている」
『Sugar the Bruise』はFat Possumから6月16日にリリースされます。ハンド・ハビッツの最新作『Fun House』は2021年に発売された。
「Hand Habits」
遂にあの伝説の五人組が帰ってくる。スウェーデンのガレージロックバンド、ザ・ハイヴスは、『The Death of Randy Fitzsimmons』 のリリースを発表した。2000年に発表した「Veni Vidi Vicious」とそのヒットシングル「Hate To Say I Told You So」には及ばないかもしれないが、彼らがハードなロック音楽の作り方に関する数十年にわたるジョークを貫いてきたことは評価に値する。
Alex Gは、デビュー前から数多くの楽曲をBandcamp上で公開し、口コミを きっかけにして高い評価を受けるようになり、さらにフランク・オーシャンのアルバム『Endless』と『Blonde』に参加したことで一気に注目を集めた。「ここ10年の間、インディーロックのあり方を定義してきたアーティストのひとり」(ワシントン・ポスト紙)、「アメリカで最も偉大な現役ソングライター」(The Fader)、「最もエキサイティングで革新的なソングライターのひとり」(GQ)と賞賛されるなど、今や現代の最高峰のシンガーソングライターとして高い評価と人気を集める。
レイキャビクのシンガーソンライター、ヨフリヅル・アウカドッティルはかのビョークもその実力を認め、これまでにソロ名義で四作のアルバムを発表しているほか、同国のオーラヴル・アーノルズの『some kind of peace』にもゲスト参加している。今作のアートワークについては、ヨフリヅル・アウカドッティル自身が衣装デザインを務め、ギリシア風の長衣を身にまとっている。
さらに、このアルバムは、Lana Del Ley(ラナ・デル・レイ)の最新作『Did you know the tunnel under the ocean blvd?』に近い方向性を持つとともに、更にレイキャビクの美麗な風景を想起させる。基本的にはポピュラー・ミュージックに属しているが、実際に織りなされる楽曲については、エレクトロニカ/フォークトロニカ、インディーフォーク、ポスト・クラシカル、インディーロックというように、ヨフリヅル・アウカドゥッティルの広範な音楽的背景が伺えるものとなっている。
初春が到来する以前の叙情的な雰囲気をアイルランド民謡の影響を交え、その前の年のクリスマスへの回想を織り交ぜ、切ない楽曲として昇華した「Feburary」、さらにフォークミュージックの温和さを内包させた「Underneath The Sun」は、『Museum』に華を添え、ほのかな癒やしをもたらしている。このアルバムは音楽をしっかり聴いたという実感をもたらすことは請け合いであるが、特にレコードの全体を聴きおえた後に、まるで一つか二つの季節を通り越ぎたかのような不可思議な感覚に包まれることに対し、純粋な驚きをおぼえざるを得ない。
86/100
「Spector」
Jessie Ware 『That! Feels Good!』
Label: EMI
Release: 2023/4/28
Review
このアルバムは、2020年にリリースされたジェシー・ウェア(ワイヤーとも)の4枚目のスタジオアルバム『What's Your Pleasure?"』のリリースから3年後の2023年4月28日にリリースされることが予め決定していた。
彼女の4枚目のアルバム『What's Your Pleasure? (2020)』は、デュア・リパや彼女のヒーローであるカイリー・ミノーグやロイシン・マーフィーと並んで、初期のパンデミック・ディスコ・リバイバルの作品であり、夜遊びの幸福感と官能性を伝える1枚となっている。その結果、全英チャートで最高位を記録し、BRIT賞で初めてアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされ、ハリー・スタイルズの前座としてツアーに参加するなど、彼女のキャリア史上、最大の成功を収めたのだった。
最新作となる『That!Feels Good!』のために、ウェアは同じ類のアルバムを2度作ることを要求されなかったという。しかし彼女は付け加えている。「私はバカじゃない。何がうまくいくかはわかっている」と。問題は、どうすればその道を踏み外すことなく正しいルートを辿れるか。ウェアは、プレジャーのエンディング曲 "Remember Where You Are "にその答えを見いだした。この曲は、夜明けの太陽の光のようなストリングスとクワイアの入った、揺れ動くミッドテンポのアンセムである。
これらのディープなディスコファンクを中心とするサウンドは、ナイジェリアの伝説的な歌手フェラ・クティに代表されるアフロ・フューチャーリズムの神秘性と結びつき、多彩で新鮮味のあるR&Bサウンドとして提示されている。また、アルバムの終盤に収録されている「Freak Me Now」では、70年代のディスコファンク、MTVの80年代の華やかなサウンドを抽出している。
Billboardによると、EkはHeart On My Sleeve(ドレイクとザ・ウィークエンドが演奏したように聞こえる曲名で、最近ストリーミング・サービスから削除された)のようなケースで著作権侵害の可能性を認めたが、AIは実際に、より多くの人々が音楽を作り始め、芸術的目標を達成できるようになると信じているという。
Spotifyのポッドキャスト「For the Record」で、さらに彼は次のように述べています。「フル・ジェネレイティブなもの、あるいは自分ではない誰かのふりをする、いわゆるディープ・フェイクのような怖い部分にはとても精通しています。私は、このグラスを半分空ではなく、半分満杯と見ることにしています。願わくば、これらのAIがほとんどすべての製品ラインに組み込まれ、世界中のより多くの人々がクリエイティブになれるようになればと思います。」
これらの曲は、幼少期の思い出……、パーキングロットでの自分探し……、友人とアパラチアの山や南部の沼地を歩き回った恍惚とした旅……、そして自分自身のために立ち上がらなければならなかった時など、彼女の人生の中で最も共鳴する瞬間から生まれています。「All of This Will Endは、私にとってこれまで以上に真実味を帯びた作品です」と彼女は言うのです。
「今、その混沌の多くは私の背後にあります。今、私には素晴らしいコミュニティがあり、住んでいる場所が大好きで、深いつながりと喜びを追求する本当に素晴らしい人たちに囲まれています。私の音楽は、中心にある内省的な場所から生まれているように感じられます。オープニングの "Time Back "は、私が大切にしている必要な前進の勢いを扱っています」
1曲目に込められたすべてを包み込むような感情とともに、アルバムの最後をドラマティックに飾るのは、インディゴ自身がリードシングルとして選んだ、ハートフルでノスタルジックなクローザー曲「Younger and Dumber」。この曲は彼女がアルバムのために最初に書いた曲のひとつで、若い頃の自分に語りかけるように始まったのです。
『All of This Will End』は、人間のあらゆる複雑な感情を歌のなかに込めています。痛みや悲しみがあるのは確かですが、全体を通して逞しさの勝利の精神が窺えます。例えば、シングル曲の「Smog」は陽気でダンサブルな曲で、日々の単調な生活から抜け出すことで得られる爽快感を歌っています。また、父親との関係を掘り下げた「Always」のように、きわめて内省的な曲もある。
しかし、シングル「The Water」では、親友を訪ねた幼少期の思い出を、成長すること、そして人間関係の脆さについての瞑想へと変貌させている。プログラムされたドラムビートに乗せて、インディゴは歌う。"I think about what it was like / That summer when we were young and you did it with that guy in his car." (その人とはもう子供の頃ほど親しくはないけれど、回想することには力がある)、と。
また、『All of This Will End』は、多くの意味で、インディゴの個人的なモットーになっています。「毎日、これが終わりかもしれないと思いながら、わたしは目を覚ます」と言う。「それを悲しいことと見ることもできるだろうし、本当に貴重なことと見ることもできる。今日、私は生きていて、いつかはもうこの体にはいない。でも今は、生きていることで多くのことができる」
インディゴ・デ・ソウザはこの曲を書いた時の体験を「マジック」と表現しています。言葉やメロディに至るまで、そのすべてが時代を超えた無形のものと感じられ、それをひたすら書き留めていったのです。また、彼女の母親がアルバムのジャケットに描いた赤やオレンジの色合いのように、『All of This Will End』は、彼女にとってより暖かく、大胆な変革期を象徴づけています。
しかし、続く「You Can Be Mean」では、旧来のエグ味のあるオルタナティヴロック路線に回帰しています。ダイナソー・Jr.のJ Mascisのような骨太のファズギターは、旧来のアーティストのファンを安堵させることに繋がるでしょう。ギターロックとしてのアプローチはスネイル・メイル、サッカー・マミーの音楽性にも近く、現在の米国のオルタナティヴのトレンドとなるインディーロックを痛快に展開させていきます。
4曲目「Wasting Your Time」において、デ・ソウザは、相変わらず刺激的なシューゲイズ/オルタナティヴサウンドを提示し、旧来のギターロック性が鳴りを潜めることはありません。更に、インディゴ・デ・ソウザは、それらの苛烈なディストーションサウンドとインディーポップの爽快なサウンドを交互に配置し、らしさのあるサウンドを作り出しています。 パンチがありながら清涼感を失うことのない絶妙なサウンドを、このナンバーで十分体感することが出来るはずです。
これらの多彩なジャンルを踏まえたバリエーション豊かな複数の楽曲を提示したのち、残りの二曲では今作の重要なテーマとなるアメリカーナやカントリーの影響を織り交ぜた珍らかなインディーロックソングへとインディゴ・デ・ソウザは歩みを進めていきます。とりわけ、キュートなインディー・ポップのイントロから劇的なサイケデリックポップへと様変わりする「Not My Baby」は、クライマックスにかけて、独特な世界へと繋がっていく。モリコーネサウンドに象徴づけられるマカロニ・ウェスタンを思い起こさせる映画のサウンドトラックの影響を反映し、それを神秘的かつ瞑想的な世界へと繋げていきます。この曲は、以前のデ・ソウザのソングライティングの性質とは異なり、その歌自体についても、スピリチュアルな何かを帯びています。