NEI/MIZ

 

名古屋を拠点に活動するラッパー/ビートメイカーのNEIが、MONO NO AWAREのメンバーとして知られる、玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニットMIZとの共作曲「No Brake」をリリースした。今回のリリースはデジタルバージョン。

 

NEIは、名古屋で活動するビートメイカー。2018年からEP『Words For Strars』などを発表し、KIDS FRESINOとのコラボレーションの経験を持つ。

 

今回の共同制作者のMIZは、玉木周啓、加藤成順によるアコースティックユニット。聞き手のある場所の思い出、匂い、音にリンクするような楽曲をコンセプトに制作している。


この楽曲は、mizが奏でる牧歌的なアルペジオギターと洗練された美しいヴォーカル/コーラスワーク、そしてソングライティングを重視した優しくも芯の通ったNEIのラップが見事に調和している。ミックス、マスタリングは奥田泰次、アートワークはフォトグラファーの千葉武が担当した。


同郷のBMXライダー/映像ディレクターの勅使河原龍生とNEIの初ディレクションによるMVも公開した。下記よりご覧下さい。

 

 

「No Brake」





【リリース情報】NEI, MIZ『No Brake』




2025.05.02 On Sale
Released by D.R.C. / AWDR/LR2
 

Gabriel Brady 『Day-Blind』 ハーバード大学寮で録音されたクラシック、映画音楽、ジャズ、エレクトロニックをクロスオーバーする実験音楽集

 


Label: Tonal Union

Release: 2025年6月13日

 

 

摩訶不思議な音楽世界を作り出すガブリエル・ブレイディに注目したい。2025年にミュージシャンとしてデビューしたてのプロデューサーは、ハーバード大学の寮の寝室で録音されたデビューアルバム『Day- Blind』を今年6月にリリースします。彼は、ヴァイオリン、ピアノ/ローズ・ピアノ、ギリシアの弦楽器、ブズーキを演奏するマルチ奏者である。


アンティークなピアノ、アトモスフェリックなアンビエント風のシークエンス、モーフィングした波形を駆使したディレイ風のサウンドエフェクト、シンセやフェンダーのローズ・ピアノをアトモスフェリックに配して、独特な実験音楽の世界を構築している。まるでそのオルゴールの音色は、バシンスキーの『Melancholia』のようにメランコリックに響き、聞き手の興味を惹きつけてやまない。

 

アンビエントを志向したアルバムのように思えるかもしれないが、フランス映画のサウンドトラックからの影響は、ガブリエル・ブレイディの音楽に奥深さを与え、まさに聞き手がついぞ知り得なかった領域に誘うかのようである。ヨーロッパのモノクロの映画、あるいは、パリの映画音楽の音の世界の奥底へと聞き手をいざなう。全体的な音楽は、原初的な実験音楽のように聴こえるが、イタリアやフランスといった、ジャズやオーケストラ音楽の影響を受けた地域の音楽がアトモスフェリックに加わり、モノクロ映画のワンシーンのような瞬間を呼び起こす。

 

 

前の年代の音楽を愛する者にとって、旧来の時代の音楽を演奏したりすることは言葉に尽くしがたいロマンチズムがある。その時代の音楽を忠実に再現したとしても、どうあろうと同じにはならず、新しく別の形に生まれ変わる。そして、矛盾撞着のように思えるかもしれないが、私たちの生きている時代よりも以前の音楽ーー私達が実際には耳にしたりできないものーーその実態は現代的な視点から見ると、現在の音楽よりもあざやかな生命の息吹を得る場合がある。


形而下の領域においては、生も死も存在せず、そしてもちろん、時間という概念も存在しない。そしてそれこそが、私達の生きている世界から見ると、背後の影のように、どこかに無辺に広がっていることに気づく。まさしく、ブルトンの提唱した”シュールレアリスム”という概念は、我々が住まう生の領域から離れて、それとは異なる形なき領域に近づくことを意味していた。


ガブリエル・ブレイディの音楽もまたシュールレアリズムの概念によく似ている。ギリシアの弦楽器、ピアノ、ローズ・ピアノというように、時代を問わぬ楽器を幾つも演奏し、時代が定かではない音楽を作り上げる。幼いときにはあったもの、年を取るごとに忘れたもの、それを彼は音楽を通じて思い出そうとする。あるいは、その神秘性の一端に音楽を通じて触れようとする。

 

ブレイディの音楽の賛嘆すべき点を挙げるならば、多次元的な性質を持つということ。言い換えれば、多面体の音楽を彼は難なく作り出してしまう。これまで作曲の世界において、数奇な作曲家やプロデューサーが何人かいて、彼らは驚嘆すべきことに複数の要素を図面のように同時に組み立てられる。間違いなくガブリエル・ブレイディはこのタイプの制作者ではないかと思われる。

 

『Day-Blind』は聞き方によっては、エイフェックス・ツインに近い音楽性を感じる。それは初期のアンビエントというよりもケージやクセナキスを経た後の実験音楽の時代である。ブレイディはミュージック・コンクレートを用い、自分で演奏した音源をリサンプリングする手法を駆使している。という面では何度も録音を繰り返しながら、最適な音楽を手探りで探していくという制作スタイルである。

 

これは例えば、ロスシルのような現代的なエレクトロニックのプロデューサーと同様である。しかし、ブレイディが音楽で体現させるのは、失われた時代への憧憬。それは私達のいる現代的な空間やバーチャル、もしくはソーシャルのような世界とは対極に位置している。若い世代の人々がノスタルジアに心を惹かれるのは、現代社会にはない神秘性がそこに遍在するからだ。

 

『Day-Blind』は、ミニマリズムに根差したループサウンドも登場するが、基本的には断片的であり、決められた構成もなく、音の流れのようなものが現れたと思えば、すぐにたち消え、それと立ち代わりにまた別の音の流れが現れる。そして、それは同じタイプの音楽にはなることはあまりない。宇宙の生々流転を音楽に描くように、神秘的な音楽がどこからともなく立ち現れ、テープループのようなアナログの形式のレコーディングや、デチューン、フィル・スペクターが追求したエコーチェンバーなどを取り入れて、特異なレコーディングシステムを組み上げる。それはアンビエントに聞こえたかと思えば、賛美歌のように聞こえ、ジャズにもなり、そして、映画音楽にも変化することもある。多面的な音楽と述べたのは、こういう理由なのである。

 

 

その中で、音楽における有機的な役割を発揮する瞬間がある。サティをはじめとする近代フランス和声に触発された色彩的な和音を生かしたローズピアノの演奏(オルゴールのような音色)、ギリシアの民族楽器、ブズーキがもたらすエキゾチックで楽園的な音楽、祝祭的に鳴り渡るシンセ、それらをトーンクラスターの手法で破砕するデチューンの構成など、実験音楽の性質が色濃い。同時に、音楽的な心地良さはうっすらと維持されている。こういった中で、聞き手の中にあるノスタルジアを呼び覚ます安らかな電子音楽「Womb」、そして、制作者が強い影響を受けた20世紀のフランス映画のように、ジャズとポップスの融合を実験音楽として濾過した「Streetlight」が本作の中で興味を惹かれる。ジャジーな響きをコラージュ的なミュージックコンクレートの手法を用い、うっとりするような映像的な音楽に内在する耽美的な世界を探求しつくし、それと同時に実験音楽やジャズのアプローチによって映画音楽を斬新に解釈している。


最近の電子音楽の流れはアコースティック楽器やボーカルを制作者が録音し、リサンプリング(再構成)するのが日常的になっており、電子音だけで制作されることは減少しつつある。そして電子機器そのものが、チェンバー(音響の拡張装置)のような役割を担うことが多くなって来た。こういった音楽を若きプロデューサーが大学寮の寝室で作ってしまうことに感動を覚えた。レーベルオーナーのアートキュレーターとしての性質を的確に反映させた魅惑的なアルバム。

 

 

 

 

 

Gabriel Brady 


 
ガブリエル・ブラディは、米国バージニア州アレクサンドリア生まれで、現在はマサチューセッツ州ケンブリッジ在住のアメリカ人作曲家・音楽家。



ブレイディは、フランスの古い映画音楽のメロディーの感性に惹かれ、そのメロディーの暖かな真摯さ、そしてそのような音楽が生み出す完全で無媒介な感覚に惹かれる。『Day-blind』では、ブレイディの作品は常に平穏と緊張感に包まれている。


 
彼自身の鋭敏な音楽的感性を喚起的なヴォイシングで表現することで、ブレイディは現実を一瞬にして解体し、ゆがめ、再構築し、アルバムの不思議なタイトルが暗示するように、知覚と私たちの存在意義について疑問を投げかけている。7つのヴィネットを通し、ブレイディが超越的なものとの日常的な出会いを可能にすることで、『Day-blind』は鮮やかな生命を躍動させる。

 

ギリシャのブズーキ、散発的なピアノ、ヴァイオリンが織り成す甘美なテクスチャーと調和のとれたメロディーの相互作用を通して、ヴァージニア州アレクサンドリア生まれの謎めいたミュージシャン、ガブリエル・ブラディは、Tonal Unionからリリース予定の艶やかなアルト・アンビエント/アルト・フォーク・デビュー作『Day-blind』で、大胆なまでにシンプルに日常を嘆いている。



フランスの古い映画音楽、ミシェル・ルグランやジャン・コンスタンタンの音楽や、ドビュッシー、サティ、ラヴェルのシンプルな美しさに惹かれたブレイディは、メロディに対する温かな真摯さ、そしてそのようなスコアやオーケストレーションが生み出す完全で無媒介なフィーリングにインスピレーションを得たという。

 

マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学の寮の寝室で作曲・制作されたこの作品は、オーガニックな楽器(ヴァイオリン、ブズーキ)を録音し、それをコンパクトなモジュラー・シンセに通すことでサウンド・チェンバーとして機能させ、ループ、エフェクト、テクスチャーなどの操作を加えている。『Day-blind』では、日常を理解しようと努力するあまり、ブレイディの作品は常に静寂と緊張感に包まれている。



「日常生活は深い苦痛と憂鬱の源であり、強烈に不穏で鈍く鉛のようなものであることもあれば、深い安らぎと今この瞬間への意識的な同調の場であることもある」




ウージーなオープニングの「Womb」は、2つのシンプルなコード、穏やかなピアノの間奏、白昼夢のような状態を誘発する粒状のテクスチャーを交互に繰り返す質感のあるシンセのうねりによって、深く個人的な感情空間にアクセスする。

 

「Ordinary」は、ウーリッツァー(フェンダーのローズ・ピアノ)の哀愁を帯びたコードで構成された2つのキーセンターの間を、意図的にゆったりとしたテンポで流れていく。ブレイディは、ジャン・コンスタンチンの『400 Blows』のスコアのような映画的な音色に惚れ込み、憧れを表現するようになった。

 

「Attune」は、スローダウンしたシンセサイザーとブズーキで始まり、ループさせ、ディレイをかけ、再合成し、ブレイディが重心を移動させることで、アコースティックとエレクトロニックの奇妙だがシームレスな融合を生み出している。このような意図的な介入は、普通の楽器を馴染みのないものにし、その出所や由来を容易に分からなくすることで、連想の空白をなくす。


『Day-blind』もまた、記憶、ノスタルジア、メランコリアというテーマを探求しており、そのローファイで親密かつ繊細な性質から発している。ブレイディは、ディレイ、テープループ、ディケイという霞んだ煙幕を通して、切ない憧れと孤独なノスタルジアという、ポスト・モダン時代の典型的なジレンマについて考えている。

 

カルマン・シュトラウスが演奏する泣きのヴァイオリンのメロディをはさみ、ピッチシフトと変速のピアノが素っ気なく内省的な「Streetlight」、重くフィルターがかかったループ・ピアノとリズミカルなパルスが再構築的な「Untitled」に続く。「Ambrosial」は、イーノの『アンビエント4』のコラージュ技法に似たゆるやかな音素材を組み合わせた、最もテクスチャーに富んだトラックで、スポットライトを落として幕を閉じる。-レーベル提供のプレスリリースより

 

Gabriel Bradyのアルバム『Day-Blind』はTonal Union(UK)から6月13日にリリースされます。

 


シアトルを拠点に活動するSea Lemon(シー・レモン)がニューシングル「Give In」を発表した。ソングライター(本名ナタリー・ルー)は太平洋岸北西部で育ち、青春時代を海岸沿いで過ごした。 水中の王国に魅せられた彼女は、水中世界のイメージを明晰なドリーム・ポップに変換した。

 

シングル「Give In」は ドリーミーなハーモニーとネオサイケなエフェクトが妖艶なサウンドを作り出している。ドリームゲイザー風のシングル。

 

彼女は歌う。 "ツリーハウスの外には家がある/そこに誰が住んでいるのか、あなたには決してわからない/夜になると、ブラインドが壁から落ちる/あなたは穴から飛び出す光を見つける..."

 

リリックでは、シーレモンは精神的な健康について、そして侵入的な思考についての経験について語っている。 彼女は次のようにコメントしている。


「大人になるにつれて、特に残っている侵入思考は、ひどい考えだとわかっていても、廃屋の中に入りたくなること。 Give In』は、押しつけがましい考えに屈したときの安堵感と、その後に起こる結果について歌っている。 この曲は、プロデューサーのスタジオで午後に書いたもので、最初に書いてから完成するまで、おそらく一番早かった曲だ」

 

Sea Lemonのニューアルバム「Diving For A Prize」は5月30日にLuminelle Recordingsからリリースされる。


「Give In」

 

Thistle Brown

ニュージーランドのスーパースター、Lorde(ロード)は4枚目のアルバムを発表した。 2021年の「Solar Power」に続く「Virgin」はRepublicから6月27日にリリースされる。 


ロードはジム・E・スタックと『Virgin』を共同プロデュース。 ファビアナ・パラディーノ、アンドリュー・エイジド、バディ・ロス、ダン・ニグロ、デヴォンテ・ハインズが参加している。 スパイク・ステントとトム・エルムハーストがミックスを、クリス・ゲリンガーがマスタリングを担当した。 


--アルバムの色は透明だ。 お風呂の水のように、窓のように、氷のように、唾のように。 完全な透明。 言葉は平易で、感傷的ではない。 サウンドは可能な限り同じ。 私は自分自身を見ようとしていた。 生々しく、原始的で、無邪気で、エレガントで、開放的で、スピリチュアルで、マスキュリンで......。このアルバムを誇りに思うし、少し怖くもある。 隠れる場所はどこにもない。 自分自身の最も深い部分を音楽にすることが、私たちを自由にするのだと信じている--

 

 

 

Lorde 「Virgin」


Label: Republic

Release:2025年6月27日 



 

Kirk Lisaj

トロントのシンガーソングライター、Debby Friday(デビー・フライデーが次のアルバムを発表した。デビュー・アルバム『Good Luck』のリリース後、国内の音楽賞、ポラリス賞に輝いた話題のシンガーである。

 

『The Starrr of the Queen of Life』は8月1日にSub Popから、カナダではRoyal Mountain Recordsからリリースされる。 ナイジェリア系カナダ人アーティストのデビューアルバムに続くアルバムは、アンセミックで快楽主義的な「All I Wanna Do Is Party」で幕を開ける。 この曲には、頻繁にコラボレートしているケヴァン・ファンクとの共同監督によるMVが付いている。


「スターになりたい、その思いは隠せない」とデビー・フライデーは声明で語った。 「でも、私が望まないのは、誰かの夢を生きることでも、決められた道を進むことでもない」

 

 彼女は、オーストラリア人プロデューサーのダーシー・ベイリス(ウィッカ・フェイズ・スプリングス・エターナル)、グラハム・ウォルシュ(METZ、ホーリー・ファック)、テイハナ(ロザリア、N.A.A.F.I.)、そしてハイテックと共に新作アルバムの制作に取りかかった。 「このアルバムは、何かに向かって手を伸ばすというアイデアについてです」と彼女は付け加えた。


新曲のビジュアライザーについて、フライデーは次のように語っている。「このビデオは、本当に規律と技術について描かれている。 時間をかけてひとつのプロセスに没頭したときに起こる変化を描いている。 スターは、名声、成功、失敗、愛、力、神、死、人生、全てにまつわる私の考え方のメタファーなんだ。 私のスターは私の中にあり、あなたのスターもあなたの中にある」

 

「All I Wanna Do Is Party」

 

 

Debby Friday 『The Starrr of the Queen of Life』

Label: Sub Pop

Release: 2025年8月1日 


Tracklist:


1. 1/17

2. All I Wanna Do Is Party

3. In The Club feat. HiTech

4. Lipsync

5. Alberta

6. Higher

7. ppp (Interlude)

8. Arcadia

9. Leave.

10. Bet On Me

11. Darker The Better

 


Indigo De Souza(インディゴ・デ・スーザ)は、7月25日にLoma Vistaからリリースされるニューアルバム『Precipice』を発表した。

 

デ・スーザは、2023年の『All of This Will End』に続くアルバムを、SZA、Yves Tumor、FINNEASらと仕事をしてきたエリオット・コゼルと制作した。 


プレスリリースでは、デ・スーザが精神的な意味で "飛躍 "していると語っている。"ポップな大げささと日記のような明瞭さによって困難な記憶や帯電した感情をコントロールし、強い自分を見つけ出す。

 

しかし、シューゲイジーで高揚感のある「Heartthrob」は、ある種の音の飛躍をも示唆している。「”Heartthrob”は、私が身体的な記憶の中で利用されてきた有害な方法という、しばしば話すのが難しいことを処理するための方法として書いた」とデ・スーザは説明する。 

 

「”Heartthrob”は、怒りを利用し、それをパワフルで体現的なものに変えることについての作品だ。 自分の身体と経験を取り戻すことなんだ。 世の中の虐待者たちに対するファックユーだ。 有害な方法で触れられたすべての身体に対する皮肉と怒りの叫び。


「人生とは、それが何なのかわからないまま、常に何かの淵に立たされているようなもの」とデ・スーザは付け加えた。 「音楽はその感覚を生かす方法を与えてくれる。 新しい方向に突き進むための方法だ」

 

「Heartthrob」



Indigo De Souza 『Precipice』


 

Label: Loma Vista

Release: 2025年7月25日

 

 

 Tracklist:


1. Be My Love

2. Crying Over Nothing

3. Crush

4. Not Afraid

5. Be Like The Water

6. Heartthrob

7. Dinner

8. Clean It Up

9. Heartbreaker

10. Pass It By

11. Precipice

 

 

ニューアルバム『Precipice』(7月25日、Loma Vistaよりリリース予定)で、インディゴ・デ・スーザは創造的かつ精神的な崖の上を見つめ、ただ飛び降りる。

 

ノースカロライナ出身の彼女は、多作で詩的なシンガー・ソングライターであり、わずか7年の間にすでに3枚のアルバムと4枚のEPを発表している。最新のフルアルバム(2023年発表の『All of This Wild End』)は、その大胆なボーカルとスリリングなソングライティングで絶賛を浴びた。

 

しかし最新作では、デ・スーザは空虚な呼びかけを聞き、呼び戻し、ポップな大げささと日記的な明瞭さによって困難な記憶や帯電した感情をコントロールし、より強い自分を見出している。


リアル・エステートは、新たなB面曲とレア曲のコンピレーションアルバムを発表した。2024年に発表されたアルバム『Daniel』はリアル・エステートにとって象徴的な作品となった。(レビューを読む)


新作コンピレーション「The Wee Small Hours: B-Sides and Other Detritus 2011-2025」は、バンドのオルタナティヴ・ヒストリー。Dominoから5月2日(金)にリリースされる。

 

Stereogumのトリビュートアルバムのためレコーディングされたストロークスのカヴァーなど、アーカイブをさかのぼると、珍品もあれば、ファンのお気に入りを含む失われた逸品も収録されている。

 

コンピレーション・アルバムのオープニングを飾る「Pink Sky」は、昨年秋にオークランドのタイニー・テレフォン・スタジオでレコーディングされた爽やかなインディーポップソングだ。

 

「アルバム未収録曲のコンピレーションで、タイトルとサブタイトルをつけ、オフィシャルな響きを出すために数年のスパンを入れた」とソングライターのマーティン・コートニーはコンピレーションについて語る。 

 

「タイトルは、2013年にシカゴのウィルコのロフトでアトラスのセッション中にレコーディングした未発表曲の歌詞に由来している。 これはウィルコのカタログに加える価値のある曲だと思う」

 

「Pink Sky」


Real Estate 「The Wee Small Hours: B-Sides and Other Detritus 2011-2025」



Tracklist: 

1. Pink Sky

2. Exactly Nothing 

3. Barely Legal 

4. In My Car 

5. Two Part, Part Two 

6. Paper Dolls 

7. Blue Lebaron 

8. Days 

9. The Chancellor 

10. Recreation 

11. Daniel 

12. Two Part

 

 

 『B-Sides and Other Detritus 2011-2025』は、リアル・エステートのドミノとの過去10年以上に渡るレア音源で構成されている。このコンピレーションの最も古いトラックは、2011年まで遡り、Stereogumのトリビュート・アルバムに収録されたThe Strokesの「Barely Legal」のカバー、「It's Real」/「Blue Lebaron」7インチのB面である。2014年の「Paper Dolls」(The Nerves)、2021年の「Days」(Television)、そしてもちろん2024年の「Daniel」(Elton John)のカヴァーも収録されている。

 

また、2012年のレコード・ストア・デイのファンジン・フレキシディスクにさかのぼる「In My Car」、2013年のAtlasボーナス7インチ収録曲を含むB面曲、『Atlas』のセッションからの未発表曲「Two Part」も収録されている。

 Vivienne Eastwood   『Take Care』

Label: Self Release

Release: 2025年4月25日

 

 

Review

 

ニューヨーク/ブルックリンのシューゲイザープロジェクト、Vivienne Eastwood。シューゲイズのニュースターの登場の予感である。ベッドルームポップとシューゲイズ/エレクトロニカを組み合わせたセンス抜群のサウンド。

 

使用機材は明らかではないが、シンセを用いたエレクトロニカ、時々、オートチューンを用いたアンニュイなボーカル、そして、フィードバックノイズを生かしたギターが組み合わされ、ヴィヴィアン・イーストウッドのサウンドの礎石が出来上がる。近年では、ドリーム・ポップとシューゲイズの切れ目や境界線がなくなってきていて、多くがポピュラーソング化しているというのが現状であるが、エレクトロニック・ベースのシューゲイズとして楽しめるに違いない。

 

『Take Care』の冒頭を飾る「embrace」はシンセのアルペジオから始まり、苛烈なシューゲイズサウンドへと移行する。しかし、TikTokサウンドを意識したポップソングの風味が加わり、新世代のニューゲイズサウンドが作り上げられる。ポップだがロック、ロックだがエレクトロニック……。多角的な楽しみ方が出来るポスト世代のシューゲイズサウンドでアルバムは幕を開ける。

 

本作のサウンドは、その後、ギターロックを主体とするシューゲイズへと移行していく。「favourite」ではDIIVのポスト世代のサウンドを聴くことが出来る。「demise」ではMy Bloody Valentineのシューゲイズの源流ーーグラスゴーのネオアコースティックーーのサウンドを踏まえ、ピッチシフターを用いた現代的なボーカルでポスト世代のロックミュージックを作り出す。自主制作盤なので、まだまだ荒削りなサウンドであるが、才気煥発なセンスが迸っている。

 

 ヴィヴィアン・イーストウッドの個性的なキャラクターが明瞭になるのが、エレクトロニックとシューゲイズ、そして近年のソロアーティストのポップの文脈として登場したベッドルームポップが目覚ましく融合する瞬間である。「squeeze」は、打ち込みのビートの上にディストーションギター、ボーカルをレコーディングするという、まさしく宅録仕込みの音楽である。なかでも緻密な構成を持つシンセのアルペジオ、そして、トラックの表面に重ねられるフェーザーを施したギターライン等、サウンド面での工夫が凝らされている。これらのシューゲイズサウンドはあくまでもボーカルのハーモニーの効果が重視され、器楽的な効果を持つボーカルトラックとしてミックスされている。これは、Verveなどの90年代後半のUKロックの影響だろう。

 

今まで、MBVのサウンドを追求してきたバンドは数しれなかったが、そのほとんどが完成寸前のところで踵を返したため、再現までには至らなかった。だが、最新鋭のエレクトロニクスの技術の進歩により、ようやくケヴィン・シールズのギターの音作りに接近したという印象を抱く。


「burnt lips」はハイライトの一つ。イントロは「I Only Said」のオマージュだが、その後はRIDEのようなエモーショナルで繊細なシューゲイズサウンドに移行していく。この曲において、彼らはフォロワー以上の存在感を示すことに成功している。魔神的な印象を持つディストーションギター、陶酔感のあるボーカルという、なかなかの再現ぶりであるが、ベッドルームポップ的なアプローチ、ホームレコーディング風のアプローチがこの曲にオリジナリティを付け加えている。

 

 

アルバムの後半ではデジタル世代らしいクリアな質感を持つシューゲイズ、MOGWAIを思わせる音響派の広大な世界観を擁するポストロックを聴くことが出来る。また、この中で、フレーズの転調の要素を用い、グルーヴや、トレモロ/ピッチシフターで作り出すトーンの変調を登場させ、シューゲイズのリバイバルに取り組んでいる。しかしながら、このアルバムには、単なるリバイバル以上の何かが隠されていることは、鋭い聞き手であればお気づきになられるだろう。


例えば、「ashly」、「ancient sign」などは、未来志向のサウンドを把捉することが出来る。その一方で、アルバムの後半に収録されている「method acting」も隠れたハイライト曲である。MOGWAI、Explosions In The Skyを筆頭とする音響派のポストロックの原石に磨きをかけ、 それらをドリームポップライクの現代的なサウンドで縁取っている。旋律的な心地よさ、そして、抽象的で淡いボーカルは、曲の背景となる極大の音像を持つギターのアンビエンスと上手く溶け合う。これらは、ハイファイ時代のシューゲイズサウンドの出現を予見しているかのようだ。

 

『Take Care』は心地よいマテリアルを積み重ねていったらこうなった、というような感じである。変な気負いがなくて◎。これは、ポストロックとも、アンビエントとも、あるいはシューゲイズともいえない、次世代のロックサウンドがもうすぐそこまで出かかっている予兆なのだ。フォロワー的なサウンドが多いけれど、何かしら期待感を持たせてくれるアルバムである。

 

アルバムのクローズを飾る「devotion」も普通に良い。2分後半からのラウドで恍惚感に満ちたサウンドは必聴である。これらはアシッドハウスやシューゲイズというジャンルでしか味わえないものだ。ブルックリンから魅惑的なシューゲイズプロジェクトが出てきた。

 


78/100

 

 

 

柴田聡子/ Pas Tasta

柴田聡子による最新曲「Passing」は、テレ東系のドラマ25「風のふく島」エンディングテーマ曲として起用され、「ナミビアの砂漠」などで知られる山中瑶子によるMVが公開され話題となった。

 

本日公開されたリミックス・バージョンではダンス・ミュージックのテイストが加わり、音楽的にはパワフルになり、原曲の持つ魅力はそのままにフレッシュに生まれ変わっている。 Pas Tastaによるリミックスは、フューチャーステップのドライブ感あふれるビートを強調している。


「Passing」のPAS TASTAによるリミックス「Passing (PAS TASTA Remix)」が4月30日にデジタルリリース。また、オリジナルとリミックスを収録した7INCHも7月12日にリリース決定。詳細は下記より。

 

 



▪柴田聡子「Passing / Passing (PAS TASTA Remix)」(7inch)



7INCH | 2025.07.12 Release | DDKB-91028 | Released by AWDR/LR2

 

収録曲:


A. Passing [ https://youtu.be/OOmghpYfuzo ]
B. Passing (PAS TASTA Remix)



 

・柴田聡子、最新リリース「Passing」のPAS TASTAによるリミックスが4月30日、デジタル配信リリース。

 

▪柴田聡子「Passing (PAS TASTA Remix)」(Digital)



Digital | 2024.04.30 Release | DDKB-91028_DIGITAL | Released by AWDR/LR2


https://ssm.lnk.to/shibatasatoko_passing ]


1. Passing (PAS TASTA Remix)

 

 

【制作者によるコメント】



"Passing"が配信されて以来、聴いて下さっていてありがとうございます!とてもうれしいことに、PAS TASTAの皆さまのRemixとともに7inchにて発売されることになりました!ばちっと格好良いRemixに仕上げていただき感激です。ほんとうにありがとうございました!!

 

たのしい一枚になりました。ぜひお手にとって、聴いてください! 柴田聡子


 

この度は柴田聡子さんの『Passing』のREMIXを担当させていただき大変光栄です。原曲がシックで大人びた印象を受けましたので、それに合わせてミニマルでかっこいいビートを目指しました。


PAS TASTAの普段の派手さとは逆をいくようなREMIXをお楽しみいただけたら幸いです。 -PAS TASTA

 

▪️クレジット:



柴田聡子:ボーカル、プログラミング Satoko Shibata: Vocals & Programming


岡田拓郎:エレクトリック・ギター、デジタル・ギター、シンセサイザー、サンプリング 


まきやま はる菜:エレクトリック・ベース Haruna Makiyama: Electric Bass


浜公氣:ドラム Koki Hama: Drums


谷口雄:シンセサイザー Yu Taniguchi: Synthesizer



レコーディング・エンジニア:葛西敏彦、岡田拓郎、柴田聡子 Recording Engineer: Toshihiko Kasai, Takuro Okada & Satoko Shibata


レコーディング・アシスタント:馬場友美 Recording Assistant: Tomomi Baba


レコーディング・スタジオ:IDEAL MUSIC FABRIK, OKD Sound Studio Recording Studio: IDEAL MUSIC FABRIK & OKD Sound Studio


ミキシング・エンジニア:岡田拓郎、葛西敏彦 Mixing Engineer: Takuro Okada & Toshihiko Kasai


ミキシング・スタジオ:OKD Sound Studio & Place Kaki Mixing Studio: OKD Sound Studio & Place Kaki


リミックス:PAS TASTA Remix: PAS TASTA


マスタリング・エンジニア:Dave Cooley (Elysian Masters, LA) Mastering Engineer: Dave Cooley (Elysian Masters, LA)



アートディレクション、デザイン:坂脇慶 Art Direction, Design: Kei Sakawaki


7INCHイラストレーション:大川久志 7INCH Illustration: Hisashi Okawa




柴田聡子:

 

シンガー・ソングライター/詩人。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。2010年、大学時代の恩師の一言をきっかけに活動を始める。
 

2012年、1stアルバム『しばたさとこ島』でデビュー。以来、演劇の祭典「フェスティバル/トーキョー13」では1時間に及ぶ独白のような作品『たのもしいむすめ』を発表するなど、歌うことを中心に活動の幅を広げ、現在までに8枚のアルバムを発表。


2016年、第一詩集『さばーく』を上梓。同年、第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>を受賞。2023年、エッセイ集『きれぎれのダイアリー』、2024年、第二詩集『ダイブ・イン・シアター』を上梓。寄稿も多数で、「しずおか連詩の会」への参加など、詩人・文筆家としても注目を集めている。


2024年リリースのアルバム『Your Favorite Things』がCDショップ大賞2025<赤>大賞を受賞。


2025年、シングル『Passing』をリリース。文を手がけた初の絵本『きょうはやまに』(絵・ハダタカヒト)の単行本を上梓。客演や曲提供なども多数。多岐にわたる旺盛な創作力はとどまるところを知らない。




PAS TASTA:

 

2022年にデビューしたサウンドギーク6人によるJ-POPプロジェクト〈PAS TASTA〉。


メンバーはウ山あまね、Kabanagu、hirihiri、phritz、quoree、yuigotと、国内外で注目を集める音楽プロデューサー/シンガーソングライターにより構成される。



2023年に1stアルバム『GOOD POP』をリリース。2024年には「とにかくデッカいJ-POP」を志向し、シーンの枠を超えた総勢8組のアーティストを客演に迎えた2ndアルバム『GRAND POP』をリリース、Spotify O-EASTで開催されたワンマンライブはチケットが即完。

 

Spotifyが2025年に躍進を期待する次世代アーティスト枠『RADAR: Early Noise 2025』に選ばれるなどジャンルを超えて注目度が高まっている。



 

DETERMINATIONS、BUSH OF GHOSTSでの活動を経て、YOSSY(キーボード・ヴォーカル)とicchie(トランペット・トロンボーン)が2005年に始動したユニット【Yossy Little Noise Weaver】。

 

音楽的には、両者の多彩な嗜好を反映している。ダブ、エレクトロニカ、レゲエ、ポップミュージックと説明されている。デビューアルバム『Precious Feel』では、Ego-Wrappin’の中納良恵とのコラボレーション経験を持つ。両者は、ハナレグミ、Mr.Childrenのサポートミュージシャンとしても活動してきた。日本のメジャー/インディーズシーンをタフに渡り歩いてきたユニット。

 

本日、Yossy Little Noise Weaverによる前作アルバム「Sun and Rain」(2018年)以降に発表されたシングルやコンピレーション参加曲に新録を追加した、7年振りのフルアルバム「恋に忙しくて」が6月11日に発売決定となった。同時に、先行シングル「Night Music」が本日配信開始された。


さらに、6月11日に「恋に忙しくて」のCD、YOSSYによるソロ名義の6曲入りミニアルバム「HONEY」のCDバージョンも発売決定。聴く人の気持ちをふわっと時にドリーミーに、そして、時にファニーに包み込むようなオリジナルPOPを展開。

 

 先行シングル「Night Music」はおしゃれなテイストのポップソング。渋谷系にとどまらず、平成ポップスの血脈を受け継いだ重要なポップソング。ボーカルの合間に入るホーンがきらびやかな印象を放つ。

 

日本語の歌詞と英語の歌詞の融合、そしてジャズ風のスキャットの歌唱もセンス抜群だ。ミュージカル【コーラスライン】を彷彿とさせるジャズとポップスの劇的なコンフュージョン!!

 

 

 「Night Music」- Best New Track

 


▪YOSSY LITTLE NOISE WEAVER「Night Music」- ニューシングル




BUS-010_2 | Digital | 2025.04.30 Release
Released by BUS Records | AWDR/LR2


配信ストリーミング; [ https://ssm.lnk.to/yossylittlenoiseweaver_nightmusic ]




・YOSSY LITTLE NOISE WEAVER、7年振りのアルバム「恋に忙しくて」6月11日リリース決定!!



 


YOSSY LITTLE NOISE WEAVER「恋に忙しくて」
BUS-010 | Digital | 2025.06.11 Release

Released by BUS Records | AWDR/LR2

Produced and Arranged by icchie and YOSSY

Recorded by icchie

Mixed by icchie at STUDIO OPPE

Mastered by Lewis Hopkin (Stardelta AUDIO MASTERING)

Art Work by Yachiyo Katsuyama

Designed by icchie

 

収録曲/参加ミュージシャン:



1. 恋に忙しくて


words by 安田謙一 / music by 磯田収


YOSSY vocal, chorus, wurlitzer, glockenspiel, 口笛
icchie flugelhorn, chorus
栗原務 drums
伊賀航 bass



2. Night Music


words & music by YOSSY
YOSSY vocal, chorus, wurlitzer
icchie trumpet, trombone, flugel horn, programming, chorus, percussion
伊賀航 bass



3. 灰色に包まれる前に


words & music by YOSSY
YOSSY vocal, chorus, piano, synthesizer
icchie trumpet, programming
栗原務 drums
伊賀航 bass



4. Secret Heart


words & music by Ronald Eldon Sexsmith
©1995 by Songs Of Universal,Inc. / Ronboy Rhymes Music
YOSSY vocal, piano, synthesizer
icchie flugelhorn, programming



5. Heart Of Glass


words & music by Deborah Harry & Christopher Stein
©︎CHRYSALIS MUSIC INC.
YOSSY vocal, keyboards
icchie programming, trombone, flugelhorn, synthesizer
菅沼雄太 drums



6. The World Is Waiting For The Sunrise


words by Eugene Lockhart / music by Ernest Seitz
©︎1919 by CHAPPELL MUSIC LTD. All rights reserved. Used by permission
YOSSY vocal, piano
icchie programming, trombone, flugelhorn, synthesizer
菅沼雄太 drums



7. Je T`Aime...Moi Non Plus


music by Serge Gainsbourg
©︎MELODY NELSON PUBLISHING
YOSSY piano, keyboards
icchie programming, flugelhorn, flute, percussion



8. Walk On The Wild Side


words & music by Lou Reed
©︎Oakfield Avenue  Music Ltd.
YOSSY vocal, piano, keyboards
icchie trombone, flute, ukulele
菅沼雄太 drums, bass



9. WANDERING


words & music by YOSSY
YOSSY vocal, wurlitzer, organ, synthesizer
icchie vocal, programming, percussion, trumpet, flugelhorn, trombone, synthesizer




・6月11日に「恋に忙しくて」のCD、YOSSYによるソロ名義の6曲入りミニアルバム「HONEY」のCDも発売決定。

 

▪YOSSY LITTLE NOISE WEAVER「恋に忙しくて [CDバージョン]」

 
BUS-010 | CD | 2025.06.11 Release | 2,500Yen+Tax
Released by BUS Records

 

収録曲:


1. 恋に忙しくて  

2. Night Music  

3. 灰色に包まれる前に  

4. Secret Heart  

5. Heart Of Glass

6. The World Is Waiting For The Sunrise  

7. Je T`Aime...Moi Non Plus  

8. Walk On The Wild Side  

9. WANDERING



▪YOSSY「HONEY [CD]」



 

BUS-008 | CD | 2025.06.11 Release | 2,000Yen+Tax
Released by BUS Records

 

収録曲:


1. すろういと  

2. HONEY 

3. BALLET FOR A RAINY DAY

4. ROW 

5. COLORS  

6. CLOUDY


【YOSSY LITTLE NOISE WEAVER】


DETERMINATIONS、BUSH OF GHOSTSでの活動を経て、YOSSY(キーボード・ヴォーカル)とicchie(トランペット・トロンボーン)が2005年に始動したユニット。

2005年、EGO-WRAPPIN’の中納良恵をヴォーカルに迎え1st.album『PRECIOUS FEEL』を発表した。


2007年2nd.album『WOVEN』、 2010年3rd.album『VOLCANO』をリリース。
 

2017年より自然豊かな山深くに自宅兼プライベートスタジオを構え、2018年親交の深いミュージシャンを招き制作された4th.album『Sun and Rain』をリリース。小西康陽氏がアルバムと同時リリースした7インチシングル「GHOST」を2018年の「ダントツ1位」とコメントするなど好評を博す。


2020年に7インチシングル『WANDERING』、2021年にはYOSSYソロ名義でミニアルバム『HONEY』、2021年に7インチシングル『PEACE/WALK ON THE WILD SIDE』をリリース。2025いよいよ5th.album『恋に忙しくて』がリリースされる。



YOSSYの作詞作曲の楽曲をicchieとYOSSYの緻密なアレンジで聴かせる。聴くものの気持ちをときに、ふわっとドリーミーに、またときにはファニーに、包み込むようなオリジナルPOPを展開する。それぞれ、ハナレグミ、Caravan、Mr.Children、Ego-Wrappin'をはじめ、様々なアーティストのサポートを務めている。

 


今週金曜日にマタドールからリリースされる『The Scholars』は、カー・シート・ヘッドレスト(Car Seat Headrest)の5年ぶりとなるニューアルバムである。

 

本作は、荘厳なグラムロックからザ・フーに匹敵するロック・オペラの大作まで、シームレスに展開する広大な楽曲群である。アルバムの三作目のシングルで、陽気なロックンロール・ツアー日記 「The Catastrophe (Good Luck With That Man) 」を下記より聴くことができる。



バンドは、キルビー・ブロック・パーティーとガヴァナーズ・ボールでのフェスティバル公演に加え、シカゴ、ロサンゼルス、フィラデルフィアでの公演を予定。また、5月1日に開催されるBandcamp Liveでのスニーク・プレビュー・リスニング・パーティーにも参加する。


Car Seat Headrestの最新シングル "The Catastrophe (Good Luck With That, Man) "は、他の曲に比べると、5分半という簡潔な曲だ。 80年代のUSロックをモチーフにしたハードロッキンな曲だが、サーフロックが登場したり、あるいはビーチ・ボーイズ風のコーラスも登場する。

 

ボーカリスト、ウィル・トレドの歌詞には鋭い暗喩が含まれている。ツアーが "アメリカの町の骨、乾いた骨 "に出会っているようなもので、"親の要求に応えられなかったために血を流す理由を知らない子供たち "の置き土産であることを綴っている。”一番狭いグリーンルームで立ち往生/メインルームを通るしか出口はない/背中のシャツと4つの切れた電話、タバコの箱で1時間つぶす”


「The Catastrophe (Good Luck With That Man) 」




【先行情報】


 

アイルランドのミュージシャン、ジョエル・ジョンストンのソロプロジェクト、Far Caspianは、リードシングル「First Day」のリリースと同時に、7月下旬に発売予定のニューアルバム『Autofiction』を発表した。


2023年のアルバム『The Last Remaining Light』以来の新作である。前作アルバムの発表後、ミュージシャンはアメリカツアーを開催し、ベースメントでありながら好評を得た。


「''First Day "は、ある朝、パートナーを新しい職場に送り出した後に書いた曲だ。 彼女は過渡期で、何もかもが大変で生々しく感じていた。 同じような時期に、私はクローン病で新しい薬を飲み始めていて、8週間ごとに病院に行って点滴を受けなければならなかった。 初めて行ったときは、パートナーが運転してくれた。 この曲は、先のことがどんなに不安でも、お互いの背中と最善の利益を一番に考えていることを思い出させるために書いた」


『Autofiction』の歌詞は、精神的な重荷、自己の許し、回復、支えとなり元気づけてくれるパートナーシップへの感謝に深く切り込んでいる。ジョンストンにとってこれまでで最も直接的で、日記的で、文字通りのものだ。 そのため、この作品は彼にとって最も傷つきやすい作品でもある。


 「メッセージを伝えたかった。 私の曲について、"何を言っているのかわからない "と言われることがある。 僕はもう少し聴かせるレコードを作りたかった。 ボーカルもいつもより大きくしてみた」


「First Day」



Far Caspian 『Autofiction』

Label: Tiny Library

Release: 2025年4月29日


Tracklist:


1.Ditch

2.First Day

3.The Sound of Changing Place

4.Window

5.Lough

6.Here Is Now

7.A Drawing Of The Sun

8.An Outstretched Hand

9.Autofiction

10.Whim

11.End


Pre-save:  https://artist.tinylibraryrecords.com/farcaspian