ニュージーランドのポップグループ、Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)は2026年1月30日にニューアルバム『No Love Lost To Kindness』をリリースする。ツアーの合間にメキシコシティで時間を過ごし、可能な限り楽曲制作に取り組んだ。その結果、新アルバムに収録された楽曲はメンバーの関心事と、各ミュージシャンが経験した個人的な成長を反映している。
ギタリストのジョシュ・バージェスとチャーリー・ライダーがプロデュースした『No Love Lost to Kindness』はメキシコシティで録音された。
彼女は次のように語っています。「深く個人的な内容でありながら、このアルバムは普遍的な人間性を帯びています。つながりが与える側と受け取る側の両方を変容させることを思い出させてくれるのです」 『Letter For a Friend』は、手を差し伸べ、私たちを変えた人々を称え、心の内を伝えるのに完璧な瞬間を待つ必要はない——今、ただ伝えるべきだという招待状なのです」
2022年に批評家から絶賛されたアルバム『Beautiful and Blue』の成功を受け、ハレーの最新フルアルバムはこれまでで最もパーソナルな作品となった。彼女を形成し、影響を与え、インスピレーションを与えてくれた人々への個人的な手紙の集大成として書かれた『Letter for a Friend』はナッシュビルで録音され、彼女の最も親密で物語性豊かな作品となっている。
本作はコンセプトアルバムとして制作され、『Letter For a Friend』と題されている。「アルバムの全曲は、私の人生に深い影響を与えた人々への手紙として書かれました。非常に個人的で意図的な楽曲集であり、世界と共有できることを心から楽しみにしています」と彼女は語る。
さらにハリーは次のように打ち明けています。「言えなかった言葉——送らなかったメッセージ、書き残せなかった手紙——について考えたことはあるでしょうか?『Letter For a Friend』はこの問いと、最古の友人エミリーが私の人生に与えた影響を綴った曲から生まれました」 アルバムの各トラックは手紙だ——友人へ、愛する人へ、見知らぬ人へ、そして自分自身へ。感謝や記憶、大切な言葉を口にする勇気を捉えている。奥深く個人的でありながら、このアルバムは普遍的な人間性を帯びている。繋がりが与える側と受け取る側の両方を変容させるという事実を思い出させてくれるのです。 『Letter For a Friend』は、手を差し伸べ、私たちを変えた人々を称え、心に秘めた言葉を伝えるのに完璧な瞬間を待たず——今、ただ伝えるための招待状なのです」
「Basin Street Blues」ーールイ・アームストロングが歌うジャズの不朽の名曲はこのジャンルの重要地であるミシシッピ川近郊の歴史ある同名のストリートから生み出された。
先月には総勢10名編成による特別公演<Reflections of Luminescent Creatures>全5公演を成功させ、来週からは国内9都市を巡る弾き語りツアー<Luminescent Creatures World Tour>がスタートします。さらに年末には南米公演も予定されており、その活動はますます広がりを見せています。
本日、オークランドのソウル・エレクトロニック・コレクティブ、LEISUREが新作スタジオアルバム『Welcome To The Mood』をリリースします。ジャンルを超越する6人組は、5作目となる本作で、魂のこもったスローバーニングな精神を磨き上げ、輝かしい新たな章を切り開く。それは結束、創造的自由、そして真の目的を持って進化するバンドの実体験に根ざしたものである。
今週ご紹介するのは、NZ/オークランドの6人組グループ、Leisure。TOPSのようなヨットロックから、80年代初頭のStylistics、Commodoresのような、マーヴィン・ゲイやスティーリー・ダン、クインシー・ジョーンズらが登場する前夜のソウルミュージックを織り交ぜ、トロピカルな雰囲気に満ちたポップソングを制作している。新作『Welcome To The Mood』は相当練り上げられたかなり完成度の高い作品である。もちろん、ミックスやマスターで磨き上げられ、現代的なデジタルレコーディングの精華である”艶のあるクリアな音質”が特徴で、聴きやすい作品です。ただ、音質が良いからといえ、このアルバムはプロデュースに依存しすぎているわけではありません。
今、私の手元には、幸いにも、日本の販売元から提供されたWIPバージョンのDisco音源があり、それを聴くと、デモバージョンでも十分に魅力的な音源となっていると思います。むしろ、アウトテイクで出したら面白いのではと思うほど......。デモらしいラフな音質ではあるものの、かっこ良い。そして制作段階で、テンポなどを調整しながら、最終のマスター音源を作り上げている。特に、Work In Progressのバージョンを聴くと、その制作過程がよりわかりやすい。
TOPSと同じように軽やかな音楽な印象があるものの、バンドアンサンブルの内実は結構ディープ。 音源を作り込みに作り込んだ上で、最後に残った濾過されたサウンドの結果がこのアルバムです。だから、最終のマスター音源は、氷山の一角が現れたに過ぎず、それだけ参考にしても同じ内容にはならないでしょう。ビートルズやストゥージズと同じように、気の遠くなるような回数のテイクを重ねたと推測される。なおかつ聴いていて心地良いポイントを探り、その鉱脈を掘り下げる。『Welcome To The Mood』は、最初から結果を求めるサウンドではなく、過程を重んじる制作となっている。つまり、積み重ねた結果がこうなったという帰納法のサウンド。面倒くさくて遠回りにも思えますが、テイクを重ねるのは良い録音を生むための近道なのです。
結局のところ、「Welcome To The Mood』が聴きごたえがあって聴きやすい理由は、一貫性があって、最初から最後まで一つのレコーディングセッションが続いている感覚があるから。そして彼らの見事なライブセッションが永続してほしいと思わせる感覚もある。そういった意味では瞬間的な音源に永遠が内包されているといえるでしょう。
「Welcome To The Mood」は、このすべての項目をクリアしていて、聞き手の注目をしっかりと惹きつける。そして、この曲のイントロのトロピカルなカッティング・ギターは、ヨットロックのトロピカルな心地よさを感じさせるだけではなく、アルバムの全体のサウンドを要約し、その世界を拡大させるためのひとつの入り口となっている。
中盤のハイライト曲は続く「The Colour of The Sound」で訪れる。 アンビエント風の抽象的なシンセサイザーで始まり、十分な余韻を保った上で、曲が本格的に始まります。デモバージョンは、シンプルなスタジオセッションがパッケージされ、ファンカデリックのようなサウンドでしたが、最終の音源では、いっそう艷やかな音質になり、ポップソングの要素が強調されている。ラフなデモバージョンよりも音の粒が精細になり、ドラムを中心とするダブのエフェクトの意図も明瞭になっている。他の曲では器楽的なリードを譲る場合が多いものの、この曲ではカッティングギターが主役となり、ドラムのリムショットを背景に全般的なアンサンブルをリードしている。特にバスドラムの小気味よいヒット、旋律の跳躍があるベースが曲全体を補佐している。
驚異的なライブパフォーマーであるミツキは、絶賛された7作目のアルバム『The Land Is Inhospitable and So Are We』を、劇場的で大胆な手法で世界のステージに届け、壮大なライブショーと並ぶスペクタクルを披露した。 7人編成のバンドとモニカ・ミラビレによる振付を伴い、ミツキはステージの隅々までを駆使し、スポットライトと影の間を自在に行き来する。
『ミツキ:ザ・ランド』は音楽的才能の頂点に立つアーティストを捉え、壮大なライブ体験に映画的な親密さを加えながら、『The Land Is…』収録曲に加え、彼女の幅広いキャリアを彩る楽曲の再構築や再解釈を披露する。
Wispは先月フルアルバム『If Not Winter』をリリースし、現在はシステム・オブ・ア・ダウンのオープニングアクトとしてスタジアムツアー中だ。以前TikTokで「Yellow」カバー動画を公開したところ数百万回再生を記録した。今回、このカバーソングがリリースされた。アコースティック・バージョンの素晴らしい一曲です。
アメリカのソングライター、Scullcrusherがニューシングル「Dragon」を公開した。10月17日にDirty Hitからリリースされるアルバム『And Your Song Is Like A Circle』は内省的な作品となっており、スカルクラッシャーは様々なアイデアを自身の芸術に取り入れている。
「To and Fro」では、英国のポストパンクが新しいサウンドに移行した瞬間を捉えられる。この曲は、サビ(コーラス)の部分が最高で、バンドのポップセンスが遺憾なく発揮されている。シンガロングを誘い、ライブでかなり盛り上がりそうな一曲である。曲の終わりでは一音ずつ上昇していき、アウトロにかけての期待感を盛り上げている。アルバムの中では異色の曲といえる「Lampiao」では、伝説的な盗賊団のリーダーをポルトガル語で揶揄している。
『Cutthorat』はハチャメチャに陽気なダンスナンバーで締めくくられる。「Axis of Evil」はどことなくSparksのサウンドを彷彿とさせる。Underworld、New Orderを想起させる大胆不敵なダンスロックは、Shameのバンドとしてのポテンシャルの高さを印象付けている。アルバム全体としても相当聴きごたえがある。何度も聴くたびに面白い発見があるかもしれない。Shameは必ずしも単一のジャンルにこだわらず、広大なイマジネーションを働かせ、良質なアルバムを制作している。アルバム全体を聴きとおすのに、かなりの精神力とカロリーを消費するはずだ。奇異な作品である。
85/100
Best Track-「Cowards Around」
The Mountain Goats(マウンテン・ゴーツ)が、11月7日に自身のレーベルから新アルバム『Through This Fire Across From Peter Balkan』をリリースすると発表した。このアルバムは「本格的なミュージカル」と評されており、レプリケイツのトミー・スティンソン、ハープ奏者のミカエラ・デイヴィス、ハミルトンの作者リン=マニュエル・ミランダが参加している。
このミュージカルのストーリーの概要は次の通りとなっている。
ーーその謎めいたタイトルから想像できるように、『Through This Fire Across From Peter Balkan』 は、無人島で難破した小さな乗組員の物語だ。生き残った3人、名前のない語り手、ピーター・バルカン船長、そしてアダムは、減少する資源と終末的なビジョンに悩まされている。 これは、生存と荒廃、残忍さと優しさ、苦労して得た知恵と思いやり、小説のような細部、そして言語を超越した、叫び声のような言葉のない合唱の物語である。ーー