イギリスの5人組ロックバンド、スポーツ・チームは前作でニューウェイブ/ポスト・パンク風の音楽アプローチをベースにしていたが、本作『Boys These Days』では大幅に作風を転じている。今作ではバブリーな音楽性を選び、ダンスポップ/ディスコポップ、ソフィスティポップ(AOR)、ローリング・ストーンズの『Tatto You』時代の80年代のロック、そしてソウルなど多角的な楽しさを織り込んでいる。スポーツ・チームの新しいフェーズが示された作品である。もちろん、5人組という分厚いメンバーがプロジェクトのために一丸となっているのも美点だ。
本作の冒頭を飾り、先行シングルとして公開された「I'm in Love(Subaru)」を聞くかぎり、最早スポーツチームに”ポスト・パンク”という常套句は通用しないことがわかる。ダンサンブルなポピュラーセンスを発揮し、サックスフォンの高らかな演奏を背景に、キーボード(ベン)、ドラム(グリーンウッド)、ベース(デュードニー)を中心に、重厚なバンドアンサンブルを構築し、アレックス・ライスのソウルフルでパワフルなボーカルがバンド全体をリードする。
前作『Gulp!』にも見いだせたスポーツチームの音楽的なユニークさは続く「Boys These Days』に受け継がれている。ポール・ウェラー/スタイル・カウンシル風のモッズ・サウンドを下地にして、スポーツ・チームらしいカラフルなダンスロックを展開する。シンセ、ボーカル、そして、弦楽器のアレンジが縦横無尽に駆けめぐり、見事なアンサンブルを構成している。 半音階ずつ下がる音階進行、それからブリット・ポップ風のゴージャスなアレンジが、この曲にエンターテイメント性を付与する。また、全体的なソングライティングの質の高さが傑出している。それを楽曲として再現させる演奏力をメンバーの全員が持ち合わせているのは言わずもがな。
『Boys These Days』の最大の魅力は、音楽的な寄り道をすことがあり、直線上には進まないことである。それは、スポーツ・チームの全体的な人生観のようなものを示しているとも言える。
「Planned Obsolescence」はアルトなフォークロックで、「Sweet Jane」や「Walk On Wildside」の系譜を受け継いでいる。曲の中での口笛も朗らかで和平的なイメージに縁取られている。音楽的には一つのリフレインをバンドサウンドの起点として、どのように変化していくのかをアンサンブルとして試しているように思えた。2分以降のアンセミックな雰囲気はその成果とも言えよう。
さらにスポーツ・チームの寄り道は続く。「Bang Bang Bang」ではロカビリー/パンカビリー風の渋いロックソングを書いている。カントリーをベースに旧来のエルヴィス風のロックンロールを結び付ける。最近のロックバンドには乏しいロールーーダンスの要素を付加している。同じように、「Head To Space」もカントリーを下地にしているが、決して古びた印象を与えない。ボーカルのソウルフルな歌唱がバンド全体をリードし、曲にフックを与えているのだ。
こうした中で、ストーン・ローゼズ、ヴァーヴの系譜に属するイギリス仕込みのダンスロックでこのアルバムは決定的になる。バンガー「I'm in Love(Subaru)」をしっかりと用意した上で、終盤にも「Bonnie」が収録されていることは、アルバム全体に安心感や安定感を及ぼす。これぞまさしく、スバル・ブランドならぬ、スポーツチーム・ブランドとも呼ぶべき卓越性。結局のところは、バンドの演奏力の全体的な底上げ、ソングライティングの向上、そして何より、ボーカルの技術の蓄積がこういった聴き応え十分の作品を生み出すことになった要因なのだろう。
ただ、それはおそらく最短距離では進まなかったのではないかと思える。だからこそ説得力がある。全体的にはバンドとしての楽しい瞬間が録音に刻みこまれ、それが全体的な印象をファニーにしている。たとえ、バラードを書いても、スポーツチームらしさが満載である。「Maybe When We're 30」は珍しくダブルボーカルの曲で、もうひとつの重要なハイライト曲。ライブのアンコールで演奏されるに相応しい、繊細さと力強さを兼ね備えた素晴らしいクローズで終わる。
しかし、このアルバムが、なぜ後にロックファンの間で伝説化したのか.......。 それは、当時、このアルバムが一般的には販売されていなかったという理由である。そのため、『#1 Record」は一部の評論筋やロック雑誌の間だけで知られるに過ぎなかった。特に、このバンドのデビュー・アルバムを高く評価していたのが、ローリング・ストーン誌だ。後にローリングストーンは『史上最高の500枚のアルバム』にランクインさせた。チルトン/ベルのソングライティングは、マッカートニー/レノンとよく比較された。しかし、スタックスは、アルバムをほとんど宣伝せず、レコードショップでの販売はもちろん、ラジオでもあまりオンエアされなかった。アルバムには「The Ballad Of El Goodo」、「Thirteen」、「The India Song」が収録されていたにもかかわらず、ヒットには恵まれなかった。リリース時は数千枚の売上にとどまった。
クリス・ベルは、デビューレコードのために、レコーディングとミキシングに関して相当な試行錯誤を重ねたため、これらの商業的な失敗は、かなり堪えるものがあった。1972年末までに、ベルはこのバンドを去っていた。それに加え、チルトンに焦点を当てたレビューが彼を悩ませた。スティーヴンスは、「クリスがデビュー・アルバムのレビューを読み始めたとき、物事が少しずつ悪化しはじめた」とドキュメンタリー映像『Nothing Can Hurt Me』で語る。「それは彼の創造的なビジョンの非常に大きなウェイトを占めていたので、プレスのレビューがアレックスに焦点を当てて帰ってきたとき、彼はミュージシャンとして今後その影響下で生きなければならないと考えたのだった」
プロデュース的なロック/フォークサウンドであったファーストと比べると、その違いは一目瞭然である。ブルースやソウル、サザンロックといったチルトンの音楽的な背景を駆使し、ライブサウンドに近いロックがセカンドアルバムには見いだせる。セカンドの制作に取り掛かったビッグ・スターは、チルトンを中心に作曲を行い、フンメルやスティーヴンスも同じように、ソングライティングに貢献を果たした。その中には、バンドを去ったクリス・ベルが残した遺産も含まれていた。それが、「O My Soul」「Back of A Car」といったトラックだ。
ミスティーンは、ハイデンやコナン・グレイとのツアーで成功を収め、最近ではケリー・クラークソン・ショーでマッケナ・グレイスと共演している。 ミスティーンの音楽は、Barefoot in the ParkやNew Pop Picks、Apple MusicのNew in Alternativeなど、Spotifyの人気プレイリストに追加されている。
彼女の音楽は、Spotifyの「Barefoot in the Park」や「New Pop Picks」、Apple Musicの「New in Alternative」、OnestoWatch #NowWatchingのような強力なサードパーティのプレイリストなどのエディトリアルで紹介されている。
Log cabin-born but Jersey-bred, Mistine is a rising Pop / Rock artist combining the rhythm and warmth of classic rock with her own brand of angsty pop sincerity. Mistine’s music is a perfect blend of modern and vintage, drawing inspiration from classics like Aerosmith, Taylor Swift, Avril Lavigne to the 1975 and Maggie Rogers.
Before she was Mistine, Christine Meisenhelter was just another third-grade kid watching Piglet’s Big Movie. At least, she was, until Carly Simon showed up on screen playing guitar and singing along. Suddenly, Meisenhelter knew what she wanted to do, and it’s been music ever since.
In the years following this early spark, she attended USC’s Thornton School of Music, toured with Conan Gray for over two years, and honed her voice as an artist and musician as Mistine.
Mistine’s career as a musician blossomed and she developed a strong resume as both an artist, songwriter, and session/touring musician.
She’s toured with Conan Gray, aespa, BiigPiig, Meg Smith, WiztheMC, Zeph, McKenna Grace, Haiden Henderson, INJI, and Sierra Spirit to name a few.
Mistine devotes her life not only to music, but also to sustainability and the environment. After obtaining a Masters in Science for Sustainable Business Leadership, Christine has served as the Sustainability On-Site Coordinator at the Las Vegas Sphere for the Grateful Dead residency and worked on the Billie Eilish Hit Me Hard and Soft Tour.
Mistine ties her two passions together to bring audiences music that speaks to the human connection to one another, but also has underlying innuendos of human destruction and nature.
Her music has been featured in editorial placements including Spotify’s Barefoot in the Park and New Pop Picks, Apple Music’s New in Alternative, and strong third party playlists like OnestoWatch #NowWatching. She’s been featured in press outlets including LADYGUNN, Earmilk, Bass Magazine, C-Heads, Atwood Magazine, Luna Collective, TRASH Mag, amongst others.
Mistine's new album "i guess this is where we're at" is a 11 track collection of indie pop meets alternative songs that tackle the topic of sustainability and environmentalism.
She shares, "I am constantly thinking about our environment. I really tired to incorporate ways to tell the story of what our world is going through in the climate crisis without explicitly saying it in the song - I began exploring thinking about our planet as a friend or relationship and how each member would feel though this distraction and climate change - how we’re trying to preserve what we have left - as if I were trying to salvage a relationship with a loved one."
The enthralling album features grunge soaked guitars, experimental vocal lines and 80's inspired synths and is Mistine's most creative release to date.
When it comes down to it, Mistine wants to make music that makes people think, learn, feel good, and ultimately, drive down a coast line with their windows down. Her unassuming charm is what makes her work just so welcoming; “I want my fans to feel like they’re my best friends.”
『International』はティム・パウエル(元ゼノマニア)との共同プロデュースで、コンフィデンス・マン(「Brand New Me」でジャネット・プラネットがクラックネルとデュエット)、エロル・アルカン、ヴィンス・クラーク、ニック・ヘイワード(「The Go Betweens」でデュエット)、オービタルのポール・ハートノルなど、多数のゲストが参加している。
このアルバムは、昨年12月にリリースされたばかりの『The Night』に続くものだが、通常のセイント・エティエンヌのアルバムというよりは、一度に聴くことを目的としたチルアウト的な没入感のあるアルバムだった。その前のアルバムは2021年の『I've Been Trying to Tell You』だった。
ソフィア・ケネディの音楽の表層を形成するのが、ファッショナブルでスタイリッシュなイメージ。これは間違いなく、制作者の日頃の生活や考えから汲み出されるものであり、他の人が真似しようとしても出来ない。アルバムの冒頭を飾る「Nose for a Mountain」を聴くとわかるように、シンセポップを基調とする親しみやすく軽妙な音楽的なアプローチの中に、セイント・ヴィンセントやビョークのようなファッショナブルな感覚が揺らめく。そして、その音楽性を背後から支えているのは、工業都市の音楽であるエレクトロニックである。これらの現代性や近代文明の工業性の発展の中で培われた音楽的な核心、それらは、現代的な宣伝広告やファッションの要素と結びついて、アートポップソングを作り上げるための素地となっている。
アルバムはその後、エレクトロポップに転じる。アヴァロン・エマーソンの系譜にあるDJライクなサウンドに、ソフィア・ケネディ独自のボーカルが乗せられる。スポークンワードでもなく、ソウルでもない、ダンスミュージックから汲み出された特異なボーカルスタイルが心地良いビートの底に揺らめく。ケネディのボーカルは、夢想的な感覚を生み出し、ある種の幻想性を呼び起こす。「Imginary Friend」というタイトルに相応しい。「Drive The Lorry」では、レトロなマシンビートを配して、チルウェイブとレゲエ/ラヴァースロックの中間にある独特な音楽性に転じる。現代のヨットロックやソフィスティポップに通じるようなアメリカの西海岸の音楽を呼び覚ます。これらのチルウェイブに属する音楽は、ホリー・クックにも近い感覚がある。しかし、ボーカルは依然としてスタイリッシュな印象があり、華やかな雰囲気に満ちている。
しかし、ボーカルはそれらと対象的なコントラストを描く。ケネディのボーカルは、オペレッタからブリジット・フォンテーヌのようなアートポップの形態を活かし、迫力と上品さを兼ね備えた新鮮な音楽のインディオムを作り出している。ビートやリズムはかなり堅牢であるが、シンセのアルペジオは一貫してメロディアスで聴きやすさがある。もちろん、シンセだけではなく、ケネディーのボーカルも旋律をはっきりと意識している。表向きにはニューウェイブの一曲であるが、全般的にいえば、"ダンスミュージックのオペレッタ"ともいうべき優雅な印象をもたらすことがある。歌詞もシュールな印象がある。"I Can See in Through My Eyes"などを聴くと分かる通り。