シェフィールド出身の歌手、サム・フェンダーは、昨年、ロンドンのフィンズベリー・パークで行われたソールドアウトのライヴで録音されたシングル「Alright」のライヴ・バージョンを公開しました。


このニューシングルについて、サム・フェンダーは「”Alright”は、『Seventeen Going Under』時代の最初の曲の一つなんだ。ずっと好きな曲だったんだけど、なぜかレコードにならなかった。成長すること、死をごまかすことをテーマにしている」と語っている。


この最新シングルは、以前発表された「Getting Started」と共に、12月9日にPolydor Recordsからリリースされるフェンダーのライブアルバム「Seventeen Going Under Live Deluxe Edition」に収録されている。 

 

 

 


フィンズベリー・パークでのライヴ音源「Alright」は以下よりお聴きいただけます。

 

 


Sam Fender 『Seventeen Going Under Live Deluxe』

 

 

 

Label: Polydor

Release:2022年12月9日

 

 

(CD 1) 

 

Tracklisting:


1. Seventeen Going Under
2. Getting Started
3. Aye
4. Get You Down
5. Long Way Off
6. Spit of You
7. Last to Make It Home
8. The Leveller
9. Mantra
10. Paradigms
11. The Dying Light
12. Better of Me
13. Pretending That You’re Dead
14. Angel In Lothian
15. Good Company (Live)
16. Poltergeists
17. Howdon Aldi Death Queue
18. The Kitchen (Live)
19. Alright
20. Wild Grey Ocean
21. Little Bull Of Blithe

 

 

『Live From Finsbury Park』 (CD 2) 


Tracklisting:


1. Will We Talk?
2. Getting Started
3. Dead Boys
4. Mantra
5. Better Of Me
6. The Borders
7. Spice
8. Howdon Aldi Death Queue
9. Get You Down
10. Spit Of You
11. Alright
12. Play God
13. The Dying Light
14. Saturday
15. Seventeen Going Under
16. Hypersonic Missiles

 


UKのロックバンド、Bloc Partyのフロントマンと知られる、Kele Okereke(ケリー・オケレケ)は、昨年のアルバム「The Waves, Pt.1」の続編として、通算6枚目のソロ・アルバム「The Flames, Pt.2」をKOLA Records / !K7から来年3月24日にリリースすると発表しました。


"あの気持ちから抜け出す方法を見つけるとずっと思っていたし、The Wavesに応えるものを作るとずっと思っていた "と彼は記す。"火は強力で、創造と破壊の両方であり、その緊張感を何とか音楽に反映させたかった。欲望に飲み込まれる音、文字通り燃え尽きるほど激しく燃える感情の音だ”


”「The Waves」のように、このレコードの音はすべて私のエレクトリック・ギターで作られていることが重要だったのです。ループしたアンビエントのテクスチャーからもろいドラムマシンのリズムまで、このパラメーターの中でレコードを書き、レコーディングすることで、ミュージシャンとしてより創造的になることを強いられた”


Keleは印象的なリード・シングル「Vandal」も公開している。「イギリス生まれのナイジェリア人として、この議論には怒りを覚えたよ。ここ数年、私はその怒りをたくさん抱えているような気がしていたので、「Vandal」では、それをどこか役に立つ場所に置く必要があると思ったんだ」


「最近、イギリス人であることを誇りに思うようなことはあまりなかったけれど、ブリストルでコルストン像を撤去する人々を見て、非常に誇りに思った。普通の人々が『この奴隷商人は私の英国を代表するものではない』と言ったのです。それは私には理解できる反抗の行為であり、私は突然、信じられるイギリスを垣間見ることができたよ」

 


 

Kele Okereke 『The Flames pt. 2』



 

Label:  KOLA Records / !K7

Release: 2023年3月24日 



Tracklist:


1. Never Have I Ever

2. Reckless

3. And He Never Was The Same Again

4. True Love Knows No Death

5. Vandal

6. Her Darkest Hour

7. No Risk No Reward

8. Someone To Make Me Laugh

9. I’m In Love With An Outline

10. Acting On A Hunch

11. Kerosene

12. The Colour Of Dying Flame



 


本日、Soundwalk Collective with Patti SmithはBella UnionよりThe Perfect Vision deluxe box setをリリースしました。アルバムのストリーミング視聴はこちらから。

 

このリリースに先立ち、Soundwalk Collective with Patti Smithは、尊敬する作曲家でありプロデューサーのBrian Enoによるトラック「Peradam」の魅惑的なリミックスが公開されています。下記よりご覧下さい。



この曲は、『The Peyote Dance』、『Mummer Love』、『Peradam』という『The Perfect Vision』を構成する3枚のアルバムとともに、ボックスセットに付属するリミックスアルバムに収録されています。



2019年から2021年にかけて、サウンドウォーク・コレクティヴとパティ・スミスは、フランスの象徴的な3人の詩人の文章からインスピレーションを得た3枚組のアルバムでコラボレーションを行った。

 

アントナン・アルトー、アルチュール・ランボー、ルネ・ドーマルの3人の象徴的な詩人の文章からインスピレーションを得たものです。

 

この作品の中心は、詩人たちが自分自身や自分の芸術について新しいビジョンや視点を得るために、異なる土地を旅する必要性に迫られたことについて。メキシコのシエラタラフマラ(ペヨーテダンス)、エチオピアのアビシニアンヴァレー(ママーラブ)、インドのヒマラヤ山頂(ペラダム)で録音されたこのアルバムは、詩人たちの足跡をたどり、その場で録音したサウンドスケープを通し、隠れた存在である土俗音を求め、パティ・スミスがその風景にインスピレーションを得て発した詩人たちの言葉を再確認している。結果、ランボー、アルトー、ドーマルの作品を横断する音と映像のモンタージュが、どこか別の場所への航海を表現している。



ブライアン・イーノ: ミュージシャン、プロデューサー、ビジュアルアーティスト、活動家 1970年代初頭にイギリスのバンド、ロキシー・ミュージックの創立メンバーとして国際的に知られ、その後、ソロアルバムやコラボレーションを行う。

 

プロデューサーとしては、トーキング・ヘッズ、ディーボ、U2、ローリー・アンダーソン、ジェームス、ジェーン・シベリー、コールドプレイとのアルバムがある。

 

コラボレーションとしては、デヴィッド・ボウイ、ジョン・ハッセル、ハロルド・バッド、ジョン・ケイル、デヴィッド・バーン、グレース・ジョーンズ、カール・ハイド、ジェームズ・ブレイク、最近では彼の兄、ロジャーとの「ミキシング・カラーズ」などの作品がある。



ブライアン・イーノの光とビデオによる視覚的な実験は、彼の音楽的キャリアと並行して続けられ、世界中で展覧会やインスタレーションが行われています。現在までに、40枚以上のアルバムをリリースし、ベニス・ビエンナーレ、サンクトペテルブルクのマーブル宮殿、北京の日壇公園、リオデジャネイロのアルコス・デ・ラパ、シドニーのオペラハウスの帆など、広範囲に渡って展示を行っています。 ロング・ナウ財団の創設メンバー、クライアント・アースの評議員、Videre est Credereの後援者でもある。 2021年4月には、気候の緊急事態に取り組む最も影響力のある環境チャリティーのために、音楽業界から資金を調達する”EarthPercent”を立ち上げた。

 


Lead Single 「Peradam」

 

 

 


 

 

 



Soundwalk Collective With  Patti Smith 『The Perfect Vision: Reworkings』

 


1. Peradam (Brian Eno Remix)

2. Song of the Highest Tower (Kaitlyn Aurelia Smith Rework)

3. Ivry (Laraaji Rework)

4. Bad Blood (Lotic Rework)

5. Indian Culture (Lucrecia Dalt Remix)

6. Song of the Highest Tower (AtomTM Remix)

7. Eternity (Jim Jarmusch Rework)


 


Mazey Hazeがニューシングル「I Feel Like A Child」をリリース。アムステルダム出身のアーティストは、同地で活躍するフレッシュな存在感を放ち、ユニークな歌声でファンを魅了している。


メイジー・ヘイズは4月7日にEP「Back To The Start」をリリースする予定で、「I Feel Like A Child」はこの新作からの先行シングルとなる。

 

「I Feel Like A Child」は、甘く無邪気で、ボサノバ調の風通しの良いメロディーが満載。彼女の作品には映画のような輝きがあり、メイジー・ヘイズは、夏のアムステルダムの暮らしの一面を優雅に表現しようとしている。この曲についてメイジー・ヘイズは以下のように説明している。

 

「夏の木々は、本当にきれいで、太陽の光と葉っぱの動きを見ることができます。この曲は、人それぞれの捉え方があって、それでいいんじゃないか、ということを歌っています。正しいも間違いもない。真実もない。大切なのは、自分のイマジネーションに触れ続けることなんです」

 

「"I Feel Like A Child”は、表面的な人間性と比較して、美しい平凡さについて歌った曲です。この2つは隣り合わせで素晴らしいコントラストをなしていると思うし、この2つは私をいつも魅了する」

 

「私は、なぜ一人で空の鳥や葉の茂った木々を見たり、クラシック音楽を聴いたりすると、とても素晴らしく穏やかな気持ちになるのかを理解しようと思っていた。そして、なぜ私はこれほどまでに多くの人(自分も含めて)に圧倒され、混乱するのだろう? ほとんどの場合、これらのことについて考えることに大きな意味はなく、それよりもそれを行動し、感じること自体に意味があることを理解したのです」




Mazey Hazeのニューシングル「I Feel Like A Child」は現在発売中。こちらからストリーミング視聴出来ます。

 

The Cure Photo: Artur Kraszewsk

UKのゴシック・ロックの元祖、The Cure(ザ・キュアー)が、近日発売予定の30周年記念デラックス・エディション『Wish』を本日発売している。アルバムの全曲ストリーミングはこちらから。

 

この記念盤は、原曲のリマスターに加え、複数のデモとリミックスが追加収録されている。また、ザ・キュアーは、このデラックスバージョン発売に合わせて、1992年当時の貴重なインタビューを公開しています、下記よりご試聴下さい。 

 

 

「Wish-Interview」

 

 

スタジオ・アルバム『Wish』のオリジナル・バージョンは1992年にフィクション/エレクトラリリースされ、UK Album(OCC)で一位、US Billboard 200で二位を獲得し、カナダ、ニュージーランド、スイス、UKでゴールド・ディスクに輝いたほか、全世界で300万以上のセールスを記録した。


バンドのメンバーのロバート・スミスはプレスリリースでこのアルバムについて、「全体のサウンドは最初から頭の中にあった」と話す。

 

「『Disintegration』の時と同じく、かなり小さな音のパレットを使ったけど、それで多くの異なる種類の曲を作ることが出来た。『Disintegration』よりも『Kiss Me』の方が参考になったかな」


「このアルバムには、私がちょっと忘れかけていた一面があって、穏やかで憧れのような感情が込められているんだ。それはとても美しいものです。"Trust"は今までで最高の出来だと思うよ。とても気持ちよく演奏されているし、"To Wish Impossible Things "もゴージャスでメランコリックな曲になっている。実はこの曲はこのアルバムで一番好きな曲になるかもしれないね」

 

 

 


イタリアの作曲家/シンガーソングライター、Marta Del Grandi(マルタ・デル・グランディ)が贈る、荘厳なメランコリーのひととき。ニューシングル「Stay」が11月24日にFire Recordsからリリースされた


ニューシングル「Stay」は揺らめくスナップショットで、欲望とコミットメントの鎮魂歌となる。目を開けてみると、なぜあんなに長く苦しんだのかさえ分からなくなる瞬間についてのぼんやりした記憶である。「これは基本的に、癒しのプロセスの終わりと新しい章の始まりを描いているの」とマルタは付け加えている。


ドラマチックな緊張感に満ちた悲痛な訴えが、エコーがかかった縁日のオルガンのようなサウンドの前に展開し、そのゆらめく輝きとともに、会場を天国へと運んでいく。新しい日のための勝利の讃歌となっている。

 

 


Luca Guadagino監督の新作ロマンティックホラー映画『Bones and All』は現在公開中であり、Timothée ChalametとTaylor Russelのラブストーリーに多くの人が魅せられています。

 

もちろん、米国のシンガーソングライター、Ethel Cain(エセル・ケイン)もその一人のようですね。このホラー映画のシナリオは、愛した人を食べたくなってしまう少女・マレンを巡るロマンスホラーストーリー。彼女はある日、リーという名の青年と出会い、恋に落ちる。やがて2人は、マレンの父を探す旅に出る、という内容です。


このホラー映画にインスパイアされた新曲「famous last words (an ode to eaters)」を作曲したエセル・ケインは、「can't stop thinking abt bones and all. This one's for lee and maren <3"(”Bones and All”のことについていつも考えずにはいられないわ、この曲はリーとマレンのためのものよ」と語っています。下掲するSoundCloudを通じてご視聴下さい。


この曲は、今年初めに到着したエセル・ケインの最新アルバム『Preacher's Daughter』のリリースに続く作品となる。『Pleacher's Daughter』は、スロウコア/サッドコアとエモに触発されて制作されたアルバムで、エセル・ケインはアメリカン・フットボールにリスペクトを示していました。


 

The RIlls Photo: Sora Carpenters 
 
 
UKのインディーロックバンド、The Rillsが、2月24日にNice Swan Recordsよりリリースされる新作EP「Aftertaste」に先駆け、ニューシングル「Landslide」のPVを公開しました。このシングルは10月に発売されています。下記より映像をお楽しみ下さい。
 

「この曲はずっと崖っぷちに立たされているような感じで、まさにそれを歌詞の中で強調したかったんだ」とバンドは説明している。「歌詞には、愛は壊れないものであり、癒す力があるという考えが書かれている。音楽はそれに見合うように、容赦なく、心臓を鼓舞するようなドライブ感があるんだ」
 

 

 


OSEESが、今年の超パンクな『A Foul Form』から「Scum Show」のビデオを公開しました。Malo Sutra Fishがスーパー8カメラで監督し、l'Etna Collective Labが手作業で加工とアニメーションを施したこのビデオは、曲と同様に生々しい感覚を刺激する。下記よりご覧いただけます。


また、バンドは先日行われたKEXPセッションのビデオも公開しており、John Dwyerとクルーがニューアルバムからの楽曲を熱唱している様子がうかがえます。

 



OSEESは12月にいくつかのツアー日程があり、12/16にPsychic Graveyardと、12/17にTea EaterとBrooklyn Madeで行われるNY公演が含まれています。また、春のUKとアイルランドでの公演も発表されたばかりです。

 Caitlin Rose  『CAZIMI』

 

 

 Label: Pearl Tower

 Release: 2022年11月18日


 

Review

 


米・ナッシュビルのソングライター、ケイトリン・ローズは、シングルこそ2012年からリリースしているようですが、最初のアルバムのリリースは21年で、九年の月日を要している下積み期間を長く積んできたシンガーです。

 

占星術の専門用語に因んだタイトルが冠されて発表されたセカンド・アルバム『CAZIMI』は、パンデミック以前に録音が行われ、プロデューサーのJohn Lehningと二人三脚で生み出された作品となっています。前作のリリース後、ケイトリン・ローズは、一時的に、ミュージシャンとして完全に自信を喪失しかけており、やめようとも考えていたようですが、結果的にプロデューサー、ジョン・レーニングに後押しされる形で、2ndアルバムのリリースにこぎつけています。この作品『CAZIMI』はこの歌手としての自信を取り戻すためのきっかけともなりえるでしょう。

 

ケイトリン・ローズの音楽は、古き良きUSポップスを彷彿とさせ、温和な雰囲気に彩られています。それほど肩肘をはらず、自然体で歌う姿勢は、多くの共感を呼び覚ますものとなっている。しかし、その現実的な姿勢は常に、ロマンチックな感慨へと眼差しが注がれている。このあたりのメルヘンチックな感じに本作の最大の魅力が込められています。これはこのアーティストの神秘的な概念に対する憧れがいわく言いがたいミステリアスな雰囲気として、このアルバムの全編を覆い、音楽性の表面性を形作っています。また、音楽的にいえば、本作では、スティールギターを交えたカントリーソングや、キッシュな感じのあるインディーロックソングと、このシンガーソングライターらしさが全面的に引き出されています。70年代の懐かしのポップス、ファンシーなキャラクターが、このアルバムの独特なまったりとしながらも神秘的な世界観を形成し、それらはシンセやグロッケンシュピールといった楽器、他にもギターの絶妙なカッティングにより、楽曲本来の持つドラマ性やダイナミック性が引き立てられているのです。

 

明らかに古典的なカントリー/フォークを志向していたデビューアルバム「Own Side Now」とは打って変わって、やはり、ミュージシャンとしての試行錯誤の跡が残っている作品で、ケイトリン・ローズは、オルタナティヴ・ロックの性質を突き出し、前作よりもフックの効いた楽曲が目立ちます。そして、この点については、未知の領域を開拓しているように感じられますが、あくまでケイトリン・ローズの音楽性の核心にあるのは、ささやかなフォーク/カントリー性にあり、ラジオ全盛期にかかっていたような名ポピュラー・ミュージックの踏襲にあるわけなのです。


それに加え、オープニングトラック「Carried Away」や「Black Obsidan」で見られるこのアーティストの占星術に対する興味が窺えるような曲も作品全体に強い個性をもたらしています。ケイトリン・ローズは、これらの懐古的なフォーク・カントリーの要素に、占星術への興味からくる特異なミステリアスな雰囲気を付け加えて、それを包み込むような温みのあるボーカルでさらりと歌いこんでいます。このあたりの漂うチェンバーポップ/バロックポップの要素は、じっくりと聴きこめる要素を作品自体に与えており、先日リリースされたウェイズ・ブラッドと同様、古い時代の音楽への共鳴が示されているようにも思えます。ケイトリン・ローズのヴォーカルはそれらの往年の名ポピュラー・ミュージックへの大いなる讃歌ともなっているわけです。

 

本作には他にも聴き逃がせない曲が収録されており、「Holdin'」やクローズを飾る「Only Lies」では、ファースト・アルバムとは異なるアプローチを図り、現代的なオルタナティヴ・ロックへの傾倒を見せています。これらの二曲は、はつらつとしたエネルギーに満ちていて、リスナーを巻き込む力に溢れており、このシンガーソングライターが次のステップへ進んだことを証明するものとなっています。


現時点では、カルト的な立ち位置に甘んじている感のあるケイトリン・ローズではあるものの、ソングライティングにおける高い能力は、この作品で証明しているので、もし、フォーク/カントリーというルーツをより究め、このアーティストの意外な魅力の1つであるオルタナティヴな要素がより強く出た場合には、より幅広い人気を獲得出来る余地があるように感じられます。



72/100

 

 

Featured Track 『Black Obsidian」


 

Tomaga

Floating PointsとMarta Salogniがタッグを組んで、Tomagaに捧げられる2曲入りのアルバムをPhonicaからリリースします。フローティング・ポインツは、ファラオ・サンダースとの共作で知られている。一方のマルタ・サロニは、ビョークやボン・イヴェールの作品のプロデューサーとしてあまりにも有名です。


『Intimate Immensity / A Call From The Eaves』は、Floating PointsとMarta SalogniがTomagaの「Intimate Immensity」を再解釈/リミックス作となります。B面は2人のオリジナル・コラボレーションとなっています。


2020年にTomagaのメンバーの一人、トム・レリーンが亡くなったことを踏まえ、本作の売上はすべてレリーンの名前で設立された慈善団体、フリー・ユース・オーケストラに寄付される予定です。この団体は、地元のミュージシャンが運営する楽器や無料のワークショップを提供することで、子供たちが音楽機材にアクセスする際の経済的な障壁を取り除くことに尽力しています。



 

 

 

Floating Points/Marta Salogni 『Intimate Immensity / A Call From The Eaves』

Label: Phonica Records

Release:2022/12/2


Tracklist: 
A. Tomaga – Intimate Immensity (Floating Points & Marta Salogni Remix)
B. Floating Points & Marta Salogni – A Call From The Eaves

 


先日、東京/恵比寿のガーデンホールの公演で素晴らしいパフォーマンスを披露したマンチェスターのロックバンド、ペール・ウェイヴスは、11月22日、BBC Radio1のライブ・ラウンジのセッションに出演しました。

 

今回、BBCのライブステージで、ペール・ウェイヴスは、Dirty Hitより発売された最新アルバム『Unwanted』に収録されている「Clean」を披露し、さらに、Dove Cameronの2月のシングル「Boyfriend」をカバーしている。2つのライブパフォーマンスは下記よりお楽しみ下さい。

 

 

 「Clean」

 

 

 

「Boyfriend」


 


 UKのフォークシンガー、Rozi Plainがニューシングル「Help」を発表。ロンドンをベースに活動するミュージシャンで、Kate Stablesによるプロジェクト、This Is the Kitのベース・プレイヤーとしても知られています。

 

「Help」は、前作のシングル「Prove Your Good」と 「Agreeing for Two」に続き、日本人の映像作家、尾角典子(Noriko Okaku)が監督したミュージック・ビデオと共にリリースされた。


Rozi Plainは、「"Help "は、ニューアルバムの中で一番好きな曲です」と説明しています。

 

「この曲は、GerardとJamieと一緒にグラスゴーの雪の中で作った曲なんだ。感覚というのは移り変わるもので、それを追い求めることはいつもできることではありません。知らないうちに消えてしまうこともある。愛するものは変化するもので、それはそれでいいけれど、深く掘り下げることが必要になることもある」


Rozi Plainは、「サックスを吹いているのはCole Pulice!(ちょっと弦楽器のような音)。ハープはSerafina Steer!  ギター(ちょっとアコーディオンのような音)を弾くのはジェームス・ハワード。Amaury Ranger がベースを弾いている。Gerard Black が100種類のキーボードを演奏してます。私が大好きなミュージシャンたちがこの曲で演奏してくれてとても光栄に思っている」

 

 


オーストラリアのポップロックバンドLime Cordialeが、Men At Workのフロントマン、Colin Hayを讃え、ストリングス入りの「Colin」をリリースした。


この新曲は、「Facts of Life」と「Country Club」に続く、Lime Cordialeの2022年第3弾シングルとなり、この新曲は来年リリース予定のLime Cordialeのサードアルバムにつながるものとなっている。また、彼らは1月にイドリス・エルバ(「Cordi Elba」)との6曲のコラボレーションをドロップしており、これは2020年のLP「14 Steps To A Better You」に続く。


Lime Cordialeは、Men At Workのフロントマンで、現在バンドが個人的に親しい友人と考えているColin Hayに敬意を表し、そのボーカルをフィーチャーしており、フォーク風のバラードのためにポップセンスを抑えている。また、Jack Shepherdが監督を務めたミュージック・ビデオも公開されています。以下よりご覧いただけます。


この曲はコリンのことを歌っているわけではないが、Lime Cordialeは「この曲の制作はコリンに始まり、コリンに終わった」と語っている。

 

「Colinのソロ作品にインスパイアされ、最後のコーラスは彼の家で彼のボーカルを録音して終わりました。この小さな涙を誘う曲には、たくさんの愛が注がれているんだ!」

 


 

khai dreams


khai dreams(カイ・ドリームズ)がAWAL Recordings (Dayglow, MorMor) から1月27日にリリースされるデビュー・アルバム『Absolute Heartbreak』を発表。さらにニュー・シングル「rats」を公開しました。


Absolute Heartbreakからの2枚目のシングルは、キャッチーなメロディーと傷つきやすい歌詞が組み合わされたポップなトラックです。自らを "unhinged bedroom pop "と表現しています。


ニューシングルについて、khaiは、「この曲は、The Pillowsの『白い夏と緑の自転車、赤い髪と黒いギター』を聴いていた時に始まった」と語っている。「イントロの歌詞とメロディーは、その曲を聴いているときに浮かんだんです。あとは、ものすごく、燃え尽きた感じで落ち込んでいた時期に書いた曲なんです。もう自分の人生をコントロールできないような気がしたんです。自分がしたこと、自分が置かれた状況が、とても衝撃的で、混乱するようなものだった」


米国、オレゴン州ユージーン出身のKhai Dreams(カイ・ドリームズ)は、ベトナム系アメリカ人のハーフで、成長する過程で自分らしさを開花させるためにインターネットを利用した。Gaia Online、Neopets、Runescapeなどのサイトでは、なりたい自分になるための空間が彼女には用意されていました。音楽もまた、カイはいつも同じような、逃避的な性質を持っていました。

 

YouTubeのワームホール、Audacityなどのデジタル・オーディオ・ソフトウェア、そして、ウクレレは、夢を見ることが出来る、もうひとつの快適な空間を作り出すのに役立ちました。こうしたルーツを持つ、現在23歳のアーティスト、カイ・ドリームズは、2017年にベッドルームから音楽をリリースし始め、ブレイクしたシングル「I Hold You Close To Me」と「Lost In You」に続き、2018年にはアトウッドとのコラボEP「Nice Colors」を発表しました。さらに、2019年には、ヒット曲「Sunkissed」を収録したEP『Now and Then』をリリースしています。

 



khai dreams 『Absolute Heartbreak』




 

Label: AWAL Recordings

Release: 2023年1月27日

 

 

Tracklist:

 

1. rats
2. not enough
3. bugs
4. may
5. flowers
6. panic attack
7. overall
8. heartbreaker
9. good advice
10. no company

 

Liela Moss


The Duke Spiritのメンバーとして知られるLiela Moss(リエラ・モス)が、ニュー・シングル「Ache in the Middle」のミュージックビデオを公開しました。

 

この曲は、Jehnny Beth(ジェニー・ベス)をフィーチャーしたもので、Mossが2023年1月13日にリリースするアルバム『Internal Working Model』からの最新作となっています。


プレスリリースでリエラ・モスは次のように語っている。「この曲のインストゥルメンテーションをJohnny Hostileと一緒にやっていた時、彼が彼のパートナーのJehnny Bethが書いたミドル8のボーカル・セクションを送り返してきたんだ」

 

「彼は、彼女がこのトラックを気に入っていて、私が彼女の自発的な貢献を気にしないことを望むとメールを送ってきた。これは本当に贈り物で、思いがけない美しさでした。この曲は、私自身の子供時代、愛着に関する考え、そして私が最近取り組んでいるチルドレンズ・ソーシャル・ケアに関する考えが凝縮されたものです。Jehnny Bethは、私がこのような個人的なプロセスにいることを理解してくれたのでしょう」


リエラ・モスは、ミュージックビデオについて付け加えています。

 

「このビデオは、私が幼い頃に経験した、グリッチされ、徐々に薄れていく記憶や、自分の感情をコントロールする際に経験した奇妙で不気味な孤独感を映し出しています。人、空間、動物がこの巨大な象徴的価値を持ち、幼い時にその安全性を探している時に、安全性を放つ」