2024年7月10日から13日までスペインのマドリードで開催される第7回マッド・クール・フェスティバルの多彩なアーティストのラインナップが明らかになった。マッドクールフェスは、スペインのサマーソニックとも称されるようにバランスのとれたラインナップを組むことで知られている。


この4日間にわたるスペインのフェスティバルのヘッドライナーには、デュア・リパ、スマッシング・パンプキンズ、ジャネル・モネイ、パール・ジャム、グレタ・ヴァン・フリート、サム41、ブラック・ピュマス、トム・モレロ、アンノウン・モータル・オーケストラ、アヴリル・ラヴィーン、ガスライト・アンセムなど、ポップスター、ロックバンド、エレクトロニックアクト、その他世界的に活躍するアーティストが顔を揃える。


マッド・クール・フェスティバル2024の初期ラインナップには、ガービッジ、ナッシング・バット・シーヴス、サッカー・マミー、マイケル・キワヌカ、ソフィ・タッカー、ラーキン・ポー、ローレンス、ザ・ブリーダーズ、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、アーロ・パークス、アシュニッコ、ナサニエル・ラテリフ&ザ・ナイト・スウェイツ、ジェネシス・オウスなど、その他の注目アーティストも含まれている。月曜のラインナップ発表では、フェスティバルの開催が近づくにつれ、出演アーティストが追加されることも示唆された。フライヤーは下記の通り。





先程、2024年ゴールデングローブ賞のノミネート作品が発表された。ビリー・エイリッシュ、デュア・リパ、ブルース・スプリングスティーン、テイラー・スウィフト、ミカ・リーヴァイらが受賞候補に挙がっている。


バービーは歌曲賞を3部門で独占した。ライアン・ゴズリングの「I'm Just Ken」、デュア・リパの「Dance the Night」、ビリー・エイリッシュの「What Was I Made For?'」で、『She Came to Me』のブルース・スプリングスティーンの「Addicted to Romance」、『Rustin』のレニー・クラヴィッツの「Road to Freedom」、『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の「Peaches」と対決する。


最優秀オリジナル作曲賞(映画作品)部門のノミネートは以下の通り。『オッペンハイマー』のルートヴィヒ・ヨーランソン、『プア・シングス』のジャースキン・フェンドリックス、『花月の殺人者』の故ロビー・ロバートソン、『ゾーン・オブ・インタレスト』のミカ・リーヴァイ、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のダニエル・ペンバートン、『少年とサギ(邦題: 君たちはどう生きるか)』の久石譲。


テイラー・スウィフトのコンサート映画『The Eras Tour』は、『バービー』、『オッペンハイマー』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』、『ジョン・ウィック:チャプター4』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』、『ミッション・インポッシブル』と並び、「Cinematic and Box Office Achievement」という新部門でノミネートされている。


テレビ部門では、デイジー・ジョーンズ&ザ・シックスがTVシリーズ(リミテッド、アンソロジー、TVムービー)賞にノミネート。セレーナ・ゴメスは『Only Murders In The Building』でミュージカル/コメディ・シリーズ部門のテレビ部門女性男優賞に、ファンタジア・バリノは『The Color Purple』でミュージカル/コメディ部門の映画部門女性男優賞にノミネートされた。


日本映画では、アニメーション作品賞として、『すずめの戸締まり』と『君たちはどう生きるか』がノミネートされた。


2024年ゴールデン・グローブ賞授賞式は1月7日にビバリー・ヒルトンで開催され、CBSとパラマウント+で生放送される。

 

野宮真貴&平山みき

 

筒美京平の遺作を盟友・橋本淳が作詞、そして筒美京平に愛された平山みきと野宮真貴がデュエットした新曲「アーティスト」「ホットな地球よ」が来る2024年2月14日にCDシングルとしてリリースされることとなった。収録曲の詳細は下記より。


さらにピチカート・ファイブのボーカルとして知られる野宮真貴の3都市を回るビルボードライブの開催が決定。こちらの詳細も下記よりご覧下さい。

 


10月03日に配信され、 同日NHK「うたコン」の「筒美京平特集」にて平山と野宮が歌唱して大きな話題となった第1弾配信シングル「アーティスト」。そして11月23日に「ホットな地球よ」が第2弾 配信シングルとしてリリース。

 

その制作過程を追ったドキュメンタリー「ザ・ヒューマン「さらば友よ 作詞家・橋本淳 作曲家・筒美京平」がNHK BS1にて放送され、こちらも大きな話題となっている。そしてこのたび、筒美京平と橋本淳という伝説の名コンビの幻の新曲2曲がCDシングル化となる。

 


本作2曲は10年ほど前に筒美が制作し、 橋本に託された作品。今回橋本が1年半をかけて何度も歌詞を書き直し、親友・筒美へ限りない思いを歌に託したもの。「アーティスト」の編曲は、C-C-B「Romanticは 止まらない」など、数多くの筒美作品のアレンジを担当し、誰よりも筒美京平サウンドを知り尽くした船山基紀。

 

「ホットな地球よ」の編曲は、トリビュートアルバム『筒美京 平SONG BOOK』(2021年3月24日発売)へプロデューサーとしても参加し、2008年にヒットした中川翔子「綺麗ア・ラ・モード」等で近年の筒美作品の編曲を担当していた、本間昭光。そしてボーカルを務めるのは、筒美が愛した唯一無二の歌声の持ち主、秘蔵っ子と呼ばれる平山みきと、ピチカート・ファイヴ時代に筒美京平作品「恋の ルール・新しいルール」を歌唱した野宮真貴による、この為だけの新しいユニット"平山みき & 野宮真貴"。ここに、参加アーティストたちの思いが結実した、大作曲家・ 筒美京平へのオマージュ作品が誕生した。


ボーナストラックトラックとして、2023年9月18日、ビルボードライブ東京にて行われた「野宮真貴、渋谷系歌謡曲を歌う。」から、筒美京平・橋本淳の名曲を野宮真貴とゲストの平山みきとの歌唱で収録。

 

はっぴいえんど時代の細野晴臣の他、山下達郎、小西康陽ら、渋谷系人脈のミュージシャンも絶賛している西田佐知子「くれないホテル」。渋谷系アートディレクターとも言える信藤三雄率いるザ・スクーターズの「Hey Girl」。そして平山みきの大ヒット曲「真夏の出来事」など、筒美京平と橋本淳のゴールデンコンビの名曲を最新のライブ音源で楽しめる作品となっている。



・平山みき&野宮真貴「アーティスト/ホットな地球よ [2CD]」 


ヒラヤマミキ アンド ノミヤマキ「アーティスト ホットナチキュウヨ ツーシーディー」


2CD / 2024.02.14 Release / DDCB-12985(BIDDC-12985)


Released by SPACE SHOWER MUSIC / JAN [4543034052899] / 3,000 Yen+Tax

 

Disc1

1. アーティスト
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 編曲 船山基紀 歌 平山みき&野宮真貴

2. ホットな地球よ
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 編曲 本間昭光 歌 平山みき&野宮真貴



Disc2(Bonus Track)(曲順未定)

 
2023年9月18日開催・ビルボードライブ東京「野宮真貴、渋谷系歌謡曲を歌う。」からのライブ音源

ダンシング・セブンティーン(1968年リリース/オックスのカバー)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 野宮真貴

くれないホテル(1969年リリース/西田佐知子のカバー)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 野宮真貴

真夏の出来事(1972年リリース)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 平山みき

いつか何処かで(1974年リリース)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 平山みき

フレンズ(1974年リリース)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 平山みき&野宮真貴

Hey Girl(2012年リリース/ザ・スクーターズのカバー)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 野宮真貴

アーティスト(2023年リリース)
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 歌 平山みき&野宮真貴



・【ライブ情報】野宮真貴、3都市ビルボードライブツアー決定!!

 

*野宮真貴 Valentine Day's Live 2024~Be My Baby~



【ビルボードライブ横浜】(1日2回公演)

 
2024.02.14(水)/ 1stステージ 17:00 開演 18:00 / 2ndステージ 開場 20:00 開演 21:00

 *野宮真貴 Birthday Live 2024~Glamorous Night~



【ビルボードライブ大阪】(1日2回公演)

 
2023.03.09(土)1stステージ 15:30 開演 16:30 / 2ndステージ 開場 18:30 開演 19:30


【ビルボードライブ東京】(1日2回公演)

 
2023.03.12(火)1stステージ 17:00 開演 18:00 / 2ndステージ 開場 20:00 開演 21:00


平山みき&野宮真貴

筒美京平が愛した唯一無二の歌声の持ち主、秘蔵っ子と呼ばれる平山みきと、60年代の洋楽、そして70〜80年代のはっぴいえんど人脈やシティポップなどをルーツとする渋谷系のピチカート・ファイヴで時代を作った野宮真貴による「筒美京平・橋本淳プロジェクト」のために結成された新しいユニット"平山みき&野宮真貴"。平山みきが、野宮真貴とデュエットしたら面白いことができそう、と声をかけて実現したユニットである。



平山みき

東京生まれ 1970年「ビューティフル・ヨコハマ」でデビュー。「筒美京平の秘蔵っ子」的存在として1971年に2作目の「真夏の出来事」をリリースし一躍注目される歌手となり、現在も独特の歌声は変わらず、ライブやショーに出演している。

 

1989年から京都に移住 自称「滞在型観光客」と自身のことを呼ぶ程の京都愛好家である。2020年他界された作曲家/筒美京平の遺作を、作詞家/橋本淳と平山みきが3人の絆としてセレクトしたアルバム「トライアングル」(全22曲収録)と同時に新曲「jazz伯母さん」を筒美京平を偲んだメモリアルアルバムとして2022年にリリースされている。

 


平山みき公式ホームページ:  http://www.yellowlion.jp/

 
平山みき公式YouTube  https://www.youtube.com/c/mikisantatv

 

野宮真貴

 

1960年生まれ。1981年「ピンクの心」でソロ・デビュー。1982年結成のポータブル・ロックを経て、1990年ピチカート・ファイヴに加入。元祖“渋谷系の女王”として「渋谷系」ムーブメントを世界各国で巻き起こし、以来、音楽・ファッションアイコンとしてワールドワイドに活躍。

 

現在は“渋谷系とそのルーツの名曲を歌い継ぐ”音楽プロジェクト「野宮真貴、渋谷系を歌う。」を行うなど、ソロアーティストとして活動。

 

現在、デビュー40周年を迎え、音楽、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍している。40周年記念アルバム『New Beautiful』、ポータブル・ロック結成40周年アルバム『PAST & FUTURE 〜My Favorite Portable Rock』が好評発売中。

 


野宮真貴公式ホームページ: www.missmakinomiya

 
野宮真貴公式インスタグラム www.instagram.com/missmakinomiya

 


MPLとUMeは、ポール・マッカートニー&ウイングスの代表的アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』の50周年記念エディションを発表した。


グラミー賞を何度も受賞したこのアルバムのオリジナルは、1973年12月に発売された。不朽のタイトル曲「Jet」、「Bluebird」、「Let Me Roll It」、「Picasso's Last Words (Drink to Me)」、そしてクローズ曲「Nineteen Hundred and Eighty Five」を収録した『Band on the Run』は、間違いなくウイングス史上最も成功し、名高いリリースである。


『バンド・オン・ザ・ラン』50周年記念エディションは、エッセンシャルな1LPから始まり、様々なフォーマットで発売される。この特別盤は、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオでマイルズ・ショウエルが1973年のオリジナル・マスター・テープを高解像度トランスファーし、ハーフ・スピードでカッティングされた。シングル盤のアルバム構成は、「Helen Wheels」をフィーチャーしたUS盤のトラックリストを反映しており、リンダ・マッカートニーのポラロイド・ポスターが付属する。



バンド・オン・ザ・ラン(アンダーダブド)』は、バンド・オン・ザ・ランの9曲の名曲を、初めてオーケストラのオーバーダブなしで収録したもので、デジタルで入手できる。未発表のラフ・ミックスは、1973年10月14日にAIRスタジオでピート・スウェッテンハムのアシストにより、ジェフ・エメリックによって制作された。トラックリストは、MPLアーカイヴで発見されたオリジナルのアナログ・テープに忠実に再現されている。


アンダー・ダビング」バージョンについてポール・マッカートニーはこう語っている:「これはバンド・オン・ザ・ランなんだ。曲を作るときに、ギターを1本追加するなどの追加パートを加えるのはオーバーダブだ。このアルバムのヴァージョンはその逆で、アンダーダブなんだ」。


バンド・オン・ザ・ラン』は、ジャイルズ・マーティンとスティーヴ・オーチャードが新たにミックスしたドルビーATMOSでも初めて聴くことができる。


未発表の "Underdubbed "ミックスを収録した『バンド・オン・ザ・ラン』50周年記念エディションは2月2日発売。

 

 

Weekly Music Feature

 

-Akira Kosemura(小瀬村晶) 

 


Kosemura Akira

 

ニューアルバム『The Two of Us」は国内外で高い評価を受けるピアニスト/作曲家の小瀬村晶が、気鋭のファッション・ブランドTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.とコラボレーションした注目作。


小瀬村は最もストリーミングで再生されているクラシック・アーティストの1人で、日本のマックス・リヒターと称するべき。ジャイルズ・ピーターソンや大手メディアから注目を集め、Pitchforkから「飽きることの無い彼の旋律は、果てしなく他の音楽家と一線を画するものだ」と評されています。


自身の作品のみならず、カンヌ国際映画祭正式出品作品『朝が来る』(監督:河瀨直美)や、米国の人気TVドラマ『Love Is』など、国内外で数々の著名な映画、ドラマ、ゲーム、CM作品の音楽を担当するなど国内外で活躍を続ける稀有なアーティストで、その才能はデヴェンドラ・バンハートやジャイルス・ピーターソン、M83といった錚々たるアーティストからも熱烈な支持を集めている。デッカ・レコードからのアルバム『SEASONS』や、映画『ラーゲリより愛をこめて』、『桜色の風が咲く』の音楽などでも話題を呼んだ」


本作は、小瀬村と深い親交を持つデザイナーである宮下貴裕が手掛けるファッションブランド、TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.とのコラボレーション・アルバム。2021年と2023年に行われたコレクション用に小瀬村が書き下ろした8曲+インストゥルメンタル2曲がコンパイルされている。Vogue誌などからのコレクションを含め、絶賛を集めた楽曲の初商品化。一部楽曲ではイギリスの若手シンガー・ソングライターであるClara Mann(クララ・マン)をフィーチャーするなど、新たな試みも見せた注目の内容。アルバムのアートワークについても宮下が担当しています。

 


『The Two of Us』   Schole/Universal Music

The Two Of Us Front Cover Photo: ©︎TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.


Scholeのレーベルオーナー/ソロミュージシャンとしてポスト・クラシカル/モダン・クラシカル、エレクトロニカの日本国内での普及に多大な貢献を果たしてきた小瀬村晶(Akira Kosemura)の最新作は、彼のカタログの中でも随一の作品で、記念碑的なアルバムが誕生したと言えるでしょう。

 

今回のアルバム 『The Two of Us』には、イギリスの注目の若手シンガーソングライター、Clara Mann(クララ・マン)、及び、現地のコーラス・グループが参加しており、ソロアーティストのポップネスの範疇にある曲とは異なり、メディエーションに近い形でこのアルバムに貢献を果たしています。アルバムには新曲に加え、2022年のEP「pause」の楽曲が再録されている。全体的に聞いてみても、聴き応えたっぷりのポスト・クラシカル/エレクトロニカ作品になっていることが分かります。そして、これまでプロデューサー、映画、ゲーム音楽と多岐にわたる分野で活躍してきた日本人音楽家にとって、これまでの制作経験を総動員させたことがうかがえます。

 

従来の活動を通じて、基本的にはピアノを中心としてポストクラシカル/モダンクラシカルを制作してきたアーティストですが、今回の作品ではストリングスの演奏を交え、ドラスティックな転換を図っています。

 

現在、このジャンルの音楽を見るに、マックス・リヒター、オーラヴル・アルナルズ、ニルス・フラームといったアーティストが中心となっていますが、弦楽の格式高いハーモニーについては比肩するといえるでしょう。そして、Scholeのレーベルのモットーである日々の中にやすらぎをもたらすというコンセプトも、このアルバムにはっきりと読み取ることが出来るはずです。

 

Ⅰ「The Two Of Us(feat. Clara Mann)」は、イントロでは、協和音と不協和音の合間を揺らめくようにして、複数のストリングの感情的なハーモニーが紡がれます。弦楽器とピアノの合奏という形については、2010年代からアーティストがライブで取り組んでいた形です。ストリングスの抑揚が高まるにつれ、アーティストの最も得意とするピアノの演奏が加わり、そしてミステリアスな響きを持つクララ・マン(Clara Mann)のボーカルが参加すると、一大的なハーモニーが形成される。メディエーションの響きを持つマンのボーカルは意外性がありますが、さらに映画的な音響効果を交え、パーカションを追加し、このトラックはダイナミックな変遷を辿っています。

 

そのなかに、ピアノ曲とは別のもうひとつのアーティストの代名詞であるエレクトロニカのマテリアルを散りばめることで、曲は深みと奥行きを兼ね備えた音響世界を構築していきます。弦楽器のオーケストレーションは、マックス・リヒターの管弦楽の語法に則し、ミニマル音楽の技法を駆使することにより、美麗で親しみやすい効果を及ぼしている。アーティストの従来の曲の中で最も大胆であり、そしてダイナミックであり、そして美麗なひとときを味わえます。 

 

 

 「The Two Of Us (Feat.Clara Mann)」

 

 

Ⅱ「Lasting Memories」は、アーティストがこれまで最も重点を置いてきたミニマル音楽に根ざしたポスト・クラシカル/モダン・クラシカルの範疇にあるピアノ曲です。 しかしながら、このレーベルの最初期作品を知るリスナーにとっては、この曲を聴くにつけ、レーベルオーナーとして、あるいは、ソロアーティストとしての原点回帰のような意味合いを思わせるものがあります。

 

曲そのものは、これまでアーティストがソロ作品や映画音楽で取り組んできたドイツ・ロマン派の作風を彷彿とさせる「叙情的なピアノ」の作品の範疇に属しています。しかし、十年前と同じ形式を選んだからと言っても、曲の雰囲気は2010年代のものとは異なっていることが分かる。ピアノのハンマーの音をリバーブ的に活用した音作りに関しては、アイスランドのオーラブル・アルナルズの系譜にありますが、一方、曲の中には以前よりも、瞑想性、内的な静けさ、感情性を内包させています。さらに、アコースティック・ピアノの演奏のサウンド・プロダクションに関しては、リヒターの作品と同様にクラシックの格式高さと気品に満ちあふれているのです。夕べの空をながれていく美しい雲を眺めるかのようなノスタルジックな気風を反映されています。

 

Ⅲ「Empty Lake(feat. Clara Mann」では再び、イギリスのシンガーをゲストに迎え、モダンクラシカルの作風に舵をとる。ミニマリズム、クラシックという、現代音楽、古典音楽の新旧の要素を兼ね備えた形式は、この曲の土台を形成する水の揺らめきのように潤いあるリズムと旋律の流れを形成しており、マンのボーカルは、オープニングトラックと同様、メディエーション音楽の要素をもたらしています。しかし、マンの複数のボーカルの多重録音は、この曲にクラシカルとは別の米国の人気シンガーソングライター、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)が最新作「Did You Know~?」でもたらした「映画音楽におけるポップネス」の意義を与え、そしてクラシカルにとどまらず、ポピュラーミュージックのファンやリスナーにも親しめる内容としている。

 

音楽形式そのものは、マックス・リヒターが志向する音楽性とそれほど乖離しているわけではないけれど、その中にボーカルトラックとしてのポピュラー性を付与していることに注目です。やがて曲は、ストリングスの精妙なハーモニーを交え、クララ・マンと小瀬村晶自身によるピアノと複雑に溶け込むようにし、徐々に構造的なハーモニーを形作っていきます。それはピアノのミニマリズムに属する伴奏を通じ、抑揚が引き上げられていき、祈りにも近いメディエーションの範疇にあるマンのボーカルが、あるポイントで、最も美麗な瞬間を形成する。当初は複数のパートとして分離していたように思えたものが、ワンネスに近づき、そしてその雰囲気を補強するような形で、ストリングのスタッカートの短いパッセージが駆け抜けていきます。

 

Ⅳ「Luminous」は、イギリスのコーラス・グループが参加した作品と思われ、教会のミサの典礼で歌われるような賛美歌の精妙な空気感が重視されている。宗教音楽やクワイアの形式に根ざした曲は、これまでアーティストがそれほど多くは取り組んできた印象がないので、旧来のファンとしては、新鮮なイメージを覚えるかもしれません。しかし、映画音楽とクラシックの中間にあるこのクワイアの曲は、アンビエント/ドローンに近い実験音楽の要素を上手く散りばめることで、表面的な印象をより強化し、実際に美麗なイメージをもたらしています。曲の後半では、クワイアとストリングスがより高らかな領域へと近づく瞬間を思わせ、時計の針のサンプリングを加えることで、美しい感情性の中にある時の流れを捉えようとしています。

 

以後、2022年のEP「Pause」に収録されていた4曲が続いています。「ⅵ(almost equal to)ⅸ)はゲーム音楽に近いエレクトロニカ、続く「elbis.rebverri」は、マックス・リヒターの「Blue Notebook』の時代の作風、オーラブル・アルナルズのピアノ曲、アイスランドのアイディス・イーヴェンセン(Eydis Evensen)のミステリアスなポスト・クラシカルの作風に転じています。

 

Ⅳ「lanrete」では、今はなき坂本龍一の代表的なピアノ曲を彷彿とさせる寂しさ、悲しみ、そして水たまりの上に雨滴が穏やかに降り注ぐかのようなピクチャレスクな瞬間性を捉えた親しみやすいピアノ曲へと転じています。

 

さらにそれに続く、Ⅴ曲目「ⅵ(almost equal to)ⅸ」)では、原曲のエレクトロニカ風の楽曲から一転して、アンビエントを基調としたポスト・クラシカル/モダン・クラシカルのディレクションのピアノ曲のアレンジへと移行します。上記の楽曲は、任天堂のSwithのゲームに楽曲提供した経験や、映画音楽への楽曲提供、それに加えて、ソロアーティストとしての潤沢な経験が反映されているので、2021年から2023年のアーティストの軌跡を捉えることが出来るはずです。

 

 

 「ⅵ(almost equal to)ⅸ」)

 

 

 

アルバムのオープニング曲のインスト・バージョンである Ⅸ「The Two of Us」は、一曲目よりもどのように旋律や抑揚が上昇していくのか、そのプロセスをさらに明瞭に捉えることが出来ます。当初のストリングスのハーモニーから、ピアノの演奏がミニマリズム的な構造を綿密に作り上げていき、2つ目のストリングスのレガート、そして、シンセサイザーの演奏を付加することにより、最終的に一大的な美麗な瞬間が形作られていきます。本作の最後を飾るのは、Ⅲ「Empty Lake」のインスト・バージョンであり、この曲もまた、クララ・マンが参加したボーカル曲とは相異なる感覚が漂い、ピアノの重奏曲による形式が原曲よりも明瞭となっています。ピアノ単体の曲として聴いても力強さがあり、叙情的な雰囲気を伴っていることがわかる。

 

 

「Empty Lake- Instrumental」

 

 

 

92/100

 

 

Akira Kosemura(小瀬村晶)の『The Two Of Us」は、日本国内では、"Schole Inc./Universal Music"より発売です。海外では"Decca"より本日から発売中。公式ストアでのアルバムのご購入はこちらより。

 

また、以前、Scholeの名盤特集を掲載しています。興味のある方はこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。



ニューキャッスルの新進気鋭のインディーロックバンド、Bear Park(ベア・パーク)がニューシングル「Betty」をリリースしました。Beach Fossils、Real Estateが好きな方は要チェックのバンドです。

 

この曲は、ニューカッスルの新鋭バンドが2024年にリリース予定の新作アルバムからの一曲だという。ゲイリー・パウエル(The Libertines)がプロデュースを手がけ、バンドの自主レーベル「25 Hour Convenience Store」からリリースされた。


ゲイリー・パウエルは、「次の素晴らしい音楽的アイデアに部屋から追い出される前に、それぞれのアイデアをキャッチして着地させようとする彼らとの作業は本当に素晴らしいものでした」


一方、ベア・パークは、「”Betty"はベアパークの魂であり、私たち自身を知るための完璧な窓なんです。この曲はかなり深く切り込んでいて、新しいレーベルの助けを借り、自分たちのサウンドに磨きをかけてきた2年間の象徴するリリースです」

 

バンドの曲のバックグラウンドには、アイルランドのフォークミュージックの影響が感じられる。最初期のThe Stone Rosesのイアン・ブラウンのボーカルに近い哀愁に充ちたメロディーセンスには脱帽するほかない。さらに北アイルランドの伝説、The Undertonesの「Teenage Kicks」に匹敵するエバーグリーンな空気感を持ち合わせている。完全無欠のオルタナティブロックバンドの登場を祝福しよう。



「Betty」

 


イギリスの硬派なメタルバンド、Architects(アーキテクツ)は、力強いニューシングル「Seeing Red」で2023年の活動を締めくくった。

 

この曲は、昨年リリースされた彼らの最新アルバム『The Classic Symptoms Of A Broken Spirit』以来のリリースとなり、現在すべての主要なデジタル・プラットフォームで視聴可能です。


ニュー・アルバムを引っさげての大規模ツアーやメタリカのオープニングを務めるなど、絶好調の1年を過ごしたサム・カーターのバンドにとって、2024年はビッグ・イヤーとなりそうです。


 

イギリスを代表するシンガー、PJ Harveyは、今年ヨーロッパで行われたニューアルバムのリリースを記念する『I Inside the Old Year Dying』のツアーから、新たなコンサート映像を公開しました。

 

『Live From L'Olympia in Paris』では、ニューアルバムの全曲演奏に加え、『Rid of Me』、『Is This Desire?コンサートはArte Concertと共同でWalter Filmsによって撮影された。現在、フランス発のストリーミングサービス、Arte ConcertのYouTubeチャンネルで全編を無料でストリーミング視聴出来る。また、2024年春には他のアルテ・チャンネルでも放送される予定。

 




BRITsライジング・スター賞の受賞者が発表された。ザ・ラスト・ディナー・パーティーが受賞し、Sekouとケイト・ベイザーが候補に残った。


バンドはこうコメントしている。「BRITsのライジング・スターを受賞できたことを誇りに思います。私たちのキャリアの早い段階でこのような象徴的なことを成し遂げられたことを光栄に思いますし、これまで私たちの音楽を聴いて応援してくださった素晴らしい方々とつながる音楽を作り続けたいと願うばかりです。ありがとう!」


ライジング・スター賞は2008年に導入され、最初の受賞者はアデルだった。他の受賞者には、エリー・ゴールディング、サム・スミス、サム・フェンダー、そして最近ではFLOがいる。

 

©Alex Lockett

 

ジャック・アントノフ率いるBleachers(ブリーチャーズ)は、Dirty Hitの新たな看板グループとみても違和感がない。ジャック・アントノフはいよいよ「テイラー・スウィフトのプロデューサー」という名誉ある称号をかなぐり捨て、新たなロックバンドとしての道を歩み始めているのだ。

 

今回、バンドは、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)をゲストボーカルに迎えた最新シングル「Alma Mater」のMVを公開した。

 

アレックス・ロケットが監督したビデオクリップには、Bartees Strange(バーティーズ・ストレンジ)、Clairo(クレイロ)のほか、ジャック・アントノフの妹、レイチェル、両親のリックとシラ、そして、彼の妻、女優のマーガレット・クアリーも出演している。以下より御覧ください。


「Alma Mater」は、「Modern Girl」に続く、セルフタイトルアルバムからの2ndシングルである。『Bleachers』は2024年3月8日に、ロンドンのレーベル、Dirty Hitよりリリースされる。

 




Dirty Hit所属のロンドンのシンガーソングライター、Rina Sawayama(リナ・サワヤマ)が2ndアルバム『Hold The Girl』のボーナス・エディションをリリースし、今年のリリースを締めくくろうとしている。

 

ボーナスエディションのために書き下ろされた未発表曲「Flavour of the Month」、ガーナ系アメリカ人アーティスト、Amaaraeをフィーチャーした「Imagining」の新バージョンが収録されている。

 

昨年、Dirty Hitから新作アルバムを発表したリナ・サワヤマにとって、今年は昨年に続いて、飛躍の年となった。昨年の『Hold The Girl」は、UKチャートで日本人シンガーとして最高位を記録。

 

さらに今年に入っても快進撃は続き、アーティストは大忙しの一年を送った。2月には、宇多田ヒカルの「First Love」をアコースティックでカバー、映画『John Wick: Chapter 4』に出演。さらに、イギリスの最大級の音楽フェスティバル、グラストンベリーにも出演。ライブステージでは「Hold The Girl」の収録曲を中心に、バックダンサーを従えて、マジックショーに近い派手な演出が行われた。

 

 


 

©Todd Weaver


2000年代のロックシーンの象徴的な存在であるThe Killers(ザ・キラーズ)は、未発表曲「Spirit」を収録したベストアルバム『Rebel Diamonds』をリリースした。彼らは、White Stripes、Strokesと並んで、ガレージ・ロックリバイバル最盛期のシーンにダンスロックという新風を吹き込んだ。その功績は計り知れない。

 

バンドのファンは、このベスト・アルバムでこのバンドに対する熱狂を取り戻すことになるだろう。プレスリリースでは、この曲を「世界中のフェスティバルで歌われるアンセム」と表現している。このコメントは彼らが押しも押されぬライブ・バンドであることの証明代わりでもある。

 

キラーズは、今年、惜しくも解散を発表した、Panic! At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ)とならんで、ダンス・ロックの象徴的なグループである。ラスベガスのバンドではありながら、当初、イギリスで人気を獲得した。デビュー・アルバムから最新アルバムまで、UKチャートで七回、一位に輝いている。『Wonderful Wonderul」はUSチャートでも一位を獲得。キラーズ旋風は日本にも沸き起こり、 2004年には、フジ・ロックで来日している。バンドは以後、ウェンブリースタジアムでの公演を成功させ、イギリスでの評価を不動のものとした。


『Rebel Diamonds』は、2013年の『Direct Hits』に続くバンドにとって、2枚目のベスト・アルバムとなり、年代順に20曲が収録されている。バンドの軌跡を追うのに最適な作品となる。旧来のファンはもちろん、新規のファンもチェックしておきたい一枚。キラーズの最新アルバムは2021年の『プレッシャー・マシーン』。このアルバムもUKチャートで一位を獲得した。

 

 

 


ロンドンのロックバンド、The Vaccines(ザ・ヴァクシーンズ)がニュー・シングルを発表しました。 「Love To Walk Away」は、1月12日にリリースされるバンドのニュー・アルバム『Pick-Up Full of Pink Carnations』からの最新カット。このシングルについてバンドは以下のように説明しています。


「アルバムに入るとき、音楽に何をさせたいかはっきりわかっているときもあれば、音楽が何をすべきかを教えてくれるのを待っているときもある。でも、アンドリューとスタジオに入った初日に "Love To Walk Away "を書いて初めて、このアルバムがどんなサウンドとフィーリングになるかわかったんだよ」

 

「だから、この曲は、サウンド的にもテーマ的にも、アルバムの方向性を決定づけた曲なんだ。このアルバムの中心的なテーマが、自分がどんな方向へ向かっているのかわからないということを考えると、音楽がこれほど早く自分自身を確信できたことは痛烈なことだと感じているよ」

 

「Love To Walk Away」


コンテンポラリー・クラシック、モダン・クラシカルの著名な作曲家Max Richter(マックス・リヒター)が、"音楽クリエイターのためのサウンド・プロダクト "の新シリーズをSRM Soundsとして立ち上げると発表した。この製品は、元スピットファイア・オーディオCEOのウィル・エヴァンスが最近立ち上げた新ブランド、ソング・アスレチックスと共同で開発される。


SRMサウンズの最初の仕事は、ネイティブ・インストゥルメンツのKontakt用のバーチャル・インストゥルメント・シリーズをリリースすることだった。その第一弾となるのは、”マックス・リヒター・ピアノ”で、マックス・リヒターの個人スタジオ、スタジオ・リヒター・マールのメイン・ライブ・ルームの中心的存在である、リヒター所有のスタインウェイ・モデルD SPIRIO|rグランド・ピアノのサウンドをキャプチャしたソフトウェア・インストゥルメントである。



リヒターのスタインウェイは、コンテンポラリー、ヴィンテージを問わず、様々なマイクを使って細部まで愛情を持って録音された。リヒターのピアノのソフトなダイナミクスに焦点を当てたこのライブラリーは、pppからmfまでの10層のダイナミックレイヤーで構成され、5層のラウンドロビン、楽器ごとに3つのマイクポジション、2種類のリバーブを備えている。Richter Pianoには、アクション、ダンパー、ペダル・ボリューム・コントロールが装備されています。


「本物のアコースティック・ピアノと同じように、この楽器は独自の特性を持っている。「モーツァルト用にセッティングされたピアノでプロコフィエフを演奏することはないでしょう。


「このピアノはスペシャリスト。静かに演奏し、耳元でささやくのが好きなのです。賑やかなミックスを切り裂きたいのであれば、他を当たればいい。しかし、私たち全員が内に秘めている親密な物語を呼び起こしたいのであれば、この楽器と近々発売される他のコレクションが役に立つだろう。"


マックス・リヒターは、グラミー賞にノミネートされたドイツ系イギリス人の作曲家・ピアニストで、舞台、オペラ、バレエ、映画のための作品で知られている。今年初めにリリースされた彼の最新プロジェクトは、リヒターが2015年に作曲した『SLEEP』の素材を再構築し、ケリー・リー・オーウェンズとアルヴァ・ノトがリミックスを手がけた『SLEEP: Tranquility Base EP』である。Max Richter Pianoは現在、Native Instruments Kontaktで入手可能です。



 

 

愛知県出身のラッパー、Campanella(カンパネルラ)が最新EP『Mi Yama』を本日12/8(金)にデジタル配信でリリースした。アートワークと配信リンクは下記より。

 

作品のコアに向け、緊張感が高まる「Mi Yama」、ベース〜テクノを横断する先鋭的なビートと共にラップが駆け抜ける「DUDE」、客演に迎えたDaichi Yamamoto、ACE COOLと共闘する「YAMAMOTO」、ドープなリリックを瑞々しく響かせる「Shoo」の4曲を盟友Ramzaがプロデュース。


さらに、DJ MAYAKUがビートを提供し、MFSが客演参加した「I DONT KNOW」、CampanellaのライブDJを長年に渡って務めるshobbieconzが手掛た「Halo」を収録している。


ミックスはTAKANOME、マスタリングはMatt Colton(UK Metropolis Studios)、アートワークは伊藤潤が手掛けている。


ライブや客演など、各方面から引く手あまたの充実した活動を行うなかで、ラッパーとしてのセンスを研ぎ澄ませているCampanellaが親交を深めてきたアーティストと共に創り上げた、多面的にして彩りに満ちた作品となっている。



Campanella(カンパネルラ)『Mi Yama』EP


リリース日 : 2023年12月8日(金)

レーベル : MADE DAY MAIDER / AWDR/LR2
フォーマット : DIGITAL


配信リンク : 

https://campanella.lnk.to/MiYama


Tracklist:


1. Mi Yama
2. DUDE
3. I DONT KNOW feat. MFS
4. YAMAMOTO feat. Daichi Yamamoto, ACE COOL
5. Halo
6. Shoo

 

Green Day(グリーン・デイ)が『Saviors』からのサード・シングル「Dilemma」を公開した。この曲は、ライアン・バクスリー監督の新しいビデオと共に発表され、シンガーのビリー・ジョー・アームストロングが酒を飲んで床に倒れている。何年も断酒しているアームストロングにとって、この曲には深い個人的な意味がある。


「Dilemma』は、私にとってとても個人的な曲だったので、書くのは簡単だった。中毒や精神病と闘う仲間をたくさん見てきた。この曲は、そういった経験から来る痛みについて歌っているんだ」


「Dilemma」は、「The American Dream Is Killing Me」、「Look Ma, No Brains」に続くシングルで、ラスベガスで開催された "When We Were Young "フェスティバルでデビューした。『Saviors』は来年1月19日にリリースされる。


また、グリーン・デイは『Saviors』を引っ提げ、彼らの記念すべきアルバム『Dookie』の30周年と『American Idiot』の20周年を双方を記念して、来年世界規模のスタジアム・ツアーを開催する予定だ。

 

北米ではスマッシング・パンプキンズ、ランシド、リンダ・リンダス、イギリスとヨーロッパではナッシング・バット・シーヴス、ザ・ハイヴス、ドノッツ、ザ・インターラプターズ、メイド・オブ・エースがオープニングを務める。

 


「Dilemma」