バービーは歌曲賞を3部門で独占した。ライアン・ゴズリングの「I'm Just Ken」、デュア・リパの「Dance the Night」、ビリー・エイリッシュの「What Was I Made For?'」で、『She Came to Me』のブルース・スプリングスティーンの「Addicted to Romance」、『Rustin』のレニー・クラヴィッツの「Road to Freedom」、『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の「Peaches」と対決する。
テイラー・スウィフトのコンサート映画『The Eras Tour』は、『バービー』、『オッペンハイマー』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』、『ジョン・ウィック:チャプター4』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』、『ミッション・インポッシブル』と並び、「Cinematic and Box Office Achievement」という新部門でノミネートされている。
テレビ部門では、デイジー・ジョーンズ&ザ・シックスがTVシリーズ(リミテッド、アンソロジー、TVムービー)賞にノミネート。セレーナ・ゴメスは『Only Murders In The Building』でミュージカル/コメディ・シリーズ部門のテレビ部門女性男優賞に、ファンタジア・バリノは『The Color Purple』でミュージカル/コメディ部門の映画部門女性男優賞にノミネートされた。
グラミー賞を何度も受賞したこのアルバムのオリジナルは、1973年12月に発売された。不朽のタイトル曲「Jet」、「Bluebird」、「Let Me Roll It」、「Picasso's Last Words (Drink to Me)」、そしてクローズ曲「Nineteen Hundred and Eighty Five」を収録した『Band on the Run』は、間違いなくウイングス史上最も成功し、名高いリリースである。
今回のアルバム 『The Two of Us』には、イギリスの注目の若手シンガーソングライター、Clara Mann(クララ・マン)、及び、現地のコーラス・グループが参加しており、ソロアーティストのポップネスの範疇にある曲とは異なり、メディエーションに近い形でこのアルバムに貢献を果たしています。アルバムには新曲に加え、2022年のEP「pause」の楽曲が再録されている。全体的に聞いてみても、聴き応えたっぷりのポスト・クラシカル/エレクトロニカ作品になっていることが分かります。そして、これまでプロデューサー、映画、ゲーム音楽と多岐にわたる分野で活躍してきた日本人音楽家にとって、これまでの制作経験を総動員させたことがうかがえます。
Ⅰ「The Two Of Us(feat. Clara Mann)」は、イントロでは、協和音と不協和音の合間を揺らめくようにして、複数のストリングの感情的なハーモニーが紡がれます。弦楽器とピアノの合奏という形については、2010年代からアーティストがライブで取り組んでいた形です。ストリングスの抑揚が高まるにつれ、アーティストの最も得意とするピアノの演奏が加わり、そしてミステリアスな響きを持つクララ・マン(Clara Mann)のボーカルが参加すると、一大的なハーモニーが形成される。メディエーションの響きを持つマンのボーカルは意外性がありますが、さらに映画的な音響効果を交え、パーカションを追加し、このトラックはダイナミックな変遷を辿っています。
Ⅲ「Empty Lake(feat. Clara Mann」では再び、イギリスのシンガーをゲストに迎え、モダンクラシカルの作風に舵をとる。ミニマリズム、クラシックという、現代音楽、古典音楽の新旧の要素を兼ね備えた形式は、この曲の土台を形成する水の揺らめきのように潤いあるリズムと旋律の流れを形成しており、マンのボーカルは、オープニングトラックと同様、メディエーション音楽の要素をもたらしています。しかし、マンの複数のボーカルの多重録音は、この曲にクラシカルとは別の米国の人気シンガーソングライター、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)が最新作「Did You Know~?」でもたらした「映画音楽におけるポップネス」の意義を与え、そしてクラシカルにとどまらず、ポピュラーミュージックのファンやリスナーにも親しめる内容としている。
アルバムのオープニング曲のインスト・バージョンである Ⅸ「The Two of Us」は、一曲目よりもどのように旋律や抑揚が上昇していくのか、そのプロセスをさらに明瞭に捉えることが出来ます。当初のストリングスのハーモニーから、ピアノの演奏がミニマリズム的な構造を綿密に作り上げていき、2つ目のストリングスのレガート、そして、シンセサイザーの演奏を付加することにより、最終的に一大的な美麗な瞬間が形作られていきます。本作の最後を飾るのは、Ⅲ「Empty Lake」のインスト・バージョンであり、この曲もまた、クララ・マンが参加したボーカル曲とは相異なる感覚が漂い、ピアノの重奏曲による形式が原曲よりも明瞭となっています。ピアノ単体の曲として聴いても力強さがあり、叙情的な雰囲気を伴っていることがわかる。
「Empty Lake- Instrumental」
92/100
Akira Kosemura(小瀬村晶)の『The Two Of Us」は、日本国内では、"Schole Inc./Universal Music"より発売です。海外では"Decca"より本日から発売中。公式ストアでのアルバムのご購入はこちらより。
バンドの曲のバックグラウンドには、アイルランドのフォークミュージックの影響が感じられる。最初期のThe Stone
Rosesのイアン・ブラウンのボーカルに近い哀愁に充ちたメロディーセンスには脱帽するほかない。さらに北アイルランドの伝説、The
Undertonesの「Teenage
Kicks」に匹敵するエバーグリーンな空気感を持ち合わせている。完全無欠のオルタナティブロックバンドの登場を祝福しよう。
イギリスを代表するシンガー、PJ Harveyは、今年ヨーロッパで行われたニューアルバムのリリースを記念する『I Inside the Old Year Dying』のツアーから、新たなコンサート映像を公開しました。
『Live From L'Olympia in Paris』では、ニューアルバムの全曲演奏に加え、『Rid of Me』、『Is This Desire?コンサートはArte Concertと共同でWalter Filmsによって撮影された。現在、フランス発のストリーミングサービス、Arte ConcertのYouTubeチャンネルで全編を無料でストリーミング視聴出来る。また、2024年春には他のアルテ・チャンネルでも放送される予定。
キラーズは、今年、惜しくも解散を発表した、Panic! At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ)とならんで、ダンス・ロックの象徴的なグループである。ラスベガスのバンドではありながら、当初、イギリスで人気を獲得した。デビュー・アルバムから最新アルバムまで、UKチャートで七回、一位に輝いている。『Wonderful Wonderul」はUSチャートでも一位を獲得。キラーズ旋風は日本にも沸き起こり、 2004年には、フジ・ロックで来日している。バンドは以後、ウェンブリースタジアムでの公演を成功させ、イギリスでの評価を不動のものとした。
ロンドンのロックバンド、The Vaccines(ザ・ヴァクシーンズ)がニュー・シングルを発表しました。 「Love To Walk Away」は、1月12日にリリースされるバンドのニュー・アルバム『Pick-Up Full of Pink Carnations』からの最新カット。このシングルについてバンドは以下のように説明しています。
「アルバムに入るとき、音楽に何をさせたいかはっきりわかっているときもあれば、音楽が何をすべきかを教えてくれるのを待っているときもある。でも、アンドリューとスタジオに入った初日に "Love To Walk Away "を書いて初めて、このアルバムがどんなサウンドとフィーリングになるかわかったんだよ」
1. Mi Yama 2. DUDE 3. I DONT KNOW feat. MFS 4. YAMAMOTO feat. Daichi Yamamoto, ACE COOL 5. Halo 6. Shoo
Green Day(グリーン・デイ)が『Saviors』からのサード・シングル「Dilemma」を公開した。この曲は、ライアン・バクスリー監督の新しいビデオと共に発表され、シンガーのビリー・ジョー・アームストロングが酒を飲んで床に倒れている。何年も断酒しているアームストロングにとって、この曲には深い個人的な意味がある。