『Live At Bush Hall』は、前フロントマン/ボーカリストのIsaac Woodが脱退して以来、6人組として初めて制作された。昨年12月にロンドンのBush Hallで行われた3回のヘッドライン公演のライブを収録。アビーロードでジョン・パリッシュがミキシング、クリスチャン・ライトがマスタリングを担当した。 バンドは、これらの新曲をライブステージで試しながら、次なる作品への弾みをつける。
「Ants From Up There」の成功から間もない2022年、ブラックカントリー、ニューロードことルイス・エヴァンス、メイ・カーショウ、ジョージア・エラリー、ルーク・マーク、タイラー・ハイド、チャーリー・ウェインは、演奏するために全く新しい曲を書き下ろした。Primavera、Green Man、Fuji Rockでの凱旋公演を含むフェスティバルで膨れ上がる観客の前で演奏し、わずか数週間前の曲をナビゲートして発展させながら、彼らは新しい音楽フェーズに入った。また、全米ツアーを行い、ニューヨークでは2回のソールドアウト公演のヘッドライナーを務めた。
他にもカバーソングでは他ジャンルの曲をどのようにジャズギターとして魅力的にするのか、トラッド・フォーク「Danny Boy」やブルース「Fat Foot」といった曲を通じて試行錯誤を重ねていった様子が伺える。もちろん、それは実際、聞きやすく親しみやすいジャズとして再構成が施されているのである。他にも、ラルフ・タウナーのOregonにおけるフォーク/カントリーの影響を「Argentina Nights」に見い出すことが出来る。さらに、ディキシーランド・ジャズのリズムを取り入れた「Little Old Lady」もまたソロ演奏ではありながら心楽しい雰囲気が生み出されている。アルバムの最後を飾る「Empty Space」はラルフ・タウナーらしい気品溢れる一曲となっている。
『At First Light」は、ジャズ・ギターの基本的なアルバムに位置づけられ、その中に、フォーク/カントリー、ブルース、クラシックといった多彩な要素が織り交ぜられている。以下のドキュメントを見てもわかる通り、音楽家としてのルーツを踏まえたかなり意義深い作品として楽しめるはずだ。同時に、タウナーの先行作品とは異なる清新な気風も感じ取れる作品となっている。
「God Is A Circle」では、奇矯な悲鳴でいきなりリスナーを面食らわすが、それもアーティストらしい愛嬌とも言えるだろう。遊園地のアトラクションのように次になにが出てくるのかわからない感じがYves Tumorの魅力でもある。前作では前衛的な作風に取り組みつつ、その中にシンプルな4つ打ちのビートが音楽性の骨組みとなっていたが、そういったアーティストの音楽性の背景が前作よりも鮮明になったと言える。
アルバムの中盤の盛り上がりは「Heaven Surround Us Like A Hood」で訪れる。ここでは、タイトルにも見られるように、一作目の方向性を受け継ぎ、そこにロック風の熱狂性を加味している。一見すると、Slowthaiの書きそうな一曲にも思えるが、実はこれらのバックトラックを掠めるのは、Thin Lizzyのようなツインリードのハードロック調のギターであり、これらが新しいとも古いともつかない異質な音楽性として昇華されている。ノイズを突き出したシンセ・ロックという点では、やはり、近年のハイパー・ポップに属しているが、その最後にはこのアーティストの創造性の高さが伺える。轟音のノイズ・ポップの最後は奇妙な静寂が聞き手を迎え入れるのである。
アルバムのクライマックスに至ると、新しい要素はいくらか薄まり、一作目にもみられたブレイクビーツを駆使した曲に回帰する。「Purified By the Fire」では、ヒップホップ/R&Bのトラックをサンプラーとして処理したYvesらしい先鋭的な音楽性を垣間見られる。ここでアーティストは、エクスペリメンタルポップ/ハイパーポップの限界にチャレンジし、未知の境地を切り開いている。総じて本作は、Yvesの新奇性と前衛性を味わうのには最適な快作といえそうだ。
また、アルバムの最後に収録されている「Holding Will Do」ではゴスペルに近いアーティストのソロボーカルを楽しめる。ピアノのフレーズと共に、ジャズ・ボーカルの影響を受けた曲で、アルバムのクライマックスに仄かな余韻を添える。最後には、語りに近いスタイルに変化するが、これで終わりではなく、次作アルバムへとこれらのテーマが持ち越されていきそうな期待感がある。
この新曲は、彼らの最近のライブ・セットのハイライトでもあり、2019年のアルバム「No Geography」、さらに2021年にリリースしたシングル「The Darkness That You Fear」と「Work Energy Principle」に続く。デュオは、現在、フォローアップの制作に取り掛かっているという。
そのうちの3曲は、カタログに掲載されている曲のテイラーズ・ヴァージョンを再録音した「Eyes Open」、「Safe & Sound」、「If This Was A Movie」。また、加えて、スウィフトがルイス・ベルとフランク・デュークスと共同プロデュースした2019年のアルバム『Lover』のアウトテイク「All Of The Girls You Loved Before」という新曲も併せて公開された。
「Eyes Open」と「Safe and Sound」は、いずれも2012年の『ハンガー・ゲーム』のサウンドトラックとして提供されている。
シビル・ウォーズとしてスウィフトと「Safe and Sound」でコラボしたジョイ・ウィリアムズとジョン・ポール・ホワイトは、この新しいバージョンで個別にクレジットされています。「If This Was a Movie」は、2010年の『Speak Now』のデラックス・エディションに収録されている。