![]() |
レインコーツのジーナ・バーチ(Gina Birch)がセカンド・ソロ・アルバム『Trouble』を発表した。
2023年の『I Play My Bass Loud』(レビューを読む)に続くこのアルバムは、7月11日にThird Manからリリースされる。 前作同様、キリング・ジョークのユースがプロデュースを手がけた。
リード・シングルの「Causing Trouble Again」は、バーチの1977年の短編映画『3 Minute Scream』を含む、テート・ブリテンで開催されたフェミニズム・アートとアクティビズムの展覧会、2024年の『Women in Revolt』にインスパイアされた。
この騒々しいポストパンク大作は、何人かの女性アーティストが、自分たちにインスピレーションを与えてくれた女性の名前を自分で言って録音している。
ディーン・チョークリーが監督した「Causing Trouble Again」のミュージックビデオには、バーチのレインコーツのバンドメイトであるアナ・ダ・シルヴァをはじめ、ローラ・ロジック(X-レイ・スペックス、エッセンシャル・ロジック)、エイミー・リグビー、ネオ・ナチュリストの共同設立者クリスティン・ビニー、画家のデイジー・パリス、アーティストのジョージナ・スター、作家のジル・ウェストウッド、アーティストで活動家のボビー・ベイカー、衣装デザイナーのアニー・シモンズ、写真家のシャーリー・オローリンなどが友情出演している。
"Causing Trouble Again "のビデオでは、ボブ・ディランが白いはしごを水に浸して歌っているのを聞いてから、白いはしごに夢中になった。
「これはヤコブの梯子と地上から天国へのつながりを表しているのだと後で気づいたけど、梯子を "乗る"、"立ち上がる "の象徴として考えていたんだと思う。 私は、このはしごを使って4人で振り付けをした動きをしたかった。 梯子を持ってどう動くか。 一緒に動くのか、戦うのか、踊るのか?」
「また、映画『ザクロの色』の風のシーンを参考にしたかったし、『ウーマン・イン・レヴォルト』展のアーティストの女性たちをできるだけ多く登場させたかった。 彼女たちには厄介者になってほしかったし、"トラブルを引き起こす!"と叫んでほしかった。 結局、撮影に参加できる知り合いのアーティスト・ミュージシャンの女性たちを全員招待したんだけど、素晴らしい女性たちの出会いになった」
「Causing Trouble」
Gina Birch 『Trouble』
![]() |
Label: Third Man
Release: 2025年7月11日
Tracklist:
1. I Thought I’d Live Forever
2. Happiness
3. Causing Trouble Again
4. Cello Song
5. Keep To The Left
6. Doom Monger
7. Don’t Fight Your Friends
8. Nothing Will Ever Change That
9. Hey Hey
10. Train Platform
11. Sleep (Digital-Only Bonus Track)
このアルバムでバーチは、グラミー賞受賞プロデューサーでキリング・ジョーク創設メンバーのユース(ポール・マッカートニー、ザ・オーブ、ザ・ヴァーヴ)、エンジニア/ミキサーのマイケル・レンダル(ピーター・マーフィー、ジーザス・アンド・メリー・チェイン)と再びタッグを組んだ。
「レコードのタイトルは、私の人生で起こった小さな革命のすべてを指している」とジーナ・バーチ。「普通の道をたどらず、穴に落ち、何度も同じ間違いを犯し、秘書、母親、セックスワーカーという選択肢が一般的だった時代に若い女性であることのトラブル。私が引き起こしたトラブルと、私が今いるトラブル......」