ブルックリンを拠点に活動するアンナ・ベッカーマンのプロジェクト、Daneshevskaya(ダネシェフスカヤ)が、デビュー・アルバム『Long Is The Tunnel』の4作目のシングル「Roy G Big」を公開した。これまでのシングル同様、内的な静けさに満ちたインディーフォークとなっている。
Daneshevslaya(ダネシェフスカヤ)のニューアルバム『Long Is The Tunnel』は、Model/ActrizのRuben Radlauer、Hayden Ticehurst、Artur Szerejkoの共同プロデュース。全7曲収録で、日記を記すように書かれた作品だという。制作には、Black Country, New RoadのLewis Evansも参加している。新作アルバムは11月10日にWinspearから発売。先行シングルとして、「Somewhere in the Middle」、「Big Bird」、「Challenger Deep」が公開されている。
昼間はブルックリンの幼稚園児のためのソーシャルワーカーとして勤務するベッカーマンの音楽は、すべてが険しいと感じるときを生きる子供のような純粋さを追求することが多い。「子供が登校時に親に別れを告げるとき、もう二度と会えないような気がするものです」と彼女は説明する。再来週発売の『ロング・イズ・ザ・トンネル』は、そのような心の傷や寂しさを表現している。アーティストは11月16日にニューヨークの Stone Circle Theaterでの公演を予定している。
今月初め、Fucked Upはニュー・シングル 「Show Friends」を発表した。この曲は、彼らの最新フル・アルバム『One Day』のセッション中にレコーディングされた追加曲で構成された7″に収録されている3曲の新曲のうちの1曲である。その7″は現在出荷中で、本日バンドはその中からもう1曲、"Spot The Difference "をデジタル配信した。
「"Spot The Difference "は、漸進的な変化と妥協について歌っている。抑制の効かない適応の結果と、承認を求めることの自己暗示のカタログだ」
King Gizzard & The Lizard Wizard 『The Silver Cord』
「stillness、softness...」は、大森のアナログ・シンセの世界ーー、すなわち、彼女のProphet '08、Moog Voyager、そしてバイノーラルで3Dシミュレートされたサウンドを生み出すアナログ・ハイブリッド・シンセサイザー、UDO Super 6ーーの新たな音域を探求している。このアルバムは、彼女の前作よりもダークで広がりがあり、ノワールのようにシアトリカル。デビュー作がインストゥルメンタル中心だったのに対して、本作ではヴォーカルが前面に出ており、「より傷つきやすくなっている」と彼女は説明している。夢と現実、孤独、自分自身との再会、そして最終的には自分自身の中に強さを見出すというテーマについて、彼女は口を開いている。
しかし、一瞬、目の前に現れたデモーニッシュなイメージは消えさり、#7「foundation」では、それと立ち代わりにギリシャ神話で描かれるような神話的な美しい世界が立ち現れる。安らいだボーカルを生かしたアンビエントですが、ボーカルラインの美麗さとシンセサイザーの演奏の巧みさは化学反応を起こし、エンジェリックな瞬間、あるいはそのイメージを呼び起こす。音楽的にはダウンテンポに近い抽象的なビートを好む印象のある制作者ではありながら、この曲では珍しくダブステップの複雑なリズム構成を取り入れ、それを最終的にエクスペリメンタルポップとして昇華しています。しかし、ここには、マンチェスターのAndy Stottと彼のピアノ教師であるAlison Skidmoreとのコラボレーション「Faith In Strangers」に見られるようなワイアードな和らぎと安らぎにあふれている。そして、それらの清涼感とアンニュイさを併せ持つ大森の歌声は、イントロからまったく想像も出来ない神々しさのある領域へとたどりつく。そして、それはダンスミュージックという制作者の得意とする形で昇華されている。背後のビートを強調しながら、ドライブ感のある展開へと導くソングライティングの素晴らしさはもちろん、ポップスとしてのメロディーの運びは、聞き手に至福の瞬間をもたらすに違いありません。
アルバムのイメージは曲ごとに変わり、レビュアーが、これと決めつけることを避けるかのようです。そしてゴシックやドゥームの要素とともに、ある種の面妖な雰囲気はこの後にも受け継がれる。続く、#8「in full bloom」では、アーティストのルーツであるクラシックの要素を元に、シンセサイザーとピアノの音色を組み合わせ、親しみやすいポピュラー音楽へと移行する。しかし、昨晩聴いて不思議だったのは、ミニマルな構成の中に、奇妙な哀感や切なさが漂っている。それはもしかすると、大森自身のボーカルがシンセと一体となり、ひとつの感情表現という形で完成されているがゆえなのかもしれません。途中、感情的な切なさは最高潮に達し、その後、意外にもその感覚はフラットなものに変化し、比較的落ち着いた感じでアウトロに続いていく。
前の曲もベストトラックのひとつですが、続く「a structure」はベストトラックを超えて壮絶としか言いようがありません。ここではファラオ・サンダースやフローティング・ポインツとの制作、そして青葉市子のライブサポートなどの経験が色濃く反映されている。ミニマル・ミュージックとしての集大成は、Final Fantasyのオープニングのテーマ曲を彷彿とさせるチップチューンの要素を絶妙に散りばめつつ、それをOneohtrix Point NeverやFloating Pointsの楽曲を思わせる壮大な電子音楽の交響曲という形に繋がっていく。本来、それは固定観念に過ぎないのだけれど、ジャンルという枠組みを制作者は取り払い、その中にポップス、クラシック、エレクトロニック・ダンス・ミュージック、それらすべてを混合し、本来、音楽には境目や境界が存在しないことを示し、多様性という概念の本質に迫っていく。特に、アウトロにかけての独創的な音の運びに、シンセサイザー奏者として、彼女がいかに傑出しているかが表されているのです。
これらの深く濃密なテーマが織り交ぜられたアルバムは、いよいよほとんど序盤の収録曲からは想像もできない領域に差し掛かり、さらに深化していき、ある意味では真実性を反映した終盤部へと続いていきます。「an ode to your heart」では驚くべきことに、日本の環境音楽の先駆者、吉村弘が奏でたようなアンビエントの原初的な魅力に迫り、いよいよ「epilogue...」にたどり着く。ホメーロスの「イーリアス」、ダンテ・アリギエーリの「神曲」のような長大な叙事詩、そういった古典的かつ普遍性のある作品に触れた際にしか感じとることが難しい、圧倒されるような感覚は、エピローグで、クライマックスを迎える。海のゆらめきのようにやさしさのあるシンセサイザーのウェイブが、大森の歌声と重なり、それがワンネスになる時、心休まるような温かな瞬間が呼び覚まされる。その感覚は、クローズで、タイトル曲であり、コーダの役割を持つ「stillness,softness…」においても続きます。海の上で揺られるようなオーガニックな感覚は、アルバムのミステリアスな側面に対する重要なカウンターポイントを形成しています。
ファーストシングルとして公開された「Headlights On」は、ホルヘ・エルブレヒトやBeach Fossilsのトミー・デイヴィッドソン、ハッチーが参加し、「アシッド・ハウスに匹敵するベースグルーヴとブレイクビーツが特徴ではあるが、このクラブの雰囲気はミスディレクション」と記されている。テイタムはオープニング曲を通じて、バランスを取ることを念頭に置いており、背後のダンスビートの中にAOR/ソフト・ロックに象徴される軽やかで涼し気なサウンドを反映させる。表面的な印象に関しては、ダンスロックやシンセポップからのフィードバックを感じ取る場合もあるかもしれないが、同時にビリー・ジョエルのサウンドに関連付けられる良質なバラードやポップスにおけるソングライティングがグルーブの中に何気なく反映されている。モダンなトラックとしても楽しめるのはもちろんなのだが、往年の名バラードのような感じで聞き入る事も出来るはずだ。「Headlights On」は、いわば、キャッチーさと深みを併せ持つ音楽の面白みを凝縮させたシングルなのである。アルバムのイントロとも称すべき一曲目で、懐かしさと新しさの融合性を示した後、#2「Basement El Dorado」では、さらにユニークなダンス・ポップが続く。Dan Hartmanの「Dream About You」を思い起こさせる懐かしのシンセ・ポップを背後に、テイタムはそれとは別の彼らしいオリジナリティを発揮する。現在、ニューヨークでトレンドとなっているシンセ・ポップのモダンな解釈を交え、それらにHuman Leagueのような軽やかなノリを付加している。
Music Tribune: セカンド・アルバム『Tough Love Therapy』が6月末に発売されました。前作の頃と比べ、音楽性の変更があり、シューゲイズ性が強まり、バンドとしての一体感が強まった印象を受けます。あらためて、新作アルバムのコンセプト、メッセージ、制作のアプローチの変化などについて教えてください。
Music Tribune: アルバムから「Broken Song」のミュージックビデオが公開されています。この曲はシューゲイズ風のギターもクールですが、曲のクライマックスも切なく、心揺さぶられるものがありました。また、ご自身に加えてバンドメンバーも出演なさっています。撮影時のエピソードや印象深かった出来事はありますか?
Music Tribune: 新作アルバムの収録曲の中には、ファースト・アルバムのタイトル「REIMEI」の名が再登場していますよね。これは、ご自身で運営なさっているスタジオのことについて書かれたものなのでしょうか? 写真を見るかぎりでは、アングラな感じでめちゃくちゃ面白いと思いました。スタジオの設立のきっかけ、運営方針、魅力などがあれば教えてください。
Music Tribune: SAGOさんは、ジャガーをトレードマークにしていらっしゃいます。このギターを持つきっかけとなった出来事などがありましたら教えてください。また、演奏時の映像を見て、びっくりしました。かなり多くのエフェクターを使っていらっしゃるようですが、お気に入りのエフェクターや、音作りのこだわり等ありましたら教えてください。
Music Tribune: また、ツアーを終えてから、スタジオでの自主イベントも開催されたようですね。こういった企画を積極的に開くというのは、レイメイがSAGOさんの人生にとって、すごく重要なコミュニティなのかなと思います。ずばり、”レイメイ”とは、SAGOさんにとって、どのような場所なのでしょうか?
Music Tribune: 正直なところ、 SAGOSAIDというバンドは、日本的なオルタナの要素もありますが、ロンドンやニューヨークのロックバンドに近い音楽性もあるかなと思っています。今後、どのようなバンドに変化していくか、展望などありますか。また、チャンスがあれば、海外のツアーをしてみたいというような思いはありますか?
彼女のセカンド・アルバム「The Good Witch」のエクステンデッド・エディションには、6曲の新曲が収録されている。
メイジー・ピーターズは次のように語っています。「『The Good Witch』の制作は、私の人生で最もマジカルな体験のひとつで、このアルバムにはまだ人生があると最初からわかっていた。『You Signed Up For This』と『The Good Witch』は私にとって姉妹盤のようなもので、年齢も曲調も違うけれど、この2枚を書いた時の私自身によって永遠に絡み合っている。この1年を締めくくるにふさわしい、そして私が語ることのできなかったお気に入りの物語への扉を開くために、私はあなたたちにそれらを贈りたいと思いました」
「正直に言うと、このアルバムは今までで一番好きな再レコーディングなんだ。だって、From The Vaultの5曲はとてもクレイジーだから」
そして、彼女は「From The Vault」の曲名を明かした。"Slut!(スウィフト、ジャック・アントノフ、パトリック・バーガーが書いた)、「Say Don't Go」(ダイアン・ウォーレンと書いた)、「Now That We Don't Talk」、「Suburban Legends」、「Is It Over Now?」
1989 (Taylor's Version)』は、2021年にリリースされた『Red (Taylor's Version)』と『Fearless (Taylor's Version)』、今年初めにリリースされた『Speak Now (Taylor's Version)』に続く作品となる。
彼らの新譜「Lines and Shapes」からのトラック。ギタリストのフランク・イエロ(マイ・ケミカル・ロマンス)、ギタリストのトラヴィス・ステヴァー(コヒード・アンド・カンブリア)、ヴォーカリストのアンソニー・グリーン(サーカ・サヴァイヴ)、ベーシストのティム・ペイン(木曜)、ドラマーのタッカー・ルール(木曜/イエローカード)を擁するスーパーグループのデビュー・アルバム「Past Lives」からの曲の初期バージョンが収録され、11月10日にリリースされる。
フランク・イエロのコメントL.S.デューンズの最新作『Lines and Shapes』は、デビュー作『Past Lives』から1周年を記念する最高の作品だ。これは、アルバムがどのように生まれたかの青写真なんだ。私たちがこの旅を始めてから、それぞれの勝利の終わりを迎えるまでの、それぞれの曲の輝き。
「『Lines and Shapes』は、私たちがバンドとして歩んできた道と同じ道をリスナーを案内してくれるだろう。私たちがどのように遠くから一緒に創り上げていったのか、耳を傾けてみてほしい。デジタルのパンくずを行き来させ、クラウドで来るべきもののための基礎を築き、そして最終的に、それらの構造が決定的な形で構築される。『Lines and Shapes』は、パスト・ライヴスの周年記念を祝うだけでなく、曲作りの技術や、バンドで活動することの意味する様々なダイナミズムを表現している。それは、私がこれまで愛し、それがどのようにして生まれたのか不思議に思っていたすべてのレコードについて経験することができればよかったと思うことについて」
Spector(フレデリック・マクファーソン、ジェド カレン、ニコラス・パイ、ダニー ブランディからなるロンドンのオルタナティヴロックバンド)がニューシングル「Driving Home for Halloween」を発表しました。彼らのニュー・アルバム『Here Come the Early Nights』からの最新カット。
ニューシングルについて、ヴォーカルのフレッド・マクファーソンは次のように説明しています。「”Driving Home for Halloween”は、クリス・レアのひどいダジャレというだけではないんだ。この曲は、『友達を見つけよう』の時代における生と死、そして愛についての歌なんだ。もし、グース・バンプスがロマンス小説だったら、こんな風に聞こえるかもしれない。世界が時速1000マイルで回転しているにもかかわらず、人生が静止していると感じているすべての人のための曲だよ」
ギタリストのジェド・カレンは付け加えた。「レコーディングの最終日、ジェンはバッキング・ヴォーカルを終えて帰ろうとしていた。アルバムを完成させるために残された時間はほとんどなかったけど、"Driving Home for Halloween "のセッションを開いて、ディミトリのプラズマ・ペダルを通して彼女にギター・リフを叫んでもらう必要があると強く感じたんだ。うまくいくかどうか少し心配だったけど、当然彼女はうまくやった。最初のトライで素晴らしいサウンドになったよ!」
ビートルズの最後の曲が来週リリースされる。「Now and Then」は11月2日午前10時(米国東部時間)に発売されます。(アップルコープス/キャピトル/UMe経由)デジタル配信と両A面シングルとして発売。オリヴァー・マーレイが脚本と監督を手がけた、この曲の誕生秘話を語る12分のドキュメンタリーは、11月1日午後3時30分(日本時間)に初公開される。予告編は以下から。
Now and Then」は、ジョン・レノンが1978年にニューヨークのダコタ・ビルにある自宅でレコーディングしたデモ曲で、レノンの声とピアノだけがフィーチャーされている。1994年、オノ・ヨーコはレノンの「Free as a Bird」と「Real Love」のデモ音源とともに、この音源をマッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターに渡した。残されたビートルズのメンバーは、『ビートルズ・アンソロジー』のためにプロデューサーのジェフ・リンとともに「Now and Then」を完成させようとしたが、当時は技術的な制限により、レノンのヴォーカルをピアノから適切に分離することができなかった。2022年、マッカートニーとスターは、ピーター・ジャクソン監督のドキュメンタリー映画『ゲット・バック』の制作に協力した後、この曲を完成させることに着手した。エミール・デ・ラ・レイ率いるジャクソンと彼のサウンド・チームは、人工知能の助けを借りて、オリジナルのホーム・デモからレノンのヴォーカルを分離することができた。
ジョージ・ハリスンの未亡人、オリヴィアはこう書いている。「1995年当時、スタジオで数日間この曲に取り組んだ後、ジョージはデモの技術的な問題が克服できないと感じ、この曲を十分に高い水準で仕上げることは不可能だと結論づけた。もし彼が今日ここにいたら、ダーニと私は、彼が心からポールとリンゴと一緒になって "Now and Then "のレコーディングを完成させただろうと知っている」
Def.fo is releasing the fresh trip-pop banger "Godly" today. (Click here to pre-order the CD/Vinyle, etc.) Check out the simultaneously released music video below.
The new single is an ethereal journey of self-awareness and cosmic connection, a solid trip-hop, stomping groove, G-funk analogs, and hazy vocals.
”Godly" reminds us to cherish the journey of life and embrace who we are. Awe-inspiring in its reverence for our surroundings, it invites the listener to find a sense of oneness within the universe and a deeper sense of the divine.
Production is helmed by the father-son team of Tom Powell and Steve Powell (The Strands, John Power, The Stairs).
The mix is by Roy Merchant (Cold Cut, M.I.A., and Kano). Mastering was done by the legendary Howie Weinberg (De La Soul, Beastie Boys, The Stairs), who has worked on many hip-hop classics.
The recording features vocals and guitar/bass by Tom Powell, with heavy drum beats by Jake Woodward (Nova Twins, Peter Perret).
アルバムの発表とともにリードカット「Plastic」が公開された。アルバムのジャケットとトラックリストとともに下記でチェックできる。プロデューサーArthur Rizkと共にレコーディングされた『Rationale』は、Glittererの2021年のアルバム『Life Is Not A Lesson』に続く作品。
ここ数年、boygenius、Lucy Dacus、Hurray for the Riff Raffらとツアーを行ってきたサラ・ゴールドストーンが、デビュー・フル・アルバムを発表した。アダム・シャッツがプロデュースした『Waving』は、12月1日にRuination Recordsからリリースされる。ファースト・シングル「Athens 1975」のビデオをチェックし、アルバムのジャケットとトラックリストは以下を参照のこと。
Sarah Goldstone 『Waving』
Tracklist:
1. Athens 1975
2. I Know My Way Around
3. Honda Battery
4. Love & Loneliness
5. Waving
6. Imaginary Conversations
7. Three Hours
8. Find Your Home
ロンドンのbar itliaは、本日、ニューシングル「Worlds greatest emoter」を発表しました。「Jelsy 」と 「my little tony」に続くシングルで、三作のシングルのうち文句なしのベスト・トラック。今週のシングルの中ではYard Actとともに群を抜いている。