米国のシンガーソングライター、Noah Kahan(ノラ・カハン)は昨夜(12月2日)、サタデー・ナイト・ライブに出演し、サード・アルバム『Stick Season (We'll All Be Here Forever)』から「Dial Drunk」と「Stick Season」を披露した。パフォーマンスのリプレイは以下から。
オープニングを飾る「Say It and Mean It」は、このポップ・アルバムの壮大な序曲ともいえ、ボレロのような形式で、ひとつずつ各楽器のパートが代わる代わる登場し、アルバム全体の器楽的な種明かしをするかのようである。ルーシー・ブルー自身によるエレアコギターのささやかな弾き語りという形で始まり、シンセの付属的なアルペジエーターが加わる。さらに、その後、ルーシー・ブルーのボーカルが載せられたとたん、曲の雰囲気がガラリと一変するのが分かる。
二曲目の「I Left My Heart」に、シンガーソングライターのダブリンに対する淡い郷愁が込められていたとしてもそれほど驚きはない。この曲はまた、「十代の頃の自分に対する書かれることがなかったラブレター」と称してもそれほど違和感がない。少なくとも、ケルティックのフォーク・ミュージックの音楽性に根ざしたこの曲は、モダンなベッドルーム・ポップのサウンドプロダクションの指向性を選ぶことにより、シンガーと同世代のリスナーの心を見事に捉え、共感性を呼び覚ます。ウィスパーボイスに近いスモーキーな発声を用い、アコースティック・ギターに対するボーカルラインに切なさをもたらす。
その後も曲のイメージは緩やかに変化していき、「Do Nothing」では、ベッドルームポップの音楽性に回帰する。このジャンルの最も重要な点をあげるとすれば、それはソロアーティストがホームレコーディングを主体とするプロダクションの中で、キュートさやスマートさを重視していりというポイントにある。その点、ルーシー・ブルーは、ClairoやGirl In Red、Holly Humberstoneといったこのジャンルの主要なアーティストと同じように、2020年代のメインストリームにある音楽性の核心を端的に捉えた上で、それを同年代のそれほど詳しくない音楽ファンや、彼女の年代とは離れた年代にも自らの理想とする音楽をわかりやすく示そうとしている。
def.fo (a project by Tom Powell) announces its new single "Autumn Leaves". This is the latest single from the artist who crosses over rap, funk, and pop music, following "Godly".
Autumn Leaves" is a soulful, breezy pop-folk masterpiece. Carefully crafted, the song offers comfort and reassurance to both the creator and the listener. Glistening like frost in the sun, the introspective lyrics weave a warm blanket of hope, reminding us that adversity can be overcome and that even in the darkest of times, brighter days will surely come. Spring will always come. Let us embark on a journey to reflect wholeheartedly on the ever-changing seasons of life.
Tom Powell (Michael Head and the Red Elastic Band) provides vocals, guitar, and bass on this song. Alongside him are respected musicians Phil Murphy (Michael Head and the Red Elastic Band, Bill Ryder Jones) on drums and Chris Geddes (Belle and Sebastian) on keys, all contributing to the song's dynamic depth.
Production is a seamless collaboration between Tom Powell and Steve Powell (The Strands, John Power, The Stairs), resulting in an emotional and reassuring soundscape. Mixed by Roy Merchant (Omar, M.I.A., Ixample), mastering engineer Howie Weinberg (Jeff Buckley, PJ Harvey, Sheryl Crow) adds his magical touch.
The new single "Autumn Leaves" is released by December 1, 2023 and is the final single from def.fo's EP "Eternity". Pre-order the album here.
「Autumn Leaves」
Hollu Humberstone(ホリー・ハンバーストーン)がMUNAと組み、「Into Your Room」の新バージョンを発表した。ハンバーストーンは先日、「Elvis Impersonators」のミュージックビデオの撮影のため来日し、東京でカラオケを楽しんだ。彼女の妹は東京に住んでいるという。
オリジナルは10月にリリースされた彼女のデビュー・アルバム『Paint My Bedroom Black』に収録されており、来春にはUKツアーを行う予定。
1. Hot For Preacher 2. Meet Me 3. Versions Of You 4. Bad Time 5. Scars 6. Break 7. Shake With Me 8. Blood, Hair And Eyeballs 9. Hinterlude 10. Broken Down In A Time Machine 11. Teenage Heart
Lana De ReyがJohn Denver(ジョン・デンバー)の「Take Me Home, Country Roads」のカヴァーを公開した。彼女の演奏は、頻繁にコラボレートしているザック・ドーズによってプロデュースされた。試聴は以下からどうぞ。
1976年、マガウアンは最初のバンド、ニップル・エレクターズに加入した。ベーシストのシャンヌ・ブラッドリーによって結成されたシンガーのマクガワンとドラマーのエイドリアン・フォックスは、1978年にシングル「King of the Bop」/「Nervous Wreck」をリリースした後、ザ・ニップスに改名。同じ頃、マクガワンはブリキ笛奏者のピーター・"スパイダー"・ステイシーとバンジョー奏者のジェム・ファイナーに出会い、彼らは別のバンド、ミルウォール・チェインソーズを結成した。
Pogues
ポーグスは1982年、アコーディオン奏者のジェイムズ・フィアンリーがマガウアン、ステイシー、ファイナーに加わり、ポーグ・マホーンとして正式にスタートした。パンク・ロックの常套手段である政治的エートス、そしてマクゴーワンの象徴的な歌い方と、シンガーのアイルランドの血を引く音楽を組み合わせたポーグスは、ケルティック・パンクとして知られるようになった。ベーシストのケイト・オリオーダンとドラマーのアンドリュー・ランケンを加えたバンドは、1984年に最初のシングル「Dark Streets of London」をリリース。
ザ・クラッシュのツアーのオープニングを務めた後、ザ・ポーグスはスティッフ・レコードの目に留まる。同レーベルは1984年10月にデビュー・アルバム『Stiff Roses for Me』をリリース。エルヴィス・コステロがプロデュースした『Rum Sodomy & the Lash』は1985年にリリースされ、「Dirty Old Town」、「Sally MacLennane」、「A Rainy Night in Soho」といった曲が収録されている。
ポーグスは『Rum Sodomy & the Lash』のリリース後に崩壊し始め、特にマクゴーワンの薬物使用の増加が原因だった。彼らのサード・アルバム『If I Should Fall from Grace with God』は1988年にリリースされ、カースティ・マッコールとのクリスマス・デュエット曲「Fairytale of New York」が最大のヒットとなった。この曲はイギリスのホリデー・クラシックとなった。
claquepotが12月20日に二枚組アルバム『recuitment』をリリースする。claquepotは、昨年12月にアルバム「the test」を発表し、大阪と横浜で開催したZeppツアーも大盛況を博した。新作アルバム『recuitment』には、宮川大聖、Aile The Shotaがゲストとして参加している。収録曲、アートワークを下記よりご覧下さい。
本作には、デジタルリリースされた「space feat. 竹内アンナ」、「detox」、「ターコイズ・ドリップ」を含む、アーバンなチルアウトR&Bを中心とする楽曲を収録。タイトル曲「リクルートメント」、宮川大聖をフィーチャーした「ドゥーム・スクロール」、Aile The Shotaをフィーチャーした「メロー・イエロー」を含む、全7曲収録のEPに加え、今年1月に開催された神奈川公演「claquepot live tour2023 -the test-」のライブを収録した、全17曲入りの2CD仕様となる。
「Mandinka」は、オコナーの1987年の楽曲で、『The Lions and cobra』に収録されている。このアルバムは、女性シンガーでありながらスキンヘッドというオコナーのお馴染みの反骨的なヘアスタイルと合わせて、カトリックに対しての愛憎入り交じる思いがメッセージとして織り交ぜられている。 「the lion and the cobra」は旧約に現れる言葉で、悪魔の隠喩である。カトリチズムの家父長制や権力構造に対するアーティストの内的葛藤を描いた難解なアルバムと言える。現代人としてキリスト教圏における中世的な観念からの脱却の過程を描いたとも解せる。
ナッシュビルのシンガーソングライター、Katy Kirby(ケイティ・カービー)が、2ndアルバム『ブルー・ラズベリー』からの最新シングル「Party of the Century」をリリースした。この曲は、前作「Cubic Zirconia」と「Table」に続くシングルとなる。以下よりチェックしてみよう。
カービーは声明で「"Party of the Century "は友人のクリスチャン・リー・ハトソンとFaceTimeで書いた」と説明している。「この曲は、スローダンスができるような、ちょっと甘いラブソングになった。この曲は、物理学や反出生主義、気候変動、そして友人をどれだけ愛しているかについても歌っているんだ。この曲をレコーディングした時、バンドに対して、エド・シーランの曲のようなサウンドにするように頼んだんだけど、彼らはそれを拒否したんだ」
ボルチモアのシンセ・ポップバンド、Future Islands(フューチャー・アイランズ)は、アルバム『People Who Aren't There Anymore』のニューシングル「The Fight」を発表した。
この曲は、これまでのシングル「The Tower」、「Peach」、「King of Sweden」、「Deep in the Night」に続く作品です。以下よりチェックしてみよう。
ニューアルバム『People Who Aren't There Anymore』は4ADより1月26日にリリースされる。
「The Fight」
Future Islandsは、サミュエル・T・ヘリング、ウィリアム・キャッションにより2006年に結成された。ゲリット・ウェルマーズ2008年にイギリスのレーベル、Upset The Rhythmからデビューアルバム『Wave Like Home』をリリースした。
2010年には2作目のアルバム『In Evening Air』、2011年には3作目『On the Water』をThrill Jockeyからリリースする。2014年には4ADに移籍し、4作目のアルバム『Singles』をリリース。リードシングル「Seasons (Waiting on You)」はピッチフォークとNMEから2014年のベストソングに選ばれた。
2014年3月に放送されたデヴィッド・レターマンのレイトショーでのパフォーマンスは、同番組のYouTubeで最も視聴された動画となった。2017年に5作目のアルバム『The Far Field』をリリース。
スコットランド/グラスゴーのギターロック/ネオアコースティックの祖であり、シューゲイザーの先駆者でもあるJesu And Mary Chain(ジーザス&メリー・チェイン)が待望の新作『Glasgow Eyes』の制作を発表した。3月8日にFuzz Clubからリリース予定。次作のリード・シングル「jamcod」とアルバム・ジャケット、トラックリストを以下をチェックしてみよう。
2017年の『Damage and Joy』に続く『Glasgow Eyes』は、グラスゴーにあるMOGWAIの所有するキャッスル・オブ・ドゥーム・スタジオでレコーディングされ、ジム/ウィリアム・リード兄弟は、「スーサイド、クラフトワーク、そしてジャズに見られるような規律に縛られない姿勢への新鮮な評価からインスピレーションを得た」とプレスリリースを通じて説明している。