The Cure in Latvia Arena 2022 10/6


 UKのロックバンド、The Cureが、先週木曜日、10月6日の夜、ラトビアのArena Rigaで三年ぶりのコンサートを行い、ヨーロッパ・ツアーをスタートさせた。全25曲のセットリストにはファン待望のニューアルバム『Songs of a Lost World』に収録される新曲「Alone」と「Endsong」も含まれていた。


「Alone」は "Plainsong "に隣接する7分の壮大なナンバーで、ギタリストのRobert Smithがギターなしでステージに上がり、インストのイントロで観客を迎え入れるというCureらしいオープニングを飾った。


「Endsong」は、当然ながらバンドのメインセットを締めくくった(その後、2回のアンコールがあった)。2曲目は、メランコリックなシンセサイザーにミリタリックなドラムリフを乗せた10分にも及ぶシネマティックな作品。これらの曲を聴く限り、ロバート・スミスが「Songs of a Lost World」を”執拗なまでに破滅的で陰鬱”と表現したのは、まさにその通りだと言えるでしょう。


1990年から2005年まで在籍していたペリー・バモンテがバンドに復帰したことも、ザ・キュアのラトビア公演の大きなニュースとなった。


バンドは、8日にも、フィンランドのヘルシンキでコンサートを開催した。さらに、今年後半には、アルバム『Wish』の30周年を記念して、未発表デモやライブ音源、レア曲などを収録したデラックス・パッケージでLPを再発する。ラトビアでのライブのセットリストは下記の通り。

 

 

 

Setlist:

 
Alone (World Debut)
Pictures of You
Closedown
A Night Like This
Lovesong
Trust (First time since 2016)
Burn
Fascination Street
Push
In Between Days
Play for Today
A Forest
Want
Shake Dog Shake
39
From the Edge of the Deep Green Sea
Endsong (World Debut)



「Alone」

 

 

 

「Endsong」 

 

 

Beabadoobeeは、先月のBLACKSTARKIDSのシングル「CYBERKISS 2 U*」への出演に続き、BBCラジオ1の番組、Live Lounge Monthに出演し、ヴァネッサ・カールトンの「A Thousand Miles」のカバーを披露している。ライブパフォーマンスの模様は以下で御覧下さい。

 

BBC Radio 1のLive Loungeには、Aitch、リナ・サワヤマ、Harry Styles、WILLOW、Lewis Capaldi、Wet Leg、RAYE、Sam Smith、Self Esteem、YUNGBLUDが登場し、カバーを演奏しています。

 


 

一柳慧、ジョン・ケージと 1981  写真: 松本徳彦


 ジョン・ケージに師事し、日本の実験的現代音楽の発展に大きな貢献を果たして来た前衛ピアニスト・作曲家の一柳慧(いちやなぎ・とし)氏が死去されました。89歳でした。


一柳慧が10月7日(金)に死去したとの訃報については同氏が総合芸術監督を務めていた神奈川芸術文化財団が公表している。死因の詳細については明らかにされていません。同財団の玉村和美理事長は、土曜日の声明で、「生前、彼を愛していたすべての人々に心から感謝の意を表したい」と述べています。


一柳は、ニューヨークのジュリアード音楽院で学び、日本の伝統的な要素や楽器だけでなく、電子音楽も取り入れた自由な発想の作曲法で、ミュージックシーンのパイオニアとして頭角を現した。ジャスパー・ジョーンズ、マース・カニングハム、建築家の黒川紀章、詩人・劇作家の寺山修司といった日本の革新的なアーティスト、1950年代半ばから数年間結婚していたオノ・ヨーコ、ジャンルの枠にとらわれない多彩なコラボレーションでその名を知られるようになった。


一柳慧は、かつてアーティスト・ステートメントの中で、「私の創作は、音楽においてしばしば対照的で対極的なものとして別々に考えられてきた様々な要素を、共存させ、浸透させることを試みてきた」と述べている。


日本の伝統音楽は、「時間芸術」としての通常の音楽の定義や、彼が「区分」と呼ぶ、相対と絶対、新と旧といったものにとらわれていないため、インスピレーションと勇気を貰ったと一柳は語り、現代音楽はむしろ「音楽がもたらす精神的な豊かさを回復するための実質的な空間」であると言った。


オーケストラのための代表的な作品に "ベルリン連詩 "がある。連詩とは、日本の共同詩の一種で、「連句」のような厳格な形式でなく、自由詩に該当する。1989年、一柳は伝統楽器と声明に焦点を当てたオーケストラ・グループ、東京国際ミュージック・アンサンブル-ザ・ニュー・トラディション(TIME)を結成した。


一柳の音楽は、前衛的なミニマリズムから西洋のオペラまで、文化や国境を超えて自由にクロスオーバーしている。ニューヨークのカーネギーホールやパリのシャンゼリゼ劇場などで初演を行い、国立劇場の委嘱を受けるなど、世界各地で活躍した。また、国立劇場からもいくつかの音楽作品を委嘱されている。


2013年には「マリンバとオーケストラのための協奏曲」、2016年には「ピアノ協奏曲第6番」を発表し、東京のフェスティバルで独奏を披露するなど、長年にわたり多作を続けていた。受賞歴もきわめて多い。ジュリアード音楽院のアレクサンダー・グレチャニノフ賞、フランス共和国の芸術文化勲章、日本政府から旭日小綬章、紫綬褒章など、数多くの名だたる賞を受賞している。


一柳慧は、神戸の音楽一家に生まれ、若くして作曲家として将来を嘱望された。戦後の日本では珍しかった10代での渡米を前に国内の大きなコンクールで優勝を果たしている。

 

 

 

Label: Polyvinyl/P-Vine

 

Release:  2022年10月7日


 


 

 

 

Review

 

 

 カナダ・ トロントを拠点に活動するインディーロックバンド、アルヴェイズは、2014年にリリースされたセルフタイトルアルバムに収録されている、大学卒業後の世代の若者の声を代弁した「Archie,Marry Me」で一躍、注目を浴びるに至った。その後、リリースされた2ndアルバム「Antisocialites」も好評を博し、カナダ国内のポラリス音楽賞にもノミネートされています。

 

続く、3rdアルバム「Blue Rev」は五年ぶりのアルバムとなる。なぜ、これほど長い期間を擁することになったのか? それは、レコーディングの最初期には多くの障壁がバンドの前に立ちはだかったことによる。多くのファンが知っていることではあるが、モリー・ランキンのデモテープが盗まれたり、地下のスタジオが洪水に見舞われたりと散々だった。もちろん、パンデミックの国境封鎖もそのひとつで、レコーディングが遅遅として進まなかったのも頷ける。こんなことが起きれば、普通なら嫌になりそうなのだけれど、しかし、意外に、フロントパーソンのモリー・ランキンは、これらの難事に対し、あっけらかんと対処している。人生という荒波を乗りこなすには、こういった一種の豪放磊落な性質が、時にはぜひとも必要となってくるのでしょう。

 

2021年10月、改めてバンドは、カナダ人のプロデューサーのショーン・エヴェレットとLAに場所を変え、レコーディングを開始する。そして、このアルバムの制作を急ピッチで仕上げたという。どのような作品でも同じことですが、出来上がった作品を聴くのは、一瞬のことだとしても、その背景にある出来事が作品には反映され、そして、製作者の実体験がその作品に(本人たちが否定するとしても)何らかの形で表れてくるものです。そして、このアルヴェイズの三作目は、アルバム全編を聴き通した時に、スピード感のある作品だという印象を受けます。

 

もちろん、これまでのジャグリーなインディー・ポップ、そして、My Bloody Valentineのようにシューゲイザー寄りのアプローチ、さらに、このバンドの最初期からのエヴァーグリーンな音楽性の要素などなど、一作目、二作目のバンドとしての成果をしっかり踏まえたアルバムとなっている。ところが、二作目とは何かが異なっています。

 

一体、それは何なのか?? それは、バンド自体の音楽性の変化よりも、モリー・ランキンのヴォーカルスタイルの微細な変化、モデルチェンジにあるように思える。前作まで、このヴォーカリストは少なくともインディーロックバンド内のシンガーという役割を十二分に果たしていましたが、この作品からバンドには収まりきらない圧倒的な存在感が現れている。モリー・ランキンのボーカルは、以前よりも抒情的で、さらにエヴァーグリーンな雰囲気を醸し出している。これは紆余曲折あったにせよ、三作目にチャレンジしたバンドのみに与えられる収穫をカナダ・トロントのオールヴェイズはこのアルバムで大いに享受しているのです。


先週も同じようなことを述べましたが、バンド、ひいては、このボーカリストの音楽に対する喜びが凝縮されたのがサード・アルバム「Blue Rev」の本質であり正体です。それは、曲のドライブ感、パンキッシュなサウンドアプローチにより、アルバムの序盤から中盤にかけて加速していくようにも感じられる。始めこそ遅かったが、エンジンをかければ、このバンドは、誰よりも速く、誰よりも遠くへリスナーを運んでみせてくれる何とも頼もしい存在なのです。

 

本作には、ハイライトが幾つもある。それはバンドのたどってきた軌跡のようなものが反映されているとも言え、しっかりと聴きこまなければ、その全容を把握することは難しそうな作品です。オリジナル・シューゲイズの要素を受け継ぎ、このバンドらしい音楽性のひとつ、Nu-Gazeとして昇華させた「Pharmacist」、「Easy On Yoru Own?」、その他にも、村上春樹の小説にインスピレーションを受けた「After The Quake」をはじめ、インディーロックバンドらしからぬ、アンセミックなポップソング、そして、アリーナで演奏されるとシンガロングを誘うようなポップ・バンガーも収録されています。その他、メロウなポップソング、ローファンに触発された楽曲も中盤の展開を強固にしており、バラエティに富んだ世界観を体験することが出来るはずです。

 

特に、オールヴェイズのバンドとしての進化を示しているのがアルバムの終盤に収録されている「Belinda Say」ではないでしょうか。ここでは、このバンドの最初期からの特徴であるエバーグリーンな性質を受け継いだポップ・バラードが提示されていますが、それはショーン・エヴェレットのマスタリングの手腕により、クオリティの高い楽曲に引き上げられており、圧倒されるものがある。アルバムを聞き終えた後には、”アルバムを聴いた”という実感がある。きっと、それは、全14曲が細部まで丹念に作り込まれており、それらが、LAのレコーディングにおいて一気呵成に演奏されているため勢いがあるからなのでしょう。


米国、英国を始め、国外でも評価が高まっているオールヴェイズでありますが、この勢いに満ちたパワフルな作品『Blue  Lev』を聴くかぎりでは、今後、さらにワールドワイドな活躍が期待出来るかもしれません。

 

 

 84/100

 

 

Weekend Featured Track 「Easy On Your Own?」



©︎Zelda Hallman



米国のシンガーソングライター、Fiona Appleが新曲「Where the Shadows Lie」を発表しました。

 

この楽曲は、「The Rings of Power」のサウンドトラックに収録されていて、来週放送されるAmazon Studiosのシリーズのシーズン・フィナーレに登場する。Amazon Music限定のこの曲は、J.R.R.トールキンの「一つの指輪」の詩にインスピレーションを受け、音楽はシリーズの作曲家ベア・マクレアーと共同で書き下ろされた。


2020年に『Fetch the Bolt Cutters』をリリースして以来、フィオナ・アップルは、共同制作や、サウンドトラック提供、カバーを中心に活動を行っている。シャロン・ヴァン・エッテンのセカンドアルバム『Epic』の10周年記念リイシューのために「Love More」のカバーをシェアしている。また、Watkins Family Hourの「(Remember Me) I'm the One Who Loves You」の演奏に参加しており、Appleのアニメシリーズ「Central Park」にも楽曲を提供している。


 Thus Love 「Memorial」

 

 

 

 

Label: Captured Tracks

Release: 2022年10月7日

 

 

Official-order




Review



 もし、そのバンドにとってグループの活動が、バンドの意味以上の何らかの重要な意味があるとしたら? それはきっと説得力溢れる芸術表現として昇華されるに違いありません。そのことを体現してくれているのが、10月7日にCaptured Tracksから記念すべきデビューアルバム『Memorial』をリリースしたThus Loveです。

 

このトリオにとって、Thus Loveとは、バンドという意味があるだけにとどまらず、小さな共同体という意義をも兼ね備えている。バーモント州ブラトルボロ出身のThus Loveは、Echo Mars(彼女/彼)、Lu Racine(彼/彼女)、Nathaniel van Osdol(彼ら/彼女)は、同じ屋根の下で暮らし、自分たちの商品をデザイン・制作し、さらに自分たちのレコーディングスタジオをゼロから作り上げていきました。彼らにとって、音楽活動、及び、その延長線上にある活動は、DIYという流儀を象徴するだけでなく、トランス・アーティストとしての生き様をクールに反映させているのです。 


パンデミック下、元々、Thus Loveは、ライブを主体に地元で活動を行っていましたが、このパンデミック騒動が彼らの活動継続を危ぶんだにとどまらず、彼らの本来の名声を獲得する可能性を摘むんだかのように思えました。しかしながら、結果は、そうはならなかった。Thus Loveは幸運なことに、ブルックリンのインディーロックの気鋭のレーベル、キャプチャード・トラックスと契約を結んだことにより、明日への希望を繋いでいったのである。それは、バンドとしての生存、あるいは、トランスアーティストとしての生存、双方の意味において明日へ望みを繋いだことにほかなりません。

 

この作品は、このブラトルボロでの共同体に馴染めなかった彼らの孤独感、疎外感が表現されているのは事実のようですが、しかし、それは彼らのカウンター側にある立ち位置のおかげで、何より、パンデミックの世界、その後の暗澹たる世界に一石を投ずるような音楽となっているため、大きな救いもまた込められています。Thus Loveのアウトサイダーとしての音楽は、今日の暗い世相に相対した際には、むしろ明るい希望すら見出せる。それは、暗い概念に対する見方を少しだけ変えることにより、それと正反対の明るい概念に転換出来ることを明示している。これらの考えは、彼らが、ジェンダーレスの人間としてたくましく生きてきたこと、そして、マイノリティーとして生きることを決断し、それを実行してきたからこそ生み出されたものなのです。


Thus Loveの音楽性には、これまでのキャプチャード・トラックスに在籍してきた象徴的なロックバンドとの共通点も見出すことが出来ます。Wild Nothingのように、リバーブがかかったギターを基調としたNu Gazeに近いインディーロック性、Beach Fossilsのように、親しみやすいメロディー、DIIVのように、夢想的な雰囲気とローファイ性を体感出来る。さらに、The Cure、Joy Division、BauhausといったUKのゴシック・ロックの源流を形作ったバンド、ブリット・ポップ黎明期を代表するThe SmithのJohnny Marrに対する憧憬、トランス・アーティストとしての自負心が昇華され、クールな雰囲気が醸し出されている。

 

一社会におけるマイノリティー、少数派という立場に置かれる(また、置かれざるを得ない)ことは、彼らのように音楽を表現する上で欠かさざる要素であるように思える。Thus Loveは、このデビュー・アルバムにおいて、自分たちがどのようなバンドであるのか、そして、今後、どのような存在でありつづけたいのかを明示しています。それは、デビューアーティストに対するファンの漠然とした期待感に対する彼等三人のしたたかな回答とも言えるでしょう。

 

さらに、このデビュー作には、Thus Loveの2018年頃からの思い出が色濃く反映されているのが窺える。不思議なことに、彼らの音楽は、どことなく映像的であり、彼らの体験した出来事や感情をこの作品のリスニングを通じてなぞらえる、つまり、彼らの人生の断片を追体験するかのようでもある。それは、単なる音楽を聴くという体験にとどまらず、時に、記憶という得難い概念を通して、何かそれらにまつわるノスタルジアのような感覚を、彼ら、Thus Loveと共有したり、呼び醒ますことに繋がるのです。

 

このアルバム『Memorial』では、バンドとして発足後、最初期から地元のギグで演奏してきたという「Pit and Pont」、次いで、「Morality」がハイライトとなるでしょう。これらの楽曲は、耳の聡いインディーロックファンの期待に沿うばかりでなく、リスナー自身の他では得難い記憶に成り代わるだろえと思われる。Lu Racineのクールなボーカル、シューゲイズに近い歪んだギター、そして、それらのを背後から強固に支えるシンプルなリズムが合致することで、バンドアンサンブルの崇高な一体感が生み出されている。それはバンドのレコーディング風景が如何なるものなのか、これらの音楽から何となく窺えるようでもある。

   

デビュー・アルバム『Memorial』は、Echo Mars、Lu Racine、Nathaniel van Osdol、三者の強い結束力によって結ばれているがゆえ生み出された作品で、強い存在感と説得力を兼ね備えている。このレコードは、社会における少数派として生きざるを得ない人々を勇気づけるにとどまらず、その肩を強く支えるに足るものになるかも知れない。



84/100




Featured Track「Pith and Point」



 

 90年代のブリティッシュ・シューゲイザー・バンドRideの創設メンバーであるAndy Bellが、最新ソロ・アルバム『Flicker』制作中にBellにインスピレーションを与えた曲のリミックス、アコースティック・バージョン、カバーを収録した3枚のEPのリリースを発表しました。


最初のEP『I Am A Strange Loop』は、現在発売中となっている。このEPには、様々なアーティストによる『Flicker』の楽曲のリミックスが収録されています。Bellは、David Holmesがリミックスした "The Sky Without You "のPVを公開しています。Jean de Oliveiraが監督した映像は以下からご覧ください。


3部作の2枚目のEP『The Grounding Process』は11月4日にリリースされ、アルバム収録曲のアコースティックバージョンが収録されています。

 

3枚目のEP『Untitled Film Stills』は、3枚のEPの10インチレコードでのフィジカルリリースと同時に11月25日に発売される予定です。Untitled Film Stillsは、オノ・ヨーコやThe Kinksなどの楽曲のカバーが収録されています。3つのEPのカバーアートは下記からご覧いただけます。


ベルはプレスリリースで、最初のEPについて詳しく説明しています。「Flickerの楽曲を様々な仲間、友人、ヒーローに聴かせたら、何が返ってきたかを見るのはとても素晴らしいことだった。David Holmesはこの曲と少し関係があったので、オープニングの曲をリクエストしたんだ。


フリッカーは2月にソニック・カテドラルから発売され、シングル "Something Like Love "が収録されている。


ベルのソロ・デビュー・アルバム『The View From Halfway Down』は、2020年にSonic Cathedralからリリースされた。昨年、アンディ・ベルはGLOK名義でアルバム『Pattern Recognition』をBytesからリリースしている。

 

 

Slipknot


 スリップノットが、9月30日にロードランナーからリリースした最新アルバム『ザ・エンド・ソー・ファー』で歴代3作目となる全英1位を見事に獲得しました。


アイオワ出身のヘヴィ・ロックバンド、スリップノットは、ジョージ・マイケルとの厳しい競争を退けて頂点に達し、340枚のチャート・ユニットを獲得してこの週を終えた。『The End So Far』は、2001年リリースの『Iowa』と2019年のLP『We Are Not Your Kind』のフォローアップとなり、グループにとってこれまで3作目のチャート・トップの獲得となった。この記録は、過去7日間で最もダウンロードされたアルバムであることも証明している。


 さらに、驚くべきことに、ジョージ・マイケルの1996年発売の名盤『Older』が、新たなフォーマットとドルビーアトモス空間音声ミックスを含むリイシューで、今週2位でトップ10に返り咲いている。26年前にリリースされた『Older』は、発売当時も1位を獲得しており、このシンガーの象徴的な作品として、これまでに9つのUKチャートの上位を獲得している。このアルバムは、オフィシャル・ヴァイナル・アルバム・チャートで首位を獲得し、今週最も多く購入されたレコード盤となっている。


 トップ3の最後を飾るのは、2枚目のスタジオ・アルバム『Burn The Empire』をリリースしたThe Snuts(3)で、ジャック・コクレーン、カラム・ウィルソン、ジョー・マクギルヴェレイ、ジョーダン・マッケイからなるスコットランドの4人組インディー・ロック・グループは、2021年のデビューLP『W.L.』で1位を獲得している。


 その他、クレイグ・デヴィッドは、8枚目のスタジオ・アルバム『22(7)』で嬉しいカムバックを果たしている。このアルバムはクレイグにとってこれまで6作目のトップ10入りとなり、サウサンプトン出身のシンガーは、2000年のデビュー作『Born To Do It』と2016年のリリース作『Following My Intuition』の2作でも英国ナンバー1を飾っている。また、『22』は今週独立系レコード・ショップで最も購入されたLPでもある。


 米国のオルタナティヴ・ロック・バンド、ヤー・ヤー・ヤーズも健闘しており、約十年振りに発表した5枚目のアルバム『Cool It Down』(10)で、今週4枚目となる全英トップ10入りを果たしている。カレン・O、ニック・ジナー、ブライアン・チェイスからなるトリオは、2006年の『Show Your Bones』(7)、2009年の『It's Blitz』(9)、2013年の『Mosquito』(9)で同様の成功を収めている。


 さらに、トップ10圏外には、アイスランド・ポップミュージックのパイオニア、ビョークの10枚目のスタジオ・アルバム『Fossora』(11)がランクインし、11作目のUKトップ40アルバムとなった。K-Trapの最新ミックステープThe Last Whip IIは、ペッカム出身のラッパーとして6枚目のUKトップ40作品となった(12)。一方、ボストンのロックバンド、ピクシーズも、根強い人気を獲得しており、BMGから発売された待望の8枚目のスタジオアルバム『Doggerel』(13)で、通算10作目のUKトップ40入りを果たしている。


 今週は、3組のアーティストが初のUKトップ40入りを果たしている。イギリス系アメリカ人の3人組、ガブリエルズは、『Angels & Queens - Pt 1』でデビュー(25)、フロリダ出身のラッパー、デンゼル・カリーは『Melt My Eyez See Your Future』で初登場(30)、サウスロンドン出身のシャイガール(Blane Muise生まれ)は『Nymph』で初登場(34)となっている。


 そして最後に、オルタナティヴロックデュオ、Shakespears Sisterの名盤『Hormonally Yours』の30周年記念リイシューが、今週トップ40に返り咲いた(37位)。このアルバムは、1992年にリリースされ、最高位2位を記録している。

 

©︎Ross Halfin

イギー・ポップが、カナダの伝説的なカントリー/フォークシンガー、Leonard Cohen(レナード・コーエン)の2016年に発表した楽曲「You Want It Darker」のカバーを公開した。「You Want It Darker」は、レナード・コーエンの生前最後に発表した同名のアルバムに収録されている。

 

 奇異なことに、この年、2016年にアルバムをリリースした翌月、レナード・コーエンはこの世を去っている。

 

それは、ミュージシャンとしてこの世でやるべきことをやり尽くしたという言葉が相応なのかもしれない。そして、彼の存在は、いまだ多くのミュージシャンにとって欠かさざるものだといえる。いまだにレナード・コーヘンを慕うミュージシャンは少なくない。それは、このアーティストの功績、そしてコーヘンの後進への影響がいかに大きいかを明示しているともいえよう。

 

 今回、イギー・ポップが発表したレナード・コーエンのカバーは、来週、10月14日にブルーノートから発売されるトリビュート・アルバム『Here It Is: A Tribute to Leonard Cohen』の収録曲となっている。

 

 これは、まさに、伝説的なシンガーの曲を伝説的なシンガーが敬意を表して演奏するという刺激的なトリビュートである。現存する秀逸なミュージシャンたちがレジェンドに対する敬意を余すところなく込めた一作であり、この伝説的なミュージシャンへの多くの愛情が捧げられているのだ。

 

このコンピレーションアルバムには、豪華アーティストが多数参加している。Norah Jones、James Taylor、Nathanial Rateliff、Peter Gabriel、Mavis Staples、Sarah McLachlan等など。


 今回のリリースに際して、イギー・ポップは声明を通じて、「レナードのような人はきっといないよ。"全世界ではね"」と述べている。


 

©︎  Hörður Óttarson


アイスランドのエクスペリメンタルロックバンド、Sigur Rósが、2002年のアルバム『()』の20周年記念リイシューのリリースを発表した。『()』のリイシューバージョンは、Heavyweight Double LP/10月27日にデジタルリリース、11月25日にフィジカルリリースされる。

 

また、同アルバムの "Untitled #7 "の未発表デモ・バージョンも同時に公開されました。デモの試聴と再発盤のトラックリスト/ジャケット・アートと共に以下よりご覧ください。


プレス・リリースによると、バンドは2013年の『Kveikur』以来となる新しいスタジオ・アルバムに取り組んでいるという噂です。


 




Sigur Rós『()』 2022 Aniversary Edition

 



Tracklist
1. “Untitled #1” — “Vaka” (The name of Orri’s daughter)
2. “Untitled #2” — “Fyrsta” (The first song)
3. “Untitled #3” — “Samskeyti” (Attachment)
4. “Untitled #4” — “Njósnavélin’ (The Spy Machine)
5. “Untitled #5” — “Alafoss” (The location of the band’s studio)
6. “Untitled #6” — “E-bow” [Georg uses an E-bow on this song]
7. “Untitled #7” — “Dauðalagið” (The Death Song)
8. “Untitled #8” — “Popplagið” (The Pop Song)
9. “Untitled #7” (Jacobs Studio Sessions)*
10. “Untitled #6” (Jacobs Studio Sessions)*
11. “Untitled #8” (Jacobs Studio Sessions)*
12. “Untitled #9 — “Smáskífa” 1 (Small Disc 1)*
13. “Untitled #9 — “Smáskífa” 2 (Small Disc 2) *
14. “Untitled #9 — “Smáskífa” 3 (Small Disc 3) *

 

King Gizzard and the Lizard Wizard

オーストラリアの多作なサイケロック・バンド、King Gizzard and the Lizard Wizardは、今月3枚のアルバムの発売を予定している。一ヶ月で三枚のアルバムをリリースした事例は寡聞にして知らない。

 

昨日、10月7日にその第一弾となる『Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and Lava』の全貌が明らかとなった。スタジオのジャム・セッションの延長線上にあるようなアルバムとなっており、ファンは必聴の一枚。このプロジェクトの試聴は以下からどうぞ。


キング・ギザードは、スタジオで、Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and Lavaを書き、7曲入りアルバムの全曲に、特定のビート/分値とメジャー・スケールのモードを割り振ったという。

 

「スタジオに入り、すべてをセットアップして、ラフなテンポでジャムるんだ」バンドリーダーのステュー・マッケンジーは声明でこう語っている。「先入観は全くなく、コンセプトもデモもない。45分くらいジャムって、楽器を入れ替えてまた始める。アルバムの歌詞もグループ作業で、バンドは共同でGoogle Docを活用して執筆したよ」


「Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and L」には、キング・ギザードが9月にシェアした曲「Ice V」と、今週初めにリリースされた「Iron Lung」が収録されています。


来週、10月12日、キング・ギザードは、今年4作目のアルバム『Laminated Denim』をリリースし、さらに、今月下旬の28日には、今年5作目となるプロジェクト『Changes』を発売する。このLP3枚組は、2022年にリリースされた前作『Omnium Gatherum』と、Tropical Fuck Stormとのコラボレーション・EP『Satanic Slumber Party』のフォローアップとなります。


また、King Gizzard and the Lizard Wizardは、フロントマンのスチュー・マッケンジーのクローン病との闘いに対処するため、8月のヨーロッパ公演をキャンセルし、今週、2022年ワールドツアーの北米公演を再開させた。10月末には、オースティンのLEVITATIONで公演を行い、コロラド州モリソンのRed Rocks Amphitheatreでの追加3公演で一連のツアーは閉幕を迎える予定です。

 

 

 『Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and Lava』

 

 

 

 

 



サウンド&ビジュアルアーティストの池田亮司が、ベルリンのレーベルNOTONから12月にニューアルバムをリリースします。


1989年から1999年にかけて録音された音源と、2013年から2022年にかけて制作された楽曲を収録した17曲入りのアルバムです。池田は10月15日に東京のWWW Xでこのアルバムを初公開する予定です。また、12月にはMUTEK.JPでのライブも予定されています。


池田がベルリンのレーベル(当時はRaster-Noton)からリリースした最後のアルバムは、2013年の『Supercodex』です。昨年夏には、ロンドンで開催された彼の作品の最大規模の展覧会のキュレーションに携わった。現在、パリと京都を行き来しながら活動している。


さらに、本日107日(金)、アルバムからの先行シングルカット“ultratronics 01”が配信開始されている。さらに1015日には 東京・渋谷WWW Xにて最新ライブセット「ultratronics [live set]」の世界初演が開催され、127日に<MUTEK.JP 2022>にてLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での同ライブセットの上演が決定している。



最新アルバム『ultratronics』は122日にCDとデジタル/ストリーミング配信で世界同時リリースされる。CDの国内盤は池田が主宰する〈codex | edition〉より、海外盤はアルヴァ・ノトことカールステン・ニコライが主宰するドイツのレーベル〈NOTON〉より発売され、アルバムのアートワークはそれぞれオリジナルの仕様となる。共に107日からプレオーダーが開始されたので、ぜひお見逃しのないように。




Tracklist

01. ultratronics 00 02. ultratronics 01 03. ultratronics 02 04. ultratronics 03 05. ultratronics 04 06. ultratronics 05 07. ultratronics 06 08. ultratronics 07 09. ultratronics 08 10. ultratronics 09 11. ultratronics 10 12. ultratronics 11 13. ultratronics 12 14. ultratronics 13 15. ultratronics 14 16. ultratronics 15 17. ultratronics 16


テイラー・スウィフトは、ラナ・デル・レイが "スノウ・オン・ザ・ビーチ "という曲でゲスト参加しているニューアルバム『ミッドナイツ』の全トラックリストを明らかにしている。


スウィフトはここ数日、自身のTikTokシリーズ「Midnights Mayhem With Me」を通じて1曲ずつ曲名を垂れ流していたが、昨夜遅くから1時間に1曲ずつ公開し、午前4時(日本時間)にトラックリストを完成させた。


残る4曲は、アルバムのオープニング曲「Lavender Haze」、「You're on Your Own」(トラック5)、「Labyrinth」(トラック10)、「Sweet Nothing」(トラック12)である。『ミッドナイツ』は10月21日にリリースされる予定だ。


テイラー・スウィフトは別のインスタグラムの動画で「ラヴェンダー・ヘイズ」について詳しく説明しているが、このフレーズはテレビシリーズ「マッドメン」を見ている時に「偶然見つけた」ものだという。


「クールな響きだと思って調べたら、50年代によく使われていたフレーズで、ただ恋をしていることを表現していることがわかったの。ラベンダー色の靄の中にいるということは、すべてを包み込むような愛の輝きの中にいるということで、本当に美しいと思った。理論的には、ラベンダー色の靄の中にいるときは、そこにいるために何でもするし、人にその雲を落とされることもないでしょう。


 今はソーシャルメディアの時代だから、あなたが誰かに恋をしていると知ったら、世間はそのことに注目するでしょうね。私の6年間の交際のように、私たちは変な噂やタブロイド紙のようなものをかわさなければならなかったし、私たちはそれを無視するだけだった。だからこの曲は、本物を守るためにそういうものを無視する行為について歌っているんだ。みんな気に入ってくれると嬉しいな」


スウィフトは以前、『ミッドナイツ』は「私の人生の中に散らばった13の眠れない夜の物語」で構成されていると語っていた。  


「これは真夜中に書かれた音楽のコレクションで、恐怖と甘い夢の中を旅するようなものなの。私たちが歩む床と、私たちが直面する魔物。夜中に寝返りを打ち、ランタンを灯しながら探し続けることを決めたすべての人のために、時計が12時を打つとき、自分自身に出会えるかもしれないと願って」



Track list for Midnights:



1. “Lavender Haze”
2. “Maroon”
3. “Anti-Hero”
4. “Snow on the Beach” (featuring Lana Del Rey)
5. “You’re on Your Own, Kid”
6. “Midnight Rain”
7. “Question…?”
8. “Vigilante Shit”
9. “Bejeweled”
10. “Labyrinth”
11. “Karma”
12. “Sweet Nothing”
13. “Mastermind”

 昨今、米国で社会問題となっている、女性の中絶を支援する非営利団体をサポートする新しいコンピレーション「Good Music to Ensure Safe Abortion Access to All」が、Bandcampにて、本日から24時間だけBandcampで独占的に入手できます。


また、ソニックユースのKim Gordonがこのプロジェクトの先頭に立ち、新曲、カバー、リミックス、ライブ録音、デモを収録したこのアルバムのカバーアートを提供しています。参加アーティストは下記の通り。


Amanda Shires and Jason Isbell, Animal Collective, Bobby Weir & Wolf Bros, Cat Power, Daniel Rossen, David Byrne and Devo, Death Cab For Cutie, Dirty Projectors, Disq, Fleet Foxes, Gia Margaret, Grouplove, Hand Habits, King Gizzard & The Lizard Wizard, Mac DeMarco, Mary Lattimore, Maya Hawke, Overcoats, Pearl Jam, PUP, The Regrettes, R. E.M., Sleater-Kinney, Soccer Mommy, Tegan And Sara, Thao x Tune-Yards, Ty Segall, Wet Leg, and more. 


49曲入りのこのコンピレーションは、こちらで購入できます。トラックリストは下記をご覧ください。


「Tegan and Saraは声明で以下の通りに述べています。「妊娠を継続するか否かの選択を迫られた全ての人は、安全で合法的な中絶を選択する機会を得るべきです。"彼らの体、彼らの選択"がなされるべき」




1. Wet Leg – Loving You (Demo)

2. Sleater-Kinney – Free Time

3. The Regrettes – Seashore (Live at Lollapalooza)

4. Mac DeMarco – Chamber of Reflection 2

5. Hand Habits – Ignorance (Weather Report Cover)

6. Cat Power – Song to Bobby (Live 2021)

7. My Morning Jacket – Rainbow Power (Timmy Thomas Cover)

8. David Byrne and Devo – Empire

9. Soccer Mommy – Shotgun (Demo)

10. Jayla Kai – Parking Lot (Rough Mix)

11. R.E.M. – Walk Unafraid (Live)

12. Caroline Spence, Erin Rae, Michaela Anne, Tristen – This Woman’s Work (Kate Bush Cover)

13. Pluralone – One Voice

14. Thao & The Get Down Stay Down – Meticulous Bird (Tune-Yards Remix)

15. Tenacious D – Woman Time (Remix)

16. STS9 – Balancing [feat. Armanni Reign]

17. The Album Leaf – Falling From the Sun (Live)

18. Mary Lattimore – Lake Like a Mirror

19. Daniel Rossen – Message Outside

20. Amanda Shires and Jason Isbell – The Problem (Live from Red Rocks)

21. Maya Hawke – Rose and Thorn

22. Emma Bradley – Mother, Father, You (Demo)

23. Sunflower Bean – Otherside (Demo)

24. Fleet Foxes – The Kiss (Live on Boston Harbor)

25. Dirty Projectors – Parking Structure

26. Animal Collective – Peacebone (Demo)

27. Bobby Weir & Wolf Bros – Black-Throated Wind (Live At Radio City Music Hall, New York, NY, April 3, 2022)

28. Pearl Jam – Porch (Live)

29. She & Him – The World Is Waiting for the Sunrise (Mary Ford and Les Paul Cover)”

30. Andrew Bird – “Pulaski at Night (Live from Chicago)

31. Death Cab for Cutie – Here to Forever (Demo)

32. Tegan and Sara – Under My Control

33. Disq – Mtn Dew

34. Annie DiRusso – Judgements From The World’s Greatest Band (Reimagined)

35. Gia Margaret – Solid Heart (Demo)

36. Bully – Labor of Love

37. Ty Segall – Glowing

38. Grouplove – Shout

39. Overcoats – Clingy

40. Water From Your Eyes – Jane Says (Jane’s Addiction Cover)

41. Dilversun Pickups – Songbirds (Live from The Orange Peel)

42. Foals – Looking High (Demo)

43. PUP – Scorpion Hill (Live in Toronto/ 2022)

44. Squirrel Flower – Flames and Flat Tires (Demo)

45. Taylor Goldsmith of Dawes – Little One (Acoustic)

46. Charlie Hickey – Gold Line (Demo)

47. Kills Birds – Married

48. King Gizzard and the Lizard Wizard – Ice V (Demo)

49. The Neverly Boys – Other Side Of Anywhere




 イタリアのロックバンド、Måneskinが、新曲「The Loneliest」を本日、10月7日にリリースしました。


"ついにThe Loneliestを皆さんに聴いていただけることになり、とても興奮しています。"と、バンドのDamiano Davidは語っています。


「この曲は僕にとってとても意味のある曲で、個人的な曲なんだけど、みんながそれぞれの方法で共感してくれるといいなと思っているんだ。昨夜、ロンドンで小さなサプライズ・ライブを行い、初めてThe Loneliestをライブで披露したんだけど、みんなの反応は僕らにとってとても意味のあるものだったよ!」


「日本、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中のライブやフェスでファンに会いながら、世界中をツアーするめまぐるしい1年で、2023年もツアーと音楽のリリースを続けるのが待ちきれないよ!」とコメントしている。


 

©Dana Trippe


テキサス州オースティン出身、インディーポップ界の貴公子・デイグロウが自分の弱さと向き合い、現代のノイズと闘うことをテーマにした3rdアルバム『People in Motion』を10/7(金) にリリースしました。このアルバムは、昨年発売された『Harmony House』に続く作品で、全10曲が収録される。

 

今作『People in Motion』は、カウベルを使ったイントロが印象的なリズミカルなリード曲「Radio」をはじめ、明るく華やかなサウンドが多い。しかし、アルバム全体の雰囲気とは裏腹に、デイグロウは、今作の制作期間は都会から離れ、ソーシャルメディアから距離をとっていたという。

 

その華やかな音色とは裏腹に、困難に直面した時の不安定な自分自身と向き合い、それを超えていく等身大のデイグロウから送られるメッセージの数々。


『People in Motion』は、私達がそれぞれのハードルに立ち向かい、次なる幸せな場所を探している時に寄り添い、すべてが上手く行かないような日々でも前を向き歩き出そうとする私たちの背中をそっと押してくれる、そんな存在である。愛と心の平和を見つけることにより、一段と成長し、どんな困難もユーモアと音楽で乗り越えていく。音楽家・デイグロウの旅はまだまだ終わることはない。

 

 

 新作アルバム発売に合わせて、Dayglowは、リードカット「Radio」のPVを公開しています。こちらのビデオは下記より御覧下さい。また、デイグロウは、以下のようなコメントをファンに捧げています。

 

「このアルバムを作っている間に結婚したので、都会から離れた家に引っ越し、ソーシャルメディアから距離を取りました。

 

自分自身について多くのことを学び、そこから自信がつき、このアルバムに対するビジョンが明確になりました。自分が好きなものを見つけ、それを声高らかに歌ったのがこのアルバム『People in Motion』なんだ」

 

 

「Radio」 Official Visualizer

 




ー『People in Motion』作品紹介ー

 

 

 わずか4年前に子ども部屋で音楽制作を始め、まるで ”シンセ片手におもちゃ箱から飛び出してきた” ようなカラフルなサウンドを生み出すシンガーソングライター、Dayglow(デイグロウ)。



今では、全世界でのストリーミング再生回数が10億回を越え、2020年最大のインディーズ・オルタナティブ・ヒットとなったデビューシングル「Can I Call You Tonight?」は、アメリカで100万枚のセールスを誇り、プラチナディスクを獲得した。勢いに乗るデイグロウの3作目となるニューアルバム『People in Motion』は、「レコーディングとプロデュースが大好きなんだ。」とコメントするように、コンセプト、作曲、演奏、プロデュース全てをデイグロウ自身が担当している。



”人々を心地よくさせる音楽を創り出す”というデイグロウの喜びの探求の先に生まれた今作は、争いを避け、純粋に誰かに何かを届けたいという彼の願いを華のあるポップなサウンドへと昇華させた作品となった。




Dayglow 『People in Motion』

 


リリース日:2022年10月7日(金)

 

レーベル:ASTERI ENTERTAINMENT

 

 

楽曲のご視聴/ダウンロード:

 

https://asteri.lnk.to/peopleinmotion




 収録曲

 

1. Second Nature(セカンド・ネイチャー)
2. Radio(レディオ)
3. Then It All Goes Away(ゼン・イット・オール・ゴーズ・アウェイ)
4. Deep End(ディープ・エンド)
5. Stops Making Sense(ストップス・メイキング・センス)
6. How Do You Know?(ハウ・ドゥー・ユー・ノウ)
7. Someone Else(サムワン・エルス)
8. Like She Does(ライク・シー・ダズ)
9. Turn Around(ターン・アラウンド)
10. Talking To Light(トーキング・トゥ・ライト)




 

・Dayglow (デイグロウ)  Biography

 


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アメリカ テキサス州出身のシンガーソングライター/プロデューサー Sloan Struble(スローン・ストラブル)によるソロプロジェクト。

 

全世界でのストリーミング再生回数は10億回以上を記録。2018年9月28日、デビューアルバム『Fuzzybrain』をリリース。アルバムのシングル曲「Can I Call You Tonight?」は配信で累計2億回、ミュージックビデオは、6,300万回以上を超える大ヒットとなり、Billboard、NPR、Ones to Watch、The Talkhouse、NMEなどの各メディア、音楽評論家から称賛を浴びた。


即完した2020年のワールドツアーはコロナウイルスにより全て中止となるも、2021年 2ndアルバム『Harmony House』のリリースツアーを成功させている。