ベルリン発!注目の次世代ジャズ・コレクティヴ、モーゼズ・ユーフィー・トリオ。デビュー作『エムワイティー』を携え待望の初来日!


ベルリン発の次世代ジャズ・コレクティヴ、モーゼズ・ユーフィー・トリオが、デビュー・アルバム『myt』を携えて待望の初来日公演を開催します。

 

ピアニスト/プロデューサーのモーゼズ・ユーフィー、ベーシストのロマン・クロベ=バランガ、ドラマーのノア・フュルブリンガーによって2020年に結成され、「エモーションズ、モーメンツ、バンガーズ」を掲げ活動を展開しました。


ヒップホップ、アフロビート、アートロックなどを自在に取り込み、ジャンルを超えたパフォーマンスで注目を集め、2024年度のドイツ・ジャズ・プライズ「ライヴ・アクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。北ヨーロッパ特有の洗練された空気感、流麗で優美なメロディ、人力ドラムンベースが織りなす熱狂と静謐。

 


MOSES YOOFEE TRIO(モーゼズ・ユーフィー・トリオ)    Live at Cotton Club



日程: 2025 10.22 wed(水),10.23 thu(木). 

会場: 東京・丸の内Cotton Club (公式サイト)
 

会場/開演:

[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm


・予約受付開始日


【Web先行受付】 8/13(水) 12:00pm~

【電話受付】8/15(金) 12:00pm~




MEMBER

Moses Yoofee (p)
Roman Klobe (b)
Noah Fürbringer (ds)



MOSES YOOFEE TRIO(モーゼズ・ユーフィー・トリオ):


モーゼス・ユーフィー・トリオは、高い評価を得ているピアニスト&プロデューサー、モーゼス・ユーフィーの最新プロジェクトであり、アンサンブルである。 ユフィーは、ジャズとプロダクションの分野で驚異的な才能を発揮することで知られている。 


このトリオは、ジャズ、ヒップホップ、R&B、ソウル・ミュージックの分野から影響を受け、爆発的なサウンドを生み出している。 


ドイツのトップ・ドラマー、ノア・フュルブリンガーとソウルフルなロマン・クロベをベースに従えたこのトリオは、スタジオ・レコーディングで卓越したパフォーマンスを披露する一方、才能あるミュージシャンシップと活気に満ちたエネルギーに溢れたライブ・パフォーマンスもこなす。 
 
 
スタジオからのライブ・レコーディングのスニークピークでソーシャルメディアの注目を集め、メンバーは、世界各地から彼らの音楽を聴くことを求める新しいフォロワーを獲得。世界的なミュージシャンやプロデューサーからも注目されている。




Lexie ©︎ Bubbasellers


Lexie(レクシー)がニューシングル「Plane Jane」を発表した。問答無用の今週のベストトラックが登場。ニューシングルを聴けば、ソウルシンガーとしての実力のほどが明らかとなるだろう。現在この曲はストリーミングだけで配信されている。

 

ニューシングル「Plane Jane」はステイプル・シスターズの「I'll Take You There」にインスパイアされたという。そして旅の疲れと失恋の後に生まれた。 レクシーは次のように語っている。

 

家(ホーム)という言葉は、常に移動しているのなら、場所ではなく感覚だけに過ぎないのです。 私はスーツケース1つで生活するようになって、自分のいる場所で平穏を見つけねばならなくなった。 この曲は、旅先での瞬間、思い出、感情を集め、ポップ、ソウル、ストーリーテリングの完璧なカクテルを作るべく組み合わせた。


エモーショナルなギターリフ、そしてきらびやかなホーンセクション(テナーサクソフォン)で幕を開けるこの曲は、爽やかなリズムとファンクを煽るベースラインに乗せ、レクシーのソウルを湛えた蜜のようなヴォーカルを導く。 彼女はただ歌うだけでなく、その中に生きている。おのずと音楽がいきいきとしはじめる。

 

ジョス・ストーンのサックス奏者、ジョヴァン・クアロが重ねた華やかなホーンは聴き逃がせない。レトロ・ソウルの威厳を漂わせ、紛れもないフィール・グッド・バップの魅力を増幅させる。


モータウンソウルとカントリーの詩的なストーリーテリングに触発されたレクシーは、時代を超越しながらも爽やかで新しい独自のスタイルを確立している。 彼女の音楽は、SpotifyNew Music Fridayで紹介されるなど成功を収め、プリマヴェーラ・サウンド(バルセロナ、マドリード)、フジロック(日本)、メルト・フェスティバル(ドイツ)などの主要フェスティバルに出演し、世界で最も象徴的なステージでダイナミックなヴォーカルを披露している。


レクシーは、英国生まれのポップソウルアーティストで、カントリーの香りを漂わせ、正直な語り口と荒々しいトーン、ステージの内外でカリスマ的なエネルギーを発揮する。ジョス・ストーンのような生々しいソウルフルさと、初期のテイラー・スウィフトのような叙情的なウィットを融合させ、深く個人的で、お気に入りの日記のような親近感を感じさせる音楽を創り出す。

 

近年のライブ活動を通じて、レクシーは急速に世界的な存在になりつつある。 2024年だけでもティム・ギャラガーのヨーロッパツアーをサポートし、アブダビのエティハド・パーク野外スタジアムでテイク・ザットの前座を務め、3万人以上を動員した。


ワーナー・ミュージック/アイランド・レコードと契約していたレクシーは、チャート上位のガールズ・グループ、ザ・サタデーズのUKアリーナ・ツアーのサポートで音楽シーンに登場した。 以来、彼女は自身のスポットライトを浴びるようになり、本物の歌声と魅力的なステージを持つヘッドラインパフォーマーへと進化した。 現在はドバイを拠点とし、コカ・コーラ・アリーナからドバイ・オペラ、エキスポ・シティまで、ドバイの一流ステージの大黒柱となっている。


2024年、レクシーは告白的なデビューアルバム『Diary of a Disastrous Dating Life』をリリースした。生々しく親近感のある恋愛の不運を綴り、その傷つきやすさと鋭いユーモアが聴衆の共感を呼んだ。 このプロジェクトは、静かな部分を明らかにすることを恐れない大胆不敵なソングライターを紹介し、彼女の正直さと芸術性の両方に惹かれる忠実なファン層を獲得した。


最新シングル「Plane Jane」は、自信、感謝、感情の自由という新たな時代の到来を告げる。 この曲は、海外旅行中に書き下ろされた。「家」が目的地ではなく感覚となるような、絶え間ない移動の精神を表現している。 

 

高揚感と放浪欲を刺激する『Plane Jane』は、夢見る人、引っ越しする人、国境を越え目的を追い求める人たちのためのフィール・グッド・アンセム。ケルシー・バレリーニ、テスキー・ブラザーズ、メイジー・ピーターズのファンにとって、レクシーはついリピートしたくなる次の声である。

 



Lexie has released her new single, “Plane Jane.” It's undoubtedly the best track of the week. Listen to the new single and you'll see just how talented she is as a soul singer. The song is currently available for streaming only.

 

Lexie is a UK-born pop-soul artist with a hint of country, known for her honest storytelling, raspy tone, and charismatic energy both on and off stage. Blending the raw soulfulness of Joss Stone with the lyrical wit of early Taylor Swift, Lexie creates music that feels deeply personal yet universally relatable—like your favourite journal entry.


Lexie is quickly becoming a global force. In the past year alone, she supported Tim Gallagher on his European tour and opened for Take That at the Etihad Park outdoor stadium in Abu Dhabi, playing to over 30,000 people. She also fronted the live show for acclaimed electronic artist TSHA on her world tour, performing at major international festivals including Primavera Sound (Barcelona and Madrid), Fuji Rock (Japan), London Field Day, and Melt Festival (Germany), bringing her dynamic vocal presence to some of the world’s most iconic stages.


Lexie’s music has been featured on major Spotify playlists including New Music Friday and New Country, further proving her ability to connect across genres and geographies.


Formerly signed to Warner Music and Island Records, Lexie first broke onto the music scene supporting chart-topping girl group The Saturdays on a UK arena tour. Since then, she’s stepped fully into her own spotlight, evolving into a headline performer with an unmistakable voice and magnetic stage presence. Now based in Dubai, she has become a mainstay on the city’s premier stages—from the Coca-Cola Arena to Dubai Opera and Expo City—where her dynamic live performances have earned her a reputation as one of the region’s most exciting breakout talents.


In 2024, Lexie released her confessional debut album Diaries of a Disastrous Dating Life, a raw and relatable chronicle of romantic misadventures that resonated with audiences for its vulnerability and sharp humor. The project introduced a fearless songwriter unafraid to say the quiet parts out loud—earning her a loyal fanbase drawn to both her honesty and artistry.


Her latest single, ‘Plane Jane’, ushers in a fresh era of confidence, gratitude, and emotional freedom. Written during a whirlwind period of international travel, the track captures the spirit of constant motion—where “home” becomes a feeling, not a destination. Uplifting and wanderlust-fueled, Plane Jane is a feel-good anthem for the dreamers, the movers, and anyone chasing purpose across borders.


For fans of Kelsea Ballerini, The Teskey Brothers, and Maisie Peters—Lexie is the next voice you’ll want to keep on repeat.



Wisp 『If Not Winter』


Label: Interscope

Release: 2025年8月1日

 

Review

 

カルフォルニアのWispは次世代のシューゲイズアーティストで、すでにコーチェラ・フェスティバルに出演し、過度な注目を浴びている。昨年、たぬきちゃんのEPにもゲスト参加していた覚えがある。いわば今最も注目されるシューゲイズアーティスト。待望のデビュー・アルバムは、冬にイメージに縁取られ、そしてアーティストのキャラクターのイメージを押し出した内容だ。

 

サウンドは全般的には、Wispが信奉するというMBV、Whirrといったシューゲイズバンドの影響が押し出されている。さらにサウンドプロダクションとしては、MogwaiやExplosions In The Skyのような音響派に近く、全般的にはダンスビートやエレクトロニックの性質が強く、ボワボワとした抽象的なロックサウンドが敷き詰められている。このアルバムはインタースコープからの発売ということで、それ相応の売れ行きは予測出来るかもしれないが、シューゲイズアルバムとしてはやや期待はずれと言える。バイラルヒットが見込める曲が用意されているが、内容が少し薄い気がする。インクを水で薄めたようなアルバムで、太鼓判を押すほどではないだろう。

 

その全般的なサウンドは、Y2KやK-POPとシューゲイズやダークウェイヴの融合である。その意図は斬新で、才気煥発なメロディーセンスが発揮される場合もある。しかし、まだそれは瞬間的に過ぎず、クリエイティビティは線香花火のように立ち消えになってしまう。あまり持続しない。そして、ロンドンのYEULEのような甘いポップセンスが漂い、その点は、オープニング「Sword」のような曲で聴くことが出来る。悲哀に満ちたメロディセンスが轟音のフィードバックギターやポストロックのアンビエンスがからみあい、Wispの持つ独自の世界観が垣間見える。そしてそれはシューゲイズというよりも、ユーロビートやレイブのようなサウンドに傾倒する。このアルバムは、どちらかと言えば、インディーポップに属するダークウェイヴのような音楽性が顕著である。また、それらは、ヘヴィメタル/ニューメタルに近いテイストを持つケースもある。「Breath onto Me」は、Wispの持ち味であるペーソスに満ち溢れたメロディーとメタリックなサウンドが融合している。これらはシューゲイズの第一世代というより、Amusement Parks on Fire、The Radio Dept.のようなミレニアム世代以降の第二世代のシューゲイズを参考にしているような印象がある。シューゲイズの甘美的な雰囲気を活かしたサウンド。しかし、2020年代のシューゲイズとして聴くと、既に形骸化していて、物新しさに欠けるように思える。

 

一方で、Y2K、aespaのようなサウンドに傾倒した曲の方がむしろ良い印象を放っている。 「Save Me Now」はWispの甘いメロディセンスがこれらの現代的なカルチャーと融合し、瞬発力を見せる。そして同じようにヴァースからコーラスというシンプルな構成の中で、ロックやメタルのパワフルな効力を持つことがある。この曲もまたYEULEのサウンドに近い雰囲気がある。


ダークウェイブのサウンドを参考にして、抽象的なロックサウンドで縁取った「After Dark」は、たしかに夏の暑さを和らげる清涼効果があり、冬のアトモスフィアに彩られている。それらは情景的な印象を呼び覚まし、アーティストが表現しようとする冬の息吹のようなものを感じとられる。一方で、どうしても曲全般は依然として薄められすぎているという印象を抱いてしまう。苛烈なシューゲイズサウンドをメタリックなノイズで表現した「Guide Light」も意図は明瞭で期待させるが、本物のヘヴィネスを体現出来ていない。ヘヴィネスとは、表層のラウドネスではなく、内面から自然に滲み出て来る何かなのだ。K-POPのようなサウンドに依拠しすぎていることが足かせになり、独自のオリジナリティ示すには至っていない。この点では、商業性とアンダーグラウンドの音楽の間で迷っているという気がする。もう少し、吹っ切れたようなサウンドがあれば、迫力が出ただろうし、より多くのリスナーに支持されたかもしれない。

 

対象的に、ヘヴィネスを削ぎ落としたY2K風のポップソングの曲に活路が見いだせる気がする。ニュージーランドのFazerdazeのようなドリームポップの範疇にあるタイトル曲「If Not Winter」はアルバムのハイライトであり、Wispのメロディーセンスがキラリと光る瞬間でもある。過激さよりも軽やかさを重視したほうが、良さが出てくるのではないかと思った。この曲では少なくとも、Wispのダークなメロディーセンスと切ないような感情が上手く合致している。 そしてこの曲でも、アーティストの冬のイメージが上手く導き出されていることが分かる。 

 

アルバムとしてはもう一声。ただ、難しいのは、シューゲイズとしてもセンスの良い曲があること。「Mesmerized」はニュージェネレーションのシューゲイズソングで、ハイパーポップのメタルの要素がヨーロッパのEDMの要素が巧みに結びつき、このジャンルの特徴である超大な音像を作り出す。さらに、グランジ風のギターロックの要素がこの曲の大きな魅力となっている。しかし、以降の収録曲は、アルバムのために収録した間に合わせのものに過ぎず、Wispの本領発揮には至っていないような気がして残念であった。他方、アルバムの最後に収録されている「All I Need」は良い雰囲気が漂っている。デモ風のラフな曲であるが、なにかこのアーティストのことを少し理解出来るような気がした。最もストレートな感情を示したフォークミュージックによるこの曲は、激しいシューゲイズサウンドの中において異彩を放ってやまない。

 

 

 

75/100 

 

 

 

Best Track 「If Not Winter」


 

レモンヘッズが、約20年ぶりとなるアルバム『Love Chant』の最新プレビューとして「The Key of Victory」を公開した。

 

エヴァン・ダンドは「The Key of Victory」についてこう語っている。「静かで、ビッチだ。 静かで、ビッチで、かわいくて、モード。 ストリート・ハッスルのような雰囲気を出そうとした」


エヴァン・ダンドの回顧録『Rumours Of My Demise』と同時にリリースされるアルバム『Love Chant』は、ブラジルのマルチ・インストゥルメンタリスト、アポロ・ノーヴェがプロデュースし、旧友と新しい盟友を引き合わせた。

 

 J・マスシス(ダイナソーJr)、ジュリアナ・ハットフィールド、トム・モーガンが、プロデューサーのブライス・ゴギン、ナッシュヴィルのエリン・ライ、ブレイク・ベイビーズのジョン・ストローム、ザ・ベヴィス・フロンドのニック・サロマン、ニューヨークのカルト的人気バンド、ザ・モルディ・ピーチのアダム・グリーンらとともに、再び参加した。


Love Chant』は10月24日にファイヤー・レコードからリリースされ、現在予約受付中である。 Rumours Of My Demise』は11月6日にFaberからリリースされる。

 

 「The Key of Victory」


アイルランドのパンクバンドAdoreが、ニューシングル「Sweet Keith」のリリースと同時に、デビューEP『BITER』を発表した。Big Scary Monstersが送り出す期待のパンクバンドだ。

 

Adoreはどちらかと言えば、オールドスクールの衝動性が特徴のパンクバンド。ポップネスとストレイトエッジに比するパンクエナジーを混在させる。その中には、ガレージロック的なセンスもちらつく。ロックの要素とアイルランド音楽を融合させ、見事なパンクチューンを導き出す。

 

Adoreのヴォーカルのララ・ミンチンはニューシングルについて次のように説明する。

 

とても正直でわかりやすい曲だ。 私の親友の一人が、私の友人の多くが遠く離れた目をしていることに気づき、この特徴は動物の世界における「獲物」の目と同じだという結論に達した。 彼女はさらに、私の友達の多くは目が離れていて、それが私の猿の脳の中で、通常顔の正面に目がある肉食動物とは対照的に、穏やかで安全であると変換されると信じていると言った。

 

スウィート・キースは、私の友人への愛と、彼らがいつもありのままの姿でいてくれること、彼らのエネルギーと物語への愛を歌っている。 ライブで演奏するのが好きな曲のひとつで、EPの中では、アドアにとってこれから始まることの始まりでもある。 スウィート・キースは、私の大好きな人たちを1つの名前にまとめたもので、ライブで演奏する時、大好きな人たちが観客の中にいると、彼らのための曲だと感じている。


ダブリンのノイズパンクの雄、ギラ・バンド(Gilla Band)のダニエル・フォックスによりプロデュースされたデビューEPは、ホラー映画、ヴァンパイアの伝承、そして生きてきた経験から導き出されたもので、私たちが馴染むために自分を歪めてしまう静かな方法を探求している。


"BITER "は、Adore結成の前後に書かれた曲のコレクションで、うるささや食い下がりの長いレッスンを記録している。 ここ数年、私は人々の幼少期の作法に取りつかれ、それが大人になってからも受け継がれ、発展していくのかどうか考えてきた。 その結果、たいていの子どもはこれらの悪癖のうちの1つ以上を身につけるという結論に達した。


バイター、バーナー(火をつける)、ポーカー、くすぐり。 これらの幼少期の小さな悪行は、子供が大きな感情を感じたときに実行される。それがポジティブなものであれネガティブなものであれ、愛であれ憎しみであれ、何年もかけて、私は自分の中に閉じこもり、沈黙を自己防衛の一形態として使うことが、いかに自分の感覚に影響を及ぼしているかを知った。

 

私はもはや、生き延びるために従順である必要はない。 子供の頃は噛む方ではなかったが、噛まれたいと思うようになった。 友人たちが小さい頃に耽溺していた大きな感情の解放に憧れ、成長するにつれ、私も噛むようになった」とミンチン。

 

 

「Sweet Keith」

 

 

 

 Adore 『Bitter』EP



 

Label: Big Scary Monsters

Release: 2025年9月26日

 

Tracklist: 

1. Fragile
2. Stay Free Old Stranger
3. Can We Talk
4. Show Me Your Teeth
5. Hello Darling
6. papercutnight
7. Sweet Keith
8. Supermum! (Bonus Track)

 

アイルランドの3人組ガレージパンクバンド、アドアがデビューEP『BITER』をリリースする。パンクの感性を融合させ、ザクザクとしたギターと力強いドラムとベースの組み合わせで支えられた本作は、バンド結成前後の楽曲を収録した作品。大声で叫び、反撃する長い道のりを記録しつつ、幼少期の仕草が大人になっても引き継がれる obsession を描いたトラック群となっている。 

 

イギリスのインディーポップトリオ、セイント・エティエンヌが、最後のアルバムとなるニュー・アルバム『International』を9月5日にヘブンリーからリリースする。

 

そのセカンドシングル「Take Me to the Pilot」のミュージックビデオが公開された。この曲は、オービタルのポール・ハートノルが共同作曲とプロデュースを担当。アラスデア・マクレランが監督したこの曲のビデオは、ダンサーのジェットが出演し、イギリスのドンカスターとイタリアのローマで撮影された。


スタンリーはプレスリリースでニューシングルについてこう語っている。「”Take Me to the Pilot”はダーク・ミステリーであり、どこか新しい場所への飛行であり、心臓の鼓動が速くなるような場所だ。逃避、消失、再発明をテーマにしている。パイロットは誰?それが謎であり、楽しみなのだ。OrbitalのPaul HartnollとXenomaniaのTim Powellが一緒に作ってくれたんだけど、今までリリースした中で最高のベースラインができたと思う」


ウィッグスはこう付け加えた。「1990年、ボブがオービタルについての記事を書いた後、ハートノール兄弟が親切にも彼らのステージ・セットアップを見せてくれた。私たちはまだ何もライブをやったことがなかったので、少し不思議に思った。それから数年後、今ではずっと賢くなった私は、今住んでいるホーブのパーティーでポールを再び紹介された。海辺で何度もバッタリ会って、おしゃべりに花が咲き、彼がイエスと言うかどうか確信が持てなかったけれど、私たちと一緒に曲を書いてくれないかと頼んだ。彼はOKしてくれた。


マクレーランは、この曲のビデオの監督について次のように語っている。「ボブはサン・テティエンヌのビデオについて連絡をくれた。僕が育ったドンカスター近郊の村、ティックヒルのバンガローの外でジェットがブレイクするところを撮影したんだ。ボブがアルバムのタイトルが『International』だと言ったとき、私はアイデアを広げてローマで第2部を撮影することにした。ちょうどバチカンが次期ローマ法王を選ぶ日と重なったので、ピアッツァやサンタンジェロ橋の天使の彫刻をバックに、ジェットが街中で踊るというのはどうだろうと思ったんだ。街中を移動しながら、ビデオはバチカンのサン・ピエトロ寺院への巡礼の旅へと展開した。


「Take Me to the Pilot」



Emily Yachina(エミリー・ヤシナ)がニューアルバム『Veilfall』のニュースを携えて戻ってきた。 本作は自主レーベルから9月26日にリリースされる。

 

2019年の『Remember the Silver』、2022年のコンピレーションアルバム『All the Things』に続くこのアルバムは、愛らしく、心を奪うニューシングル「Talk Me Down」に導かれている。 ニューシングルはグリッチ風のダンスビートとインディーポップを結びつけた清涼感のあるトラックだ。


「”Talk Me Down”は、私の親愛なる友人、トリッシュ・マクゴーワンのビートから生まれた。 数年前、彼女が作ったインストゥルメンタルやビートを集めたサウンドクラウドのプレイリストを送ってくれたんだ。 この曲はすぐに特別な曲だと感じた。 歌詞もメロディーもすんなり入ってきた。 この曲は、アルバム全体の大きなテーマである弱さの恐ろしさを歌った楽しい曲です」


ヤシナは、プロデューサーのチャーリー・ブランド(ミニチュア・タイガース)、ジョニー・ベイカー(フローリスト)と共に『Veilfall』に取り組んだ。 ジア・マーガレット、オリヴァー・ヒル(ココ)、キャメロン・ウィッシュ(ポーチズ)もアルバムの制作に参加している。

 

 

 「Talk Me Down」




Emily Yachina 『Veilfall』

 

Label: Emily Yachina & Trissss

Release: 2025年9月26日

 

Tracklist:


1. Battle

2. WIP

3. Holy For a Moment

4. Clarity

5. Shine

6. Meteor

7. The Clearing

8. Free / Forgotten

9. The Dream

10. Rust

11. Signal

12. Talk Me Down

13. Blanket

 

 

Emily Yachina: 

 

カルフォルニアを拠点とするシンガーソングライター、エミリー・ヤシーナは、2011年に10代の少女としてアコースティックギターと基本的な録音機材しか持たない状態で、魅力的なインディ・ポップのコレクションを次々と発表し続けてきた。

 

その後、彼女はBandcampページに無造作にアップロードした断片的なリリースごとに、キャット・パワーの初期の哀愁漂う曲やKレコードのレーベルに所属するより暗く静かなアーティストたちから受け継がれた、静かながらも力強いソングライティングのスタイルを確立している。これまでに『Overflow』(2017年)、『Heart Sky』(2017年)、『Remember The Silver』(2019年)の3作のフルアルバムを発表している。


Rhett Miller(レット・ミラー)が10枚目のアルバム『A lifetime of riding by night』をATOから10月10日にリリースすると発表した。 これまでミラーは数多くの良質なアルバムを発表してきた。有名な作品としては、2002年のフルアルバム『The Instigator』などが挙げられる。

 

三年ぶりのニューアルバム『A lifetime of riding by night』は、オールド97'sのバンドメイトであるマリー・ハモンド(彼のソロ・デビュー作をプロデュース)がプロデュースし、ターンパイク・トラバドゥアーズのエヴァン・フェルカー、ケイトリン・ローズ、ニコール・アトキンス、ジン・ブロッサムズのジェシー・ヴァレンズエラが共作した曲を収録している。


「何十年も前に最初のレコードを作った時、マリーは私のメンターだった。 「彼がどの曲を使うことになるのか、完成したヴァージョンがどんな音になるのかも知らずに。 私はただ身を任せて、マリーを完全に信頼したんだ」


アルバムからのファーストシングルは、フェルカーと共作した「Come As You Are」である。 

 

「この曲は、エヴァンと私が、ツアーに出るために愛する人を置き去りにすることの難しさと格闘していた時に生まれたんだ。 甘い曲なんだけど、悲しさがあって、人間の本当の状態を反映しているように感じるんだ」とリットは言う。 

 

エヴァンのバンド、ターンパイク・トラバドゥアーズがこの曲のヴァージョンをシングルとして数年前にレコーディングしているんだけど、自分のヴァージョンをレコーディングしたいという思いがずっとあった。 共作であるにもかかわらず、「Come As You Are」は本当に個人的な瞬間のように感じる。 とはいえ、エヴァンのハーモニーを聴くとゾクゾクしてしまう。

 

 

「Come As You Are」




Rhett Miller 『A lifetime of riding by night』


Label:ATO

Release: 2025年10月10日 

 

Tracklist: 

1.A Little Song (Prologue)

2.All For You

3.Ellie On The Wharf

4.Come As You Are

5.Be Mine

6.People Are Lifted

7.A Little Song (Interlude)

8.The Bells of St. Mike’s

9.All Over Again

10.Time Again

11.A Lifetime of Riding by Night

12. A Little Song

13.Brand New Heart

 

 

 

Rhett Miller: 

 

レット・ミラーは、人気ロックバンドOld 97’sのフロントマンとして30年以上にわたり活躍し、尊敬される受賞歴のあるテキサス州出身のシンガーソングライター。

 

2枚のインディーズ作品を発表した後、ミラーと97’sはエレクトラ・レコードと契約し、批評家から高い評価を受けた『Too Far to Care』をリリース。彼らの13作目のスタジオ・アルバム『American Primitive』は、2024年春にATOレコードからリリース。オールド・97’sのプロジェクトの合間を縫って、ミラーは8枚のソロ・アルバムをリリースしており、最新作は2022年の『The Misfit』。  


作曲活動に加え、ミラーは文学活動にも熱心で、小説とノンフィクションの執筆にも取り組む。彼は『ローリング・ストーン』『ブックフォーラム』『スポーツ・イラストレイテッド』『マクスイニー』『ザ・アトランティック』『サロン』などに掲載された短編小説、エッセイ、記事の著者であり、リトル・ブラウン・ヤング・リーダーズから2冊の児童書も出版しています。 



レットのポッドキャスト『Wheels Off: Conversations about Creativity』は、芸術のあらゆる分野から著名なゲストを招き、200エピソードを達成しました。レットは映画にも出演しており、最近では『Guardians of the Galaxy Vol. 3』と『Guardians of the Galaxy Holiday Special』に出演し、監督ジェームズ・ガンと共作した曲を披露している。彼の曲は数多くの映画、テレビ番組、CMで使用されている。


ルイヴィルのフォークシンガー、Joan Shelly(ジョーン・シェリー)は、昨年の素晴らしい『Mood Ring EP』に続き、10枚目のソロアルバム『Real Warmth』を9月19日にNo Quarterからリリースする。 

 

このアルバムは、ベン・ホワイトリー(ザ・ウェザー・ステーション)とジェイク・ゼルクセス・ファッセルがエンジニアを務め、トロントで制作された。 このアルバムには、ザ・ウェザー・ステーションのタマラ・リンデマン、カレン・ン、ネイサン・サルスバーグ、マット・ケリー、フィリップ・メランソン、ダグ・ペイズリー、ケン・ホワイトリー、テイラ・ブルーム・サルスバーグも参加している。


「真冬の数日間、この曲、パフォーマンス、関係者、そして政治的な背景で、ある瞬間をとらえなければならないという切迫感があった」とベン・ホワイトリーは言う。 「このアルバムは、綿密に構成されたものではなく、本当に捕らえたもののように感じられる。 ジョーンのコンセプトのひとつは、ある場所に行くだけでなく、その場所のミュージシャンのコミュニティを利用することだった。


アルバムからのファースト・シングルは、素敵な "Everybody "で、ジョーン曰く、"実際の身体の暖かさ、つまり、私たちが直接、また生気のないオンラインの世界でもお互いに見せる見せかけとは対照的な、繋がりと帰属意識 "について歌っている。 試聴は以下から。



 

Joan Shelly 『Real Warmth』


Label: No Quarter

Release: 2025年9月19日

 

Tracklist:

1.Here in the High and Low
2.On the Silver and Gold
3.Field Guide to Wild Life
4.Wooden Boat
5.For When You Can't Sleep
6.Everybody 03:32 
7.New Anthem
8.Heaven Knows
9.Ever Entwine
10.Give It Up, It's Too Much
11.The Orchard
12.Who Do You Want Checking in on You
13.The Hum

 

 

Joan Shelly:

ジョーン・シェリーは、ケンタッキー州ルイビル出身のソングライター兼シンガーです。ギタリストのネイサン・サルズバーグとよく共演し、ジェイク・クセルクセス・ファッセル、ボニー・プリンス・ビリー、リチャード・トンプソン、ウィルコ、マリサ・アンダーソン、ダニエル・マーティン・ムーア、ザ・アザー・イヤーズ、マイケル・ハーレーなどのアーティストと共演しています。


オリヴィア・ロドリゴはロラパルーザ(シカゴ)のヘッドライナーセットで、ロックンロールの巨人ウィーザーをステージに招き、数曲の名曲を披露して観客を驚かせた。パフォーマンスの終盤、彼女はバンドをステージに招き、ウィーザーが彼女が初めて生で観たバンドであることに触れた。


「初めてのコンサートはいつだって覚えているもの。 とても、とても特別な瞬間なのよ」とロドリゴは言った。 「私は初めてのコンサートのことを覚えている。 とても忘れられない夜だった。 この信じられないようなバンドを観て、とても感激しています。その信じられないようなバンドが、実は今夜ここで数曲演奏するのですから。 ウィーザーに挨拶してくれる?」


続いてウィーザーがステージに登場し、ロドリゴと一緒に1994年のセルフタイトルアルバムからの大ヒットシングル「Buddy Holly」と「Say It Ain't So」を歌った。 彼女はリヴァース・クオモと共にギターを弾いて歌った。


ロドリゴはソーシャルメディアでこのイベントを振り返り、特大の耳あてをし、ウィーザーのシャツを着て、このコンサートに参加した子供の頃の写真をシェアした。 ロドリゴはその投稿の中で、「初めてのコンサート、そして、GUTSツアー最後の週末。来てくれたみんな、そして何年も経った今でもこんなに興奮させてくれるweezerにありがとう!!みんなと一緒にこのようなライブができることがどれだけラッキーなことか信じられないよ!」 一方のウィーザーはコメントでこう付け加えた。 「フル・サークルの瞬間、そして絶対的な名誉だ、ありがとう」


ロドリゴは、フェスティバルのヘッドライナーとして出演する際、アーティストを招いて曲を披露してもらう習慣がある。 


今年の6月末にイギリスで開催されたグラストンベリー・フェスティバルでも、ロドリゴはヘッドライナーを務めたさい、ザ・キュアーのロバート・スミスをステージに招き、同バンドの "Just Like Heaven "を演奏した。 同月初めにニューヨークで開催されたガバナーズ・ボールでは、トーキング・ヘッズの "Burning Down the House "を同バンドのデヴィッド・バーンと演奏した。



 



オレンジ・カウンティのシンガーソングライター、Levi Robin(リーバイ・ロビン)の新曲「When The Sun Comes Out」 は、「闇と欺瞞に別れを告げ、真実と平和、そして優しさの癒しの力を受け入れる」という内容である。 

 

「When The Sun Comes Out」 は、ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズの系譜にある牧歌的なフォークミュージックに加え、ロビンの美しい口笛が登場する。カルフォルニアの広大な土地を想起させる。そして、レヴィ・ロビンのジプシー的な性質も滲み出ている。


この歌は、闇と欺瞞に別れを告げ、真実と平和、そして優しさの癒しの力を受け入れる。 それは、混乱と矛盾の雲が分かれ、正直さが自由に流れ、私たちのハートがオープンに歌う世界が現れる時である。  


リーバイ・ロビンの探求と好奇心の旅は、多くの道を歩んできた。 魂を剥き出しにするフォーク・アーティストの独特の音楽スタイルは、深く個人的で変容的な歌詞と、感情を揺さぶるヴォーカルを組み合わせ、意味とつながりに満ちたサウンドを生み出している。


カリフォルニア州オレンジ郡で育ったリーヴァイは、10代の頃、彼や多くの人が "ベルトコンベアー式の学校システム "と表現するものに深い不満を抱くようになった。 背中のシャツとギターしかなかった彼は、別の道、つまり音楽の道に踏み出した。 家出から東洋のスピリチュアリティとの出会い、サイケデリアから自分自身の古代ユダヤ教的なルーツの発掘にいたるまで、ソングライティングはユニークに統合する不変のものだった」とリーヴァイは打ち明ける。  


ソングライティングは、彼の心の奥底にある感情をメロディと詩へと変換する力強い方法となった。 バッハ、ストラヴィンスキー、ミンガス、ヘンドリックス、ディラン、ベック、ゲイ、ディアンジェロ、レディオヘッドなど、多彩なアーティストからインスピレーションを受け、リーバイ・ロビンは独自のマインドフルでジャンルを超えた音楽作品を生み出している。 


このアーティストが最初に注目を集めたのは2014年で、セルフタイトルのデビューEPのリリースと、それに続くマティスヤフとのツアーだった。 以来、シングルやアルバムを次々と発表し、100万回以上のストリーミングを記録、世界中にファンを獲得した。 2023年、LeviはあるコンサートでプロデューサーのYoel Kreisler、通称'FRAYMES'と出会い、セレンディピティな瞬間を経験した。 


すぐにクリエイティブなつながりと友情が生まれ、ふたりはスタジオに入った。 私たちは音楽と影響を交換し始め、この新しい音楽をレコーディングするための新しい方法を構想し始めた。 この新しいコラボレーションの結果であり、最初の試みがシングル「Whole As A Broken Heart」である。 


シングル「Healing Is Coming」は、降伏と勇気の歌であり、あらゆる障害に立ち向かい、人生の計り知れない真実に立ち向かい、暗闇に立ち向かい、私たちのユニークな魂の光をもたらし、蛇の目を見据える歌です」とリーヴァイは語っている。 


「When The Walls Fall」は、アンセミックなフックとムードたっぷりのサウンドが特徴だ。 「このシングルは、良心の叫びを歌っている。 壁が崩れ落ち、すべてが壊れたように見えるとき、それは魂の深い眠りから目覚めるためのアラームなのです」とリーヴァイは宣言している。 


リーヴァイのニューシングル「When The Sun Comes Out」は、「闇と欺瞞に決別し、真実と平和、そして優しさの癒しの力を受け入れる」ものだ。 それは、混乱と矛盾の雲が分かれ、正直さが自由に流れ、私たちのハートがオープンに歌う世界が現れる時である。  "When The Sun Comes Out "は、美しく魂を揺さぶるストリップダウンのインディーフォークソングである。

 

 

「When The Sun Comes Out」




This song is a triumphant farewell to darkness and deceit, embracing truth, peace, and the healing power of kindness. It speaks of a brighter future—a time when the clouds of confusion and contradiction will part, revealing a world where honesty flows freely and our hearts sing openly.  

Levi Robin's journey of exploration and curiosity has taken him down many roads. The soul-baring folk artist’s distinctive musical style combines deeply personal and transformative lyrics with emotive stirring vocals, creating a sound that is filled with meaning and connection.

Growing up in Orange County, California, as a teenager Levi became deeply dissatisfied with what he and many describe as “the conveyor belt trajectory of the school system.” With nothing but a shirt on his back and guitar in hand, he took a chance on a different path - a musical one. Levi confides, “From being a runaway to encountering eastern spirituality, from psychedelia to unearthing my own ancient Judaic roots, songwriting has been a uniquely integrating constant.”  Songwriting became a powerful way to translate his deepest feelings into melody and verse. Taking inspiration from an eclectic array of artists including Bach, Stravinski, Mingus, Hendrix, Dylan, Beck, Gaye, D'Angelo and Radiohead, and more, Levi Robin creates his own mindful and genre-defying musical releases. 

The artist first attracted attention in 2014, with the release of his debut self-titled EP as well as his subsequent tour with Matisyahu. Since then, he has shared a series of singles and albums, racking up over a million streams, garnering him a fanbase worldwide. In 2023, Levi experienced a serendipitous moment when he met producer Yoel Kreisler, aka 'FRAYMES', at one of his concerts. Sparking up an instant and immediate creative connection and friendship, the duo entered the studio. He shares, “We started trading music and influences, and began conceptualizing new ways of approaching recording this new music.” The result and first taste of this new collaboration is the single “Whole As A Broken Heart”. 

His single "Healing Is Coming", "is a song of surrender and courage, to face all obstacles, to face the ineffable truth of life, to face the darkness, to bring forth the light of our unique souls and look the serpent in the eyes," shares Levi. 

The track "When the Walls Fall" features an anthemic hook over mood-drenched sonics. "The single sings of an uproaring from the voice of conscience. When the walls fall and all seems broken, it's an alarm to wake up from the deep slumber of the soul," proclaims Levi. 

Levi's new single "When The Sun Comes Out" "is a triumphant farewell to darkness and deceit, embracing truth, peace, and the healing power of kindness." He further confides, "It speaks of a brighter future—a time when the clouds of confusion and contradiction will part, revealing a world where honesty flows freely and our hearts sing openly."  "When The Sun Comes Out" is a beautiful and soul-stirring stripped down indie folk embrace. 
 
 


 

音楽教育では一般的に使用される7つの音階、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シという音階名は一体誰が名付けたのでしょうか。これらの音階名を最初に考案したのは、10-11世紀のイタリアのベネディクト会修道士グイド・アレッツォ。実は、グイドは五線譜(正確に言えば、四線譜)を同時に考案したことで知られている。


グイドはその名の通り、アレッツォで西暦991年から翌年にかけて生まれ、その後、当地で最も影響力のある人物として知られるようになった。彼は最初の音楽の理論書を記したにとどまらず、ベネディクト会のカマルドレーゼの騎士団長を務めた。

 

当初、グイドはフェラーラ近郊のポンポサ修道院で神学を学んだ。11世紀の修道院では、祭礼のために聖歌が歌われる場合が多かった。したがって、グイドはこの修道院での修行期間中に基礎的な音楽理論を学んだと伝えられている。同時に、その後、グイドは修道士たちに音楽を教える教師としての立場を担うようになる。


初期の音楽の学習では、音符はおろか音譜も存在しなかったため、実際に音階を歌って記憶し、それを体得するという手段しか存在しなかったというのが通説となっている。そのため、音楽的な施しを与える教育者は、学習者たちに何度も繰り返して旋律を聞かせ、彼らが覚えるまで繰り返した。初期の聖歌は、モノフォニー(単旋律)の音楽が中心であり、旋律そのものが平易である場合はまったく問題がなかった。ところが、次第に聖歌そのものがより複雑化し、旋律そのものが複合的になってくると、学習者たちに音階を覚えさせるのがむつかしくなってきた。このため、修道士のグイドは手を使い、その関節を示すことで、音楽の学習者たちに音階を記憶させることにしたのだった。これが俗に言われる「グイドの手」 と呼ばれるものである。


右の画像に示した図像を見れば分かる通り、この手には、''ド''を始めとする音階がしるされている。ド(親指の先端)、レ(第一関節)、ミ(第二関節)という音階名がイタリア語で発音されるのは、こういった理由があるわけなのだ。


さて、グイドのもう一つの功績は、五線譜の原型である四線譜を考案したことだろう。この記譜法の最初の土台となったのが、死海文書やフランスのヴェルサイユ宮殿第五礼拝堂などに埋め込まれている「テトラグラマトン」という図像だ。テトラグラマトンは、現在では、ひし形や五芒星の形状として知られている。これは間違いなく、ヤハウェ(YHWH)を象徴づけるために考案されたと推測される。


修道士のグイドは、五線譜の原型と呼ばれる四線譜を思いついた。4つの線を引いて、一定の間隔を定め、音符を記譜するための四行のシステムを考案した。ベネディクト会では、当初は四行によって記していた楽譜を使用していたが、五芒星に変化し、その後、楕円形に変わった。少なくとも、ベネディクト会の聖歌の合唱隊は、ネウマ譜とならんで、これらの最も原始的な楽譜を共有し、モノフォニック/ポリフォニックな音楽形式を次世代に向けて洗練させていった。

 

グイドは毎年6月24日に行われていた洗礼ヨハネの祭のために、聖ヨハネの賛歌を修道士たちに教えていた。グイドは、この最初の四線の譜面をグレゴリオ聖歌の演奏の際に使用した。この聖歌の音階が、全体的に一音階ずつ上がっていくことから、歌詞の頭文字「Ut Re Mi Fa Sol La」を取り、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラという音階が誕生したというのが一般的な説となっている。


この賛美歌は、「ヨハネの昇天」を一音ずつ上昇する音階により表現していると推測される。最初は「ド」の音階は「Ut」であったが、発音がしづらいという実際的な理由で、ラテン語で「主(神)」を意味する「Dominus」に変化していった。つまり、宗教音楽の観点から言えば、基礎的な音楽は、神のもとから出発し、最後は神のもとに帰属するため、主音に帰ることが鉄則となっている。これが、クラシック音楽を始めとする伝統音楽において、主音(Tonica)が一番に重要視される理由である。ちなみに六月の祝祭の賛美歌の歌詞は以下のようなものだった。

 

 



Ut queant laxis
resonare fibris
Mira gestorum
famuli tuorum,
Solve polluti
labii reatum,
Sancte Ioannes.



のびのびと
胸いっぱいに響かせて
あなたの驚くべき偉業を
しもべたちが語れるように、
汚れたくちびるから
罪を取り除いて下さい
聖なるヨハネ

 

グイドは、年長の修道士たちがグレゴリオの古典的な学問体系に慣れており、消極的であることに気づいたが、グイド・ストランビアティ大修道院長に有力な理論家であると認められた。 その後、ストランビアティ大修道院長は彼を友人のアレッツォ司教テオダルトのもとに送った。 

 

こうしてグイドは、アレッツォの修道院音楽学校の責任者となった。 グイドはテオダルト司教に、有名な論文『Micrologus(ミクロローグ)』を献呈した。こうしてアレッツォのグイドは、1025年から城壁外のピオンタの丘にある旧大聖堂の学校で聖歌の教師となった。 新しい学問の場で、彼は近代的な記譜法を応用する機会を得て、世界中の音楽に永久的な革命をもたらした。

 

 

音楽理論書「ミクロローグス」の中で、グイドは、グレゴリオ聖歌と教育の様式を定義するために20の短い章を扱った。 論考の中で、アレティヌスは、ポリフォニー音楽(複合旋律)の作曲について論じている。 アレッツォのグイドの著作は、中世において最も広く利用された音楽論書の一つである。以後、グイドは、ローマ教皇ヨハネ16世に招かれ、ベネディクト会士が自分の著作を詳述できるようにローマに招待された。グイドの革命的な活動により、アレッツォは当時の最も重要な音楽文化の中心地となり、今日でもアレッツォは "音楽の街 "と呼ばれている。

 

グイド国際ポリフォニックコンクールの会場


サルヴィーノ・サルヴィーニ作のグイドの銅像(最初の画像に示した)は、駅からグイドに捧げられた広場へ向かう観光客を出迎えてくれる。 現在でもアレッツォでは、このベネディクト修道士を称え、音楽活動や音楽研究を奨励している。 実際、アレッツォには有名な音楽高校があり、毎年、グイド国際ポリフォニックコンクールが開催され、世界中から音楽家が集まる重要なイベントとなっている。


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