©︎Hana Mendel

Beach Fossilsは、次作アルバム『Bunny』から2ndシングル「Dare Me」を公開しました。この曲は、リード・シングル「Don't Fade Away」のビジュアルを手がけたKevin Clarkが監督したビデオと共に公開されました。


バンドのボーカル/フロントマンのDustin Payseur(ダスティン・ペイザー)は声明の中で、「”Dare Me”は、葛藤、友情、そして新しい恋に酔いしれることを歌ったものです」と述べている。


「自分をバカにすること、傷つきやすいこと、怒られること、そして許すことをいとわないこと」



Beach Fossilsの『Bunny』はダスティン・ペイザーが主宰するレーベル''Bayonet''より6月2日に発売されます。

 

ニューヨークのBeach Fossils Studioで録音され、ペイザーがプロデュースとレコーディングを担当し、ラーズ・スタルフォース(セント・ヴィンセント、サッカー・マミー、リル・ピープ)がミキシングを担当している。



「Dare Me」

Deerhoof (ディアフーフ)『Miracle-Level(奇跡レベル)』 

 

 

Label: Joyful Noise Recordings

Release: 2023年3月31日




Review


1994年、サンフランシスコで結成されたディアフーフは、ボーカル/ベーシストのサトミ・マツザキを中心にユニークなノイズロック/アバンギャルドロックの音楽性を開拓してきた。稀にJ-Popの影響を感じさせるファニーな唯一無二の音楽性は、 他のどのロックバンドにも求められぬもので、ニューヨークのブロンドレッドヘッドと同様、まさに「ディアフーフ・サウンド」と呼ばれるべきサウンドである。最初期、ディアフーフは、ローファイ、アート・ロック、そしてエクスペリメンタルポップと、多種多様な音楽性を長きにわたるキャリアで追求してきた。



 

今回、バンドとしては初の日本語歌詞による新作アルバム「奇跡レベル」は、ディアフーフというおよそ三十年近く活動してきたバンドにとって一つの分岐点に当たる作品なのではないかと思う。またこのアルバムは、サウンフランシスコのバンドとしては珍しくカナダのウィニペグで録音された。 

 

近年、アバンギャルドポップやエレクトロニック風の作品をリリースし、バンドの可能性をひろげようと模索している印象があったが、今回の日本語歌詞のアルバムにはディアフーフらしさを全編にわたって体感することが出来る。変拍子を織り交ぜたカクカクしたリズムと、ディストーションの強いギター、そしてファニーなメロディーを基調にしたロックアルバムという点では、 穿った見方かもしれないが、バンドは活動当初のKill Rockstarsに在籍していた時代のディアフーフの原点を、この作品を通じて追い求めようという感じも見受けられる。



 

「Sit Down,Let Me Tell Me a Story」では、「これから話すものがたり、愛と奇跡~」という歌詞で始まるが、サトミ・マツザキが紙芝居の語り手に扮し、リスナーをめくるめくワンダーランドへ招き入れる、まるでアリス・イン・ワンダーランドのように。それからは、これまでのディアフーフの作風と同じように、ジャズの影響を交えたアバンギャルドの世界が繰り広げられていく。アルバムに通底する世界観とも称すべきものは、村上春樹の文学作品のような、つかみどころのないシュールな音楽が幅広いバックグランドを通じてダイナミックに展開されるのだ。

 

分厚いディストーションサウンドも相変わらず健在である。先行シングルとして公開された「My Lovely Cat」では、このバンドが最初にローファイのロックバンドとしてみなされた理由が込められている。パンチが効いていて、荒削りなディストーションサウンドはバンドの長きにわたるテーマでもあり、代名詞のようなものである。そのディアフーフ・サウンドに、ボーカリストのサトミ・マツザキは、以前のようなシュールでユニークな歌詞をあらためて日本語という観点から探求しようとしている。シングルのアートワークに象徴されるように、可愛らしいネコのキュートなモチーフが実際の音楽の中に見出すことが出来るはずである。 



 

その後、「The Poignant Melody」はSea And Cakeを彷彿とさせる、ジャズとロックの中間にある渋いポストロックとしても楽しむことが出来る。さらに、中盤で抑えておきたい曲がタイトルトラック『Miracle Level」で、ここで、ディアフーフは珍しくバラード調の曲を通じ、愛というものが何であるのかを表現しようとする。そのメロディーは、これまでのディアフーフとは異なり、何らかの日本的な郷愁をボーカリストのサトミ・マツザキが懐かしく歌い上げようという感じの曲となっている。これまでのディアフーフの中で、最もセンチメンタルな一面を捉えることが出来る。

 

さらに、Husker Duの最初期のデモ音源のようなオリジナルパンクの影響を感じさせる「And The Moon Laughts」で、バンドは未だに最初期のパワフルさを失っていないことを熱く宣言しようとしている。もちろんその中には、少し戯けた感じのサトミ・マツザキのボーカルフレーズが特異なグルーブとリズムをバンドサウンドに加味し、アグレッシヴなサウンドが組み上げられているのだ。




これらの遊園地のアトラクションのように絶えず移ろい変わっていくサウンドは、やがて「Phase-Out All Remaining Non-Miracle by 2028」で誰も予測がつかないような形でエキセントリックな着地点を見出す。ここでは、近年鳴りを潜めていたディアフーフの音楽が以前とは異なる形で新たなフェーズへと突入し、未来への憧憬を表現しようとしている。SFの雰囲気に包まれているこの曲には、バンドの象徴的なカラフルなサウンドの真骨頂を見出すことができよう。


"このアルバムが奇跡レベルに達した"というのは誇張表現となるかもしれないが、バンドはこれまでのアバンギャルドな作風と同様、次なるレベルの境地を見出そうとしていることは確かである。94年から、ディアフーフは、世界がどのような状況にあろうとも”ディアフーフ”でありつづけてきたが、どうやら、そのポリシーは次の時代にもしっかり受け継がれていきそうだ。



76/100

 


Featured Track 「Phase-Out All Remaining Non-Miracle by 2028」



 

Hüsker Dü


1979年7月から1980年9月にかけて、ミネソタ州ミネアポリスの”ロングホーン・バー”で4夜にわたって録音された未発表のHüsker Düハスカー・ドゥ)のライブ・アルバムのリリースが発表されました。


『TONITE LONGHORN』と名付けられたアルバムは、レコード・ストア・デイ(4/22)に限定版2xLPブラック・ヴァイナルでリリースされる。その後、8月25日にバンド自身のReflex Recordsからデジタル・リリースされる予定。


ファースト・シングルは、バンドの最初のデモ用にレコーディングされ、後にEverything Falls Apartbonusのトラック、Numero Groupの2017年の『Savage Young Dü』としてもリリースされた「Do You Remember? 」の初期パフォーマンスを収録。またHüsker Düは、ノルウェー語で「覚えているかい?」という意味があるように、バンドにとって意義深い曲なのだ。

 

初期の代表曲「Do You Remember?」は、スタジオ版よりもさらにガレージ的/70年代風のパンクなサウンドになっています。例えば、コアなパンクマニアなら、当時世界一速いパンクと称されたThe Middle Classの「Out of Vogue』あたりの悶絶必須のキラーチューンを思い出すことだろう。彼らが最もよく知られるようになった音楽とはかけ離れているが、バンドの形成期の魅力的なピークであり、ポップなメロディに対する彼らの才能の初期を垣間見ることができる。


このバンドの解散後に、Sugarとソロ活動を行うようになったギタリスト/ボーカルのBob Mould(ボブ・モールド)は、次のように述べている。

 

ほとんどのアーティストは、自分のヒーローにインスピレーションを求めることからキャリアを始める。


『Tonite Longhorn』は、3人のティーンエイジャーが敬意を表し、様々なジャンルを試し、そして最も重要なことは、来るべきもののための土台を築くという包括的な概要だったのです。私たちは3人とも、相性の良さ、素晴らしいメロディーとハーモニー、そして若さゆえの(そして時には愚かな)熱意を持っていることを知っていました。自分たちは他とは違うし、何か違うことをやっているんだということもわかっていたんだ。

 

他方、ベースのグレッグ・ノートンは、この音源について「オーディション」であったと語っています。「ボブは1年生を終えていて、ライブの予定もなかったんだ。彼は夏の間、マローンに帰ろうと考えていたんだ。グラントは必死になって現れ、機材を積んでロングホーンに行け、オーディションがあるんだと言ってきた」

 

私たちはランチ・サービスの時間に到着し、荷物を積み込んで演奏を始めた。マネージャーはオフィスから飛び出してきて、私たちを呼び止めた。君たちは一体何がしたいんだ?と聞いてきた。グラントが、ここで演奏したいんだ、と言った。

彼は、わかった、金曜日の夜にオープニング・セットを演奏してもいい、ただ演奏をやめてここから出て行ってくれ、と答えた。そのセットがここにある、1979年7月13日。私たちは "オーディション "に合格し、あとは歴史に残ることになりました」


このアルバムには、オリジナルのフライヤーやアートワーク(その多くは故グラント・ハートが手がけた)、そして元ソニック・ユースのThuston Moore(サーストン・ムーア)によるライナーノーツが収録されている。そこにはこのようにミネアポリスのバンドについて回想を交えて書かれています。


ハスカー・デューはハードコアを死ぬほど巧みに演奏することができたが、実は彼らはハードコアではなく、別の何かであったのさ。
「Sexual Economics」と「Do You Remember」は、ボブのメタリックで完璧なファズボックスのギターは、MC5をパンクにしたようなサウンドで、彼のリードは、ウェイン・クレイマーとフレッド・ソニック・スミスの屈折したような指板からスパッタリングしている正しいリッパーなんだ。
その勢いは馬具を外した馬のようで、音符の固有性は次の即席の動きへの過程でゴミと化し、グラントのドラムは不安と雷鳴の両方を巻き起こし、グレッグのベースは原始的でスイングする二つのメロディの手のように働く。

 

「Do You Remember?」

 


 

©︎Missy Mallouf


Tomato Flowerがニューシングル「Destroyer」を発表しました。このシングルは、ボルチモアの4人組が2022年にリリースしたEP『Gold Arc』と『Construction』に続くものです。バンドのAustyn Wohlersが監督したミュージックビデオとともに、以下でチェックしてみてください。

 

Tomato Flowerの最新シングル "Destroyer"は、まさに幻覚のようなアートロックをパンクの側面から抽出しようとしている。

 

ボルティモア出身の4人組のパンクバンドは、2022年の『Gold Arc』と『Construction EP』の不気味なサイケデリアを発展させ、より生々しく即効性のある空間を与えている。ギターとリズムは、影の世界と覚醒した世界との闘いのように激しく衝突し、ボーカルはスクリームと反復的なメロディの間を行来しながら、真夜中のパラノイアと苦悩の斜め上の物語を紡ぎ出している。

"Destroyer"は不眠と混乱の時期に一気に出てきて、その後コラボレーションによって一挙に研ぎ澄まされた」とシンガー/ギタリストのJamison Murphyは声明で述べている。「また、これは影の人間を見ることについてなんだけれど、逆転の発想で、話し手が憑依され、破壊者となる」


「Destroyer」

 

©Dasom Han

ブルックリンの次世代のプロデューサー兼シンガーソングライター、Yaeji(イージ)は、4月7日(金)発売予定のデビューアルバム『With a Hammer』から最終プレビューを公開しました。ぜひ、発売前にチェックしてみて下さい。この曲は「For Granted」と「Done (Let's Get It)」に続く作品です。


新曲「Passed Me By」は、バブリーハウス/ブラッシュテクノを得意とするプロデューサー兼DJとして世界に紹介された後、エレクトロニックポップアーティストとしての彼女の才能を際立たせています。同時に公開されたミュージックビデオは、EnayetとZanzieが監督を務めており、Yaejiの心理の中を旅するような、奇妙でありながら感動的な映像となっています。


また、Yaejiは3日に地元のニューススタンドのスタッフとしてサプライズ登場して、ファンを驚かせています。


「Passed Me By」

©Micah E Wood


ピッツバーグのオルタナティヴロックバンド、feeble little horseが、6月9日にSaddle Creekから発売予定のアルバム『Girl With Fish』から最新シングル「Steamroller」を公開しました。以下よりチェックしてみてください。


バンドのフロントマン、ベース/ボーカルのリディア・スローカムによると、「Steamroller」は "全体的に残念な曲 "で、彼女にとって "歌うのが最も恥ずかしい曲 "と説明しています。

 

また、バンドのセバスチャン・キンズラーはこの曲について、「リディアに最初のボイスメモを聞かせたところ、ギターの音がカチカチしているのが気に入ったので、イントロ用にiPhoneでトラックを録音した。また、ボーカルを練習しているときに、サビの後のポーズで "yeah "と言ったんだけど、彼女も同じことを考えていて、その日は本当に良いシンクエネルギーだった」と述べています。


「曲が最初にレイアウトされた時、3分半くらいあるのを見て、そんなに長い曲をリリースしていいのか?と思ったんだ」とジェイク・ケリーは振り返っています。

 

さらに、ライアン・ウォルチョンスキーは、「僕が病気をしている間に書いたんだ。セブにこの曲でギターソロをやっていいかと聞いたら(滅多にやらないことだけど)、イエスと言ってくれて、嬉しかったのを覚えているよ」とコメントしている。


「Steamroller」

 


 

UK/ブライトンの新時代のシンガーソングライター、Maisie Peters(メイジー・ピーターズ)は先日、新作アルバム『The Good Witch』の最新シングル「Lost The Breakup」をリリースしたばかりです。

 

当然のことながら歌手は英国でこのシングルリリースを祝福しているとばかり考えていましたが、そうではありませんでした。その頃、ピーターズは英国にはおらず、米国のテレビ番組、The Tonight Show Starring Jimmy Fallonに出演し、バックバンドを従えてお馴染みのブルーライトの脚光を浴びていたのです。

 

さらに、このシングルの発売とほぼ同時に、ニューシングル「Lost The Breakup」 をテレビ番組の特設スタジオで披露しています。以下より、ライブパフォーマンスの様子をご覧下さい。

 

 

©︎Cedric Oberlin


Kate Stables率いるオルタナティヴロックバンド、This Is The Kitは、ニューアルバム「Careful Of Your Keepers」を携えてカムバックを果たします。また、この告知に合わせて最初のシングル「Inside Outside」がミュージックビデオとともに公開されています、以下より御覧下さい。

 

新作は、その特異なカタログがインディー、フォーク、ポップ、そしてその先の境界線を曖昧にする、進化し続けるプロジェクトに再挑戦する。2020年の「Off Off On」以来となるThis Is The Kitの新作アルバムは、バンドリーダーのKate Stablesがパリにしっかりと根を張っている。

 

スタジオには、お馴染みの顔がThis Is The Kitに加わった。Super Furry Animalsのヘッドホンを務めるGruff Rhysがプロデューサー、つまりKateの言うところの「トーンセッター」の役割を担った。

 

ニューアルバム「Careful Of Your Keepers」は6月9日にRough Tradeからリリースされる。Kate Stablesはこのプロジェクトを次のようにいくつかの疑問を投げかけつつ紹介しています。

 

 

何が 物事を起こすのか? 私たちにはどれだけの選択肢が残されているのだろう? コントロールできない電気や化学? 咀嚼すること。選択すること。内的な力、外的な力でしょうか? それは他者が期待するように振る舞うだけなのだろうか?

 

それとも、起こっていることを先取りしているのだろうか? そうなる前に? 私たち自身が知る前に、私たちの中にそれを見つけることができるから? 私たちが思っている以上に長い間、大きな変化が起きています。私たちはそれをずっと無視していたのでしょうか? そして、それらは今までどこかに深く埋もれていたのだろうか?

 

それとも、ずっとそれが見えていたのにも関わらず、無視を決め込んでいたのだろうか? 何かが変わるということは、どれくらいのことなのだろうか? それとも、それは何らかの見方を変えるだけだったのだろうか?

 

 

「Inside Outside」

 

 

また、後日、掲載したアルバムレビューも合わせてお読みください。 


This Is The Kit 『Careful Of Your Keepers』

 


Label: Rough Trade

Release: 2023年6月9日


Tracklist:
 
1.Goodbye Bite
2.Inside Outside
3.Take You To Sleep
4,More Change
5.This is When The Sky Gets Big
6.Scabby Head and Legs
7.Careful of Your Keepers
8.Doomed Or More Doomed 
9.Stuck in a Room 


 


 

UKのシンガーソングライター、Wallice(ウォリス)が2023年最初のリリースとなる「Best Friend 」を携えて帰ってきました。このシングルは次作EP『My Big Shot』の収録曲となります。

 

昨年、日本にルーツを持つウォリスは日本でミュージックビデオを撮影した「Japan」Hot Nをリリースして話題を呼びました。このシングルは12月第一週のWeekly Hot New Singlesとして紹介しています。

 

およそ4ヶ月ぶりのニューシングル「Best Friend」は、"失われた友情の思い出を歌っている"という。さらにウォリスは次のように説明している。

 

私の音楽で繰り返されるテーマは、友情です。この曲は、友情と恋愛関係の中の友情の両方に簡単に関連づけることができると思う。私は、これまでの人生で、様々な友人と何度か仲たがいしたことがある。たとえその友情がもう自分のためにならないとしても、それを思い出して懐かしむことはとても簡単なことなんだ。

 

このシングルリリースには、ハリー・スタイルズ、アリアナ・グランデ、デペッシュ・モードなどの作品で知られるアンソニー・ファムとジョン・メリザルドが監督したミュージックビデオが同時公開されている。


Dirty Hitの所属するWalliceは、レーベルメイトであるThe 1975のメイン・サポートとしてアジアとオーストラリアをツアー中です。また、ロンドンのMoth Clubを含む今年後半の一連のUKヘッドライン公演を発表後、Reading and Leeds Festivalの出演のため、UKに戻る予定です。


Walliceの新作EP『Mr Big Shot』は6月23日にDirty Hitからリリースされます。

 

 

「Best Friend」

 

©Tyler T. Williams

 

Youth Lagoonこと、トレヴァー・パワーズは新作アルバム『Heaven Is a Junkyard』の新曲「Prizefighter」を公開しました。この曲は、以下のビデオでご覧ください。

 

パワーズはこの新曲「Prizefighter」について、次のように語っています。

 

4年前、兄弟についての歌を書き始めたんだ。私は3人の兄弟と一緒に育ったので、我が家はドゥームズデイでしたが、より多くのシュガーシリアルを使っていました。僕らの愛は強く、そして野蛮でもあった。それは本当の喜びで、顔を叩かれたり、ベッドからファイルキャビネットに突き落とされたりするような、探さなくてもいいようなものでした。

 

それ以上に、私たちはホームスクーリングを受けていました。4人が一日中家にいて、お互いを慕い、憎み合い、裏庭で毎日野球をし、お互いの頭に石を投げて、吐くまで笑い合った。私たちの絆は永遠です。数年前に始めたこの曲は、私にとってあまりにも大切なもので、完成させることができなかった。私はそれが怖かった。素晴らしいものにならないのが怖くて...だから保留にしておいたんだ。

 

レコード制作に出発する数週間前、『ドラッグストア・カウボーイ』のVHSを見ながら、古いボイスメモを読み返したんだ。

 

『プリズファイター』という30秒のスケッチを聴いたんだ。まるで天使が空から降ってきて、どう仕上げればいいのか教えてくれたような気がした。"偉大にするな "と彼女は言った。"真実のものにしなさい "と。私は2日間でこの曲を完成させた。

 

『Heaven Is a Junkyard』は6月9日にFat Possumからリリースされます。最初の先行シングル「Idaho Alien」が既に発売となっている。

 



 
©Sandra Vigliandi

バーミンガムのユニークなソウルバンド、Dexy's Midnight Runners、通称デキシーズが11年ぶりにオリジナル・アルバムを発表しました。

 

『The Feminine Divine』は7月28日に100% Recordsから発売される予定です。バンドはこの発表と同時に最初の先行シングル「I'm Going to Get Free」を公開しました。

 

この曲についてKevin Rowlandは、「このキャラクターは、内面化したトラウマ、うつ病、罪悪感から楽観的に脱却している」と述べています。Guy Myhillが監督したビデオは以下からご覧下さい。


Kevin Rowlandはプレスリリースで、「僕にとっては、いつも自然なことなんだ。"インスピレーションが先に来て、自分に何ができるか、どんな曲があるかを考え、それからバンドにアプローチするんだ」と説明しています。

 

 「I'm Going to Get Free」

 

 

 

Dexy's 『The Feminine Divine』


 

 

Label: 100% Records

Release: 2023年7月28日


Tracklist:


1. The One That Loves You

2. It’s Alright Kevin (Manhood 2023)

3. I’m Going To Get Free

4. Coming Home

5. The Feminine Divine

6. My Goddess Is

7. Goddess Rules

8. My Submission

9. Dance With Me

 

Anna of the Northが『Crazy Life』のデラックス・エディションから次のシングルをリリースしました。

 

ロンドンのLafayetteでのソールドアウト公演を含むヨーロッパ・ツアーを終えたばかりのAnnaは、先月、高い評価を得ている3枚目のスタジオ・アルバムの拡張デラックス・エディションを発表しました。

 

"Try My Best "は、Anna of The North、Madelene Eliasson、Marcus Whiteの共作で、"Swirl "に続く、アルバムの2ndシングルとなります。


今回のリリースについて、アナは「『トライ・マイ・ベスト』は私にとってとても大切な曲です。この時代に書いた曲の中で、ずっとお気に入りの1曲です。この人生を生きていく上で、時々感じる無感覚について歌っているのよ」


『Crazy Life』のデラックスバージョンは4月28日にPlay It Again Sam/Elektra Recordsからリリースされます。

 

 


Albert Hammond Jrが5枚目のソロアルバムを発表しました。『Melodies on Hiatus』は6月23日にRed Bull Recordsから発売される。


ストロークスのギタリストは、バージニア州のラッパーGoldLinkをフィーチャーしたリード・シングル「100-99」を公開しました。


このシングルについてハモンドJr.は、「僕は90年代のヒップホップを聴いて育ったんだけど、ラジオで聴く曲のメロディックなフックにいつも惹かれていて、特にドクター・ドレーがプロデュースしたりラップしているものに惹かれていたんだ」と語っている。


数年後、私はあるロックバンドに所属していたため、他の人にはわからなかったが、自分のギターワークの中に、そういったメロディックなラインのスタイルを取り入れていることに気付いたんだ。

 

「100-99」は、私が書いたビートとギター・パートにラッパーを乗せるという、以前からやりたかったことで、それをGoldLinkと一緒にできたのは本当にエキサイティングでした。


アルバート・ハモンドJr.の最新アルバムは、2018年の「Francis Trouble」です。


「100-99」

 



■「Old Man」ほか

 

The Strokesのギタリストとしても知られるアルバート・ハモンドJr.は、近日発売予定のアルバム「Melodies On Hiatus」から一気に8曲の新曲を発表しました。アルバムは6月23日にRed Bull Recordsからリリースされる予定です。ソロ名義の作品はバンドよりもさらにパンキッシュで、ロックやフォーク等、ミュージシャンの間口の広いバックグランドが反映されています。

 

「"Old Man"は、時間の経過とそれに伴う気づきについての曲なんだ」とハモンドJr.は述べている。「音楽的には、この曲はレコードの中で一番早く思いついたんだ。コリンのイントロでさえもワンテイクだった。彼は何を演奏するのかさえ知らなかった。彼はただそれを演奏しただけで、それを超えることはできなかった。信じられないような瞬間に立ち会うことができたよ」


また、ハモンドJrは次のアルバムについてさらなる詳細を語っている。「僕は変化を経験していて、これらの曲は僕の行動や瞬間を反映しているんだけど、時間が経つにつれて、それが形になって普遍的になってきたんだ」と説明しています。

 

「このアルバムの意味や全体像について聞かれることがあるんだけど、曲を書いたり創作したりすることが、僕自身であり、僕が存在する理由だと感じているんだ。僕のゴールは、僕の音楽が誰かの人生の一部、布の一部になることで、これは僕が作った音楽の最高のコレクションであり、それを達成するための最高の試みのように感じるんだ」

 

 



「Old Man」のミュージック・ビデオは以下からご覧下さい。アルバート・ハモンド Jr. はソロ名義のアルバムとして2018年に『Francis Trouble』を発表している。ザ・ストロークスの新作については以前からリリースの噂はありますが、現時点で明確な発売日は公表されていません。

 


「Old Man」


 

 

■ 「Memo of Hate」

 

Albert Hammond Jr(アルバート・ハモンド・ジュニア)が、アルバム「Melodies on Hiatus」からの最新シングルを公開しました。「Memo of Hate」のビデオは以下からご覧ください。


この曲についてハモンド Jr.は、「僕は変化を経験していて、これらの曲は、時間が経つにつれて形となり普遍的になってきた僕の行動や瞬間を反映している」と説明しています。

 

このアルバムの意味や全体像について聞かれることがありますが、曲を書き、創作することが私自身であり、私が存在する理由であると感じているだけなんです。私の目標は、私の音楽が誰かの人生の一部となり、その人の生地の一部となることです。このアルバムは、私が作った音楽の最高のコレクションであり、それを達成するための最高の試みであると感じています。



「Memo of Hate」



 

ハモンドJrは過去に4枚のソロアルバムをリリースしており、直近では2018年に「Francis Trouble」をリリースしています。「Melodies on Hiatus」には、GoldLinkを中心として、アークティック・モンキーズのドラマー、マット・ヘルダースなどのアーティストが参加する予定です。

 

 

Albert Hammond Jr.「Melodies on Hiatus」



Label: Ren Bull Recorns

Release: 2023年6月23日


Tracklist:


1. 100-99 feat. GoldLink

2. Downtown Fred

3. Old Man

4. Darlin’

5. Thoughtful Distress (ft. Matt Helders & Steve Stevens)

6. Libertude

7. Memo of Hate

8. Home Again

9. I Got You

10. Caught by Night

11. Dead Air

12. One Chance

13. Remember feat. Rainsford

14. 818

15. Fast Kitten

16. I’d Never Leave

17. Never Stop

18. False Alarm

19. Alright Tomorrow (ft. Rainsford)


 The New Pornographers 『Continue As A Guest』

 

Label: Merge Records

Release: 2023/3/31


Review


ご存知の方も少ないないと思われますが、Merge Recordsは、Superchunkのマック・マコーン氏が主宰するレーベルなわけで、少なからず、このバンドのユニークな気風のようなものは、ジャンルを問わず所属するアーティストに受け継がれているようです。スーパー・チャンクについては、Yo La Tengoや、Pixiesとならんで、USインディーの伝説的なバンドで80年代から活動する長いキャリアを持つロックバンドです。

 

先日、発表されたように、スーパーチャンクのドラマーのJon Wurster(ジョン・ワースター)が脱退することが報じられた。 もう心ここにあらずという感じなので一線を退くという発表をしているわけですが、これはまた他の意味があって、後継的なバンドが見つかったという安心感もあったようです。つまり、何を言わんとするのかというと、ワシントンのザ・ニュー・ポルノ・グラファーこそ、スーパー・チャンクの正当な後継のロックバンドなのだということです。

 

ワシントンの6人組のインディーロックバンドは、90年代のSuperchunkや、Throwing Musesのインディーロック性をこのアルバムの中で展開させようとしているように感じられる。

 

アルバムの全体には、バンドのリーダーであるA.C.ニューマンのマック・マコーンを彷彿とさせる穏やかなボーカル/メロディーライン、Throwing Musesを思い起こさせる柔らかい女性コーラスがかけ合わさり、90年代のノスタルジア満載のUSインディーのコアな音楽性が通奏低音のように響いている。それがトラック全体のシンセの雰囲気と合わさり、現代のオルトロックとは一線を画す内容となっていることが分かる。オープニングトラック「Really Really Shape」は、上記の2バンドに加え、Weezerの初代ベーシスト/マット・シャープのバンド、The Rentalsのようなエモーショナルなインディーロックを気風が受け継がれた最高の一曲となっている。

 

一方、The New Pornographersを単なるスーパー・チャンクやヨ・ラ・テンゴの後継者として見做すことは惜しい。6人組のバンドのアプローチには、明らかにシンセ・ポップの影響が反映されており、以前のUSオルタナとは少し違った風味をもたらしている。「Cat and Mouse With The Light」では、Superchunkの可愛らしい音楽性の影響をとどめつつ、そこにコンテンポラリーフォークの要素を加えて新鮮味をもたらそうとしている。


その他、TOTOの「Africa」のようなポップネスを受けついだ「Last and Beautiful」もアフリカの民族音楽を彷彿とさせ、先行のオルトロックっぽくはないし、タイトル曲「Continue As a Gurest」もネオソウル/ラップ、シンセポップの影響を絡めた上で新時代のオルトロックへと歩みを進めようとしている。これはどういうことかと言うと、USオルトの良い部分を受け継いだ上で、何かしら現代的な新しい解釈を加えようというバンドのチャレンジ精神を読み解くことが出来るわけなのです。


また、そうかと思えば、「Bottle Episode」ではSuperchunkのノスタルジックな雰囲気に舞い戻り、「Detroit Has A Skyline」を彷彿とさせる和やかなオルトロックで楽しませてくれる。「Marie and the undersea」では一転して先鋭的なアプローチを展開させ、ダイナミックなシンセポップを通して清新な解釈を付け加えようとしている。これらの新旧の音楽の影響をジグザグに織り交ぜた曲の流れは、行けども行けどもゴールが見えない曲がりくねった坂道のような印象を与える。

 

その後にも、バンドはある一つの地点に留まるのを極力避けるかのように、バリエーション溢れる展開力を見せることに驚きを覚える。「Angelcover」では、ビートルズを思い起こさせるバロック・ポップへと転じ、音の核心に迫ったかと思えば、すっとかわされてしまうようなユニークな感覚に満ちている。次いで、「Firework in the Falling Show」に関しては、Tears For Fearsを想起させるニュー・ロマンティックやソフトロックの名曲の雰囲気を受け継いだナンバーとして楽しめる。


全体的にみれば、『Continue As A Guest』はSuperchunkやGalaxie 500、R.E.Mの音楽性に触発された音楽として位置付けられる。しかし、オルトロックという固定観点から距離をおいて聴いてみると、AOR/ソフトロックのようにも聞こえるし、その他、オアシス/ブラーのような良質なブリット・ポップにも聞こえる。音楽の核心に迫るほど聞こえるものが変化する。ジャンルを問わず、洋楽ファンにチェックしてみてもらいたい作品です。

 

 

85/100 

 


Featured Track 「Fireworks In The Falling Snow」

 


今週末、米国のシンガーソングライター、Heather Woods Broderick(ヘザー・ウッズ・ブロデリック)がニューアルバム『Labyrinth』をリリースします。

 

最終シングルとして公開された"Wherever I Go "は、インディーロック調のギターのフレーズとドラムマシンのビートに乗せられる部ロデリックのセンチメンタルなボーカルが魅力のナンバー。ジェレミー・ジョンストン監督によるビデオでは、ブロデリックが砂漠を踊りながら移動しています。


ヘザー・ウッズ・ブロデリックはこの新曲『Where I Go」について次のように説明しています。


「Wherever I Go」のビデオは、日常生活の繰り返しに対して、楽しむこと、そして手放すことの並置をテーマにしています。この曲には皮肉とエネルギーの両方が込められていて、それを視覚的に反映させたかったんです。


歌詞の中の二面性は、ビデオの中で起こる一日の中で並列化されています。日常生活の繰り返しは、グリッチやGIFの仲間に飾られた郊外の風景で遊び心を持って表現され、広く開けた風景のショットは、見つけに行けば毎日の中に存在する自由で純粋な喜びを反映しています。

 

このビデオは、ジェレミー・ジョンストンがコンセプトとディレクションを担当しました。ムーブメントディレクションはKacie Boblittが担当しました。ジュリエット・ジョンストン、エリック・アイザー、エルケ・シャリー・ヴァンデンブルック、ダニエル・スパークス、コリーナ・レップが出演しています。


Heather Woods Broderickの新作アルバム『Labyrinth』はWestern Vinylから4月7日に発売されます。



「Wherever I Go」

 


 

「I Want It All」は、ニューヨークのインディーポップバンド、The Drumsの近日発売のアルバムからの最初の提供曲で、2019年の『Brutalism』以来のスタジオプロジェクトとなっている。

 

"この曲は、愛のない子供時代からくる憧れと痛みから生まれた"と、ジョニー・ピアースは "I Want It All "について語っている。

 

少年時代の自分に何が起こったのかを本当に理解し始めたのはここ数年のことで、そのおかげで本当の愛に向かって自分なりの橋をかけ始めることができました。この曲は、私が与えられなかったものを手に入れるという宣言なのです。私は愛とつながりを含む、人間であることの完全な経験をしたいのです。全部欲しいんだ。


The Drumsの2ndアルバム『Portamento』に初めて収録された "Money "は、リリースから10年以上経った今年初めにバイラル・センセーションへと変貌し、Spotifyだけで2億3000万以上のストリームを突破、RIAAゴールド認定され、オルタナティブ・グローバル・シャザム・チャートの1位、TikTokグローバル・ハッシュタグの2位を獲得している。