イギリス/ロンドン出身のインディーロックバンド、Bombey Bicycle Club(ボンベイ・バイシクル・クラブ)が10月20日にニューアルバム『My Big Day』をリリースすると発表しました。
バンドの最後のスタジオ・アルバム「Everything Else Has Gone Wrong」は2020年に発売され、12ヶ月後にEPがリリースされた。シンガーのジャック・ステッドマンは絶えず創造性を発揮しており、グループは新譜に集中するためにノースロンドンのチャーチ・スタジオに再集結した。
ボンベイ・バイシクル・クラブは自分たちのスタジオで素材の制作を完了させるまで、作業はペースを上げて続けられた。10月20日にリリースされる「My Big Day」は、ブラーのデイモン・アルバーン、ジェイ・ソム、ニルファー・ヤニャ、ホリー・ハンバーストーンの4人がアルバムを通して声を提供し、5人目のスペシャルゲストがこの夏の終わりにバンドと曲をリリースします。
1.Just A Little More Time 2.I Want To Be Your Only Pet 3.Sleepless (feat. Jay Som) 4.My Big Day 5.Turn The World On 6.Meditate (feat. Nilüfer Yanya) 7.Rural Radio Predicts The Rapture 8.Heaven (feat. Damon Albarn) 9.Tekken 2 10.Diving (feat. Holly Humberstone) 11.Onward
「Do Your Worst」は、レティシア・タムコのニューアルバム「Sorry I Haven't Called」(ノンサッチ・レコードより9月15日発売予定)の第3弾シングルとなっている。前作「Carpenter」、アルバムのオープニング曲「Can I Talk My Shit?」では、タムコがロスタム・バトマングリイとテオ・ハルム(SZA、ロザリア、FKA Twigs)と組んでプロデュースを担当した。
Vagabon-ヴァガボン(レティシア・タムコのプロジェクト)は、今週金曜日にノンサッチから3rdアルバム『Sorry I Haven't Called』をリリースする。ニューヨークの注目のシンガーです。アルバムの最終プレビュー「Lexicon」のミュージックビデオが公開された。ビデオを監督したのはキャスリーン・ダイカイコ。
『Sorry I Haven't Called』は、タムコの親友の死(2021年)にインスパイアされた。しかし、タムコはその悲しみをより高揚感のあるものに変えようとした。「このアルバムは、私が目指してきたもののように感じるわ。「このアルバムについて考えるとき、私は遊び心を思い浮かべる。完全に多幸感よ。物事が暗かったからこそ、このアルバムは生命力とエネルギーに満ちている。このアルバムは、当時私が体験していたことに対する反応であって、それを記録したものではないの」
「Lexicon」
『Sorry I Haven’t Called』は後日、アルバムレビューでご紹介しています。こちらからお読みください。
Vagabon 『Sorry I Haven’t Called』
Label: Nonesuch Records
Release: 2023/9/15
Tracklist:
1. Can I Talk My Shit?
2. Carpenter
3. You Know How
4. Lexicon
5. Passing Me By
6. Autobahn
7. Nothing To Lose
8. It’s a Crisis
9. Do Your Worst
10. Interlude
11. Made Out With Your Best Friend
12. Anti-Fuck
Vagabon 2023 Tour Dates:
Jul 12 – New York City – Hudson Yards
Jul22 – Chicago, IL – Pitchfork Music Festival
Oct 20 – Chicago, IL – Lincoln Hall
Oct 21 – Detroit, MI – El Club
Oct22 – Toronto, ON – Velvet Underground
Oct 26 – Boston, MA – Crystal Ballroom at Somerville Theatre
Oct 27 – Philadelphia, PA – Underground Arts
Oct 28 – Hamden, CT – Set Space Ballroom
Oct 29 – Washington, DC – The Atlantis Oct 31 – Barcelona, ES – Sala Apolo ^
Oct 2 – Lyon, FR – Le Transbordeur ^
Nov 3 – Milan, IT – Alcatraz ^
Nov 4 – Lausanne, CH – Les Docks ^
Nov 6 – Berlin, DE – Astra Kulturhaus ^
Nov 7 – Utrecht, NL – TivoliVredenburg – Grote Zaal ^
Nov 8 – Paris, FR – Pitchfork Music Festival Nov 9 – Antwerp, BE – De Roma ^
Nov 11 – Glasgow, UK – Old Fruitmarket ^
Nov 12 – Leeds, UK – O2 Academy ^
Nov 13 – London, UK – Pitchfork Music Festival
Nov 14 – Nottingham, UK – Rock City ^ Dec 6 – San Francisco, CA – The Independent
「川上弘美とジェイソン・モリーナがここに住んでいる。Jia Tolentinoもそうだと思う。光を手に持とうとする。確かに何十年もかけて繰り広げられる悪いいたずらとして。シャ・ラ・ラしか出てこないこともある。何年か前のライブの後、バンの中で”Putting On Airs”を聴いて、ツアー全体がちょっとだけ溶けてしまったのを覚えています。最後にあなたとマイクを共有できて光栄です、ER。もし私が光を見たなら、私は知ることができるだろうか?」
昨年、Slaughter Beach, DogはTrace MountainsとAnika Pyleとコラボして「Just Like Me」という曲を制作した。
QOTSAは、ストーナーロックバンド、Kyuss(カイアス)のメンバーだったジョッシュ・ホーミを中心に1997年に結成される。早くも2000年にはInterscopeから初期の傑作『Rated R』をリリースし、NMEがベスト・アルバムに選出し、一躍注目を浴びるようになる。このアルバムにはストーナー・ロックの傑作「Feel Good Hit~」が収録されている。
次に発表したアルバム『Songs For The Deaf』でバンドは商業的に大きな成功を収め、USチャートで最高14位を獲得し、全世界で100万枚以上の売上を記録。この年、世界的なロックバンドとして知られるようになった。2004年にはオリジナル・メンバーだったオリヴェリが脱退する。以後、次に発表された『Lullabies To Paralyze』では、USチャート初登場5位を記録した。
2007年以後は新作のリリースが途絶えていたが、2013年にマタドール・レコードに移籍し、『...Like
Clockwork』をリリース、Billboard Hot 200で一位を獲得。さらに2017年には『Villains』を発表した。
今年に入り、QOTSAは待望の新作アルバム『In Times New Roman...』のリリースを発表した。先日、フロントマンのジョシュ・ホーミはRevolverのインタビューで癌の手術を受け、治療中であることを明かしている。
ニューアルバム『In Times New Roman...』は、ジョシュ・ホーミのPink Duck Studio(現在は退去)とRick
RubinのShangri-Laで録音・ミックスされた。バンドがプロデュースし、QOTSAの2013年のアルバム『...Like
Clockwork』でグラミー賞に2度ノミネートされたマーク・ランキンがミックスを担当した。
現在、ロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライタ、Arlo Parks(アーロ・パークス)が自身初の著書「The Magic Border」を発刊することが決定しました。新刊書籍は『The Magic Border: Poetry and Fragments from My Soft Machine』と題され、9月12日にHarper Collinsから刊行される予定です。
リバプール出身のシンガーソングライター、Pixey(ピクシー)は、Tayo Soundのボーカルをフィーチャーしたニューシングル「Daisy Chain」をリリースしました。この曲はChess Club Recordsから発売された。
この曲についてエリザベス・ヒルズドンは、次のように説明しています。「『Daisy Chain』は、夏に向けて書かれた太陽のようなキラキラした曲です。レンが愛した『Steal My Sunshine』に敬意を表したいとずっと思っていたので、このノスタルジックなサンプルを再現し、再構成することで新たな命を吹き込むことにしました。私がプロダクションに入るきっかけとなったサンプルなので、再現できて光栄です。『Daisy Chain』は、サンプル、ブレイク、ノスタルジー、そして重要なこと、太陽の光など、私のプロジェクトを象徴するものすべてです」
「ツーステップさえ感じられれば、どんなダンスも可能ですよ! 踊る心に合わせて体が動くだけでいい♡ 心の鼓動に合わせて体が動けば、世界は自分が思っているよりも小さく、すべての問題は見た目よりも簡単だと気づくはずです。だって、ツーステップと音楽はこの世界で最高のコミュニケーション方法なんだから♡ Let it START!」
本作は、アーティストが最初のプレスリリースでほとんど誰も解き明かすことの出来ない謎解きを明示したことからも理解できるように、ミステリーのような魅力に満ちたアルバムなのだ。実際にそれはそれほど英語の文法に詳しくないリスナーにもそれらの不可思議な雰囲気、現実感に根ざした幻想性をこのアルバムを通じて捉えることが出来るだろうと思う。レビューすることがとても難しいのだが、ただひとつ、このきわめて難解な作品を解題する上での鍵が隠されている。それは、Paste Magazineが指摘するように、This Is The Kitとしてシンボリックな意味を持つ三作目のアルバム『Bushed Out』で見られた歌詞の反復がこのアルバムの主要なイメージを形作り、それがそのまま、この五作目のアルバムの主要なテーマとなっているということである。
Kate Staplesは、ギターを中心に軽妙なフォーク・ミュージックを書くが、Beggers Groupの紹介写真を見てもわかるとおり、バンジョーを始めとする楽器も演奏する。Staplesの書くフォーク・ミュージックは、ケルト、アイリッシュ等、イギリスの古典的なフォーク・ミュージックを基調としている。しかし、その上に乗せられる淡々としたシンガーソングライターの歌が奇妙な感覚を聞き手に与える。それは喜びを歌うのでもなく、憂いを歌うのでもない、鋭い現実主義に裏打ちされている。ケイト・ステープルの歌詞には、グローバリズムとは別の「世界市民」としての性質が表層の部分に立ち表れ、フランス語、英語というヨーローパの二つの主要な言語をよく知る音楽家としての鋭い言語性がフォークミュージックに乗り移っているという感じである。 このアルバムで展開される音楽は、つまり、コスモポリタニズムが象徴的に示されている作品と読み解くことが出来る。それは時に柔らかではあるが、鋭い感覚を持って聴覚に迫ってくる場合もあるのだ。
This Is The Kitのようなシンガーソングライターは、ニュージーランドのAldous Hardingsをはじめ、他にも存在する。こういったアーティストに共通することがあるとすれば、自身をミュージシャンだけが職業であるとは考えていないということである。しかし、それは職業性を規定しない自由な感覚を象徴しているとも解釈出来る。ケイト・ステープルの音楽に専門性という意味を与えないこと、それはこのアルバムを聞く上でとても重要なことなのだ。つまり、オープニング曲「Goodbye Bite」から始まり、アルバムの序盤に収録されている自由性が高い楽曲は、金管楽器が導入され、ジャズのようなムードすら漂わせているが、それは音楽のジャーナリストたちの目を惑乱させ、またその本質を目眩ましするような、いわばナンセンスな感覚が繰り広げられていく。例えば、それはフランツ・カフカが役所勤めの後に書きあげた公に発表する見込みのない遊びの小説のようなもので、(カフカの作品には、実は、ユダヤ主義のシオニズムの概念が暗喩的に込められてはいるものの)何らかの意味を求めようとも、そこにはほとんど何も見つからず、どれだけ深くメタファーの森の中を探索しようとも、利益主義者が求めるような何かが見つかることは考えづらいという始末なのである。ただ、虚心坦懐に何かを楽しむということのほかに優先すべき重要な事項があるのだろうか??
This Is The Kitの5作目のアルバムは、序盤こそ、柔らかいケルト音楽やアイリッシュ・フォークを基調としたいくらかつかみやすい音楽が展開されていくが、アルバムの中盤から終盤にかけて、ミュージシャンの志向する抽象主義は深度を増していく。タイトル曲こそ比較的聴きやすく親しみやすいモダンなフォークミュージックが展開されているが、終盤では、やはり打楽器を生かしたアヴァンギャルドな方向性を交えた楽曲が多い。メロディーの良さを探そうとも、アトモスフィアとしての心地良さを探そうとも、また、ムード感のあるジャズ的な甘美さを探そうとも、それは部分的に示されているものに過ぎず、実はそこに主眼が置かれているわけではないことがわかる。
もしかすると、そういった意味のある作品から徹底して乖離した商業主義における「不利益性」を示したのが、このアルバムの正体なのであり、それはまたモダン・アートにも通じるような芸術形態の極点とも称すべきものである。シュールレアリスティックな雰囲気に彩られた奇妙なフォークミュージックの通過点を、ケイト・ステープルは、『Careful Of Your Keepers』を一地点として通り過ぎようとしているが、タイトル曲を始めとするアルバムの多くの収録曲には、制作者の物質主義への間接的な疑問や、利益主義に対する疑問が、柔らかく呈されているように思えてならない。
この曲は、Young Thugとの「Run」、El-Pとthankugoodsirとの「Don't Let the Devil」、「Motherless」に続く、ニューアルバム『MICHAEL』の最後のシングルである。また記事ではご紹介できませんでしたが、以前に「Talk'n That Shit」を公開しています。亡き母に捧げられた印象的なシングル「Motherless」でボーカルを担当したEryn Allen Kaneもこの新曲でフィーチャーされているようです。また、キラー・マイクは最新号のSPINのカバーアートを飾っています。