2018年に最初のEPをリリースして以来、ヘイリー・ウィリアムスの2020年のデビュー・プロジェクト『Petals For Armor』の「Roses/Lotus/Violet/Iris」に集い、昨年のアルバム『Little Oblivions』からジュリアン・ベイカーのシングル「Favor」で何度も一緒に仕事をしている。
ロンドン公演には、RUSHのGeddy Lee(ゲディー・リー)とAlex Lifeson(アレックス・ライフソン)、Led ZeppelinのJohn Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)、Liam Gallagher(リアム・ギャラガー)、QueenのRoger Taylor(ロジャー・テイラー)とBrian May(ブライアン・メイ)、NirvanaのKrist Novoselic(クリス・ノヴォセリック)、The PoliceのStewart Copeland(スチュワート・コープランド)など、オールスターのゲストが参加する予定です。Jane's Addictionのクリス・チャーニー、Queens of the Stone Ageのジョッシュ・ホーミ、他にも、アラン・ヨハネス、Pretendersのクリッシー・ハインド、デイヴ・シャペル、クリス・ロック、ナンディ・ブッシェル、ナイル・ロジャース、ウルフガング・ヴァン・へーレン、オマー・ハキム、ホーキンスのカバーバンド・シェビーメタルのメンバーなどです。
9月27日には、ロサンゼルスのキア・フォーラムで2回目のトリビュート・コンサートが開催される予定。そのラインナップも同様に大規模で、RUSHのGeddy Lee(ゲディー・リー)とAlex Lifeson(アレックス・ライフソン)、Alanis Morissette(アラニス・モリセット)、Miley Cyrus(マイリー・サイラス)、Led ZeppelinのJohn Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)、Red Hot Chili PeppersのChad Smith(チャド・スミス)が出演することが確認されています。
ロサンゼルス公演には、Rage Against The Machineのブラッド・ウィルク、Queenのブライアン・メイとロジャー・テイラー、Nirvanaのクリスト・ノヴォセリック、さらに、ナンシー・ウィルソン、Queen Of The Stone Ageのジョシュア・オム、ジョン・セオドア、アラン・ヨハンネス、ジョーン・ジェット、P! NK、The Policeのスチュワート・コープランド、Jane's Addictionのクリス・チャーニー、KISSのジーン・シモンズ、Mötley Crüeのニッキー・シックス、さらに、マーク・ロンソン、オマー・ハキム、リアン・ライムス、シェビー・メタルが参加。
Jack Whiteが週末のツアーでNirvanaの「Heart Shaped Box」をカバーした。ホワイトは2022年に2枚のアルバムをリリースし、その過程でRough TradeのAlbum Of The Yearを受賞している。彼のSupply Chain Issues Tourは世界中を回っており、イギリス公演は息を呑むような評価を得ているという。
マレーシアでは、11月16日(水)夜、2,500人収容のZepp Kuala Lumpurでライブを行いました。
高田みどりの23年ぶりの新たなソロの素材をフューチャーした作品は、ジュネーブのMEG Museumと共同でWRWTFWWを通じて発売されます。「You Who Are Leaving To Nirvana」については、1983年の「Through The Looking Glass」のリイシュー盤となります。真言宗の僧侶の集団と共に高野山で録音が行われた伝説的な作品です。ここで、パーカッション奏者の高田みどりは、仏教の典礼歌を作品の中に取り入れています。
一方、同時にリリースがなされる予定のアルバム「Cutting Branches For A Temporary Shelter」は、仏教音楽ではなく、アフリカの民族音楽に高田が挑戦した意欲作。これは、アフリカの民族音楽に対する高田の深い敬意と憧憬が込められ、それがクロニクルを介して忠実な再現が行われた作品。
1983年、パヴィットは、エヴァーグリーン州立大学を卒業後、シアトルに転居する。それほど時を経ず、「Fall Out Records」というレコードショップを開店する。 「Fall Out Records」は、シアトルのキャピトル地区で最初のインディーレコードショップとなった。彼は、このレコード店を経営する傍ら、執筆活動にも精励するようになり、雑誌「The Rocket 」に「Sub Pop USA」というコラムを掲載しはじめる。これは、彼がエヴァーグリーン州立大学時代に発行したファンジン「Subterranean Pop」の雑誌の続編の意味を持ち、月間コラムの形式で掲載され、この雑誌の購読者の間では「インディーミュージックの聖書」という愛称で親しまれていた。
特に、最初期において、サブ・ポップは、画期的なビジネススタイルを取り入れていた。驚くべきことに、時代に先んじて、1980年代に、毎月、レーベルからリリースされる新しいシングル作をメールで配信するサービス(サブスクリプション方式)を取り入れていた。この事例は、世界で最初のサブスクリプション方式ではなかっただろうか? このサブスクリプションサービスは「Sub Pop Club」と名付けられて、ピーク時には、約2000人の購読者を獲得していた。
To summarize this year, my impression is that the total number of releases in 2023 was not as large as last year at the opening of the pandemic. This may perhaps be attributed to the fact that the distribution of records production was stalled in 2021 due to lockdowns, etc., and the releases were stretched out to the following year.
On the surface, my impression is that there were definitely more high-profile and big artist releases last year. This year, there were more than a few weeks where you could find an album of the week and there were only one or two buzzworthy releases.
With Taylor Swift's global influence, it was a year that also saw a number of unique artists emerge overseas. In the mainstream, a supergroup of solo artists, boygenius, Geffen Records' new signature artist, Olivia Rodrigo, the new signatory of Geffen Records, may give the impression that the future fate of the music scene depends on their appearance. On the other hand, in the underground music scene, Anti, Matador, 4AD, City Slang, and Merge, among others. Regardless of genre, many "hidden gems" appeared this year. If anything, it is more than just recognizable after one listen,Rather, it seems that there were many works whose true value could not be appreciated unless one listened to them carefully.
As a result of reviewing many of the albums this year, I have the impression that the music itself was divided into two groups: those who sought individual popularity, and those who were more interested in the diversity and crossover nature of the music itself. I also realize that music is a rare medium of expression that can realize the unrealizable in reality.
We would like to express our sincere gratitude to the many readers both in Japan and overseas who have supported us this year. We would also like to express our deepest gratitude to all those who sent us information on releases and live performances. Above all, to all the artists who work hard every day on their productions, we wish you a happy Christmas and New Year.
Thank you very much for your continued support of Music Tribune in the coming year!
The site cannot withstand the buffer, so we will publish it in installments.
昨年末、デビュー・シングル「Docking The Pay」で、ドライブ感のあるハードロックサウンドを引っ提げて、ささやかなデビューを飾ったコレクティヴ、CVCは、今年、デビューアルバムで飛躍を遂げた。ビンテージ・ソウル、ファンク、ロックといったメンバーの音楽的な影響を持ち寄り、それらをコンパクトなサウンドにまとめている。
本作は、デビューシングル「Docking The Pay」に加え、「Hail
Mary」、「Winston」、「Good Morning
Vietnam」等、粒揃いの楽曲を収録したファーストアルバム。デビュー当時、彼らは、ラフ・トレードに提出したプレス資料の中で、「ウェールズを飛び出し、海外でライブをするようになりたい」と語っていましたが、その夢はすでに実現し始めている。小規模のスペースではありながら、NYCでのライブを実現させている。今後、どのようなバンドになるのか非常に楽しみ。
Best Track 「Hail Mary」
The Murder Capital 『Gigi's Recovery』
Label: Human Session Records
Release: 2023/1/20
Genre: Alternative Rock
The Murder Capitalはアイルランド/ダブリンの四人組。元々はポスト・パンクサウンドを引っ提げてデビュー・アルバムをリリースした。
加えて、アブラハムの咆哮に近いエクストリームなメインボーカルと、分厚い編成によるコーラスワークの合致は、驚くべき美麗な瞬間を呼び起こす。エンジンが掛かるのに時間がかかるが、アルバムの中盤から終盤にかけてアンセムが多い。「Lords
Of Kensington」、「Falling Right Under」、「One Day」をはじめ、Hot Water
Music、Samiam、JawbreakerのようなUSエモ・パンクの精髄を受け継いだ「Cicada」も聴き応え十分。無骨なハードコアサウンドの中にあるメロディ性や哀愁のあるエモーションは、バンドの最大の魅力に挙げられる。
以後、ポラチェクはロンドンに滞在し、ダニー・L・ハーレと『Desire, I Want to Turn Into You』の制作に取り組んだ。彼女はアルバムを"他のコラボレーターがほとんど参加していない
"ハーレとの主要なパートナーシップであると考えた。2021年半ばまで、ポラチェックはロンドンでアルバムの制作を続け、ハーレやコラボレーターのセガ・ボデガと共にバルセロナに一時的に移住した。
ポラチェックは勇敢に人生を受け入れ、制作に取り組んでいる。バルセロナの滞在は『Desire,I
Want To Turn Into
You』の音楽性にエキゾチズムを付加することになった。旧来の楽曲のポピュラー性とアーバン・フラメンコ等の南欧の音楽が合致し、オリジナリティー溢れる作風が確立。アルバムに充溢する開放感のある雰囲気は、アーティストの未知なる魅力の一端を司っている。
「Pretty
Is Possible」を筆頭に、ダンス・ミュージックを反映したモダンなポップが本作の骨格を形成する。一方、「Hopedrunk
Everasking」に見受けられるナイーブな曲も聴き逃せない。その他、「Somke」、「Butterflly
Net」を始めとするソングライターとしての着実な成長を伺わせる曲も収録。
オープニングを飾る「Fingers of Steel」
のドライブ感のあるポスト・パンクサウンドに加えて、エモの質感を持つ叙情的でメロディアスな曲調が彼らの強み。他にも、変拍子を交えた「Six
Pack」はオリジナルパンクとしても聴けるし、プログレッシヴ・ロックとしても楽しめる。
中盤にも、良い曲が多く、Pavement、Guided
By
Voicesに近いオルタナティヴとエモの風味を加えた「Adderall」は、素晴らしいロックソング。きわめつけは、ブラー、オアシスの最初期を彷彿とさせるブリット・ポップを緊密なスタジオ・セッションに近い形で収録したクローズ曲「All The People」は、彼らが昨年からライブで温めてきたもので、Shameの新たな代名詞が誕生した瞬間。アルバムを聞き終えた後、ロックの素晴らしさと温かみに浸れること間違いなし。
Best Track 「All The People」
Live Vesion
Yazmin Lacey 『Voice Notes』
Label: Own Your Own
Release: 2023/3/3
Genre: R&B/ Reggae
Yazmin Laceyの「Voice Notes』は、UKのR&B/レゲエの注目のアルバム。デビューアルバム『Voice Notes』は、ヤズミン・レイシーの人生の瞬間をとらえた重要な記録。Black
Moon(2017年)、When The Sun Dips 90 Degrees(2018年)、Morning
Matters(2020年)という3枚のEPに続く本作は、3部作の一つに位置づけられている。
オーケストレーションを用いた「Meditations
on a Place」、ボーカリストとしての進化を意味する「Autumn Leaves Don't
Come」も聞き逃せない。デビューEP「Antidotes」以降の音楽性は、アルバムのクローズ曲「Something Other Than
You」において、ひとまず集大成を迎えたと見て良さそうだ。
Best Track 「Something Other Than You」
Lana Del Rey 『Did You Know That There's a Tunnel Ocean Blvd」
Label: Polydor
Release: 2023/3/24
Genre: Pop
米国では最も影響力のあるシンガーソングライター、ラナ・デル・レイ。先日発表されたグラミー賞では、主要部門にノミネートされた。『Did you know? ~』のアートワークとタイトルーー地下トンネルの存在とジュディー・ガーランド扮するアーティストーーには暗示的なメッセージが含まれている。
「A&W」における映画音楽を彷彿とさせる音楽性に関しても、作品全体に堅固な存在感とポップスとしての聴き応えをもたらしている。以前、コラボ経験のあるFather
John Misty,そして同じく、2023年度のグラミー賞にノミネートされたJon Batisteの参加も聴き逃せない。この上なく洗練されたポピュラーミュージックの至宝。年代を問わず幅広いリスナーに推薦したいアルバム。
ゴスペル風の作風に挑戦したオープナー「Without You Without Them」、すでにライブ等で定番といえる「Cool About It」、「Not Strong
Enough」等、インディーロック、フォーク、ポップスを軽やかにクロスオーバーしている。もちろん、フィービー・ブリジャーズのソングライティングにおける繊細でエモーショナルな感覚も内在している。アルバムの中で唯一、ポストロック的なアプローチを図った「$20」もクール。洋楽のロックの初心者にこのアルバムを推薦したい。
3rd Secretは、Nirvanaのベーシスト、クリス・ノヴォセリック、Soundgardenのギタリスト、キム・テイル、Pearl Jamのドラマー、マット・キャメロンを中心に結成され、グランジのバンドの最重要メンバーが含まれています。また、このグランジシーンの中心人物の三人に加え、ワシントンDCハードコアシーンの黎明期を牽引したVoidのギタリストを務めていたBubba Dupee,そして、クリス・ノヴォセリックのサイドプロジェクトとして活動していたバンド、Giants In The Treesに参加していたジェニファー・ジョンソン、ジュリアン・レイの二人も参加しています。
クリス・ノヴォセリック、キム・テイル、マット・キャメロンが率いるこのスーパーグループは、「Rhythm of the Ride」のビデオを公開しました。この曲は、エリック・フレンドがレコーディングし、シアトルの長年のプロデューサーであるジャック・エンディノがミキシングを手掛けています。
デビューアルバムからのカットされた最初の曲「Rhythm of the Ride」のビデオクリップでは、クリス・ノヴォセリックがジリアン・レイとジェニファー・ジョンソンの2人のボーカリストとアコースティックギターをステージで演奏している姿が映されています。この映像は、ワシントン州ナセルにある「Murky Slough Studios」で撮影され、クールな背景が追加されています。
バンドは、4月11日にデビューアルバム「3rd Secret」をリリースしています。ノヴォセリックとキャメロンは、スタジオに滞在している間、秘密のコラボレーションを予告しており、セッションの写真をソーシャルメディア上で公開しました。その後、3rd Secretは、4月18日にシアトルの「The Museum of Pop Culture」で記念すべき初ライブパフォーマンスを行っています。
それがどのような結果となったのかは、2ndアルバムが雄弁に物語っている。カントリー/ブルーグラスをパンクとして再解釈した「Magic Toy Missing」、ジョニー・キャッシュのようなフォーク/カントリーをロカビリー風にアレンジした「Lost」、そして、後にニルヴァーナがMTVでアコースティックバージョンとしてカバーする「Plateau」、「Lake Of Fire」、さらにはヒッピーの暮らしと彼らの信ずるジャンクな神様に対する信仰を描いた「New Gods」、さらにはローリング・ストーンズを無気力にカバーした「What To Do」といった唯一無二のパンクロックソングが生み出されることになった。また、オーロラの神秘性をメキシカンな雰囲気で捉えたインストゥルメンタル曲「Aurora Borealis」は空前絶後の曲である。何かこれらの音楽には、度数の高いテキーラ、メキシカン・ハット、タコス、そして、サボテンというものがよく似合う。これらのアリゾナや国境付近の砂漠であったり、テキサス/メキシコ音楽の影響を反映した奇妙なエキゾチズムが、生前のカート・コバーンの心を捉えたであろうことはそれほど想像に難くない。
近年のMeat Puppets
その後、ミート・パペッツは、カート・コバーンの紹介もあり、いくらかシニカルなユニークさを交えたロック・ミュージックへと方向性を転じ、多作なロックバンドとして知られることに。そして、シンプルなロックバンドとしての商業的なピークは、MTVアンプラグドの翌年、94年の「Too High To Die」に訪れる。しかも、このアルバムは、それまでのジャンクロック/カオティックハードコアとは異なり、SoundgardenやAlice in Chainsに近いグランジっぽい音楽性を含んでいた。
94年といえば、ローリング・ストーン誌の有名なカバーアートを飾った後、コバーンが死去した年である。そして、「Too High To Die」が発売されたのはコバーンが死去する3ヶ月前のこと。アルバムのタイトルについて考えると、こじつけのようになってしまうが、ミート・パペッツはシアトルのMelvinsよりもはるかにニルヴァーナと近い関係にあるようにも感じられる。ニルヴァーナは知っているけれどミート・パペッツを知らないという方は改めてチェックしてみてほしい。