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シカゴのソングライター、Lala Lalaとしても知られるLillie West(リリー・ウェスト)が、自身初の名義でのプロジェクト、インストゥルメンタルアルバム『If I were a real man I would be able to break the neck of a suffering bird』を発表した。アルバムは4月5日(金)にHardly Artよりリリースされる。


このアルバムはアイスランドで録音された。公式の声明で、リリー・ウェストはこう語っている。


「『If I were a real man I could break the neck of a suffering bird』の大半は、2022年1月、アイスランドのSeyðisfjörður(セイジスフィヨルズル)にあるLungA Landでの滞在中に書かれ、レコーディングされた。Seyðisfjörðurはアイスランドの東海岸にある人口約650人の町、冬の間は太陽がフィヨルドに入ることはない」

 

「プログラム期間中、他の研修生と私は、ナイフ作り、吹雪の中でのバックパッキング、アイスランドのハーブ、地質学、歴史についての学習、ライムグラスをテーマにした夕食会、外での寝泊まりなど、さまざまな活動に参加した。また、氷、草、水、岩、雪、動物、人々など、町周辺の環境をフィールドレコーディングした。」


「インストゥルメンタル・アルバムを作ろうとは考えたこともなかったし、これらのフィールド・レコーディングをするつもりもなかった。そのため、このプロセスはとても自然で、有機的で、ほとんど私的なものに感じられた。この音楽が、私がセイジスフィヨルズル(Seyðisfjörður)の風景で感じたリズム、揺れ、そして、つながりを呼び起こすことができればと思う」

 

 

アルバムのリードシングル「holyholyholy」が配信されている。ヒーリング・ミュージックやアンビエント、エレクトロニックの中間点にある癒やしのトラックである。以下からチェックしてみよう。

 

 

「holyholyholy」

 



Lillie West 『if i were a real man i would be able to break the neck of a suffering bird』


Label: Hardly Art

Release: 2024/ 04/05


 Tracklist:


1. 1

2. holyholyholy

3. weather report [feat. YATTA]

4. lunga [feat. Baths]

5. lymegrass

6. rivur

7. mirror

8. lunga2

 

©Alexis Aquino

オーストラリア出身のシンガー・ソングライター、Phoebe Go(フィービー・ゴー: 本名フィービー・ルー)は、近日発売予定のデビューアルバムを発表した。サイモン・ラム(Charli XCX、Cub Sport)との共同プロデュースによる『Marmalade』は、AWALから5月17日にリリースされる。最近のシングル「7 Up」と 「Something You Were Trying」を収録している。


「曲は傷つきやすく、同時に勇敢でありたかった。人生にはいろいろなことがあった。それは一瞬の出来事なんだ。このアルバムを作りたいという思いは、それに対する恐れよりも常に大きかったんだと思う」


彼女はさらに、「これらの曲に取り組むことは、はけ口であり、私が前進するのを助けてくれた」と付け加えた。


新曲「Leave 」は、ルーの典型的な渋いテクスチャーを引き出しており、サビの冒頭の質問にユーモアがある。"私を置いてくつもり?"と彼女は歌い、葦のようなギターのレイヤーの中でクールで冷静なヴォイスが続く。


「"Leave "は、ある意味、自己を麻痺させることなの」とシンガーソングライターはこの曲について語った。

 

「この曲は、恐怖のために心を閉ざし、それを実行することについて歌ってる。その感覚、つまり、絶望と解離を表現したかった。私の人生の中で、ある種の麻痺を感じてた時期について歌っているの。ちょっと辛辣で、両刃の刃のような曲なんだけど、ある意味この曲は謝罪の曲でもある」

 

 

 「Leave」



Phoebe Go『Marmalade』




Label: AWAL Recordings

Release: 2024/ 05/17


Pre-save/ Pre-add:


https://phoebego.ffm.to/marmalade



©Rocket Weijers


メルボルンのフューチャーソウルグループ、ハイエイタス・カイヨーテ'(Hiatus Kaiyote)は、ニューアルバム『Love Heart Cheat Code』を発表した。Brainfeeder/Ninja Tuneから6月28日にリリースされる。注目のリリースなので、ぜひとも発売日を抑えておきたい。

 

2021年の『Mood Valiant』に続くこのアルバムは、先にリリースされた「Everything's Beautiful」に続くシングル「Make Friends」がリードしている。アルバムのアートワークとトラックリストは下記よりチェック。


この曲について、ヴォーカルのナオミ・"ナイ・パーム"・サーフィールドは声明でこう語っている。

 

「私の人生における女性たちから、男性たち、そして私のノンバイナリーな友人たちに至るまで、私が愛する人たちの様々な例を表現したかったの」


「私は最大主義者なの。私は何でも複雑にしてしまう。でも、人生でいろいろなことを経験すればするほど、リラックスして奔放になれる。このアルバムは、私たちがそれを明確にした結果だと感じている。曲が複雑さを必要としないのであれば、複雑さを表現する必要はなかったの」


「Make Friends」

 


Hiatus Kaiyote 『Love Heart Cheat Code』


Label: Brainfeeder/ Ninja Tune

Release : 2024/06/28


Tracklist:


1. Dreamboat

2. Telescope

3. Make Friends

4. BMO is Beautiful

5. Everything’s Beautiful

6. Dimitri

7. Longcat

8. How To Meet Yourself

9. Love Heart Cheat Code

10. Cinnamon Temple

11. White Rabbit

 


シカゴのエクスペリメンタル・フォーク・デュオ、Gastr Del Sol(デイヴィッド・グラブスとジム・オルーク)が、90年代以来のアルバム『We Have Dozens of Titles』を5月24日にドラッグ・シティからリリースすると発表した。

 

ガスター・デル・ソルはCAKE、Tortoise、また、Touch &Goに所属するバンドと並んで、シカゴ音響派として知られる。この一派は、ケンタッキーのルイヴィルのバンドとともにポスト・ロックの源流を形作った。その中には、Slint、レイチェル・グリムスのRachel'sなどがいる。これらはポスト・ロックを知るために避けて通ることが出来ないグループ。特に、ポスト・ロックを演奏するにあたって、『Upgrade & Afterlife』を聞かないのはモグリというしかない。


ドラッグ・シティのプレス・リリースによれば、アルバムは「これまで未収録だったスタジオ録音と美しく捉えられた未発表ライヴ・パフォーマンスの集合体」であり、「彼らの本領であった流動性への広々とした頌歌を形成している。


1997年のビクトリアヴィル国際音楽祭でのガストル・デル・ソルの最後のライヴで、CBCのアーカイブに保管されていた "The Seasons Reverse "のライヴ・ヴァージョンをチェックできる。『We Have Dozens of Titles』のトラックリストとアートワークを以下でチェックしよう。

 

近年、オルークはソロ・アルバムをリリースしてきた。その中には映像作品のサウンドトラック提供作品が含まれている。オルークは最近、パート・バカラックのカヴァーアルバム「All Kind of People」にも参加。カヴァーアルバムには他にも、細野晴臣、カヒミ・カリィ、やくしまるえつこ(相対性理論)、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、作家の中原昌也などコアなメンバーが参加している。

 

ガスター・デル・ソルのリイシュー的な意味を持つニューアルバムのアートワークは、ペンシルバニアの伝説的なポストロックバンド、Helmetに由来を持ち、以後、WarpのBattlesに分岐する”Don Cabarello”が1998年に発表した『What Burns Never Returns』に対するオマージュだと思われる。 

 




Gstr Del Sol 『We Have Dozens of Titles』



Label: Drag City

Release: 2024/05/24

 

Tracklist:


1. The Seasons Reverse (live)

2. Quietly Approaching

3. Ursus Arctos Wonderfilis (live)

4. At Night and at Night

5. Dead Cats in a Foghorn

6. The Japanese Room at La Pagode

7. The Bells of St. Mary’s

8. Blues Subtitled No Sense of Wonder (live)

9. 20 Songs Less

10. Dictionary of Handwriting (live)

11. The Harp Factory on Lake Street

12. Onion Orange (live)


アルバムのジャケットより

バーナード・バトラーは、ブリットポップのレジェンド、スウェード(Suede)の最初の2枚のアルバムでギタリストを務め、マカルモント&バトラーなどのプロジェクトにも参加していた。バトラーは25年ぶりの新作ソロアルバム『Good Grief』を発表、ファースト・シングル 「Camber Sands」を公開した。『Good Grief』は355 Recordingsから5月31日にリリースされる。


2022年、バトラーは高名な女優ジェシー・バックリーと組み、アルバム『For All Our Days That Tear The Heart』を発表した。

 

彼はスウェードの創設メンバーであり、1993年のセルフタイトル・デビュー作と1994年のオールタイム・クラシック『Dog Man Star』(そして当時の彼らの素晴らしいB面曲の数々)に参加した。

 

スウェードを脱退した後、彼はシンガーのデヴィッド・マカルモントとともに音楽デュオ、マカルモント&バトラーの一員として2枚のアルバムをリリースした。

 

2004年、バトラーはスウェードのブレット・アンダーソンと再結成し、ザ・ティアーズを結成、2005年のアルバム『Here Come the Tears』をリリースした。また、プロデューサーとしても様々なアーティストと仕事をしている。

 

しかし、バトラーのソロ・アルバムは1998年の『People Move On』と1999年の『Friends and Lovers』の2枚しかない。


バーナード・バトラーは声明の中で、このアルバムについてこう語っています。「しばらくの間、私は傷つき、怯えていた。私は多くの音楽に夢中になり、喜びを感じていた。ただそこにいることが、自分が望んでいた以上のことだと気づいた」

 

「私は他の人々に多くを与えたが、私の物語は、私が何であるかよりも、むしろ私が何であったかによって定義されることに気づいた。私は自分自身に、控えめな商業的目標と、期待に満ちた創造的目標を設定した」

 

 

「Camber Sands」





Bernard Butler 『Good Grief』

 


Label: 355 Recordings

Release: 2024/05/31


Tracklist:


1. Camber Sands

2. Deep Emotions

3. Living the Dream

4. Preaching to the Choir

5. Pretty D

6. The Forty Foo”

7. London Snow

8. Clean

9. The Wind

 


デビューEP「In Her Dream」が「ファナ・モリーナやアントニオ・ロウレイロを想起させる」と評されるなど注目を集めた''marucoporoporo''。数年間の沈黙を経て、ついにファーストアルバムをFLAUから5月15日にリリースする。


アルバムの最初の先行シングルとなる「Cycle of Love」は、命の循環をテーマにした新作の幹となる、メロディアスなエスノ・アンビエント・フォークともいえる楽曲。日本人ばなれした歌唱力と抽象的な音像の中にじんわり溶け込むハートフルなボーカルが神秘的な雰囲気を生み出す。その歌唱力の透明感美麗なナチュラルさは北欧のアイスランドのシンガーに比するものがある。


独自の変則チューニングから繰り出されるアコースティック・ギター、そして唸るような低音から透き通るハイトーンまでを行き来する美しい歌声、深遠な水の底まで落ちていくかのようなドリーミーなアンビエンスが、唯一無二の世界を形作っている。先行シングルの視聴、及び配信リンクは下記より。

 





「Cycle of Love」-Lead Single



Label: FLAU
Release:2024/3/27

Tracklist:

1. 「Cycle of Love」


Pre-save/Pre-add:(先行シングルの配信):

 https://marucoporoporo.lnk.to/ConceivetheSea



『Conceive the Sea』-Deview Album


Label: FLAU

Release: 2024/5/15

1. Conceive the Sea

2. Cycle of Love

2. Cycle of Love

3. From a Distance

4. Double Helix

5. Core

6. Tubulin

7. As I Am

8. Reminiscence


Pre-order(先行予約): 

https://marucoporoporo.lnk.to/ConceivetheSea

 


Velvet Undergroundのオリジナルメンバー、John Cale(ジョン・ケイル)が次作『POPtical Illusion』を発表し、そのリード・シングル「How We See The Light」を公開した。


遊び心溢れるアルバム・タイトルとは裏腹に、ケイルのわずか1年ぶりとなるセカンド・アルバムには、高評価された2023年発表のアルバム『MERCY』に見受けられたような、激しく詮索好きな怒りの感情がまだ含まれている。


『POPtical Illusion』では、ケイルは豪華なキャストを差し置いて、シンセサイザーとサンプル、オルガン、ピアノが入り組んだ迷路に一人で潜り込んだ。ケイルと長年のアーティスティック・パートナー、ニタ・スコットがロサンゼルスのスタジオで制作した『POPtical Illusion』は、まさにケイルがいつもそうしてきたように、未来に向かおうとする人の作品である。

 


「How We See The Light」


 

John Caleによる新作アルバム『POPtical Illusion』はドミノから6月14日にリリースされる。

 

 

John Cale 『POPtical Illusion』

 

Label: Domino

Release: 2024/06/14


Tracklist:


God Made Me Do It (don’t ask me again)

Davies and Wales

Calling You Out

Edge of Reason

I’m Angry

How We See The Light

Company Commander

Setting Fires

Shark-Shark

Funkball the Brewster

All To The Good

Laughing In My Sleep

There Will Be No River

 

Pre-add:

 

https://johncale.ffm.to/howweseethelight 


 


ロサンゼルスのシンガーソングライター、マリーナ・アレン(Marina Allen)が3rdアルバム『Eight Pointed Star』をFireより6月7日にリリースすることを発表した。

 

プロデューサーにクリス・コーエン(Chris Cohen)を迎えて制作されたこのアルバムには、ハンド・ハビッツ(Hand Habits)のメグ・ダフィー、ケーシー・ヨハンシングらが参加している。

 

「ネブラスカにまつわるイメージは、私にとっていつも鮮明だった。私の祖母がデイジーという名のポニーに乗って学校に通っていたことを、母が話してくれたんだわ。世界はこんなにも短い間に変わってしまったんだということを実感させられたと思う」

 

「私たちは『オズの魔法使い』を見ていて、ドロシーが私の遺産のように感じたの。家族の物語の多くは、自分が何者であるかを定義するもので、その多くは真実でなかったり、間違って聞いたり、ある一部分だけを受け継いだ誰かによって受け継がれた、ある一部分だけを受け継いだりする。私はそれを使って遊んでみたかった。私を中心に、これらのイメージが渦巻いていた」


アルバムからのファーストシングルは「Red Cloud」。これを聴く限り、『Eight Pointed Star』はマリーナらしい牧歌的なフォーク・サウンドを保ちつつも、従来の作品よりもモダンなサウンドのアルバムに仕上がっているようだ。ウェス・アンダーソンとのコラボレーターであるエリエル・フォードが監督した "Red Cloud "のミュージックビデオは以下から見ることができる。

 

「Red Cloud」



Marina Allen(マリーナ・アレン)の前作アルバムは『Centrifics』。このアルバムは週間のおすすめとしてご紹介しています。


Marina Allen 『Eight Pointed Star』


Label: Fire

Release: 2024/06/07 


Tracklist:

1. I’m the Same

2. Deep Fake

3. Red Cloud

4. Swinging Doors

5. Bad Eye Opal

6. Easy

7. Love Comes Back

8. Landlocked

9. Between Seasons


Pre-order:


https://marinaallen.lnk.to/EightPointedStarID


 

©︎Caylin Ofsanko

ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライター兼プロデューサーのスチュワート・ブロノーのプロジェクト、Lionlimbが新作アルバム『Limbo』を発表した。2021年の『Spiral Groove』に続くこの作品は、5月24日にBayonet Recordsからリリースされる。本日の発表では、リード・シングル「Hurricane」がリリースされた。アルバムのジャケットとトラックリストは以下からご覧ください。


「Hurricane』は、人間であることの不安や居心地の悪さから逃避し、フロー状態に入れるような感覚を探すことをテーマにしている。「創造性は助けになるし、もっと有害な方法もある。この曲は、そういったものに別れを告げることを歌っているんだけど、私はいつも次のものを探しているような気がするんだ。


BronaughはLimboの作曲、プロデュース、ミキシングを手がけ、Robin Eatonがレコーディング、Joshua Jaegerが生ドラム、Angel Olsenがヴォーカルを担当した。「音楽に取り組んでいる時は、自分の世界を作ろうとしているような感じなんだ。「どこかに存在したいという感覚なんだ。何かを表現して、自分の頭や体から抜け出そうとしているんだ」






Lionlimb 『Limbo』


Label: Bayonet

Release: 2024/05/24


Tracklist:


1. Sun

2. Hurricane

3. Underwater

4. Hiss

5. Dream Of You (feat. Angel Olsen)

6. Runaway

7. Two Kinds of Tears

8. Nowhere to Hide

9. Til It’s Gone

10. You Belong To Me

 


1980年、旧西ドイツ/クロイツベルク地区から発生した当然変異体、伝説的なインダストリアルバンド、Einstürzende Neubauten(アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテン)がニューアルバム『Ramps』(apm:alien pop music)を2024年4月5日にリリースする。インダストリアル界のレジェンドは、リードシングル「Ist Ist」を公開した。原始的なインダストリアルミュージックである。

  

1980年代はじめのクロイツベルク地区は、かつてトルコ系移民が移住し、政治的にも環境的にも混沌とした地区として知られていた。アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンはまさにこの旧西ドイツ時代のジャンク、インダストリアル、そしてノイズ性を象徴するようなグループ。

 

しかし、1980年代の象徴的なノイズサウンドを始めとする、かつてのアインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンの前衛性や既存の概念への長い挑戦は、ノイズやオルタネイトな要素こそあれ、長い時を経て、比較的聞きやすいポップ、親しみやすい音楽に変わったことがわかる。

 

「このアルバムで、私はいくつかの解決策を見つけ、従来にない方法で物事を定式化した。私は、音楽を通して知識を得ることができると信じている。ずっとそうだった。私は今もその信念に従っているんだ。今まで知らなかったことを音楽の中から見出す。そして知らなかったことを歌う。それが真実だとわかる何かを。あるいは、これを一段低くするため、少なくとも意味があるものをね」   

 

Einstürzende Neubauten

 

 

 「Ist Ist」





Einstürzende Neubauten 『Ramps (apm: alien pop music)』




Tracklist:


1. Wie lange noch?

2. Ist Ist

3. Pestalozzi

4.  Es könnte sein

5. Before I Go

6. Isso Isso

7. Besser Isses

8. Everything will be fine

9. The Pit of Language

10. Planet Umbra

11. Tar & Feathers

12. Aus den Zeiten

13. Ick wees nich (Noch nich)

14. Trilobites

15. Gesundbrunnen

 

 

Tour Annoucement:

 

Einstürzende Neubauten(アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテン)はアルバムの発売を記念するツアー”alien pop music 2024”の開催を発表した。5月9日のウイーンでの公演を筆頭に、ロンドンを始め、ヨーロッパ各国をめぐり、故郷のドイツ公演を経て、10月29日にベルギーのアントワープの公演でこのツアーを終える。ヨーロッパツアーの公式フライヤーは下記の通り。

 

 


Einstürzende Neubauten:



1980年代、西ベルリンの非常事態の中で生活していたクリエイティブな若者たちの多くは、その非常事態をある種の正常さとして受け止めていた。そう、それは何でも可能に思えた時代だった。



ブリクサ・バーゲルドは、1980年4月1日にムーン・クラブで演奏しないかと誘われたとき、EINSTÜRZENDE NEUBAUTENというバンドを思いつき、ギグを引き受け、数人の友人に電話をかけた。

 

バンドの初期メンバーは、その晩たまたま時間があったミュージシャンたちだった。アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンの正式な誕生は、一般的にこのコンサートと結びつけられている。確かに、このバンドがこれほどまでに高い生産性を維持し続け、40年近く経った今でも健在であるとは、当時は誰も予想できなかっただろう。



2017年1月、ハンブルクの壮大な会場「エルプフィルハーモニー」でのダブル・コンサートを皮切りに始まった「グレイテスト・ヒッツ」ツアーは、記録的な速さでソールドアウトとなり、アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンというバンドが、約37年という最も濃密な音楽的恍惚の時を経た今もなお健在であることを示している。この刺激的なバンドの波乱に満ちた歴史の概略を記すならば、この歩みを当然視すべきではないことがわかる。



1981年11月にリリースされたデビュー・アルバム『Kollaps』で、アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンは従来のリスニング習慣に宣戦布告した。このアルバムは実際には「聴こえない」レコードであり、メインストリームのサウンドによって鈍化してしまった期待や聴き方に対して真っ向から挑戦を挑んだ。


アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンは、ドイツでは希少なバンドであり、その独自のトレンド・ミックスを通じて、国際的に本物のインパルスを発信している。

 

ダンス・シアターからビジュアル・アートまで、他の多くのバンドや芸術ジャンルに影響を与え、シュリンゲンジーフからタランティーノまで、今日に至るまで映画にも影響を与えている。メディアは当初、このバンドを奇妙な「分断都市の珍品」と嘲笑したが、瞬く間に、現在とポップカルチャーの名だたる偉人の一人として世界中にその地位を確立した。全世代に影響を与え、今日でも実験的なサウンドアートやパフォーマンスの青写真をしばしばコピーしている。



アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンは、"音楽 "という言葉を独創的かつ先鋭的に再定義することを特徴としている。例えば、日本の映画監督・飯石聰亙のような、一風変わった先駆的なコラボレーションにもしばしば参加している。

 

また、ペーター・ザデック、ハイナー・ミュラー、レアンダー・ハウスマンら著名な演出家やドラマツルグとの演劇プロジェクトを通じて、バンドは広範囲な経験を共有しており、その様子はアート・プレスによって陶酔的に記録されている。また、ドクメンタ7、パリ・ビエンナーレ、バンクーバー万博など、国際的な文化イベントにも招待されている。

 


Olivia Rodrigoが2ndアルバム『GUTS』のデラックス・エディション『GUTS(spilled)』をリリースした。リリースに伴い、トラック「Obsessed」の新しいミュージックビデオが公開された。


今週初めにシカゴのステージで初めて発表された『GUTS (spilled)』には、新曲 「So American 」に加え、『GUTS』のヴァイナル盤のシークレット・トラック、「Obsessed」、「Girl I've Always Been」、「Scared of My Guitar」、「Strange」が収録されている。 アルバムのストリーミングは以下から。


「Obsessed」の新しいミュージックビデオでは「Miss Right Now」と書かれたたすきをかけたロドリゴが、元恋人のためのアワード・ショーで、現在交際している元恋人たちと対面する。以下のビデオをご覧ください。


他のロドリゴのニュースでは、彼女はまだ8月まで続く "GUTS World Tour "の真っ最中であり、その道中、彼女のリプロダクティブ・ライツ・イニシアチブである''Fund 4 Good''を支援している。次いで直近のツアーでは、コンドームとプランBを含む無料の避妊キットを配布している。



「Obsessed」

 

 

 

 Streaming:

 

 


カナダのシューゲイザーデュオ、Softcultが新作EP『Heaven』の詳細を発表した。この発表に伴い、彼らは新曲「Spiralling Out」とビデオを公開した。

 

「この曲は、ある状況を何度も何度も反芻してしまう時のことを書いた。そのスパイラルから抜け出すには、いくらセルフトークをしても無駄だと感じることがある。すべてがコントロール不能で、世界がカーニバルの乗り物のようにぐるぐる回っているように感じる」


ビデオについて、ソフトカルトのメルセデスは「モーションはミュージック・ビデオの大きな要素でした。不安なスパイラルに引き込まれていく感覚を呼び起こしたかった。世界が自分の周りで制御不能に回転している感覚を再現したかった」と説明している。


"スパイラル・アウト "は、資本主義に対する批評である "Shortest Fuse"、デュオが過去の人間関係で受けた影響の余韻を解き明かした "Haunt You Still"、そしてEPのタイトル・トラックである "Heaven "に続く、4曲目のトラックである。


EP全体について、バンドは次のように語っている。「このEPには根底にあるテーマがある。私たちは、私たちの社会の中の矛盾や、理想的な世界がどのようなものなのか、そして私たちがその現実にどれだけ近づいているのか、あるいは遠ざかっているのかについて書きたかったのです。そもそも「天国」とは何なのか?それはおそらく、誰に尋ねるかによる...。天国はご褒美?この惑星で生きている間、カードを正しく使い、決められたルールのリストに従って生きていれば、いずれは行ける場所なのか?そのルールは誰が決めたのか?そのルールは私たちにどのような影響を与えるのか?」


「もしかしたら天国は、気まぐれに入る価値があると判断された人々のためのユートピア的な目的地ではないのかもしれない。もしかしたら、現在この地球上で生きている私たちの人生は、私たちがその存在を知ることのできない死後の世界を保証する、つまらないテスト以上のものなのかもしれない」


「私たちの人生の総和は、私たちが残した遺産であり、生きている間に起こした変化であり、私たちが触れた人々と私たちが起こした影響なのかもしれない。私たちは、自分が死んだ後により良い場所を望むのではなく、生きている間に、自分の住む世界を人類にとってより良い場所にすることにもっと集中すべきなのかもしれない。天国」とは、私たちがまだここにいて体験できる間に、私たちの生活や愛する人たちの生活の中に、地上に存在する場所になり得る。死後の世界で何が待っているかに執着するのではなくて、私たちはこの地上にあるものに注意を払うべきなのかもしれない」


「Spiralling Out」



新作EPからタイトル曲「Haunt You Still」が先行シングルとして公開されています。



Soft Cult 『Heaven』

 

Tracklist:


Haunt You Still

One Of The Pack

Spiralling Out

9 Circles

Shortest Fuse

Heaven

 


ジョン・グラント(Joh Grant)がニューアルバム『The Art of the Lie』を発表し、ディスコポップ風の軽快なファーストシングル「It's a Bitch」をリリースし、同時にミュージック・ビデオを公開した。新作『The Art of the Lie』はベラ・ユニオンから6月14日にリリースされる。

 

ジョン・グラントは米国の歌手であり、かつてオルタナティヴロック・バンド、ザ・ザーズの創設メンバーでもあった。現在はリードシンガー、ピアニスト、ソングライターとして活動している。ソロシンガーとしては着実に実績を積み重ねている。ソロデビューアルバム『Queen of Denmark』(2010年)はMojo誌の年間ベストアルバムに選ばれた。続くセカンドアルバム『Pale Green Ghosts』(2013年)はRough Trade誌の年間のベストアルバムに選ばれた。

 

3rdアルバム『Grey Tickles, Black Pressure』(2015年)は広く批評家の称賛を受け、全英アルバム・チャートで5位を記録、4thアルバム『Love Is Magic』(2018年)は全英トップ20入りを果たした。

 

5枚目のアルバム『Boy from Michigan』(2021年)も絶賛された。また、ライヴ・アルバム『John Grant and the BBC Philharmonic Orchestra』をリリース: ライブ・イン・コンサート』(2014年)では、BBCフィルハーモニー管弦楽団の伴奏で、最初の2枚のアルバムからの曲を演奏した。


ジョン・グラントはこのアルバムでプロデューサーのアイヴァー・ゲストと仕事をした。2人の出会いのきっかけは、グレース・ジョーンズがキュレーションし、ゲストがプロデュースした「メルトダウン・フェスティバル」にグラントが出演したことだった。ゲストはジョーンズの『ハリケーン』とブリジット・フォンテーヌの『禁酒法』をプロデュースした。「グレースとブリギットは、私にとってとても大きなアーティストです。彼が彼らのために作ったアルバムが大好きだ。ハリケーンはグレースのカタログの中で欠かすことのできない作品なんだ」


このことがきっかけで、グラントはゲストに一緒に仕事をすることを提案した。「私は言ったんだ。彼は『君の言う通りだ』と言った」とグラントは言う。


プレスリリースでは、このアルバムをローリー・アンダーソン、『アート・オブ・ノイズ』、ヴァンゲリスの『ブレードランナー』のサウンドトラック、そして "ジョン・カーペンターもメンバーだったらカーペンターズ "に例えている。


アルバムのタイトルとそのテーマは、現在の政治情勢にインスパイアされている。ドナルド・トランプの自伝的な著書『The Art of the Deal』は、今やMAGAの弟子たちの間では単なる聖書の一冊に過ぎず、トランプ自身は天から遣わされた救世主のようにと見なされることもある。なぜなら、神はあなたが金持ちになることを望んでいるからです」とグラントは説明する。「このアルバムは、人々が信奉する嘘と、その嘘がもたらす心の傷について描いたものでもある」


「It's a Bitch」

 

 

John Grant 『The Art Of Lies』

Label: Bella Union

Release: 2024/06/14


Tracklist: 

1. All That School For Nothing


2. Marbles


3. Father


4. Mother and Son


5. Twistin Scriptures


6. Meek AF


7. It’s a Bitch


8. Daddy


9. The Child Catcher


10. Laura Lou


11. Zeitgeist

 

Pre-order::

https://johngrant.ffm.to/theartofthelie 

©︎Shervin Lainz

本日、LAのエクスペリメンタル・ポップ・アーティストが新作アルバム『Gemelo』『双子』)を発表した。Angelica Grcia(アンジェリカ・ガルシア)は先週末、SXSWのショーケースに出演したばかり。


リード・シングルの「Color De Dolo」は、"The Color Of Pain "と訳され、セルジ・カステッラが監督を務め、カリフォルニアのシミ・バレーで撮影されたミュージック・ビデオが公開されている。

 

「悲しみにはニュアンスがあり、時に痛みは美しさと絡み合うことがある」とガルシアは声明で述べた。『Gemelo』は、悲嘆のプロセスを探求する作品群であり、その中にある光と影を認めている。

 

「『Color De Dolor』は『Gemelo』のために書かれた最初の曲だ。この曲は、私が悲しみと向き合った最初の曲でもある。Color De Dolor」は、まるでジャングルの中を歩いているような、質感のある青々とした曲にしたかった。私にとって、その万華鏡のような質感は、悲しみと美しさを示している」


Gemeloはアンジェリカにとって非常に重要な作品であり、ほとんどスペイン語で歌われた初めてのアルバムであるだけでなく、先祖代々の祭壇を深く探求する初めての作品でもある。「氷水に落とされたような感じだった」と彼女は言う。


エルモンテでメキシコ人とエルサルバドル人の両親のもとで育ったガルシアは、ずっと音楽に囲まれて生きてきた。母親はホット100のトップ40に入るヒットを飛ばしたアーティストで、継父は神父になる前はA&Rの仕事をしていた。今、彼女の背後には風のような成長と探求があり、ガルシアは自己の最も明確で完全なビジョンに到達した。


『Gemelo』はカルロス・アレヴァロがプロデュースし、ヴァージニアで1ヶ月半かけて録音された。ほぼ全編スペイン語で歌われたガルシア初のアルバムだ。『Color De Dolo」のビデオは以下から。



Angelica Garcia 『Gemelo』

Label: Partisan Records

Release: 2024/ 06/07


Tracklist:


1. Reflexiones

2. Color De Dolor

3. Juanita

4. Ángel [eterna]

5. Mirame

6. Y Grito

7. El Que

8. Intuición

9. Gemini

10. Paloma

 

「Color De Dolo」


ベルリンを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、作家のF.S.Blummが、LEITERよりニューアルバム『Torre』を発表した。アルバムの先行シングル「Aufsetzer」がリリースされた。


2021年にリリースされたニルス・フラームとのコラボレーション・アルバム『2X1=4』に続き、「大人のための癒しの音」という副題が付けられたこの新譜は、イタリアのリビエラで過ごした数ヶ月にインスパイアされ、「村の教会の鐘の音と犬の鳴き声の間の静寂の隙間」でギターが録音された。


ベルリンを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、作家のF.S.Blummが、4月26日にLEITERからリリースするニューアルバム「Torre」の詳細を発表しました。


このアルバムは、2021年にリリースされたニルス・フラームとのコラボレーション・アルバム「2X1=4」、2022年に自身のインプリントであるBlummrecからリリースされた最新ソロ・アルバム「Kiss Dance Kiss」に続く作品。


Soothing Sounds For Adults(大人のための癒しの音)」という非公式なサブタイトルを持つこの新作は、イタリアのリヴィエラで過ごした数ヶ月にインスパイアされたもので、ギターは「村の教会の鐘の音と犬の鳴き声の間の静寂の隙間」で録音された。チェリストのアンネ・ミュラーとクラリネット奏者のミヒャエル・ティーケをはじめ、複数のミュージシャンが全13曲に参加し、F.S.ブルム・トリオとしてブルムのライヴに参加する。


ブルムは、かつてピッチフォーク誌で「とても魅力的な音楽」と称賛されたことがある。1998年に17曲入り33回転7インチ『Esst Obst!』のフラームとの複数のリリースのほか、デイヴィッド・グラブスやリー・スクラッチ・ペリーとのレコーディングなど、多作な共同制作で知られてきたが、ラジオドラマのプロデューサーとしても権威ある賞を受賞している。


しかし、『Torre』では、古典的な訓練を受けたギタリストとしてのルーツに戻り、2006年の『Summer Kling』を筆頭に、以前のレコードのスタイルをさらに発展させ、彼がインストゥルメンタルの「チェンバー・ポップ」、あるいは、もっとロマンチックに「遠くを見つめるための音楽」と呼ぶものにアレンジしている。


「Torre』には、著名なチェリスト、アンネ・ミュラーとクラリネット奏者、ミヒャエル・ティーケをはじめ、高名なミュージシャンが13曲すべてに参加しており、ブルームはF.S.ブルーム・トリオとしてライブに参加する。「Torre』は4月26日より限定盤と全デジタル・プラットフォームで発売されます。



F.S Blumm 『Torre』



Label: Leiter

Release: 2024/04/26


 Tracklist:


1.Da Ste (Intro)

2.Aufsetzer 

3.Bitter Mild

4.Di Lei

5.Schein Es

6.Kurz Vor Weiter Ferne

7.Bhf Bral

8.Wo Du Wir

9.Frag

10.Hollergrund

11.Daum

12.Shh

13.Da Ste (Coda)



 


デュア・リパがニューアルバムを正式に発表した。2020年の『Future Nostalgia』に続くアルバム『Radical Optimism』は5月3日にリリースされる。
 
 
先にリリースされたシングル「Houdini」と「Training Season」が収録されている。ジャケットアートワークとトラックリストは以下をチェック。
 

「数年前、友人がラディカル・オプティミズムという言葉を紹介してくれた。そのコンセプトは私の心に響いたし、それを自分の人生に織り込んで遊び始めたら、もっと興味が湧いてきた。カオスを優雅に乗り越え、どんな嵐も切り抜けられるような気がする。それと同時に、サイケデリア、トリップホップ、ブリットポップといった音楽の歴史にも目を通すようになった。サイケデリア、トリップ・ホップ、ブリット・ポップといった音楽の歴史は、私にとって常に自信に満ちた楽観的なもので、その正直さと姿勢は、レコーディング・セッションに持ち込んだ感覚」
 
 
アルバムでの彼女の主要なコラボレーターは、『Houdini』や『Training Season』と同じだ: テーム・インパラのケヴィン・パーカー、キャロライン・ポラチェック/チャーリーXCXのコラボレーターであるダニー・L・ハーレ、トビアス・ジェッソ・ジュニア(アデル、ハリー・スタイルズ、マイリー・サイラス)、キャロライン・アイリン(リパのヒット曲の共同作曲者)である。

 
ニューアルバムがどのようなサウンドになるのか、事前情報はほとんどない。彼女は最近、ニューヨーク・タイムズ紙に「1970年代スタイルのサイケデリア」にインスパイアされていると語っている(そのような兆候はほとんどないが)。2022年初頭、リパは自身のポッドキャスト『デュア・リパ:アット・ユア・サービス』でエルトン・ジョンにアルバムは半分ほど完成していると話していた。
 
 
同年末にVarietyの取材に対して、デュア・リパは次のように述べた。「制作を続けているうちに一転して、まとまりのあるサウンドになりつつあると今は本当に感じている。だから、新年の初めの数カ月は書き続けて、それが私をどこに連れて行くのか見てみようと思っている。アルバムはこれまでとは違っていて、ポップであることに変わりはないんだけど、サウンド的にも違うし、歌詞のテーマもより明確になっている。タイトルを言えば、すべてが理解できるだろうね」



 
Dua Lipa  『Radical Optimism』



Tracklist:

1. End of an Era
2. Houdini
3. Training Season
4. These Walls
5. Whatcha Doing
6. French Exit
7. Illusion
8. Falling Forever
9. Anything for Love
10. Maria
11. Happy for You

 

 

渋谷系”の愛称でJ-POPのシーンを牽引したカジ・ヒデキが五年ぶりの新作アルバムを引っ提げて帰ってくる。

 

カジ・ヒデキは新作アルバム『Being Pure At Heart~ありのままでいいんじゃない」の制作を発表した。アーティストにとって19作目となるフルレングスは4月24日に発売される。オリジナル盤と合わせてフィジカルのデラックス・エディションも発売。デラックスバージョンにはオリジナルのアルバムに7inchシングルとキーホルダー、ポストカードなど特典グッズが付属する。

 

アルバムの発表に合わせてタイトル曲が本日配信リリースされた。アルバムの詳細と合わせて下記よりチェックしてみよう。

 

この作品で、カジ・ヒデキは渋谷系、そしてアーティストの原点に立ち返り、ネオ・アコースティック/ギター・ポップの音楽性をあらためて再訪している。果たして新作はどのような内容になるのだろう??

 

 

カジヒデキのコメント:

 

ーーこのアルバムは、カジヒデキの一番大きな音楽的ルーツである『ネオ・アコースティック』『ギターポップ』と言われるジャンルに、今一度真剣に向き合った作品になりました。実は最初からそう思っていた訳ではありません。

 

このアルバムの制作に入った2020年頃はより新鮮な音楽を求めて『ネオソウル』や『シティポップ』な楽曲を書き始めていたのです。

 

このアルバムの中で一番最初に配信リリースした『Dreams Never End』や、次作の『Naked Coffee Affogato』(共に2021年発売)がソウル・フィーリングなのはそのためです。

 

ただ、コロナ禍が一向に収束しない中で、自分自身を見つめる機会が増えた事、そして、僕のルーツである80~90年代のUKインディー・シーンをテーマにした2本のドキュメンタリー映画(注1)を見て大きな感銘を受け、良いメロディと美しいギターのアルペジオやフレーズに溢れたあの頃の音楽を再び鳴らしてみたいと思った事が、ネオ・アコースティック(以下ネオアコ)に向かわせた大きな理由と言っていいでしょう。


そのネオアコやギターポップと言われる音楽の重要な要素は、なんと言ってもギター!!「優れたセンスとテクニックを持つギタリストとチャーミングなヴォーカリストが居て成り立つジャンル」と僕は思っているのですが、今作に収録した12曲の楽曲に対し7名のギタリストに参加してもらい、それぞれのカラフルなスタイルで、ネオアコの持ち味であるジャンルを超えた自由な発想で、個性豊かに表現してもらいました。


このアルバムの参加ギタリストは、中森泰弘 (ヒックスヴィル)、深沼元昭 (PLAGUES, Uniolla)、永井聖一 (QUBIT, TESTSET)、佐藤寛 (KONCOS)、牛尾健太 (おとぎ話)、オオニシレイジ (Nagakumo)、そして僕カジヒデキと、ベテランから若手有望株まで素晴らしいラインナップになりました。

 

ちなみに女性コーラスも素晴らしく、真城めぐみ、ミサト(Crispy Camera Club)、みらん、kiss the gambler、Nao☆(Negicco)とこちらもベテランから若手有望株までずらり・・・。

 

また、このアルバムは、四季の彩りを描いたカレンダー・アルバムである事もコンセプトの一つです。(From Season to Season by The Arcadians)

 

2020年に始まったコロナ禍。時間が止まったような毎日。否が応でも日々の暮らしに目がいき、季節の移り変わりを強く感じたこの4年間。2021年6月にリリースした配信シングル『Dreams Never End』から、その時々の季節に合わせて、季節を意識したシングルを発表して来ました。

 

そもそも、コロナ禍に突入した頃、プロデューサーの堀江博久氏から、僕の楽曲の約80%は「夏をテーマにした『サマーソング』ではないか?」と指摘されました。

 

それは大袈裟だとしても、元来ネオアコ ・ボーイ(&伯父さん)である僕はサマーソング好き! しかしそれは見直した方が良いのではないかと、改めて、これまで僕が書いてきた夏以外をテーマにした楽曲を聴き直しました。

 

コロナ禍に隔月で開催してきたライブ・イベント『IVORY CAFE』で演奏をする中で、それぞれの季節に、その季節の歌を歌うことの風情や心地良さを感じた事は、このアルバムに繋がる大きな収穫でした。

 

カレンダー・アルバムの名盤と言えば、やはり大瀧詠一さんの『NIAGARA CALENDAR』。ジュリー・ロンドンの『カレンダー・ガール』も魅力的な一枚。僕はブリッジの頃に『トラットリア・カレンダー』のサウンドトラック的なカレンダー・コンピレーション・アルバム『The World Shines Brightly』を監修した事があります。



そして、このアルバムは『青春賛歌』でもあります。ほとんどの歌詞はPOPSやROCKの基本である『BOY MEETS GIRL』であり、青春映画そのものです。

 

コロナ禍において『愛する人と居る時間の尊さ』は、日々の生活の中でとても大切なテーマになり、『愛』『生きること』『友』がこのアルバムの重要なキーワードになっています。


97年1月にリリースされたソロデビューアルバム『ミニスカート』以来、これまでに数多くの作品をスウェーデンでレコーディングしてきましたが、今回はマスタリングをThe MopedsのDavid Carlsson氏に依頼。

 

The Mopedsには90年代、僕の楽曲やライブでホーンを吹いて貰ったり、2000年にリリースした『You Will Love Me』を一緒にレコーディングした仲。北欧の優しくマイルドな空気でアルバムを包み込んでくれました!!



このアルバムはこの4年間の記録であり、「DREAMS NEVER END = 夢は決して終わらない。夢を諦めない」為に、この16の季節の中で僕自身の気持ちの移り変わりを「PURE」な気持ちで表現した、本当の意味での”シンガーソングライター的な作品”になったと思います。ーー

 

 


・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない (Single)」




Digital | BBC017_1 | 2024.03.13 Release | Released by BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

 

配信リンク:  https://ssm.lnk.to/BPAH


Being Pure At Heart

(Hideki Kaji / Hideki Kaji)

produced by Hirohisa Horie and Hideki Kaji


Hideki Kaji - vocal, electric & acoustic guitars, bass, chorus

Hirohisa Horie - keyboards

Reiji Onishi - electric & acoustic guitars

Hideki "GEN" Hara - drums

Kanafun - chorus

 

recorded by Kosuke Takahashi at STUDIO K5

vocal recorded by Shuhei Ueda at Itsutsuji Sanbou

mixed by Zin Yoshida at Garden Wall

Mastered by David Carlsson at Gula Studion (Sweden)

 

 

・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない (New Album)」



 
Digital | BBC017 | 2024.04.26 Release | Released by BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

 

PRE-ADD/PRE-SAVE(ご予約):  https://ssm.lnk.to/BEINGPUREATHEART



・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない [Deluxe Edition]」

 


 PRE-ORDER(ご予約): https://fikarast.thebase.in/items/84136404

 

<予約受付期間>3月15日(金)正午から4月05日(金)23:59まで受付いたします。数に限りがございますので、お早めのご予約をお願いいたします。


・10,000 Yen
・CD [ BEING PURE AT HEART~ありのままでいいんじゃない]
・7INCHアナログ盤 [ BEING PURE AT HEART / Dreams Never End」*単品リリースの予定はございません
・A2 Poster ZINE
・アクリル・スタンド・キーホルダー
・オリジナル・デザインの手拭い(900 X 330)
・5枚組ポストカード・セット
・オリジナル・バッジ




カジヒデキ:


千葉県富津市出身。富津市観光大使。

1997年1月に発表した1stアルバム「MINI SKIRT」では、世界的なブームになる直前のスウェディッシュ・ポップの要素を取り入れ、30万枚を超える大ヒットを記録するなど、90年代の渋谷系を牽引した。

その後もトーレ・ヨハンソン、エッグストーン、パステルズ、ベルトラン・ブルガラらと制作した作品を発表するなど自身のルーツとなるネオ・アコースティックをベースに音楽的な領域を拡げている。2024年4月24日に約5年ぶり19枚目のアルバム「BEING PURE AT HEART  〜 ありのままでいいんじゃない」の発売が決定している。

 


ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズがニューアルバム『Wild God』を発表し、ファースト・シングルとなるタイトル曲 を公開した。『Wild God』は8月30日にバッド・シード/プレイ・イット・アゲイン・サムからリリースされる。


ケイヴとバンドメイトのウォーレン・エリスがプロデュースし、デヴィッド・フリードマンがミックスを担当した。


ケイヴは2023年の元旦からアルバムを書き始め、フランスのプロヴァンスにあるミラヴァル・スタジオとイギリスのロンドンにあるサウンドツリー・スタジオでレコーディング・セッションが行われた。


ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズは、ケイヴ、エリス、トーマス・ワイドラー、マーティン・ケイシー、ジム・スクラヴノス、ジョージ・ヴィジェスティカの6人。このアルバムには、レディオヘッドのコリン・グリーンウッド(ベースを担当)とルイス・アルマウ(ナイロン弦ギターとアコースティック・ギター)も参加している。


「このアルバムが、私に与えたような影響をリスナーにもたらしてくれることを願っている」とケイヴはプレスリリースで語っている。


「このアルバムはスピーカーから飛び出してきて、私はそれに飲み込まれてしまう。このアルバムは複雑なレコードだが、同時に深く、楽しくもある。私たちがレコードを作るとき、決してマスタープランはない。レコードはむしろ、それを演奏した作家やミュージシャンの感情の状態を反映するものなのだ。これを聴いていると、どうだろう、私たちは幸せなんだと思えるよ」


ケイヴはこう付け加えた。 「ワイルド・ゴッド......このレコードにはふざけたところはない。ヒットしたら、ヒットする。それはあなたを持ち上げる。感動させてくれる。それが大好きなのさ」



Nick  Cave  & Bad Seeds  『Wild God』




Tracklist:


1. Song of the Lake

2. Wild God

3. Frogs

4. Joy

5. Final Rescue Attempt

6. Conversion

7. Cinnamon Horses

8. Long Dark Night

9. O Wow O Wow (How Wonderful She Is)

10. As the Waters Cover the Sea

 

©Jacob Boll


ロサンゼルスを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、ヴィジュアル・アーティストのマル・ノット・バッド(Mal Not Bad)が、デビュー・アルバム『This Is Your New Life』を発表した。

 

アルバムは今年後半にリリースされる予定で、ニューシングル「No Worries」がリリースされた。以下よりチェックしてほしい。


「"No Worries "は、プロテスト・ソングとコミュニケーションの難しさを反映した曲です。この曲はパンデミック(世界的大流行)真っ只中の時期に書いた。それは、言葉や写真やドキュメンテーションがその力と意味を失ったときに起こる混乱を指し示している」

 

「この強烈なサイクルは、振り払うことがほとんど不可能に感じられ、私たちの身近にいる人々との日常的な会話にまで落とし込むことができる。このことを理解することで、意図と忍耐をもって耳を傾け、話すことができるようになる」

 

 「Worries」は、マル・ノット・バッドの音楽作りに対する大胆不敵なアプローチを示している。ファイスト、エイフェックス・ツイン、デヴィッド・トゥインなど、多様な影響からインスピレーションを得ている、 エイフェックス・ツイン、デヴィッド・バーンなど、様々な影響からインスピレーションを得ている。アヴァンギャルドなエレクトロニック・エレメントと生楽器をシームレスに融合させた。魅惑的で革新的な音の風景を生み出している。

 

 

Mal Not Bad 『This Is Your New Life』

 

 

Tracklist:


1. Far Gone

2. AP

3. No Worries

4. Cycle

5. Cycle (outro)

6. Come On/Hard Times

7. Inst II Pt. I

8. Inst II Pt. II

9. Life

10. Mustang [feat. Junaco]

11. Inst I

12. Dodgeball

 


「No Worries」

 



リバプールのデュオ、King Hannah(キング・ハンナ)が、2022年のデビューアルバム『I'm Not Sorry, I Was Just Being Me』に続く作品を発表した。


タイトルは『Big Swimmer』で、5月31日にCity Slangからリリースされる。アリ・チャントがプロデュースしたこのアルバムには、シャロン・ヴァン・エッテンが2曲参加している。


「私は机の前に座っていて、この曲が流れてきたのを覚えています。ビッグ・スイマーという比喩は即座に正しいと感じました。でも、この曲がリスナーにも問いかけているのが好きなんだ。何か困難なことに直面したとき、泳ぎ続けるのか、それとも飛び出してタオルを手に取るのか。正解はないけれど、力を与えてくれるし、このアルバムには必要なことだと感じている」



King Hannah 『Big Swimmer』



Label: City Slang
Release: 2024/05/31


Tracklist:

1. Big Swimmer [feat. Sharon Van Etten]
2. New York, Let’s Do Nothing
3. The Mattress
4. Milk Boy (I Love You)
5. Suddenly, Your Hand
6. Somewhere Near El Paso
7. Lily Pad
8. Davey Says
9. Scully
10. This Wasn’t Intentional [feat. Sharon Van Etten]
11. John Prine On The Radio



「Big Swimmer」